西住みほ「もっともぐもぐ作戦です!」しほ「むしゃむしゃ」 (45)

戦車道はあまり関係のない話です



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みほ「今月のお小遣い残り少ないなぁ」

みほ「うーん、今日も本当はお友達と外食する予定だったけどお金が無くて帰って来ちゃった」

みほ「そうだ!外食ただで出来る方法思いついた!」

みほ「イ○ンの試食コーナーいこっと!」

みほ「名づけてもぐもぐ作戦です!」

みほ「持っていく物はタッパーと調味料と飲み物と…」

みほ「あと服装は私だってばれないものを」

みほ「帽子にサングラスにマスク…それと髪型もかくそっと」

みほ「この前なんて試食のフライドチキン全部持って帰っちゃったもんね」

※↑犯罪になりかねないのでぜったいやめてください

みほ「ん~楽しみだなぁ!」

イオン到着

みほ「さあ食べるぞ~!」

みほ「まずは…前菜からだね…あった、新鮮なイカのカルパッチョ!」

みほ「もぐもぐ…う~ん!美味しぃ!10個くらい貰って帰ろっと」<シュパパパパ

店員「あのう…お客様…」

みほ「あ、イカ買いますね!」

店員「ありがとうございます~!♪」

みほ「店員が居なくなったところで…元の売り場にイカを戻します」<サッ

みほ「さてさて~次は何食べようかなぁ…あ、フライドポテトがあるー!もぐもぐ…美味しい!」

みほ「火が通ってるし冷凍すれば何日も持つよね、少しもってかえろっと」<わし掴み

店員「あのう…お客様…そう言うのはちょっと…」

みほ「あ、ポテトちゃんと買いますね♪」

店員「あ、それなら大丈夫です!ありがとうございますー!」

みほ「うふふん♪」

みほ「あのポテトコーナーの店員さん居なくならないな…そうだ…アイスコーナーの端っこにこのポテトかえしておこっと」

ポィ

※↑店の迷惑になるのでぜったいやめてください

みほ「お肉食べたいなぁ…あれ良い臭い…あれは…まさか牛丼の試食!やったー!」

店員「はい、試食どうぞ~」

みほ「頂きます~もぐもぐ…美味しい!ご飯ありの試食って割りとレアなんだよねぇ~」

みほ「持って帰りたいな…沢山くださいなんて乞食みたいなみっともない真似できないし…あ、そうだ」

みほ「すみません店員さん」

店員「はいーなんでしょう?」

みほ「レジが凄く混んでます…」

店員「ありゃ…大変失礼しました!ただいまレジ応援の放送を流すように言って来ますね!」<タタタタタ

みほ「いまだ!」<シュババババ!

みほ「全部貰っちゃった、うふふん♪」<ルンルン

みほ「そろそろ怪しまれちゃうなぁ…よし次は手作りパン売り場へ行こう」

みほ「ここはテナントだからあまりお店の人達と関係ないんだよねぇ試食あるかなぁ」

みほ「あ、フレンチトーストの試食がある♪」<ひょいパク

みほ「あ、ピザトーストの試食だ!」<ひょいパク

みほ「メロンパンの試食!」<ひょいパク

みほ「美味しい~もぐもぐ」

みほ「明日の朝ごはんも確保です」

パン屋店員「あれ…試食だしたのにもう無くなってる…もっと作らないとだな」

みほ「もうパンは沢山詰めたし要らないかな…じゃあ次はドリンクコーナーへ行きます!」

店員「新発売のスポーツドリンクはいかがでしょうか~?」

みほ「わ、新しい飲料水だー美味しそう~」

店員「どうぞ!」

みほ「いただきまーす」<ごきゅごきゅ

みほ「美味しいー!」

店員「一本いかがでしょうか?」

みほ「買います~!」

店員「ありがとうございます~」

店員2「○○さん~ちょっとこっちで品だし先手伝って~」

店員「はぁい、すぐいきます~」

店員「飲料水の試飲、置いておきますのでお客様ご自由にどうぞ~」<スタタタタ

みほ「いまご自由にっていったよね?じゃあ遠慮なく…」

みほ「家から持ってきた水筒…」<カポ

みほ「ひたひたになるまで全部いれちゃえ♪」

みほ「よし、これで明日の飲み物も大丈夫!あ、店員さんいないから売り場にドリンク戻しておこっと」<サ

みほ「これだけそろえば十分かな…あ、からあげの試食もやってる…」

みほ「あ、さくらんぼの試食だー!」

みほ「ふぅ…おなかいっぱい…そろそろ帰ろっと」

―帰り道―

みほ「あ、コンビニだーよってこ」

チロリロリーン

店員「いらっしゃいませー新しいドーナツの試食いかがでしょうか?」

みほ「あ、はい頂きます!」<鷲掴み

店員「あ…」

みほ「ごめんなさい!つい美味しそうで全部掴んじゃって…」

店員「あはは、大丈夫ですよもう手で触られましたし全部どうぞ♪」

みほ「なんかすみません…いただきます…」

チロリロリーン

店員「ありがとうございました~」

―コンビニの駐車場―

みほ「一度手に触ったものを他のお客様に出すわけにはいかないもんね♪ドーナッツまるまる1つ確保です♪うふふん~♪」

―みほのアパート―

プルルル

みほ「あ、電話。お母さんからだ…」

しほ「もしもし、みほ?」

みほ「うん、どうしたの?」

しほ「ごめんなさい、今月の仕送りちょっと少なくなってしまって」

みほ「ううん、いいよ節約してるから」

しほ「送金する額を間違えてしまったの、追加で振り込んでおいたので明日確認してください」

みほ「わー、わざわざありがとー!」

しほ「御礼を言われるような事はしてないわ、こっちの落度だもの」

みほ「本当いいのに、スーパーの試食だけで3ヶ月は生きていけr」

しほ「なんか今聞き捨てならない言葉を耳にしたけれど?」

みほ「じょ、冗談だよ、ちゃんと買ってるから」

しほ「そう…まあたまには家にも顔を出しなさい、お父さんも寂しがってるわ」

みほ「はーい」

ガチャ

しほ「スーパーで試食…そうだ、久しぶりに地元のイ○ンに買い物へ行きましょう」

まほ「お母様、買い物なら私が…それかお手伝いさんに」

しほ「いえ、私もたまにはスーパーで買い物をしたい事だってあります」

まほ「そうですか」

しほ「何か欲しいものありますか?」

まほ「はい、ドラゴンボールのミニフィギュア付き食玩をお願いします。ヤムチャと天津飯セットの以外で」

しほ「わかりました」<メモメモ

まほ「後ガンダムコンバージ♯のエクシアもあったらお願いします」

しほ「ええ、わかりました」<メモメモ

―イ○ンのトイレ―

まほ「地元じゃ私の顔は完全に知れ渡ってるわ…まずは変装ね…」

まほ「サングラスにマスク、そして帽子の着用は必然。そしてこの長い髪を背中にしまってと…」

まほ「ふっふっふ…これで完璧です…」

まほ「これぞ家族の誰にもいえない作戦…もぐもぐ作戦です」

しほ「あぁ、この背徳感、たまらないわ!たまにこうやってガス抜きしないと家元なんてやってられませんからね」

しほ「この私の鼻を惑わす香ばしい香り…まさか…」

店員「牛タンいかがでしょうか~試食もやってますよ~」

しほ「ひとついいかしら?」

店員「はいどうぞ!」

しほ「もぐもぐ…!?あぁ、このチープなたれの味付け…家でいつも食べる高級肉では感じられない胡散臭い調味料の風味がなんとも言えない…」

しほ「1枚じゃ味がわかりません、もう1枚」<ひょいパク

店員「あ、は、はい…」

しほ「はぁ…家からビール持ってくればよかった…」<パクパクパク

店員「あ、あのお客様…そろそろ…他のお客様のぶんもございますので」

しほ「なんでしょう?」<ギロ

店員「ひぃ!?」

しほ「どうせ鮮度が悪くなった商品のお肉に火を通して出してるんでしょう?私には解ってるんです」

店員「そ、それはそうですが…」

しほ「5枚程度の牛タンで損害が出てしまうのなら試食なんてする価値はないわ」<げぇ~っぷ

しほ「とは言えこのジャンキーな味、家庭では味わえませんでした、お仕事お疲れ様です、これで何か買ってください」<1万円札すっ

店員「そ、そんなお客様…困ります…!」

しほ「私の施しが受けられないと?」<ギロ

店員「ひぃ!?あ、ありがとうございます!」

しほ「さて次ね…お米が欲しいわ…」

店員「炒飯の元でつくりましたー!試食いかがでしょうか~!?新潟産コシヒカリと炒飯の元です!」

しほ「へえ、新潟産こしひかり…家と同じお米ね、食べてみましょうか」

しほ「ひとつお願いします…」

店員「はーい♪どうぞ!」

しほ「もぐ…やっぱり、新潟産といってもスーパーで出回ってる物ね。家が農家から買っているものとつや、弾力ねばりっけは暗雲の差だわ…」<パクパク

しほ「けどそれがアクセントになってるのね…!家の米よりパサパサしてるけどそれが帰って炒飯のアクセントになってる…美味しいわ!」<バクバク

しほ「ああ、この化学調味料だけで構成された以下にも体に悪い味!食べる人間の健康をも無視したようなこの塩分!これだからスーパーはたまらない!」<ガツガツ

店員「こ、この女の人怖い…」

しほ「なにか…?」<ギロ

店員「い、いえ、とても綺麗だなと思って…それと素敵な食べっぷりで…」

しほ「あ、あらそう?ありがとう…ごめんなさいね、気づけば完食してたわ…」

店員「また作りますので…もし気が向いたら買ってください♪」

しほ「ええ、そうさせてもらいますね。それと店員さん」

店員「はい?」

しほ「私、味付けはもう少しだけ薄めにしたほうが好きよ、あとあまり焦がしすぎないように」

店員「もうしわけありません…」

スタスタ

店員「何なんだ一体」

今日中に書き上げます

とりあえず休憩

しほ「さて試食の合間にまほから頼まれていた物を買いますか…あ、メモ家に忘れたわ」

しほ「たしか…ドラゴンボールの食玩?だったわよね…まったくあの子は何歳になってもこう言う…」

ドラゴンボールフィギュア対決セット

しほ「えーとこれだったかしら…たしかヤムなんとかは駄目っていってたわね…まほには…これが良いんじゃないかしら」

<【No2サイバイマン】が本商品には入っています〉

しほ「あとガンダムね…えーとガンダムコンバージ…どの種類のを買えば良いのかしら…」

しほ「同じ商品ばかりね…まあ二つ買ってあげましょう…」<ひょいひょい

【ギャプラン】【TR-5 フライルー】

しほ「こう言うのはよくわかりません…」

しほ「あら、仮面ライダー…懐かしいわね…これも買ってあげますか」

【はち女フィギュア】


しほ「さあ娘の買い物も住んだし試食再開よほう…次はアルコールね…」

しほ「さあ娘の買い物も住んだし試食再開よ。ほう…次はアルコールね…」

しほ「トップ○リュービール無料試飲中…!くっ…最初に見つけるべきでした…」

店員「お客様、1本どうぞ~」

しほ「ありがとう…」<プシュ ごきゅごきゅ

しほ「ぷはぁ…冷えててこれは中々…」

しほ「作り物って感じの味ね…ビールは地元限定のに限るわ…でも…冷えてるおかげか違和感なく飲めるわね」

しほ「1本80円にしては十分な味…かしらね…あ…店員が居ない…もう3本もらいましょう」<シュババ

しほ「さあお酒を手にしたし次は…」

エリカ「いらっしゃいませ~ハンバーグの試食いかがでしょうか~?」

しほ「(あの子は…逸見さん…何をやってるのよもう)」

エリカ「お客様、新しい冷凍ハンバーグいかがでしょうか?大変美味しいですよ?」

しほ「少し声を濁らせましょう…あ…ああハイ、イタダキマス…」

しほ「アルバイトの方デスカ?」

エリカ「はい、夏休みに学校の部活の先輩の家に泊まりにきてて…それでお小遣いを稼ぐために短期バイトをしてます!」

しほ「リッパデスネ…(そうでした…逸見さん今家にホームステイしに来てるのだった…」

しほ「ですがせっかくホームステイに来てるのにバイト等しては疲れるでしょう?」

エリカ「いえ、少しでもお世話になってる間は金銭的負担は掛けたくないので」

しほ「立派ですね本当にもう(あなたがここに居ては冷凍ハンバーグが食べれません…こうなったら…」<ぐびぐびひく

しほ「ちょっと来なさい…」<がしぃ

エリカ「お、お客様…?」

―トイレにて―

ふぁさ

しほ「逸見さん…」<衣装はぎ~

エリカ「い、家元!?一体何故ここに!」

しほ「実はね…あなたが何をしてるか心配で見に来てたのよ」<ビールぐびぐび

エリカ「え、ど…どうして…」

しほ「どうせあなたの事です。私達に気を使ってバイトしてるんだろうと思ってました」

エリカ「すみません…どうしても迷惑だけはかけたくなくて」

しほ「迷惑?住人が1人増えようと二人増えようと変わりません、せっかく家に遊びに来てるのよ、バイトなんてしないで足を伸ばしなさい」

エリカ「い…家元ぉ…」<うるうる

しほ「さあ、これはお小遣いよ。これだけあれば家にいる間、お金に困らないはずよ。明日まほと遊んで来なさい」

エリカ「こ、こんなにたくさん」

しほ「さ、アルバイトはいいわ、家に戻ってまほと休んでなさい」

エリカ「け、けど」

しほ「大丈夫よ、私が店長に話しつけておくから(早く帰って頂戴。ハンバーグが冷める」

エリカ「なんかすみません…」

しほ「 あ と 今 日 こ こ で 私 と 会 っ た こ と は 他 言 無 用 で 」<ギロ

エリカ「あ、はいわかりました!」<びくっ

しほ「よろしい、家に戻ってご飯たべなさい」

エリカ「は、はい!ありがとうございました!」<ペコ スタコラサッサー

しほ「ふう、これで試食が出来るわ…ハンバーグの試食全てを回収したからひとつのハンバーグになったわね…」<ひょいパク

しほ「こ…これは!なんの冗談よ…これが冷凍のハンバーグですって…」<むしゃむしゃ

しほ「こんなに美味しいなんて…使ってる肉はお世辞にも良い肉ではない…でもこれは…」<はぐはぐ ぐびぐび げっぷ~

しほ「肉のパサパサ感をごまかすために使われている大量のラード…そしてしつこさをごまかすために使われている刺激の強い安物のソース」

しほ「そしてそれらを包み込んで味覚そのものを麻痺させて誤魔化す化学調味料…どれもバランスよく調合されていて素人が食べたら高級ハンバーグと勘違い   してしまうわ」

しほ「そしてこの安物のビール…ゴミとゴミが惹かれあって奏でるメロディと言うのかしらね…この冷凍ハンバーグにとても合うわ…」<ぐびぐび

しほ「もう理屈はどうでも良い!美味しいものは美味しいっ!」<ひょいパク

しほ「さあ、次にいきましょう…!」

しほ「くんかくんか…この匂いは…まさか…」

店員「いらっしゃいませー熊本の美味しいとんこつラーメンはいかがでしょうか~」

しほ「ああ、私はなんてついているのでしょう、ラーメンの試食にありつけるなんて…」

しほ「普段実家にいればまず食べられるはずもないジャンク中ジャンク… ラ ー メ ン」

しほ「九州特有のあの細めんはそーめんのごとく口の中で鮮やかに踊り何杯でも食べれる…」

店員「お客様、よかったらどうぞ」

しほ「え、ええいただくわ…」

しほ「常夫さんの実家から頂いた美味しいからし高菜…たしかかばんの中に…」<がさごそ

しほ「あった…これをトッピングして」<どばどば

しほ「ふふふ、高菜でラーメンが見えなくなるまでトッピングすれば…」

しほ「完成…西 住 流 家 元 特 性 高 菜 と ん こ つ ラ ー メ ン 」

しほ「ずずーーーー!」

しほ「お、おいしいいいいいいいい!」<にっこり

店員「あはは、よかったらまだ沢山あるのでどうぞ」

千代「…」

愛里寿「お母様…たまに高菜を山盛りにする人はみかけますが…あんなに沢山盛る人初めてみました」

千代「あれでは高菜の味しかしないでしょうに…」

しほ「ふー、おいしい…!」<ズズズズー  ぷっはぁ

愛里寿「でも…ごくっ…お母様…わ、私も…!」<バッ

千代「駄目よ愛里寿…それをやったら負けよ…」

愛里寿「でもあのサングラスの人…凄く美味しそうに…」

千代「肝心なのはバランスよ。主役はあくまでラーメン」

愛里寿「はい…」

千代「高菜はアクセントでありあくまで口直しの具…」

千代「いくら自分の家から持ってきたとは言えあれはいけない」

―イオンの駐車場―

千代「お待ちになって」

しほ「はい(やばい、島田流の家元…まさかばれたか」

千代「誰かは存じませんが、先ほど試食用のラーメンに大量の高菜を投入していましたけど…」

しほ「あぁ、あれが何か?」

千代「どういうことか説明してほしいですわね」

しほ「そうですね…説明するのは難しいかもしれません…ただ」

千代「ただ?」

しほ「『食べてみれば分る』ってところでしょうかね…」

千代「なんですって…?」

しほ「あまりお勧めはしませんが…それでは」

―ラーメン屋にて―

千代「いただきます…」<高菜どっさどっさ

千代「ズズー!!」

千代「!?」

千代「高菜の味しかしない…」<バクバクズズー

千代「高菜!高菜!…ときどきラーメン」<ズズー

千代「スープを飲んでも…やっぱりからい…しょっぱい…逃げ場がない…」

千代「あのスーパーに居た女…何が『食べれば分る』よ…さっぱりわからないわ」

千代「分ったのは…どこまで行っても高菜だったということだけよ…」

千代「愛里寿が食べるような代物ではなかったと言う事ね…」



深夜2時

―島田家にて―

千代「今年も厚いわね…目が覚めてしまったわ…」



ドクン



千代「…」


―ラーメン屋にて― 


千代「ズズーーー!!!!」<高菜どっさどっさ!

千代「はっ…私は何をやっているの…こんな真夜中にラーメンなんて食べに来て…」

千代「しかも高菜をこんな山盛りにして…」<はふはふ

千代「でも、食べずには要られない…!」

千代「こう言うことだったのね…」

後日 

―イオンにて―

千代「みつけた…そこのサングラスに帽子のあなた!待ちなさい!」

しほ「ん…?(またなの?」

千代「あなたのせいで…あなたのせいで!私は高菜山盛りラーメンを食べずには居られない体になってしまったわ!」

しほ「ふふ、本当にやったのね…あははは!」

千代「何がおかしいの!こうしてる間私は今でも高菜山盛りラーメンが食べたくて仕方がないのに!」

愛里寿「お母様やっぱり食べてたんだ…ずるい」

しほ「まあ、落ち着きましょう」<衣装はぎー

千代「あなたは西住の!?」


しほ「で、もう一週間もそれを食べ続けてると」

千代「…」

しほ「誰もが最初はあんなもの食べれたものじゃないと思うはずです…」

しほ「でもしばらくすると体があの味を求めようとする…違いますか?」

千代「そ、その通りです…」

しほ「普通あんなこってりした高菜山盛りこってりラーメンなんて2~3回食べればうんざりしてしまう筈」

しほ「なのにいまだに食べ続けてるという事は島田さん…」

千代「?」

しほ「何かストレスを抱えてるのではなくて?」

しほ「人はね、ストレスを抱えれば発散させようと刺激を求める」

しほ「山盛り高菜ラーメンをやめられないのはそのせいかもしれません…」

愛里寿「お母様…私も食べたい…」

千代「そうだ…私は島田流戦車道の家元として日夜励んできた…娯楽なんて過去にほとんど無かったわ…」

千代「ストレス…確かにかなり溜まっていたのかもしれない…」

しほ「そう…島田さん、いい解決方法があるの」

千代「え…?」

しほ「これを受け取って」<スッ

千代「これは?」


サングラス マスク 帽子


しほ「スーパーを大冒険させてあげましょう」<にこ

愛里寿「私も食べれるんですか?高菜たっぷりラーメン」

しほ「ええ勿論よ愛里寿さん。さあ二人とも着替えて…」

千代「こくん」

愛里寿「じゅるり」


こうしてまた試食ガイジが増えていくのであった

しほ「今戻ったわ」

まほ「お帰りなさい、お母様」

エリカ「おかえりなさいませ、家元」

しほ「まほに頼まれたもの、ここに入ってるから」

まほ「ありがとうございます」

しほ「それと逸見さんにもおみやげよ」

エリカ「あ、フードコートのたこやき!ありがとうございます!」

まほ「ふふ、私も食玩を…」<がさごそ

【サイバイマン】  

【蜂女】

【ギャプラン】【TR-5 フライルー】

まほ「」

エリカ「隊長、なんで真っ白に燃え尽きて!?」

エリカ「隊長!?!?!?!?!?」

しほ「あなた、明日は二人で行きましょうね♪」

常夫「え…何がだい?」

しほ「はいこれ」

サングラス マスク 帽子

しほ「今日も言ってきたんだ」

しほ「島田流の家元とも更に親しくなりました」

常夫「しほさん…じつは…今日来て欲しい所が」

しほ「はい?」

常夫「まほにはもちろんだがみほにも黙っていてほしい…」

しほ「そう…私にだけしか話せないことなのね…」

常夫「今したくするよ、サングラスとマスクと帽子を借りるね」

しほ「ええ、わかったわ」



―牛丼屋―

しほ「こ、ここは?」

常夫「うん…」

店員「牛丼二人前おまたせしましたー」

しほ「まさか常夫さんがこんな無粋な所に私を連れてくるなんて…(牛丼!!!まさか…まさか店で直接食べれる日がくるとは!」

常夫「僕の食べ方を見て欲しい…」<紅しょうがドサーーーーー

しほ「ど、どんぶりを覆いつくすかの紅しょうがの量…あなた…これってまさか」

常夫「やってごらんしほさん…」<こくん

しほ「こくん…」<紅しょうがどっさどっさ

※ しほ「今日も言ってきたんだ」  ←間違ってはさんだ台詞なので無かった事でお願いします。



しほ「しょうがの味しかしない…けれどこれは」<がつがつがつ!

常夫「箸がとまらないんだ…」<がつがつがつ!

しほ「あなたもストレスが溜まっていたのね…私嫁でありながらあなたの辛さを何も分ってあげられてなかった…」<グス

常夫「しほさん…僕はしほさんと結婚できて幸せだよ…悩みとかそういうんじゃないんだ…食べてみてそう思わないかい?」

しほ「えぇ…何度でも食べたくなる…不思議な味ね…」

常夫「しほさん週に一度でいい…僕とここに!」

しほ「あなた私達は夫婦ですよ?あなたが行く所には必ず私も居る…だから何も怖がらないで」<ごはんつぶだらけ

常夫「しほさん…」


そして同時刻…

―大洗の牛丼屋にて―

みほ「お金…振り込まれてて良かった…」

みほ「牛丼普通サイズください」

店員「かしこまりました!並ひとつー!」

みほ「あ…紅しょうが…」<ジトーーーーー

みほ「えへへ…」



以上で終わりです。
自分もこれから牛丼屋で大量紅しょうがやってきます。
それでは。

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