片桐早苗「ライク・ア・バージン」 (45)
R-15くらい?
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瑞樹「早苗ちゃーん、明日オフよね?いつものところ、行かない?」
レナ「こないだ奢ってもらっちゃったから今日は奢りますよ~」
早苗「え?……あーゴメン。今日はパス」
瑞樹「あら?珍しい事もあるのね。具合でも悪いの?」
早苗「そういうのじゃ…」
レナ「明日予定があるなら途中で帰ればいいじゃないですかぁ。たまには奢らせてよ~☆」
早苗「いや、別に予定は無いんだけどさ…」
レナ「???」
瑞樹「何よ~他に何か………はっ!まさか、いつ!?いつから来てないの!?産婦人科行った!?」グググッ
早苗「なっ!?」
レナ「えっ!?マジでおめでたなの!?」グググッ
早苗「近い近い近い!違うってば!」
瑞樹「じゃあ何よ、お姉さんに言ってみなさい」
早苗「アンタ同い年でしょうが…」
レナ「そーよそーよ。私たちの事嫌いなの?」
早苗「今、もの凄く嫌いになりそう」
レナ「間違いなく男ね、オンナの勘がそう言ってる!」
瑞樹「わかるわ…私も経験あるもの……昔」
早苗「そう言うんじゃ無くて、その………」
瑞樹「?」
レナ「?」
早苗「………最近ビールが美味しくなくて…ね」
瑞樹・レナ「「!!?」」
早苗「だから悪いけど今回は…」
瑞樹「………これは取り調べが必要ね。レナちゃん、取調室に連行よ」
レナ「アイアイサー!」
早苗「ちょっ…ちょっと…!」
~居酒屋~
店員「お飲み物、先にお伺いします」
瑞樹「はーい、私生中」
レナ「じゃあ私も生」
早苗「………ジンジャエール」
店員「生中2つに、ジンジャエール1つですね~」
瑞樹「あ、ごめんなさい。そのジンジャエール、シャンディガフにしてください」
早苗「ちょっと!?」
レナ「それでお願いしまーす」
店員「はい、少々お待ちください」
早苗「二人とも覚えてなさいよ……」
瑞樹「いや~ん怒った~ミズキこわい~☆」
レナ「レナもこわい~☆」
早苗「…はぁ……もういいわ」
店員「お待たせしましたー」
瑞樹「じゃ、早苗ちゃんのご懐妊を祝してカンパーイ☆」
レナ「いえーい☆」
早苗「だから違うって…」
瑞樹「で、結局どうしたの?あの水分はアルコールしか摂取しないような早苗ちゃんが『ビールが美味しくない』だなんて」
レナ「そうそう、健康診断の度にプロデューサーさんが肝臓心配してたくらいなのに」
早苗「アンタらね…」
瑞樹「言わないと、こないだ酒気帯びでステージ上がったのプロデューサー君にバラすわよ?」
早苗「うぐっ…」
レナ「ほらほら教えて下さいよ~」
早苗「大した話じゃないっていうか…しょうもない話なんだけど…」
~一週間前~
P「お待たせしました」
早苗「あっ、おっそーい!もう、女の子を待たせるなんて罰金よ罰金」
P「女の…子?」
早苗「シメる」ドスッ
P「グーでっ!?」
早苗「まったく…で今日はプロデューサー君がお姉さんをエスコートしてくれるんでしょ?」
P「もちろん、日ごろの感謝を込めて。今日は僕の奢りです」
早苗「ひゅー、プロデューサー君ってば殊勝な心がけじゃない。お姉さん嬉しいわ~」
P「今日だけですよ?」
早苗「え~」
P「頑張ったらまたご褒美あげますから」
早苗「むっ、年下のクセに生意気ね。お仕置きするわよ」
P「お嬢様、こちらでございます」
早苗「うん、よろしい☆じゃあしゅっぱーつ!」
~ボーリング場~
ゴロロー、バッコーン!
早苗「よっしゃあ!スペアいただきぃ!」
P「おー、早苗さんボーリング上手いんですね」
早苗「ふっふーん、昔同僚とよくやったからね~。これでも鈍った方よ」
P「じゃ、次は僕ですね」
早苗「プロデューサー君もよく来るの?」
P「大学時代にちょろっとやって以来で久しぶりですね…正直自身無いです」
早苗「それでよく誘う気になったわね」
P「早苗さんこういうの好きかなーって…」
早苗「それを当てたのは褒めてあげるわ。ほら、笑わないからプロデューサー君の男らしいとこ見せて頂戴」
P「プレッシャーかけるのやめてくださいよ……よぉし………ふんっ」
ゴロゴロゴロ、ガターン
P「…」
早苗「ぷふっ!」
P「あっ!笑わないって言ったのに!」
早苗「わ…笑ってないわよ…?」
P「くっそー…見ててくださいね!きっちりスペアとりますから!」
ゴロリ、ガターン
早苗「アッハッハッハ!」
P「ちょっ、大爆笑じゃないですか!」
早苗「だ…だって……くふっ…アハハハ!」
P「…」
早苗「怒らない怒らない☆お姉さんがお手本を見せてあげるから…よっと」
バッコーン
P「おおー」
早苗「どんなもんよ」
P「いいお尻してると思いました」
早苗「でしょ?この引き締まったウェストからのハリのある曲線が…ってどこ見てんのよ!」
P「別にウェストは褒めてないんですが…」
早苗「投げるよ?」
P「死んじゃう!?」
早苗「まったく…ほらプロデューサー君の番よ」
P「よぉーし今度こそ…」
早苗「あーもうダメダメ、そんな構えじゃいい球放れないわよ。もっとこう…」
P「こ…こうですか?」
早苗「一旦球置いて…いい?まずはこうやって」
P「こ…こうですか?」
早苗「そう、そして…こう!」
P「こう…」
早苗「違う違う!左手はこっちで足は…」
P「???」
早苗「もう…どんくさいんだから…こう…」ムニュリ
P「あの…」
早苗「なに?」
P「当たってますけど…」
早苗「人が親切に教えてあげてるのにエッチな事考えてるんなら、特大の玉増やしてあげてもいいのよぉ?…」ゴゴゴ
P「さっ、早苗さんボール!?ボール置いて!!」
~公園~
P「さて…次は僕オススメのカフェに…」
早苗「あっプロデューサー君見て見てっ!ホットドッグの屋台があるわよ、買ってきましょ」
P「えっ…はあ…」
P「えー…ジャンボホットドッグ2つ」
早苗「オジサン、片方マスタード多めで!」
オジサン「はいよっ、まいどあり!」
早苗「えへへー、ありがと☆」
P「お腹空いてたんですか?」
早苗「久しぶりにボーリングなんてやったからね。大丈夫、動いた分を補給するだけよ」
おじさん「ほいっ、ジャンボホットドッグ2つね」
P「ああ、どうも…はい、早苗さん」
早苗「あ、サンキュー。んー美味しそうな匂い」
P「あ、向こうのベンチ空いてますよ」
早苗「あ、ホント。行きましょ」テッテッテ
P「ちょっと、早苗さん!」
早苗「ふいー、いただきまーす」パクッ
P「早苗さん、子供みたいですね」
早苗「何よー、悪いの?」プク-
P「かわいいと思います」
早苗「…あのね、ある程度の歳いった女性にカワイイはマイナスよ?」
P「早苗さんもですか?」
早苗「アタシ?えへへ、うれしっ☆」
P「アラサーなのに」
早苗「あ?」
P「早苗さんはかわいいなぁ!」
早苗「………えいっ」パクッ
P「あー!?何、人の食べてるんですか!?」
早苗「おはえひお」モグモグ
P「ズルイですよ、僕にも一口下さい!」
早苗「はによ、へふはらおー」
瑞樹・レナ「」
早苗「…なによ」
瑞樹「だって…ねぇ?」
レナ「せっかく相談に乗ろうかと思ったのに惚気話とか…ねぇ?」
早苗「違うわよ!!」
レナ「川島さん…私達、独り身でも頑張りましょ…!」
瑞樹「そうね!アイドルはファンが恋人だもの!川島瑞樹、がんばります!」
早苗「ゴメンゴメン、私が悪かったわよ…問題はその後なんだってば…」
~都内・高級そうなバー~
店員「いらっしゃいませ、ご予約のP様ですね。こちらです」
P「はいー」
早苗「ちょ…ちょっとプロデューサー君」
P「なんですか?」
早苗「アタシ、こういうとこ堅苦しくて苦手なんだけど…」
P「いいじゃないですか、たまには」
早苗「…ビールあるわよね?」
P「もちろん」
早苗「じゃあよしとしますか」
P「結構ちょろいっすね」
早苗「そんな安い女みたいに言わないでよ。ビールの有無は重要よ?」
P「大丈夫ですよ、早苗さんと飲みに行くのにビールとか日本酒が無いようなところ選びませんから…それにここ、夜景も綺麗ですよ」
店員「こちら席でございます」
早苗「うわぁ~…すっごいわねぇ…」
P「窓際の席からしか見えないんですけどね。どうです?気に入りました?」
早苗「すごくロマンチック……で、誰に教えてもらったの?」
P「」
早苗「元警察官の私に嘘は通じないわよ~プロデューサー君がこんな洒落たところ知ってるはず無いもの。で、誰?礼子さん?志乃さん?」
P「……レナさんです」
レナ「あっ、そこ教えたの私だ」
瑞樹「プロデューサー君ってば…お店くらい自分で見つけるなり、隠しておくくらいしなさいよ…」
早苗「…まぁそれで……」
早苗「ふーん、レナちゃんとは来たの?」
P「来てませんよ!」
店員「…お話中、申し訳ございません。お先にお飲み物をお伺いしてもよろしいですか?」
P「ああ、ごめんなさい。それじゃあ」
早苗「あたしビールで」
店員「何種類かございますが…」
早苗「え?んー…一番高いヤツでいいわ。黒じゃなければ」
店員「かしこまりました。お客様は?」
P「キャロルを」
店員「かしこまりました」
早苗「事前に調べてきたわね」
P「…」
早苗「もう~プロデューサー君ってばバレバレ~」
P「いいじゃないですか別に」
早苗「はいはい…まっ年上のお姉さんをお誘いするには及第点かしら」
P「…ここ、やっぱりイマイチでしたか?」
早苗「え?…もうっ、男の子がしょぼくれてんじゃないわよっ」コツン
P「………すいません」
早苗「今日はせっかくプロデューサー君が誘ってくれたんだもの、嫌な訳ないわ」
P「…すいません」
早苗「コラ、そこはすいませんじゃなくて『ありがとうございます』でしょ」
P「…ありがとうございます」
早苗「よろしい☆よしよ~し、お姉さんに甘えてもいいのよ~」
P「やめてくださいよ…もう…」
店員「お待たせしました」スッ
早苗「じゃ、乾杯しましょ!…オホン、淑女らしくね」
P「早苗さん」
早苗「何?もう…ビールは鮮度が命なんだから早くしてよ」
P「ひとつだけ言わせてください」
早苗「え…?」
P「好きです」
早苗「はい?」
瑞樹「キャーッ!プロデューサー君ったらだいたーん」
レナ「それでそれで!?」
早苗「そんで…」
P「好きです。人として、女性として」
早苗「えっ、ちょ、いきなり何言って…」
P「愛してます」
早苗「!?」
P「…」
早苗「えっ…あの…ごめん…………本気?」
P「もちろん」
早苗「…」
P「…」
早苗「………」グッ
ガシッ
P「待って、ビールはダメです。僕は早苗さんの返事を聞きたい。シラフの、素の早苗さんの言葉で」
早苗「…だ……だって…」
P「先に返事を言ってから…それまでダメです」
早苗「で…でも……」
P「お願いします」
瑞樹「それで!?それで何て言ったの!?」
レナ「もちろんオッケーしたんですよね!?」
早苗「それが…」
瑞樹「それが!?」
早苗「……ビール一気して店から逃げちゃった」
瑞樹「えーっ!?」
レナ「ちょっと何してるんですか!?」
早苗「そんで慌ててタクシー掴まえてお家帰って…気がついたら家にあったお酒全部空けて、トイレで寝てたわ…」
レナ「もしかして先週酷い顔色で出勤してきたのって…」
早苗「酷い二日酔いだった…」
瑞樹「早苗ちゃんってば肝心なときに弱虫なんだから…」
早苗「仕方ないじゃない!!年下のカワイイ同僚って感じ思ってた奴から、前フリ無しでいきなり告白されたら誰だってそうなるわよ!!」
レナ「あーあ、もったいなーい。早苗さんもうすぐ30ですよ?男の一人や二人…」
早苗「うっさい!アンタもほとんど変わらないでしょ!」
瑞樹「で、それが原因でビールが飲めないと?」
早苗「……だって、ビール飲もうとすると思い出すのよ…あの日のプロデューサー君のマジな目とか、握られた手の温度とか…」
瑞樹「初恋の中学生やないか」
レナ「案外初心ですねぇ」
早苗「…はい、これでいいでしょ。もう…」
瑞樹「ダメよ」
早苗「え」
レナ「ダメですね」
早苗「何でよ!」
瑞樹「返事せずに逃亡なんて恥ずかしくないの?」
早苗「うっ」
レナ「しかも年下の奢りで」
早苗「それはっ!……その…」
瑞樹「さっ、それじゃあ作戦会議よ。私とレナちゃんが恋のキューピッドになっちゃうんだから☆」
早苗「はぁ!?」
レナ「サイコロを振らない人に上がりはありませんよ。早苗さん」
早苗「いやいやいや、訳わかんないわよ!」
瑞樹「も~あんまり往生際が悪いと行き遅れるわよ。裏切り早苗ちゃん」
早苗「何よそのアダ名!」
レナ「まぁまぁ裏切りさん」
早苗「アンタも言ってんじゃないわよ!」
瑞樹「はいはい、それじゃあどうしようかしら?まずはこう上目遣いで…『私も好きでしたぁ☆』」
レナ「もう~違いますよ~、こう胸元開けて前かがみで…」
早苗「アンタ達面白がってるだけでしょ!!」
瑞樹・レナ「「もちろん!」」
早苗「ああああああ!!!」
P「(あれから一週間…)」
P「(やっぱり急すぎたのかなぁ…いやでも、酒入った状態で告白なんてしたら…)」
P「(いやしかし………だがしかし…)」
ピンポーン
P「あれ?誰だろこんな時間に」
ピンポーンピポピポピポピポピポ!!!!
P「あー!はいはい今出ます今出ます!!」
ガチャッ
瑞樹「ウィーッス!!!」
レナ「ウィーッスゥ!!!」
P「何ですか二人とも急に!…ってか酒くさっ!?」
瑞樹「はあ~?なんやねん自分、女の子に向かって臭いとか…ねぇ~レナちゃ~ん♪」
レナ「ねぇ~♪」
P「何しに来たんですか…」
瑞樹「え?みんなで楽しく飲んでて~二次会どうしよっかってなったから~…来ちゃった☆」
P「はあ!?」
レナ「あ、ごっめーん。セフレでも呼んでたぁ?」
P「いません!!」
瑞樹「もう水臭いこと言わないでよ~お姉さん達と一夜を共にしましょ?ねえ早苗ちゃん」
P「え」
早苗「お…オッス……」
P「あ…どうも…」
早苗「…」
P「…」
レナ「なーにーよー、二人の空間作ってんじゃないわよ~。突撃ーッ!」
P「あっ!?ちょっ!」
瑞樹「もうダメよレナちゃん~、勝手に上がったら本妻が怖いわ」チラッ
早苗「なっ…なんでこっち見んのよ!」
瑞樹「いや~ん、こわ~い☆」
配達員「すいませ~ん…ピザファットですけど…Pさんのお宅で良かったですか?」
レナ「お、お兄さんグッドタイミング~♪」
P「何勝手にピザ頼んでるんですか!?」
レナ「支払いよろしく~♪お返しはするわ~、カ・ラ・ダ・で☆」
P「いりません!」
早苗「はぁ…もう…」
P「……とりあえず…早苗さんも上がります?」
早苗「う…うん」
~数時間後~
P「……………んっ……あれ……?」
P「…俺寝ちゃってたのか……あれ?みんなは…」
早苗「……おはよ、瑞樹とレナちゃんなら帰ったわよ」
P「あ……そうっすか」
早苗「それより顔洗って来たら?顔、口紅付いてるわよ」
P「え?あ、ホントだ…いつの間に」
早苗「寝てる隙に、あの二人が」
P「ひっどいなぁ…もう……」
P「ふぃー…」
早苗「おかえり。酔いは醒めた?」
P「えぇ、まぁ…」
早苗「プロデューサー君ってば相変わらずね、酔うとすぐ寝ちゃうんだから」
P「あはは…」
早苗「酔ってるうちに婚姻届とか書かされても知らないわよ」
P「はい…気をつけます…」
早苗「はは…」
P「…」
早苗「…」
P「…早苗さん、飲まないんですか?」
早苗「え?…うん、そういう気分じゃなくて…」
P「そうですか…」
早苗「…」
P「………隣、座ってもいいですか」
早苗「…いいわよ、別に」
P「…」
早苗「…」
P「その…すいません」
早苗「…何がよ」
P「こないだは突然変な事言って」
早苗「……そうね」
P「二人にさっき聞きましたけど、最近飲んでないんですか?」
早苗「まぁそうね…別にアレがあったからとかじゃなくて、ただ………何となくよ」
P「………そうですか」
早苗「…」
P「……」
早苗「………返事…聞かないの?」
P「聞いたら答えてくれます?」
早苗「………たぶん」
P「………早苗さん、変な事お願いしますね。手、握ってもいいですか?」
早苗「ふぇ!?なっ…何言ってんの!?セクハラよセクハラ!しょっ引くわよ!」
P「構いません、でも最後まで聞いてください。僕の……告白」ギュッ
早苗「……………………ぅ…うん」
P「僕、早苗さんが好きなんですよ。本当に」
P「いつからそうなったのかなんて分からないですけど、それは確かに本当です。」
P「いつも元気で、明るくて、時々手が付けられないくらい勝手で…いつも貴女の事で頭を抱えてました」
P「でも全然嫌じゃない、むしろ嬉しくて、ただ貴女の背中を見てました」
P「だけどそれじゃあ足りなくて、切なくて。もっと早苗さんと居たい、色んな表情を見てみたいなんて思うようになりました」
P「だから今度は背中無くて正面から、貴女の手を引きたい、引き寄せたいって思うんです。だから…」
P「好きです早苗さん。僕の恋人になってください」
早苗「………」
P「………………早苗さん?」
早苗「~~~~~~~~~~~っ!!///////////バッカじゃないの!?いい年こいて中学生みたいな告白してっ!何!?何なのそのポエム!?そんな…そんな…」
P「………ごめんなさい」
早苗「情けない声出すんじゃないわよ!告白なんだからもっと男らしく堂々としなさい!」
P「……じゃあ抱きしめていいですか?」
早苗「はひぃ!?」
ギュゥ
早苗「ちょっ!?キミッ…ねぇっ、まだ返事してなっ…」
P「好きです早苗さん、好きです」
早苗「ぅ…ちょっ……そんな…………………ズルいわよ…こんな…」
P「好きです」
早苗「うるさいっ!」
P「………」
早苗「………」
P「……返事…もらえますか?」
早苗「……………………」
キュッ
P「……早苗さん、柔らかいですね」
早苗「握りつぶすわよ…」
P「じゃあ抱きつぶします」ギュッ
早苗「っ…」
P「…どうですか?」
早苗「…………くるしい…」
P「緩めます?」
早苗「……………このままでいい」
P「…はい」
早苗「……ねぇ…本当にいいの?」
P「もちろん」
早苗「アラサーよ?」
P「そうですね」
早苗「酒好きだし」
P「僕も好きです」
早苗「ガサツだし」
P「そうですね」
早苗「…否定しなさいよ」
P「そういうところも好きですよ?」
早苗「……うるさいわね」
P「ところでキチンと言葉で聞きたいんですけど、お返事」
早苗「…やだ」
P「そうですか…じゃあっ」ガバァッ
早苗「!?!!!?ちょっと…!?」
P「ごめんなさい、やっぱり我慢できなくて…好きだって………言わせてみせます」ヌギヌギ
早苗「ちょっ…やっ……待ちなさいって…///////」
P「もしかして早苗さん………初めてでした?」
早苗「なっ!?馬鹿にしないでよ!あるわよ経験くらい!!…………ただ…」
P「ただ?」
早苗「…………ご無沙汰なだけよ…」
P「……そうですか…じゃあ…」
早苗「…じゃあ?」
P「いっぱいしましょう。いっぱいして慣らせばきっと平気です」
早苗「えっ!?やっ!?ちょっと…」
P「早苗さん」
早苗「何よ!?」
チュッ
P「好きです」
早苗「……………………………優しくしなさい…」
瑞樹「」
レナ「」
瑞樹「(どどどどどどうしましょう…帰った振りして隠れたりなんかしたから…)」ヒソヒソ
レナ「(どうするも何も…二人が寝静まるのを待つしか…)」コソコソ
早苗「んっ……ぁん…んふ……」
瑞樹「(おっぱじめたあああああああ!?)」
レナ「(ひいいいいいいいいいい!?)」
瑞樹「(あわわわわわ、ど、どうしま………あら、Pくん見た目より立派ね)」ゴクリ
レナ「(ちょっ、川島さん何見て…!?………あらまぁ)」ゴクリ
早苗「んくっ………はぁ…はぁ………やだっ、そんなっ…」
瑞樹「(ふーっ…ふーっ…)」
レナ「(川島さん息荒すぎ!!バレちゃいますからっ!)」
瑞樹「(ぐるるるる…)」
早苗「ちゅぅ……ちゅ…ちゅるっ……ぢゅるるるる~……ぷはっ…はむぅ…」
瑞樹「(早苗えええええええええ!アナタそんなのどこで覚えたのよおおおお!!!??)」
レナ「(ふむふむ、なるほど…そこをそうやって…)」
瑞樹「(何勉強してるの!)」
レナ「(いいじゃないですか!私だってオトナなんですから!)」
早苗「んっ…んっ…あっ…くぅっ…」パンッパンッ
瑞樹「」
レナ「」
瑞樹「(ねぇこれ…拷問?)」
レナ「(自業自得…かな?ははっ)」
P「早苗さん…早苗さんっ…」ビクンッ
早苗「すき…すきぃ…プロデューサー君……すっ……きゅぅぅっ!」ビクッビクン!
瑞樹「(や…やっと終わったわ…)」
レナ「(はぁ…長かった…)」
早苗「はぁ…はぁ……ぁん!やっ…ま、またするの!?んくっ…!」
P「はぁ…ははっ…今夜は寝かせませんよっ!」パンパンパンパンパンパン
早苗「~~~~~~~~~~っ!!///////////////」
瑞樹・レナ「「ーーーーーっ!!!???!??!?」」
P「早苗さん…早苗さんっ…」ビクンッ
早苗「すき…すきぃ…プロデューサー君……すっ……きゅぅぅっ!」ビクッビクン!
瑞樹「(や…やっと終わったわ…)」
レナ「(はぁ…長かった…)」
早苗「はぁ…はぁ……ぁん!やっ…ま、またするの!?んくっ…!」
P「はぁ…ははっ…今夜は寝かせませんよっ!」パンパンパンパンパンパン
早苗「~~~~~~~~~~っ!!///////////////」
瑞樹・レナ「「ーーーーーっ!!!???!??!?」」
早苗「おっはよーございまーす!」
ちひろ「あら、早苗さん。今日は一段と元気ですね」
早苗「当たり前じゃない!ビールを美味しく飲むためには元気が一番!!さぁ~働くわよー!!」
奏「早苗さん、おはようございます」
早苗「お、奏ちゃん!おはよー!今日もエロいねぇ~」
奏「もう、早苗さんってばおじさんみたい」
早苗「なんですってー!?こんなピチピチの美女を捕まえて。そんな事を言ってると…唇奪っちゃうぞー!」
奏「うふふ、遠慮しますね。口移してビール飲まされたら大変ですから♪」
早苗「あー、それはしない。美味しくないんだよね、口移しだと」
奏「………え?///」
ちひろ「…ん?」
P「おはようございます。どうしたんですかみんなして固まって」
早苗「お、おはよ」
ちひろ「プロデューサーさん…ちょ~っとお話が…」
P「え?何ですか?……って、いてててっ!引っ張らないで下さいよ!」
早苗「ちょっと、ちひろちゃん!人のものどこに持ってく気よ!」
P「僕ものですか!?」
奏「…」コソコソ
早苗「アンタは何でしれっとついて来ようとしてんのよ」
奏「べっ…別に…理由はないんだけれど…」
P「ちひろさん!破れる破れる!」
ちひろ「うふふふふ…」
瑞樹「……今日も太陽が眩しいわ」
レナ「…そうですね」
美優「はぁ…困ったわ……突然合コンに誘われるなんて…断らなきゃ…」トボトボ
瑞樹・レナ「「ちょっと待ったああああああ!!!!」」
おしまい。
ずいぶん前に友達からのリクエストで書いてたSSを発掘したので載せてみました。
ソロCDでクローズアップされた「意外とプレッシャーに弱い」早苗さんが伝われば幸いです。
ショタみのあるPで脳内再生すると幸せになるかも知れない。
このSSまとめへのコメント
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