魔王「勇者にリベンジする!」側近「マジで?」 (17)

魔王「勇者に負けて一年……私達がどれだけの苦渋を舐めてきたか!」


側近「魔王様が美人なもんで、見逃してくれたッスからねー、あの甘ちゃん勇者」


魔王「しかし私達魔族は闇の力を取り上げられ著しく弱体化したわ」



側近「闇の力の源である闇の泉も消滅。魔王様の力の核も破壊されたッスからねー……どうしようもないッスよ、マジで。勇者はおろかその辺の屈強な冒険者にすら勝てないッスよ、もう」


魔王「そして領土すら奪われ……私達はこの城があるから良いけど、各地に散りじりになった仲間達は人間共の迫害を受けているこの現状……私はもう耐えられない!」



側近「気持ちは有難いけど、どうしようもないッスよ。俺ら城の住人の安全が保証されているだけ……」



魔王「いえ、それは今の勇者の進言により生かされているだけ。いつ過激派の人間共が私達を殺しに来るかもわからないわ。私はいい。敗軍の将としていつでも死ぬ覚悟はある。しかし……今この城で生きていることに安堵している者達や、今も各地で私達の助けを待っている同志達を思えば……私はこんな所で手をこまねいてるわけにはいかないの」


側近「確かにそうッスけど……勝算は?俺も魔王様が動くならその命には従うッス。けど、このままじゃあ……」


魔王「わかってる。そろそろ極秘任務を終えた参謀が戻ってくるはず」









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参謀「ーーー我が麗しの魔王様!この参謀、ただいまお戻りになりました!!」


側近「相変わらずやかましい女ッス」


魔王「ご苦労。それで、首尾はどう?」


参謀「魔王様から承った、闇の力に代わる我ら魔族の新しい力の元を探す任務……確かに完遂しました!ああ、美しい……このまま溶けてしまいそうだ……」


側近「新しい力。なるほど、それを新しい媒介にして力を取り戻すんスね!けど、そんな都合のいいものが……」


魔王「これは賭けだったわ。貴重な戦力である参謀を危険に晒してまで見つかるかどうかわからなかったけど……でも良かった!ありがと、参謀!」ギュッ


参謀「ああああ、ありがたき、幸せぇぇぇぇ!!」


側近(こんな変態だけど、その頭脳は魔界一ッスからねぇ……変態だけど)


魔王「それで、どうなの!?」


参謀「ははっ!人間界を旅しているうちに、私は凄まじいエネルギーを発見しました。海のように大量にありながらも、無駄に廃棄されていくもの……ついに見つけたのです!我らの力になる、莫大なエネルギーを!」


側近「そんなものが、本当に……?」


魔王「そのエネルギーは何!?」



参謀「ーーー人間のオナニーにより産み出される、精液達です!」

魔王「せ、せいえき……?」


参謀「そうです!!オナニーという行為は、それ自体が莫大な生命力を生み出し……そして最後には、生命力の結晶とも言える液体が放出されます!!しかも世界中で何億ともいる人間共が毎日のように発している!!活用も出来ず、ただただ無駄に放出されるエネルギー……これぞ闇の力に代わる新たな力です!」


側近「バカじゃないッスか!?よりにもよってオナニーだって!?アホも休み休み言えよ変態がぁ!!」



参謀「……ちなみに、旅に出る前からだいたいの構想はしてましたので……側近のオナニーを隠れて観測した所、確かに強いエネルギーを感知しました。そして、このエネルギーは全世界で無数に生み出されている……それで確信したのです!」


魔王「ほう……」


側近「いやいや、隠れて観測って何ぃ!?俺のプライバシーが!プライバシーが!!」


参謀「相変わらずうるさいなぁお前は。誰もお前の汚らわしいものなんて興味ないよ、粗チン」



側近「ひでぇぇぇぇ!!元々酷いのにトドメまで刺しやがったこの女ぁぁぁ!!」



魔王「なるほど、わかった」


側近「魔王様もなんでそんな冷静なんすかぁぁぁ!もっと言うことあるでしょ!?」


魔王「騒ぐな、側近。私達魔族の光明がようやく見つかったのだ」



魔王「……それで、オナニーとは、何だ?」



側近「」

参謀「」

参謀「魔王様、オナニーというのはですね……」


側近「やめろぉ!無垢な魔王様を汚さないでぇぇぇ!」


魔王「しかしな、側近。これから私達の力になるものの事を知らんわけにもいくまい?」


側近「そうッスけど!でもダメなんッス!!絶対だめぇ!!」


魔王「何を慌てている……ああもう、お前がいると話が進まん。少し黙っていろ」



側近「そんなぁ……」グスン




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


参謀「まあつまり、オナニーというのはそこの汚らわしいオスが自分の欲求を満たすために行う、1種の儀式のようなものです」


魔王「ほう。しかし、それが力になるものなのか?」


参謀「行為中にはかなりの生命力が放出されると言いましたよね?それを吸収、そして留めておく機械を作れば理論上はOKなはず」


魔王「なるほど……では参謀に作戦の全指揮を任せる。必ずや、その力を我が魔族のモノにするのだ!」


参謀「はっ!!」


エロ?ははは、嫌だなぁ。健全なSSですよ(白目)

数日後

参謀「やっと完成した……」


側近「それが、例の?」


参謀「そうだ。まだ計画の第一段階だからな!」



側近「思ってたんスけど、そんなエネルギーをどうやって調達するッスか?弱体化した俺らじゃ大量に人間を攫っていくなんて……」



参謀「第一段階だと言っただろう。まずはこの装置にこの城のオス共のOP(オナニーパワー)を貯蔵する。一ヶ月くらいかけてな。精力というのは休めば無限に回復し、いくらでも抽出出来るというのが良い所だ」



参謀「まずは側近。初被験者としての有難い名誉をお前にやろう」



側近「ふざけんなッス!!誰が好んでそんな恥ずかしい真似を……」


側近「だいたい、そんなすぐにやれって言われても……」


参謀「『ああ、魔王様。もっとッス~!!』」


側近「!?」


参謀「妄想だけでよくもまあ毎晩出来るものだよ。魔王様はそれはそれは美しいから仕方ないけど」


側近「お、おま……」プルプル



参謀「しかし私も鬼ではない。……ちゃんとしたオカズ、欲しいだろう?」ニヤッ

側近「こ、これは!?」


参謀「魔王様の寝起き写真……着替え中……etc、etc」


側近「ゴクッ」


参謀(流石に過激なものはすべて私の家宝として門外不出だが……魔王様を想うチェリーにはこれくらいでも相当な刺激だろう)



参謀「どうかな?名誉ある最初の被験者の任、受けるか?」



側近「……条件が、あるッス」



参謀「ほう?」



側近「被験者は……俺だけで充分ッス。だから……」



参謀「なるほど、言いたいことはわかった。お前だけにこの写真を提供すればいいんだな。もちろん、新しいものが手に入ったらすぐ回してやろう」



側近「おう!やるッス!魔王様のために!」



参謀(チョロイ)

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