【ガルパン】みほ「デートです!」 (311)
書き溜めないのでゆっくり
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みほ「それでは作戦名はコッツン作戦でいきます!」
ダージリン「フフフ コッツン作戦なんてみほさんらしい作戦名ですね」
みほ「それでは作戦開始します!パンツァー・・・」
アンチョビ「その前に一つ聞いていいか?」ハイ
桃「何だアンチョビ?」
アンチョビ「この試合に勝つことができたらなにかご褒美はあるのか?」
みほ「ふえ~!?ご褒美ですか?」
ケイ「そうね士気を高めるためにも、何かあると良いわね」
絹代「私は西住隊長からなにか頂けるのでしたら、それだけで恐悦至極です」ビシ
まほ「そうだな・・・みほ、なにか考えているか?」
エリカ「隊長までっ!?」ビクッ
みほ「えええっと会長どうしましょう?」チラ
杏「干し芋でも良いならいっぱいあるよ?」モグモグ
カチューシャ「いやよそんな安っぽいもの」プンス
みほ「でも・・・ご褒美なんて・・・」
ダージリン「みほさん、こんな言葉を知っている?”賞罰明らかなるは、徳の至れるなり”」
みほ「はい~?」
杏「管子だね~、信賞必罰こそ最高の徳であるって意味だよ」モグモグ
桃「功績のあった者は必ず賞することが大切ということですね」
杏「そうそうちゃんとご褒美あげないとダメだよ~」モグモグ
ダージリン「一緒にティーパーティーでもするというのはどうですか?」
ケイ「お茶もいいけど私はドライブなんかが良いわね」
アンチョビ「一緒に食事でもいいぞ」フフン
まほ「温泉旅行と言うのはどうだろう?」
エリカ「隊長まで!?」ガーン
みほ「あの皆さん・・・」オロオロ
杏「みんなバラバラだね~」モグモグ
桃「西住早く決めろ、試合まで時間がないぞ」
みほ「ふえ~!?それじゃあ・・・勝ったらみなさん、それぞれデートと言うことで・・・」
ケイ「OK!じゃあそれで!!」
ダージリン「これは頑張らなくてはいけませんわね」
絹代「私も全力を尽くす所存です」ググ
カチューシャ「ノンナ、この試合必ず勝つわよ」
杏「それじゃあみんな頑張ろっか~」フリフリ
みほ「それでは・・・・パンツァー・フォー」
「「おおお~」」」
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蝶野「勝者・・・大洗女子学園」
「「「「おおおおおおおお」」」」
沙織「それでみんなとデートすることになっちゃったの?」
みほ「そうなんだよね」アハハ・・・
優花里「ずるいであります、私もデートしたいです」バタバタ
華「それで最初のお相手はどちらの方なんですか?」
みほ「最初はアンチョビさんなんだ」
麻子「アンツィオ校に行くのか?」
みほ「うん、じゃあ行ってくるね」バイバイ
優花里「私も後を着けるであります」コソコソ
沙織「私も行く~」コソコソ
華「楽しそうですね、私も行きたいです」
麻子「みんなで行くか、アンツィオの名物も食べたいからな」
みほ「アンチョビさんとデートです!」
みほ「・・・・・」チラ
時計 カチカチ
コソコソ
優花里「西住殿を待たせるなんて許せないです」ヒソヒソ
沙織「まだ待ち合わせ時間にはなってないから」ヨシヨシ
アンチョビ「やぁ!みほ待たせちゃったかな?」タッタッタッ
みほ「アンチョビさん、大丈夫ですよ今来たところです」
アンチョビ「みほに似合う花を選んでいたらつい時間が過ぎちゃってね」つ花束
みほ「わあ~綺麗なお花」パアア
優花里「花、いきなり花なんて」ギリギリ
沙織「落ち着いてゆかりん」ドオドオ
華「二人が行ってしまいますよ」
沙織「待って待って」タッタッタッ
アンチョビ「さあ、アンツィオに来たらまずはこれだぞ」
みほ「わ~ジェラートだ」キラキラ
アンチョビ「どうだ美味しいだろ」
みほ「はい、とっても美味しいです」ペロペロ
アンチョビ「こっちも美味しいぞ」あ~ん
みほ「ええっと////あ~ん」モグモグ
アンチョビ「美味しいだろ」ニコニコ
みほ「はい////」
アンチョビ「ほっぺたに付いちゃってるぞ」ツツー パクッ
優花里「あんなこと・・・あんなことまでしているであります」グスグス
沙織「ほら、泣かないで、ジェラート美味しいよ」あ~ん
優花里「美味しいです・・・・」グスグス
アンチョビ「じゃあアンツィオの街を案内してやろう」ブロロオオン
アンチョビ「ほら乗った乗った」ポンポン
みほ「お邪魔します」ポスン
アンチョビ「じゃあ行くぞ~」ブルウウウウン
みほ「キャッ」ガシッ
アンチョビ「ほら、しっかり掴まってないと落ちちゃうぞ」グイ
みほ「はい、アンチョビさん失礼します」ギュウウ
沙織「スクーターに二人乗りなんてお洒落~」ヤダモー
優花里「あんなにくっ付いて」ギギギ
華「まるで映画のワンシーンみたいです」ウットリ
麻子「ベスパに無反動砲がついてなければな」
優花里「私達も追いかけるであります」タッタッタッ
沙織「待ってよゆかり~ん」タッタッタッ
アンチョビ「ここがコロッセオ、戦車道の練習をしたりするんだぞ」ブウウウン
みほ「大きいですね」ほえ~
アンチョビ「あっちがトレヴィの泉、あっちはパンテオンだ。オペラなんかをやったりするんだぞ」ブウウウン
みほ「アンツィオ校ってとっても綺麗なんですね」ギュウウ
アンチョビ「さあ着いたぞ、ここが真実の口だ」コト
みほ「これがあの・・・」ジイイ
アンチョビ「嘘つきがここに手を入れると噛み切られちゃうんだぞ」クスクス
みほ「なんだか怖いですね」ソソー
アンチョビ「やってみたらどうだ?」
ソーツンツン
みほ「今度はアンチョビさんの番ですよ」ニコ
アンチョビ「私は嘘つきじゃないからな、これぐらい平気だぞ」グイ
グイグイ
アンチョビ「ほら大丈・・うわあああああああ」ガブウウウ グイグイ
みほ「きゃあああああ」ヒッパリー
アンチョビ「て、手があああ」ジタバタ
アンチョビ「な~んちゃって」スポン
みほ「ひどいです!びっくりしたじゃないですか!!」ポカポカ
アンチョビ「ははは、ゴメンゴメン大丈夫だったか?」ギュウウ
みほ「心配したんですよも~」プンプン ギュウウ
優花里「あんなにくっついて・・・・・抱き合うなんて」ギリギリ
華「アンチョビさんオチャメですね」クスクス
沙織「みぽりんの顔も面白かったね」ニヤニヤ
麻子「店に入るみたいだぞ」
アンチョビ「お昼はここでパニーニでも買って食べよう」
アンチョビ「私はこのトリッパを、みほはどうする?」
みほ「ええっと、私、始めった食べるんですよ」んーと
アンチョビ「じゃあこのプロシュートとルッコラなんか食べやすいぞ」
みほ「じゃあそれにします、一つお願いします」
ペパロニ「はい、二つ合わせて600万リラ」ホイ
チャリン
アンチョビ「じゃあ、みほ早速食べよう」グイグイ
アンチョビ「こうやって橋に腰掛けたりして食べるんだぞ」パクパク
みほ「すいません奢ってもらっちゃって」
アンチョビ「気にしない気にしない、今日はこのアンチョビ様に任せておけ」ドン
みほ「綺麗な川ですね・・・」ボー
アンチョビ「あれがヴェッキオ橋だ、あの先が学校になってるぞ」ツイ
みほ「学校も綺麗なんですね」モグモグ
アンチョビ「あの橋の上には宝飾店が並んでいるんだ、後で見に行ってみよう」モグモグ
華「このサンドイッチ美味しいですね」モグモグ
麻子「トリッパのパニーニだな、牛の胃袋のトマト煮だな」モグモグ
沙織「柔らかくて独特の食感とトマトソースが絶品だね」モグモグ
華「こちらの生ハムも美味しいです」モグモグ
沙織「も~華ったら食べ過ぎだよ」
優花里「あんなにくっついて・・・・」ギリギリ
みほ「わ~綺麗なお店がいっぱいだ~」キラキラキラ
アンチョビ「ジュエリーショップや彫金工房が有名なんだぞ、これなんて似合うんじゃないか?」ツツ
みほ「わ~花の形をしたペンダントだ、すごく綺麗・・・・」キラキラ ウットリ
アンチョビ「そう言えばみほは桜が好きだったな、一つ買おうか」コト
みほ「いいですいいです」ブンブン
みほ「アンチョビさん向こうも面白そうですよ」グイグイ
アンチョビ「わわ、引っ張ったら危ないだろう」オトト
アンチョビ「最後はここからゴンドラに乗るぞ、準備してくるからちょっと待っててくれ」タッタッタッ
みほ「はい!」
華「ゴンドラまであるんですね」ヒソヒソ
麻子「流石はアンツィオだな」ヒソヒソ
沙織「ロマンチック~」やだもー
優花里「船の上では偵察が上手く出来ませんね、こちらもボートを用意しましょう」タッタッタッ
アンチョビ「おまたせ、さあ行こうか」ギュ
みほ「はい」ギュウ
ペパロニ「お姉さんたち揺れるから気をつけてね~」
アンチョビ「よっと」ダン
アンチョビ「滑らないように気をつけるんだぞ」ササ
みほ「はい・・・・行きます」ダンッ
ペパロニ「じゃあ出発するっすよ~」ギーコーギーコー
みほ「運河からの眺めも綺麗ですね」チャプチャプ
アンチョビ「いろんな橋を潜るからそれも面白いぞ、あれはリアルト橋だな」
ペパロニ「さあカメラを貸すっすよ、ハイチーズ」パシャ
アンチョビ・みほ ニコ
ペパロニ「いいすね~もう一枚いくっすよ、もっとくっついて~」
アンチョビ「こうか?」ギュウウ
みほ「///////」ギュウウ
ペパロニ「姐さん、ウィッグが被っちゃてますよ」
アンチョビ「地毛だ!」プンプン
ペパロニ「じゃあ行くっすよー」パシャ
優花里「ほっぺたとほっぺたがくっついて・・・・」ギリギリ
沙織「あんまり前かがみになると落ちちゃうよー」グイーー
華「あそこのお店も美味しいそうですね」
麻子「テラスで食べるものいいな」ボー
沙織「二人もゆかりん止めるの手伝ってよ」モー
ペパロニ「そろそろ日没っすね~」ギーコーギーコー
みほ「夕日がとっても綺麗ですね」チャプチャプ
ペパロニ「前に見えるのが有名なため息橋っすよ」
みほ「ため息橋?」
アンチョビ「補習になった生徒はあそこを通って補習室に行くんだ、あの窓から最後の風景を見て美しさにため息をついちゃうんだぞ」
ペパロニ「私もよく通ったもんスよ」ギーコーギーコー
アンチョビ「お前は少しは反省しろ~」
ペパロニ「すいません」テヘヘ
ペパロニ「じゃあくぐるっすよー」ギーコーギーコー
みほ「下から見ると結構高いんですね」ほえ~
アンチョビ「なあ、みほ」
みほ「はい?」クル
チュ
みほ「///////////」
アンチョビ「ふふふ/////」ニコニコ
みほ「//////」ドキドキ
ペパロニ「アンツィオじゃあこの橋のしたで日没にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるのって伝説があるんすよ」ニヤニヤ
アンチョビ「・・・・いやだったか?」オドオド
みほ「そんなことないですよ、とっても嬉しかったです」ニコ
アンチョビ「よかった/////」ニコニコ
優花里「いかせてください、行ってゴンドラを沈めてきます」ジタバタ
沙織「ダメだったらー」グイイイイ
華「随分大胆ですね////」
麻子「いいんじゃないか?」
ペパロニ「は~い到着っすよ」ギイイ
アンチョビ「さあ着いたぞ、今日のメインディッシュだ」
みほ「ここは?」
アンチョビ「最後はディナーだ、滑らないように気をつけろよ」グイ
みほ「はい」ピョン ダキ
みほ「/////」ドキドキ
アンチョビ「////じゃあいこうか・・・・」ギュウウウ
みほ「そうですね/////」ギュウウ
カルパッチョ「いらっしゃいませ、お席はこちらになります」チャリンチャリン
アンチョビ「ささ、座って座って」ススー
みほ「失礼しますね」ポスン
沙織「ゴンドラから直接レストランなんてロマンチックすぎるよ~」ジタバタ
華「素敵なお店ですね」
優花里「ムームー・・・・」ジタバタ
麻子「暴れるからだぞ」
カルパッチョ「ではお食事を始めさせていただきますね」
カルパッチョ「こちらお客様ご指定の1996年物のぶどうジュースです」コポコポコポ
アンチョビ「みほの生まれた年のぶどうジュースだ、今日は楽しかったよ」チーン
みほ「はい、私もとっても楽しかったです」ニコ
優花里「こんな料理、こんな料理・・・・」ガツガツ メソメソ
沙織「中もとってもいい感じ、私も連れて来て欲しいな~」いや~ん
麻子「美味いな」モグモグ
華「二人もいい感じですね」
みほ「デザートもとっても美味しかったです」フー
アンチョビ「楽しんでくれたみたいでよかったよ」ニコニコ
カルパッチョ「お次のお皿です」カチャン
みほ「あれ?料理はこれで最後じゃ?」
カルパッチョ「開けてみればわかりますよ」パチンッ♪
カパッ
みほ「これって!?」
アンチョビ「このペンダントが気に入ったんだろ」ニコニコ
みほ「でもこんな高価なもの・・・・」
アンチョビ「私からのプレゼントだよ気にしないでくれ、それにこうすると」パキン
アンチョビ「ペアネックレスになるんだ」
みほ「私大切にします」ギュウウ
アンチョビ「じゃあ私はこっちを貰っておくな」ニカ
みほ「はい/////!」
アンチョビ「さて、夜も更けてしたしそろそろ帰ろうか」ガタン
みほ「はい」
カルパッチョ「お会計はもうお済みですので、本日はありがとうございました」ペコ
華「アンチョビさん行動がとってもスマートです」
沙織「お会計をトイレに立った隙に済ませておくなんてやるね~」
アンチョビ「今日は少し冷えるな」パサ
みほ「ありがとうございます////」ギュウウ
アンチョビ「少し歩こうか、送っていくよ」トコトコ
みほ「はい/////」ギュウウ
優花里「西住殿が~」メソメソ
沙織「ほら泣かないの」パンパン
アンチョビ「今日は楽しかった、また会おう」ギュ
みほ「私もです、また誘ってくださいね///」
チュ
アンチョビ「じゃあまた連絡するからな~」タッタッタッ
みほ「アンチョビさん・・・・」サスサス
優花里「ぎゃ・・・・」バタン
沙織「ゆかりん、大丈夫?」ユサユサ
麻子「完全に気を失っているな」
華「私達も帰りましょうか」
沙織「そうだね、はあ~」
~後日~
みほ「ニコニコ」ジイイー
沙織「みぽりん何読んでるの?」
みほ「えっとアンチョビさんから手紙が来たんだよね」エヘヘ
麻子「どれどれ、”親愛なる友人にしてかけがえのない人、貴方のことを直接抱きしめにいけないことを許してほしい・・・”」
華「情熱的ですね////」ポ
みほ「アンチョビさんってとっても素敵なんだよね」は~
優花里「・・・・・・」白目 チーン
沙織「こっちは死んでる・・・・」
みほ「えへへへへ」ニコニコ
優花里「・・・・・・・・」ボーーーー
沙織「アンツィオ編~完~だよ」
カルパッチョ「ドゥーチェ、この前の請求書です」パサ
ペパロニ「これは私の分っすよ」パサ
アンチョビ「ヒイフウミイヨ・・・!?」アワアワ
アンチョビ「なあもうちょっと負けてくれないか?」ユサユサ
ペパロニ「ダメっす、私たちのことを放っておいてあんな娘と・・・」プンッ
カルパッチョ「これはしっかり払ってもらいますからね」
アンチョビ「そんな~」ワアアアン
アンツィオ編完
今日はこの辺までありがとうございました
みほ「西さんと七夕デートです!」
ポンポン
華「はい、これで完成です」
みほ「ありがとう華さん、なかなか浴衣が着付けれなくて」えへへ
華「これくらい構いません、今日はどちらの方とデートなのですか?」
みほ「今日は知波単学園の西さんです、七夕に誘ってくれたんです」
華「いいですね七夕祭り」
みほ「ありがとうございました、じゃあ行ってきます」タッタッタッ
優花里「では我々も・・・・」ザッ
麻子「また尾行するのか」ハァ
沙織「だって楽しいんだもん」
絹代「・・・」オドオド
みほ「西さんお待たせしました」カランカラン
絹代「これは西住殿、私も今来たところです」
みほ「西さんの浴衣もかわいいね、今日はポニーテールなんだ」
絹代「はい!なんでも七夕はポニーテールの日だとか、織姫にあやかって結って見ました」クルクル
みほ「西さん綺麗な髪だからとっても似合ってますよ、本当の織姫さまみたい」
絹代「ありがとうございます////西住殿もとてもお似合いですよ、こう・・・彦星様のようです!」ワタワタ
みほ「それじゃあ私は男の子になっちゃうよ」クスクス
絹代「そんなつもりは・・・ワタワタ そう、天女様のようです」アセアセ
みほ「フフフ、じゃあ行こうか」ギュ
絹代「はい、ご案内します」ギュウ カランカラン
沙織「二人共似合ってるね、私達も浴衣でこればよかったよ」モー
優花里「浴衣では目立ってしまいます、尾行が出来ないでありますよ」コソコソ
華「さあ、私達も追いかけましょう」タッタッタッ
絹代「まだ外は暑いのでまずはプラネタリウムに行きましょう!こちらです」ササ
みほ「プラネタリウムなんて久しぶりだな~、楽しみです」ニコ
絹代「今は七夕の特別公演がやっているんです! 高校生2枚お願いします」
絹代「ささ、こちらです!」
みほ「中は涼しくて良いね」フー
絹代「席はこちらですね、さあどうぞ」
みほ「へ~ ペアシートなんてあるんですね」カチャ
ブー
絹代「始まるみたいですね」
みほ「楽しみだね」ワクワク
優花里「暗闇であんなにくっついて・・・邪魔してくるであります」ドカドカ
沙織「はいはい、ゆかりんもここに座って、始まるよ」グイ
アレガデネブアルタイルベガ~♪、君が指さす夏の大三角・・・・
みほ「こうやって夜空を見上げえるなんて久しぶりかも・・・・」ジイイ
絹代「私もです、隊長を引き継いでからというもの、隊のことを考えてばかりでしたから」
絹代「こうして過ごすのは随分、昔のような気がします」
みほ「私も・・・・あっ! あれが織姫さまだね」
絹代「こと座のベガですね、ではあちらが彦星ですね」ジイイ
みほ「本当に綺麗だね、天の川って本当に川みたい・・・・」ウットリ
絹代「本当に綺麗です/////」ジイイイイイ
みほ「ふえっ!?//////西さんも綺麗ですよ////」モジモジ
「「ふふふふ」」クスクス
沙織「いい感じだね二人共」ヒソヒソ
華「とてもお似合いですね」ヒソヒソ
ノビー
みほ「んん~楽しかったね」ニコニコ
絹代「はい!とても綺麗でした」
みほ「じゃあそろそろお祭りに行く?」
絹代「そうですね・・・まだ少し暑いのでお茶でもいかがですか?」
みほ「そうだね、何が良いかな?」
絹代「あそこのあんみつはなかなかいけますよ」
みほ「あんみついいですね」ウキウキ
絹代「ではあそこに致しましょう」カランカラン
福田「いらっしゃいませであります、お好きなお席へどうぞであります」
絹代「西住さん何になさいますか?」
みほ「私はこのクリームあんみつにします」
絹代「では私もそれにします」ササ
福田「クリームは抹茶とミルクの2種類があるでありますよ」
みほ「じゃあ1つずつ頼んで分け合いましょう」
絹代「流石は西住さんそうしましょう」
優花里「二人でわけあってあ~んとかするつもりでありますよ」ギラギラ
沙織「も~落ち着いてよゆかりん」
麻子「私はこのぜんざいにしよう」
華「私は抹茶のクリームあんみつときんつばを」
福田「かしこまりましたであります」
絹代「美味しいですね西住さん」モグモグ
みほ「こっちのクリーム味もとっても美味しいよ」
みほ「はい、あ~ん」ズイ
絹代「おいひいです/////」モグモグ
絹代「西住さん、こちらの抹茶も美味しいですよ」
みほ「ほんと?あ~ん」あ~ん
絹代「//////////どうぞ」ツツ
みほ「ん~美味しい」モグモグ
絹代「それは良かったです」ニコニコ
優花里「やっぱり・・・・あんな事」ジタバタ
沙織「ほらゆかりん、美味しいよ食べて食べて」ズイ
麻子「ぜんざいおかわり」
華「お二人は出かけられるみたいですよ」
みほ「ごちそうさまでした」カランカラン
絹代「美味しかったですね」
絹代「ここが七夕祭りの会場ですよ」
みほ「わ~綺麗な七夕飾りですね」キラキラ
絹代「ささ、行きましょう」ギュ グイ
みほ「はい!」カランカラン
優花里「手なんて握って」ギリギリ
沙織「追いかけよ」タッタッタッ
麻子「たこ焼き一つ」
華「私はお好み焼きを」チャリン
細見「はいどうぞ!」ガサ
みほ「金魚すくいですよ、可愛いですね」
絹代「ここは私に任せてください、見事召し捕って見せます」ドン
絹代「一回お願いいたします」チャリン
玉田「はい、ポイだよ」ササ
絹代「西住さん、どの金魚がよろしいですか?」キラキラ
みほ「ええっと・・・じゃあ、あの黒い子で」つ ツンツン
絹代「かしこまりました!見ていてください」ザザ
バチャ
絹代「しまった・・・・もう一回」チャリン
玉田「はいよ~」
みほ「西さん、もういいですよ・・・」オロオロ
絹代「いえいえまだです、見事捕まえてみせます!吶喊!!」バチャアア
絹代「ああまた・・・」ポタポタ
絹代「もう一回!」チャリン
玉田「はいはい~」
絹代「いざ、吶喊!!」
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ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
絹代「・・・・すいません西住さん・・・・」ショボーン
みほ「気にしないでください、西さん!この子も赤くて可愛いですよ」ツンツン
絹代「そう言っていただければ幸いであります」パァ
みほ「見てみて、短冊飾りがあるよ」
絹代「本当でありますね、私達も書いていきましょう」タッタッタッ
みほ「うん!」
サラサラサラ
絹代「西住さんはもう書けましたか?」
みほ「うん!西さんは?」
絹代「私も書けました!早速飾りましょう」キュイ
絹代”立派な隊長になれますように”
みほ「西さんらしいですね」
絹代「西住さんは何を書かれたんですか?」
みほ”来年もみんなで戦車道出来ますように”
絹代「西住さんも良い願いですね」
みほ「来年も負けませんよ」ニコ
絹代「私もです、来年は私達が優勝してみせます」ギュ
みほ「精一杯戦いましょう」ニギ
沙織「みぽりん・・・」ウルウル
優花里「私も来年も西住殿と戦車道したいであります」ウルウル
麻子「私達も書いていくか」
華「そうしましょう」ニコニコ
ヒュウウウウウン ドーン
ヒュウウウウウン ドドオーン パラパラパラ
絹代「花火が始まりましたね」
みほ「綺麗ですね」
絹代「西住さんこっちです」ギュ タッタッタッ
みほ「あ、待ってください」タッタッタッ
優花里「追いかけるであります」
絹代「ここが穴場なんです、静かに見れますよ!さあどうぞ」ササ ハンカチ引き-
みほ「ありがとう西さん」ギュ
ヒュウウウウウン ドーン
ヒュウウウウウン ドーン
みほ「綺麗な花火ですね・・・・」
絹代「・・・はい、とっても////」ジイイイ
優花里「なにを見ているんありますか西殿は」ジタバタ
沙織「いいところだからじっとしてて」グイグイ
絹代「西住さん・・・・」ジイイイ
みほ「はい/////」ググググ
ジイイイイイイイ
優花里「ああダメであります西住殿」ワタワタ
絹代 ドキドキ ドキドキ
みほ ドキドキ ドキドキ
スゥゥゥゥゥゥ チュ
絹代「////////」チュウウ
みほ「!?・・・・///////」ギュ
沙織「やったみぽりん!!」
優花里「いやああああああ」ジタバタ
絹代「・・・そろそろ帰りましょうか/////」
みほ「そうですね/////」
みほ「よっと・・・イタッ」コテ
絹代「大丈夫でありますか西住さん」ワタワタ
みほ「うん大丈夫、ちょっと鼻緒の所擦りむいちゃっただけだから・・・イツツ」
絹代「西住さんさあ、乗ってください」ザザッ
みほ「でも西さん・・・」
絹代「大丈夫であります、ささどうぞ」
みほ「ありがとうございます////」ギュ
カランカラン
みほ「大丈夫ですか西さん?」ギュ
絹代「大丈夫ですよ、鍛えていますから!」ザッザッ
みほ「・・・今日は楽しかったです////」ギュウウウ
絹代「私もです、また会って頂けますか?」
みほ「はい、いつでも待ってます」ニコ
絹代「ありがとうございます」パアア
~後日~
沙織「それで駅まで送ってもらったんだ」
みほ「うん、西さんてすごく優しいんだよ」
華「素敵な方ですね」
沙織「いいな~私もお姫様抱っこしてほしい~」ヤダモー
みほ「抱っこじゃなくて、おんぶです////」ワタワタ
沙織「そう言えば優花里さんは?」
華「なんでも有事に備えてアリクイチームと筋トレをすると言って出かけて行きましたよ」
みほ「有事ってなんですかね?」
麻子「さあな?」
沙織「知波単編~完~だよ」
バチャ
バチャ
絹代「これでもダメか・・・・」グヌヌ
福田「西隊長、何をしているんでありますか?」
絹代「金魚すくいというのもこれで意外と奥が深くてな」ムムム
絹代「とりゃ!」バャチャアアアン
福田「そんな勢い良く入れたらダメでありますよ」アワワ
知波単編完
今日はここまでありがとうございました
次回はどこにしようか迷い中、どこが良いですか?
みほ「継続高校でお泊りデートです!」
みほ「パジャマ良し、歯ブラシ良しっと」ポンポン
華「今回は随分大荷物ですね」
みほ「はい、今日は継続高校にお泊りなんです」ニコ
優花里「お、お泊りいいいい」ギャー
沙織「じゃあ気をつけてねみぽりん」
みほ「うん!じゃあ行ってきまーす」
優花里「今回こそは西住殿を守り切ってみせます」メラメラ
沙織「じゃあ私達も行こうか」タッタッタッ
みほ「・・・・・」チラ カチカチ
ミカ「ごめんね西住さん、待たせちゃったかな?」
みほ「ミカさん、大丈夫ですよ私も今来たところです」ニコ
アキ「お久しぶりです」
ミッコ「久しぶり」ヤー
みほ「アキさんにミッコさんもお久しぶりです、今日はどうしたんですか?」
アキ「ミカが一人じゃ心配だからね、ダブルデートだよ」
ミカ「そんなに心配しなくても良いんじゃないかな~」
ミッコ「じゃあ行こっか~」コトコト
アキ「ここが有名なムー○ン博物館だよ」
みほ「本当だムー○ンの銅像が有る、かわいいね」
ミカ「かわいい、それは本当に必要なことなのかな」ポロローン
アキ「もうミカったらまたそんなこと言って、じゃあ私たちは二人で回ってるから、後で待ち合わせしましょう」タッタッタッ
みほ「はい!じゃあミカさん行きましょうか」
ミカ「しょうがないね、行くとしようか」ギュ コトコト
みほ「ジオラマや原画が飾ってあるんですね」ジイイ
ミカ「こうしていると時の流れを忘れられるね」ポロローン
みほ「ミカさん見てください、こんな大きなぬいぐるみですよ」ギュウ
ミカ「大きいことはいいことなのかな?」ポロローン
みほ「こっちは小さいムー○ンがいっぱい、可愛いジオラマですね」ツンツン
ミカ「無くさないように気をつけないといけないね」ポンポン
沙織「楽しそうだねみぽりん」ウンウン
優花里「西住殿と一緒なのにあんな態度で」ギリギリ
アキ「二人共来たみたいだよ」
みほ「二人共お待たせしました」タッタッタッ
アキ「どうせミカがダラダラしてたんでしょ」プンプン
ミカ「急いで生きることに意味なんてあるのかな?」ポロローン
ミッコ「まあまあ、じゃあ次はどこに行こうか?」
ミカ「次は広場に行ってみよう、今日はキルップトリがやってるはずだよ」
みほ「キルップトリ?」
アキ「蚤の市のことですよ、フリーマッケットといったところです」
ミッコ「継続高校の生徒もたくさん出店してるんだよ」
みほ「わ~可愛い雑貨がいっぱいですね」
アキ「継続高校で作ったものもあるんですよ」
ミカ「大半は骨董品だけどね」
みほ「このお皿もかわいい」
沙織「いや~んこのクッションかわいい~」ギュウ
華「この壺も可愛らしいですね、花器にぴったりです」
麻子「こういうデザインは真似できないな」ウンウン
ミカ「そろそろコテージに行こうか」
アキ「今日は湖の畔のコテージに泊まるんだよ」
みほ「コテージなんて素敵ですね」
ミカ「私はテントでも良かったんだけどね」ポロローン
ザザーン チャプチャプ
みほ「素敵なところですね」サラサラ
ミカ「やっぱりこういうところは落ち着くね」ポロローン
ミッコ「私たちは散歩に行ってくるね」フリフリ
みほ「私達はどうしますか?」
ミカ「ここでゆっくりしたいかな、膝貸してもらえる」ギュ
みほ「いいですよ、さあどうぞ」ポンポン
ミカ「いい気持ちだな~」ポロローン
みほ「風邪が気持ち良いですね」サアアア
優花里「西住殿の膝枕・・・」ギリギリ
沙織「ああいうのも憧れるな~」いや~ん
みほ「スー スー」ウトウト
ミカ「スー スー」スヤスヤ
アキ「二人共寝ちゃって・・・もう起きて二人共そろそろお祭りの時間だよ」ユサユサ
ミカ「ふわ~もうそんな時間か・・・じゃあそろそろ行こうか」
みほ「お祭りですか?」
ミッコ「夏至祭だよ、ささ準備して」
アキ「ミカの分の花冠は作ってきたあげたからね」
メラメラメラ ボオオオ
みほ「わ~大きなキャンプファイヤーだね」オオー
アキ「あれはコッコって言うんだよ、花々で飾り付けて一晩中踊るんだよ」
ミッコ「じゃあ行こうか」グイグイ
みほ「はい、じゃあミカさんも」
ミカ「私はあっちで演奏してるよ」ポロローン
タッタッタッタラッタター タッタッタッタラッタター
みほ「こうですか?」クイクイ
ミッコ「そうそう、じゃあ手を肩に、みんなで輪を作って」
みほ「フォークダンスみたいで楽しいですね」トト
アキ「ジュンカって言うんだよ」タッタッタッタラッタター
優花里「西住殿と私もフォークダンス踊りたいであります」グイグイ
沙織「も~バレちゃうよ~」
華「料理も美味しいですね、素朴で美味しいです」モグモグ
麻子「ベリーも旨い」モグモグ
沙織「なんだか曲調変わったね」
華「ムーディーな曲ですね」
みほ「やっぱりミカさんも踊りませんか?私もミカさんと踊りたいです」ササ
アキ「ダメダメいつも理由をつけて踊らないんだよね」
ミカ「じゃあ偶には踊ろうかな」ギュウ
みほ「じゃあ行きましょう」タッタッタッ
ミカ「そうだね」
みほ「こういうのも楽しいですね」タララーン
ミカ「そうだね、偶には良いかもね」ギュウウ
アキ「私達も行こうか」ニギ
ミッコ「そうだね」タッタッタッ
優花里「羨ましいであります」ウルウル
沙織「私達も踊っちゃおっか~」ギュ
優花里「わわわ、待ってください武部殿」オトト
みほ「楽しかったですね」ニコニコ
ミカ「そろそろ帰ろうか」
みほ「でも全然暗くならないんですね」キョロキョロ
アキ「もう0時を回ってますよ」ニコニコ
みほ「ふえ~そうなんですか?」
ミカ「この時期は太陽が沈まないからね」
アキ「じゃあそろそろサウナに行こうか」
みほ「サウナですか?」
ミカ「継続では友達や家族とみんなでサウナに入るんだよ」
アキ「じゃあコテージに帰ろう」トコトコ
みほ「へ~本当にコテージにサウナが付いてるんだ」
ミッコ「一家に一部屋はあるからね、継続高校にもたくさんあるんだよ」
アキ「ささ、入って入って、始めるよ」チョロチョロ ジュワアアアアア
みほ「へ~こうやって温めるんですね、ふ~暑くなってきましたね」ハァハァ
ミカ「ロウリュっていうんだよ、こうして温めたサウナストーンに水をかけるんだ」ジュワアアアアア
みほ「ふ~暑いですね」ハタハタ
みほ「なんだかとっても気持ちいいです、息苦しい感じがなくていいですね」
アキ「日本のサウナより熱くないからね、それからこの白樺の枝で叩いて結構を良くするんだよ」パチャパチャ
みほ「面白いですね」パチャパチャ
ミカ「ふ~」ノビー
優花里「・・・・・・・」ジイイイイイ
沙織「流石にダメだよゆかりんそれは」グイグイ
みほ「暑くなってきましたね、少し涼んできます」カチャ
ミカ「じゃあ一緒に行こうか」グイ
みほ「ふえ~ミカさん」グイグイ ハラリ
ミカ「こっちだよ」タッタッタッ ハラリ
みほ「きゃああ」グイグイ
ミカ「よっと」ピョーン バチャン
みほ「わわ!?」バチャーン
ミカ「落ち着いて、体の力を抜いて・・・」ノビーン チャプチャプ
みほ「は、はい」チャプチャプ
ミカ「こうやってサウナに入ったり湖で泳いだりして楽しむんだよ」スイスイ
みほ「急に走りだすからびっくりしちゃいましたよ」クスクス
優花里「西住殿が・・・裸で・・・くっついて・・・泳いで・・・」ボタボタ
沙織「大丈夫ゆかりん」ユサユサ
スイースイー ギュウ
みほ「そう言えばミカさんはどうして私達を助けてくれたんですか?」ギュウウ チャプチャプ
ミカ「ただ風に流されただけさ」チャプチャプ スイーーー
みほ「それでもありがとうございました」ギュウ
ミカ「ふふ、そろそろ戻ろうか」
みほ「はい!」
みほ「ふわ~」ノビー
アキ「じゃあそろそろ眠ろうか、はい西住さんの分だよ」つ花束
みほ「なんですか?この花束?」
ミカ「これを枕の下に入れて眠ると運命の人が夢に出てくるんだよ」
みほ「へ~面白いですね」
ミカ「じゃあそろそろ寝ようか、さあおいで」ポンポン
みほ「失礼します////」
アキ「じゃあ私達も寝ようか」バタン
ミッコ「おやすみ~」スヤスヤ
沙織「みんなで同じベットで雑魚寝してるね」コソコソ
優花里「西住殿の耳元で私の名前を囁いてきます」ゴソゴソ
沙織「こらこら、私達も宿に帰るよ」グイグイ
華「明るいのに夜なんて不思議な感じですね」
麻子「冬は逆にずっと暗いんだな」フム
沙織「ほらゆかりん行くよ」グイグイ
優花里「離してください、今がチャンスなんです」ジタバタ
ミカ「じゃあまたね、楽しかったよ」ギュ
みほ「私も楽しかったです、また必ず来ます」ギュ
アキ「じゃあね西住さん」
ミッコ「またね~」
みほ「はい、みなさんもお気をつけて」
ミカ「後これはお土産だよ」コト
みほ「かわいいマグカップですね!木で出来ているんですか?」サスサス
アキ「これはククサだよ、白樺の樹で作ったんだよ」
ミッコ「継続では大切な人に送るプレゼントなんだよ」ニヤニヤ
アキ「頑張って毎日削って作ってたもんね」ニヤニヤ
みほ「ミカさんの手作りなんですか!?」
ミカ「こういうの位しか思いつかなかったからね/////」ポリポリ
みほ「私大切にします、ありがとうございます」ペコ
ミカ「じゃあまた会おうね」ギュ
みほ「はい!必ず来ます」
~後日~
沙織「へ~これがそのククサなんだ」
華「可愛らしいですね」
みほ「いいでしょ」ニコ
沙織「そう言えばみぽりんの夢には誰が出てきたの?」ニコニコ
みほ「そ、それは内緒です/////」プシュウウウ
みほ「そう言えば優花里さんはどうしたんですか?」
麻子「山に行ったな」
みほ「山ですか?」ハテ?
カーン カーン
優花里「私も頑張って作るであります」ガリガリ
沙織「継続編~完~だよ」
ヌイヌイ ヌイヌイ
ミカ「ふんふん~♪」
アキ「あれミカ何作ってるの?」
ミカ「今度は冬に来てもらおうと思ってね、一緒にオーロラを見るんだ。寒くないようにセーターを編んでるんだよ」
アキ「セーターですって」ニヤニヤ
ミッコ「あのミカがね~」ニヤニヤ
ミカ「人生には恋が必要なんじゃないかな、それに共に歩いてくれる伴侶も」ヌイヌイ
継続編完
今日はここまでです、ありがとうございました
次回はサンダースです よろしくお願いします
みほ「ケイさんとホームパーティーです!」
華「今日はサンダースなんですか?」
みほ「うん!ケイさんにパーティーに誘われたんだ」
麻子「ホームパーティーなら、なにかお土産があった方ごいいぞ」
みほ「ちゃんと用意したよ、メロンで大丈夫かな?」
華「大洗のメロンならきっと喜んで頂けますよ」
みほ「ありがとう!じゃあ行ってくるね」バイバイ
華「頑張ってくださいね」フリフリ
優花里「パーティーですか・・・・潜入が難しいでありますね」ギリ
ピーンポーン ガチャ
ケイ「Hey!みほ 待ってたわよ」チュ チュ スリスリ
みほ「ふえ~!? 今日はお招きありがとうございます」ペコ
ケイ「堅い話はNothing! ささ入って入って」グイ
みほ「お邪魔します、これお土産です、よかったら食べてください」
ケイ「Thanks みほ!美味しそうなメロンね」ポンポン
ガチャン
ケイ「みんな~私のガールフレンドを連れてきたわよ」
みほ「ふえ~!!?」
ナオミ「あら?西住さんじゃない、あなたも来てたのね」カラン
みほ「ナオミさんお久しぶりです」ペコ
ケイ「料理も飲み物もたくさん用意したから楽しんでいってね」
みほ「本当だ美味しそう」パアア
ナオミ「隊長はパーティーが好きだからね、こうして皆をよく呼んでくれるんだ」
ケイ「はいみほ!飲み物よ」カラン
みほ「ありがとうございます」
華「果物が沢山入っていて美味しそうですね」カラン
沙織「パンチボールだねパーティーの定番だよ」
麻子「旨い」ゴクゴク
優花里「こうしてサンダースの制服で紛れ込めばバレませんね」コソコソ
ケイ「じゃあ私は皆に挨拶してくるから楽しんでてね」フリフリ
みほ「ケイさんてすごいですね、立派な隊長で私とはぜんぜん違う・・・・」
アリサ「なに言ってるの私たちに勝っておいて、隊長は隊長、あなたはあなたよ」
みほ「アリサさん!?」
アリサ「隊長はそれは立派な方よ、でもあなたにだって負けられないくらいいいところがいっぱいあるんだからね」
ナオミ「そうよ自信を持ちなさい」パンポン
アリサ「そうでないと張り合いがなくなるわ、来年は私達が勝つんだから」プイッ
みほ「ふふふ、はい!私達も負けません」ニギ
アリサ「勝負よみほ」ニギ
ケイ「なになにみんな?私のみほをナンパしちゃダメよ」
ナオミ「美しい花は独り占めするべきじゃないですよ隊長」ギュ
みほ「ふえ~!!?」
ケイ「ダメよナオミったら、みほは私の何だから」ギュウウ
みほ「/////////」プシュウウウウ
アリサ「のぼせちゃいましたね」クスクス
ケイ「大丈夫みほ、みほ」ユサユサ
みほ「大丈夫です・・・・」グラグラ
ケイ「じゃあそろそろゲームでもしましょうか、Truth or Dareなんてどう?」カラカラ
ナオミ「いいですね、早速やりましょう」
みほ「なんですかそれ?」
アリサ「やればわかるはよ」クスクス
ケイ「じゃあまずは私からね、ナオミ Truth(真実) or Dare(挑戦)?」
アリサ「ああやって相手を指定して本当のことを言うか何かに挑戦するか選ぶのよ」
ナオミ「じゃあここはTruthにします」
アリサ「そうしたら相手はどちらか選ぶのよ、今のは真実を選んだのよ」
ケイ「そうしたらみんなで質問を考えるのよ、そうね~」ムムムー
アリサ「じゃあ先輩、最近キスしたのはいつですか?」
みほ「ふえ~!!?そんなこと聞くの?」オドオド
ケイ「こういう質問が面白いんじゃない、さあさあ、答えなくちゃダメよ~」ニコニコ
ナオミ「そうですね~ 5分くらい前にあの子としましたよ」パチンッ!
装填手娘「/////////////」ボンッ
ケイ「ハハハッ やるわねナオミ」クスクス
アリサ「うちの装填手に手を出さないでください」
ナオミ「じゃあ次は私の番ですね、さて誰にしましょうか・・・」ジイイイ
ナオミ「じゃあ、アリサ次はお前の番だTruth or Dare?」
アリサ「じゃあ私もTruthにします」
みほ「じゃあ私達が質問すればいいんですね」
ケイ「そうよ、何を聞き出してやりましょうか?」クスクス
アリサ「お手柔らかにお願いしますね」ガクブル
ナオミ「タカシとどこまで行ったかなんてどうですか?」
ケイ「いいわね!じゃあそれよ」ビシ
アリサ「ええっ!?タカシとですか・・・・ええっとその・・・・私もキスまでです・・・」アセアセ
ケイ「嘘ね」キッパリ
ナオミ「そうですね、目が泳いでます」ジイイ
みほ「そうなんですか?」
アリサ「ムムムムム・・・ええそうよ、嘘よ嘘!! まだ何もないわいよ」メソメソ
ケイ「やっぱりそうだったのね」アハハ
みほ「ふふふ」クスクス
アリサ「なに笑ってるのよ!次はあなたよTruth or Dare?」
みほ「ええと、じゃあ私はDare(挑戦)にしてみます」
ケイ「そう、Dareなのね」ニヤニヤ
ナオミ「何にしましょうか?」ニコニコ
アリサ「ふふふ面白くなってきたわね」クスクス
みほ「ふえ~!!?お手柔らかにお願いします」ブルブル
ピキーン
優花里「西住殿のピンチの気配が!!」
沙織「どうしたの?次はゆかりんの番だよ?」
優花里「そうでありました、行きますよ~」
ナオミ「最初は隊長にお譲りしますよ」ニコ
ケイ「じゃあみほ!私の膝の上に10分間おすわりよ」ビシ
みほ「ケイさんの上にですか!?」
ケイ「そうよ、さあいらっしゃい」ポンポン
みほ「失礼します////」ギュウ
ケイ「みほは柔らかくていい匂いね」クシクシ
ナオミ「次は私もしたいですね」
ケイ「ダメダメ、この娘は私のものよ アハハハハハ」ギュウウウウ
みほ「ケイさんそんなに強く抱っこしないでください///////」
ケイ「反応もかわいいわね」スリスリ
みほ「ふえ~////////」ボフン
ナオミ「ほっぺたも柔らかいですね」ツンツン
麻子「すごいことになってるな西住さん」モグモグ
華「優花里さんに見られなくて良かったですね」パクパク
麻子「これも美味いな」モグモグ
華「こちらのパイも美味しいですよ」パク
アリサ「ふ~今日は楽しかったです隊長」
ナオミ「遅くまでお邪魔してしまってすいません」
みほ「今日は楽しかったでありがとうございました」ペコ
ケイ「ノープロブレム!またやりましょう」グイ
ナオミ「じゃあ私はあの娘を車で送って行きましから」チャリン
ケイ「そうね、もう暗いからみほは私が駅まで送って行くわね」
みほ「いえいえ、大丈夫ですから」ブンブン
ケイ「遠慮しないで!すぐ車を回すからね」チャリン
みほ「ありがとうございます」ペコ
ケイ「さあみほ!乗って乗って」ブロロオオン
みほ「よろしくお願いします」バタン
ケイ「せっかくだから少しドライブしていきましょ、夜景の綺麗なところがあるのよ」ブウウウン
みほ「楽しみです」ニコ
ケイ「じゃあ行きましょ」ブウウウウン
優花里「さあ追いかけましょう」ブウウウン
沙織「二人は寝ちゃってるね」ポンポン
麻子「ムニャムニャ」
華「スースー」
優花里「楽しそうにしてましたからね」
ブウウウン キキー
ケイ「さあ着いたわよ、目を瞑ってついてきてね」テクテク
みほ「はい、よろしくお願いします」オドオド
ケイ「じゃあ良いわよ、目を開けてみて」
パチ キラキラキラキラ
みほ「うわ~、すごいですね~」キラキラ
ケイ「いい景色でしょ、私の一番好きな場所なのよ」
みほ「すごい綺麗です」
ケイ「喜んでくれてよかったわ」ニコ
みほ「本当に綺麗ですね・・・・・」フワー
ケイ「じゃあもう一個プレゼントよ、はいどうぞ」つ花束
みほ「わ~綺麗、良いんですか?」
ケイ「みほが喜んでくれるなら幾らでも送るわよ」ニコ
みほ「ありがとうございます////」
ケイ「今日は来てくれてありがとうね、とっても楽しかったわ」ギュ
みほ「私もです、また誘ってください」ギュウ
ケイ「もちろんよ!今度はみんなでバーベキューでもしましょうか」
みほ「はい!」ニコ
ケイ「・・・・・」ジイイイイ
みほ「・・・・/////////」テレテレ
ケイ「みほ・・・You’re mine」チュ ギュウウ
みほ「!?・・・・////////」ギュウウウウ チュウウウ
優花里「フーフーフー」ジタバタ
沙織「いいところだからダメだよ」
~後日~
みほ「フーンフーン」ニコニコ
沙織「みぽりん何そのカード?」
みほ「これはケイさんがパーティーに誘ってくれたからサンキューカードを書いてるの」サラサラ
麻子「なんだそれ?」
みほ「パーティーに誘ってくれておりがとうってのを手紙にして返すのがマナーなんだって」
華「可愛らしいカードですね」
みほ「ナオミさんが教えてくれたんだ、私も知らなかったから危なかったよ」
沙織「じゃあ私達も送っておかないとね」
華「そうですね、帰りに買いに行きましょう」
みほ「ふえ?みんなも何処かパーティーに行ったの?」ハテ
沙織「なんでもない、なんでもないよ~」アセアセ
みほ「そう言えば優花里さんはどうしたの?」
麻子「料理の修行をするらしい、実家にこもっているぞ」
優花里「美味しい料理で西住殿をご招待するであります」グググ
沙織「サンダース編~完~だよ」
ガルウウウウウウウウウンン
ナオミ「さあ着いたよ、昨日は楽しかったわ、また遊びましょ」パチン!
装填手娘「はい私も楽しかったです/////////」テレテレ
ナオミ「じゃあまたね」ブウウウウン
装填手娘「ありがとうございました」フリフリ
ケイ「あら貴方と同じ服じゃない、帰らなかったの?」ハテ
ナオミ「ちょっとコーヒーを飲みに行ってました」フフ
ケイ「ふーん、ねえ次は、みほをバーベキューに誘おうと思うんだけど、どうかしら?」
ナオミ「いいですね喜ぶと思いますよ」
ケイ「そうよね、頑張って準備しなくちゃ」メラメラ
サンダース編完
今日はここまでですありがとうございました
次回はどこかは決めてませんどこが良いですかね?
みほ「カチューシャさんとデートです!」
みほ「るんるんるーん」テキパキ
麻子「今回も随分大荷物だな」
みほ「プラウダ校はまだまだ寒いからコートを持ってくるように言われたんです」
華「それで着替えが一揃え入っているんですね」
みほ「じゃあ行ってきまーす」バイバイ
華「楽しんできて下さい」フリフリ
優花里「我々も防寒具を用意しまよう」ガサガサ
沙織「もう少し可愛いのにしようよ~」モー
プオーン プシュウウ
みほ「ここがプラウダ・・・・うう~寒い」ブルブル
カチューシャ「よく来たわねミホーシャ」タッタッタッ ギュ
みほ「カチューシャさん」ギュウウ
ノンナ「お久しぶりです西住さん」ペコ
みほ「ノンナさんもお久しぶりです」
カチューシャ「ささ、車を用意したは行きましょう」グイグイ
ガチャン
ノンナ「どうぞ西住さん」
みほ「失礼します」ゴソゴソ
みほ「うわ~お花でいっぱい」キラキラ
カチューシャ「みほのために用意させたのよ、すごいでしょ」ニコニコ
みほ「ありがとうございます、カチューシャさん」
カチューシャ「ノンナ!車を出して、早く行きましょう」
ノンナ「はい」ブウウウウン
ブウウウウン キキー ガチャ
ノンナ「着きましたよカチューシャ」
カチューシャ「さあ行きましょ、まずは美術館巡りよ」
みほ「わ~綺麗な美術館ですね、それにすごい大きい」ウワー
カチューシャ「エルミタージュ美術館よ、さあ行くわよ」グイグイ
優花里「やっと追いつきました」ハァハァハァ
沙織「大きい美術館だね~」ふえ~
麻子「世界三大美術館の分館がプラウダにあるんだな」
華「もともとは宮殿だったらいしいです」ガイドブックヨミヨミ
みほ「待ってくださいカチューシャさん、寒いのでコートを着させて下さい」
カチューシャ「随分安っぽいわね、これじゃあミホーシャには似合わないわ。ノンナ!」パチンッ
ノンナ「こちらに用意いたしました」バサ
みほ「こんな高価なものは・・・・」オドオド
カチューシャ「ソッチのほうが似合ってるわ、さあ行くわよ」グイグイ
みほ「あ、はい!」タッタッタッ
優花里「我々も行きましょう」タッタ
クラーラ「стоп Пожалуйста, колени」
沙織「きゃあ」グイ
優花里「なにをするであります」
クラーラ「Пожалуйста, колени」カチャ
麻子「銃を出してきたぞ」ハンドアップ
優花里「なにもしないであります」ブルブル
クラーラ『本部、こちらクラーラ侵入者を発見しました』ジイイイイ 画像送信
ノンナ『みほさんのクラスメイトですね、釈放しても構いません。目的は同じでしょう』
クラーラ『了解です』ピッ
カチューシャ「ノンナ!何してるの置いていくわよ」
ノンナ「申し訳ありませんカチューシャ」タッタッタッ
みほ「綺麗な美術館ですね」うわ~
カチューシャ「広すぎで回りきれないから今日は私のおすすめを回るわよ」グイグイ
みほ「はい!」
みほ「美術品もすごいですけど建物がすごいですね」
ノンナ「こちらはロマノフ王朝時代のものを移築したものです、女帝エカテリーナが自分専用の展示室を建てたのが始まりとされています」
カチューシャ「このカチューシャ様にピッタリの美術館ね」エッヘン
クラーラ「こちらが有名なヨルダン階段です」
華「真っ白で綺麗ですね」
麻子「これがあの大使の階段か」パシャパシャ
クラーラ「ここを上がれば冬宮になります、孔雀の時計などが必見ですね」
華「わ~孔雀が翼を広げましたよ」パチパチ
沙織「すごいすご~い」ピョンピョン
優花里「綺麗でありますね~」
麻子「本物みたいだな」
カチューシャ「まあ、今日はこんなところね歩きまわって疲れたわ」フー
まほ「じゃあ少し休憩にしましょうか」
カチューシャ「お茶にでもしましょ」
カランカラン
アリーナ「いらっしゃいませ」
カチューシャ「ここはね、パンケーキが美味しいのよ!パンケーキと紅茶をお願い」
アリーナ「かしこまりました」
みほ「パンケーキですか?楽しみです」ワクワク
カチューシャ「こうやって蜂蜜とジャムをたっぷりかけて食べるのよ」タラタラ
みほ「こうですね」ツツー
パクリ
みほ「ん~甘くて美味しい」モグモグ
カチューシャ「なかなかイケるでしょ」モグモグ
みほ「フフフ ほっぺたについてますよ」フキフキ
カチューシャ「ありがとう/////」テレテレ
クラーラ「かわいらしいですね」パシャパシャ
ノンナ「私達ではあのような顔をしてはくれませんからね」カキカキ
カチューシャ「ふ~美味しかったわね」
みほ「はいとっても美味しかったです」ニコ
ノンナ「カチューシャ、お車の準備ができました、そろそろお時間ですよ」
カチューシャ「そうね、行くわよみほ!」
みほ「次はどこなんですか?」
カチューシャ「着いてからのお楽しみよ」ニヒヒ
みほ「うわ~大きな建物」
カチューシャ「ここはボリショイ・ザールよ!」
ノンナ「プラウダ・フィルハーモニー交響楽団のコンサートホールです、カチューシャはこう見えても音楽が好きなんですよ」
カチューシャ「こう見えてもは余計よ」プンプン
みほ「私コンサートってはじめてだから楽しみです」
カチューシャ「今日はチャイコフスキーよ、交響曲第1番ト短調『冬の日の幻想』」
カチューシャ「初心者でも楽しめる曲にしておいたわ」
みほ「ありがとうございます」ニコニコ
カチューシャ「さあ行くわよ/////」ズカズカ
ノンナ「あなた達のチケットです、楽しんで下さい」
沙織「わ~ありがとうございます」ニコニコ
ノンナ「私達も参加しますのでまた後ほど」
クラーラ「また後で合いましょう」フリフリ
華「こちらの席ですね」
沙織「見て見てみぽりん達あそこに居るよ」
優花里「あんなにくっついて」ギリギリ
麻子「始まるみたいだぞ」
みほ「始まりますね」
カチューシャ「あそこにノンナが居るわ」フリフリ
みほ「楽しみです」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ヒューヒュー パチパチパチパチパチ
カチューシャ「ハラショー」パチパチパチ
みほ「すごい迫力でした、コンサートって楽しいですね」パチパチパチ
カチューシャ「そうでしょ!またいつでも来ると良いわよ」ニフフ
カチューシャ「フフフ、今日は楽しかったわね」クルクル
みほ「そんなに急ぐと転んじゃいますよ」アワアワ
カチューシャ「大丈夫よ、このカチューシャ様が転んだりするもんですか」タッタッタッ
ニーナ「花~花はいらねーべか?」
みほ「ああ!?」
カチューシャ「きゃああ」 ガシャン ベチャ
ニーナ「きゃあ」ベチャ バサバサバサ
ニーナ「ああ、せっかくの花が~」
カチューシャ「いてて、何するのよ」
ニーナ「これはすまねーだ、怪我はなかっただか」パサパサ
カチューシャ「一体どこ見て歩いてるのよ」ギャーギャー
ニーナ「すいませんだ、ああお洋服が」パサパサ
カチューシャ「せっかくのコートが汚れちゃったじゃないどうしてくれるのよ」
ニーナ「すいませんだ」
カチューシャ「こんな所で花を売ってるのが悪いのよ」ゲシゲシ
ニーナ「やめてくだせー、それが売れねーと怒られちまうだ」
みほ「やめてくださいカチューシャさん」グイグイ
カチューシャ「邪魔しないで、こんなもの」グシャ
ニーナ「オラの花が・・・・」
みほ「・・・・・」パチンッ
カチューシャ「・・・・・・」ジンジン
カチューシャ「ミホーシャどういうつもりよ私をブツなんて」
みほ「今のはカチューシャさんも悪いです、ちゃんと謝って下さい」
カチューシャ「私が悪いっていうの!」
みほ「はい、前を見ていなかったカチューシャさんも悪いです」
カチューシャ「なんでそんなこと言うのよ、私は悪く無いわ」プンプン
みほ「もう知りません、私は帰ります。コートありがとうございました、これは返します」バサ
カチューシャ「ちょっと、せっかくプレゼントしたのよどういうつもりなの」プンプン
みほ「カチューシャさんみたいな人から頂くプレゼントなんてありません、失礼しました」タッタッタッ
カチューシャ「私だってもう知らないわよ」プンプン
ノンナ「それでみほさんと別れてきてしまったんですか?」
カチューシャ「なにもミホーシャったら叩くことないじゃない」プンプン
ノンナ「今夜は特に冷えそうですね、雪も降ってきました」
カチューシャ「・・・・・・・・・」
ノンナ「無事に帰れていればいいですが・・・・」
カチューシャ「もうわかったわよ、ちょっと出てくるから」バタン タッタッタッ
ノンナ「熱い紅茶を用意して待っています」ペコ
みほ「・・・・・・・」ブルブル
みほ「すいません駅はどっちですか?」
アリーナ「Что Вы говорили?」ハテ?
みほ「ええっと・・・すいませんでした」タッタッタッ
みほ「どんどん遠くに来ちゃった気がするよ」グスグス
カチューシャ「ハァハァハァハァ」タッタッタッ
カチューシャ「ミホーシャったらどこに行ったのよ」キョロキョロ
みほ「ウウウウ・・・・」メソメソ ブルブル
カチューシャ「ミホーシャ!!!」タッタッタッ ダキ
カチューシャ「ハァハァハァ 心配したじゃない、もうどこにも行っちゃダメよ」ギュウウウ
みほ「カチューシャさん・・・・」グス
カチューシャ「・・・・・私が悪かったは・・・・だからもうどこにも行かないで」ギュウウ
みほ「私も叩いたりしてすいませんでした」ギュウ
カチューシャ「ううん、あれはカチューシャが悪かったの、意地になってごめんなさい」ショボーン
みほ「後で一緒に謝りに行きましょう」ニコ
カチューシャ「その・・・・ありがとう///////」
カチューシャ「寒いでしょ、これ巻いてなさい」グルグル
みほ「これは!?・・・」
カチューシャ「カチューシャが編んだの・・・・でも、上手く編めなくて、それで不機嫌だったの・・・・」モジモジ
みほ「とっても嬉しいですカチューシャさん、花束やコートなんかよりもずっと」ギュウウ
みほ「大切にします」ニコ
カチューシャ「風邪を引くわよ、さあ帰りましょ////」
みほ「はい!」ニコ
クラーラ「無事に見つかってよかったですね」
ノンナ「ええ、カチューシャも仲直りが出来て良かったです」
クラーラ「でも良いんですか?カチューシャ様を盗られてしまいますよ?」
ノンナ「私はカチューシャに仕えることができればそれで幸せです、それに西住さんも立派なお方ですよ」
ノンナ「あの二人にお仕えすることができたらとても楽しいと思いませんか?」
クラーラ「そうですね、それは楽しそうです」ニコ
ノンナ「さあ早く帰って紅茶の準備をしましょう」
暖炉 パチパチパチ メラメラメラ
カチューシャ「・・・ミホーシャ・・」スヤスヤスヤ ギュウ
ノンナ「カチューシャったら寝てしまったんですね」クス
みほ「はい、走り回って疲れたみたいです」サスサス
ノンナ「どうぞ、砂糖をたっぷり入れた紅茶です、体が温まりますよ」コト
みほ「ありがとうございます」
カチューシャ「・・・どこにも行かないで・・・」ボソ ギュウウウ スヤスヤ
みほ・ノンナ「ふふふ」
ノンナ「今日は遅いので泊まっていって下さい、カチューシャも喜ぶと思います」
みほ「ありがとうございます」ペコ
~後日~
沙織「みぽりん帰ってこなかったから心配したんだよ」モー
みほ「ごめんね、遅くなっちゃったから泊めてもらったんだ」
みほ「それからこれはお土産だよ」コト
華「マトリョーシカですね、可愛らしいです」
麻子「こっちはホフロマ塗りの食器か」
沙織「これはシャープカだね、ふわふわでロシアっぽいよねこの帽子」ニコニコ
華「みほさんはマフラーですか、なんだか変わった柄ですね?」
みほ「うん、でも大切なものなんだ」ギュ
沙織「なになになんなのそれ~」ニヤニヤ
みほ「内緒です」ニコ
華「そう言えば優花里さんがいませんね」キョロキョロ
沙織「そうがプラウダで掴まっちゃったでしょ、潜入技術を磨くんだって」
みほ「つかまった?」
麻子「なんでもない忘れろ」
優花里「ハァハァハァ 今度は見つからずに潜入してみせます」ザッザッザッザッ
沙織「プラウダ編~完~だよ」
カチューシャ「難しいわねまったく」ヌイヌイ
ノンナ「カチューシャはまた編み物ですか?」
カチューシャ「今度こそちゃんとしたマフラーをプレゼントするのよ、邪魔しないで」
ノンナ「そこ網目がズレてますよ」
カチューシャ「ノンナが口を出すから間違えたじゃない」
ノンナ「はいはい、ここに紅茶を置いておきましね」
プラウダ編完
今日はここまでですありがとうございました
次回は決めてませんどこが良いですか?
みほ「ダージリンさんとデートです!」
麻子「はい西住さん、約束のおバアの漬けた梅干しだ」コト
みほ「ありがとう、これで準備出来たよ」ポンポン
華「梅干しなんて用意してどうしたんですか?」ハテ
みほ「今日はグロリアーナでダージリンさんとデートなんです」
麻子・華「ああ~なるほど・・・」
みほ「じゃあ行ってきます」タッタッタッ
優花里「私は好きなんですけどね、うなぎゼリーとか」
沙織「そうなんだ・・・・」
みほ「ちょっと早く着きすぎたかな」チラ
時計 カチカチカチ
カパラ カパラ カパラ ヒヒーーーン
みほ「馬車だ!?」ビックリ
オレンジペコ「お待たせしました西住様、ダージリン様がお待ちです」ペコ
みほ「オレンジペコさん!? どうしたんですかその格好は?」
オレンジペコ「今日はダージリン様の従者なんです、さあこちらですよ」ガチャ
ダージリン「御機嫌ようみほさん、お久しぶりね」ニコ
みほ「ダージリンさんお久しぶりです、すごい馬車ですね」キョロキョロ
オレンジペコ「今日はお日柄も良いので幌なしの4輪車にしました」パシパシ
ダージリン「乗馬は嗜んでいますが、みほさんを乗せたまま駆けずり回るのは品格に欠けますからね」
ダージリン「また今度一緒に馬に乗りましょう」ニコ
みほ「はい喜んで」
ダージリン「ペコ、出してちょうだい」
オレンジペコ「はい、ハイヨー」パチン カパカパカパ
カパカパカパ
ダージリン「みほさん、今日はバラが綺麗でしたので摘んできましたの、受け取って下さいますか?」つ花束
みほ「うわ~綺麗なバラですね、いい匂い」クンクン
ダージリン「フフフ 似合ってますよ」
みほ「バラにもいろんな色があるんですね・・・・12本も良いんですか?」
ダージリン「ええ、私は青いバラが好みですね、サントリーが開発に成功したんですのよ」
沙織「いいな~私もバラの花束なんて貰ってみたいよ~」いや~ん
華「それにしてもダージリンさんは大胆ですね」
優花里「どういうことでありますか?」
華「12本のバラの花束はダズンローズと言ってプロポーズを意味するんです」
沙織「ええ~そうなの!?」
華「はい、12本のバラには“感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠” という誓いがそれぞれ込められているんです」
麻子「その中から1本抜き取って、相手の胸に挿すとOKの意味になるんだったな」
優花里「西住殿はそのことを知っているんですか?」
麻子「さあな」
みほ「本当に青い色をしてるんですね・・・・じゃあこれはダージリンさんに」スッ
ダージリン「えっ!?」
みほ「とっても似合ってますよ」ニコ
ダージリン「よろしいんですの?///////」
みほ「はい、とっても綺麗です」
ダージリン「//////////」プシュウウウウウ
優花里「あああああ西住殿~」ワシワシワシ
麻子「知らなかったみたいだな」
みほ「そう言えば今はどこに向かってるんですか?」
ダージリン「ふぇ!? ええと、今はクリスタルパレスに向かってますの////」ワタワタ
みほ「クリスタルパレスですか?」
オレンジペコ「水晶宮と言って、第一回の万国博覧会が行われた場所です」カポカポ
オレンジペコ「火事で全焼してしまったんですか、グロリアーナに再建されたんです」
ダージリン「ガラスと鉄筋で作られたその外見が、まるで水晶のようなので水晶宮と呼ばれますの」
みほ「へ~楽しみですね」
オレンジペコ「さあ着きました」ガチャ
みほ「わ~すごいですね、本当に水晶で出来てるみたい」ワクワク
ダージリン「さあ、早速行きましょう」ギュ
みほ「はい!」グイ タッタッタッ
ダージリン「あんまり引っ張ると危ないですわよ」タッタッタッ
沙織「わ~!!でっか~い」
華「木や噴水があって温室みたいですね」
麻子「料理もあるのか」モグモグ
優花里「西住殿たちが行ってしまいますよ~」グイグイ
みほ「中もすごいですね」ふえ~
オレンジペコ「うちの生徒が研究発表や美術品、工業品などを展示しているんですよ」
ダージリン「他の学校の生徒も出展してますのよ」
みほ「面白いですね~ わ~機関車だ!!」
ローズヒップ「飛ばしますわよ~」シュッシュ ポッポ
ダージリン「あの娘はまったく・・・」ハァ
みほ「あ!見てくださいダージリンさん、気球ですよ」
ダージリン「本当ですわね」
オレンジペコ「遊覧飛行が出来るようですよ」フムフム
みほ「面白そうですね、行ってみましょう」グイ タッタッタッ
ダージリン「ちょ、ちょっとみほさん、待ってください」グイグイ
沙織「それにしても広いね~」
優花里「はぐれたら迷ってしまいそうであります」
沙織「じゃあ手を繋いでいよっか」ギュ
プカプカ
みほ「いい景色ですね、遠くまで見えますよ」
ダージリン「ええ、そうね・・・・」ガクガク プルプル
オレンジペコ「大丈夫ですかダージリン様?」キョトン
ダージリン「こんな言葉を知っている?」プルプル
ダージリン「”いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない」
ダージリン「その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ”」
みほ「はい~?」キョトン
オレンジペコ「ニーチェの言葉ですね」
ダージリン「ええ、学ばずに結果だけを得ることは出来ないということよ・・・」プルプル
オレンジペコ「要は高いところが怖いんですね」クスクス
みほ「ふえ~!? そうだったんですか? 大丈夫ですか?」
ダージリン「ええ、この程度へっちゃらですわ・・・」プルプル
みほ「こうしていれば楽になりますか?」ギュウウウ
ダージリン「ふぇ!?//////////」ギュウウ
みほ「どうですか?/////少しは楽になりますか?」ドキドキ
ダージリン「ええ/////これなら怖くないです//////」ドキドキ
ダージリン「綺麗な景色ですね・・・・」
みほ「そうですよね、ダージリンと見れて良かったです」ギュ
ダージリン「/////////」プシュウウウウ
みほ「わわ、大丈夫ですかダージリンさん」ギュウギュウ
ダージリン「だ、大丈夫です/////」ドキドキ
優花里「に、西住殿が~」ワチャワチャ
沙織「もう落ち着いてよゆかりん」グイグイ
優花里「高射砲はアハトアハトは何処でありますか?すぐに沈めないと」キョロキョロ
華「優花里さん落ち着いて下さい、そんなものはないです」グイグイ
麻子「あったとしても3.7インチ高射砲だな、美味いなこのケーキ」モグモグ
ルクリリ「サマープディングですよ、ベリーがたっぷりさっぱりさわやかなケーキです」
沙織「麻子も助けてよ~」
ダージリン「高いところから下界を見下ろすというのもいい物ですたね」フフフ
みほ「はい、とっても綺麗でしたね。ダージリンさんと見れて良かったです」ニコ
ダージリン「////」テレテレ
ダージリン「そろそろお茶の時間ですわね、準備をさせますわ」パチパチ
オレンジペコ「準備整っております、ダージリン様」スチャ
ダージリン「偶にはガーデンティーパーティーにいたしましょ」ガチャ
ダージリン「みほさんもかけて下さい」
オレンジペコ「どうぞ」ギイ
みほ「ありがとうございます」ギュ
ローズヒップ「ダージリン様、お紅~茶の準備が整いましたわ」カラカラ
ダージリン「ありがとうローズヒップ!さあ、楽しいお茶会を始めましょう」タラタラ ツー
みほ「今日はメイドさんの格好ですね」
ローズヒップ「はい、誠心誠意ダージリン様にお仕えしていますわ」エッヘン
ダージリン「さあ、どうぞみほさん」カチャ
みほ「ありがとうございます、綺麗なカップですね」カチャ
ダージリン「カップを選ぶのもホストの勤めですの、喜んでいただいてよかったですわ」フフフ
みほ「このサンドイッチ美味しいですね」モグモグ
ダージリン「きゅうりのサンドイッチよとっても美味しいでしょ」
みほ「でもどうしてきゅうりなんですか?」
ダージリン「当時は新鮮なきゅうりを出すことが出来ることがステータスでしたのよ、使用人を何人も抱えて温室を用意してと大変でしたの」
ダージリン「だから美味しいきゅうりのサンドイッチが出せることがその人のステータスになるのよ」パクリ
みほ「なるほど・・・・」パクッ
ローズヒップ「スコーンは私が焼きましたのよ、熱々のうちに食べて下さいまし」
みほ「スコーンですね、どうやって食べるんですか?」
ダージリン「まずはスコーンを水平に割りますの、ここにクロテッドクリームをたっぷりと塗ります」
みほ「クロテッドクリームですね」ペタペタ
ダージリン「そしてお好みのジャムを乗せて頂きますのよ」サクッ
みほ「ん~美味しいですね、バターよりもあっさりしてるけどコクがあって美味しいです」
ダージリン「紅茶のおかわりもどうぞ」トポポポポ
みほ「ありがとうございます」ペコ
ダージリン「こうして紅茶を配るのもホストの努めですの」カチャ
みほ「結構おやつにガッツリ食べるんですね」
オレンジペコ「夜が遅くなりますからね、しっかり食べておいたほうが良いですよ」
みほ「そうなんですか?」モグモグ
ダージリン「楽しみにしていてくださいね、ささお茶を楽しみましょう」フフフ
沙織「楽しそうだねティーパーティー」モグモグ
華「お菓子も美味しそうです」モグモグ
麻子「なんでアンパンと牛乳なんだ?」
優花里「張り込みと言ったらアンパンに牛乳であります」モグモグ
優花里「それにしても一体何処に西住殿を連れ込む気でありますか」グヌヌヌ
ダージリン「さあ、そろそろ行きましょうか」カタ
オレンジペコ「すぐ馬車をご用意します」タッタッタッ
みほ「何処へ行くんですか?」ハテ
ダージリン「楽しみにしていてくださいね」
優花里「移動するようですね、追いかけましょう」
沙織「ムームー ムームー」ジタバタ
アッサム「動かないで下さい、ゆっくり手を上げて膝をついて下さい」カチャリ グイ
優花里「なにもしないであります」ブルブル
カパカパ ヒヒーーン
オレンジペコ「着きましたよダージリン様」ガチャリ
ダージリン「ありがとうペコ、さあみほさん着きましたわよ」ササ
みほ「ここは・・・」
オレンジペコ「グローブ座という劇場です」
ダージリン「今日はシェイクスピアの戯曲を見ていきましょう、ここが何度も初演の場所になっていますのよ」カツカツ
みほ「思ったよりも小さいんですね」キョロキョロ
ダージリン「屋根もないですし劇場内は基本的には立ち見ですわ、当時はこうして演劇を見ていましたの」
オレンジペコ「今日は壁際のボックス席を用意しました」
みほ「2階なんですね」ほえ~
ダージリン「当時は貴族のご令嬢などもお忍びで来ていたそうですよ」
オレンジペコ「私も出番があるので失礼します」
みほ「オレンジペコさんも出るんですね」
ダージリン「さあ、演劇を楽しみましょう」ギュウ
アッサム「あなた達はこのチケットをどうぞ、立見席で申し訳ありませんが楽しんでいって下さい」
沙織「ありがと~」ブンブン
アッサム「では、私も出番がありますので」ペコ
華「頑張ってください」
麻子「演目は何なんだ?」
沙織「ええっと、シェイクスピア作 ”真夏の夜の夢”だって」
優花里「ラブロマンスではないですか、許せないですね」グギギギギ
華「始まるみたいですね」
みほ「どういう話なんですか?」
ダージリン「熊本の貴族シホーアスの娘、ハーミホには恋仲のダーサンダーと言う恋人がいたんですの」
ダージリン「しかし、シホーアスは娘をエリカートリアスと結婚させようとするの、二人は別れて結婚するか死ぬかを迫られるの」
ダージリン「そこで二人は森へと駆け落ちする。それを追ってエリカートリアスも森へ、そしてそのエリカートリアスに恋い焦がれるアカホも森へとやって来たの」
ダージリン「その森では妖精王アンチョビロンと女王カルパーニアが喧嘩をしていた」
ダージリン「怒ったアンチョビロンは妖精のペッパに惚れ薬を使ってイタズラをしてカルパーニアを困らせてやろうと考えたのよ、森にいた職人のタカコは顔をロバにされてしまい、カルパーニアはそのタカコに惚れてしまう」
ダージリン「ハーミホやダーサンダーも自分の好きな相手がバラバラに成ってしまう、そしてどうなるか・・・・と言うお話ですわ」
みほ「本当にそんなお話何ですか?」ジイイイイイイ
ダージリン「ちょっと名前がうろ覚えな位ですわ」
みほ「あ、オレンジペコさんだ」
ダージリン「ペコは妖精のペッパの役ですね」
みほ「パンフレットではパックになってますよ」
アハハハハハ フフフ
沙織「パックってかわいいね」
華「オレンジペコさんに似合ってますね」クスクス
麻子「妖精の王もひどいやつだな」クスクス
みほ「面白かったですね」クスクス
ダージリン「ペコもなかなかいい演技をしますわね」フフフ
みほ「でもあのアッサムさんが猛烈なアタックをしているのは面白かったです」
ダージリン「役に入り込んでましたね」クスクス
ダージリン「ふ~面白かったですわ、そろそろ夜も更けてきましたし、パブにでも行きましょう」
みほ「パブですか?」
ダージリン「イギリス人には一人ひとりに行きつけのパブがあるんですのよ、今日は私の行きつけに参りましょう」
カランカラン
みほ「わ~かっこいいですね」
ダージリン「飲み物を買ってきますわ、壁の所で待っていて下さい」カツカツ
みほ「へ~ カウンターだけで立ち飲みなんだ・・・ここで良いのかな?」
ダージリン「お待たせしましたわ、さあ頂きましょ、クリスプスとフィッシュアンドチップスを買ってきました、これは飲み物ですよ」コト
みほ「これがフィッシュアンドチップス、結構でかいんですね。クリスプスっていうのは?」
ダージリン「ポテトチップスのことですの、今日はくまの形をしたポンベアーですのよ」
みほ「本当だ~くまの形をしてる」ツンツン
ダージリン「さあ頂きましょう」
みほ「ダージリンさんはいつもああして演劇なんかを見に行くんですか?」
ダージリン「私も音楽を聞きに行くこともありますわよ、グロリアーナはロックコンサートも有名ですのよ」
みほ「そういう音楽も人気なんですね」
ダージリン「ええ、ローズヒップがたしかよく聞いていましたわね」グイイイイン
みほ「もうなくなっちゃいましたね、次は私が買ってきますね」
ダージリン「お言葉に甘えさせていただいますわ」
みほ「ええ~とここで良いのかな?注文良いですか?」
ローズヒップ「良いでありますわよ、何に致しますの?」
みほ「ええと、よくわからないな・・・・」ムムム
ローズヒップ「女性にはサイダーなんかがおすすめですわ」
みほ「サイダーならわかるね、じゃあそれを2つください」
ローズヒップ「どうぞでございますわ」コト
みほ「随分黄色いなぁ・・・りんごの匂いもするしりんごのソーダなのかな?」クンクン
みほ「お待たせしました」コト
ダージリン「ありがとうございます、では頂きましょ、乾杯」カツーン
みほ「いただきま~す」グビグビ
ダージリン「グイ !? これは・・・・サイダーじゃないの?」ハッ
みほ「はいそうですよ・・・それがどうしたんれすか・・・」ヒック
ダージリン「みほさんこれはお酒なんですのよ」
みほ「またまた、こんなに美味しいのに」グビ
みほ「お酒のわけないじゃないですか~」ヒック
ダージリン「もう酔っ払って・・・・」タジタジ
みほ「だーじりんひゃん、全然飲んでないですね」グイ
ダージリン「もうこれ以上はダメよ」グイイイ
みほ「ケチ~」プンプン
みほ「そうだ♪」グビグビグビ
ダージリン「全くなんてことですの・・・」
みほ「ダージリンさん・・」ニコ
ダージリン「どうしましたのみほさん?もうサイダーはお終いですわよ」
みほ「ブチュウウウウウウ・・・・・」
ダージリン「!?!?!?!?!?!?//////////」ゴク ゴクン
ダージリン「ゴホゴホ//////」
みほ「どうですか~美味しいですよね~」ニコニコ
ダージリン「・・・・・・・/////」ヒック
みほ「ささ、もう1杯」トクトク
ダージリン「頂きますわ/////」グイ
みほ「わあああああ」パチパチ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
チュンチュン チュンチュン
ダージリン「んん~ここは・・・・私の部屋みたいですね」キョロキョロ
ダージリン「イタタタ、頭が・・・・何があったのかしら」ムニュン
ダージリン「むにゅん?」ダラダラ
ガバアアア
みほ(全裸)「スー スー」スヤスヤ
ダージリン「ななななななな・・・・・・やってしまいました・・・・・私としたことがなんてことを・・・・・」ゲッソリ
みほ「んんん~」ノビー
みほ「おはようございます、ダージリンさん」
ダージリン「みほさん・・・・この責任は必ず取りますわ」フカブカー
オレンジペコ「失礼します、紅茶をお持ちしました」ガチャ
ダージリン「ぺ、ペコ・・・・違うのよこれは・・・違わないけど違うの」アセアセ
オレンジペコ「どうぞ西住さんアーリー・ティーです。眠気覚ましにベットで飲む紅茶ですよ」
みほ「ありがとうございます」
オレンジペコ「朝食の準備もできていますから、着替え終わったら降りてきてくださいね」
みほ「はい」テキパキ
ダージリン「・・・・・・・・・」ボオオオオオ
オレンジペコ「西住さんブレイクファーストティーです」コポコポ
みほ「ありがとう」
ダージリン「・・・・・・・・・・」ポケエエエエエ
オレンジペコ「本当に覚えていないようですね」ヒソヒソ
みほ「そうみたいですね」ヒソヒソ
~前日~
ダージリン「ああ~美味しい、もう一杯お願いします」グビグビ
みほ「ダージリンさんそのくらいにしないとダメですよ」
ダージリン「大丈夫ですわこのくらい・・・・」バタン
ダージリン「スヤスヤ スヤスヤ」
みほ「寝ちゃった・・・・」
オレンジペコ「ダージリン様は私がお運びしておきます、西住さんももう遅いので今日はこちらにお泊まりください」
みほ「それじゃあお邪魔します」
ダージリン「みほしゃん」ムニャムニャ
オレンジペコ「まったくダージリン様ったら」ヨイショ
オレンジペコ「では今日はこのお部屋をお使いください、ダージリン様と一緒で申し訳ないですがあのまま寮に入れるわけには行きませんから」
みほ「大丈夫ですよ、じゃあおやすみなさい」フリフリ
オレンジペコ「おやすみなさいませ、明日はお迎えに上がります」
みほ「んんん~暑いから脱いじゃおっかな」ヒック
~後日~
沙織「も~また向こうに泊まったんでしょ、ちゃんと連絡してよ、心配したじゃない」
みほ「ゴメンね沙織さん」テヘヘ
麻子「そう言えばグロリアーナから紅茶をたくさんもらったぞ」
華「じゃあ私達もティーパーティーを致しましょうか」
みほ「楽しそうだね、とっておきのスコーンも習ったから頑張っちゃおうかな」
麻子「楽しみだな」ダラ
みほ「そう言えば優花里さんは?」
麻子「アルコールに強くなるそうだ、訓練中らしい」
優花里「うううう、気持ち悪いであります、しかしこれも西住殿のため、狼にならないためであります」
沙織「グロリアーナ編~完~だよ」
ダージリン「んん~私はなんてことをしてしまったのかしら・・・・」
ローズヒップ「ダージリン様どう致しましたの?」
アッサム「まだ本当のことを言ってないんですか?」
ダージリン「でもみほさんと・・・・えへへへへ」ニヤニヤ
オレンジペコ「なんだか嬉しそうですからね、言うに言い出せないんです」
ダージリン「ああ~でもなぜそんな大切なことを忘れてしまったんでしょう」ワシャワシャ
グロリアーナ編完
今日はここまでです次回は黒森峰にしようか大洗をやろうか迷い中
大洗編ってあったほうが良いですかね?
大洗編書きたいと思います その前に小ネタ
優花里「これが西住殿が間違えて飲んだサイダーでありますか」クンクン
ダージリン「グロリアーナではシードルのことをサイダー呼ぶんですの」
まほ「黒森峰ではシードルだな」
みほ「うん、だから間違えちゃったよ」テヘヘ
ケイ「サンダースでもりんご酒はシードルよ、でもサイダーと言ったら100%のりんごジュースを指すわね」
優花里「加熱をしない100%のりんごジュースでありますね、炭酸も入ってないんですね」
ケイ「そうよ!炭酸飲料は商品名で呼ぶことが多いわね、ソーダともいうけど、これはどちらかと言うと炭酸水ね」
優花里「レモンスカッシュやスプライトですね」
ダージリン「グロリアーナではレモネードと言ったりしますわ」
ケイ「サンダースのレモネードは炭酸なしよ、子供の頃お小遣い稼ぎによく作ったわね」
まほ「レモネードは果汁入りのソフトドリンクだったな、英語ではエードだったか?」
ケイ「そうよ、レモン・エード訛ってレモネードね、オレンジエードやグレープエードなんかもあるわ」
優花里「ゲータレードなんかもエードですね、私あれ好きなんですよね」
絹代「知波単でもサイダーは売っていますよ、三ツ矢シャンパンサイダーと言う名前で売っていました」
みほ「シャンパンの名称が使えなくなって三ツ矢サイダーになったんですよね」
絹代「はい!なので知波単ではりんご酒はシードルです」
まほ「黒森峰のレモネードも炭酸入りだな。スプライトも、もともとはドイツのファンタレモンだ」
優花里「大戦でコーラの供給がストップしたからファンタが生まれたんですよね」
ケイ「サイダーが流行したのも禁酒法の影響ね」
ダージリン「禁止されればされるほど欲しくなるのよね」フフフ
優花里「アメリカでは禁酒法のおかげで大変なことになりましたからね」
ケイ「今でもドライカントリーって言ってアルコールの販売が禁止されている州もあるわよ」
優花里「南部の州に多いですよね」
訂正:ドライカウンティです
ケイ「そうよ、ジャックダニエルって知ってる?」
まほ「アメリカのウイスキーだったな」
ケイ「テネシー州のリンチバーグで作られるウイスキーよ、でも蒸留所のあるテネシー州のムーア郡はドライカウンティなの」
ケイ「だから蒸留所にせっかく見学に来てもジャックダニエルは買えないなんて話もあるのよ」
みほ「なんだか面白いですね」クスクス
優花里「今では観光客用に少量なら許可されているそうですけどね」
まほ「飲み物は人類とは切っても切れない仲だからな、抑圧してばかりではダメということだな」
優花里「でも未成年の飲酒はダメですよ」
みほ「ごめんなさい」ペコ
沙織「小ネタ終わりだよ」
みほ「会長さんとデートです!」
優花里「えっ!?会長ともデートするんでありますか?」
みほ「うん、会長もしたいんだって、旅行に行ってくるね」
華「いいですね、とっても楽しそうです」
みほ「おみあげ買ってくるね」タッタッタッ
優花里「クゥーン・・・」メソメソ
麻子「会長ならしかたない」ポンポン
沙織「私も行きたかったな~」
杏「西住ちゃんおまたせ~」ブウウウウン
みほ「会長、運転できたんですね」
杏「戦車道やるから一通りのポジション出来るように訓練したからね~、見て見て、免許書~」ニシシ
みほ「流石ですね会長」クスクス
杏「ささ、乗った乗った、出発するよ~」
みほ「はい」バタン
みほ「今日は何処に行くんですか?」
杏「西住ちゃんには戦車道で引っ張り回しちゃったからね~、引っ越して以来あんまり出歩いてないでしょ」ブウウウウン
みほ「そう言えばそうですね・・・」
杏「だから茨城を案内してあげるよ」
みほ「よろしくお願いします」ペコ
杏「じゃあまずは水戸へ行こうか」
みほ「県庁所在地ですよね、隣の町でしたっけ」
杏「そうだよ、じゃあ出~発」
ブウウウウン
みほ「ここが水戸ですか・・・」
杏「千波湖だよ、ほらほら黄門様!」
みほ「そうか、水戸といえば水戸黄門ですもんね」
杏「そうそう、ハイチーズ」パシャ
杏「せっかくだからスワンボート乗ろっか~」グイグイ
みほ「はい!」タッタッタッ
杏「いえ~い」パシャパシャ
みほ「アヒルが着いてきてますよ」クスクス
優花里「西住殿とボート・・・羨ましいです」
沙織「ま~ま~私たちはボートにしよ」
杏「西住ちゃん、見て見て納豆アイス~」
みほ「本当ですね、どんな味なんでしょう?」
杏「食べてみよっか~、はいあ~ん」
みほ「モグモグ 意外といけますね」
杏「ごろっと入ってるんだね」ペロペロ
優花里「西住殿と同じスプーンで・・・」アワアワ
沙織「お土産に納豆買ってこ~っと」ガサガサ
麻子「買いすぎだろ」
華「でも意外といけますよこのアイス」ペロリ
杏「じゃあ次は竜神峡に行こっか、プレゼントもあるから楽しみにしててね」ブウウウウン
みほ「プレゼントですか?」
杏「西住ちゃんて高い所は平気?」
みほ「あんまり・・・・」
杏「ニヒヒ・・・じゃあ楽しんでね」ニヤ
ピュウウウウウウウウ
みほ「会長、手を離さないでくださいね」ブルブル
杏「ほらほら見てみなよ、綺麗だよ~」
みほ「だめです」プルプル
華「高いですね・・・・」ヒュウウウウン
麻子「高さ100メートルらしい」フムフム
優花里「武部殿・・・離さないでくださいね」プルプル
沙織「高いところダメなんだ」ハァ
杏「渡りきったところにプレゼントが置いてあるから頑張れ~」
みほ「会長待ってください」ギュウウウ
杏「もうちょっとだよ、ほらあれだよ」ピン
ボコぬいぐるみ チョコーン
みほ「わ~ボコだ~」ギュウ
杏「西住ちゃんこのぬいぐるみ好きなんでしょ? プレゼントだよ~」ニヒヒ
みほ「ありがとうございます」ギュウウ ニコニコ
華「沙織さんバンジージャンプがありますよ」
沙織「怖いよ~」ブルブル
杏「じゃあ次は袋田の滝に行くよ」ブウウウウン
みほ「滝ですか?」
杏「日本三名瀑の一つだよ、涼しくて気持ちいいよ」
みほ「ハァハァ でも・・・遠いですね」トコトコ
杏「まあ森林浴だと思って、見えてきたよ」
ドドドドドド
みほ「うわ~すごい滝ですね」キラキラ
杏「すごいでしょ、4段になってるんだよ、だから別名四度の滝」ザザアアアア
みほ「キラキラしてて綺麗ですね」
杏「季節によって姿が変わるんだよ!秋には紅葉も綺麗だし、冬は滝が凍りつくんだよ」
杏「西住ちゃんのおかげで学校も守れたし、これから何度でも来れるよ」ニコ
みほ「会長・・・」
杏「また来ようね、西住ちゃん」ギュ
みほ「はい!」ギュウ
優花里「私も来たいであります」ウルウル
沙織「私も絶対来るよ・・・」ウルウル
杏「じゃあ次で最後だよ」ブウウウウン
みほ「もう真っ暗ですね、何処に行くんですか?」
杏「いいとこいいとこ、まあもうすぐだよ」
優花里「こんな暗闇に連れ込んでどうするつもりでありますか」グヌヌヌ
沙織「本当に真っ暗だね」コソコソ
杏「手を離しちゃダメだよ西住ちゃん」ガサガサ
みほ「もう目を開けてもいいですか?」
杏「もうちょっとだよ~」
ガサガサ サラサラサラ
杏「もう良いよ~ゆっくり目を開けてね」
パチリ
みほ「!? うっうわ~」キラキラキラ
みほ「綺麗ですね、ホタルですか!?」ウワー
杏「そうだよ~、これが見せたかったんだよね」ニコニコ
みほ「初めてみました・・・・綺麗ですね・・・・」ツンツン
杏「ありがとね西住ちゃん・・・・」ギュ
みほ「会長///////」
~後日~
華「そんなにホタルがいたんですか?」
みほ「うん、とっても綺麗だったよ」ニコニコ
華「いいですね来年は私達も見に行きましょう」
麻子「そうだな学園も存続したしな」
みほ「来年が楽しみだね、ところで優花里さん達は?」
ガサガサ
優花里「おかしいでありますね、方向はこっちのはずなんですが・・・」オロオロ
沙織「も~ここどこなの~」ワーーーン
大洗編完
今日はここまでですありがとうございました
みほ「黒森峰でデートです!」
コンコン
エリカ「隊長失礼します」ガチャ
まほ「エリカか呼び出して済まないな、まあ掛けてくれ」
エリカ「それで隊長、お話というのは?」ガチャ
まほ「うむ、実はな・・・私ももう三年生だ、大会も終わって区切りもついた」
まほ「そこでお前に隊長を譲ろうと思う」
エリカ「私ですか!? 無理です、私に黒森峰を率いて戦うなんて・・・」
まほ「そんなことはないぞエリカ、お前はよくやっている」
まほ「教官たちやOGからの了承も得ている、誰も文句をいうものはいない」
エリカ「ですが・・・持ち帰って・・・考えさせていただきます」グッ
まほ「ああ、前向きに検討してくれ。しかし困ったな・・・・」
エリカ「まだ何かあったのですか?」
まほ「大洗から頂いたデートの権利だ、エリカが隊長を受けてくれると思い先方にもエリカが行くと言ってしまったんだ」
まほ「誰か代理を立てるか」ムムム
エリカ「隊長は行かれないのですか?」
まほ「みほは私の妹だぞ、出掛けたければ誰にも断らず勝手に行く、姉妹なのだからな」
エリカ「はあ・・・」
まほ「しかしエリカが隊長を引受けないというならしかたない・・・・赤星に代理を・・」
エリカ「新隊長、謹んで拝命いたします」ビシッ
まほ「お、おおそうか、これで黒森峰も安泰だ、今後とも精進してくれ」ポンポン
エリカ「はい!では失礼します」
まほ「そうだエリカ、デートのプランができたら一度私のところへ持って来い」
エリカ「プランをですか? 了解しました出来上がり次第お持ちします」
まほ「うむ、よろしく頼む」ビシ
~後日~
エリカ「隊長、プランが完成しました、添削お願いいたします」バサ
まほ「隊長はもうお前だ、どれどれ」ジイイイイ
エリカ「こういった経験はあまりないもので・・・・どうですかね?」
まほ「・・・・・・・」プルプル
まほ「ブチッ・・・・・」ビリビリビリ
エリカ「ひいぃ」ガクプル
まほ「エリカ、貴様うちの妹なんだと思っている、なんだこの○オンモールで尽くしのデートプランは」バサッ
エリカ「イテッ!」コツン
エリカ「映画を見て食事、ショッピングと模範的な所は抑えたつもりなんですが」
まほ「せめて○オンモールから出ろ、お前は中学生か」
エリカ「は、再度作成し直します」
みほ「フフフフッフフーン」ポンポン
華「みほさん今日はどちらにお出かけですか?」
みほ「今日はね黒森峰なんだ、ついでに実家にも寄ってくるよ」
沙織「お姉さんとデートするの?」
優花里「お姉さんなら心配ないでありますからね」
みほ「ん~ん、新しく逸見さんが隊長になったんだって、だからデートも逸見さんとしてくるよ」
みほ「行ってきまーす」タッタッタッ
麻子「明太子を頼む」
優花里「い、い、い逸見殿~」アワワワワワ
優花里「油断していました、まさか相手が逸見殿だったなんて」アワアワ
沙織「ほら行くよゆかりん」タッタッタッ
エリカ「本当に大丈夫なのかしら?緊張してきたは」
ポワンポワンポワン
まほ(良いかエリカ、お前は他の隊長たちよりも圧倒的に不利だ!)
エリカ(なぜです隊長?確かに私はケイやダージリンに比べればスタイルは劣るかもしれませんが・・・・)クッ
まほ(わからないか、みほとお前は元は同級生、生まれも育ちも熊本だ・・・)
まほ(今更、黒森峰を案内した所でなんの面白みもないということだ)
エリカ(た、確かに・・・・)ガックシ
まほ(しかしエリカ、お前には他の隊長たちにはない武器もある、自分の持ち味を活かすんだ)
エリカ(は、はい隊長!」ビシ
みほ「逸見さん遅くなってごめんねハァハァ 待たせちゃった?」タッタッタッ
まほ(まずは相手よりもからなず早く到着しろ、先にイニシアチブを確保するんだ)
エリカ(まず陣地を構成してから攻勢に転じろということね・・・・ここは攻める)
エリカ「全く、何時まで待たせ得るのよ、元とはいえ自分の母校でしょ?全部忘れちゃったの?」フン
みほ「えっと・・・ごめんなさい」ショボン
みほ「久しぶりで迷っちゃって・・・」
エリカ「全くしょうがないわね、はぐれないようにしっかり掴んでなさい」ギュ
みほ「うん!ありがとう逸見さん」ニコ
エリカ「昔みたいにエリカでいいわよ、今日は戦車道じゃないんだから」フン
まほ(まずは花だ、花を用意しろ、花を貰って喜ばない女はいない)
エリカ(そういうものですか?私は別に・・・)
まほ(ゴホンッ 普通の女は花を貰えば喜ぶはずだ、あまり大きすぎるものは避けろ)
まほ(あくまでも貰った瞬間、相手を喜ばせるためだ。デートの最中邪魔になるようなサイズのものは避けろ)
まほ(まあ、花屋に聞いて季節の花を見繕ってもらえ、この時期ならひまわりなんかが良いぞ)
エリカ(なるほど・・・ひまわりですね)カキカキ
エリカ(そう言えば小学校の時ひまわりの鉢植えを育てたわね・・・あんな感じね)カキカキ
まほ(間違っても鉢植えなんて送るなよ、あんな重いものを持ってデートなんて出来ないからな)
エリカ(わかってますよそれくらい あははは・・・・)ダラダラ
エリカ「はいみほ、プレゼントよ」ズイ
みほ「わ~花束だ、貰っていいの?」
エリカ「あなたのために選んだから貰ってくれなきゃ困るわよ」ツン
みほ「エリカちゃんが選んでくれたんだ・・・ひまわりにこっちはオレンジ色のバラだね、夏って感じで素敵だね」ニコニコ
エリカ(こんなに喜ぶものだったのね・・・)
エリカ「じゃあまずは喫茶店にでも行きましょ、つもる話もあるだろうから」タッタッタッ
みほ「うん!エリカさんには何も言わずに転校しちゃったからね・・・・」
エリカ「ほら行くわよ」ギュ カツカツカツ
まほ「上手く行っているようだな、気付かれない様、前進微速!悟られるなよ」ガガガガガガ
赤星「了解です」ガキン
沙織「みぽりん達喫茶店に入るみたいだよ」
優花里「私達も追いかけましょう」
まほ「あれは確か・・・捕縛しろ、うろつかれても迷惑だ」
黒森峰生「動くな」ガチャン
沙織「またこれ~」ヒイイ
まほ「うむ・・・邪魔をするつもりがないなら同行を許可しよう」
沙織「やったねみぽりん」
赤星「目標は喫茶店でお茶にするようです」
まほ「我々も小休止としよう、コーヒーを入れてくれ」
赤星「はい!」ビシ
沙織「みぽりん達は何飲んでるのかな?」
優花里「やはりコーヒーではないですかね?黒森峰と言ったらコーヒーですから」
まほ「黒森峰でのデートと言ったらまずは喫茶店か散歩だな上手く行くと良いが」ズズズ
麻子「そうなのか?」
沙織「あの二人仲良く慣れると良いね」
華「心配ですね」
エリカ「しかし、急に消えて現れたと思ったら弱小校の隊長になって優勝までしちゃうなんて大したものね」フン
みほ「いろいろありまして・・・・」アハハハハ
エリカ「・・・せめてなにか言っておいて欲しかったわね」ボソ
みほ「ごめんなさい」ショボン
エリカ「気にしてないわよ、またこうして会えたんだし」
エリカ「でも次の大会では絶対負けないからね」
みほ「はい!私も負けません!全力で当たります」
エリカ「ふふふ・・・」
みほ「クスクス・・・」
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優花里「仲良くなれたみたいでありますね」
沙織「ライバルって感じだね」
まほ「いい感じだな」
エリカ「さてそろそろ出ましょうか」
みほ「そうですね」ガタッ
エリカ「お会計は1265円ね端数は出してあげるわ」チャリン
みほ「ありがとうエリカちゃん」ニコ
エリカ「良いのよこのくらい/////」ツン
優花里「さすが黒森峰、細かいですね」
沙織「気前が良いのかケチなのか変な感じ・・・」
まほ「これを教えておくのを忘れていた」パシッ
みほ「んん~長く話してたんだね、もうこんな時間だ」
まほ(エリカ最後は家に誘うんだ、それで全てが決まる、注意しろよ)
エリカ(よ、よし・・・)ググ
エリカ「み、みほ・・・この後もし、ひ、暇ならうちにこ・・・」
愛里寿「あれみほ?どうしてここに?」
みほ「愛里寿ちゃん、それにお母さんに、島田流家元まで」
千代「千代でいいわよ、久しぶりねみほちゃん、こんなに大きくなって」
みほ「お母さんまでどうして黒森峰に?」
しほ「島田の娘が転校先の高校を探しているので案内をしていたのよ、それよりあなた達こそどうしたの?」
みほ「友人とお茶をしていたんです」
エリカ「お久しぶりです家元、逸見エリカです」ペコ
しほ「貴方だったの、新隊長就任おめでとう、黒森峰の伝統に恥じないよう頑張りなさい」
エリカ「は、はい!」ガタガタ
千代「そんなにプレッシャーかけちゃダメですよ」
千代「そうだ、二人共ご飯がまだなら一緒にいかが?これからすき焼きを食べに行くのよ」
愛里寿「みほ、行こう」ギュウ
沙織「なんだか話がややこしくなってきたね」
優花里「お母様に島田流家元と愛里寿殿まで、一体どうなるんでしょう・・・」
まほ「とにかく追いかけるぞ」タッタッタッ
しほ「さあ遠慮せずに召し上がりなさい」
みほ「いただきま~す」
愛里寿「頂きます」ペコ
エリカ(いきなり親同伴で食事ってどういうことよ・・・・)
千代「ささ、しほさんも一杯」トクトク
しほ「あまり飲み過ぎるなよ」
千代「ま~そお言わずに」
愛里寿「このボコね、ミュージアムをリニューアルした記念に限定で作ってもらったんだよ」
みほ「わ~いいな、私も欲しい~」キラキラ
愛里寿「じゃあみほにも送っておく、楽しみにしてて」ニコ
エリカ(なんだか蚊帳の外だし・・・胃が痛いわね)
まほ「まったくエリカは何をしているんだ」くっ
沙織「完全に孤立してるね」
華「はい、とってもこってりしていて美味しいです」パクパク
沙織「って華なんか食べてるし」
麻子「これが送られてきた」
しほ:お代はこちらで持つので好きなモノを食べなさい
優花里「流石西住流家元、我々の尾行など無意味でしたか・・・」
まほ「しょうがない、食事を楽しもう」
みほ「エリカちゃんあんまり食べてないけど大丈夫?」
しほ「口に合わなかったか?」ギロ
エリカ「いえ、大変美味しいです」パクパクパク
みほ「良かった!エリカちゃんてハンバーグとかお肉が好きなんだよ」
しほ「そうか、すまんが肉を10人前追加してくれ」
福田「かしこまりましたであります」ペコ
しほ「すぐ来るだろう、存分に楽しんでくれ」ニコ~
エリカ(じゅ、10人前・・・・ここで食べなきゃ・・・私は・・・・いく)ギン
エリカ「バクバクバク 美味しいですね ガツガツガツ」
愛里寿「すごい食べっぷり・・・・」
千代「愛里寿はゆっくりでいいのよ火傷しないように冷まして食べましょ」あ~ん
絹代「ありがとうございました~」
福田「ありがとうであります」
エリカ「ぐえええええ、ウップ」
みほ「もうなんであんなに無理したの?
エリカ「・・・もうみほと離れ離れなんていやなのよ・・・もう同じチームでは戦えないけど」
エリカ「・・・・だからせめて隊長としては負けない自分でありたいの」
みほ「そうだね・・・」
エリカ「それにお母さんに嫌われたらみほと付き合えないじゃない//////」
みほ「ふふふ、そうだねエリカちゃん//////」ニコニコ
エリカ「もうここで大丈夫よ、ありがとう」
みほ「・・・・エリカちゃんの部屋行ってもいいかな?」
エリカ「えっ!?/////」
みほ「ほ、ほらまだ調子悪そうだから」アセアセ
エリカ「お願いしてもいいかしら////」ギュ
みほ「・・・・はい」ギュ
沙織「ね~みぽりん達もう帰っちゃったよ」
華「じゃあ後一人前食べたら帰ります」パクパク
麻子「私も」パクパク
優花里「こんな良いお肉こんなことでもなければ食べられないであります」ガツガツ
~後日~
沙織「ね~ね~みぽりん、いろんな人とデートしたけど結局誰と付き合うの?」
みほ「ふえ~!!? 私だれても付き合うつもりなんてないよ?」
華「あらそうでしたの?私はてっきり・・・」
みほ「だってただデートしただけだよ?もう何回かデートしたら変わるかもしれないけど」
麻子「考えが欧米だな」
華「黒森峰ですからね」
みほ「そう言えば優花里さんは?」
麻子「今日は会議だ」
みほ「会議?」
ダンダン
優花里「静粛に、皆さん静粛に」ダンダン
ケイ「私はみほとキスまでしたのよ、私が彼女に決まってるじゃない」
絹代「接吻でしたら私もしました、やはりここは私が恋仲ということでよろしいのではないですか?」
カチューシャ「なに言ってるのよ、私たちはお泊りまでしたのよねえノンナ?」
ノンナ「はい、一緒に眠っておられましたよ」
ダージリン「それぐらいでしたら私もしましたわ」
ダージリン「しかも・・・・全裸で」
ケイ「ちょっとどういうことよそれ、一体みほになにしたの?」
カチューシャ「ミホーシャになにしたのよ」ギロ
ガンガン
優花里「静粛に証人の映像があります」
ペッコ(偽名)『はい、私が伺った時にはすでに泥酔状態でした、酔い潰すところが逆に自分が潰れてしまっていたようです』
カチューシャ「つまりなにもなかったということね」
ケイ「まったく人騒がせね」ハァ
まほ「だが人の妹を酔わせて如何わしいことに及ぼうとした事実は許しがたい」
まほ「ギルティ」
カチューシャ「ギルティ」
ケイ「ギルティ」
絹代「ギルティ」
アンチョビロン「ギルティだな」
ダージリン「ええっとその・・・・恋と戦争に手段は・・・」
優花里「犯罪は犯罪であります」
まほ「ガス室送りだな」
ケイ「電気椅子ね」
カチューシャ「シベリアで木を数えてもらいましょ」
ガンガン
優花里「ダージリン殿は懲罰房2週間です、一切の西住殿グッズとの接触を禁止します」
ダージリン「そんな~」ガクガク
ミカ「じゃあちゃんと裸の付き合いをしたのは私だけなんだね」ポロローン
ケイ「ちょっとどういうことよ」ギャーギャー
カチューシャ「どういうことなの?」
ミカ「ただ風に身を任せただけさ」ポロローン
ギャー ギャーギャー ワーワーワー
沙織「終わりだね」
完結です
お読み頂きありがとうございました
最近エリみほオチばかりだったのでだれとも付き合わない西住殿が書きたくなって書きました
でも西住殿は女心を弄んでるわけじゃないよ
でもやっぱりエリみほがすき そのうち「ミホよエリカ」の続きも書きたいですね
訂正:ミホとエリカです
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