女神「魔法系勇者ですか剣術系勇者ですか」勇者「えっと・・・・・・」 (15)

勇者「格闘系勇者というのはありませんでしょうか?」

女神「毒のモンスターにどう立ち向かうのですか?」

勇者「それでは僧侶系勇者というのは」

女神「それは僧侶ですねよね」

勇者「それでは肉食系勇者というのは」

女神「それは性格の問題ですよね」

勇者「………」

女神「魔法系勇者ですか? それとも剣術系勇者ですか?」

勇者「……それじゃあ、このお得なハッピーセットを」

女神「それはあなたが持っていたファーストフードのチラシですよね」

勇者「………」

女神「………」

勇者「あの——

女神「ぶつぶつ呪文唱える系勇者ですか? それとも強くなることしか興味のない陰険勇者ですか?」

勇者「剣術系勇者でお願いします! みんなの事をばかり考える明るい勇者で!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370914806

女神「仲間はおっぱい大きめの顔面偏差値46僧侶ですか? それともちっぱいの顔面偏差値49僧侶ですか?」

勇者「発育の良い顔面偏差値60オーバーでお願いします!」

女神「はい」

勇者「通るんですね」

女神「女神ですから」

勇者「尊敬します」

女神「恐縮です」

勇者「………」

女神「もう一人のお仲間は、身長があなたより20センチほど高い顔面偏差値46の魔法使いですか? 身長があなたより15センチ低い顔面偏差値42の魔法使いですか?」

勇者「小さくて無口でショートカットで、いつもは興味なさそうに僕に冷たい視線を送るんですけど、本当は大好きで仕方がない顔面偏差値60オーバーの魔法使いでお願いします」

女神「分かりました」

勇者「分かるんですね」

女神「はい、女神ですから」

勇者「女神様と呼んでも良いですか?」

女神「はい、そう呼ばれています」

女神「初期装備は全裸ですか? それとも勇者の家系が代々受け継いできた世界中に封印されし伝説の武器防具ですか?」

勇者「後者でお願いします」

女神「無理です」

勇者「なぜですか?」

女神「服は着られるものではありません。着るものです」

勇者「真理ですね」

女神「あなたを喜ばせたい一心だった訳ではありません」

勇者「淡泊系ツンデレ女子ですね。しかもぬか喜びでした」

女神「申し訳ありません」

勇者「女神様に謝罪されると罪悪感で自殺しそうです」

女神「死んだら我が宮殿の銅像にして差し上げます」

勇者「魂を救ってください」

女神「それは部署が違います」

勇者「それなら仕方ありません」

女神「それでは装備は少しだけ良い物をそろえておきます」

勇者「ありがとうございます」

女神「最後に属性ですが、落雷系勇者ですか? 火災系勇者ですか? 水没系勇者ですか? コンビニの虫がたかっている電灯系勇者ですか?」

勇者「魅力的なのが一つもないんですが。そして最後のは意味不明です」

女神「答えてください」

勇者「女神系勇者でお願いします」

女神「惚れましたか?」

勇者「その美しさに心が吸い込まれそうです」

女神「………」キャーキャー///

勇者「心が外に漏れています」

女神「女神としたことが失礼しました」

勇者「かわいかったです」

女神「………」キョウハオセキハン///

勇者「………」

女神「それではご要望通り七つの属性を完璧に使いこなせる万能属性で受理します」

勇者「言ってみるものです」

女神「それでは、この世界をよろしくお願いします」

勇者「がんばります」







勇者「………夢、か」

勇者(なんだかとてつもなく楽しい夢を見ていたような……)


<ユウシャーイルー?


勇者「あの声は……えっと、顔面偏差値60オーバーのお姉さん系僧侶だ!」ダダッ

僧侶「おはよう勇者」

勇者「おはよう、どうしたの?」

僧侶「どうしたのって、今日旅立ちの日でしょ?」

勇者「えっ?」

勇者(旅立ちって何!? え、俺旅立つの?)

僧侶「さ、行きましょ。魔法使いも待ってるわよ」

勇者(えっ、顔面偏差値60オーバーの寡黙系魔法使いが待ってるの!?)

勇者「うん! 行く!!」タタタッ

魔法使い「………」

勇者「魔法使いちゃん!」

僧侶「お待たせー」

魔法使い「……待ってません」

僧侶「そんなまたまたー、昨日からそこで待ってるくせにー」

魔法使い「……待ってません」

勇者(美人と美少女が並んでおる! 興奮してきた!)モンモン

僧侶「さっ、行きましょう! 世界を救う旅に!!」

勇者「えっ?」

僧侶「えっ?」

勇者「世界を救うの?」

僧侶「世界を救うの」コクリ

勇者「こんな平和な世界で?」

僧侶「こんな魔物もいない平和な世界で」コクリ

勇者「どういうことでしょう?」キョトン

僧侶「説明するわ」

僧侶「私、僧侶」

勇者「あなた僧侶」

僧侶「彼女、魔法使い」

勇者「彼女魔法使い」

魔法使い「………」コクン

僧侶「あなた、勇者」

勇者「俺勇者」

僧侶「勇者のお仕事は?」

勇者(あれ? 俺って仕事してたの? てっきり今まで無職かと……)

魔法使い「……ただの無職にお金は出ない」

勇者「そ、そうだったんだ……」

勇者「それで、俺はどうすればいいの?」

僧侶「世界を救う。それだけよ」

勇者「よし、頑張る!」

魔法使い「……何をがんばるの?」

勇者「世界を救うこと」

魔法使い「……何をがんばるの?」

勇者「あう、え、えっと……」オロオロ

僧侶「まぁ、とにもかくにも旅立ってみましょ」

勇者「はい!」

魔法使い「………」コクン

勇者「この世界ってかつて魔王に支配されたとかあるんですか?」

僧侶「まったくないわよ。至って平和ね。それどころか人間同士の戦争もほとんどなかったわね」

魔法使い「……東西戦争」

僧侶「そうね、今から1000年前に起きた東西戦争が唯一文献で残ってる戦争かしら」

勇者「それって、東の魔法王国と西の剣術王国が戦ったってやつ?」

魔法使い「……そう」

僧侶「最初は何人か死人がでるくらい激しい戦いだったそうよ」

勇者「それでも数人なんだ」

僧侶「そりゃ、死にたくないじゃない」

勇者「うん」

僧侶「そして、どちらの王族とも知り合いの男性が死んだことで戦争は終結したわ」

勇者「戦争で死んだの?」

僧侶「ううん、馬車にひかれて死んだわ」

勇者「それで終結する程度の戦争……」

僧侶「それからずっと、この世界は平和ね」


思った以上に面白くなかったので、以下エウレカAOを駆逐するss(AOファンごめんなさい)。

超遅速更新

舞台はレントンとエウレカの子供が生まれてだいぶ経った世界。



———上空 数千メートル ゲッコーステイト 操舵室

ダレン「ふんふふんふふーん♪」

ギジェット「ちょっとムーンドギー!! あんたまた勝手に私のシャンプー使ったでしょ!!」

ダレン「おわっ! お、お前こんなとこまでそんな恰好でくんなよ!!」

ギジェット「いいじゃない! ここにいる子達はみんな私の弟みたいなもんよ!」

モーリス・リンク(うわぁ……)ジーッ///

メーテル「二人ともジロジロ見んな変態」バシバシ

モーリスリンク「「あうっ」」ドサッ

ダレン「いいじゃねぇかシャンプーの一滴くらい」

ギジェット「いくらあんたが私の旦那だからって許されることと許されないことがあるのよ!」ポカポカポカ

ダレン「わっ、やめろっ! 操縦が狂う!!」

ギジェット「いいわけ無用ーーーー!!」



———ビーッビーッ!!



一同「!?」

ダレン「ギジェット! そのままで悪いが索敵頼む! リンク! 後ろの確認を!」

ギジェット「わかった!」

リンク「任せて!」

ダレン(もうゲッコーステイトを狙う連中なんていないと思ってたのに!)






??「みぃつけたぁ」ニヤァ

某南方の島

アオ「いってきまーす!」

エウレカ「アオ!? 朝ごはんは!?」

アオ「いらねー! 昼まで我慢する!」

エウレカ「………もうっ」

エウレカ(アオったら最近反抗期? ……反抗期…か)フフッ

エウレカ「人間……だものね」



レントン「………ふぁぁ、あれ? アオは?」

エウレカ「もう行っちゃったよ」フフッ

レントン「そっか、あいつもせっかちだねー」

エウレカ「誰かさんの子供の頃みたい」

レントン「そうか?」

エウレカ「今はホランドみたいだけどね」フフフッ

レントン「うげ、やめてくれよ。あんなのと一緒にしないでくれ」

エウレカ「そう? そのトランクスにシャツ一枚なんてそっくり」

レントン「………あ」

エウレカ「ふふふっ」

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