富樫「書かなきゃ・・・」
俺「ペンを置いてくれ。もうタクシーも呼んである」
富樫「・・・」
俺「お前の腰は限界だ。このままでは日常生活すらままならなくなる」
富樫「・・・俺さん」
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富樫「・・・僕は、入院したくありません。休載させるわけにはいかないんです」
俺「なっ!何を言ってるんだ!!」
俺「我儘を言うのもいい加減にしてくれ。苦痛の表情で原稿を書くお前をこれ以上見ていられない」
俺「分かってくれ・・・富樫」
富樫「・・・嫌です」
俺「富樫!!」
富樫「読者を待たせるなんて・・・漫画家失格です!!」
富樫「っ!?」
俺「ばかっ!腰を痛めているのに大きな声を出すな!」
俺「・・・なあ富樫。失格なんかじゃないと思うぞ」
富樫「・・・え?」
俺「休載は悪いことじゃないって言っているんだ」
富樫「どういうこと、ですか?」
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