悟空「オラ、大学に通ってみっぞ!」受験勉強編 (159)

どうも1です。悟空が錬金術を覚えるSSとかカプセル爆弾のSSとか書いてました。


今回は悟空の大学物語SSを書いてみようかと思います。


とりあえず受験勉強編を書こうと思っています。


いい反応があれば、大学生活編も書こうかなという感じです。


思ったことを率直にレスしていただければ幸いです。どんなレスでも喜びます。


それでは、よろしくお願いします。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467659559

~某有名私立中学校面接会場~



面接官「…そうですか、では孫悟天くんのお父様の…孫悟空さん。あなた、最終学歴は…空欄となっていますが…」



悟空「えっ!えーっと!(おいチチ最終学歴ってなんだ?)」



チチ「(最後にどこで勉強したかってことだべ!)」



悟空「え、えーっと!オラの最終学歴は亀仙人のじっちゃん家です!」



面接官「は、はぁ?」



チチ「お、おほほほほほ…」

チチ「悟空さ!!学校なんて一度も行ったことねえとはどういうことだ!?」



悟空「しょ、しょうがねえだろチチ~ オラ生まれてから十何年も山の中で暮らしてたんだから…それにその後はドラゴンボール探したり修行したり…」



チチ「言い訳するんじゃねえ!!悟飯ちゃんの時も悟空さの学が無いせいでいっつも面接で落とされてきたべ!!」



悟空「お、おめえだってまともな学校出てねえだろ!!そもそも学校行ってたんか?」



チチ「女に学歴は必要ないべ!!それに学歴以前の問題に悟空さには常識が欠けてるんだべ!!」



チチ「これからの時代、修行なんか必要ないべ!!悟空さにはどこでもいいからせめて大学くらい出てもらわないと世間様に顔向けできないべ!!」



悟空「オ、オラが大学―っ!?」

悟空「…っちゅう訳なんだよ。だからよぉ助けてくれよブルマ~」



ブルマ「へぇ~。まさかチチさんがあんたにまでお勉強させようとするとはね~」



ブルマ「たしかに悟飯くんの時から教育ママっぷりが酷かったもんね…まぁでも悟飯くんは立派に大学進学したし、その成果は出てるのかな」



悟空「おめえは教育ママにはなんねえのか?」



ブルマ「わたしは天才だったから別に学校なんてどこに行っても同じだと思ってるのよ、トランクスにも家庭教師は一応つけてるけど、別に学校なんて行かなくたっていいわ。だって世界一の天才がママなんですもの」



ブルマ「わたしのパパも天才だったからね。ママはあんな人だから好き放題させてくれたし。そんな中で育っちゃったからわたしもトランクスに同じようにさせてあげようかなって。」



悟空「はぇ~。いっつも思うけど、おめえ変わった考えだよなぁ」



ブルマ「あんたに言われたくないわよ!!」

悟空「んで、本題なんだけどよ、オラが大学行くのを手伝ってほしいんだ」



悟空「オラの知ってる奴ん中でこういうことに詳しいのはおめえくらいしかいねえんだよ~頼むよブルマ~」



ブルマ「わたしだってそんなに詳しい訳じゃないんだけどね…大学卒業したのだってもう30年近く前だし…」



ブルマ「でもまぁあんたの知り合いでインテリは…いないわね…みんな脳筋ばっかり…」



ブルマ「…いや、いるじゃない!悟飯くんは最近大学入ったばっかりじゃないの!?結構いい所入ったって聞いたわよ!」



悟空「いやぁ、それがさ…ここに来る前に悟飯のところにもよって来たんだけど…」



悟飯(回想)「お父さん…お父さんは戦ってる姿が一番カッコいいですよ…」



悟空「なんて言われちゃってさ…照れるよなぁ」



ブルマ「いや、そこ嬉しがるところかしら…?」

ブルマ「まぁいいわ、あんたが少しでも頭がよくなればこっちも何かと面倒が省けるしね。この天才ブルマ様が一肌脱いであげようじゃないのよ!」



悟空「おっ、さすが~!やっぱりブルマは最高だな!」





ベジータ「おい、何を騒いでるんだ!…カカロット!」



悟空「よぉ!ベジータ!」



悟空「オラ、大学に行こうと思ってブルマにいろいろ聞こうと思ってやってきたんだ!」



ベジータ「貴様が大学に…?フハハハ!笑わせるな!」



ベジータ「貴様はまず幼稚園から通いなおすべきじゃないのか?」



悟空「そいつはいくらなんでもそりゃ言いすぎだろ、おめえそんなこと言えるような立場なんか?」



ブルマ「ベジータ、孫くんほどじゃないけどあんたも大卒からは程遠いわよ…」



ベジータ「なにぃ!?俺は王立高等戦闘訓練所を史上最年少で卒業したエリート中のエリートだぞ!!今はもう無くなってしまったが…惑星ベジータ屈指の名門だったんだぞ!!」



ベジータ「地球の大学もそういう高等教育機関なんだろう!!だったら俺は大卒といっても問題ないはずだ!!」



ブルマ「そうか…サイヤ人にとっては戦闘が全てだったんだものね…。たしかにサイヤ人にとっては高度な戦闘訓練が高等教育と言えるかもしれないわ…」



悟空「んじゃ、ベジータより強えオラも大卒だな!」



ベジータ「なんだと!?」



ブルマ「あ~…こんなことで大丈夫かしら…」

ブルマ「大学に行くためにはまず入学試験を受けないといけないのは知ってるわよね?」



悟空「ああ、悟飯がずっと勉強させられてたから知ってるぞ」



ブルマ「まずはあなたがどれほどの学力を持っているか確かめさせてもらうわ。」



ブルマ「とりあえず、国語、数学、理科、社会の4科目で模試を受けてもらうわね」



ブルマ「今年受験して来年から行ける大学がありそうかどうかがこれで分かるわ」



悟空「おっし!頑張るぞ!」

※この世界にも英語は登場していますが、ベジータはもちろんフリーザに至るまで様々な宇宙人が宇宙共通語として日本語を使っているので英語を受験科目に加えるのは不自然と判断しました。

ベジータ「ふん…まさかカカロットが大学とはな…」



ブルマ「あっ、ベジータ!あんたも孫くんと一緒に模試受けてみなさいよ」



ベジータ「なんだと!?どうして俺がそんなことをしなくちゃならんのだ!」



ブルマ「いくらあんたが惑星ベジータの学校出てたからって、こっちじゃ何の意味もないのよ」



ブルマ「あんた、ひょっとして孫くんに負けるのが怖いんじゃないの?」



ベジータ「お、俺がカカロットに負けるはずなどない!やってやろうじゃないか!」



ブルマ「(ちょうどよかったわ、ベジータがどれくらいの学力なのか一度知りたかったのよねー♪)」

ブルマ「さーて、模試の結果を返却するわよ」



ブルマ「まずは…孫悟空くん!」



悟空「うっひょ~なんだか緊張すんなぁ」



ブルマ「次は…ベジータくん!」



ベジータ「ふん…!」



ブルマ「それじゃあ、結果を見てちょうだい!」



悟空「あっ!オラ偏差値33って書いてあるぞ!」



ベジータ「…!!俺は35だ!!」



ベジータ「ブルマッ!!この偏差値っていうのは頭の戦闘力みたいなもんで大きければ大きいほど強いんだよな!?」



ブルマ「…ええ、そうよ」



ベジータ「俺はカカロットを超えていた…!!ハッハッハーッ!!」



悟空「へへっ…負けちまったな…でも次は負けねえぞ!」



ブルマ「…お熱くなってるところ悪いんだけど、残念なお知らせをしてもいいかしら?」

ブルマ「偏差値をあんたたちにもわかりやすく説明してあげると、50を全体の平均としたときに、自分がどの位置にいるのかっていうのを教えてくれる数字なの。」



ブルマ「いい?50が普通なの?50よ?あんたたち30台なのよ?」



ベジータ「そんなもの、少ししか変わらんではないか!」



悟空「そうだそうだ!ケチ臭えぞ!!」




ブルマ「…じゃあ言い方を変えてあげるわ。受験者が100人いたとしたらベジータは93位、孫くんは95位ってことよ。」



ベジータ「な、なんだと…。エリートの俺様が…地球では落ちこぼれだというのか…!!」



悟空「なんだ、まだオラより下がいるじゃねえか」

ブルマ「というわけでハッキリ言っておくわね、現時点であなたたちが通えるような大学はこの世界には存在しないわ」



ブルマ「別の世界のある国にはお金さえあれば学力なんて全くなくても入れる大学が山のように存在してるって噂だけど…そんな所に通う意味ってあるのかしらね…」



ベジータ「おい、何をわけのわからないことをごちゃごちゃ言ってやがる」



ブルマ「要するに!!お金出せば入れるようなおバカ大学なんて存在しないから、大学に入りたきゃそれなりに勉強しなさいよってこと!!」



ブルマ「このままの学力じゃ今年の入試までに間に合わないわ!急いで始めるわよ!」

ブルマ「幸い今年の入試の時期まではあと9ヶ月はあるわ、今から必死で頑張れば二人ともどこかには…」



ベジータ「おい、どうして俺まで大学に行くことになってるんだ」



ブルマ「あんたの学力がまさかここまで低いなんて知らなかったのよ!いい機会だから孫くんと一緒に勉強して大学も行っちゃいなさい!」



ベジータ「くっ…やらん!やらんぞ俺は…!!」



悟空「へへっ、じゃあオラ、ベジータより頭良くなっちまうな!」



ベジータ「なにぃ!?」



悟空(ベジータの想像)「おいベジータ、そんなことも知らねえでよくエリートだったなんて言ってられるよなぁ。戦いでもオラより弱いのに、頭の方もオラより弱いんじゃ完全にオラの方が上じゃねえか。これからはもうライバルとか言わねえでくれよ、オラ恥ずかしいぞ」



ベジータ「俺のエリートとしての尊厳が…このままでは…」



ベジータ「くっそぉぉぉ!やってやる!ああやってやるさ!!」

~国語の時間~



ブルマ「まずは国語のお勉強よ!いつも思うけどあんたたち、大人として当然の言葉遣いが出来ていないわ。そんなんじゃ万が一試験は通過できても、大学に入ってから大恥をかくわ」



ブルマ「というわけで今日は正しい言葉遣いを覚えてもらうわよ!」



悟空「おう!」



ベジータ「おい、ブルマ!俺たちより戦闘力が強い人間など大学にいるわけがないだろう!そんな奴ら相手に敬語を使う必要などないはずだ!」



ブルマ「ベジータく~ん?いい加減戦闘力から離れてもらえるかしら?地球では相手の戦闘力が低いからってあんたみたいに誰でもかんでも貴様呼ばわりしちゃいけないの!」



ブルマ「それに、わざわざ忙しい時間を割いてあんたたちに教えてやってる立場なのよ?ブルマ先生、って呼んでもらえるかしら?」



ベジータ「くっ…ブルマ先生…」



悟空「ブルマ先生!オラしょんべん行きたくなってきたぞ!」

ブルマ「…はい、じゃあまずはそれから直していきましょうか」



ブルマ「ベジータくん、『オラしょんべん行きたくなってきたぞ!』を恥ずかしくないように言いなおしてくれるかしら?」



ベジータ「俺は小便に行くのにいちいち許可など取らん!ガキじゃないんだから行きたい時に行って勝手にするぞ!!」



ブルマ「あのねぇ…まぁいいわ、大学で『トイレ行ってもいいですか?』なんて言うシチュエーションめったに存在しないでしょうし」



悟空「先生~漏れちまうよ~」



ブルマ「早く行ってきなさい!!」

ブルマ「まったく…とんでもないわねサイヤ人は…」



悟空「はぁ~スッキリしたぞ~」



ブルマ「じゃあ再開するわよ!」



ブルマ「敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つの種類があるわ。丁寧語は「です」や「ます」のことよね。じゃあ尊敬語と謙譲語の違いって分かるかしら?ベジータくん!」



ベジータ「…尊敬語は自分より戦闘力が強い奴の行動に使う言葉で、謙譲語は自分が相手より戦闘力が低い時に自分の行動に使う言葉だ」



ブルマ「ま、まぁそういうことになるんだけど…立場が上の相手のものや行動には尊敬語を、自分の方が立場が下の場合はへりくだって、自分のものや行動には謙譲語を使うのよ。戦闘力とは関係ないからね!」



悟空「へぇ~!ベジータ、おめえよく知ってるな!」



ベジータ「ふん…フリーザの野郎に扱き使われてた頃の嫌な記憶が蘇りやがるぜ…」

ブルマ「じゃあ、次は文章を敬語に直して言ってもらおうかしら」



ブルマ「ブルマ先生が『家に来て』と言っていたので僕は行きました。」



ブルマ「はい、孫くん!」



悟空「え、えーっと…おブルマ先生が『お家に来て』と言ってましたので、オラは行きましたです…です!」



ブルマ「…全っ然ダメね…。つぎベジータくん!」



ベジータ「…ブルマ先生が『家に来て』と仰ったので、僕は伺いました…だ」



ブルマ「あんた、やればできるじゃないのよ!」



ベジータ「癪に障るが、仮にも組織の一員として過ごしたことがあるのだから当然だろう」



ブルマ「よし、敬語に関してはベジータくんはいいわ、孫くんはたっぷり宿題を出すからちゃんと全部やってくるのよ!」



悟空「い!?宿題オラだけかよ!ずりぃぞベジータ!!」



ベジータ「ふん…俺と貴様の社会経験の差だ…」

~数学の時間~



ブルマ「今日は数学よ!まずは中学生レベルの数学から確認するわ!」



ブルマ「まずは一次方程式よ!10x-25=4x+5のときのxは?孫くん!」



悟空「えっくすってなんだ?」



ブルマ「…そんなことだろうと思ったわ、つぎ!ベジータくん!」



ベジータ「…x=5だ」



ブルマ「あら、正解よ!じゃあ二次方程式はどうかしら、x^2-3x-4=0の解は?」



ベジータ「…x=4、-1だ」



ブルマ「正解よ!あんた、中学生レベルなら出来るのね!」



ベジータ「…常識だ!」



悟空「なぁえっくすってなんだ?」

ブルマ「孫くん、あんた九九は言えるわよね?」



悟空「いや~亀仙人のじっちゃんから教えてもらったことあんだけど、普段使わねえからすっかり忘れちまったぞ」



ベジータ「おい、こんな奴と一緒じゃちっとも先に進まんぞ!!」



ブルマ「そのようね…」



ブルマ「とりあえず、孫くんには小学生レベルの宿題をたくさん出すわ。ちゃんと全部やってきてちょうだいね…」



悟空「ま~た宿題かよ~オラもう参っちまうよ~」



ブルマ「ベジータ、あんたは高校レベルからスタートするわよ」



ベジータ「ふん…望むところだ…!」

悟空なんてサッカーとかやり始めたら簡単にスポ選で大学行けるだろ

ブルマ「理科と社会はホントは科目を選んで勉強するんだけど、あんたたちは常識が欠けてるからこの際全部勉強してもらうわよ」



ブルマ「特に社会はこの世界で大人として生きていくためには必要最低限の教養よ、地球で育ってないベジータは苦労するかもしれないけど…って孫くんも似たようなものよね…」



ベジータ「俺だってこの十数年、地球で暮らしてきてるんだぞ!侮るなよ!!」



悟空「オラ、昔からずっと山の中に住んでっからなぁ、社会とか知らねえよ~」

~理科の時間~



ブルマ「理科と言ってもいろいろあるんだけど、とある事情で生物しか教えることはできないわ…」



悟空「とある事情?」



ベジータ「おいブルマ…先生は世界一の天才科学者じゃなかったのか?物理や化学はどうした?」



ブルマ「……いや、もちろん知ってるんだけど、いまはどうしても思い出せないの!わかった?これ以上の追及は無し!」



悟空「なんか知らねえけどおめえももう歳なんだな、ははっ」



ブルマ「うるさい!!」

確かに最終学歴欲しいだけならスポーツでいいな
地球人としては優秀レベルの丁度いい手加減できるか知らんが

>>29 >>33
スポーツ推薦系の話も少し考えていました。
ドラゴンボールの世界では不明ですが、日本だと現役高校生でないため基本的に推薦を受けられないと思われます。
もし推薦で行くなら社会人枠AO入試などがありますが、小論文や面接などに現状の悟空たちが耐えられるわけがないと思い、その線は完全に無いと考えました。

ブルマ「いや、やっぱり生物もとある事情から教えることはできないわ…」



悟空「え?」



ブルマ「あんたたちね!受験の知識なんて終わったら忘れちゃうに決まってるでしょ!それも一番興味の無かった生物の知識なんてもうとっくの昔にどこかに行っちゃったわよ!!」



ブルマ「予備校の契約してきてあげたから、理科は予備校に行って勉強しなさい!!!」



ベジータ「な、どうしたんだいったい…」



悟空「更年期障害っちゅう奴じゃねえか?チチもなんだか最近キレやすくってよ~」

※ブルマが教えなくても予備校に丸投げすればいいじゃないかという声が聞こえてきそうですが、黙って授業を受ける悟空とベジータの様子を話にしてもつまらない画になりそうなのでこういう展開にしてみました。

なお、ブルマの発言は1の心の叫びです

~社会の時間~



ブルマ「社会は地理、歴史、公民の3つがあるわ。」



悟空「先生!こうみんってなんだ?」



ブルマ「公民っていうのは、政治に参加するために必要な知識を集めた科目よ。倫理や政治経済があるわ」



ブルマ「選挙権のある大人だったらこれぐらいは知ってないといけない常識ってことよ」



ベジータ「選挙に行ったことなんてあるのか?」



ブルマ「えーっと…この世界は国王が治めてて…でも結構民主主義っぽいから選挙は…」



ブルマ「……」



ブルマ「…社会もとある事情から予備校に行ってもらうことになったから、あとはよろしくね」



悟空「ど、どうしたんだよ…」



ベジータ「目が怖いぞブルマ…!!」

※1は地歴公民の知識は割と残っていますが、ドラゴンボールの世界と私たちの世界で地理歴史はもちろん、公民も何もかもが違うと思うのでこんな感じで濁させてもらいました。

~予備校の時間~



悟空「なぁベジータ!これから行く予備校っちゅうのはいったいどんなところなんだ?」



ベジータ「…予備校っていうのは、大学に合格するために行く塾みたいなもの…らしいぞ、詳しくは俺も知らんのだ」



悟空「なんだか緊張すんなぁ~」



ベジータ「…!着いたぞ、ここがZ塾だ」



チューター「あっ!あなたたちはベジータさんと孫悟空さんですね!ブルマさんからすでにお話は伺っていますよ!40代で大学受験目指されるなんて、すごい知的好奇心ですね!」



悟空「いやまぁその…なんか照れるなぁ」



チューター「ではこれから簡単に施設の説明をします、ついてきてください!」

チューター「ここがあなたたちのクラスとなる教室です!講義はいろんな教室に受けに行くことになりますが、チュートリアルの時はこの教室に集まってください」



悟空「チュートリアルってなんだ?」



チューター「チュートリアルは模試の結果やお知らせなどの配布物を配ったり、私たちチューターの話を聞いてもらうために集まってもらう時間のことです。」





チューター「次はこちら、自習室です!」



チューター「自習室はルールを守って使ってくださいね、守らない場合は利用を制限することもあります。みんなで快適に学ぶことが出来るような空間にしていきましょう」



ベジータ「…なんだ、人がいるというのにこの静けさは…」





チューター「最後にここ、ラウンジ自習室です!ラウンジではご飯を食べたり、友達と談笑しながら勉強することが出来ます!気分をリフレッシュしたくなったときなどにどうぞ!」



悟空「はぇ~、飯食いながら勉強できるのいいな!さっきの自習室とは大違いだぞ」



ベジータ「同感だ…!!」

チューター「あと、これがZカードです。これで出席確認をしてるので、講義に出る前に教室の前の機械の所にピッとやってくださいね。やらないとブルマさんの所に連絡が行きますから」



チューター「それでは説明は以上です、またわからないことがあれば何でも聞いてくださいね!」



悟空「おう!ありがとな!」



ベジータ「おい、そろそろ講義が始まるぞ」

悟空「席ってこれ自由なんか?」



ベジータ「そうらしいぞ…分からんことだらけだ…」



講師「はい、では始めますよ~」






悟空「(なんか、みんな全然話聞いてなくねえか?)」



ベジータ「(寝てる奴とか机の下で何かモゾモゾしてる奴とかいるぞ…どうなってやがるんだ…)」



講師「はい、ではこれで授業を終わります」


パチパチパチパチパチパチ



悟空「な、なんだなんだ!?拍手し始めたぞ?」



ベジータ「宗教っぽいな…」

こうして、悟空とベジータの受験生活は幕を開けた…!


【現時点での悟空とベジータの学力レベル】
     悟空        ベジータ
国語 小学校低学年レベル  中学卒業レベル
数学 小学校低学年レベル  中学卒業レベル
理科 測定不可能      中学卒業レベル
社会 測定不可能      測定不可能

悟空「う~ん、ブルマの出した宿題多すぎんぞ~」



悟天「お父さんも宿題やってんの?あれ、僕これもう習ったよ?」



悟空「悟天、オラの代わりにちょっとだけやってくんねえか?ちょっとだけ!」



チチ「悟空さ!!」



悟空「じょ、冗談だって!」







ベジータ「…y=f(x)=x^2-4x+5のとき…」



ブルマ「…ベジータ!こんな夜遅くまで…頑張ってるわね」



ベジータ「ふん…カカロットには負けてられんからな…」

悟空「講義も終わったことだし、帰ることにすっか」



悟空「あれ、ベジータ?おめえ帰んねえのか?」



ベジータ「…ああ、俺は自習室に行くつもりだ」



悟空「そっか!オラは腹減ったし帰るわ!じゃあな!」



ベジータ「…さて、物理の予習をするか…」

あれから1か月の時が流れた…入試の時期まで残りは8か月…



ブルマ「孫くん、ちゃんと勉強してた?ベジータはうちにいるから頑張ってるの知ってるけど…」



悟空「へへっ、ばっちしさ!」



ブルマ「ホントかしら…まぁ予備校にもちゃんと行ってるみたいだから信じることにするわ」



ベジータ「おい、今日は何をするんだ?」



ブルマ「あんたたちに志望校を決めてもらおうと思ってね、漠然と勉強してるだけじゃあれでしょうし」

ベジータ「おいブルマ、この近くにある西の都大学っていうのはどうなんだ?」



ブルマ「あそこは西の地区でも最難関よ…パパがあそこの理工学部を出てるから人気があって、どこの学部も非常に倍率が高いのよ」



ベジータ「ふふ…そうか…!ならそこにしてやろうじゃないか…!」



ブルマ「あんた、本気で言ってんの…!?」



ベジータ「ああ、もう決めた。」



ブルマ「そう…なら止めないわ。でも、無謀なことには変わりないわよ」



悟空「オラは大学ならどこでもいいぞ!」



ブルマ「東の地区なら…サタンシティ大学っていうのがあるみたいね、偏差値は一番低いみたいだけど…」



悟空「じゃあオラはそこにすっぞ!」

ブルマの出身大学ですが、16歳の時にはすでに大学を卒業している、とあるだけで西の都大学とははっきりはわかりませんでした。

ブルマの姉のタイツは16歳でウエスト大学(西の都に関係あり?)を卒業しているとのことなのでこちらかもしれません。


サタンシティは悟飯が通っていたオレンジスターハイスクールがある街で、もともとオレンジシティという名称でした。

セルから地球を救ったサタンの功績が認められてサタンシティと改められたという設定です。

悟空「最近ベジータ見かけねえよな…あいつも予備校に飽きちまったんかな」



悟空「次の講義まで時間あるよなぁ、どうすっかなぁ…」



クリリン「よぉ!悟空!」



悟空「おう、クリリン!どうしたんだ?」



クリリン「お前こそどうしたんだよ?この近くの予備校通ってるって聞いたぞ!大学受けるらしいじゃないか!」



悟空「へへっ…まぁな!ベジータもやってんぞ!おめえもどうだ?」



クリリン「いやぁ俺は警官の仕事があるからな…」



悟空「そうか~いや~残念だな~」



クリリン「頑張ってくれよ!応援してるからな!じゃあな!」ビュンッ



悟空「おうっ!またなークリリン!」



悟空「…さっ、カードをピッとやって帰るとすっか」

ベジータ「ふん…上のクラスに上がったら少しはまともに受講する奴が増えたようだな」



ベジータ「カカロットの野郎は…どうやらいないらしい」





講師「…はい、では今日はここまで」



パチパチパチパチパチパチ




ベジータ「…あっ、ちょっと質問いいか?ここなんだが…」





ベジータ「さて、閉館まで自習室で勉強するか…」

>>1は学生ですか?

あれからさらに3か月の時が流れた…入試の時期まで残り5か月…



ブルマ「あんたたち、この前の模試の結果が帰ってきたわよ」



悟空「オラは…おっ!偏差値38だってよ!」



ベジータ「俺は…偏差値60だと!?」



ベジータ「数学に至っては偏差値68になっているぞ!?ブルマ!何かの間違いじゃないのか!?」



ブルマ「…いいえベジータ、あんたホントによく頑張ったわね。正直こんなに上がるなんて予想してなかったわ」



ブルマ「とは言っても現役生たちはまだ本気を出していないからね、この時期の偏差値は高めに出やすいのよ」



ブルマ「まぁそれを差し引いてもあんたの成長っぷりには驚かされたわ、習ってなかっただけでやればできるじゃないのよ。見直しちゃったわ」



ベジータ「…ふん」

悟空「なぁ、オラはどうだ?」



ブルマ「孫くん…。予想はしてたんだけど…まさかここまでとはね」



ブルマ「忙しかったとはいえ、宿題を出して放置してた私の方が悪かったわ…」



悟空「そんなにマズイんか?」



ブルマ「…ええ、このままじゃあと1か月後にある高卒認定試験に受からないわ」



悟空「高卒認定試験??」



ブルマ「あんたたちみたいに高校出てない人でも、この認定試験に受かりさえすれば高卒の資格が得られて大学を受けることができるの」



ブルマ「つまり、大学受験をするためにはまずこれに受からないといけないわ。ダメだったら今年の受験は諦めてもらうしかないわね…」

悟空「おいブルマ、なんでもっと早く言わねえんだよ」



ブルマ「ふつうに勉強やってたら大丈夫だと思ってたのよ!!たしかに言ってなかったけど!!」



ベジータ「その高卒認定試験っていうのはどんな問題が出やがるんだ?」



ブルマ「もうベジータは余裕で受かりそうだから心配はしてないわ、こんなレベルの問題が出るみたいなんだけど大丈夫よね?」



ベジータ「…ああ、これぐらいなら問題ない」



悟空「ダメだ、数学とか何のことが書いてあるかさっぱりわかんねえぞ」

【現時点での悟空とベジータの学力レベル】
     悟空        ベジータ
国語 中学2年生レベル   一般社会人レベル
数学 小学6年生レベル   高3文系終了レベル
理科 中学2年生レベル   物理、化学ともに高校範囲終了レベル
社会 中学2年生レベル   高校範囲終了レベル

すでにほぼ高校の学習範囲を終えたベジータに対し、未だ高校の範囲からは程遠い学力の悟空…そして迫りくる高卒認定試験…果たして悟空の運命やいかに…!

>>73
学生です

※SSを書きながら悟空とベジータの性格についてずっと考えているのですが、考えれば考えるほど悟空は好きでないものに努力をすることは向いていないと思ってしまいます。

原作中ではより強い相手と戦いたい、そしてそれに打ち克つために激しい修行に自ら身を投じていく姿が悟空、ベジータともに描かれています。

しかし、同じように戦いに喜びを覚える二人の間でも、修行にかける思いというのは全く違う源泉から生じているように感じるのです。


ベジータにとっての修行は、自分が誰よりも強い存在を目指さなければならないとする責任感、プライドから来ていると感じます。

彼が楽しんで修行をやっている、とはとても思えないのです。

それでも彼は毎日のように自分を厳しく律し、修行をしています。



一方、ご存知のとおり悟空は大の修行好きです。隙あらば「オラ、修行してえ!」と言っているイメージです。
ハッキリ言って変人です。

彼はとにかく強くなりたいと純粋に思っています。サイヤ人の本能に加え、子どものように無邪気な欲望が最も大きな源泉でしょう。

誰にも負けないために…地球を守るために…ということもあるかもしれませんが、平時の彼にベジータのような差し迫った責任感はおそらくないでしょう。

※修行を勉強に置き換えてみましょう。

ベジータはプライドの塊です。
自分に関係しないものに関しては相手よりどれだけ劣っていてもおそらく何も気には留めません。しかし、一度自らが足を踏み入れたものに関してはその枠の中でトップを目指さなければならないと考えるでしょう。たとえやりたくないものであっても、負けることはプライドが許さないからです。自分が大学受験を目指す身になった以上、大学なんてどこでもいいとは決して思わないでしょう。


対して、悟空にとっての頑張る基準は、自分がやりたいかどうか、です。
やりたいものであれば狂ったように頑張るでしょうし、やりたくないのに強いられているものには力を入れません。全部やらないわけではありません、ただ見ていないところではサボることでしょう。

出来るだけ世界観を壊さないまま、悟空が勉強にやる気を出す方法を必死で探っていますが、出来ない場合は高認不合格END、ベジータ物語になる可能性があります。

悟空「マズイぞ…このままじゃオラの出番が終わっちまう…とりあえず高認の対策をするしかねえ!」





悟空「へえ~…高認もマーク試験なんだな」



悟空「合格最低点は4割程度…ってことはえーっと…100点中40点ぐらいでいいってことじゃねえか!?」


悟空「これならまだどうにかなりそうだぞ!」

悟空は高認に合格するためにどうすればいいか必死に考えていた。


しかし、悟空にとっての目下の目的は高認に“楽して”合格する方法であった。


悟空はすでに勉強することを放棄していた…。




悟空「『1週間で受かる!高認合格ガイド』かぁ~!今のオラにピッタリじゃねえか!」



悟空「よし、さっそく買ってみっぞ!」



悟空「う~ん?なんか難しいな?」



悟空「まぁ、1週間で受かるつってるし、焦るこたねえか!」

あれから1ヶ月が経った…入試の時期まで残り4ヶ月…!!



そして高認試験の日を迎えた…。



それからしばらくして…








ブルマ「高認試験の結果が帰ってきたわ…何も言わずとりあえず見てちょうだい」



ベジータ「…全科目合格だな、当然だ」







悟空「オラの結果は…そんな…」



ベジータ「…」



ブルマ「…当然の帰結、ね…」

ブルマ「…ベジータ、あんた孫くんになにか掛ける言葉ある?」



ベジータ「…カカロット、俺は貴様が途中から予備校の講義に来なくなったことも知っていた。」



悟空「…!!」



ベジータ「いや、正確に言えば貴様は来ていたな。出席カードを機械にかざして悠々とラウンジで昼寝をするために…!」



ベジータ「貴様の敗因を教えてやろうか?」



ベジータ「貴様は初めから自らの意志で学んでいなかった。そしていつしか学ぶのをやめた。ただそれだけだ。」



ベジータ「…貴様は修行している姿が一番似合っているぞ、カカロット」



悟空「…ああ、どうやらそうみてえだな、ははっ…」



悟空「んじゃ、界王さまんとこに修行しに行ってくるわ…」シュンッ



ブルマ「…こんなことになるなんてね…」



ベジータ「…ああ」

亀仙人「終わりじゃないぞよ、もうちっとだけ続くんじゃ」

ベジータ「…ふう」



ブルマ「…どうしたのよ」



ベジータ「…なんでもない」



ブルマ「あんた、最近ちょっと根詰めて勉強し過ぎじゃないの?少しぐらい休んでも…」



ベジータ「…一度自分で始めると決めたことだ…俺は手を抜いたりはせん…」



ブルマ「…まったく、不器用なんだから…」






ブルマ「……でも、そういうところに惹かれたのかしら…ね」

最初に大学受験を決意してから約半年が経った…。入試の時期まで残り3か月…。


ベジータはすでに高校の学習範囲を全て終えていた。


基礎的な問題は完璧にマスターしたベジータは難関大学向けの問題演習に取り掛かり始めていた。



そして―――




ブルマ「今日は西の都大学で大学別模試が行われるみたいね。」



ベジータ「ああ」



ブルマ「まぁ模試だから気楽にね…って言ってもあんたのことだから手は抜かないんでしょうけど」



ベジータ「…ふん、行ってくるぞ」

試験官「それでは、始めてください」


バッ


ベジータ「…な、なんだこれは…初めて見る問題だぞ…」



ベジータ「…くっ…これほどとは…時間が足りん…」




試験官「はい、そこまでにしてください」



ベジータ「まさかこのまま提出することになるとは…クソッ…」

ベジータは今まで順調であった。


西の都大学は世界屈指の名門大学…天才、ベジータにとってしても高すぎる壁…いや、彼自身は決して高過ぎる壁だとは考えていなかった…。


だが、圧倒的にハイレベルな問題の前に為す術もなく、ベジータは模試の長い一日を終えた。


受験生活がはじまって以来、ベジータにとって初めての挫折であった…。

模試から1ヶ月が経った…。入試の時期まで残り2か月…




ブルマ「…この前の模試の結果が帰ってきたわよ」



ベジータ「…E判定、合格率5%以下か…」



ブルマ「…難関高校の中でもトップの子たちがそこを目指してやってくるのよ。それも高校入った時から…いえ、早い子では中学生の時からそこに入ることを意識して勉強をしてきているの」



ブルマ「あんたが頑張ってるのはもちろん知ってるわ、でもその子たちはあんたが勉強を始めるずっと前から勉強してるのよ…」



ブルマ「厳しいようだけど、志望校は変えるべきよ…あんたの実力ならその次のレベルの大学は間違いなく受かると思うわ」



ベジータ「…俺は志望校を変える気はない、それに妥協して他の大学に行くつもりも一切ない」



ベジータ「俺の中ではもう戦いは始まっている、世界最強の敵と対峙して今さら対戦相手変更なんて訳にはいくまい…」

~神様の神殿~


ピッコロ「…!ベジータ!!」



ベジータ「…よう」



ピッコロ「貴様が一人でここに来るとは珍しいな…。いったい何の用だ?」



ベジータ「…精神と時の部屋を使わせてくれ」



ピッコロ「ふん…まぁそんなところだと思ったぜ」



ピッコロ「貴様が西の都大学を受験しようとしていることはこの俺も下界を眺めていてすでに知っている…、そのための精神と時の部屋ってわけか」



ベジータ「…ああ」

ピッコロ「だが貴様はもう精神と時の部屋を使うことは出来ん…。セルとの戦いの前に入ったのを覚えてるだろう」



ピッコロ「使用上限に達した者は部屋の扉が消え、二度とこちらの世界に戻ってくることは出来んのだ…」



ベジータ「ガタガタ抜かすな!気を全力で開放すれば次元に穴を開けることが出来るとトランクスから聞いたぞ!さっさと俺を部屋に案内しやがれ!」



ピッコロ「…スーパーサイヤ人3に変身できない貴様が次元の壁を打ち破るのはおそらく不可能だ」



ピッコロ「それに、あの厳しい部屋の環境でまともに勉強することが出来るとは思えんがな…」



ベジータ「くっ…」

ピッコロ「貴様、相当焦っているようだな」



ベジータ「……ああ」



ピッコロ「フッ…素直じゃないか。元地球の神だった者として貴様に少しだけヒントをくれてやろう」

ピッコロ「貴様の今までの人生は戦いが全てだっただろう。生死をかけた真剣勝負には、勝って生き延びるか、負けて死ぬか、しか存在しない」



ピッコロ「たしかに受験もそうだ、最終的には合格か不合格か、白黒ハッキリと結果が出るだろう」



ピッコロ「…だが、戦闘と受験では結果の導かれ方が大きく異なる…と俺は考える」



ベジータ「なんだと?」

ピッコロ「例えばの話だ。戦いにおいては最大戦闘力が1億の貴様と1000のヤムチャじゃ貴様が勝つに決まっている、万に一つも奴に勝ち目は無いだろう」



ピッコロ「しかし、戦闘力を学力に置き換えて考えてみると、受験においてはヤムチャが合格し、貴様が不合格になるという可能性が存在する、ということだ」



ベジータ「おい、どういうことなんだ!?」



ピッコロ「戦闘においてはパワー、スピード、技のテクニック…戦闘に関するすべての能力が試されるだろう?パワーがいくら強くてもスピードが遅ければ通用しまい…。これらの能力全てを賭して相手の戦闘に勝つこと、これは絶対的な勝利と言えるだろう」




ピッコロ「それに対して受験は入試問題という限られた枠でしか学力を判定しない。どれだけ知識を蓄えたとしても、試験に出なければおしまいってわけだ。試験に出た問題がお前の知ってる知識では解けず、ヤムチャの持ってる知識では解けるということも当然あり得る」




ピッコロ「無論、学力が高い奴の方が知識の蓄えは多く思考力も高い、だから問題を解くことが出来る可能性はより高いのは間違いない。つまり、受験においての合格はいわば確率的な勝利と言えるだろう」




ピッコロ「長年戦いの世界に身を置いてきた貴様は絶対的に勝つということにこだわり過ぎている…。完璧を目指すその勉強の仕方では到底間に合うまい…。」

ベジータ「ふん…わかったようなことを言いやがって…」



ベジータ「いいか!俺はベジータだ!今回はたまたま勝てた、なんていう情けない勝ちを拾いに行くような真似はプライドが許さんのだ!」



ベジータ「そんな勝ちなら最初から要らん!勝つなら徹底的に勝つ、それが俺のプライドだ!!」ビュンッ



ピッコロ「…フッ、あいつらしいな…」

あれから2か月が経った…!!ついに入試の時期がはじまる…!!



センター試験当日――――



ブルマ「ついにこの日がやってきたわね…あんたの目指す理工学部の配点はセンターの割合が低いわ、でも毎年受験生が膨大な数になるからセンターの点数が足切りに利用されているの…気を抜いちゃだめよ」



ベジータ「ふん…分かっている…。行ってくるぞ」



ブルマ「…いってらっしゃい!」



ブルマ「ベジータに余計な言葉は要らない…わね」

ベジータにとってセンターの問題は容易いものであった。



足切りラインであった9割を突破し、ベジータは二次試験へと進む権利を得た。



そして…



二次試験当日――――



ベジータ「…この大学に来るのも模試以来だな」



ベジータ「だが、あの時の俺とは違う!勝つのは俺だ!!」



試験官「それでは、解答を始めてください」




―――――2日にわたる長い戦いが終わった、そして…

合格発表日――――



ブルマ「ベジータ?合格発表って今日じゃなかったの?ねぇベジータ!…どこに行ったのかしら」




ブルマ「ひょっとしてもう大学まで行っちゃったのかしら、一緒に行こうかと思ってたのに」




ブルマ「まぁいいわ、今から行くわよ!」








ブルマ「あっ!ベジータ!」



ベジータ「…!ブルマ、お前どうしてここに来た!?」



ブルマ「バカね…あんたあれだけ頑張っていたのよ。妻として結果を見届けるのは当然じゃないの」



ベジータ「ふん…好きにしろ」

大学関係者「それでは、ただいまより合格者の掲示を行います」ババッ




ブルマ「あんたの番号は…3256番…」



ベジータ「……!!」






そこにベジータの番号は――――――



























―――――無かった。

ブルマ「ベジータ…その…なんていうか…」



ベジータ「…慰めの言葉など要らんぞ」



ベジータ「…戦いはまだ終わってない、それだけのことだ」ビュンッ







こうして、長い一年は幕を閉じた――――。

※まだ終わりではありません、もうちっとだけ続きます

――――界王星



悟空「か~め~は~め~…」



悟空「波っ!!」ギュイーン


クルッ


悟空「むんっ!!」ドーン




界王「おい悟空~飯が出来たぞ~」



悟空「やった!オラもう腹ペコペコだぞ~」








界王「悟空…お前、この前からちょっと張り切り過ぎじゃないのか?このままじゃ界王星がもたんぞ…」



悟空「…オラには修行してる姿が一番似合ってる…悟飯にもベジータにもそんなこと言われちまったんだ」



悟空「オラに勉強は向いてねえ、だったら修行するしかねえじゃねえかって思ってさ…」

悟空「それにしてもベジータがあんなに努力出来る奴だなんてなぁ…、修行だったらオラも同じぐらいやってるもんだから全然気が付かなかったぞ」



界王「奴はプライドの塊のような人間だからのう…」



悟空「あいつなら一番難しい大学でもどうにか受かってんだろなぁ、もうそろそろ合格発表だったっけな」



界王「…どれどれ」ピッ





界王「…!…どうやらベジータは不合格だったらしいぞ…」




悟空「…!あいつあんなに頑張ってたのになぁ…そうなんか…」

界王「ベジータは来年も同じ大学を受験するそうじゃの…」



悟空「…なぁ界王さま!オラに勉強を教えてくんねぇか?」




界王「なんじゃと!?お前、もう諦めたんじゃなかったのか!?」




悟空「ベジータがもう1年勉強頑張るってんのに、オラだけ修行してるのはなんか違うな~と思ってよ」



悟空「オラだって勉強しなきゃいけないってことぐらい分かってたさ、でも一人になるとどうしてもサボっちまうんだ」




悟空「頼む、界王さま!オラが大学に合格するまでここで面倒見てくれ!」



界王「ここは予備校の寮じゃないんだぞ!まったく…しょうがないのう」




界王「(やれやれ…まぁ大学に行ってくれれば修行にもそんなに来んじゃろ…そのためと思って勉強ぐらい教えてやるかの…)」

こうして界王のマンツーマン教育が始まった。


界王は北の銀河に関する知識を網羅している…当然、受験勉強レベルの知識は完璧に教えることが出来た。




界王「…というわけじゃ、わかったかの?」



悟空「う~ん、でえじょうぶだ!なんとなくわかったぞ!(これって多分こういうことなんだよな?)」



界王「…理解できとらんじゃないか、いいか…これはの…」



界王は心を読むことが出来る…その能力で悟空が本当に理解できているのか、理解できていなければ何がわかっていないのかを瞬時に見極めていた。


界王の指導は、知識が体系立っておらず基礎がガタガタだった悟空の学力の穴を埋めていった。

あれから2ヶ月が経った―――――



悟空「界王さま!この前受けた模試の結果が帰ってきたんだけどよ~」



界王「ほう、どうじゃった?」



悟空「見てくれよ!偏差値52だってさ!いや~驚ぇたな~」



界王「おお!やったじゃないか悟空!」



悟空「オラ、すっげぇ嬉しいぞ~!」






修行は自ら進んで行っていた悟空、それはやればやるほど強くなれることが無意識のうちにわかっていたから…。


しかし、勉強はついついサボってしまっていた…、結果の出ないものを頑張っても無意味だと無意識のうちに悟ってしまっていたのだから…。


この模試の結果は悟空にとって、初めて勉強が楽しいと思えた瞬間であった。

界王「悟空、お前大学で何を学ぶつもりなんじゃ?」



悟空「あっ!そういえば適当に大学決めた以外何にも決めてなかったな~」



悟空「チチに常識身につけろって言われてたんだけど、なんかいい所ねえのかな?」



界王「常識か…、なら教養学部はどうじゃ?幅広い知識を学べるはずじゃぞ」



悟空「教養学部か…へへっ、よくわかんねえけど、なんだか面白そうじゃねえか」



界王「あっ…どうやら教養学部は西の都大学にしか残ってないようじゃの…」



悟空「あれ?それベジータが目指してるのと同じ大学じゃねえか?」



界王「…しまった」



悟空「んじゃ、そこを目指すことにすっぞ!」



界王「おい悟空!今のお前なら最初目指してた大学なら受かるぞ!考え直せ!」



界王「西の都大学は理工学部が看板学部とはいえ、文系も相当レベルが高いんだぞ!」



悟空「いや~でえじょうぶだって、オラ今けっこう勉強すんの楽しいんだからよ~」





界王「(ま、マズイぞ…余裕だったはずなのに…このままではわしの計画が…)」



界王「(何年も浪人されてはたまらん…今年で決めてもらうしかない…)」

一見無謀に思えた悟空の決断、しかし、彼にとってもはや勉強をすることは何ら苦ではなかった。



界王という最高の家庭教師も伴って、勉強をするには最高の環境が整っていた…。



界王「おい悟空!高認とかいうのの申し込みは今日までが期限じゃなかったのか?」



悟空「あっ!忘れてたぞ~!界王さま、あんがとな!」シュンッ



界王「やれやれ…危なかったわい…」



悟空は高認も無事合格した。そして時は流れ…



2度目の冬がやってきた――――

二次試験当日 西の都大学正門前――――



ベジータ「…この一年…長いようで短い一年だった…」



ベジータ「今年の受験には俺の誇りの全てをかける…今こそ雪辱を晴らすときだ…!!」




ベジータ「…この気は!?まさか…」



悟空「オッス!ベジータ!ひっさしぶりだな!」



ベジータ「…カカロット!貴様、いったい何の用だ!?見送りなら要らんぞ!!」



悟空「オラ見送りに来たんじゃねえぞ~勘違いしてんな?」

悟空「実はさ、オラも今からここで試験があるんだ」



ベジータ「なんだと!?貴様がこの大学に!?…フハハハッ!冗談も休み休み言いやがれ!!」



悟空「冗談じゃねえって!ホラ、受験票だ」



ベジータ「…た、たしかにこの大学の受験票だ…!なぜ貴様が…!?」



悟空「まぁ話すと長くなるんだけどよ~今はそんな時間がねえからさ、一つだけ言わせてくれ!」



悟空「おめえがもう1年勉強頑張るって聞いて、オラももう一度勉強してみる気になれたんだ!だからあんがとな!」



ベジータ「…ふん、礼なら受かってから言うんだな…」





ベジータ「…そろそろ時間だ!行くぞ、カカロット!」



悟空「おう!」





今、それぞれの2年間を抱きながら―――――




試験官「それでは、解答を始めてください」










悟空「オラ、大学に通ってみっぞ!」受験勉強編 完

1です。受験勉強編いかがだったでしょうか。


最後は少し駆け足になってしまいましたが無事に最後まで辿り着くことが出来ました。


当初は悟空が勉強をしないまま、サタンシティ大学に不合格、理事長だったサタンに拾ってもらうというオチを想定していました。


高卒認定試験のことは指摘されるまで気づきませんでしたが、いざ話に入れてみるとあのままの悟空では高認すらも受からない、と思ってあそこでリタイアしてもらいました。

ここを書いた時はもうベジータ物語にして悟空には完全にいなくなってもらうつもりでした。


ただ、ベジータとは言えど、勉強し始めて1年足らずで世界屈指の難関に合格するというのは不自然だと思ったので、このような結末に落ち着きました。




大学生活編は良い反応があれば書くかもしれません。


次はとりあえず別の短いDBSSを書くと思います、それではまたお会いしましょう。


ここまで読んでいただいてありがとうございました。ノシ

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