【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです (1000)

・安価で一部展開が決まるため投下ペースが非常に遅いです。
・ストーリー的に展開が分岐した場合はアナウンスします。
・予定としてエンディングまでの到達が確定した場合、事前に用意しているいくつかのエンディングの"種類"に分岐されます。
>>1はデレステをプレイしながら進行するので途中進行が止まる場合があります。モバマスもやります。
・稀に他作品のネタが入るかもしれません。
・もしかしたらエッチな内容になってしまうかもしれません。
・奈緒はエッチなことになりません。
・作業量的にデレステに支障が出ることになったらエタらせます。







『あたしが、守ってやるよ。今度は……嘘じゃない』





……
…………
………………
……………………



――人類が外宇宙からの来訪者、キラー・ビーに対して意思疎通を成功させてから3年が経過した。



ピッ、ピッ、ピッ……


千秋「こちらTG1、そろそろ指定宙域ポイントに到着するわ。翠さん、準備はいいかしら?」


翠『こちらも大丈夫です。駆動系統確認……戦闘準備完了しています』


千秋「了解。ブリッジ、指定宙域ポイントに到着したわ。次元断層が発生したら教えて頂戴」



――人類はキラー・ビーを受け入れ、生存圏を共有して新しい時代を迎えようとしている。


桃華「観測データ更新しますわ。フィールドジェネレーター起動、次元断層情報を取得……」カタカタカタッ!


かな子「指定宙域ポイント、空間転移による次元断層の発生を確認。レベル2……うん、事前情報の通り極小規模の蜂の巣になりそう」


桃華「取得データ、千秋さんと翠さんのNGFに転送しますわ」


琴歌「わかりましたわ。蜂の巣の出現と同時にNGFでの戦闘を行います。千秋さん、翠さん、お願いします」


――だが、共存の道を進む中、未だ脅威は消えてはいない。


ゴゴゴゴゴゴ……!!


白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!



千秋「蜂の巣出現、スティングが2匹飛び出してきているわ。翠さん!」

翠『はい、戦闘開始します!』



……
…………

――1ヵ月後、木星圏宙域コロニー『ハマヨコ』、国際連合本部木星圏、士官学校『ハマヨコ校』


「土星圏、ポイントX27宙域での戦闘……通称、対話の日……コロニー級の蜂の巣に対して、連合艦隊の……」


卯月「……」ピッ、ピッ

『検索条件:対話の日 戦闘 映像記録』

『検索結果:0件』ピピッ!

卯月「……」


「この戦闘から2ヶ月後、オート・クレール社より提供された……キラー・ビーとの対話用プログラムにより、軍は会話を行い……」


卯月「……」

卯月「……」カタカタカタッ……



……
…………

――数時間後


「……以上になります。本校を卒業する……みなさん、最後にお時間を頂き……ありがとうございます」

「通常であれば……卒業後のプログラムはありませんが……人類がキラー・ビーとの意思疎通を経て、転換期を迎えたこともあります……」

「その中、私のような者に声が掛かり……卒業するみなさんの前で、特別講義をさせて頂くことになりました」

「最後に……軍人として、みなさんが守るべきもの、それは……人だけではありません」

「人も、キラー・ビーも、他の知生体も……宇宙に進出した私たちは、私たち以外の存在にも……確かな理解を、示していかなければなりません……」

「そのことを忘れずに……みなさんの、今後のご活躍を……お祈りします」



「特別講義、ありがとうございます! 起立!」

ガタガタガタッ!

卯月「……」ガタッ!

「敬礼!」

卯月「……」



「それでは……失礼します……」



……
…………

――夜、ハマヨコ、士官学校ハマヨコ校(寮内)

卯月「えっと、荷物は纏めたし……これはお家に送ればいいから……」

卯月「明日軍本部に行くときは制服でいいから……あ、でも終わったら時間があるから、服は1着出しておかないと」

ピピッ!

卯月「あ、はーい!」

パシュンッ!

寮監「島村、準備はどうだ?」

卯月「あっ、寮監! だ、大丈夫です、明日には終わりますから……」

寮監「まだ終わってなかったのか。だから普段から整理整頓を……まあ、卒業の日に口煩いことは言わんが」

卯月「すみません……でも叱られなくてよかった。えへへ……」

寮監「明日、本部では失礼のないようにな」

卯月「はい! でも、本部で何のお話があるんでしょうか……?」

寮監「私も詳しい話は聞かされておらん。ただ、島村の配属先では新型機のテスト運用が行われているということだ」

寮監「恐らくは、新型のテスターに選ばれたからその説明だとは思うが……あとは、島村の配属希望で出ていたアイドル隊か……」

卯月「うーん……アイドルのお仕事なら嬉しいですけど、私……新型のNGFなんてちゃんと動かせるのかなぁ……」

寮監「私も心配しているよ……島村は操縦訓練が特別優秀だったわけではないからな」

寮監「まあ、何があるにしても頑張れ。成績優秀者ではないにしても、ここを卒業できたんだ。今回の配属も、島村の適性で判断されたのだろう」

卯月「はい! 頑張ります!」


……
…………

――翌日、ハマヨコ、ショッピングモール(百貨店サービスセンター)

卯月「これと、この荷物も……夕方に取りに来ます」

受付「かしこまりました。お引き出しの際はお預かり番号付きのIDカードをご提示ください」

卯月「はい、よろしくお願いします」

ピピピッ!

卯月「あ、端末……そ、それじゃあ失礼しますねっ」タタタタッ!


卯月「端末……っと、誰だろ……」ピッ!

卯月「本部からだ……14時に本部入口かぁ。いまは11時だし、ちょっと時間あるかも」キョロキョロ

卯月「……制服のままだけど、少しここら辺で時間潰しておこうかな」


……
……………

――ハマヨコ(ショッピングモール)


卯月「……」


『なんと今日ご紹介するのは新作の……ネコ耳印のキャットフードにゃ!』

『って、人間が食べる物じゃないんかーい!』



「ねえねえ知ってた? 蘭子ちゃん、アイドル復帰するんだって」

「そうなの? しばらく休業っていってたけど……」

「病気の治療終わったらしいわよ。昨日、軍の広報ページに乗ってたもの」



『ビービー印の特濃宇宙蜂蜜! キラー・ビースタッフもオススメ!!』

『先月観測された空間転移より極小規模の蜂の巣が出現、転移後の観測によるとスティング種が発見されたため、国連軍は――』



「もー、またアイツらなのね。同じビーなのにもうっ!」

「怖いなぁ……ねえ、アンタたちの仲間って大丈夫なの?」

「うーん、私たちも逃げ回ってただけだし、まだ土星圏まで辿り着けてないみんなも無事だといいけど……」



卯月(行き交う人たち……私、ようやく士官学校も卒業できたから……これからは、私がみんなを守らないと!)

卯月「って、私まだ配属もされていないんでした……」


……
…………

――ハマヨコ(港内)

「どうですか整備長、新造艦の初回航行から戻ってきた感想は?」

整備長「おー、中々いい艦だったぜ。格納庫の構造も見直されて積層コンテナも動かしやすくなってたし、NGF用のスペースも広かった」

整備長「あとはまぁ、風呂場が広かったなぁ」

「あれ、パイロット以外も入れるんですか?」

整備長「バカ言うんじゃねえよ。普段は入れんが、今回はNGFのパイロットもいなかったから特別だ」

整備長「パイロットも乗せて運用がはじまったら、俺たちはあの風呂場にいけねえよ」

「ま、それもそうですね。あとは少佐くらいですかね?」

整備長「ははははっ! 違いねえ!! まあ、少佐は……な」

「あっ、そうでしたね……非常に、残念だと思いますけど……」

「……ところで、艦長はどちらに? 戻ってきたから見かけませんけど」

整備長「ああ、嬢ちゃんなら本部行ったよ。新人迎えに行くってよ」

「そういえばそうでしたね。って、艦長相手に嬢ちゃんは……」

整備長「いいんだよ別に。知らない仲じゃねえし」

整備長「まっ、とりあえずお前ら、仕事戻るぞ。新造艦の話もいいが、新型のNGFも整備しておかねえとな」

「うっす!」



ビーッ! ビーッ! ビーッ!!


「うぉっ!?」ビクッ!



整備長「警報……こんなタイミングで蜂か? おい誰か嬢ちゃんに通信送っておけ!」

「送っておきます。整備長は!?」

整備長「俺は艦に戻る! 迎撃隊が出るだろうが、多分嬢ちゃんなら艦を出せって言うだろうからよ!」

「了解です、NGFは!?」

整備長「何人か付いて来い! 出してるNGFも格納庫に入れなおすぞ!」

整備長「はぁ……少佐がいてくれりゃなぁ……」


……
…………

――同時刻、ハマヨコ(ショッピングモール)

ビーッ! ビーッ! ビーッ!!

卯月「えっ!?」ビクッ!


「警報だ……」

「何、スティングでも出たのかしら?」

『コロニー周辺にスティング種の蜂の巣が出現しました。住民の皆さんは今後の放送に従い避難してください』

「いやだわ……最近多くなってるのよね」

「うー! もう、あんまりアンタたちが騒ぐと私たちの立場が悪くなっちゃうんだから!!」

「まあまあ、ビーはそういうことしないんでしょう? もう何年も経つしみんな分かってるって」

「避難かぁ……」


卯月「スティング……ど、どうしよう!?」キョロキョロ

卯月(いまから急いで本部に……でもここからだと距離があるし……)

卯月「……そうだ、港!」バッ!

タタタタタッ!!


……
…………

ここで少し本編始める前にキャラクターシートを作ります。
デレステをプレイしている方であれば既にメンバーは分かっていると思いますので、名前は伏せません。
以降の安価処理で使うことになるので、出来ればご協力をお願いします。連投も可です。

人少ないかな?という感じであれば一旦中断して>>1は2、3時間ほどデレステをやる作業に入ります。

どなたかいらっしゃれば30分後くらいに安価指定の投下から始めます。
いなければこのまま落とします。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :↓1のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓2のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓3のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓4のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :↓5のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓6のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓7のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓8のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:本田未央
戦闘適正    :↓9のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓10のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓11のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓12のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:???
戦闘適正    :↓13のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓14のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓15のレスのコンマ2桁
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓16のレスのコンマ2桁/2の値

うーん……

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:1(並)


キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:26(並)


キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:11(並)


キャラ名:???
戦闘適正    :29(Gランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:12(並)

――ハマヨコ(軍本部)

『いま整備長が艦に戻っています。私たちはどうすればいいでしょうか』

「フレイヤも出します。私のNGFの準備もお願いします」

『了解です。格納庫から出しておきます』

「人手不足ですし、代理権限も整備長に渡していますからね。私が戻ってくるまで後は整備長の指示に従ってください」

『はい!』

ピッ!

大佐「スティングか……戻るのかね?」

「はい。それが仕事ですから」

大佐「はははっ、彼みたいなことを言うようになったねぇ……迎撃隊も出るだろうが、頼むよ特大尉」

「了解です。まったく、作戦の話をしようかと思っていましたけど……すみませんが残りの新人の方が来ましたら……」

大佐「私のほうから伝えておくよ。戦闘であれば仕方が無い。先に来ている彼女たちと一緒に行くといい」

「すみませんがよろしくお願いします。お2人とも、説明する間もなく申し訳ありませんが、移動しますよ」

未央「は、はいっ!」

凛「戦闘……か」


タタタタタッ!!


……
…………

――数十分後、ハマヨコ(港内)

タッタッタッタ!!

卯月「つ、着いた……」ハァ、ハァ、ハァ……

卯月「どこか、軍の艦は……!」キョロキョロ


<ソッチノコンテナサキニモッテケ!!


卯月「あれは……!」タタタタタッ!


「NGFのほうが優先だろう! フレイヤに入れておかないと出撃できないだろ!!」

「スティングの数12匹だってよ! 迎撃隊、危ないって!」


卯月「迎撃隊、苦戦している……どこか、どこかに……」ピクッ!

卯月「あのコンテナ!!」タタタタッ!!


「ん? おいそこの! 何やってる!!」


卯月「すみません、このコンテナ借ります!」カチッ!

ガコンッ!!

「何勝手にやってんだ! どこの所属だ!!」

卯月「えっと……島村卯月少尉です! 所属は……本当は今日聞く予定だったんですけど、すみません!」スタッ!

卯月「これは……やっぱり、NGF!」

「そのコンテナは機密事項のヤツだぞ! おい、聞いてるのか!!」

パシュンッ!!

卯月「これがあれば……!」


……
…………

――ハマヨコ、フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤⅡ』(ブリッジ)

整備長「接続アーム解除と、艦チェック作業……」

ピピピッ!

整備長「誰だ!」ピッ!

『せ、整備長! どこかのバカが新型のコンテナ勝手に開けてNGFを起動させてます!』

整備長「はぁ!? どこのバカだよ!!」

『知りませんよ! どこかのバカです!!』

整備長「引きずり出せ! あんなもん知らないで乗ると大変だぞ!」

『り、りょうか……うわぁっ!?』

整備長「おいどうした!」

『マニュアルで出撃されました……』

整備長「うげぇ……嬢ちゃんになんて言えばいいんだよ……」


……
…………

――ハマヨコ、入港口(機体内)

卯月「よかった……な、何だかコックピット周りが新型みたいだけど、操縦は出来そう……!」カタカタカタッ!

ピッ、ピッ!

『No Pilot Suit』

卯月「あれ? パイロットスーツ着ないと警告出るんだっけ……ま、まあいいや」

卯月「機体チェック完了、駆動系統問題なし!」


卯月「マニュアルモードで……出撃!」


……
…………

――戦闘宙域

卯月「レーダー……スティングは12匹……!」

ピピピッ!

整備長『おいバカ! お前何やってる!!』

卯月「あっ!? す、すみません! 戦闘って聞いて……」

整備長『早く戻ってこい! 戦闘は迎撃隊に任せとけ!!』

卯月「で、でも……」ピピピピピッ!!


白蜂「……!」ギュンッ!


卯月「い、1匹こっちにきた!? すみません、また後で通信します!」

整備長『おいバ――』ピッ!

卯月「わわわっ、この状態じゃ……装備は……ミョルニルがある! えいっ!」

ドシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!!

卯月「ミサイルが追いかけている今のうちに変形……戦闘機のGN形態から人型のCG形態に移行!」

ガションッ!!

卯月「よし、これなら……武装選択、速射ビームライフルとサーベル!」

白蜂「……!」ズドォンッ!!

卯月「粒子砲……回避! ターゲットロック……!」ギュンッ!

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

白蜂「!?」ドガァンッ! ドガァンッ!

卯月「サーベル! えええいっ!!」ブォンッ!!

シュパアアアアアンッ!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアアンッ!!!!!

卯月「や、やった……倒した……!」ハァ、ハァ……

ピピピッ!

『そこのNGF! 援軍ならこっちに来てくれ! 押されて……ぐおおおおおっ!』

卯月「い、いま向かいます!」


……
…………

――十数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

「戻りました。遅くなってすみません、状況は?」

整備長「出てきたスティングは12匹、いま9匹まで減ってるけどよ……」

「……どうしました?」

整備長「どっかのバカがコンテナに積んでた新型のNGFに乗って出撃しやがった!」

「はあ? どこのバカですかその人は」

整備長「だからどっかのバカなんだって!」

凛「これが……新造艦……」

未央「わあ、モニターも最新だし、ホロスクリーンが常設されてる……!」

「あなたたち、艦内を眺めていないで……と言っても、今すぐ新型に乗せるのは危険ですね……!」バッ!

整備長「おい嬢ちゃん!?」

「私がNGFで出撃します。カタパルトに用意していますよね? シューターで向かいます」

整備長「あいよ! 気ぃつけてな!」

「任せてください。あなたたち2人はここで待機、何かあれば整備長の指示に従ってください」

未央「は、はい!」


……
…………

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)


「まったく……一体どこのバカが新型に乗るなんて無茶なことを……」カタカタカタッ!

パチッ、パチッ!

「パイロットスーツにも着替えていないから、システムも起動できない……まあ、大丈夫でしょう。問題ありません」

ピピピッ!

整備長『ハッチ開けたぞ! 嬢ちゃん、出撃してくれ!』

「了解です。フレイヤは念のためコロニーの防衛にあたってください。新人は適当に見学させておくのと……あと戦闘中は艦長と呼んでください」

整備長『へいへい……それじゃ艦長さん、頼んだぜ!』



ありす「……橘ありす、NGF-VS02CSヴァルキュリア出撃します!」ギュンッ!!


……
…………

※本編シナリオが分岐します。


――戦闘宙域

『こちらGNS-001、どこからの援軍かは知らんがフリーならこっちの小隊に入ってくれ!』

卯月「り、了解です!」

『仮コードはGN-010だ、マニューバプランも転送する。頼むぞ!』

卯月「マ、マニューバプラン……えっと……」ピピッ!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

『来たぞ、散開!! マニューバプランをH17に変更する! GN-010、弾幕だ!』

卯月「は、はいっ! えっと……」

『何をしている急げ!』

卯月「へ、変形後のミサイル発射は……!」カタカタカタッ!

白蜂「……!」ズドォォンッ!!

『ぐおおおおおおっ!?』

『隊長!!』

卯月「あっ、あああ……!」

『GN-006と009はフォローに回れ! 003、前だ!』

『001を後ろに! 何やってる010、スティングが来ているぞ!!』

卯月「あ……あああ……」ハァ、ハァ、ハァ……

白蜂「……!」ズドォンッ!!

卯月「あああっ!?」ズガガガガガッ!!

卯月(こ、これが本当の戦闘……さ、さっきは、うまくできたのに……)ハァ、ハァ、ハァ……

白蜂「!」ギュンッ!

卯月「っ!?」ビクッ!


ドギャアアアアン!!!!


白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!



卯月「いっ、いまの砲撃……!」ハッ!

『援軍か!?』


ピピッ!

ありす『まったく……新人がシミュレーター訓練もせず新型を扱えると思っているんですか』

卯月「あ、あなたは……」ハァ……ハァ……

ありす『話は後です。とりあえず残りのスティングを処理します。あなたの処分についてはその後です』

ありす『迎撃隊、聞こえますか。そちらの戦闘可能機体数は8機ですね。3匹は私のほうで対応します』

『3匹!? 大丈夫なのか!』

ありす『問題ありません。誘導ミサイルでこちらにひきつけます』

『す、すまないが頼む……』

ありす『では対処します。あとでご連絡しますので』ピッ!


……
…………

――戦闘宙域

ありす「スティングの群れの3匹にターゲットロック……」カタカタカタッ!

ありす「誘導ミサイルランチャー、ニフルヘイム発射!」

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!

ありす「こっちです! 人型のCG形態から戦闘機のGN形態に移行!」ガションッ!!

ありす「新型の速度に付いてこれるものなら!!」ギュオオオオオッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!

ありす「3匹掛かった! この距離を維持して……!」


白蜂「……!」ドシュシュシュッ!


ありす「来たっ、背面ミサイル発射!」ヒュカカカッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

白蜂「!?」

白蜂「!?」

ありす「CG形態に移行……爆風で見えないでしょうが、私はこっちです!」ギュオオオオオッ!!

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

ドガアアアアアアンッ!!!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン……!!

ありす「逃がしません! サーベル……はああっ!」ブゥンッ!!

シュパアアアアアンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!!!



ありす「C.T.S.M『Counter.Turn.Strike.Maneuver』」ボソッ


ありす「私の考案したマニューバ……やはり新型であれば有効に活用できますね。さすが教本に載るだけのことはあります」フッ……

ありす「さて……迎撃隊、聞こえますか? こちらは片付けましたので援護に向かいます」ピピピッ!

『1機で片付けたのか……すまないが頼む』

ありす「はい、あとそこのNGF、聞こえていますね」

卯月『はっ、はい……』

ありす「その機体は私たちの部隊が所有している物です。戦闘終了後は私に付いてきてください」

卯月『了解、です……』

ピッ!

ありす「はぁ……艦長っていうのも、大変ですね。まあ当時のPさん程ではないでしょうけど……」


……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

整備長「コンディショングリーン、うちのNGFは……あーあ、どっかのバカが被弾してやがる」カタカタカタッ

凛「凄い……大尉が戦闘に入ってから、もうスティングを全部倒して……」

未央「うわあ……うわぁ、これが本当の戦闘……!」

ピピピッ!

ありす『整備長、聞こえますか? 戦闘終了したので帰艦します』

整備長「おうよ。艦長、どうだった?」

ありす『新型は良さそうです。これならシステム起動後、飛躍的に戦闘力が向上すると思います』

整備長「ま、博士が作ったもんだしなぁ」

ありす『一ノ瀬博士によってシステムの見直しもされていますからね。あとはゾーニング現象がどれだけ抑えられているかです』

ありす『っと、無駄話でしたね。バカを1人連れて帰ります』ピッ!

凛「凄く余裕そう……スティングが12匹もいたのに」

整備長「ま、嬢ちゃ……艦長ならこんなもんだよ。ほらお前ら、行くぞ」フワッ

未央「行くって……どこに?」

整備長「艦長迎えに行くに決まってんだろ。ほら、こっちだ」

凛「了解……」

パシュンッ!

……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!

卯月「……」

卯月(全然、ダメだった……1匹まぐれで倒せて、喜んじゃって……)


ありす「そこのパイロット! 降りてきてください!」


卯月「あっ、は、はい!」フワッ……


卯月「あの……私……」

ありす「……おや? あなた、どこかで……名前と所属を教えてください」

卯月「は、はいっ……島村卯月、所属は……それが、まだ教えてもらっていなくて、士官学校を卒業したばかりで……」

ありす「ああ、そうでしたか。なら運がよかったですね」

卯月「へ?」


整備長「嬢ちゃーん!」フワッ


ありす「整備長……お2人も連れてきたんですね」

整備長「まあな。そいつか? 勝手に新型持ち出したバカは!」

卯月「あう……す、すみません……」

未央「艦長って……すっごく強いパイロットなんですね……!」

ありす「まだまだです。私を鍛えた方々が恐ろしい化け物揃いなので……どうですか? 実戦を初めて間近で見た感想は」

凛「……何ともいえない。上手く、言葉に表せないっていうか」

ありす「まあ、それでも構いません。あなたたちはこれから3人、私の指揮の下で頑張ってもらいますから」

卯月「えっ?」

ありす「機密事項の新型を勝手に利用するのは処罰の対象になりますが……まあ、運が良かったですね、島村卯月少尉」

卯月「……私、ここに配属するんですか?」


ありす「国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊があなたたちの配属先です。これからよろしくお願いしますね、3人とも」


……
…………

――ハマヨコ、軍本部(通路)

ピピピッ!

大佐「私だ」

翠『大佐、お久しぶりです。ただいまシャトルでハマヨコに到着しました』

大佐「おお、すまないねぇ。キミもフレイのほうで忙しいだろうが……」

翠『いえ、フレイには千秋さんたちがいますから……ふふっ、それに私も、今回の短期出向……ほんの少しですが楽しみがありますので』

大佐「あまり彼を困らせんでくれよ。私はこの間久しぶりに彼女たちに会ったら、今回の件でリンチにされてねぇ……」

翠『それは……自業自得といいますか……』

大佐「いやいや、そんなことはないぞ! 実績から彼が適任だから仕方がないんだ……あと、非常に言いにくいことなんだが……」

翠『何か?』

大佐「いや、実は彼なんだがね。別件があるのと、手続きの都合で合流が予定より遅れることになってね……次の作戦までには間に合うと思うんだが……」

翠『……』

大佐「そっ、そんな顔をしないでくれ! キ、キミも上官である私に危害を加えるというのかね!?」

翠『いえ……そんなつもりはありませんが』

大佐「頼むよ……はぁ、私も所属変わらんかなぁ……」

翠『まあ、大佐は無理かと……プロジェクト・ヴァルキュリアに関わっていますし』

大佐「はあ……彼、早く戻ってきてくれないかねぇ……」


……
…………

というわけで、>>1はこれからドリフを走るのとデレステやるのと大量の4thライブのシリアルを入力する作業があるので本日はこれで終了します。
差し替え面倒くさいからやらないよと言ったこの内容ですが、ろくに差し替え作業をやっていないので進行は亀になります。

あと、冒頭でも出ていたと思いますが今回の話はエロゲーパートの世界が3年経過した後の内容です。
ついでに、もしかしたら>>1が月末期間中に奈緒を自引きできなかったらそのまま終了する可能性があります。

それでは本日もお付き合い頂きありがとうございました。

ちょっとドリフ2枚確定くらいまで走り終われそうなので22時頃から細々と再開する予定です

――数時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「おーし! コンテナ上げろー!!」

<ウーッス

「整備長、残りのNGF積んだコンテナ、どうしますか?」

整備長「どうせ後で嬢ちゃんたちに設定入れさせるし、横並びにしておけよ」

「わかりました。それにしても……新型が一気に5機も配備されるのは嬉しいですねぇ」

整備長「まーなぁ、水野のトコの嬢ちゃんは自前の持ってくるんだろ?」

「システム搭載機の初期型ですね。艦長たちがしばらく休職している間は向こうでテストしていましたし」

整備長「ま、新入りたちばかりじゃウチの艦長も苦労するだろうしなぁ……」

整備長「ま、いいか。ちょっと嬢ちゃんのとこ行ってくるわ」


……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

整備長「おーい、嬢ちゃーん!」

ありす「整備長ですか。NGFの修理、終わりましたか?」

整備長「まあな。腕パーツの取替えだけだったし大したことねえよ。それにしても、久しぶりに嬢ちゃんの戦闘見たけど、腕上げたじゃねえか」

ありす「Pさんたちの訓練も厳しかったですしね。ですが私もまだまだです」

整備長「またまたぁ、謙遜すんなって。さすがクール・タチバナってな」

ありす「もうっ、前の出向先でもみなさんそんなふうに言ってきました……迷惑千万です」

整備長「ははっ! ま、他の嬢ちゃんたちもいねえからな。俺たちでやっていかねえと」

ありす「そうですね。今日は戦闘で予定が後ろ倒しになりましたが、新人もいますし明日は翠さんたちを迎えに行きませんと」

整備長「そういえば、少佐はいつ合流するんだ?」

ありす「軍を退役してしばらく経ちますからね。向こうも色々あって手続きに時間が掛かってるんです」

整備長「まぁ、仕方ねえか……」

ありす「あとは愛梨さんと蘭子さんの様子を見に行ってからになると思います」

整備長「とときんたちか……そうか、らんらん中尉も復帰したもんなぁ」

ありす「治療、長かったですからね。愛梨さんと私は耐性持ちだからすぐに復帰できましたけど」

整備長「この前、とときんからメールもらったよ。らんらんが復帰してくれて嬉しいってよ」

整備長「ただ、2人とも火星圏にいるし……そこがなぁ……」

ありす「次の作戦は火星圏で行われますからね。まぁ、召集が掛かったとしてもPさんが許さないと思います」

整備長「少佐も過保護だねぇ……」


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

卯月「あっ、橘特大尉!」ガタッ!

未央「お疲れ様であります!」

ありす「そう硬くならなくていいです。ここはアットホームな職場にしたいので……あと、特大尉だと長いので大尉で構いません」

凛「一応、ブリッジ操作のマニュアルには目を通したけど……あ、通しました」

ありす「私は言葉遣いに関してはあまり口を出しませんが、然るべき場ではそれなりでいてください」

ありす「あと、明日は本部に戻ります。合流予定の方がまだいますので」

未央「えっ、私だけじゃないんですか?」

ありす「そうです。フレイヤは強襲艦でそれほど大型ではありませんが、この人数ではブリッジ要員も足りませんしね」

ありす「明日、短い間ですが私の代わりにみなさんの戦闘指揮を任せる方と合流する予定ですので」

卯月「えーっと、私と、渋谷少尉、本田少尉と……フォーマンセルの小隊になるってことですか?」

ありす「まあ、明日になれば分かります。新型についての説明や直近で参加する作戦の説明もしますので、今日は私と整備長のほうで艦の仕様についてご説明します」

凛「ありがとうございます」

整備長「まっ、新造艦だし俺たちも触ったばかりだけどよ。艦の中も案内しておくぜ」

ありす「あと島村少尉」

卯月「はい?」

ありす「あなた、一応新型機を勝手に持ち出した罰則として始末書を書いてください。アルヴィスの秘匿階層レベルの機密なので、最初から大変ですよ」

卯月「うっ、うえええぇぇぇ……」

ありす「まあ艦仕様の説明が終わった後でいいです。書き方も教えます」


……
……………

――数十分後、フレイヤⅡ(食堂)

ありす「ここが食堂です。フレイヤの運用想定宙域は木星圏までなので、食堂で提供しているものは一般食になります」

凛「確か、土星圏宙域で任務にあたっている艦は、ペースト食がメイン……でしたよね」

ありす「あなた言い難そうですね……まあ、フレイヤも緊急時や、遠征の際はペースト食を提供します。あと……」

ガラッ!

おばちゃん「おや、ありすちゃんたち来たのかい?」

未央「こんにちは!」

ありす「食堂のおばちゃんです。ここでは絶対的な権限を持っているので決して逆らわず、食事は残さず食べることです」

整備長「新人連れてきたぜ」

卯月「よ、よろしくおねがいします」

おばちゃん「みんな若いねぇ……ちょっと昔のありすちゃん見ているようだよ」

ありす「ちょっと、部下の前ですからあまりそういうお話は……というか、私は昔からそんなに変わっていませんから」

おばちゃん「あらあら……ところでありすちゃん、少佐いつ戻ってくるんだい?」

ありす「まだ手続きのほうが……別件もあるみたいで合流が遅れるそうです」

おばちゃん「あらぁ、残念ねえ……しばらく顔見てないから楽しみにしてたんだけど」

卯月「少佐って……?」

整備長「あー、ん……」

ありす「……まあ、近いうちにお話しします。次の場所に向かいましょう」

未央「はーい……?」


……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(艦長室)

ありす「……」カタカタカタッ

ありす「……島村少尉の報告書、一応フォーマット渡したはずなのに滅茶苦茶……」ハァ……

ありす「まあ、新人ですし仕方が無いですね。修正箇所をチェックして、転送……」カタカタッ

ありす「……もうこんな時間ですか。今日は色々ありましたね」

ありす「今日来た新人たちは割り当てられた部屋にいるはずですし……どうしましょうか」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

卯月:2
凛:1
未央:2
他:0

ほーん……

>>99
3.未央

――フレイヤⅡ(休憩所)

ありす「搬入リスト……まったく、交換用のコックピットが足りていないなんて……」ピッ、ピッ……

ありす「……おや、あれは」ピタッ


未央「……」


ありす「本田少尉、何をやっているんですか?」

未央「あっ、大尉……いやー、ちょっと……」

ありす「ここはリフレッシュルームですし、来る分には構いません。ただし睡眠時間になったら部屋に戻るようにしてください」

未央「わかりましたっ! ……でも、まだハマヨコの港だしいいですよね?」

ありす「まあ、睡眠時間でもありませんからね。ただし今後行うNGFのシミュレーター訓練で居眠りをしないように」

未央「ま、まあ……シミュレーター動かしているしそれは大丈夫かな……」

ありす「ところでお1人ですか。同じ新人同士、他のお2人と休憩時間中に仲良くしているのかと思っていましたけど」

未央「それはまぁ、今日お互い知った仲ですから少しくらいは様子見ちゃうっていうか……あっ、でも後で私の部屋に来てって通信は入れておきましたよ!」

ありす「いいですね。早めに打ち解けておいてください。後々困りますし……それで、ここで何を?」

未央「ええっと……この休憩所、花壇があるんだなぁって」

ありす「……そうですね。ゲージでの管理ですが」

未央「なんか、戦艦に花壇があるって珍しいと思いませんか? 私、ここで花を見るなんて思ってなかったから……」

ありす「そうですね。わざわざ設置していますから珍しいと思うのは当然です」

未央「でも、花を見るのっていいなって……戦艦の中って殺風景ですし、見てると少しほっとするなって」

ありす「……そうですね。私もそう思います」

未央「だけど花壇の手入れとか、花の世話って大変そう。植替えとかもしなきゃダメだろうし」

ありす「仕方がありませんよ。お花をしっかり育てるうえで必要なことです」

未央「うーん……まあ、確かに環境数値を見直すだけっていえばそうなんですけど、もっと簡単に出来ないのかなぁ」


ありす「……」



1.ありす「お花とは少し話が違いますが、私はあなたたちをしっかり育てる立場にいます」
2.ありす「……昔、艦の花壇を熱心に育てている方がいました」
↓1

1

>>104
1.ありす「お花とは少し話が違いますが、私はあなたたちをしっかり育てる立場にいます」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


未央「えっ?」

ありす「お花はしっかりと、丁寧に育ててあげることで綺麗な花を咲かせます」

ありす「だけど、手を抜いてしまうと綺麗な花を咲かせることができないかもしれません。最悪、枯れてしまうかもしれません」

ありす「あなたたちも、時間を掛けて訓練を重ねて任務をこなせば、しっかりと成長できます」

ありす「もし私があなたたちの育成に手を抜けば……さあ、どうなりますか?」

未央「うーん……若輩者ですがご指導よろしくお願いしますっ!」

ありす「まあ、そういうことです。言ってしまえばあなたたち新人は、まだつぼみの状態です」

ありす「そのつぼみを綺麗に花開かせるのが、私の仕事です。手は抜くつもりはありませんからね」

未央「はいっ!」

……
…………

――フレイヤⅡ(未央の部屋)

未央「やあっ!」ビシッ!

凛「……」

卯月「……あのー」

未央「ん、どうしたの?」

卯月「いえ、あの……本田少尉、私たちに用事って……」

凛「いきなり端末にメール寄越されてもさ……」

未央「ん? いやいや、私たちってみんな士官学校出たばかりでしょ? ならほら、新人同士仲良くやりたいなって思ってさ!」

凛「……そっか、全員卒業したばかりだったんだ」

卯月「だから私たちの戦闘指揮に、もう1人きてくださるんでしょうか?」

未央「まあまあ……って、その前に自己紹介しようよっ、ブリッジにいたときも結構無言だったからさ」

凛「そりゃあ、いつ大尉が戻ってくるか分からなかったし」

未央「ふふんっ、私は本田未央! 学校の成績はどれもそれなりによかったけど……一番はNGFのシミュレーターかな? 戦闘は特に頑張れると思うからよろしく!」

凛「……渋谷凛。私も成績はほどほどだったかな……」

卯月「わ、私は島村卯月です。学校の成績は……あ、あんまり……でも、オペレーターならそれなりに……」

未央「うん、うん……私たちでチームかぁ……これから一緒に頑張ろうね!」

凛「そうだね。いきなり新造艦に配属されたのは、少し驚いたけど」


卯月「これから大丈夫かなぁ……」

凛「島村少尉は……うん、無断で新型に乗り込んじゃうんだから、ちょっと危ないかも」

卯月「ううぅぅ、それは、そのぅ……」

未央「しぶや、りん、しぶや……しぶ、しぶりん……そう、しぶりんだね」

凛「えっ? 何それ」

未央「えっ? いやぁ、私たち同期だしそんな堅苦しくなくていいかなって。ほら、大尉も言ってたじゃん」

凛「でもその……しぶりんって……」

未央「結構呼びやすいと思うけど……んーじゃあ……しまむら、うづき……しま、しま、むー……しまむーにしよう」

卯月「えぇっ!? わ、私そこに名前が乗っかってないんですけど……」

未央「いいじゃんいいじゃん! よし、しぶりんにしまむー、決定! あ、私は未央でいいよ」

凛「自分は名前で呼んでもらうんだ……」

未央「まあまあ、ほら、それより明日はもう1人来てくれるって話しだしさ、どんな人なんだろう?」

卯月「あ、それなら私、さっき大尉から少しだけお話聞きましたよ。何でも別の部隊から出向で来てもらえるみたいで、大尉のお知り合いらしいですよ」

未央「へー、大尉の……ところでさ、大尉ってちっちゃいよね」

凛「うん」

卯月「え、小さい?」

未央「ほら、ぱっと見て私たちより年下っていうかさ……」

凛「でも大尉だし……もしかしたら私たちよりも年上かもしれないし」

未央「まあ、グレイプニールの時代から任務やってたって聞いてるし……うーん……」


卯月「あと、食堂でお話ししていましたけど、どなたか分からないけど少佐も来るみたいですよね」

凛「大尉が艦長やってるけど、どうなるんだろ。少佐が来たら配置換えになるのかな」

未央「私たちも、戦闘の状況によっては配置換えがあるって聞いてたし、なんだか大変そうだよねぇ」

凛「……ま、ぼやいても仕方が無いよ。どこに配属されても最初が大変なのは変わらないし」

卯月「そうですよね! 大尉も整備長も、良い人たちみたいでよかったです」

未央「うん、何だかここならやっていけそうって気がするもんね。はー、早く新型のNGFにも乗りたいなぁ……しまむー、無理やり乗ってみてどうだった?」

卯月「えっ!? え、ええと……何だかコックピットが新しくなってるなーって思ったくらいで……」

凛「何それ、全然覚えてないの?」

卯月「う……初めて出撃したから、いっぱいいっぱいで……」

未央「そりゃそうだよね。私も初陣で落とされないように頑張らないとなー……」


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)


『大尉ってちっちゃいよね』


ありす「……」

パシュンッ!

整備長「おーい嬢ちゃん……って何やってんだ?」

ありす「いえ……私も、新人の部下を持つのは初めてですから……どんな会話をしているのか、気になってしまって」

整備長「ローカルの艦内記録かよ。良い趣味してんな」

ありす「美波さんたちとは違います……まぁ、聞いてみると当たり障りの無い会話ばかりなので特に何もありませんが」


『ほら、ぱっと見て私たちより年下っていうかさ……』

『でも大尉だし……もしかしたら私たちよりも年上かもしれないし』


整備長「ちっせえってよ」

ありす「私はいいんです。肉体生成技術で一部移植しているんですから……それに、成長が緩やかなだけです」

整備長「ま、仕方がねえわな」

ありす「キラー・ビーたちにこの技術を与えるようになってからは、隠す必要もなくなったんですけどね」

ありす「まあ、言い換えると私が一番長い期間、若くいられるということですし」

整備長「おーおー、少佐も喜ぶぞ」

ありす「茶化さないでくださいっ、もう……」

整備長「ところで、明日は昼には本部に行くんだろ?」

ありす「はい、翠さんをお迎えに行きますから」

整備長「それなら戻ってきたら新人たち貸してくれよ。NGFの設定もやらせてえし」

ありす「大丈夫ですよ。それに全員集まってから直近の作戦のお話しと、新型の説明をしなければなりませんからね」

整備長「そいつは丁度良い……にしても、火星圏宙域にフィールドジェネレーターと、なんちゃらって新型装置の設置作業、嬢ちゃんたちに出来るのかねぇ」

ありす「観測タイミング的にスティングも来るでしょうしね。最初の任務としては厳しい思いますが、作戦開始までには出来る限り鍛えておきます」

ありす「翠さんも来て頂けますし、何とかなるとは思うんですけどね」

整備長「そうだなぁ……他のやつらもいてくれれば、もうちょっと楽なんだがなぁ……なんでウチはいつも人が足りないんだか」

ありす「文句は大佐に言ってください。この間みなさんに袋叩きにあったばかりですけど」

整備長「おお怖いこわい……」


……
…………
………………
……………………

――同時刻、土星圏外、戦闘宙域、ノルンS-02(メインブリッジ)


「フィールドジェネレーター起動、次元断層情報を取得します」カタカタカタッ!

「空間転移による次元断層レベルは6。ノルン級サイズの蜂の巣です!!」


時子「チッ、断層レベルのわりにサイズはノルン級か……」

麗奈「どうすんのよ時子。ほら、やっぱスティングの蜂の巣よ」

時子「コンディションレッド、艦を戦闘態勢に移行。NGF隊は出撃しなさい!」

ピピピッ!

智絵里『コ、コンコルディア隊、出撃しますねっ!』

時子「気をつけていきなさい」

智絵里『は、はいっ!』ピッ!

麗奈「で、アイツはどうすんの? 勝手にやらせる?」

時子「どうでもいいわ。断層レベルの確認までは済ませたのよ、後は勝手にやるでしょう」

麗奈「まっ、そうね……はぁ、アタシも出撃してこようかしら……」

時子「アァン? 楓がいない分アンタが働く話でしょう? さっさと席に着きなさい」

麗奈「へいへい……っとに、いつもいつも面倒臭い奴らね……」

……
…………

――数分後、戦闘宙域


白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

ピピピッ!

『隊長、また巣からスティングが出現してきました!』

智絵里「マニューバープランはY09ですっ、各機散開して……」


白蜂「!!」ドシュシュシュッ!!


智絵里「あ――」

ドガアアアアアアンッ!!!!

『たいちょおおおおおおおお!!!!』

『くっ、マニューバープラン変更だ! 隊列を……』


ズドォンッ!!

ズドォンッ!!

ズドォンッ!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアアアンッ!!!!


『なんだ!?』

『い、今の砲撃、どこから……!?』


……
…………

――戦闘宙域

ピピッ! ピピッ!

「次元断層レベル6……想定規模の半分以下……」カタカタカタッ……

「断層後の宙域データをスキャン……空間構成情報安定、再度の空間転移現象の発生見込みは無し……」カタッ……

「今回も、違う……か」ギリッ……


白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!


「……取得データを転送。NGF、CG形態に移行……戦闘を開始する」

ガションッ!!


「お前たちは……倒す!」


……
…………
………………
……………………

――翌日、木星圏宙域、ハマヨコ、軍本部(会議室)

大佐「さて、皆揃ったことだし自己紹介といこうじゃないか……水野中尉」

翠「はい。独立機動隊所属の水野翠中尉です。短期出向という短い期間になりますが……よろしくお願いいたします」

卯月「よっ、よろしくおねがいしますっ!」

ありす「来て頂いて助かります。フレイヤはいつも人手不足なもので……」

翠「ふふっ、困ったときはお互い様です。私も、新人のお世話をするのは初めてですから……至らないところもあるかもしれません」

凛「いえ、ご指導お願いします」

未央「私たちも頑張りますので!」

翠「元気が良いですね。私も、フレイヤに来たからにはそれなりに成果を残すつもりですから、ね?」

ありす「まあ……お願いします」

大佐「それじゃあキミも……一言頼むよ」





加蓮「……第27防衛隊所属、北条加蓮少尉です」




……
…………

キャラクターシートを一部更新

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :71(Bランク)
オペレーター適正 :71(Bランク)
指揮官適正    :71(Bランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度.:200(情愛)

■橘ありす
フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤⅡ』の艦長。階級は特別大尉。
プロジェクト・ヴァルキュリアのフェーズ移行に伴い、NGFに合わせて刷新されたヴァルキュリアシステムの運用テストを
行うため、前フェーズより引き続きプロジェクトに携わることになる。
システムに対しては耐性持ちのため、対話の日に行った宙域ライブ時のシステム起動による肉体への負荷の治療がいち早く
済んだため単独で復帰している。
3年前はブリッジでの通信、火器管制が主担当だったがPや麗奈、楓、蘭子による教育により指揮官や、前線での戦闘も
十分に行えるようになった。
================================================================================================================

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:1(並)
================================================================================================================

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:26(並)
================================================================================================================

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:11(並)
================================================================================================================

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :29(Gランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:12(並)
================================================================================================================

というわけで、短いですが>>1は今晩から仕事に行くまでと明日の夜と最終日はデレステと思いの他ボーダー上がってるモバマスを走らなければならないのでこれで終了します。
7日のイベ最終日が終わったあたりから再開しようかとは思います。差し替え作業はちまちまっておくつもりではいますが、多分走ってます。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

あれなんですよね、前作のエロゲーパートで分岐しなかった内容や個別ルートの話しとか当たり前のように出てくるし
分岐の都合で出なかったメンバーとかも今回出てくるからその分差し替え作業が増えて中々終わらないという感じで

つまり見れなかったはずの話がたくさん見れるってことだな
ありがとうございます

作者はデレステのプロみたいだけどイベント上位2000位とかどうやって取ってるの?

>>148
どう足掻いてもこのルートに到達しないエンディングがいくつかあるのでそこら辺周りのは話しにも出ません。

>>151
遊ぶ

たぶん23時過ぎあたりから少しくらい再開するかもしれません

スマホで遊ぶゲームは指2本でいいんじゃないですかね

――数時間後、ハマヨコ、軍本部(通路)

大佐「まあ、翠君も来たことだし、新人たちについては問題ないだろう」

大佐「まだ決まってはいないが、向こうの任務が一段落したら桃華君にも来てもらうと思っていたが……」

ありす「フレイの負担を増やしてしまうのも気が引けます。Pさんが来てくださったら私か翠さんのどちらかとコンビを組めば大丈夫ですし」

大佐「結果としては彼に頼りきりになってしまうことになるがね……まあ、そうも言ってられんか」

ありす「火星圏で観測されている次元断層の予兆も、強くなって来ていますからね」

大佐「うむ……だが晶葉君たちが準備していた干渉装置も間に合ってくれた。作戦が間に合えばいいが……」

ありす「戦力はどうするつもりですか?」

大佐「こちらからノルンはJ-01を送る。火星圏宙域でM-01、M-02と合流して配置につかせる」

ありす「M-01……ちひろさんもいますね。戦力もやっぱりそれくらいの規模になりますか」

大佐「済まないが頼むよ。あと今回の作戦だが、キラー・ビー側からも増援が来る予定だ」

ありす「混合編成ですか? 私や翠さんは問題ありませんが、新人たちは大丈夫でしょうか……」

大佐「それも含めて、面倒をみてやってほしい。アインフェリア隊が揃わない現状、辛いとは思うが」

ありす「もう少しで全員の治療プログラムも終わります。まあ、しばらく私と愛梨さんの2人でやってきましたから……早く戻ってきて欲しいですね」

ありす「さて、それじゃあ私もフレイヤに戻ります。来て頂いて早々に翠さんに新人を任せきりにするのも申し訳ないので」

大佐「分かった。また後で連絡を入れるよ」


……
…………

――ハマヨコ(港前)

「では私は本部に戻ります」

ありす「送って頂いてありがとうございます。大佐にもよろしくと伝えておいてください」

「分かりました。失礼します」


ありす「さて……ん?」ピピピッ!

ありす「はい、こちら橘」

麗奈『いま大丈夫? アンタだけ?』

ありす「麗奈さんですか。いま丁度みんなで本部に行ってたんですが、新人たちは先に帰したので私1人ですけど……どうかしましたか?」

麗奈『ならいいわ。今度そっちでやる作戦の開始時期、多分晶葉たちの準備次第だろうけど、一応アイツも向かうって』

ありす「そうですか。そちらではどうでしたか?」

麗奈『収穫ゼロ。一応データは収集したみたいだけどね』

ありす「ダメでしたか……戦闘は大丈夫でしたか?」

麗奈『まあまあね。ま、レイナサマほどじゃないけど? まぁ、ウワサになるくらいにはなったわね』

ありす「頼もしいですね。となれば合流することになりそうですけど……許可は大丈夫ですか?」

麗奈『アタシと時子で書いておいたわよ。後、ウチのへっぴり腰もそっちに貸してあげる』

ありす「どなたのことですか?」

麗奈『智絵里よ智絵里、丁度こっちは配置換えのタイミングなのよ。前にアタシがしばらくの間アンタたちのところに行ったみたいに、智絵里そっちに寄越すから』

ありす「まあ、フレイヤも相変わらず人手不足で助かりますけど……」

麗奈『時子は渋ってたけどね。まああの子も土星圏の任務、長かったし……適当に使ってあげて』

ありす「分かりました。合流したら連絡しておきますね」

麗奈『頼むわよー』ピッ!

……
…………

――フレイヤⅡ(格納庫)

ありす「……で」

翠「はい?」


未央「はぁ、はぁっ……おぇっ」

凛「……う、うう」

卯月「……」ハァ……ハァ……


ありす「NGFのシミュレーション、最初から飛ばしすぎじゃないですか?」

翠「いつ作戦が開始されるかも分かりませんし……時間の許す限りは詰めておこうかと思ったのですが……」


未央「ちょっ……まって、くださ……」ハァ、ハァ……

凛「きっつ……」

卯月「……」


ありす「いえ、あの、新人ですよ? いつから開始していたんですか?」

翠「フレイヤに戻って、少しお話しをしてから……そうですね、2、3時間ほどだとは思いますけれど……」

ありす「ま、Pさんが来るまでに少しでも叩き上げておかないといけませんからね」

翠「そういうことです♪」

凛「お、鬼……」

ありす「まあ作戦のお話しもしなければなりませんし、訓練は中断しましょうか」

卯月「ちゅ、中断……」

未央「まだやるんだ……」

翠「当然です。さあみなさん、浴場に行って来ても構いませんので、1時間後には会議室に集まりましょう」

未央「は、はぁい……」ハァ、ハァ……

……
…………

――1時間後、フレイヤ(会議室)

未央「……ねえ」

卯月「どうしましたか?」

未央「あのさ……お風呂場にあったアレ、なんであるんだろう……」

凛「……知らない」

卯月「アレ?」

未央「あ、アレだよアレ……バ――」

パシュンッ!

ありす「みなさん、来ていますね?」

凛「橘大尉……はい、全員来ています」

ありす「それでは、直近で私たちの部隊が参加する作戦についてご説明します。翠さんも、ここに来る前に話は聞いていると思いますが……」

翠「詳細は現地でということでしたので、聞かせてもらいます」

ありす「分かりました。スクリーンモニターを出します」カタカタカタッ!

フォン……

卯月「この宙域マップ……」

ありす「火星圏宙域の全体図です。今回私たちは、現在火星圏宙域で観測されている次元振動を中和させる作戦に参加します」

未央「次元振動の中和?」

ありす「次元振動はキラー・ビーたちが巣を空間転移させる際に発生した空間歪曲現象の一部です」

ありす「現在、軍ではフィールドジェネレーターを使用して次元断層を初期段階から観測します」

ありす「その後、段階的に断層が大きくなっていくのを確認し、空間転移条件が成立した時点で蜂の巣が転移してきます」

ありす「空間転移してきた蜂の巣がビーたちのものであれば保護、スティングたちのものであれば戦闘になります」

凛「その次元振動はどうやって中和……させるんですか?」

ありす「それについてはオート・クレール社が開発した干渉装置を使用します」

ピッ、ピッ……

ありす「いまモニターに映した地点、現在宙域で観測されている現在発生するであろう次元断層のうち、想定規模の高いポイントに対して……」カタカタカタッ!

ピピッ!

ありす「干渉装置を設置、起動させて発生している次元振動を停止させます」

卯月「……それだけ、ですか?」

ありす「それだけです」

未央「えー……なんか、簡単そうっていうか」

凛「宙域全体から見ても3ポイントに設置するだけなら、そんなに難しいようには見えないけど……」

翠「話をきくだけであれば、確かに簡単と思うかもしれませんが……この装置を起動させるには条件があります」

卯月「条件?」

ありす「はい。この装置は起動する際、次元断層が発生した際に生じるエネルギーの最大値と同量の効果を与えないと次元振動を中和させることができません」

凛「同じ量のエネルギーをぶつけて相殺させるってこと……かな?」

ありす「その通りです」

パシュンッ!

加蓮「すみません、遅れました」

ありす「北条少尉ですか。いま始まったばかりです。NGFの調整は大丈夫でしたか?」

加蓮「大丈夫です。後で、もう一度調子は見ておきますから」

ありす「そうですか。整備長なら面倒見が良い人ですし、付き合ってくれますよ」

加蓮「……」

ところで風呂場でアレを使うと感電の恐れがあるので気をつけて

>>172
宇宙進出してるような世界ですからそこら辺の対策はバッチリなんですよ

>>171訂正

ピッ、ピッ……

ありす「いまモニターに映した地点、現在宙域で観測されている発生するであろう次元断層のうち、想定規模の高いポイントに対して……」カタカタカタッ!

ピピッ!

ありす「干渉装置を設置、起動させて発生している次元振動を停止させます」

卯月「……それだけ、ですか?」

ありす「それだけです」

未央「えー……なんか、簡単そうっていうか」

凛「宙域全体から見ても3ポイントに設置するだけなら、そんなに難しいようには見えないけど……」

翠「話をきくだけであれば、確かに簡単と思うかもしれませんが……この装置を起動させるには条件があります」

卯月「条件?」

ありす「はい。この装置は起動する際、次元断層が発生した際に生じるエネルギーの最大値と同量の効果を与えないと次元振動を中和させることができません」

凛「同じ量のエネルギーをぶつけて相殺させるってこと……かな?」

ありす「その通りです」

パシュンッ!

加蓮「すみません、遅れました」

ありす「北条少尉ですか。いま始まったばかりです。NGFの調整は大丈夫でしたか?」

加蓮「大丈夫です。後で、もう一度調子は見ておきますから」

ありす「そうですか。整備長なら面倒見が良い人ですし、付き合ってくれますよ」

加蓮「……」

未央「うーん……装置の話は難しそう……」

ありす「私たちは技術屋じゃないですからね。装置について細かい仕様まで把握する必要ありません」

ありす「あくまでどういった効果で装置が成立するのかという話をしたわけです……続けます」カタカタカタッ!

ピッ!

ありす「そのため、装置を起動させる手順については……設置作業、次元断層の発生確認、装置のパラメーター設定、起動になります」

卯月「……え、次元断層が起きるまで待つんですか?」

ありす「そうです。エネルギーの最大値を測定する必要がありますから」

翠「そうなると巣の空間転移が行われてしまう……そこで、スティングが転移してきた場合に備えて戦闘部隊で迎撃を行います」

ありす「これまでの観測結果から、ほぼ間違いなくスティングの巣が空間転移してこようと次元振動を発生させています」

ありす「私たちの部隊はノルン艦隊指揮の下、スティングを撃破することが仕事になります」

加蓮「蜂との……戦闘……!!」

凛「……?」

ありす「ま、大まかな話としては以上になります。あとの詳細は作戦開始のタイミングで本部から展開されます。何かありますか?」

卯月「うーん……」

凛「……」

未央「ありません」

ありす「では訓練に戻りましょう。と、その前に……」

翠「あ、アレですか?」

ありす「はい」

未央「アレ?」

ありす「みなさんが搭乗する新型のNGFについてご説明します」

未央「新型の話!?」ガタッ!

ありす「そうです。先日島村少尉が無断で乗り回した新型のお話しです」

卯月「あ、あううう……」

凛「まあまあ……」

加蓮「……」ハァ……

ありす「形式番号はNGF-VS02S、こちらはシステムに登録する機体コードにもなります。登録名はNGFヴァルキュリアになります」

凛「NGF、ヴァルキュリア……」

未央「やっぱり新型だから、従来機より性能上がってるんですよね!」

ありす「現行機であるNGF-3Nの稼動データは一部フィードバックされているので多少なりとも性能は向上しています」

ありす「ただ、この機体は単純なバージョンアップ機ではありません」

卯月「何か他にあるんですか?」

ありす「この機体にはパイロットに直接適用される専用システム……ヴァルキュリアシステムが搭載されています」

未央「ほう……ヴァルキュリアシステム……ほう、ほう!」

ありす「ヴァルキュリアシステムは各機体共通仕様の360度フルスクリーンモニター、擬似立体音響、運動制御補助プログラム用の脳波受信装置の3つと……」

ありす「私たちが着用する専用パイロットスーツを合わせた上でシステムとして成立しています」

凛「パイロットスーツも専用なんだ」

ありす「システム起動中はフルスクリーンモニターにより映される光景、擬似立体音響から伝わる音、そして脳への情報伝達率をより高度にすることによって」

ありす「搭乗者の恐怖心、闘争本能を活性化させて人間の生存本能を莫大に発現させることでゾーニング現象を発生させます」

卯月「……ゾーニング現象って何ですか?」

ありす「ゾーニング現象とはスポーツ選手でいうゾーン状態と近しい状態を指していて、この状態になることで搭乗者の反応速度、状況判断力が向上し、より高次元の戦闘が行えるようになります」

未央「へぇー! それじゃあ私たちがパワーアップするってこと!?」

加蓮「……それで済むならよかったんだけどね」

卯月「えっ?」

ありす「北条少尉には事前にある程度説明していますからね……」

凛「何かあるんですか?」

ありす「搭乗者がゾーニング現象に移行した後は、システムとダイレクトリンクしているパイロットスーツから、電気信号が随時身体全体に送られることでゾーニング現象を維持します」

ありす「そのため強制的にゾーニング状態が維持されるので、戦闘終了後も搭乗者の身体には後遺症として、ゾーニング現象が残ることになります」

未央「えっ、それじゃあ私たち、戦闘が終わった後も怖がったり興奮したりしなきゃダメってこと?」

ありす「いえ、生存本能が活性化されたことにより、激しい性衝動が襲ってきます。戦闘後は性衝動を発散させることでゾーニング状態を解消させます」

凛「えっ?」

卯月「えっ?」

未央「えっ?」

加蓮「……」


ありす「システムの説明については以上になります。また、ヴァルキュリアシステムについてはアルヴィスの秘匿階層レベルの情報となる重要機密になります」

ありす「機密が漏れた場合、処罰は免れません。場合によっては最悪、銃殺刑になる可能性もあります」

ありす「なので、情報の取り扱いに関しては細心の……どうかしましたか?」

卯月「……」

凛「いや、あの……」

未央「さっきの、性衝動を発散させるって……」

ありす「ああ、すみませんけど、しばらくはオナニーで我慢してください」

未央「いやだからさぁ! いきなりオナニーって何!?」

ありす「うーん……?」

翠「まあ、私たちみたいに搭乗してから分かった場合とは……また違った驚きがあるみたいですね」

ありす「そうみたいですね」

凛(まさかさっき風呂場で見たバイブは……)

卯月「えっと、大尉は知っていたんですか?」

ありす「当然です。私と水野中尉は3年前に同システムの運用テストを担当していました。私たち以外にも、フレイヤの主要スタッフは全員関係者です」

未央「えっ、ええええ……」

凛「何それ……信じられない……」

ありす「何だか、凄くまともな反応ですね」

翠「ええ、私たちがどれだけおかしくなっていたのか、分かってしまいますね……」

加蓮「……私たち、やっぱり他のメンバーからはそういう目で見られちゃうってことだよね」

卯月「えっ? そういう目って……?」

未央「……戦闘終わったらダッシュで風呂場に行ってオナニーするヤツってこと」

卯月「え……えっ、ええええっ!?」

ありす「あ、その点に関しては心配しなくても大丈夫です」

凛「え?」

ありす「ええと……実は、3年前の運用テストに関わってたフレイヤのメンバーはパイロットたちの様子を知っているので、その……ええと……」

卯月「?」

ありす「そのですね、まあ、その人たちが……良く言えば荒ぶっていたといいますか、悪く言えば変態すぎてドン引きされてたというか……」

ありす「なので、みなさんがゾーニング状態になったとしても、『ああ、いつものやつか』くらいにしか思われないかと……」

未央「結局ダメじゃん!」バンッ!

ありす「ま、まあまあ! 3年経ってシステムも刷新されて当時よりは大幅に後遺症が抑えられたみたいですから」

翠「搭乗者の負担も、当時の半分以下になっていると聞いています」

凛「半分以下って……大尉の時代は……?」

ありす「私は耐性持ちなので酷いことにはなりませんでしたが、他のみなさんは3回ほどの出撃でかなり……」

未央「ってことは私たちは6回も出撃すればヘンになっちゃうってこと?」

ありす「はい」

凛「なんでそんなシステムがまかり通ってるんだろう……」

ありす「上層部の意向です。まあ、みなさんの配属された理由の1つ、運用テストについては新システムが対象になります」

ありす「プロジェクト・ヴァルキュリア……フレイヤⅡ共々、この部隊の主目的となる任務になりますので、忘れないように」

卯月「は、はい……乗るとエッチになっちゃう、システムかぁ……」

ありす「まあ、成果は出ていますから。システム起動時は大幅に搭乗者の操縦技術も上昇しますから単純に戦闘力が上がりますし」

未央「とはいえ、何だかそんなシステムも……」


加蓮「……でも、それがあれば、もっと多くの蜂を倒せる」ボソッ


凛「えっ……?」

加蓮「……」


ありす「……さあ私からの話は以上になります。何もなければ一旦解散します。詳細マニュアルについては後で展開しておきますので」

未央「り、了解です」

ありす「1時間後は格納庫に集合。再度通常NGFのシミュレーター訓練を行います」

卯月「やっぱりまたやるんですね……」

ありす「当然です。戦闘で死にたくなければ訓練するしかありませんので。では解散してください」

……
…………

――土星圏、ノルンS-02(艦長室)

智絵里「わ、わたし……時子さんの、部隊から、離れるなんて……」グスッ、グスッ……

時子「……」

麗奈「アンタねえ、別に泣くことないでしょ? ほら、アンタもう5年もココで仕事してるんだし、気分転換の出向ってだかだから」

智絵里「で、でも……私、戦闘でもよく、撃墜してて……」グスッ……

智絵里「私が……弱いから、時子さん……私のこと、いらなくなって……」


「……」


時子「……別に、そういうわけじゃないわよ」チッ

智絵里「え……」

時子「……」

麗奈(ホラ、早く言いなさい!!)

時子「……丁度メンバーの入れ替え時期なのと、後は……火星圏で行われる、空間転移によるスティングの進行を防ぐ作戦」

時子「その結果次第で今後の艦隊運用も変わってくるのよ。重要任務で、こちらからも数人は作戦に参加させる必要があったのよ」

智絵里「それを……私が……?」

時子「ええ……智絵里は、ここでの戦闘実績もあるし……」チラッ

麗奈「……」ペラッ

『智絵里はここでの戦闘実績もあるし、私個人としても適任だと思ったから推薦したのよ』

時子「私個人としても適任だと思ったから、推薦したのよ……」

智絵里「時子さんの推薦……!」

時子「……ええ、だから少しの間、向こうで頑張りなさい」

智絵里「時子さんが私を……は、はいっ! 私、頑張りますから!」

麗奈「ま、そういうことよ。こんな楽しそうなイベント、レイナサマも行きたかったけど楓もいないから行けなくてね」

時子「何が楽しそうよ」

智絵里「頑張らないと……ちゃんと結果を出して……」


「……話は終わりか?」


時子「アァン?」

麗奈「ん、そうね。大体終わりよ。アンタたち2人は火星圏の作戦に参加する為に木星圏宙域まで戻ってもらうことになるわ」

「そうか……なら、失礼する」

時子「……さっさと準備することね」

「分かっている」スッ……


パシュンッ!


……
…………

――ノルンS-02(通路)


「……」フワッ……



「おいアイツ……仮面のパイロット」

「セカンドドライバーって奴だよな……この前の戦闘でも好き勝手やってたしな。気に食わんな」



「……木星圏、か」

(戻ることになるのか……今度こそ……)


……
…………

――数日後、フレイヤⅡ(格納庫)

未央「大尉ー……もう、限界です……」ハァ、ハァ、ハァ……

ありす「今日消化予定の立体機動訓練プログラムがまだ終わっていません。続けますよ」

凛「ちょっ、ちょっと休憩……」

卯月「……」ハー、ハー……

ありす「このプログラムが終わったら今日の訓練は終わりですから頑張ってください。今日中にI@LPの申請も出すんでしょう?」

ありす「ユニット名も決めて提出しなければダメなんですから、早く終わらせて3人で頭寄せ合って、アイドル仕事のほうも頑張ってください」

未央「そ、その前に死にそう……」

加蓮「みんな、もう少しくらい頑張ったら?」

凛「北条、少尉は……平気そうだね……」ハァ、ハァ……

加蓮「……ま、私も少し疲れてるけど」



翠「私のNGF、どれくらいで整備が終わりますか?」

整備長「コックピットブロックを丸ごと入れ替えるのと、背面パーツの交換と調整が必要だからまだかかるぜ」

翠「コックピットはシステムに合わせて換装するのは分かりますが……背面パーツの交換は何のためにあるのでしょうか?」

整備長「ま、後で分かるって。楽しみに待ってなよ」

翠「はあ……?」


……
…………

というわけで、開始がモバマスのイベント終了後に合わせてちょっと遅かったのであまり消化できませんでしたが、今日はこれで終了します。
さくっと今週中には安価処理も何本か済ませておきたいです。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

これ少佐帰ってきて視点が少佐に移るんだろうか
それともありす視点のまま進むんだろうか

17時くらいから細々と続けます

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「……」カタッ、カタカタカタ……

パシュンッ!

凛「加蓮、監視交代の時間だよ」

加蓮「そう。それじゃ私、格納庫行ってるから」スッ……

凛「……加蓮ってさ、私たちよりも前に軍に入ってたんだよね?」


加蓮「……」


凛「いつ頃から? こっちの仕事って、まだ慣れてないし……NGFのシミュレーターとか、時間あるときに――」

加蓮「対話の日には、もうグレイプニールに乗れなくなってた」


『大丈夫だ。休んでていい……あたしが守ってやるよ』


凛「えっ?」

加蓮「……訓練なら、暇なときは付き合ってあげるから、ブリッジの仕事は自分で覚えて」

パシュンッ!


凛「……」


……
…………

――フレイヤⅡ(艦長室)

ありす「ではポイントN28の次元振動周期が早まっているということですか」

J-01艦長『ああそうだ。観測状況を見るに早いうちに次元断層が発生するだろう』ピピッ!

ありす「……なるほど。予測レベル3ですか……キラー・ビーたちからのお話は?」

J-01艦長『仲間がこちらに転移している知らせも無いらしい。ということはスティングが来ると思うが……』

ありす「迎撃する際の編成はどうするつもりですか? できればフレイヤを1度出しておきたいのですが」

ありす「極小規模の蜂の巣であればフレイヤのみでも問題ありません」

J-01艦長『しかしそちらも新兵を抱えているだろう? 極小規模とはいえ、少数編成でスティングとの戦闘は……』

ありす「新型の運用テストも進めておきたいですし、それに水野中尉もいらしたので何とでもなります」

J-01艦長『そうか……分かった。私のほうから本部には伝えておくよ。火星圏の作戦前が、発令通知が回ってきたらよろしく頼む』

ありす「了解です。新人たちにも話しだけはしておきます」ピッ!


ありす「……蜂がこちらの宙域に現れる仕掛けが分かったとはいえ、こうして出撃機会が増えるのも大変ですね」

ありす「……」カタカタカタッ!


ピピピッ!

文香『はい……』

ありす「文香さん、お元気ですか?」

文香『ありすちゃん……はい、私のほうは……ありすちゃんも、お元気そうで、何よりです……』

ありす「私は問題ありません。文香さん、この前の士官学校での講義はどうでしたか?」

文香『無事、特別なことはなく……ただ、当時の私たちのことを、お話ししただけで……』

ありす「そうですか。その様子だと身体のほうも問題なさそうですね」

文香『ええ……ゾーニング現象の後遺症も、出ることがなくなりました……私も、蘭子さんと同じように、近々復帰できるかと……』

ありす「まあ、復帰したらフレイヤのほうに回されると思いますけどね……他のみなさんはどうですか?」

文香『相変わらずです……毎晩、Pさんを取り合っていますから』

ありす「当番表も作ってるのにあの人たちは……」

文香『私も含めて、以前よりは良くなりました……Pさんの負担も、減ってはいますから……』

ありす「そのPさんはどうしていますか? 退役してるから軍の端末からでは直接連絡も取れなくて……」

文香『楓さんと一緒に、準備をしています……私も、共に行けないのは、心苦しくはありますが……』

ありす「手続き通す気満々ですね……まあ、来てくれないとこちらが困りますから、いいですけど」

文香『そういえば……突然、連絡をして頂いて……何か、あったのですか?』

ありす「いえ、次に参加する作戦の前に、ちょっと別件で戦闘に参加する予定できたので……こちらの宙域で観測された次元断層なので、注意してください」

文香『そうでしたか……ナシヤマに戻ったばかりですから、ハマヨコには……しばらくは行くこともありませんが、気に留めておきます』

文香『ありすちゃんも……お気をつけて……』

ありす「私は大丈夫です。それでは、また連絡しますね」ピッ!

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(会議室)

翠「艦長、全員集まりました」

ありす「では、はじめましょうか。突然集まって頂いてすみませんね」

未央「何あったんですか?」

ありす「こちらの宙域、ポイントN28に次元振動が観測されています。スクリーンモニターを見てください」カタカタカタッ!

翠「これは……レベル3、極小規模の蜂の巣の転移予想ですね」

ありす「そうです。観測状況から、次元断層の発生までになると予想されます。想定日は翌日16時頃です」

卯月「えっ、あ、明日ですか?」

凛「16時って……いまからだと24時間と少ししかない……」

ありす「初回観測から次元断層まで、極短い間隔の次元振動になります。蜂の巣の規模が小さくなるのは間違いありません」

ありす「また、キラー・ビー側からもこのタイミングで別宙域からこちらに転移してくる仲間はいないとのことで、スティングの巣であることが予想されます」

加蓮「戦闘……蜂との……!」

ありす「フレイヤⅡはこれより3時間後、ポイントN28宙域に向けて移動を開始します。目的はレベル3次元断層により出現するスティング種蜂の巣に対する迎撃です」

ありす「この作戦はフレイヤⅡの初任務になります。みなさん、準備に取り掛かってください。編成については後ほど展開します」

「「「「はい!」」」」


……
…………

――数十分後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「戦闘だぁ?」

ありす「はい、整備班はNGFの再点検と港に出している乗員に連絡をお願いします」

整備長「また急な話じゃねえか。次の作戦もあるってのに」

ありす「断層が発生するまで短い間隔の次元振動です。J-01の艦長から本部に話をつけてもらって、私たちの任務にさせてもらいました」

整備長「んっとに、新入りたちは大丈夫なのか? まだ新型での訓練もやってねえだろ?」

ありす「通常戦闘であればこれまでの訓練でも十分に行えます。あとは移動中に1度、シミュレーターで訓練させます」

ありす「システムがどういうものかさえ体感してもらえれば、そちらのほうは大丈夫でしょう」

整備長「そうかい……わかったわかった! こっちも準備しとくよ。丁度オート・クレールから貰った新しい兵装もあるしな」

ありす「新しい兵装? 私、聞いていませんけど」

整備長「アレだよ、俺が博士んとこにいたときに一緒にやってたヤツだよ」

ありす「ああ……整備長、しばらく晶葉さんのところにいたとき、2人で一緒に変なものばかり作ってましたからね」

整備長「蜂の巣攻略用の大型ビームランチャー、試作が出来たから試しておけってよ。威力もフレイヤの主砲と同じくらいある」

ありす「そういうの好きですね。ティルウィングと同等の火力であれば申し分ありませんが……」

整備長「いやー、少佐早く戻ってこねえかなぁ! 博士と作ってたもん、まだ出来てないけど使って欲しいヤツとか色々あるんだよな」

ありす「なんでもいいですけど……準備、お願いしますね」

整備長「おうよ!」

……
…………

――3時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「フレイヤⅡ、出航通知は受理されています。港の接続アームは解除します」カタカタカタッ!

卯月「えっと……システムチェック完了、乗員も全員搭乗の通知がきています」ピッ、ピッ

未央「予定航路をスクリーンに出します。艦長、出航後20時間後に到着予定です」

ありす「そうですか。ではフレイヤを発進させます。微速前進、コロニーから出た後は艦制御をオートメーション機能に移行させます」

加蓮「フレイヤ、出航します」カタカタッ!

翠「さて、初任務ですね」

ありす「ええ……まあ、新型の運用テストも兼ねています。私ではシステムの影響が上手く測定できませんし、彼女たちも戦闘に出します」

翠「そうですか。では後で1度、新型のシミュレーターで訓練しておかなければなりませんね」

凛「新型のシミュレーターで訓練……」

ありす「はい。みなさんにはシステムを体感してもらいますので、そのつもりでお願いします」

卯月「うう、エッチな気分になる変なシステム……」

未央「大丈夫だってしまむー、こう……自分の意思を強くして! 精神力でぐっと堪えて――」

ありす「本田少尉」

未央「はい?」

ありす「まあ……精神力の続く限り、頑張ってください」

未央「は、はあ……」

翠(何度目の戦闘まで耐れるでしょうか……)

……
…………

――火星圏宙域コロニー『ギチトー』、イベント会場


蘭子「我が魂は不滅!! 絶望の闇の中に新たな光を見出し、再び夜天の空に飛び立たん!!」


<ルルルァンコォォォォ!!

<ウオオオオオオ!!


愛梨「私も、また蘭子ちゃんと一緒にステージに上がれて、みなさんにお会いできて、とっても嬉しいですっ!」


<トトキイイイイイイン!!!!

<ヨカッタネー!!!!


愛梨「それではみなさん、楽しい時間もこれで本当に終わりになります……でも、また私たちのステージ、見にきてくださいね!」

蘭子「転生を繰り返し……魂の邂逅を!!」


<アリガトー!!

<アリガトー!!

<アリガトー!!


……
…………

――イベント会場(控え室)

蘭子「ふぅ……疲れたぁ」

愛梨「お疲れ様です蘭子ちゃん♪ 久しぶりのステージ、どうでしたか?」

蘭子「うん、なんか……ようやく帰ってきたなぁって……」

愛梨「みんな喜んでくれていましたし、私も蘭子ちゃんが帰ってきてくれてとっても嬉しいですよ」

愛梨「まぁ……蘭子ちゃんは、もしかしたらPさんと一緒にいるほうがよかったかもしれませんけど?」

蘭子「そっ、そんなことは……! で、でも治療中、色々迷惑掛けちゃったし……」

愛梨「冗談ですっ。でも、そのうちフレイヤに戻るんですよね」

蘭子「ありすちゃん1人きりだし、私たちも早く戻れるようにならないと」

愛梨「私も早く通知が来ればいいのになぁ……あっ、スタッフさんにお話しして、今回のステージの録画データ貰わないと」

蘭子「整備長に送るデータ?」

愛梨「うんっ、編集したデータはちゃんと買ってもらわないとダメだけど……いつも、みんなで楽しみにしてくれているみたいですし」

ピッ!

『あー、あーあー』

蘭子「はい?」


パシュンッ!!


「やあっ!」

愛梨「……あのー、あなた、どちら様ですか? 制服着ているし、軍の人みたいですけど」

「えーっ!? 覚えてない、覚えてないの? 久しぶりなのに……ああっ、悲しい! ワタシはこの出会いを、とても楽しみにしていたのデースが……ああっ!」

蘭子「えっ、何者?」

「ふむふむ、これは仕方がないですね……むふふ、それじゃあトクベツに自己紹介をしてあげましょう。どう? 聞いてくれる?」

愛梨「えー……」

「フンフンフフーンフンフフーン、フンフフーンフーンフフーンフンフフーンフンフフーン」

蘭子「鼻歌」

「ブーンは……ハエ!」

「プーンは……蚊!」

「ブゥゥゥゥンは……憎きスティング!」

「そしてそして! フーンは……ワタシ!」


フレデリカ「そう、フレデリカ!!」


愛梨「はぁ……」

フレデリカ「てことで久しぶりー。元気だったー?」

蘭子「えっ、何者?」

フレデリカ「……えっ?」

……
…………

――仮想戦闘空間

翠「各機、配置につきましたか?」

ピピピッ!

加蓮『準備できています』

未央『はい!』

卯月『だ、大丈夫です!』

凛『ポイント到着、やれます』


翠「ではマニュアルに従いヴァルキュリアシステムを起動してください」

翠「起動確認後、スティングとの戦闘に入ります。戦闘の際は北条少尉を軸にフォーマンセルのコンビネーションマニューバで戦闘をしてください」

加蓮『了解です。ヴァルキュリアシステム、起動します』

翠「ヴァルキュリアシステム起動……!」ピピピッ!

ピシィッ!!

卯月『んっ!?』

パシュウンッ!

凛『んぁっ!?』

翠「起動チェック完了……なるほど、起動時の身体への負担が減っているのが分かりますね」カタカタカタッ!

ピピピッ!

ありす『どうですか翠さん、新システムの調子は』

翠「事前に聞いていたとおり、確かに身体への負担は従来の物より減っているのが分かりますね。これなら連続戦闘もある程度行えるかと思います」

ありす『なるほど、まあ新人たちにとってはそうでもなさそうですけど』

未央『これは……ムラムラしてくる……!』

加蓮『何これ……』

翠「初回はそんなものです。さて、起動確認が出来ましたので戦闘シミュレーションを行います。各機、マニューバプランはH01です」

卯月『り、了解です……』


……
…………

さて、どなたかいらっしゃれば1つキャラクターシート作ります。いや、作るの忘れていたというほうが正しいですが
んでキャラクターシートの安価後は一旦中断します。1、2時間後辺りに適当に再開しておきます。安価処理もしたいし

キャラクターシート作成

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :↓1のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
オペレーター適正:↓2のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
指揮官適正   :↓3のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
性欲      :15
モバPへの親愛度:↓4のレスのコンマ2桁+131の値(上限200)

ふーむ……続投組として見ればまぁまぁかな(個人的な感想)

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :65(Cランク)
オペレーター適正:56(Dランク)
指揮官適正   :90(Aランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:158(親愛)

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)→13(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)→34(Fランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)→42(Eランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :29(Gランク)→39(Fランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:12(並)

22時30分くらいからぼちぼち再開していきます

――1時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「おーい嬢ちゃん、NGFの整備終わったからちょっと見といてくれー」タタタッ

ありす「あ、整備長」

整備長「ん? 訓練やってたんじゃねえのか?」

翠「いえ、先ほどまで行っていたのですが……まあ、最初ですから」

整備長「ああ……で、システム新しくなってどうだったんで?」

翠「システムを停止した後の性衝動も……そうですね、以前よりは確かに抑えられています」

翠「私は稼動実績もそれなりにありますので、今すぐに自慰行為をしなければならないことはありませんが……」

ありす「新人たちはまあ、浴場まで走っていきましたよ」

整備長「そうかい……まぁ、それで少佐の仕事が減るならいいんだけどよ」

ありす「今回も命令権が適用されますからね。パイロットの状態で変わってくるとは思いますけど」

翠「Pさんには、なるべく負担を掛けさせないようにしませんと……」

ありす「とは言っても、翠さんもPさんが来たらセックスしてもらうんですよね?」

翠「それは勿論です。ここしばらくは美波さんたちのところに付きっ切りでしたから」

整備長「少佐……相変わらず可哀相だな……」

ありす「パイロットに対してセックス相手が1人というのがそもそもおかしいんですよ。2、3人くらい増えてもいいとは思いますけど……」

整備長「でも嬢ちゃんたち、いまさら少佐以外の兄ちゃんが来ても困るだろ」

翠「それは無理です」

ありす「考えられませんね」

整備長「だろうなぁ……」

……
…………

――フレイヤⅡ(浴場)


「あっ、あっ……あああ……」ヴヴヴ!!

「……」

「あ゛ー……イイ、イクッ……」ビクンッ!ビクンッ!!

「あのー……未央ちゃん、これ、どう使えばいいんですか?」

「えぇ……ここスイッチだから、あとは自分で……あっ……」ビクンッ!

「えっと、これがスイッチ……」カチッ

ヴヴヴヴヴヴヴッ!!

「ひゃああっ!?」

「あっ、ああああ……あ……」ヌプッ、ヌプッ……

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(食堂)

卯月「……」モグモグ

加蓮「……」ハァ……

凛「……」

未央「……」モグモグ


整備長「おばちゃーん、ラーメンな」

おばちゃん「はいよ、残すんじゃないよ」

整備長「当たりめぇだろ……ん、何でえ嬢ちゃんたち、元気なさそうにしやがって」

卯月「あ、整備長さん……」

加蓮「……」サササッ

整備長「お、おいおい露骨に離れるなよ……」

未央「い、いやぁ……だって……」

凛「あんなシステム使った後で……男の人が来るのって……」

整備長「まー、ありすの嬢ちゃんたちがシステム使い始めたときもそんな感じだったから気にしねえけどよ」

おばちゃん「ああ、この子たち今日システム使ったのかい。大変だろうねぇ」

卯月「た、大変どころじゃないですよ……ううう……」

加蓮「……大尉も、最初は私たちみたいになっていたんですか?」

整備長「ありすの嬢ちゃんはそうでもなかったけどよ、他の4人は似たような感じだったなぁ」

おばちゃん「ここのみんなは、システムのこと分かって仕事してるからね。誰も気にしちゃいないよ」

未央「前の部隊はどんな感じで任務やってたの?」

整備長「んー……そうだなぁ、半年くらいは5人でオナニーしながら頑張ってたけど、やっぱどうにもキツイって話しになってな」

整備長「あの頃はシステムも導入初期だったし、いまの嬢ちゃんたち以上に辛かっただろうよ」

凛「い、いまよりもっと酷かったんだ……」

整備長「んで、上が少佐をここに寄越してきてよ。嬢ちゃんたちのセックス相手になって、何だかんだ上手くやるようになって……」

卯月「えっと、大尉が前にいた部隊が5人って聞いたから……ひ、1人で5人も……」

おばちゃん「あとからウチの部隊だけで7人になったよ」

未央「な、なんてヒドイ部隊なんだか……」

整備長「まあ嬢ちゃんたちが言うとおり、少佐のほうが大変になってなぁ。前の嬢ちゃんたちは嬢ちゃんたちで、セックスするのが当たり前になってきて」

整備長「倉庫の中でセックスしたり、ブリッジでセックスしたり、少佐を縛り上げて拉致したり、素っ裸で通路歩くようなのも出てきたり……」

加蓮「……わりとマジで引くんだけど」

卯月「ただの変態ですよ!」

整備長「前はそれくらいシステムの後遺症が酷かったんだよ。いまはマシになっただろうから、そこまで酷くはならねぇと思うけどよ」

凛「……ていうか、アレだよね。その少佐って人がここに来るんだよね」

未央「ま、まさか……」

整備長「まあ、今回もそういう仕事だよ」

加蓮「知らない人に抱かれるとか……」

整備長「まあ、少佐はいい上司だからよ。嬢ちゃんたちも、まあ少佐ならいいやって気分にはなると思うぜ」

卯月「そ、そういう問題なんですか?」

おばちゃん「どっちかっていうと、アタシは少佐のほうが心配だけどねぇ……身体、持つんだろうかね?」

整備長「さあな……可哀相としかいえねえけど……」


……
…………

――翌日、ポイントN25宙域、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「艦長、ポイントN25に到着しました」

ありす「ポイントN28宙域まであと少しですね。各自準備をしましょう。艦制御をオートメーション機能から一部マニュアルに移行させます」

翠「各員、パイロットスーツに着替えてブリッジに集合です。艦長はどうなされますか?」

ありす「私はこのままで。今回は艦のシステムを起動することもないでしょうし」

卯月「了解です。準備してきます!」

凛「初戦闘か……」

未央「しっかりやらないと、しっかり……!」

パシュンッ!

加蓮「……」フワッ……

ありす「北条少尉」

加蓮「はい?」

ありす「大丈夫ですね?」

加蓮「……はい」

ありす「いまのあなたは私の部下です。翠さんの戦闘指揮の下、チームプレイを忘れないように」

加蓮「……了解です」

パシュンッ!

……
…………

――数十分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

翠「艦長、全員パイロットスーツに着替えました」

ありす「では戦闘準備に入ります。現在のポイントN25宙域、2時間でポイントN28宙域に移動して蜂の巣を迎え撃ちます」

ありす「部隊を2つに分けます。前線部隊に4名、ブリッジに1名です。前線部隊は翠さん他3名での小隊、ブリッジは私ともう1人で担当します」

未央「メンバーはどうやって分けるんですか?」

ありす「そうですね。ブリッジ要員としては……」


安価選択(戦闘時のブリッジ要員を1人指定してください。残りのメンバーは戦闘機に搭乗し戦闘します)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
↓1

4

>>256
4.加蓮

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。

ありす「私と北条少尉で担当します」

加蓮「私が!?」

卯月「えっ」ビクッ!

ありす「適性を見ての判断です。あと、北条少尉は実際に蜂との戦闘経験はありますが、今回は翠さん指揮の下、新人組を1度戦闘に出しておきたいのもあります」

ありす「都度メンバーの配置については場面を見て変更しますので、今回はブリッジ要員として艦制御を担当してもらいます」

加蓮「でも!」

ありす「これは命令です。あなたは私の部下であり部隊の一員です。翠さん、新人たちと共にカタパルトへ」

翠「……了解です。みなさん、シューターから向かいますよ」

凛「加蓮……」

未央「……任せてよ、ちゃんとやってくるからさ!」

ありす「早く行きなさい。あなたちは初戦闘なので、出撃前にしっかりと機体チェック作業をさせるために時間を取っているんですから」

卯月「は、はいっ!」バッ!

加蓮「……」


……
…………

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

未央「なんか、このパイロットスーツってちょっとエッチだよね……」ピッ、ピッ、ピッ!

凛『そうだね……ちょっと恥ずかしいっていうか』

卯月『何だか凄くぴっちりしてますし……それに、見た目も……』

未央「このシステム作った人たち、変態集団なのかなぁ」カタカタカタッ!

翠『そのうち慣れます。火星圏での作戦は他部隊と共に行いますから、気にしていられなくなりますよ』

未央「そ、そうですよね~! あははは……はぁ」パチッ、パチッ!

ピピピッ!

ありす『すみません、私としたことがすっかり忘れていました』

翠『何か?』

ありす『部隊名称を決めていなかったので戦闘中にこちらから指示を出す際不便だということに気付きました。どうしましょうか』

翠『ありすさんの部隊ですし、アインフェリア隊でよろしいのでは?』

ありす『アイドル仕事でのユニット名でもありますし、それもどうかなと……翠さんが小隊長ですし一時的にブリヤントノワールにしようかとも思いましたが……』

未央「あっ、はいはい! それなら名前決めてます!」

ありす『はい?』

未央「部隊名はニュージェネレーションでお願いします!」

ありす『ニュージェネレーションですか……』

凛『私たちのアイドル仕事のほうで使おうと思っているユニット名……この前、申請も出したばかりだからまだ正式じゃないけど』

卯月『新型のNGFにも乗るし、最初は名前を貰ってニュージェレネーションファイターズにしようかなって思ったんですけど……』

未央「それだと野球のチーム名みたいになるよねって話しになって、だからNGだけ貰ってニュージェネレーション! どうですか?」

ありす『いい名前だと思いますよ。では部隊名はニュージェネレーションにしますか。北条少尉、艦ローカルに登録をお願いします』

翠『さて、お話しもこれくらいにしましょう。機体チェック作業を済ませて、出撃準備を終わらせませんと』

未央「了解ですっ!」

……
…………

――ポイントN28宙域、フレイヤⅡ(ブリッジ)


ありす「北条少尉、フィールドジェネレーターを起動、次元振動情報を再取得してください」

加蓮「了解です。観測データを更新します。指定宙域ポイント次元振動の発生を確認……次元断層まで残り50……」

ありす「間に合いましたね。コンディションレッド、これよりフレイヤは戦闘態勢に入ります」

ありす「レーヴァテイン1番2番を装填、複合ミサイル発射管にはアルヴァルディを装填してください」

加蓮「レーヴァテイン準備、発射管1番から10番にアルヴァルディを装填します」カタカタカタッ!

ありす「アルヴァルディ装填後、主砲ティルウィング1番を準備。イージスを艦左右に展開します」

加蓮「装填準備完了。大尉、ハッチ開放します」

ありす「了解です。ハッチ開放後、ニュージェネレーション隊は発進してください」


……
…………

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

卯月「戦闘……!」

翠『大丈夫です。訓練どおりにやればいいだけ……とは、よく言いますがその通りです』

翠『何事も本番でのみ感じることはあるかと思いますが、平常心を忘れないよう、自身を制御してください』

凛『了解です……!』

未央『うううー……』

ピピピッ!

加蓮『ハッチ開放……進路クリア、NGFの発進どうぞ』

翠『了解です。NGF-VSTG2ヴァルキュリア、水野翠出撃します!』

卯月「……NGF-VS02S、NGFヴァルキュリア1号機で島村卯月いきます!」ギュンッ!!

……
…………

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

加蓮「NGF、全機出撃しました。観測データ更新、フィールドジェネレーターより次元断層情報を取得……!」カタカタカタッ!

ピピピッ!

ありす「次元断層が始まりましたね。空間転移が発生しています」

加蓮「N28ポイントで空間転移による次元断層の発生を確認、レベル3、蜂の巣は極小規模です」

ありす「了解です。取得データを各機に転送してください」

加蓮「各機にデータ転送……空間転移発生、蜂の巣です。スティングが出現しています」

ありす「スティングの出現を確認したので戦闘を行います。アルヴァルディ射出! 着弾確認後はレーヴァテインを1番から発射です!」

加蓮「アルヴァルディ射出。各機、スティングとの距離まで1800です」

ありす「さて、初戦ですからみなさん、気を引き締めてください」

……
…………

――戦闘宙域

翠「大型ビームランチャーを装備しているせいか機体バランスが……」カタカタッ!

未央『中尉、スティングが来てますよ!』

翠「スティングの数は4匹、慌てずにいきましょう。コンビネーションマニューバはH05で行きます」

翠「各機NGFをCG形態に移行、未央さんは私と共に前に、凛さんと卯月さんは弾幕をお願いします。タイミングはフレイヤからのレーヴァテイン着弾後です」

卯月『はい!』

ドガガガガガガガガァンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!!

凛『レーヴァテインが着弾した……変形……!』

ガションッ!

翠「未央さん、ミサイルの爆風から飛び出してきたスティングに対して速射ライフルを。後ろの2人は更に弾幕を張ってください」

凛『了解! レーダーからスティングを捕捉、3連装誘導ミサイルランチャー、ニフルヘイム発射!』

ドシュシュシュッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!

卯月『1匹飛び出してきましたよ!』

翠「ライフルで狙撃、未央さん!」カカッ!

未央『は、はいっ!』

ドシュンッ! ドシュンッドシュンッ!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!!!

未央『や、やった……倒した……!』

翠「いい調子ですみなさん、蜂の巣にまだ潜んでいるとは思いますが……」

白蜂「……!」ボシュンッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!!

翠「残りの3匹が出てきました。蜂の巣の前に残りの3匹を撃破しましょう」

『『『はい!』』』

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「各機スティングと交戦、NG形態でのマニューバで応戦しています」カタカタカタッ!

ありす「アルヴァルディを再装填して発射、ティルウィングで援護します」

加蓮「ティルウィング発射! アルヴァルディの再装填準備します!」

ありす「レーダー更新……蜂の巣からはまだスティングは出てきませんか。極小規模ではありますがまだ潜んでいる可能性は十分にありますね」

加蓮「大尉、巣を撃破しないと……」

ありす「分かっています。ですがこの距離ではフレイヤの主砲で撃破できません」

ありす「フレイヤを前進、アルヴァルディ2番を蜂の巣に照準、1番はレーヴァテインと共に交戦中のスティングに撃ちます」

加蓮「了解です。射線軸合わせ、フレイヤを前進させます。アルヴァルディの装填完了……射出します!」

ありす「あとは翠さんのNGFに装備したビームランチャーで落とせればいいんですが……」

……
…………

――戦闘宙域

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

卯月「お、追いかけてくる……!」

凛『こっちも反転して迎撃を……』

翠『不用意に接近戦に持ち込んではいけません! 新型とはいえ立体機動ではこちらが不利です!』

未央『それじゃあどうするんですかぁー!』

翠『各機速度上昇! 直線距離であれば追いつかれることはありません、後方にミサイルを射出後、変形してライフルで牽制!!』

卯月「り、了解です! 背面ミサイル、えいっ!」バシュンッ!バシュンッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

未央『この速度で変形なんて……うううっ!』

凛『姿勢制御が……このっ、ライフルで!』

ドシュンッ! ドシュンッ!!

白蜂「!!」ヒュカカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

翠『くっ……針になど当たりません、ドラウプニルを!』ガションッ!!

ドガガガガガガガッ!!

翠『CG形態に移行、サーベルで……!』ブォンッ!!

卯月「中尉!」

翠『はあああああっ!!』

シュパアアアアアンッ!!

ドガアアアアアアアンッ!!

卯月「へ、変形しながら振り向いてそのままサーベルで……」

翠『卯月さん、足を止めてはいけません!』

卯月「は、はいっ!」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

卯月「えっ!?」

翠『レーダーに反応……!』

未央『巣からまたスティングが……』

凛「数は2匹……まだこっちに2匹残っているのに……!」

翠『各機、ヴァルキュリアシステムを起動! こちらで弾幕を張りますので急いで!』

卯月「了解です! システム起動……!」カタカタカタッ!!

ピシィッ!

卯月「んぅっ……!」ビクッ!

パシュンッ!!

卯月「あぁんっ!」ビクンッ!

未央『この起動したときの痺れる感じ、まだ慣れないね……』

凛『でも……!』

卯月「システム起動完了……フルスクリーンモニターで視界が広がって……!」

翠『各機フォーメーションを維持、落ち着いて1匹ずつ対処しましょう』

未央『了解!』


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「蜂の巣からスティングが2匹出現したからまた4匹に……!」

ありす「ですがこれで終わりでしょう。各パイロットのバイタルデータを表示してください」

加蓮「は、はい……システム起動により転送されてたバイタルデータ、表示します」ピピッ!

ありす「バイタルは全員正常値……初戦闘ですが新システムがしっかりと機能しているようですね」

加蓮「NGF2号機がスティングを撃破、あと3匹です」

ありす「了解です。こちらも主砲の射程に入ったら蜂の巣に対して――」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

加蓮「これは……大尉、戦闘宙域外から高速で接近してくる反応があります!」

ありす「なんですって……対象は!」

加蓮「対象……スティングじゃない、NGFです! でもこの速度……」

ありす「機体コード、この機体は……」

……
…………

――戦闘宙域

ズドドドドドドドドッ!!!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアンッ!!

卯月『きゃあああっ!?』

凛「いまのビーム、フレイヤからの援護!?」

翠『違います、この砲撃は……!』

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央『レ、レーダーに反応……す、凄いスピードでこっちに来る!?』

卯月『NGF!? こ、こっちに突っ込んできますよ!?』

ギュオオオオオオッ!!!!

凛「うわっ!?」ギシギシギシッ!!

卯月『きゃああああっ!?』

翠『各機落ち着いてください! あのNGFは……!』

……
…………

――戦闘宙域

ピピッ! ピピッ!

「次元断層レベル3……だけどもう次元振動も落ち着いている、か……」カタカタカタッ……

「断層後の宙域データをスキャン……取得データを転送」


白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!


「間に合わなかった……ここにいるのは、この3匹だけか……!」

ガションッ!!

「……そこのNGF、お前たちは帰艦しろ。こいつらはこっちで倒す」

ギュンッ!!


……
…………

――戦闘宙域

翠「あの機体、大型ブースターでここまで……」

ピピピッ!

『……そこのNGF、お前たちは帰艦しろ。こいつらはこっちで倒す』

卯月『ええっ!?』

凛『コイツなに!? いきなり戦闘に入ってきて!』

白蜂「……!」ズドォンッ!!

ドガガガガガガッ!!

未央『しかも勝手に戦闘初めてるし、コイツなんなの!?』

卯月『中尉、コイツなんなんですか!』

翠「落ち着いてください! NGFであればこちら側の者です、スティングの相手をするのであれば私たちは巣を撃破します!」

凛『コイツに任せっぱなしにするの!?』

翠「構いません! 各機GN形態に移行して巣に接近します! フレイヤも主砲を撃とうとしていますが、こちらで向かったほうが早いです!」ガションッ!!

未央『りょ、了解!』

ギュオオオオオオッ!!

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「コイツなに!? いきなり戦闘に割って入ってきて……!」

ありす「フレイヤ、速度上昇! 前線のNGFと共に蜂の巣の撃破に入ります!」

加蓮「大尉! でもコイツ……」

ありす「単機で来るだけあって、あの立体機動であれば問題ありません。私たちは蜂の巣を撃破します。ティルウィング照準!」

加蓮「……ティルウィング、照準合わせます」カタカタカタッ!

ありす「翠さん、こちらも主砲を撃ちます。そちらも大型ビームランチャーでの砲撃をお願いします」

ピピピッ!

翠『了解です。ビームランチャー照準……!』

加蓮「蜂の巣との距離、1500です!」

ありす「ティルウィング発射!」

翠『ビームランチャー……当たってください!』

ズドドドドドドドドッ!!!!

……
…………

――戦闘宙域

ズドドドドドッ!!

翠「くっ、衝撃で機体制御が……!!」

ドガアアアアアアアアアアンッ!!!!

未央『やった……蜂の巣、撃破できた……!』

卯月『やりました! 初めての戦闘、ちゃんと戦えて……!』

凛『……あの変なNGFは!?』


ドガアアアアアンッ!!


『……』


翠「どうやら、あちらも終わったようですね」

ピピピッ!

ありす『宙域のスティング、及び蜂の巣を全て撃破しました。コンディショングリーンです』

翠「了解です。これより帰艦します……みなさん、戻りますよ」

卯月『あ、はいっ』

ありす『そちらのNGFも、フレイヤに来てください』

『……分かった』

凛『えっ……』


……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!!

未央「しまむー!」フワッ

卯月「未央ちゃん!!」ギュッ!

凛「よかった……みんな、無事に帰ってこれて……」

翠「みなさん、良く頑張りましたね。初出撃としては上々の結果です」

未央「中尉……ありがとうございます!」

翠「水を差してしますのも心苦しいので、私は先にありすさんのところに向かいます。後から来て頂いて構いませんので」フワッ


卯月「本当によかった……私たちでも、ちゃんと戦えるんだって……」

凛「うん、これなら次の作戦だって、しっかりやれそうで――」


パシュンッ!!


卯月「あっ、あの機体、さっきのNGF……」


バサッ!

「……」


未央「えっ」

凛「何あれ……仮面?」

卯月「変な人……うわっ、こっち見てますよ」

「……」

未央「な、何……」

「……あまり、浮かれないことだ」フワッ


凛「……行っちゃった」

卯月「仮面をつけたNGFのパイロット……最後の捨て台詞とか、なんのつもりでしょうか」

未央「なんなんだろうね、一体……」

……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

「……」フワッ……


ありす「かみやな……いえ、今はセカンドドライバーでしたね」

奈緒「勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だ」

ありす「いえ、軍のデータベースにその名前で登録したのあなたでしょうに……」

整備長「よう……コイツか? 嬢ちゃんが言ってたのは」フワッ

ありす「はい」

翠「先ほどはご支援、ありがとうございました」

奈緒「……」キョロキョロ

ありす「大丈夫です。いまは加蓮さんもブリッジで作業させていますし」

翠「新人の3人も、まだカタパルトに残っていると思います」

奈緒「……はぁ、なら大丈夫か。疲れた」バサッ!

整備長「おおう……仮面取ると結構可愛い嬢ちゃんじゃねえか。初めましてだな」

奈緒「あんたは……そうか、整備長か」

整備長「ん? ああそっか、嬢ちゃんは俺たちのこと知ってるんだったか」

奈緒「まあ、実際に顔を合わせたのは初めてだけど、さ」

翠「初めまして奈緒さん。私は水野翠、階級は中尉です」

奈緒「そういえば翠もこの世界にいたか……神谷奈緒だ。よろしく」

ありす「私とはお久しぶりですね。最後にお会いしたのは……1年ほど前でしたか」

奈緒「そうだな……Pさんたちから地獄のようなNGFの操縦訓練を受けてから、直接会うことなんてなかったからなぁ」

整備長「ウチに来る増援は嬢ちゃんだったのか。最初モニターで見たときは少佐が来たかと思ってビックリしたぜ」

奈緒「整備長、悪いけどあたしのことは……」

整備長「分かってるよ。他の嬢ちゃんたちには言わないでくれってことだろ?」

奈緒「ああ……っていうか、凛たちもいるなんて聞いて無いぞ……」

ありす「凛さんたちのことも知っていたんですか。そういえば、加蓮さんのお話ししかしていませんでしたね」

奈緒「くそー……ってことは凛たちもいつかはPさんとセックスやりまくって変態になるってことかよ……!」

翠「あの、奈緒さんが見ていた映像では、私はどうなっていたのですか?」

奈緒「いや……あたしがゲームをやってたときは、多分ゲームの進め方のせいで翠は出てこなかったよ。まあ、いま思えば出てきてたけど名前は出なかったっていうか」

ありす「多分、シナリオの分岐というものでしょうね」

奈緒「PさんがJ-01に運ばれたときのイベントでチラッと出てたくらいかな」

翠「まあ、そのときの……ふふっ、懐かしいですね」

整備長「細かいことは、まだよくわかんねえけどよ、博士と色々やってる最中なんだろ?」

奈緒「ああ……次元振動が起きる場所を事前に教えてもらって、とりあえずデータを集めて渡している最中だけど……中々デカイのに当たらないんだ」

翠「コロニー級ほどの蜂の巣が出現することは非常に稀ですからね。ここ3年では1度もありませんもの」

ありす「今後はしばらくフレイヤに?」

奈緒「ああ……加蓮に顔を見られないように気をつけなきゃならないけど、この後の作戦のこともあるしな。それに……」

ありす「加蓮さんのことが、心配ですか?」

奈緒「まあ、な」

翠「他言はしませんし、私たちも出来る限りでご協力はします。先ほどの戦闘も、あれほどの立体機動を行えるのであれば非常に心強いです」

奈緒「しばらくワンマンアーミーでやってきたからなぁ……まあ、戦闘にはなるべく出るようにするよ」

ありす「お願いしますね。あと、智絵里さんもいらっしゃると聞いたんですが」

奈緒「智絵里ならJ-01に預かってもらってから、M-01と合流したあとにちひろさんの下に付く話になってる。あたしとは別行動だ」

ありす「そうですか。では立ち話もこれくらいにして……1度ブリッジに戻りましょうか」

整備長「嬢ちゃんたち、そのまま戻ってくんのかな?」

翠「浴場に立ち寄るかもしれませんからね。少しは待つことになるかと」

奈緒「ううう……知り合いと同じ顔したヤツが当たり前のようにオナニーしている職場にくるのも辛い……」

ありす「今更何を行ってるんですか。あなた私たちのセックスは散々見ていたんでしょう?」

奈緒「そりゃそうだけどさぁ……」

ありす「つべこべ言わず、行きますよ」

……
…………

――1時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「通常は特殊任務を受けて活動しているセカンドドライバーですが、今後行われる作戦を考慮し、フレイヤに一時的に出向という形で来て頂くことになりました」

奈緒「……」

凛「セカンド……ドライバー……」

加蓮(ダサッ……)

卯月(ダサい……)

未央(センス無さすぎ……)

奈緒「……あまり、手を煩わせないでもらおうか」

凛「……」イラッ

加蓮「……」イラッ

ありす「まあ、こういう人ですけど基本的には良い人と思って頂いて構いませんので」

翠「では配置に戻りましょう。これからハマヨコに戻りませんと」

ありす「そうですね。艦の制御はオートメーション機能に移行してハマヨコまで移動します」

ありす「ブリッジの監視は交代で行います。シフトについては2名ずつの5時間交代で、交代時は私に通信を送ってください」

「「「「はいっ」」」」

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「うーん……」カタカタカタッ!

卯月「どこにもないですねぇ……」

パシュンッ!

凛「卯月、未央、交代の時間」

加蓮「休んでていいよ。大尉には連絡しておいたから」

未央「あ、2人とも」カタカタッ

卯月「ようやく交代……」

凛「……何やってるの?」

未央「ん、ちょっと軍のデータベース見ててさ、あとネットワークの共用掲示板」

加蓮「調べ物?」

卯月「あの人ですよ、セカンドドライバーって人」

加蓮「ああ、セカンドドライバーね」

未央「データベースに一応登録されてるんだよね。2年前にセカンドドライバーって名前で……」

凛「登録もセカンドドライバーなんだ……って、セカンドドライバーって長くて言い難いんだけど」

未央「もうさー、KNって呼ぼうよ。KNでいいじゃん」

卯月「KNですか? KYじゃなくて?」

加蓮「KYって相当前の時代の言葉でしょ……」

未央「ほら、私たち戦闘中にKN見てさ、コイツなに!? コイツなんなの!? って言いまくってたじゃん」

未央「コイツなに、だからKNでいいかなって」

凛「ま、そっちのほうが呼びやすいしそれでいいかな」

加蓮「で、そのKNのこと調べて何か分かったの?」

未央「うーん……それがさぁ、データベースは名前とIDしか登録されてなくて……」

卯月「だから掲示板のほうを見てたんです。そしたら丁度1つスレがあって」


『お前らセカンドドライバーってヤツに会ったことある?(720)』


凛「スレ立ってるんだ」

未央「そそ、だから見ようと思ってさ」ピッ!

加蓮「やっぱり他のところでも話題になってるのかな」

未央「どれどれ……」


『アイツなんなの? この前戦闘中に突然やってきたせいでこっちの隊列乱れたんだけど』

『特殊部隊のワンマンだろ? マジで邪魔だわ』

『というかあんな仮面つけてパイロットスーツ着てるとか変態以外の何者でもない』

『そもそも仮面も糞ダサいしセカンドドライバーって登録名もダサい』

『結論から言えば全てがダサいヤツということなんだがな……』

『そうか? この前戦闘中に助けてもらったし、セカンドドライバーって名前もカッコイイと思うんだけど……』

『ないわ』

『あの仮面がカッコイイとか感性を疑うレベル』

『もしかして擁護してるヤツ、セカンドドライバーなんじゃね?』

『違うって。この前の戦闘中に突然割って入ってきたときに見ただけだよ』

『セカンドドライバーさんチィィィィッスwwwwwwww』


未央「うーん、酷い荒れっぷりだね……」

加蓮「軍の掲示板とは思えないほどの荒れ様……」

凛「ID非公開だからってこれはちょっと」

卯月「でも確かにダサいですからね。あんな仮面付けた変態みたいな人が突然やってくるのも怖いですし」

未央「でも大尉たちは特に気にしてなかったよね」

加蓮「たぶん、何度か一緒に戦闘したことがあるのかな……それで顔見知りとか」

未央「まー、あんな見た目だけど良い人って言ってたしね」

凛「それに戦闘も凄い動きしてたし、大尉と同じような立体機動で戦闘してたよね」

卯月「すっごく強いことは確かですけど……」

加蓮「ま、私たちが気にしても仕方ないよ。どうせ作戦が終わったらいなくなるんでしょ?」

未央「それもそっか。それじゃしまむー、ご飯食べにいこっか」

卯月「あ、はいっ」

凛「引継ぎするものある?」

未央「ローカルのフォルダにチェック結果入れておいたから、そこ更新しておいて」

加蓮「了解」

……
…………

というわけで、結構長い時間やってしまったので本日はこれで終了します。
もうちょいサクサクっと進めてPが来るところまで消化しておきたんですがね。明日辺りにでも再開してもう少し進めようかと

それでは本日もお付き合い頂きありがとうございました。

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :13(Gランク)→18(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :34(Fランク)→39(Fランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :42(Eランク)→47(Eランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :39(Fランク)
オペレーター適正:8(Gランク)→23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:12(並)

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :65(Cランク)
オペレーター適正:56(Dランク)
指揮官適正   :90(Aランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:158(親愛)

多分21時ごろからぼちぼち再開します

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

ありす「今回の戦闘、な……セカンドドライバーの介入がありましたが、部隊の戦闘としても、まあ悪くない結果でしょう」カタカタッ

ありす「北条少尉もいますし、今後は各人の状況を見て随時配置換えをしつつ、艦を運用していかないと……」ピッ、ピッ!

フォン……

ありす「あとは……いつ頃にコレが来るのか」

ありす「まあ、黙っていても作戦前には間に合わせてくれるでしょうね」カタカタッ

ありす「……もうこんな時間ですか。今日は色々ありましたね」

ありす「セカンドドライバーは勝手にやっているでしょうし、新人たちはブリッジの監視中……どうしましょうか」



安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
5.セカンドドライバー
6.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

6

卯月:0
凛:1
未央:0
加蓮:1
セカンドドライバーさん:3
その他:1

その他取られたのって初かと思ったら前回1度だけ取られてたのかぁ

>>339
6.他のことをする

――フレイヤⅡ(艦長室)

ピピピッ!

ありす「はい、こちら橘」ピッ!

整備長『おい嬢ちゃん、博士から通信来てるぞ。なんでも、あっちの博士と久々に直接通信が出来たらしい』

ありす「本当ですか?」

整備長『丁度、戦闘で使ったビームランチャーの操作記録を送るのに通信してたんだがよ、タイミングよく通信が繋がったらしい』

ありす「わかりました。プライベートチャンネルで通信していますよね? いまそちらに向かいます」

整備長『ああ、だけどいつも通り、いつ切れるか分からんって話だ。セカンドドライバーの嬢ちゃんはそこにいるか?』

ありす「……いま私1人です。しまった、端末の宛先を聞いておけば直接連絡できたのに……艦内放送で呼ぶのはやめておきたいですね」

整備長『すまんが急いできてくれってことだし、最悪そっちの嬢ちゃんが見つからなかったらそのまま来てくれ』

ありす「わかりました。少し探したら向かいます」

ピッ!

ありす「……」カタカタッ!

ピピピッ!

翠『はい、水野です』

ありす「翠さん、いまそこに誰かいますか?」

翠『いえ……リフレッシュルームですが、誰も……』

ありす「誰もいませんか。急いで格納庫に来てください。あと、セカンドドライバーを見かけたら声を掛けておいてください」

翠『あの方を……分かりました。急いで向かいます』ピッ!

ありす「さて……私も行く前にセカンドドライバーを探しておかないと……どこにいるのやら」

ありす(先ほど加蓮さんからブリッジ監視の交代連絡をもらってからしばらく経ってる……まだ交代時間じゃないし、ブリッジにはいないとして……)


安価選択(セカンドドライバーを探します。移動する場所を選択してください)
1.食堂
2.セカンドドライバーの部屋
3.ブリッジ
4.倉庫
5.休憩所
↓1

3

>>351
3.ブリッジ

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

ありす「失礼します」


加蓮「あ、大尉」

凛「どうかしたんですか?」

ありす「……」

ありす(やっぱりいないですね……加蓮さんになるべく顔が見られないようにしていましたし、当然と言えば当然ですか……)

凛「大尉?」

ありす「あ、いえ……少し様子を見に来ただけです。何もないですよね?」

加蓮「予定航路のズレもありません。このまま行けばハマヨコの到着予定時刻も変わりないとは思います」

ありす「分かりました。引き続き監視をお願いします。交代時は連絡をお願いしますね」フワッ

パシュンッ!

……
…………

――フレイヤ(格納庫)

ありす「お待たせしました!」フワッ

整備長「おう嬢ちゃん、こっちだ!」

翠「まだ通信は切れていないようです。池袋博士、ありすちゃんが来ました」

晶葉『そうか。すまんなありす、いま助手たちが外出していて不在だったんだ。丁度整備長と連絡をしていて良かったが……』

ありす「すみません、こっちもセカ……奈緒さんを探したんですが見つからなくて」

晶葉『いつまで通信が続くか分からないしそこは仕方が無い。いまチャンネルをそっちの端末にも共有するぞ』

ピッ……ピピッ!

晶葉『おいそっちの私、まだ聞こえるか?』

晶葉(アキハ)『……ああ、聞こえるぞ』

整備長「うおっ、博士が2人……」

奈緒(ナオ)『おい、まだ通信切れてないのか!?』

ありす「奈緒さん? 私もこの通信を直接見たのは初めてですが……」

翠「確かに、私たちのところにいる奈緒さんと同じお姿をしていますね」

晶葉『ちょっと通信回線を1つ繋げた。時間も惜しいからこの前の話の続きをしよう。私よ、以前そちらに渡した観測データ、どうだった?』

アキハ『こちらで観測されている次元振動の観測日と一致しているよ。やはりそちらで言うところの、蜂の巣とやらの空間転移が発生したのと同タイミングだ』

晶葉『やはりそうか。蜂の空間転移による次元断層が影響しているか……断層データを積み上げていったが、徐々に規模の小さい巣でも断層レベルが高くなってきている』

アキハ『度重なる空間転移による次元振動で、大きな断層が発生しやすくなっているということだな』

ナオ『なあ、そっちに見えるの、あたしがこっちのモニターで見てたありすやら整備長やらって人たちだろ!?』

アキハ『っと、ちょっといま話をしているんだぞ』

ナオ『加蓮、加蓮は無事か? いまはそっちのブリッジにいるのか?』

ありす「今度はそちらにいるあなたがエロゲーとやらをやっているわけですか……はい、いまはブリッジで監視作業を行っています」

ナオ『やっぱりモニターで見てた通りなんだな……よかった、退院することはできたんだな……』

翠「特に問題なく任務をこなしています。訓練もしっかり受けることが出来ていますよ」

ナオ『そうか……安心したよ』

晶葉『お前も1人別の次元に飛ばされたっていうのに他人の心配ばかりだな』

ナオ『加蓮を置いていっちゃったからな……まぁ、そっちにいるあたしが代わりに守ってやってるだろけど」

ありす「こちらにいる奈緒さん、仮面を被ってまで加蓮さんのことを守りに来ていますからね」

ナオ『あんなカッコイイことまでしちゃってさ、あたしにはちょっと気恥ずかしいかもしれないけど、ハハッ……』

整備長(アレをカッコイイと思ってんのか……)

ナオ『あとそっちのあたしに話しておいてくれ、こっちの加蓮は相変わらず元気でやってるって』

ありす「わかりました。伝えておきます」

アキハ『っとすまん、割り込むぞ。いまそっちから送られてきた最新の観測データの受信が終わった。こっちで観測したデータと照合しておく』

晶葉『頼むぞ。そちらの断層レベルがどれほどまで上がっているか分からんし、こちらも解析は急いでおく』

アキハ『干渉装置だったか? それがあれ……だ……』

晶葉『む、おい聞こえるか、他所で起きている規模の大きい次元振動が終わったのか? 観測している宙域では見当たらんが……』

アキハ『……が、たの……こ…………』

ピッ!

晶葉『くそっ、通信が切れたか……』

整備長「はー……ホントに同じ顔してたな」

翠「ええ……」

ありす「晶葉さん、いまのやりとりは?」

晶葉『ああ、こちらで観測していた次元振動のデータを提供していた。あちらでも同じように次元振動を観測していてな』

ヒントありのブリッジ除外しても1/4だしな

晶葉『こうして双方向通信が出来るのは非常に稀なんだ。観測結果を見る限りだと、恐らくどこかで大きな次元振動が発生した際に通話可能になっているのかと思うが』

晶葉『何にしても、あちらに最新の観測データを送ることが出来てよかった。奈緒が収集したデータも無駄にしたくないからな』

ありす「それ以外に何か出来ることは?」

晶葉『現状は無い。次元振動があっちの世界にどう影響を及ぼしているのか分からんし、まともに宇宙に進出していないらしくて技術レベルも向こうは相当低いらしい』

晶葉『ひとまずこちらもデータの解析を進めて、次に通信できるタイミングが来るのを待つしかないな』

ありす「そうですか……わかりました、私たちが特別できることはなさそうですね」

晶葉『うむ、すまんが奈緒はよろしく頼むぞ。整備長も、ランチャーの記録助かったぞ』

整備長「気にしなくていいぜ。あと、アレどうなってんだ?」

晶葉『ああ……かなり良いものになっているから驚くぞ。ロマンの塊のようなブツになった』

整備長「ホントか!?」

晶葉『一通りテストを済ませたら送ってやるから、楽しみにしておいてくれ』

整備長「うおー……待ってるぜ!」

晶葉『それじゃあここら辺で通信を切るぞ。これから私も志希のところに行かなければならないんだ』

ありす「わざわざありがとうございます。また何があったら教えてください」

晶葉『了解、ではな』ピッ!

整備長「いやー! 楽しみだぜ♪」

ありす「なんですかそんなに浮かれて……晶葉さんと何作ってたんですか?」

整備長「いやぁ、オート・クレールに遊びに行ってたときによ、ちょっと設計の部分は一緒にやらせてもらったものがあるんだけどよ」

整備長「まっ、ブツが届いてからの楽しみってとこだな」

ありす「はぁ……?」

……
…………

>>361
他の会話も読んでおくと1/2まで絞ることが出来たり

――翌日、ハマヨコ(入港口)、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「艦はアームに固定しました。搬入口、開放します」カタカタカタッ!

卯月「えっと、整備班から補給作業開始すると通信がきています。作業開始するみたいです」

ありす「了解です。ひとまずは落ち着くことができますね」

未央「やったぁ……! くぅー、任務成功してよかったぁ!」

凛「帰りもスティングと遭遇しなかったし……」

ピピピッ!

加蓮「通信……こちらフレイヤ」ピッ!

大佐『私だよ。ハマヨコには着いたかね?』

卯月「あっ、大佐! お、お疲れ様です」

ありす「大佐ですか。つい先ほど到着しましたけれども、何か?」

大佐『うむ、火星圏での作戦だが、日程が決まった。16日後だ』

翠「16日……随分と急なお話ですね。次元振動を観測していたのでは?」

大佐『それが次元振動の周期が早まっていてね。観測結果を更新しての予定日となっている』

ありす「また周期が早まったんですか……わかりました。こちらの作業が終わったら本部に向かいます」

大佐『済まないが頼むよ。詳細についてもそのとき話す』

ありす「了解です。ではまたあとで」ピッ!

未央「また次の作戦……」

卯月「いまの、このまえお話ししてもらった作戦ですよね?」

ありす「はい。私と翠さんはこれから本部に向かいます。あなたたちは艦での作業を終わらせておいてください」

翠「何かあれば整備長から指示がきます。よろしくお願いしますね」


……
…………

――火星圏宙域、ギチトー(入港口)、ノルンM-01(メインブリッジ)

フレデリカ「ドーモ艦長サン、ワタクシ宮本フレデリカ、デアリマス」ピシッ!

ちひろ「はいよろしくお願いしますね。ここに来る前に、愛梨ちゃんたちのところにお邪魔したみたいですけど、どうでしたか?」

フレデリカ「ああっ、聞いてくださいますか! 実はワタクシ、まったく顔を覚えられていなかったので……悲しいっ!」

ちひろ「あらら、それは残念……」

フレデリカ「まぁ仕方が無いけどね。この姿で会ったの初めてだし? フレちゃんの本当の姿を見せたときも一瞬だったし?」

ちひろ「ビーの姿でコロニーの中には入れませんからね。1度そのお体、バラバラにします?」

フレデリカ「それはー……ダメッ! 結構気に入ってるんだー。昔いた人間の記録から作ったんでしょ、コレ?」

ちひろ「そうみたいですね。私は専門家じゃないので詳しいことは分かりませんけど」

フレデリカ「フムフム……やっぱり志希ちゃんのようなアンビリーバボーな人間がいないとフレちゃんのことは詳しく分からないってことね」

フレデリカ「あ、ねえねえ艦長さん。話し変わるんだけどさ、アイドルって何やるの? アタシ申請っていうの出してもらったんだけどさ、まだ許可下りてないんだー」

ちひろ「愛梨ちゃんたちに聞かなかったんですか? 私はアイドルやってませんから、教えることはできませんけど……」

フレデリカ「あのときは悲しみに包まれてアイドルのこと聞くの忘れちゃったんだー。どうしよ?」

ちひろ「それじゃあ、あとで通信送っておきましょうか?」

フレデリカ「ワオッ! さすが艦長さん、話しがわかるねー」

ちひろ「前に一緒にお仕事したときに、端末教えてもらいましたからね。あとで一緒にお話ししましょうか」

フレデリカ「はーいはーい、楽しみですねぇ♪」

ちひろ「というかフレデリカさん、随分と変な対話プログラムですね……」

フレデリカ「そうなの? 志希ちゃんに入れてもらったから良くわかんないや」

ちひろ「まあ、なんでもいいですけどね……」

……
…………

――数時間後、ハマヨコ、軍本部(通路)

ありす「大佐」タタタッ!

大佐「ん、おお……ありす君かね。翠君も」

翠「先ほどの作戦の詳細、ありがとうございます。編成は予定していた内容と変わらずですが……」

大佐「ああ、次元振動の周期が早まったが、急な話で再編成を組む時間が足りなくてねぇ」

ありす「となると、戦力は変わらずJ-01とM-01、M-02ですか……」

大佐「周期が早まったが、規模としてはノルン級が想定される。レベルも現状は6だ」

ありす「断層が発生するまで待たないと干渉装置が起動できないのは難しいですね。戦闘が必ず発生しますし」

大佐「とはいえ、干渉装置を設置して以降は空間転移を防げるというのは大きい。ここは耐えるしかあるまい」

翠「特に火星圏は民間の居住コロニーが多いですからね。早めに手を打たなければ……」

大佐「新人たちもいて大変だろうが、頼むよ」

ありす「分かりました。な……セカンドドライバーも来ていますので」

大佐「そうか、彼女も来たのか……」

ありす「そのうち木星圏でも干渉装置を設置しなければなりませんし、しばらくは一緒に行動する予定です」

大佐「彼女にもよろしく言っておいてくれ。本来であれば民間人……まして別の世界の人間を戦闘に参加させるのは……」

ありす「本人も同意した上での現状です。私たちからこれ以上言うことはないかと」

大佐「うむ、そうだな……」

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「んっとに……倉庫まで遠いんだから……」ヨロヨロ

加蓮「なんで新造艦なのに使わない配線がこんなに……ダンボールも重たいんだから……」

グラッ……

加蓮「あっ――」

ガシッ!

加蓮「んっ……あ、アンタ……」

奈緒「……」

加蓮「っと、失礼しました……セカンドドライバー……」

奈緒「……重いなら、無理はしなくていい」スッ

加蓮「あ、それ」

奈緒「倉庫だろう? 運んでおく」

加蓮「いえ、でも……」

奈緒「……」


加蓮「……いっちゃった」

加蓮(アイツ……)

……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

奈緒「……」


未央「おっ?」

卯月「あっ……」スッ……

凛「……お疲れ様です」


奈緒「……」


凛(仮面にロングコートにダンボール……)

未央「……KNがダンボール持って歩いてる」ボソッ


奈緒「……」ピクッ!


卯月「み、未央ちゃん、聞こえちゃいますよ……」

未央「おっとと……」

凛「早くブリッジ戻ろうよ。点検終わってないんだから」


奈緒(な、なんだ……KN? KN……カミヤナオ? ま、まさかあいつら、私のこと……いや、でもこっちだと顔を合わせたことはないはずだし……!!)

奈緒「……か、北条少尉が、1人で作業していた。早く戻ってやるといい」

卯月「はっ、はい」

奈緒「……」


凛「行っちゃった」

未央「……まあ、私たちも行こうか」


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

加蓮「あ、やっと凛たち戻ってきた」

凛「ゴメン加蓮、遅くなっちゃった」

未央「いやー、いま通路でKNとすれ違っちゃってさぁ」

卯月「ダンボール持ってる姿が似合ってなくてシュールでしたね」

加蓮「あ、それ私が運ぼうとしていたヤツ、代わりに持ってくれてさ」

凛「そうだったんだ。たしかに大尉が言ってたとおり、見た目と違って良い人なのかもね」

卯月「表情が分からないとちょっと怖いですよね。なんであんな変なお面つけてるんでしょうか」

未央「せめて仮面って言ってあげよう?」

凛「顔に傷でもあるとか?」

加蓮「顔を見られたくないとか?」

未央「顔見られたくなかったらこんな仕事してないって!」

加蓮「ま、そうだよね」

凛「まあいいか……早く作業終わらせようよ。せっかく戻ってきたんだから、早く休みたいし」

卯月「そうですね。残りも頑張って終わらせましょう!」

……
…………

――夜、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「というわけで、予定していた火星圏で行われる作戦に参加するためフレイヤは火星圏に移動します」

ありす「火星圏に到着後、フレイヤは現地のノルン級戦艦、ノルンM-01所属となります」

未央「J-01配属じゃないんですか?」

ありす「建造した場所は木星圏ですが、フレイヤの所属自体は元々はM-01になっています」

凛「ややこしいね」

翠「そういうものです。ヴァルキュリアシステムの運用テスト艦のほとんどはM-01所属となっていますので」

卯月「そうだったんですか……」

ありす「補給作業の終了予定は2日後です。なので、あなたたちについては明日は休暇となります」

卯月「お休みですか!?」

ありす「大きな作戦前ですしね。フレイヤには私と翠さんの2人でいます」

未央「やったー! シティのほう行こうよ!」

翠「浮かれるのは構いませんが、休暇の変わりに今日は就寝時間ギリギリまで訓練をしますよ」

卯月「ええっ!?」

加蓮「ま、そうだよね……」

ありす「当たり前です。火星圏での作戦はそれなりに規模の大きい戦闘になる想定です。死にたくなければ死に物狂いで訓練してください」

未央「はぁーい……」

……
…………

というわけで、ちょっと短いんですが明日>>1の副業の時間が早いため本日はこれで終了します。
ようやくちらほら安価処理が増えてくる頃かな。ちまちま安価処理しつつ3スレくらいで終わらせれれば……

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

仮面とか、機体とかなんかそこら辺は好きなように考えてもらえればいいと思います。

――翌日、ハマヨコ(ショッピングモール)

未央「いやー、休暇だ休暇!」

卯月「何だかんだ、1ヶ月近くはお仕事でしたね」

凛「これでも土星圏よりは余裕があるみたいだし……向こうは今でも戦闘が多いみたいだからね」

未央「んー……NGFが導入されてからはスティングとの戦闘はすごく楽になったっていうけどさ、この前の戦闘は大変だったよね」

凛「そりゃあ、新人の私たちで余裕に倒せたら苦労しないよ。今だって楽にはなったっていうけど、まだまだ立体機動はスティングのほうが上だし」

卯月「大尉も中尉も、凄いですよね。あんな立体機動でスティングと戦えるなんて……あと、KNも」

凛「アイツも……単独行動しているだけあって凄いよね。スティング3匹、1人で倒すなんて」

未央「データベース見てもさ、階級も載ってなかったよね。単独行動の権限だけあるみたいだし」

卯月「でも、ずっと1人で戦ってるなんて、大変ですよね……」

凛「まあ……そういえば、加蓮も今日は残念だったね」

卯月「前に所属していた部隊の方から連絡があったんですよね? 土星圏にいたみたいですし……」

未央「土星圏かぁ……いつか私たちも任務で行くことになるのかな」

凛「その前に火星圏の作戦でしょ。いつかのことを考えるより、いまやることを見ておかないと」

未央「まっ、そうだね」


……
…………

――フレイヤⅡ(加蓮の部屋)

菜々『うっ、うっ……ぞべば……よがっだ……』

加蓮「そんな泣かないでよ菜々さん。戦闘に参加できたって言っても、私は管制担当だったんだから」

菜々『いえっ……うっ、でも、加蓮ちゃんが無事に、復帰できて……ナナは、ナナは……』

加蓮「いつまでも負傷で病院に寝たきりってわけにはいかないでしょ? そのうち、私も土星圏に戻ることになるだろうし」

菜々『ナナの……ラピッドストライカー隊も、加蓮ちゃんまで離脱して、ナナ1人で……智絵里ちゃんの、コンコルディア隊もなくなって……』

菜々『奈緒ちゃんだって、きっと加蓮ちゃんが復帰できて……喜んでると思いますよぉ……うううっ……』

加蓮「……うん、そうだよね」


『大丈夫だ。休んでていい……あたしが守ってやるよ』


加蓮「……」

菜々『そっちでも、頑張ってくだざいねっ!! ナナも……頑張って部隊がなくならないように頑張りますからぁっ!』

加蓮「うん、ありがとう。菜々さんも気をつけてね……私、ちょっとNGFの調整しておきたから、また連絡するね」

菜々「はいぃっ! ナナもこっちで任務頑張りますっ!!』

ピッ!

加蓮「もうっ……菜々さんも大げさなんだから」

加蓮「さて、と……この前の戦闘データ使って、NGFのシステムデータにフィードバックさせておこう」

パシュンッ!

……
…………

――フレイヤⅡ(格納庫)

加蓮「……ん、あれは」


奈緒「……」カタカタカタッ……


加蓮(KNがNGFのコックピットの中で作業してる……)

奈緒「……ん?」カタカタ……

加蓮(あっ、気付かれた……)

加蓮「ど、どうも……」

奈緒「……ああ」カタカタカタッ……

加蓮(愛想悪っ……まあ仮面越しだと変わらないか……)



奈緒『……重いなら、無理はしなくていい』

奈緒『倉庫だろう? 運んでおく』


加蓮「……」スッ……


……
…………

――フレイヤⅡ(NGF機体内)

奈緒「……」カタカタカタッ

加蓮「あの」

奈緒「……」ピクッ!

加蓮「あっ……すみません、邪魔……しちゃいましたか?」

奈緒「……いや、大丈夫だ」

加蓮「……」

奈緒「……何だ?」

加蓮「この機体……3Nですよね。現行機の」

奈緒「ああ」

加蓮「私、NGFに乗るのは新型が初めてなんですけど……3Nは、どうですか?」

奈緒「機体性能は……問題ない。ただコイツは、ビーム兵装はなるべく使わないようにしている」

加蓮「へえ……カスタム機なんですか? どんな調整しているんです?」

奈緒「……装甲強度を上げている。立体機動対策にスラスターの増設と、実体兵装としてHCW-202ソード、アンカー、腕部グレネードの追加だ」

加蓮「稼働時間の延長、ですよね。ずっと1人で任務をしていたんですか?」

奈緒「……そうだな」

加蓮「どうして、1人で任務に?」

奈緒「やることがあるからだ」

加蓮「やることって……ずっと続けている任務があるんですか?」

奈緒「ああ」

加蓮「へえ……」

緒「……少尉、は」

加蓮「はい?」

奈緒「少尉は、なぜ任務を続けている?」

加蓮「私……」

奈緒「前にいた部隊を離れて、もう随分経つと聞いている」

加蓮「……」

奈緒「前線を離れたなら、後方の任務でも――」

加蓮「私は、1匹でも多くのスティングを倒したい」

奈緒「……」

加蓮「アイツ等は、私にとって……大切な人を、殺したから……」

加蓮「だから、私は奈緒の分まで、少しでも多く戦って……!」

奈緒「……そんな顔をしないでくれ」

加蓮「えっ……」

奈緒「……見ていると、悲しくなる」

加蓮「どうして?」

奈緒「……」

加蓮「……」


ビーッ! ビーッ! ビーッ!!


奈緒「警報……!」

加蓮「まさかスティング!?」

ピピピッ!

奈緒「艦長、スティングか?」

ありす『はい、いま本部から連絡がありました。転移ではなく直接こちらに移動してきたスティングの蜂の巣のようです』

奈緒「数は?」

ありす『確認されているのは5匹です。極小規模の巣ですから、多くてもあと2、3匹くらいは巣に潜んでいるかと」

奈緒「了解した。こっちで出撃する」

ありす『お願いします。翠さんがまだ本部にいる状態ですし、新人も戻ってくるのに時間が掛かると思います』

加蓮「大尉、私も出ます!」

ありす『北条少尉……そちらにいたんですか。では――』

奈緒「加蓮はブリッジに向かえ」

加蓮「えっ、でも!」

奈緒「通信で中尉と新人3人に連絡を取っておくんだ。艦長、それでいいか?」

ありす『……分かりました。それでは私も出撃しましょう。迎撃隊に任せるよりもこちらで片付けたほうが早いと思いますし』

加蓮「大尉!」

ありす『北条少尉、急いでブリッジに上がってきてください。私はシューターでカタパルトに直接向かいます』

奈緒「加蓮、行くんだ。艦長の命令だろう?」

加蓮「セカンドドライバー……分かってるわよ!」

タタタタタッ!!

奈緒「……」

……
…………

――数分後、戦闘宙域

ドシュウウウンッ!!

奈緒「加蓮……まだ、こっちの世界にいたあたしのことを……」グッ……!!

ピピピッ!

ありす『奈緒さん』

奈緒「ありす……いま通信は……」

ありす『大丈夫です。個別回線で通信を送っています。フレイヤの共用回線ではありませんので加蓮さんには聞こえませんよ』

奈緒「そ、そうか……」

ありす『お2人で何を話していたんですか?』

奈緒「ちょっとな……加蓮は、こっちの世界にいたあたしのことを、まだ引き摺っていたみたいだ」

ありす『そうでしたか。でもお2人とも、中が良かったんでしょう?』

奈緒「こっちでも、そうらしいけどな……でも、それで軍に残って戦い続けるなんて、あたしは嬉しくないよ」

ありす『なら、加蓮さんにお話しすればいいじゃないですか。私は神谷奈緒だって』

奈緒「違うよ。あたしは加蓮の知っているあたしじゃない……だから、あたしが元の世界に戻って、向こうにいるあたしがこっちに戻るまでは……」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

奈緒「このままでいい……!!」ヒュカカカッ!!

ボシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガガァンッ!!!!

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「大尉、セカンドドライバー、巣から2匹スティングが来ています」

ピピピッ!

ありす『増援ですか。迎撃隊は?』

加蓮「間もなく出撃するみたいです。残りスティングは5匹です」

奈緒『迎撃隊が来る前に片付けるか』

ありす『そうですね。コンビネーションマニューバI05でいきましょう。いいですか?』

奈緒『問題ない』

ありす『了解です。弾幕を張りますのでソードで切り込んでください』

奈緒『任せろ……!』

ピッ!

加蓮「……」


……
…………

――戦闘宙域

奈緒「うおおおおおお!!」ブォンッ!!

ズバァァァッ!!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアアンッ!!!!

奈緒「こっちのあたしが戻ってくるまで……」ボシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!!

奈緒「加蓮はあたしが守る……! そして、あたしも元の場所に……!!」ギュオオオオオッ!!!!

ズドォンッ! ズドォンッ!

ドガアアアアアアンッ!!!!

奈緒「帰るんだ……必ず!!」ジャキンッ!

ギュオオオオオオッ!!


……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!!

バサッ!

奈緒「……」

ありす「ふぅ……」


未央「大尉ー!!」

凛「セカンドドライバーも……」

卯月「せ、戦闘はもう終わっちゃったんですね……」



ありす「はい。迎撃隊を待つのも面倒でしたのでこちらで片付けました。休暇中なのに戻らせてしまってすみません」

卯月「い、いえっ、私たちは別に……」

奈緒「……」

未央「あっ、セカンドドライバー」

奈緒「……次の作戦まで、あまり長くは無い。訓練に励むといい」



凛「また行っちゃった」

ありす「……セカンドドライバーは優秀なパイロットです。次の火星圏の作戦についても、色々と思うところがあるのでしょう」

卯月「……そうですよね。私たち、新人だからもっと訓練して、頑張らないとダメですよね」

凛「また行っちゃった」

ありす「……セカンドドライバーは優秀なパイロットです。次の火星圏の作戦についても、色々と思うところがあるのでしょう」

卯月「……そうですよね。私たち、新人だからもっと訓練して、頑張らないとダメですよね」


ありす「まあ、あなたちにはセカンドドライバーと同じようになれ、とは言いません」

ありす「あなたたちなりにしっかりと実力が付くよう、私や翠さんが鍛えてあげますので」

未央「私たちも、訓練して、実戦も重ねて……もっと強くならないとね!」

凛「……そうだね。少なくとも、加蓮と一緒に戦闘するときに足を引っ張らないくらいにはならないと」

ありす「ま、あなたたちはそれ以外にもアイドルの仕事がありますけどね」

卯月「えっ?」

ありす「先ほど、通知が私のほうに届いていましたよ。新ユニット、ニュージェネレーション……承認されていました」

未央「本当ですか!? やったー!!」

ありす「ただし、活動開始は火星圏での作戦が終わった後からです。それまではI@LPもレッスンプログラムしか送ってこないと思いますし」

卯月「でも……ようやくアイドルのお仕事も出来るんですね!」

ありす「ええ、どちらも頑張ってください」

卯月「……はいっ!」


……
…………

――数日後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「フレイヤⅡ、J-01に収容……ドックでの固定作業完了しています。艦制御の一部をJ-01のメインブリッジに譲渡します」カタカタカタッ

卯月「搬入口を開放します。整備班たちよりNGFの移動作業が開始されます」

翠「さて……これから火星圏ですね」

ありす「ええ、J-01でギチトーまで移動後、M-01、M-02と合流してから作戦ポイントに移動です」

凛「ギチトーの到着予定は、作戦の2日前になるんですよね?」

ありす「はい。フレイヤはノルンに収容しての移動になりますし、みなさんはその間J-01の住居ブロックで過ごして頂いても構いません」

翠「シミュレーターでの訓練は続けますから、それまで私たちの部隊は特にすることはありません」

未央「J-01の部隊の人たちと一緒に訓練とかもないんですか?」

ありす「こちらはシステムの機密事項がありますので、基本的には戦闘時以外で他部隊と干渉することはありません」

ありす「まあ、食堂で当たり障りの無い話をするくらいにしておいてください」

卯月「なんだか残念ですね。他の部隊の人たちのお話も聞いておきたかったんですけど……」

翠「こればかりは仕方がありませんね」

未央「そういえば、少佐って人も結局間に合わなかったのかぁ……」

ありす「まあ、そのうち追いついてくると思いますよ」

加蓮「ず、ずいぶん適当ですね……」

翠「あの方は……そうですね。私たちが気にしても仕方がありませんから」

ありす「来てもらえれば、大抵のことは何とかしてくれますしね」

卯月「お2人とも、その少佐って方のこと、ずいぶん信頼しているんですね……」

翠「それはまあ……」

ありす「あなたたちに教えておきます。いまの軍の中で怒らせてはいけない化け物が2人います」

ありす「1人は土星圏にいる小関中佐、もう1人は復隊予定のP少佐です。このお2人間違いなく国連軍最強の化け物です」

卯月「化け物連呼しすぎじゃないですか?」

ありす「単体でそれほどの戦闘技術を持っているということです」

加蓮「まあ、私は小関中佐のことは知ってるけど……」

ありす「私や翠さんが10人いたとしても、まず勝負にならないレベルの戦闘技術の差がありますからね」

未央「うーん、そんなに凄いんだ……」

ありす「グレイプニールMkⅤが運用されていた時代で、単機でスティングを撃破できたのはそのお2人だけですからね」

凛「……確かに化け物かも」

……
…………

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

ありす「そうですか……では作戦開始に間に合うか、ギリギリのところというわけですね」

ありす「……まあ、仕方がありません。立場的に手続きも難しいですし」

ありす「はい……はい、分かりました。それまではこちらで何とかしておきますので」

ありす「……あ、ちょっと待って……あの」

ありす「わ、私……待ってるんですからね。来てくれるの」

ありす「だから、その……ちゃんと、来てくださいね」

ありす「はい……それじゃあ、失礼します」ピッ!


ありす「……」

ありす「……さて、新人たちの様子でも見ておきましょうか」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
5.セカンドドライバー
6.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

安価結果は明日取られた内容を確認して処理します。>>1は寝るので今日はこれで終わります。

6

卯月:0
凛:0
未央:0
加蓮:1
セカンドドライバーさん:0
その他:2

ほーん……

たぶん22時頃から再開します

>>424
6.他のことをする

ありす「様子……とはいえ、火星圏に着いたら作戦が始まりますし……」カタカタッ

ピピピッ!

翠『はい、水野です』

ありす「翠さん、新人たちはどうしていますか?」

翠『I@LPのプログラムが届いていたので、実施手順を教えていました。どうかしましたか?』

ありす「私の手が空いたので、新人たちの訓練でもやっておこうかと」

翠『追加ですか?』

ありす「はい。前回の戦闘記録を見返していましたが、やはりまだまだシステムに助けられているところが多いので」

翠『時期的にも仕方が無いとは思いますが……次の作戦の規模も大きいですから……』

ありす「想定しているノルン級との戦闘となれば、最悪新人たちのフォローに手が回らない可能性も出てきますからね」

翠『分かりました。では彼女たちと格納庫に向かいますので』

ありす「お願いします」ピッ!


……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(格納庫)

卯月「I@LP、やってみたかったなぁ……」

凛「仕方が無いよ。いまはこっちの訓練のほうが大事なんだから」

ありす「そうです。いまのあなたたちにとっては、アイドル仕事より優先すべきはこちらですから」

加蓮「……あれ、セカンドドライバーも来たんですか?」

奈緒「見学だ。3Nの調整をしておこうと思っていたが、整備長が弄っていた」


整備長「ちょーっと背面ユニットとコックピットブロックの交換してるだけだよ! 火星圏に着くまでには終わってるぜー!」


未央「ホントだ」

翠「私のNGFと同じことをされていますね」

ありす「まあいいでしょう。整備長が行うメンテナンスであれば間違ったことはありませんし」

卯月「それで大尉、私たちの訓練なんですけど……」

ありす「そうでしたね。今回は私と翠さんがスティング役になり、みなさん4人でのコンビネーションマニューバで模擬戦闘を行ってもらおうと思ったのですが……」

未央「無理むり」

凛「2人同時って……」

ありす「それで訓練ですが……」

未央(聞いてないし)


1.ありす「NGFヴァルキュリアのシミュレーターで行おうと思います」
2.ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」
↓2

2

>>461
2.ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」


ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」

凛「あれ……新型じゃないの?」

ありす「まだ新型で訓練するほど、みなさんの練度が足りていません。もう少し現行機での訓練を続けます」

卯月「うーん……まあ、確かにシステムを使ったとき、いままでより凄く上手く立体機動もできましたし……」

未央「システムに頼りっきりってわけにはいかないもんね」

加蓮「そうだね。システム使わなくても、凄い人は凄いし」

奈緒「……」

ありす「ま、そういうことで今日は現行機のシミュレーターで訓練です。翠さん、準備しましょうか」

翠「分かりました。訓練とはいえ、手加減はしませんからね」

未央「うぇー……がんばろう……」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :18(Gランク)→23(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :39(Fランク)→44(Eランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :47(Eランク)→52(Dランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :23(Gランク)→28(Gランク)
オペレーター適正:23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:12(並)

――数時間後、フレイヤⅡ(食堂)

卯月「はいおばちゃん、食券ですっ」

おばちゃん「唐揚げ定食ね。残すんじゃないよ」

卯月「頑張って食べます!」


未央「おーいしまむー、こっちこっち!」

卯月「はーい……よいしょっ」

凛「ハマヨコからの出航は遅れたけど、1週間後は火星圏か……」モグモグ

未央「大変だよねぇ……次の作戦も頑張らないと」

卯月「……」カチャッ、カチャッ……

凛「どうしたの、卯月?」

卯月「えっ? ああ、いえ……その……」

未央「なに? 何か悩んでるの?」

卯月「……なんだか、火星圏の作戦って、どれだけ大変なのかなぁって思って」

卯月「はじめて実戦に出たときは、何も分からないまま終わって、みんなで戦闘に出たときは、無事に終わって」

卯月「だから、次の作戦がどれだけ大変なものなのか、想像できないんです」

未央「んー、そうだねー……私たち、この前の作戦でもちゃんと戦えたし」

凛「うん、大尉と中尉の訓練を受けてから、自分でも分かるくらいにNGFの操縦も出来るようになったし」


加蓮「そんなに甘く考えないほうがいいよ」

凛「加蓮……」

未央「おっ、トンカツ定食」

加蓮「みんなが思っているほど、スティングとの戦闘は簡単なものじゃないから」

卯月「それは……実際に戦ってみて、分かりましたけど……」

加蓮「分かってない。それじゃあいつか……」

凛「ねえ、加蓮は土星圏にいたときはどうだったの?」

加蓮「……私はその頃、まだNGFも無かった頃にはグレイプニールでキラー・ビー……いまのビーたちとも戦ってた」

加蓮「私の部隊は、ベテランの隊長と、私と……私とコンビを組んでくれてたパイロットの3人で小隊を組んで戦ってた」

加蓮「それなりに強い部隊だったんだ。私は支援に回ることが多かったけど、3人でずっと戦って……だけど……」

加蓮「私は、ある日ビーと立体機動戦闘をしていたときに、撃墜した」

卯月「撃墜……」

加蓮「対話の日の直前だった。運よく死ななかったけど、艦は宙域で任務に当たっている途中で艦隊と合流したから、私は艦を降りることができなくて……」

加蓮「身体も、自分でろくに動かすことができなくて医務室にいたまま」

加蓮「そして、そのまま戦闘がはじまって……一緒に戦ってた、パイロットは……」

加蓮「……対話の日が終わったあと、私は治療のために艦から降りて、土星圏の任務はそれっきり。それで、いまはここにいる」

未央「そうなんだ……」

加蓮「突然、知っている誰かが目の前からいなくなることだってあるんだよ。……私は戦う、奈緒の分まで」

凛「……」

加蓮「ゴメンね、作戦前なのに暗い話しちゃって」

卯月「そっ、そんなことないですっ!」

加蓮「アリガト」

未央「……よっし、それじゃご飯食べたらブリッジの監視は交代でNGFの訓練しよっか! 一応、3Nのシミュレーターで」

凛「新型だとお風呂まで走りに行かなきゃダメだからね」

未央「ま、まあね……」

加蓮「……ふふっ」


……
…………

――数日後、火星圏、ギチトー(入港口)

J-01艦長『予定通りか……フレイヤの補給申請はどうだね?』

ありす「こちらは港でNGFの整備を行うだけで大丈夫です。艦を出すこともありませんでしたし」

翠「J-01にはご負担して頂いた事になってしまいますが……」

J-01艦長『構わんよ、フレイヤとの任務も久しぶりだ。強襲艦隊は作戦時に頼らせてもらおう』

ありす「そちらについては任せてください」

加蓮「艦長、J-01から艦制御の返却がされました。ドックの固定も解除されます」

ありす「了解です。フレイヤはJ-01を出て1番ゲートに移動します。移動後はM-01にフレイヤを収容し、メインブリッジに移動します」

凛「了解です」

未央「うーん……あとは作戦ポイントに行くだけかぁ」

卯月「その後は戦闘ですね……」

ありす「まあ、それなりに気を引き締めておいてください。作業、早めに済ませますよ」

ピピピッ!

卯月「はい、こちらフレイヤです」

ちひろ『こんにちは。こちら火星圏宙域滞在艦、CG-346ノルン級大型宇宙戦艦ノルンM-01です』

未央「お疲れ様です!」

ちひろ『あら、新しい新人さんは元気がいいですね』

ありす「お疲れ様です。千川中佐」

ちひろ『ありすちゃんもお久しぶりです。あ、いまは大尉とお呼びしたほうがいいですか?』

ありす「どちらでも構いません。ちひろさん、いまフレイヤをそちらに移動させますので」

ちひろ『あ、そうですか? それじゃあ待ってますから、収容作業はウチのオペレーターと上手くやっておいてください』

ありす「了解です」


……
…………

――数時間後、ノルンM-01(メインブリッジ)

ありす「千川中佐に敬礼!」

卯月「……」サッ!

ちひろ「もうっ、わざわざそんなことしなくてもいいですよ?」

ありす「新人教育のためです。私たちの部隊は緩いほうですが、しっかりやらせておかないと今後他の艦に移動したときに困るじゃないですか……」

未央「お2人とも随分仲がよろしく……」

ありす「M-01は3年前からフレイヤの旗艦ですからね。千川中佐も、当時は少佐でしたが私たちのサポートも良くして頂きましたので」

翠「フレイは単独行動ばかりでしたので、正直羨ましいですね……」

ちひろ「まあまあ……あっ、一応こちらもご挨拶しておきますね。智絵里ちゃん」

智絵里「コ、コンコルディア隊の、緒方智絵里少尉ですっ!」

奈緒「……」

智絵里「あっ! せ、セカンドドライバーさんも、フレイヤに合流できたんですねっ!」

奈緒「ああ」

智絵里「それと、もう1人なんですけど……」チラッ

フレデリカ「……」

凛「ん?」

ちひろ「フレデリカさん、ほら、ご挨拶ですよ」

フレデリカ「ハッ!? ワ、ワタクシ? アー、アー……コホン……」

フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー……こんにちは、フレデリカです」

卯月「こ、こんにちは……」

ありす「あなた……その制服のライン、ビーですか?」

加蓮「蜂……!」

フレデリカ「そうそう、ビーなんだー。この顔、カワイイでしょ?」

未央「か、かわいい……うん」

フレデリカ「そうでしょー♪ 大きな瞳でスマイルスマイル、アタシお気に入りなんだー……おや?」

翠「とても……独特な、対話用プログラムですね……」

ありす「……」

フレデリカ「ねえねえ」

ありす「はい?」

フレデリカ「お嬢さん……もしかして、メッセンジャー?」

卯月「メッセンジャー?」

ありす「……すみません、ここでそのお話は」サッ

フレデリカ「アレ、ダメだったの? でもようやく会えたねー。はじめまして? お久しぶり? しるぶぷれ?」

ありす「意味が分かりませんが何となく分かります。後でお話しましょうか」

フレデリカ「いいの!? やったー♪ それじゃあ艦長室でお茶とハチミツを用意して待ってるからねー」

ちひろ「すみませんね。フレデリカさん、ついこの間M-01にいらしたばかりなので」

ありす「いえ、気にしていませんから」

ちひろ「さてと、ひとまず皆さん用の住居ブロックは用意していますから、利用してくださいね。智絵里ちゃん、すみませんけど皆さんをご案内してあげてください」

智絵里「は、はいっ! こ、こっちです……」

ありす「北条少尉、ニュージェネレーション隊を連れて先に行っててください。私たちはまだお話しがあるので」

加蓮「了解しました」


……
…………

――数分後、ノルンM-01(艦長室)

ちひろ「こちらに戻ってくるのは久しぶりですね。どうですか? 新しいフレイヤは」

ありす「陽電子砲の搭載が間に合っていませんが……概ね良好です。整備班からは特に格納庫では作業し易くなったと聞いています」

ちひろ「いいですねぇ。私も新しい艦に移動したいです」

フレデリカ「お茶ー、お茶ー」フワフワ

翠「ノルンの建造するのも容易ではありませんから……規模も違いますし」

ちひろ「そうなんですよねー。もう、せっかく艦長になってお給料上がったけど……あら、そういえばそちらの方が……」

奈緒「……」

ありす「はい、神谷奈緒さんです」

ちひろ「対話の日に、スティングと交戦し撃墜、死亡判定を出された方……ですか」

パチッ、パチッ……

奈緒「ああ……こっちのちひろさんも、あまり変わらないんだな」パサッ

ちひろ「あら可愛いお顔……なんでしたっけ……えーっと、あなたの世界の私は、結構私にそっくりなんですか?」

奈緒「そっくりだよ。お金の話が自然に出るところとか」

ありす「それは……怖いほど似ていますね」

ちひろ「あなたたち私のことをなんだと……まあいいです。Pさんはまだ合流していないんですよね?」

ありす「はい。作戦直前になるとのことです」

ちひろ「辛いですねー……はぁ、あの人がいれば気分的には楽なんですけど」

翠「ところで、干渉装置の設置作業についてですが……」

ちひろ「M-02に牽引、設置作業用のヴェールを1隻用意しています。指定ポイントに到着後、速やかに干渉装置を配置、次元断層の確認後、エネルギー量を測定して起動します」

ちひろ「装置の効果は広範囲に及びますから、宙域全体が安全になるとは言わなくても、スティングの転移先は相当狭めることができますね」

フレデリカ「はーい、お茶だよー」

翠「ありがとうございます」

ありす「わざわざすみません」

フレデリカ「さぁさぁ」スッ……

奈緒「……ありがとう」

フレデリカ「お礼なんていらないよー? なんだっけ、えーっと……」

奈緒「セカンドドライバーって呼んでくれ」

フレデリカ「セカ……? なんだかヘンな名前だね」

奈緒「ビーには分からないセンスってことかもな」

ありす「えええ……」

フレデリカ「ねえねえ、お話ししていい? あなた、他のメッセンジャーも一緒じゃないの?」

ありす「少し理由があって、別行動を取っています。メッセンジャーは私1人だけです」

フレデリカ「そうなんだー。ザンネン……でもアイリーン? ランコー? ともお話しすることができたし、まあいっかー」

ありす「……愛梨さんと蘭子さんですか。お2人とも面識があったんですか?」

フレデリカ「宙域でね、あのスティングを殺した、イレモノに乗ってる人間守ってたら飛んできたんだー」

ありす「そうですか、あなたが……Pさんを助けてくださってありがとうございます」

フレデリカ「ビーさん?」

ありす「Pさんです。言い難いならプロデューサーさんでも構いませんよ」

フレデリカ「プロデューサー……うーん、そっちのほうがカッコイイね。アイドルと一緒にいる人間のことでしょ?」

ありす「まあ、そうですね」

フレデリカ「アタシね、アイドルになるんだー。メッセンジャーがアタシたちに歌ってくれた歌、すっごく好きなんだー」

ありす「アイドルですか……ビーがアイドルになるなんて初めて聞きましたよ」

フレデリカ「でしょでしょ? ビーに新しい風を取り入れちゃうからね。アタシのサイン貰うならいまのうちだよー?」

ありす「これまで周りにいなかったタイプの方ですね……」

ちひろ「でもいい子ですよ。お仕事は教えたら覚えてくれますし、NGFの操縦も出来ますからね」

翠「ビーたちも戦闘に参加するとお聞きしています。皆、あなたのように身体を?」

フレデリカ「うん。ビーの姿で戦ってるとみんな困っちゃうでしょ?」

翠「そうですか……分かりました。作戦のときはよろしくお願いします」

フレデリカ「お願いされちゃった。うんうん、頑張って平穏な生活を手に入れるのだー」

ありす(喋ってると疲れる……)ハァ……

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「ノルン……大きかった……!」

卯月「学校にいたときに試乗させてもらったのはヴェールでしたからね。ビックリしちゃいました」

凛「強襲艦を収容するだけはあるよね。通路も広いし」

ありす「お喋りはそのくらいで。千川中佐から通信きているんですから」

ちひろ『あはは……まあ。いいですけど。M-01、M-02はみなさんが来るまでに出航準備は完了していましたし、そちらの補給作業も終了しました』

ちひろ『これよりM-01、M-02、J-01はポイントL03に向けて移動します』

ちひろ『ポイントに到着後、M-02から干渉装置設置作業用のヴェール1隻を出して装置を設置、フィールドジェネレーターで次元振動を監視します』

ちひろ『次元断層が発生し、エネルギー値が最大になったタイミングでこちらから装置の設定を行い起動します』

ちひろ『この間、蜂の巣の転移を許してしまうことになるので強襲艦隊とNGF部隊を用いて蜂の巣を撃破します。蜂の巣の想定サイズはノルン級です』

ありす「了解です。ポイントに到達後、フレイヤはノルンから発進します。ニュージェネレーション隊は遊撃隊として各NGF小隊を援護します」

ちひろ『よろしくお願いします。こちらも、久しぶりにそちらのお世話になりそうですね』

整備長『ま、こっちは嬢ちゃんも水野中尉もいるからな。セカンドドライバーも中々のモンだしよ』

翠「とはいえ、戦闘規模が大きくなるのは事実です。私たちも心しておきましょう」

ちひろ『では、これより作戦行動のためM-01を出航させます。みなさん、ポイント到達まで待機しておいてください』

ありす「了解です。ではまた後で」ピッ!

加蓮「作戦開始、か……ポイント到達まで、少しでも訓練しておかないと……」

翠「あまり過剰な訓練はいけません。予定通り訓練を行い、しっかりと身体を休めましょう」

ありす(Pさん……)

……

――数時間後、フレイヤ(格納庫)

奈緒「……」カタカタカタッ!


整備長「ようセカンドドライバー! どうだ、NGFの設定は終わったか?」

奈緒「整備長か」キョロキョロ

整備長「大丈夫だって、ウチのヤツらは作業してるし、他の嬢ちゃんたちもいねえよ」

奈緒「そ、そうか……っておい! なんであたしのNGFにヴァルキュリアシステム積んでるんだよ!!」

整備長「フレイヤにいるんだからいいだろ? いつか使うかもしれねえし」

奈緒「よくないよくないよくない! あ、あんな変態御用達のシステムを誰が使うんだよ!」

整備長「そんなこと言うなよ……せっかくコックピットブロック入れ替えたのによぉ」

奈緒「ま、まあ別に起動しなきゃいいだけなんだけどさ、それにあたしのスーツじゃ、どの道使えないし」

奈緒「あと、背面パーツの交換してるけど、これ何やったんだ?」

整備長「そのうち分かるって。とりあえず交換しただけで今んところは何もないからよ」

奈緒「なんだそれ?」

整備長「まっ、とにかく戦闘になったら新人たちのこと頼むぜ。ここに来て早々撃墜なんてさせたくねえからよ」

奈緒「分かってるよ。あたしだって見ているうちは撃墜させない」

整備長「頼もしいじゃねえか。それじゃ、俺は作業戻るぜ」

奈緒「ああ、整備ありがとう」

整備長「気にしなくていいぜ。俺の仕事だしな」


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「……」カタカタカタッ

ありす(アルヴィスの更新は無し……木星圏宙域でのスティングの情報は特にありませんか……)

パシュンッ!

翠「ありすさん。こちらにいらしていたのですね」フワッ

ありす「翠さん……はい、ミーミルを使いたかったので」

翠「何を調べていたのですか?」

ありす「木星圏で何か起きていないかと思いまして」

翠「……Pさんのことですか」

ありす「はい……結局、ギチトーでは合流できませんでしたから」

翠「一般船の航行も特に問題はないようですし、ナシヤマから出発していればよろしいのですが……」

ありす「……」

翠「……不安ですか?」

ありす「いえ、そういうわけでは……というのは嘘です。少しだけ、不安です。フレイヤの艦長になってから初めての大規模戦闘ですから」

翠「Pさんが傍にいてくださればと、私も思います。あの方と共にいることができるのなら、恐れることもありませんから」

ありす「私は……少し違います。いままで、私は守られる立場でしたが……ある日から、Pさんを守りたいと思うようにもなってきていました」

ありす「私たちのことを見捨てず、ずっとそばにいてくれたあの人のことを……愛しているから、そう思えるのでしょうね」

翠「ええ、そうです。ですから……その愛の分だけ、信じて戦うことも出来ます」

ありす「……物は言いよう、ですね」

翠「ふふっ、お互いに頑張りましょう」

ありす「はい」


……
…………

――2日後、ポイントL03、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「大尉、ノルン艦隊が作戦ポイントに到着しました」

ありす「了解、M-01のメインブリッジに通信をお願いします」

卯月「分かりました……メインブリッジ、こちらフレイヤです」カタカタカタッ

ピピピッ!

ちひろ『こちらM-01、現在M-02より設置作業用のヴェールを出しています。各強襲艦、ノルンより発進させます』

奈緒「……」フワッ

加蓮「あっ、セカンドドライバー」

奈緒「機体で待機しておく」

パシュンッ!

ちひろ『フレイヤも発進お願いします。譲渡されていたシステムを返却します』

ありす「了解です。ではみなさん、これよりフレイヤはM-01より出撃、次元断層発生時に出現する蜂の巣の迎撃にあたります」

未央「はい!」

凛「今回の編成は?」

ありす「今回の編成も前回と同じく部隊を2つに分けます。前線部隊に4名、ブリッジに1名です。前線部隊の指揮は翠さん、ブリッジの指揮は私が行います」


安価選択(戦闘時のブリッジ要員を1人指定してください。残りのメンバーは戦闘機に搭乗し前線で戦闘します)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
↓1

3

>>485
3.未央

ありす「本田少尉、ブリッジで火器管制担当をお願いします」

未央「えっ、私!?」

ありす「はい。本田少尉は艦砲射撃訓練も中々のものでしたからね。頼りにしています」

未央「むー……みんなと一緒じゃないのかぁ」

加蓮「大丈夫だよ。未央の援護、期待してるから」

凛「フレイヤのこと、頼むよ」

未央「……うん、そうだね! フレイヤが落ちたらみんな帰る場所なくなっちゃうし、私が頑張らなきゃ!」

卯月「え、縁起でもないこと言わないでくださいー!」

未央「あはは……でも、みんなも頑張ってね!」

翠「では出撃します。みなさん、行きますよ」

ありす「ニュージェネレーション隊、出撃です!」

「「「「「はい!」」」」」


……
…………

※イベントフラグが成立しています。

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

加蓮(出撃……また、戦える。私でも……)カタカタカタッ

加蓮(奈緒、私最後まで戦うから……奈緒の分まで)ピッ、ピッ


ピピピッ!

加蓮「個別通信……はい」ピッ!

奈緒『……』

加蓮「セカンドドライバー……?」

奈緒『出撃するのか』

加蓮「は、はい……今回は、未央が管制担当だから……」

奈緒『……そうか』

加蓮「何?」

奈緒『特に無い。少尉は実戦経験がある……他の者を頼むぞ』

加蓮「はい。新人たちの面倒は私なりに見るつもりです」

奈緒『気をつけろよ』ピッ!

加蓮「あっ、切った……もうっ」

加蓮(セカンドドライバー……なんで私に通信送ってきたんだろう……)

……
…………

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

卯月「戦闘……大規模戦闘……!」ピッ、ピッ!

ピピピッ!

未央『しまむー緊張しすぎだよ。もっとリラックス……は、難しいよね』

凛『私たちだって、少し怖いよ。まだ配属してそんなに経ってないんだから』

翠『ですが、適度な緊張感も必要です。訓練どおりにやりましょう』

加蓮『戦闘中のフォローはするから安心して』

卯月「……は、はい」

ありす『みなさん、ヴェールの作業、予定通り進行しているみたいです。出撃お願いします』

未央『ハッチ開放完了。NGFの発進どうぞ!』


ピピピッ!

奈緒『3N-SDカスタム、出撃する』

未央『みんな、頑張ってね!』

卯月「……NGF-VS02S、NGFヴァルキュリア1号機で島村卯月いきます!」ギュンッ!!


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「各ヴァルキュリア出撃、M-01から転送されてきているフィールドジェネレーターの測定結果、ホロスクリーンに表示します」カタカタカタッ!

フォン……

ありす「次元振動は起きていますね……断層発生まで間もなくといったところでしょうか」

未央「大尉、私たちも戦闘準備しないと」

ありす「分かっています。ティルウィング1番、2番を装填、複合ミサイル発射管にはアルヴァルディを装填します」

ありす「装填後、イージスを艦の左右に展開。ブリンガーは待機状態にします」

未央「ミサイル装填、イージス展開!」カタカタカタッ!

ありす「イージス展開後、フレイヤを前進させます。断層発生ポイントより距離6000の位置です」

未央「了解!」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央「大尉、測定結果が更新されて……断層発生まで30、10……次元断層、空間転移が発生しています」

ありす「分かりました。戦闘開始ですね」

……
…………

――戦闘宙域

卯月『中尉、蜂の巣が出てきてますよ!』

凛『お、大きい……』

翠「断層レベル6、ノルン級ですね。各機、私たちの部隊コードはGNS-046です」

加蓮『了解です。レーダーに反応、スティングも出現しています』

卯月『M-02でもエネルギー測定作業に取り掛かっているようです。各部隊戦闘開始しています!』


奈緒『……!』ギュンッ!!


凛『セカンドドライバー!』

翠「私たちも戦闘を開始します。コンビネーションマニューバはH14、GN形態でのマニューバを行い各小隊の援護を行います」

加蓮『了解です!』

翠「各機、ヴァルキュリアシステム起動!」

……
…………

――ノルンM-01(メインブリッジ)

「各NGF小隊、戦闘に入ります」カタカタカタッ!

「M-02より通信、エネルギー値の測定が開始されます。干渉装置、待機状態に移行」

ちひろ「GNS-016から021は干渉装置とヴェールの防衛を行います。主砲フォトンメーザーアンドバリ、1番から4番まで装填」

ちひろ「連装リニアカノン、ヨルズを1番、2番装填しポイントのスティングに向けて発射、ミサイル発射管にはアルヴァルディを装填」

ピピピッ!

ありす『千川中佐、ノルン艦隊が巣に接近するタイミングは?』

ちひろ「干渉装置起動後に効果を確認次第、陽電子砲の射線を確保した後に前進します」

ありす『了解しました。今回のフレイヤはまだ陽電子砲を積んでいませんので、他の強襲艦に頼らせてもらいますね』

ちひろ「分かっています。そちらもお気をつけて」

ありす『了解です』ピッ!

……
…………

――戦闘宙域

フレデリカ「フンフンフフーンフンフフーン」

智絵里『フ、フレデリカさんっ、せ、戦闘中ですよ……!』

フレデリカ「ん? ダイジョーブダイジョーブ。アタシこのイレモノを動かす練習、たくさんやったもん」

智絵里『で、でも戦場は何が起きるかわかりませんよっ! コンビネーションマニューバで行きましょう!』

フレデリカ「コンビ?」

智絵里『えっと、いまデータ送りましたから、それの、I04っていうマニューバで……』

フレデリカ「えーっと、あ、これ? フーン……うん、わかった。やろやろ」ギュンッ!!

智絵里『あっ!? ま、待ってくださいー!!』

フレデリカ「頑張って、メッセンジャーみたいにみんなのこと助けてあげるんだー♪」


……
…………

――戦闘宙域

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

ピピピッ!

翠『凛さんの側から来ています、加蓮さん!』

加蓮「3連装誘導ミサイルランチャー、ニフルヘイム発射!」

ボシュシュシュ!!!!

加蓮「凛!」

凛『照準……ダインスレイヴ改!』ズドォォンッ!!

ドガアアアアアンッ!!

凛『1匹撃破……!』

翠『次が来ます。みなさん、隊列を整えましょう』

卯月『正面からスティングが4匹、GNS-011小隊と交戦しています!』

ギュオオオオオオオッ!!!!

奈緒『……!』ガションッ!

パシュゥンッ! パシュゥンッ! パシュゥンッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

白蜂「!?」

奈緒『そこだ!』ブォンッ!!

ズバァァァッ!!

ドガアアアアンッ!!

奈緒『……』ギュオオオオオオッ!!!!


卯月『……た、倒したらあっさり他の場所に移動しちゃいましたね』

加蓮「ホントに好き勝手やってるんだ……」

凛『でも、私たちと動きが全然違う……』

翠『みなさん、セカンドドライバーは単独行動が主体です。私たちはこれまでどおりやりましょう』

加蓮「は、はいっ」

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「戦闘宙域から抜けたスティングが1匹います。アルヴァルディ発射!」

未央「了解です!」カタカタカタッ!!

ありす「少尉、各パイロットのバイタル情報は?」

未央「出します……しまむーがとしぶりんがイエローゾーンです!」

ありす「他小隊の援護に回っているし、下手にこちらから弾幕支援はできませんか……」

ありす(戦闘開始から13分……システムは新型でも新人の2人にはやはりこの戦闘は苦しいでしょうか……)

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央「た、大尉!」

ありす「なんですか?」

未央「フィールドジェネレーターの観測結果が……」

……
…………

――ノルンM-01(メインブリッジ)

「艦長! 空間転移が発生しています!」

ちひろ「なんですって!?」

「断層レベル……6から7に移行、空間転移発生……蜂の巣です!」

ちひろ「規模は!」

「ノルン級です!」

ちひろ「くっ……待機している小隊は全部隊出撃! 全軍に通達!」

ピピピッ!

J-01艦長『千川中佐!』

ありす『ノルン級の蜂の巣が2つ相手ではこちらが不利です!』

ちひろ「もう少しで作業班が干渉装置を起動させます。それまで持たせます!」

ありす『持たせたとしても、起動に蜂の巣をどうやって攻略する気ですか!』

J-01艦長『このままではいかん、前線ラインを下げるしかあるまい』

ちひろ「ですがそうなれば干渉装置が破壊される可能性があります。陽電子砲搭載艦は陽電子砲の発射準備を!」

ありす『どうする気ですか?』

ちひろ「待機部隊の出撃が済めば十分な戦闘が可能です。強襲艦隊は先手で陽電子を砲を発射し、スティングの数を減らします!」

J-01艦長『間に合うのかね!?』

ちひろ「あとは前線に任せるしかありません。全軍に通達してください!」

……
…………

――戦闘宙域

ピピピピッ!!

奈緒「断層レベルが上がった!? レベル7……は、発生元は……!」カタカタカタッ!!

ピピッ!

奈緒「距離4400……2つ目の巣が発生した場所、ここからなら行けなくもないけど……」


卯月『きゃあああああっ!』

凛『あああっ!?』


奈緒「凛、卯月っ!」


翠『お2人とも、マニューバは維持してください! 加蓮さん、弾幕で援護を!』

加蓮『は、はいっ!』


奈緒「加蓮……くそっ!!」ガションッ!

ギュオオオオオオオッ!!!!

……
…………

――戦闘宙域

翠『お2人とも、被弾状況は!』ズドォンッ!!

凛『だ、大丈夫、ライフルが無くなっただけ……』

卯月『装甲強度低下……戦闘は継続できます……』

加蓮「凛、卯月、速度上げて!」ガションッ!!

ドガガガガガガガッ!!!

白蜂「!!」ギュンッ!

加蓮「チッ……!」

凛『加蓮!!』

白蜂「……!」ヒュカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

加蓮「うっ――」

ズドォォォォンッ!!!!

ドガガガガガガァンッ!!

奈緒『お前たち!!』ギュオオオオオッ!!!!

加蓮「セカンドドライバー!?」

奈緒『落ちろ!』ドシュゥン! ドシュゥン!

ドガアアアアンッ!!!!

奈緒『大丈夫か!』

加蓮「う、うん……」

翠『セカンドドライバー……すみません、助かりました』

奈緒『構わん……ここからは5人で行くぞ』

凛『ご、ゴメン』

卯月『助かります……』

加蓮「でも、宙域にいるスティングの数が……」ピピピッ!

翠『27、33……まだ増えていますね。この数は少し苦しいですが……』

奈緒『それでもやるだけだ……!』ギュンッ!!

凛『……そうですね、ここで戦わないと!』

卯月『戻って、アイドルの仕事もやれませんからね……!』

……
…………

――???


コツ、コツ、コツ……


晶葉「……ん、おお、行くのか?」

晶葉「久しぶりの実践か。シミュレーターの訓練もようやく成功したからな」

晶葉「実戦データはしっかり取ってくれよ。あと、せっかく作ったんだから壊すんじゃないぞ」

晶葉「ブリッジ、聞こえるか? ハッチ開けろ。ウチのが出るぞ」



……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ドガアアアアンッ!!!!

未央「あうううっ!?」

ありす「くっ……イージスを艦右舷に集中! レーヴァテイン発射!」

未央「は、はいっ!!」カタカタカタッ!!

ありす「ミサイル発射管にはマグニを装填、アルヴァルディ1番、撃て!!」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央「大尉!」

ありす「今度は何ですか!」

未央「レーダーに反応……す、凄い速度でこっちに……」

ありす「えっ?」ピピピッ!!

未央「デ、データが転送されてきてる……これは、え、機体コード? VPGO-53NP、VPSP……」

ありす「VPナンバー……!? でもそのコードは……もしかして!」


……
…………

――戦闘宙域

ピピピピッ!!

翠「データ転送!?」

凛『えっ、何!?』

加蓮『これは……』


『宙域の友軍機、転送した射撃ポイントには近付くな』


卯月『えっ?』

翠「みなさん、退避!」

凛『は、はいっ!!』


ズドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!

ドガガガガガガァンッ!!!!


卯月『え、えええええっ?』

加蓮『い、いま飛んでた砲撃で……一気にスティングの反応が……』

凛『今の砲撃、どこから……』

ピピピッ!

『そこのヴァルキュリア各機、聞こえるか』

凛『誰!?』

P『こちらオート・クレール社ナシヤマ支部技術開発部門所属技師、Pだ』

翠「Pさん!!」

卯月『えっ、この人が?』

P『随分と劣勢のようだな。遅くなってすまない、水野中尉』

翠「いえ、大丈夫です! まだ戦闘続行可能です!」

P「そうか……まあ、そうでなくては困る」

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ピピピッ!

P『すまない、遅くなった』

ありす「Pさん!!」

未央「えっ、この人が噂の!?」

P『上のほうで色々と揉め事があってな、合流が遅れてしまったがその分の仕事はする』

ありす「いえ、それはいいんですが……あなた、いま送ってきた機体コード、これどう見ても……」

ピピピッ!!

整備長『少佐ー!!!!!!』

P『整備長か! 久しいな』

整備長『それ持ってきたんですか! やっぱ博士はさすがだぜ!!』

ありす「ちょっと整備長、声大きいですから!!」

P『ああ、俺もコイツには相当苦労させられた。そちらの準備は出来てるか?』

整備長『水野中尉とセカンドドライバーにやってますぜ!』

P『了解した。橘少尉、すまんが水野中尉を借りるぞ』

整備長『お前らー! 少佐の援護だー!!!!』

ありす「ちょっと勝手なこと言わないでください! あとPさん、いまの私は少尉じゃなくて大尉です!!」

P『そうか、すまんな少尉。また後で通信する』ピッ!

ありす「完全に人の話聞いてないですね……」

……
…………

――戦闘宙域

P「水野中尉、マニューバプランとマニュアルを転送する。こちらからも指示を出すから対応してくれ」

ピピピッ!

翠『これは……コンビネーションマニューバV……ですか? なるほど、分かりました!』

ギュオオオオオオッ!!!!

卯月『あ、あの! 私たち援護すればいいんですか!?』

加蓮『何するの!?』

整備長『とにかく2人の進行ルート確保するんだよ!』

凛『わ、分かりました……ていうかあの人、このNGFの時代に戦闘機でやってくるって……』

奈緒『……』



P「VSTG2、及びVPSPの進行ルート確保、センサー補正……」カタカタカタッ!!

翠『機体背面ユニットを展開、姿勢制御……速度調整……』

P「VPSPをバックパックモードに移行、ウイングを展開……高度調整」カタカタカタッ!!

ギュオオオオオオオッ!!!!


整備長『いけー! 少佐ー!!!!』

ありす『だからうるさいですって!!』


翠『設定完了です、Pさん!』

P「了解した。水野中尉、ドッキングだ!!」ギュオオオオオッ!!!!

プッピガン!!

P「フレイヤ、水野中尉の機体コードを更新する。更新後の機体コードはNGF-VSTG2-VPOだ」

ガションッ!!


整備長『よっしゃあああああ!!!!』


……
…………

――戦闘宙域



奈緒「あ、あれは……支援機による合体……」

奈緒「う……うおおおおお!! スーパーロボットきたあああああ!!!!」

奈緒「はっ!? い、いま通信切ってるよな? 大丈夫だよな!?」



……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「……なんですかアレは」

未央「はー……合体してる」

整備長『ふっふっふ……少佐が乗ってきたのはVPGO-53NP、ヴァリアントパックグレイプニールオプションだ』

整備長『グレイプニールの時代のオプション兵装による強化プランを引き継いで、昔のヴァリアントとヴァルキュリアの運用データを元に作られた……』

整備長『そう! NGFの新しい強化プランなんだよ!!』

ありす「あ、あの人、戦闘機に乗ってきたと思ったけどオプション兵装に乗ってきたなんて……」

未央「あの人、さっきよく分かんない砲撃で10匹くらいスティング撃破してましたよね?」

ありす「……ま、まあいいです。本田少尉、水野中尉の機体コードを更新してください」

未央「……りょうかーい」カタカタカタッ

……
…………

――戦闘宙域

翠「あの、Pさん……ドッキングしたのはいいのですが……」

P『NGFの機体制御は水野中尉の担当だ。ドッキングにより機体稼働率が通常の6割ほど向上しているはずだ』

翠「は、はぁ……」

P『ついでにまだある。こちらのヴァルキュリアシステムを起動する』

ピシィッ!

翠「んっ!?」ビクンッ!

パシュウンッ!!

翠「あっ、あああぁぁっ!?」ビクンッ!

P『こちらのヴァルキュリアシステムは双方向式のものとなっている。これで中尉との連携も……』

翠「……」ハァ、ハァ……

P『どうした中尉?』

翠「い、いえ……」ハァ、ハァ……

翠(こ、この感覚……まるで、Pさんが私の中に……ああああ……このまま、セッ――)

P『……すまん、システム共有を行っているから中尉の思考が丸分かりなんだ』

翠「はっ!? こ、これは……」

P『くそっ……ここの欠点だけはサードの頃から上手く解消されないままか……とりあえず、戦闘続行だ。やれるな?』

翠「だ、大丈夫です!」

P『では行くぞ!』

……
…………

結構時間も過ぎてしまったので今日はこれで終わります。
明日か明後日あたりにここら辺の部分はささっと終わらせてPに戻れたらいいなと

それでは、本日もお付き合い頂きありがとうございました。

>>495訂正

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「戦闘宙域から抜けたスティングが1匹います。アルヴァルディ発射!」

未央「了解です!」カタカタカタッ!!

ありす「少尉、各パイロットのバイタル情報は?」

未央「出します……しまむーとしぶりんがイエローゾーンです!」

ありす「他小隊の援護に回っているし、下手にこちらから弾幕支援はできませんか……」

ありす(戦闘開始から13分……システムは新型でも新人の2人にはやはりこの戦闘は苦しいでしょうか……)

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央「た、大尉!」

ありす「なんですか?」

未央「フィールドジェネレーターの観測結果が……」

……
…………

>>496訂正

――ノルンM-01(メインブリッジ)

「艦長! 空間転移が発生しています!」

ちひろ「なんですって!?」

「断層レベル……6から7に移行、空間転移発生……蜂の巣です!」

ちひろ「規模は!」

「ノルン級です!」

ちひろ「くっ……待機している小隊は全部隊出撃! 全軍に通達!」

ピピピッ!

J-01艦長『千川中佐!』

ありす『ノルン級の蜂の巣が2つ相手ではこちらが不利です!』

ちひろ「もう少しで作業班が干渉装置を起動させます。それまで持たせます!」

ありす『持たせたとしても、起動後に蜂の巣をどうやって攻略する気ですか!』

J-01艦長『このままではいかん、前線ラインを下げるしかあるまい』

ちひろ「ですがそうなれば干渉装置が破壊される可能性があります。陽電子砲搭載艦は陽電子砲の発射準備を!」

ありす『どうする気ですか?』

ちひろ「待機部隊の出撃が済めば十分な戦闘が可能です。強襲艦隊は先手で陽電子砲を発射し、スティングの数を減らします!」

J-01艦長『間に合うのかね!?』

ちひろ「あとは前線に任せるしかありません。全軍に通達してください!」

……
…………

>>507訂正

――戦闘宙域

ピピピピッ!!

翠「データ転送!?」

凛『えっ、何!?』

加蓮『これは……』


『宙域の友軍機、転送した射撃ポイントには近付くな』


卯月『えっ?』

翠「みなさん、退避!」

凛『は、はいっ!!』


ズドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!

ドガガガガガガァンッ!!!!


卯月『え、えええええっ?』

加蓮『い、いまの砲撃で……一気にスティングの反応が……』

凛『今の砲撃、どこから……』

ピピピッ!

『そこのヴァルキュリア各機、聞こえるか』

凛『誰!?』

P『こちらオート・クレール社ナシヤマ支部技術開発部門所属技師、Pだ』

翠「Pさん!!」

卯月『えっ、この人が?』

P『随分と劣勢のようだな。遅くなってすまない、水野中尉』

翠「いえ、大丈夫です! まだ戦闘続行可能です!」

P「そうか……まあ、そうでなくては困る」

……
…………

――ノルンM-01(メインブリッジ)

P『千川中佐、大丈夫か?』

ちひろ「遅すぎです」

P『すまない。現状はどうなっている?』

ちひろ「ノルン級蜂の巣が2つ、あと少しで干渉装置が起動できます。陽電子砲搭載各艦には準備をさせています」

P『了解した、スティングの数を減らす。進行ルートはこちらで確保する』

ちひろ「お願いしますね」

ピピピッ!

ありす『Pさん、フレイヤは陽電子砲を搭載していません。他艦隊の援護に回りますので』

P『了解した。ノルン艦隊はそのまま進行してくれ。こちらで上手くやっておく』

ピッ!

ちひろ「はー……さて、M-01、速度維持しつつ進行、距離3000で陽電子砲発射します!」


……
…………

――戦闘宙域

P「ガンダルヴ・ミニオンを4機射出する。バルムンク展開、ターゲットロック」カタカタカタカタッ!

ピピピピッ!!

ドシュゥンッ!! ドシュゥンッ!! ドシュゥンッ!! ドシュゥンッ!! ドシュゥンッ!!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

翠『この加速であれば……!』ギュオオオオオッ!!

P「射線軸補正、ダインスレイヴ改を発射!」

ズドォォンッ!!

翠『くっ……機体の速度が……!』

P「大丈夫か中尉? シミュレーターよりもGN形態での機体バランスが悪いな……CG形態へ移行するぞ」

翠『この状態でですか?』

P「VPSPの移行プロセスを挟めば互いのフレームの干渉無く変形できる。こちらで行うぞ」

翠『お願いします』

P「NGF側の移行開始、VPSPのフレーム展開……背面ユニットを着脱する」ガションッ!

P「NGFの移行完了。再接続……!」カタカタカタッ!

ブッピガン!!

P「CG形態への移行完了」

翠『システムバランサー正常……随分と融通の利く兵装ですね』

P「博士たちの趣味も混じっているらしい。あとは俺がシステムに対してフェイルセーフの役割を担っている。とにかく、戦闘続行だ」

翠『了解です、参ります!!』

ドシュウウウウウンッ!!!!


……
…………

――戦闘宙域

卯月「うわぁ……」

凛『あ、あの人……機体もそうだし、操縦も……意味分かんないんだけど……』

ピピピッ!

奈緒『……ああいう奴だ』

卯月「セカンドドライバー、あの人のこと知っているんですか?」

奈緒『まあな……まだ戦闘が終わったわけではない。こちらも戦闘を続行するぞ』

加蓮『……』

凛『り、了解……』

卯月「そうですよね、まだスティングも蜂の巣も残っていますし……頑張ります!」

……
…………

――戦闘宙域

フレデリカ『ミサイルだぞー、持ってけー』

ボシュシュシュシュッ!!!!

ドガガガガガガガガッ!!

智絵里「い、いまですっ! ダインスレイヴ!」ズドォンッ!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!!!

智絵里「や、やった! このまま……」ピピピピピッ!!

白蜂「……!」ドシュシュシュッ!!

フレデリカ『あっ!』

智絵里「え――」

ズドォォンッ!!!!

ドガアアアアアンッ!!

智絵里「きゃっ!? い、いまの援護射撃……」ガガガガッ!!

ピピピッ!

P『そこのNGF、無事か!』

翠『サーベル……はああっ!!』

シュパアアアアンッ!!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアアンッ!!

智絵里「あ、あなたは……」

P『む、お前は……時子の近くにいるのを見たことがあるな……』

智絵里「あ、あのっ!!」

ピピピッ!

フレデリカ『あっ、あのときの人間だー。元気?』

P『誰だ?』

フレデリカ『ほらほらっ、あのとき助けてあげたでしょー? アタシも死んじゃうかと思ったんだから』

ピピピッ!

ありす『対話の日にPさんを庇ったビーだそうです』

P『そうか、お前が……後で話そう。先に仕事を終わらせねばならん』

フレデリカ『やったー♪』

ありす『お話しするのは構いませんが急いでくださいね』

P『分かっている。ではな』ピッ!

智絵里「あっ……」

……
…………

――戦闘宙域

翠「Pさん、レーダー周囲のスティングを!」

P『中尉、ビームランチャーを使え。纏めて薙ぎ払うぞ』

翠「了解です。VPSPのビームランチャーを展開します」ガションッ!!

P『VPSPに蓄積された余剰エネルギーを使用する。有効射程内のスティングをターゲットロック』

翠「ビームランチャー、発射!!」

ドギュアアアアアアンッ!!!!

ドギュアアアアアアンッ!!!!

白蜂「……!」

白蜂「……!」

白蜂「……!」

ドガアアアアアアアアンッ!!!!

P『各艦聞こえるか。移動ルートは確保した。蜂の巣は頼むぞ』

ピピピッ!

J-01艦長『了解した、後はこちらに任せてくれ。宙域に残るスティングを頼む』

翠「了解です。各部隊の援護に回ります」

ちひろ『フルングニル展開、前方の蜂の巣に向けて発射します! 撃破後、2射目で新たに転移してきた蜂の巣を撃破します!』

J-01艦長『発射準備完了、フルングニル……撃てぇ!!』


……
…………

――数分後、戦闘宙域

卯月「これで最後……!」ズドォンッ!!

白蜂「……!」ギュンッ!!

卯月「ああっ!?」

奈緒『逃がすかっ!!』ジャキンッ!

ズバァァァッ!

ドガアアアアアアンッ!!

凛『こ、これで……』

加蓮『レーダーにスティングの反応……無し』

ピピピッ!

ありす『みなさん、干渉装置の起動が確認できました。宙域の次元振動、停止しています』

卯月「や、やった……!」ハァ……ハァ……

未央『コロニー級も2つ撃破……コンディショングリーンだよ!』

ピピピッ!

翠『みなさん、お疲れ様です。良く頑張りましたね』

凛『中尉……ありがとうございます』

卯月「私たち、最後まで戦えました!」

ありす『お疲れ様です。各機、帰艦してください。フレイヤをM-01に収容しますので』

奈緒『了解した』

加蓮『は、はい』


……
…………

――フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!!

卯月「はぁ……終わったぁ……」フワッ

凛「卯月!」

卯月「凛ちゃん! やりましたね!」

加蓮「2人ともお疲れ様。途中危なかったけど、頑張ったね」フワッ

凛「加蓮……フォローしてくれてありがとう」

加蓮「当たり前でしょ。同じ部隊なんだから」

奈緒「……」フワッ

卯月「セカンドドライバーも、助けてくれてありがとうございます!」

奈緒「……ああ」


凛「行っちゃった……」

加蓮「うん……」


パシュンッ!

翠「……」フワッ

P「ふう……」フワッ

卯月「あっ、中尉――」


整備長「少佐ー!!」ドタドタドタッ!!

P「整備長!」

整備長「やったぜ! さすが少佐、相変わらずとんでもねえ腕前じゃねぇですか!!」パシッ!

P「待たせてしまってすまないな。上も揉めていたし、俺もVPSPのシミュレーターに思った以上に手間取ってしまったよ」

整備長「はははっ! でも少佐なら大丈夫でしょうよ! 機体のオーバーホール、やっておきますぜ!」

P「すまないがよろしく頼む。またしばらくは世話になるな」

整備長「こっちの台詞ですって! っと……でも、そういや今回も……」

P「まあな……しかしこればかりは仕方が無い」

ありす「Pさん!」

未央「みんなー!」

卯月「あっ、未央ちゃん!」

未央「みんな無事でよかったぁ……もう、モニターで見てて心配だったんだから……!」

凛「ちょっと危なかったけどね」

加蓮「でも、2人ともよくやったよ」

P「橘少尉……すまんな、遅れてしまった」

ありす「大尉です! でも……来てくれて、嬉しいです」

P「ああ……良く頑張ったな、ありす」

ありす「……はい」

翠「……」

ありす「……さて、みなさん整列してください。ゾーニング現象を解消しに行く前に、お話ししておきましょう」

卯月「は、はいっ!」ザッ!

ありす「こちら、援軍に来てくださったPさんです。以前、私がフレイヤでヴァルキュリアシステムの運用テストを担当していた際のフレイヤ艦長になります」

P「挨拶は戦闘中に済ませたな。皆が今回のテスターというわけか……復隊して間もない身だが、よろしく頼む」

未央「よ、よろしくお願いします!」

ありす「Pさんは少佐待遇での復隊となります。フレイヤでは艦長代理という立場で来てもらいました」

凛「分かりました。P少佐、よろしくお願いします」

P「君は……北条少尉だな?」

加蓮「はい」

P「新人たちの面倒を見ているらしいな。フレイヤは少数体制で何かと業務を兼任することが多いが、よろしく頼むぞ」

加蓮「了解です」

ありす「さて……まあ、挨拶もこれくらいにしておきましょう。みなさんも辛いでしょうし」

卯月「あ、え、えっと……はい、その、今回の戦闘、大変でしたから……」ムラムラ

凛「す、すみません大尉……」

ありす「仕方が無いことです。私と本田少尉はブリッジに戻ってますね」フワッ

未央「みんな、また後でねー!」

加蓮「……早くお風呂行こっか」ハァ……

卯月「ううううー……身体、むずむずしてきちゃった……」フワッ


P「……またこの仕事か。まあ、やらないわけにはいかんか」

翠「……」ハァ、ハァ……

P「水野中尉、大丈夫か?」

翠「……いえ」ハッ、ハッ、ハッ……

P「そうか……まあ、ドッキング後のシステム起動は俺のほうで負荷を受け持っていても、中尉に負担があったか」

整備長「そこら辺は見直してもらわねぇとなぁ……っと、それじゃ俺は整備作業やっておきますよ」

P「ああ、よろしく頼む」

翠「……P、さん」ハァ、ハァ

P「それでは……まあ、行くか」

翠「はい……」

……
…………

安価もあるし、明日か明後日あたりにセックスから再開します。

――数十分後、フレイヤⅡ(浴場)

卯月「あ……」ビクンッ、ビクンッ……

加蓮「はぁ……もー、戦闘終わったあとのコレ、どうにかなんないのかなぁ……」チャプチャプ

凛「効率悪いよね。戦闘するたびにこうなるなんて」

加蓮「でも、大尉の時期は連続戦闘するのも大変だったって聞いてるし……これでも相当マシになったみたいだよ」

加蓮「それにシステム使ってるときは間違いなくスコアも上がってるから、やっぱり上手く運用していきたいんじゃない?」

卯月「オナニーしなくても済めばいいんですけど……もう1回やっておこうかな……」

凛「戦闘終わったからいいけど、早めに戻らないと大尉だって――」

ピピピッ!

ありす『入浴中にすみません、みなさんオナニーは済ませましたか?』

卯月「あ、もう1回だけ……」

加蓮「全員終わりました。どうましたか?」

ありす『いまそちらにP少佐と翠さんが向かっていますので、居合わせたくなければ上がったほうがいいですよ』

凛「えっ!? なんであの人までここに来るの!?」

ありす『以前お話ししたじゃないですか。翠さんが命令権を行使したのでこれからセックスするんですよ』

卯月「なんでそんな、ちょっとコンビニ行ってくるようなノリでセックスできるんですか?」

ありす『慣れです』

加蓮「慣れたくないんだけど……」

ありす『まあ、後学のために見物しておくのも良いかと。みなさんも命令権ありますしね』

卯月「ええええ……中尉っていつも私たちの後にお風呂入ってて全然大丈夫そうだったのに……」

ありす『どうやらオプション兵装とドッキングした際のシステム使用で、思ったほど負荷が軽減されていなかったみたいです』

ありす『ゾーニング状態も旧システム使用時と同等のレベルまで達しているみたいで、早急にセックスして解消しておいたほうがいいとの判断です』

凛「そ、それじゃ私たちは出て――」

ピッ!

パシュンッ!

翠「……あら?」

加蓮「ちゅっ、中尉!?」ビクッ!

翠「みなさん、まだいらしたのですね」

P「新人がいたか……」

加蓮「きゃっ!?」サササッ!

卯月(男の人のおちんちんが……)サササッ!

凛「ちょ、ちょっとアンタ……!」

翠「凛さん、少佐に対してなんですかその口の利き方は!」

凛「す、すみません……な、なんで私は風呂場で裸の中尉に怒られてるんだろ……」

卯月「で、でもいきなり男の人が入ってくるなんて……」

P「俺も新人とのファーストコンタクトが風呂場なんて悲しいよ……」シュコッ、シュコッ!

加蓮「……な、何やってんの?」

P「ローションを用意している」ジャーッ……

翠「あ、申し訳ありませんPさん……私のほうで……」

P「俺の仕事だし構わん。これくらいでいいか?」ヌチャッ、ヌチャッ

凛「何事も無くローションの準備を……」

翠「ふふっ……それではPさん、座ってください」ハァ、ハァ、ハァ……

P「俺がか? マットでも敷いて中尉が寝転がったほうがいだろう?」

翠「いえ、久しぶりですから……私だけ満足するようなことはしたくありません。それに、やはりPさんには気持ちよくなって頂きたいので」シュコッ、シュコッ!

P「……まあ、好きなようにしてくれていいが」

翠「それでは……お身体を綺麗にしましょう。失礼しますね」スッ

ムニュッ……

卯月「はぁっ……!?」ビクッ!

P「洗体か……どこで覚えたんだ」ヌチュッ、ヌチュッ……

翠「以前文香さんから頂いた本で覚えました。ふっ……どうでしょうか?」ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ……

P「何を貸し借りしてるんだ……ああ、気持ち良いぞ」

翠「ふふふっ……私も、楽しくなってきました」

加蓮(うわぁ……胸で身体洗って……)

翠「それではこちらも……失礼します」シュッ、シュッ、シュッ!

凛「あっ、あああ……」

凛(ち、中尉が手コキしてる……)

翠「どうでしょうか……随分と、硬くなっていますが……」シュッ、シュッ、シュッ!

P「ああ……このまま出てしまいそうだ」ハァ……

翠「あら、それはいけません……最後まで我慢してもらいませんと……」ギュッ!

P「それなら早めに済ませようか。この後、俺も戻らなければならん」

翠「むぅ……残念ですが、仕方がありませんね……Pさん、仰向けになってくださいますか?」

P「よっと……ほら、好きに動いてくれ」

翠「Pさんのおちんぽ……味わうのも久しぶりです」チュッ、チュッ

加蓮(あ、あそこにキスしてる……あの中尉が……)ドキドキ

卯月(普段はキリッとしていて、綺麗でカッコイイのに……やることはやってるんですね……)

翠「では、失礼します……んっ……!」ズチュッ……!

P「くっ……」ピクッ!

翠「はぁ……ああ……やはり、Pさんと繋がっていると、心が穏やかになります……」ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ……

凛「入っちゃった……」

P「俺も、中尉とのセックスは気持ち良くて好きだぞ……」パンッ! パンッ! パンッ!

翠「あっ!? いっ、いけません、いきなり動いて……あっ……!」ビクッ! ビクッ!

P「すまんな、もう少し中尉とセックスしていたいが、まだやることもある」パンッ! パンッ!

翠「んっ、あぁ……あっ! はぁっ、いっ、ああ……」ギュッ!

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

翠「あああっ! あっ、イイ……Pさん……あっ、もっと……はぁんっ!」ビクッ! ビクッ! ビクッ!

卯月(中尉の腰が凄い勢いで動いてる……)ハァ、ハァ、ハァ……

凛(セ、セックスすると、中尉もあんなに変わるんだ……)

翠「イ、イイ……Pさん、私、もう……あっ、イクッ……あああっ!」パンッ! パンッ! パンッ!

P「ああ、いいぞ中尉……俺もそろそろイきたいからな……!」ギュッ!

翠「んっ、Pさん……はぁ……んっ!」チュッ、チュッ!

パンッ! パンッ! パンッ!

翠「んっ、イグッ……んっ、んんんんんっ!!」ビクンッ! ビクンッ! ビクンッ!

プシャアアアアッ!!

卯月「あ……中尉、イってる……」

P「くっ……中尉、出すぞ……!」


1.中に出す
2.外に出す
↓1

2

>>593
2.外に出す

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


翠「Pさんっ、どうか私に……あっ、あああっ!」パンッ! パンッ! パンッ!

P「くっ……出る……!」ズルッ!

ビュルルッ! ビュル、ビュルルルルルルッ!!!!

翠「はっ……ああ……あ……」ベチャッ、ベチャッ……

P「はぁ、はぁ……」

翠「んっ……はぁ……」ピクッ、ピクッ……

加蓮(キスしながらあんなに……うわっ、めっちゃ腰震えてるし……)

卯月(すっごく気持ち良さそう……)

翠「はぁぁ……Pさん、せっかくのモノが……ああ……」ハァ……ハァ……

P「そんな顔するなよ……」ハァ……

翠「そのまま出して頂きたかったのですが……でなければ、私は……」ギュッ……

P「次の機会にな……満足できなかったか?」

翠「いえ、とても良くて……ありがとうございました……」チュッ

ピピピッ!

ありす『Pさん』

P「少尉か……どうした?」

ありす『晶葉さんから通信来てますよ。早く戻ってこいってうるさいんですけど』

P「催促が来たか……すまんな中尉、そろそろ出ようか」

翠「残念です……ですが博士が呼んでいるのであれば仕方がありませんね」

P「身体洗いなおして行くか……」

翠「はい。では私も……」シャー……


卯月「……」ムラムラ

凛「……」ムラムラ

加蓮「……」ムラムラ


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :23(Gランク)→33(Fランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :30→45(戦闘直後)
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :44(Eランク)→54(Dランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :30→45(戦闘直後)
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :52(Dランク)
オペレーター適正:33(Fランク)→48(Eランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :28(Gランク)→38(Fランク)
オペレーター適正:23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:12(並)

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :65(Cランク)→75(Bランク)
オペレーター適正:56(Dランク)
指揮官適正   :90(Aランク)
性欲      :30→60(戦闘直後)→45(セックス後)
モバPへの親愛度:158(親愛)→178(情愛)

※一部メンバーを追加

その他

キャラ名:モバP
戦闘適正      :97(Sランク)
オペレーター適正 :78(Bランク)
指揮官適正    :14(Gランク)

――数十分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

翠「すみませんありすさん、お待たせしました」フワッ

ありす「いえ、私はここで待機していたので……」


卯月「……」

凛「……」

加蓮「……」


ありす「どうでしたか? ずいぶん気持ち良さそうでしたけど」

翠「あのまま見ていらしたのですか。ええ、やはりPさんとのセックスはとても……」


未央「……」


ありす「……何となく新人たちが衝撃を受けているみたいですね。本田少尉も私と一緒に見物していたので」

翠「あら……ですがみなさん、システムを使用し続けていると、何れP少佐にお相手して頂くことになります。いまのうちに心構えをしておいてください」

凛「いや……なんていうか……」

翠「何か?」

卯月「その、エッチしているときの中尉が、何だかいつも見ていた中尉と違って……」

翠「セックスの最中は私でも普段のように振舞うことはできません。Pさんにお相手して頂いておりますから……」

ありす「まあ、あなたたちもそうなりますから」

未央「ええええ……私たちもああなっちゃうの……?」

加蓮「私は絶対に、そうならないんだから……」

ありす「まあ……頑張ってください」

……
…………

――シャトル内

奈緒「……」

P「……」

奈緒「おい……セックスしたのかよ」

P「ああ」

奈緒「加蓮としてないだろうな……?」

P「今回は水野中尉とだ。北条少尉とは何もしていない」

奈緒「今回は!? 次回は加蓮とセックスするっていうのか!?」

P「そうは言ってないだろ……まあ、少尉が命令権を使ったらそうなるが……」

奈緒「くそーっ!! 加蓮とはするなよ! 絶対だぞ! 中出しセックスとかあたしは許さないからな!!」

P「俺に言うなよ……というか、俺がアインフェリア隊とセックスしていたときは奈緒が介入していたんだろ?」

奈緒「そうだけど! 中出しのほうがいいかなーハハッ! とか言ってたけど!!」

P「……フレイヤから離れておいたほうがいいんじゃないか? その様子だとそのうち北条少尉にバレてしまうと思うが……」

奈緒「……いや、あたしはフレイヤに残るぞ! 加蓮を1人にしておけないからな」

P「まあ、そうだな……今後の作戦のことも考えると、そのほうがいいかもしれん。奈緒にとってもな」

奈緒「ああ……今回の次元断層レベルならもしかして、と思ったけど……加蓮たちも危なかった」

P「コロニー級が出現するレベルの断層でないと難しいとは思うがな。まあ俺たちは専門職ではないし、細かいことは分からんが」

奈緒「この作戦中に、何とかなってくれるといいけど……」ハァ……

……
…………

――数十分後、モリアン級輸送艦『モリアン』(格納庫)

晶葉「ようやく来たか。ちゃんと中出ししてやったか?」

P「戻ってきた部下に対して一発目に言うことかそれは」

晶葉「冗談だ。お、そっちの奈緒も来たか」

奈緒「おいおい、その名前は……」

晶葉「ここはウチのスタッフしかいないから気にしなくていいだろう? というかセカンドドライバーって呼びにくくて面倒くさいんだ」

奈緒「まあ、いいけど……そういえば、楓さんは来なかったのか?」

晶葉「アイツらの世話もあるからな。一応今回は外れてもらった」

P「すまんな。皆も、もう大丈夫だとは思うが」

晶葉「まあ、治療プログラムも全部終わっていないからな。蘭子は復帰したし、文香もリハビリがてらにハマヨコに行くこともできたしそろそろだろう」

奈緒「最初は酷かったもんな……」

晶葉「っと、そんな話をしにきたわけじゃないな。助手よ、VPSPはどうだった?」

P「操作性は悪くない。ただドッキング時の機体出力が安定していなかった。送ったデータは見てもらっていると思うが」

晶葉「うむ。リミッターを掛けるか、調整し直したほうがいいだろうな。あとはヴァルキュリアシステムか……」

P「ああ、機体負荷が思った以上に高くて新システムでもバイタル値が想定以上に上がってしまったようだ」

奈緒「だから変態システムを使うなとあれほど……」

晶葉「上の指示だから仕方がない。私たちもそれで飯食ってるしな」

P「システムのほうは何とかなりそうか?」

晶葉「ちょっとデータを見ただけではアタリが付けれんな……修正するのも時間が必要だ」

P「マジかよ……頼むぞ博士」

晶葉「前の職場に戻っただけじゃないか。テスターも飽きただろうし、またセックスのほうを頑張ってくれよ」

P「そっちの方面以外で頑張りたいんだがな」

奈緒「あのさー晶葉、あのPさんが乗ってきたヤツなんだけどさ……」

晶葉「なんだ?」

奈緒「あたしともドッキングできるのか?」

晶葉「出来るぞ。整備長にユニットの交換を頼んでおいたはずだからな」

奈緒「あの作業か……! てことはあたしも合体できるんだな!!」

晶葉「なんだ、そんなにセックスしたいのか?」

奈緒「ちっ、違うちがう!! ロボットの合体なんて1回やってみたいじゃないか! 1回くらいやってみたいって思うだろ!?」

晶葉「まあ気持ちは分かる」

P「俺にはよく分からん。だがシステム無しではとてもじゃないが乗れないぞ?」

P「火器管制も2機分処理する必要があるし、立体機動もシステムで思考共有しておかないとまともに武装選択もできん」

奈緒「難しいのか……残念だなぁ」

晶葉「それより助手がNGFに乗ればドッキングする必要もないんだよ。いつまで戦闘機乗りでいる気だ」

P「どうにもNGFは慣れなくてな。フレイにしばらくいたときも最後までサードで出撃したし……」

奈緒「シミュレーターで頭おかしいスコア出してるくせに……」

P「まあ、俺のほうはいい。ところで晶葉、俺はこのままフレイヤに行ってしまっていいのか?」

晶葉「それは大丈夫だ。戦闘中にようやく上司が話しをつけたみたいで、助手はウチに所属したまま、フレイヤ勤務になるぞ」

奈緒「なんだそれ? 復隊したんじゃないのか?」

晶葉「オート・クレールにも軍にも、両方ライセンスがある状態だ。軍のほうは元々の少佐待遇らしいが、まあ機密とか色々と問題があってな」

P「俺もそろそろ復隊してもよかったんだがな。会社のほうが納得してくれなくて困ったもんだよ」

晶葉「それはそうだろう。わざわざウチで拾ってやったんだし、新装備新機体のテスターも助手1人いれば解決だから手放したくないだろう?」

P「まあ、だからナシヤマに住めて不自由も無かったからな。軍で仕事していたら皆に何かあっても、すぐ戻ってこれなかったからな」

※イベントフラグが成立しています。

晶葉「あと、今回の次元振動レベルは7まで上がったそうだな。この前通信できたのはそれが理由か……」

奈緒「あたしも後から聞いたけど、向こうにいる晶葉やあたしと通信できたんだろ?」

晶葉「ああ、2人とも元気そうだったよ。向こうの奈緒も心配していた」

奈緒「そうか……でも、あっちも何事もなさそうでよかった」

晶葉「やはり次元振動レベルが高いと向こうの世界との通信が行いやすくなる。奈緒がこっちに転移してしまったのも、コロニー級が転移した際の次元振動の影響だろうし」

奈緒「もっと早くに気付けたらよかったんだけどな……」

晶葉「こればかりは仕方が無い。ビーたちから空間転移に関して詳細な話を聞けたからこそ、軍のほうでも大々的に観測対象にすることができて、測定精度も上がったんだからな」

晶葉「ウチの部で細々と観測していただけの頃に比べたら、ここ1、2年で随分マシになったよ」

奈緒「あとはデータ集め続けて、大きな次元振動が来るのを待つだけか……」

P「干渉装置の起動で次元振動が停止する前に動かねばならないのが難しいがな。とはいえ、次元振動が無いと奈緒も元いた世界には帰れないか……」

奈緒「ああ……そのためならどんな戦闘にも出てやるさ……!」

晶葉「ま、助手もいることだし、奈緒もNGFの操縦技術は相当上がったし戦闘自体は大丈夫だろう」

P「一般人を戦闘に出させるというのは、まだ思うところはあるがな」

奈緒「関係ない……あたしは、早く元の場所に戻りたいんだから……」

晶葉「まあ今日は奈緒の顔も見れたし、VPSPの実戦データも取れたしよしとするか。助手も、今日からフレイヤ勤務でいいぞ」

P「随分と適当だな……了解した。博士、すまんがしばらくは向こうで仕事させてもらうぞ」

晶葉「ああ、こっちの仕事も転送しておくから頼むぞ」

奈緒(どっちの仕事もするのか……)

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「では次は木星圏宙域での作戦になるということですか」

ちひろ『はい。干渉装置の効果も確認できましたし、あとは維持ですね。上がGOサインだしたら木星圏、土星圏の順番で設置作業をすることになると思います』

ありす「土星圏まで干渉装置を置くことができれば一般人の生活圏の安全も保障されますからね。急いでおきたいところですが……」

ちひろ『ただビーたちのほうも困りますね。クイーンのところに戻ることが困難になってくるでしょうし」

フレデリカ『そうだそうだー!』

ありす「突然出てこないでください」

フレデリカ『クイーンと全然お話しできないし、まあアタシたちもココに来るまで長かったけどね? でもやっぱりみんなのおかーさんだし、心配だよね?』

凛「やっぱり、クイーンも私たちの宙域に来て欲しいの?」

フレデリカ『うーん、どうだろね? クイーンって大きいから人間が見たらビックリしちゃうから国際問題に発展しちゃうかも?』

未央「異星人との国際問題……うーん……」

フレデリカ『まあまあ、クイーンってアタシたちから見てもすっごくストロングだし? スティングのヤツらが襲ってきても大丈夫だろうから心配してないんだけどねー』

ちひろ『でも万が一ってこともありますからね』

ありす「そうですね。保護、というわけではありませんが、クイーンも出来ればこちらに来ていただくほうが安全かと」

フレデリカ『でもアタシたち、ここから転移できないからクイーンのところに戻れないしねー』

ちひろ『再開している外宇宙航行のプロジェクトが上手く軌道に乗ればいいんですけどね』

ありす「そうすれば私たちのほうからクイーンのところまで行けることになると思いますからね」

パシュンッ!

P「戻ったぞ」フワッ

奈緒「……」フワッ

翠「お疲れ様です。博士のほうはどうでしたか?」

P「向こうは特に何もなかった。俺も今日からフレイヤ勤務で問題ないらしい」

ありす「そうですか。それではお部屋を用意しないといけませんね」

外出とイベント最終日のため夜まで中断します。
再開後は1つか2つ安価処理進めるところまではやろうかと思います。

イベ走ってたら寝てしまいましたが
23時30分くらいから再開するかもしれません

ああそうか、バハも今日からコラボだったか……走らないと

フレデリカ『あっ! あの人間だ! プロデューサーっていうんだよね。アタシ知ってるー、スゴイ?』

P「なんだ突然……まあ、3年前まではプロデューサーとは呼ばれていたが」

ちひろ『フレデリカさん、愛梨ちゃんと蘭子ちゃんにお会いしたそうですよ』

P「そうか……2人は元気だったか?」

フレデリカ『すっごく元気だったよ。何だかねー、メッセンジャーたちと同じようにお立ち台の上に立ってたんだよね』

フレデリカ『アタシも、アイドルっていうのになったら、お立ち台の上に立ってフレちゃんソングでみんなハッピーにするんだぁ』

P「……そうか、出来るといいな。頑張れよ」

フレデリカ『フフン! 頑張っちゃうからね』

ありす「個人的にはI@LPのプログラムをしっかり消化できるか不安なんですけどね」

P「まあ……何とかするだろう」

フレデリカ『ねーねー、アタシそっちいきたーい』

ちひろ『ええっ!? ダメですよ、あなた一応私の部下で配属されたんですからね?』

P「俺は構わんぞ」

フレデリカ『ホント!?』

ちひろ『えっ、ちょっと!』

P「以前助けてもらった身だ。それに、後で話しをすると約束もしている」

フレデリカ『やったー! それじゃイレモノでそっち行くからねー』

ちひろ『あっ、行っちゃった……もうっ』

P「後で送っておく。ところでちひろさん、次の干渉装置の設置作業だが……」

ちひろ『今回設置した装置の経過観察が終わってからですね。安定稼動するようであれば木星圏での設置作業が行われます』

翠「私たちも木星圏に戻らねばなりませんね」

P「戻ってきたばかりで詳しい話は聞いていないが、木星圏ではJ-01とJ-02が作戦に参加するだろうが……M-01はどうする?」

ちひろ『M-01も木星圏に移動させます。M-02は宙域で待機ですね。土星圏での作戦となれば3隻ともまた移動になると思いますけど』

ありす「作戦開始までに木星圏で発生する次元振動もある程度潰しておきたいですし、土星圏になるともっと広いですからね」

未央「また戻るのかぁ……」

加蓮「仕方が無いでしょ。火星圏が一番安全で、次元断層の発生頻度も少ないから私たちもギリギリで来たんだから」

卯月「あっ、あの、P……少佐も最後まで作戦に?」

P「ああ、参加する予定だ。元々俺はそのために呼び戻されたしな」

ちひろ『この人いるだけで前線楽になっちゃうレベルですからね。いっそのことちゃんと復隊して麗奈ちゃんとコンビ組めばいいんじゃないですか?』

P「中佐とはちょっとな……俺のほうが付いていけないかもしれん。今回も公式的に実戦に参加したのは2年ぶりだ」

ありす「ブランク長いですね。退役する1年でどれだけ戦闘こなしていたんですか?」

P「まあ、色々だ。ありすには俺が退役するまでの間は苦労させてしまっていたからな」

翠「フレイにも出向して頂いておりましたし、そうですね……退役する際のお祝いも、土星圏で行いましたからね」

ちひろ『ま、しばらくはお互いまた頑張りましょうってことですね。艦の損害報告もまとめなきゃなりませんし、そろそろ通信切りますね』

P「ああ、よろしく頼む」

ちひろ『ではみなさん、お疲れ様です』

智絵里『あっ、いま通信しているのさっきの戦闘でわ――』

ピッ!

ありす「いま何か声が聞こえたような気がしますね」

P「そうか?」

凛「大尉、これからどうしますか?」

ありす「M-01から先ほどの方がいらっしゃるようですし、収容してから損害状況の点検ですね」

翠「M-01のほうは、各部隊の被害が激しかったようで、フレイヤを収容する時間も取れないようですし……」

未央「大変だったからねー……途中で蜂の巣の増援が来るなんて思わなかったし……」

卯月「戦闘も危なかったです……加蓮ちゃんとセカンドドライバーが助けてくれなかったら……」

奈緒「……」フワッ

加蓮「あっ、セカンドドライバー……」

パシュンッ!

加蓮「……」


P「さて、俺はあのビーが来るまで艦の中でも見ておくか……」

ありす「部屋は割当てておきますね。島村少尉、Pさんに艦の中をご案内してください」

卯月「はっ、はいっ!」

ありす「他のメンバーは艦の点検作業に戻ってください。翠さんもすみませんが、格納庫のほうをお願いします」

翠「はい。ではみなさん、ここはよろしくお願いしますね」

未央「了解ですっ!」

パシュンッ!

P「では俺も行くか……島村少尉だったな。頼むぞ」フワッ

卯月「わ、分かりました」

パシュンッ!

凛「それじゃ加蓮、私たちはさっさとチェック済ませようか」

加蓮「……」

凛「加蓮?」

加蓮「えっ? ゴメン、何?」ピクッ!

凛「艦のチェック作業、早く終わらせて休憩しようよ」

加蓮「そ、そうだね……やろっか」カタカタカタッ

凛「……?」カタカタカタッ


加蓮「……」


……
…………

――数時間前、戦闘宙域


P『フレイヤ、水野中尉の機体コードを更新する。更新後の機体コードはNGF-VSTG2-VPOだ」

整備長『よっしゃあああああ!!!!』


加蓮「え、えええ……何あれ……って、そんなことしてる間にスティングが増えて……セ、セカンドドライバー!」カタカタカタッ!

ピッ!


奈緒『う……うおおおおお!! スーパーロボットきたああああ――』ガンッ!

ブッ……


加蓮「え……ちょ、セカンドドライバー!?」カタカタカタッ

加蓮「通信が繋がらなくなった……」カタッ……

加蓮「いまのって……」


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮(あのときの通信……なんかいきなりブツ切りにされたけど……)

加蓮(セカンドドライバー……)カタカタカタッ

ピピピッ!

凛「あれ、加蓮そこ範囲間違ってない?」

加蓮「えっ? あ、あれ、ホントだ……ブロック指定違ってた……ゴメン」カタカタカタッ

凛「大丈夫? さっきの戦闘で疲れてる?」

加蓮「そんなことないよ。ちょっと考え事していただけだから」

凛「ならいいけど……」

加蓮「……」ピッ、ピッ……


……
…………

――フレイヤⅡ(艦長室)

パシュンッ!

卯月「えっと……ここが艦長室です。橘大尉はブリッジ以外には大体ここにいるみたいです」

P「そうか」

卯月「……えっと」

P「どうした?」

卯月「え、えっと、ここはですね……」

P「まあ、艦長室なんて面白いものはないからな。昔は危険人物が数人いたりもしたが」

卯月「えっ?」

P「いや、こちらの話だ。次に行くか」

卯月「は、はいっ! つ、次は……えっと……」

P「どうした少尉、随分と挙動不審だが……」

卯月「ええっ!? い、いや私、そんなつもりじゃあ……」

P「……別に取って食おうとは思っていないからな」

卯月「ええっ!?」

P「大体分かる……というか、少尉の反応は普通なら正しいからな」

卯月「あ、あの私……すみません、その……ああ、私いつかこの人にエッチなことされちゃうんだなぁって……」

P(させられている立場だったのは俺のほうなんだがなぁ……)

P「まあ、そう思うほうが当たり前だ。以前の部隊はセックスするのが当たり前というか、当然と思っていたというか、常識がおかしくなっていたからな」

卯月「あ、それ前に整備長さんから聞きました。なんでも倉庫の中やブリッジでセックスしたり、少佐を縛って拉致したり、全裸で艦の中を歩いてる人がいたり……」

P「全て事実だから何も言えんな……」

卯月「えっ……てことはやっぱり少佐は縛られて……」

P「その話はやめよう……俺も、出来ればその時期辺りのことは忘れたいんだ」

卯月(いまこの人、凄く疲れきった顔した……)

P「話題を変えよう。ここに来る前に資料を見たが、島村少尉は士官学校を卒業したらしいな」

卯月「は、はい、幹部候補生で卒業してフレイヤにそのまま配属になって……」

P「士官学校から来ているなら慣れるのも早いだろう」

卯月「そ、それが私、一応幹部候補生だったんですけど、成績もギリギリで……ちゃんと卒業はできたんですけど」

P「卒業できれば一緒だ。どうせ現場で叩かれるから他の者と変わりはしない」

P「それに、今回の戦闘で撃墜せずに帰艦できたのは新兵にしては十分すぎる結果だ。もう少し自信を持っていいぞ」

卯月「は、はぁ……」

P「さて、移動するか。次は……そうだな、食堂の場所を教えてくれ」

卯月「わかりました」

……
…………

――フレイヤⅡ(食堂)

卯月「ここが食堂です。広いですよね」

P「ああ、前のフレイヤもそれなりに広かったが……」

おばちゃん「ん……おや少佐、来てたんだねぇ!」

P「おばちゃん! 久しぶりだな」フワッ

おばちゃん「まあまあ、元気そうでまぁ……少し痩せたんじゃないかい?」ポンポン

P「そうかもしれん。オート・クレールに移った後も、中々大変だったからな」

おばちゃん「そうだろうねぇ……おや、卯月ちゃんも来てたのかい?」

卯月「は、はい……おばちゃんも、P少佐のこと知っているんですよね」

おばちゃん「前のフレイヤでも一緒だったからね。少佐は毎日大変そうでねぇ」

P「よしてくれおばちゃん。新人が聞いて嬉しい話は何一つないだろう?」

おばちゃん「あはははっ! そりゃそうだねぇ、あの子たちに搾り取られてる少佐の話でもしようかね?」

P「ははは……勘弁してくれ……」

卯月(うわぁ……)

おばちゃん「そうだ、時間あるんだろう? ご飯食べていくかい?」

P「そうだな……久しぶりにおばちゃんのご飯も食べたいな。島村少尉も食べるか? 食券は俺が切ってやろう」

卯月「えっ? あ、ご、ごちそうさまです」

P「何がいい? 好きな物を選んでいいぞ」

卯月「それじゃあ……トマトスパゲティで……」

P「それなら俺は、そうだな……週替わり定食にしよう。おばちゃん、食券だ」ピッ!

おばちゃん「はいはい、ちょっと待っておきなさいね」

卯月「……少佐、嬉しそうですね」

P「そう見えるか?」

卯月「はい、格納庫で整備長さんと会ったときもそう思ったんですけど……」

P「2人には世話になったからな。当時おばちゃんと整備長がいなかったら、俺は職場環境の辛さに耐え切れず潰れていたかもしれん」

卯月「ええええ……」

おばちゃん「何言ってんだい。何だかんだ、あの子たちと仲良くやってたじゃないの。はい、残すんじゃないよ」

P「仲良くというより、問答無用の時期が多かったような気もするがな……」

卯月「……何だか、ちらほらお話しを聞いていると、前の部隊の人たちってレイプ魔の変態集団にしか聞こえないんですけど」

P「大体間違ってはいない。だけど橘大尉はそうでもなかったし、本人に向かってそんなことは言うなよ」

卯月「そ、そうですよね。失礼しました」

おばちゃん「どうだい、美味しいかい?」

P「ああ、美味しいよ」モグモグ

おばちゃん「そうかい。まっ、少佐もまたよろしく頼むよ」

P「ああ、任せてくれ」モグモグ

卯月(仲良いなぁ……)モグモグ


……
…………

こんな印象からあったかもしれない個別ルートではどんな流れでPも好きになったか気になる

――フレイヤⅡ(通路)


奈緒(ミーミルはブリッジにしかないか……後で更新データを確認しておくとして……)

奈緒「……」フワッ


加蓮「あっ、セカンドドライバー!」

奈緒「……どうした」ピクッ

加蓮「あ、えっと……いま、忙しいですか?」

奈緒「大丈夫だ」

加蓮「……」

奈緒「どうした?」

加蓮「そ、その……さっきの戦闘のことで……みんなのこと、助けてくれてありがとうございます」

奈緒「……気にしなくていい」

加蓮「あ、あと!」

奈緒「なんだ?」ピクッ

加蓮「その、戦闘のときなんですけど……セカンドドライバーに通信送ろうとしたとき、その、スーパーロボットがどうのって……」

奈緒「!?」ビクッ!!

奈緒(き……き、聞かれてたのかああああああああ!?)

加蓮「……」

奈緒(どうする、どうする……どう、誤魔化す……とぼけるか? いや、でも相手は加蓮だぞ……)

加蓮「……あの」

奈緒「……なんだ」

加蓮「私……ロボットアニメの映像データ、持ってるんです」

奈緒「え」

加蓮「セカンドドライバー……そういうの好きなら、どうかなって……」

奈緒「……」

加蓮「わ、私のものじゃないんです。その、前の部隊で一緒にだった……大事な人が持ってたもので……」

加蓮「私はあまりそういうの、詳しくないんですけど……セカンドドライバーがそういうの好きならと思って」

奈緒「……」


1.データを貰う
2.データを貰わない

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

1

複数ピッタリとかあるのか……まあ文字通り最初のレスで処理します

>>659
1.データを貰う

※イベントフラグが成立しました。


奈緒(あたしが奈緒だってことには、気付いてなさそうか?)

奈緒(断りすぎるのも逆に怪しまれそうだし……)

奈緒「……それなら、貰おうか」

加蓮「えっ?」

奈緒「見させてもらう……せっかくの、少尉の厚意だからな」

加蓮「それじゃあ、後でデータ持ってきますね。お忙しいところ、失礼しました」フワッ


奈緒(……あまり、仲良くなるようなことは、しないほうがいいんだろうけどな)

奈緒(まあ、少しくらいなら……)


……
…………

――数十分後、フレイヤⅡ(奈緒の部屋)

ピピピッ!

加蓮『セカンドドライバー、入っても大丈夫ですか?』

奈緒(き、来たっ!)ビクッ!

奈緒「……大丈夫だ」パチッ、パチッ

パシュンッ!

加蓮「失礼します。さっきお話したデータですけど……」

奈緒「どうした?」

加蓮「いえ……部屋でもその仮面、付けてるんだなって」

奈緒「そういうものだ」

加蓮「持ってきたデータ、部屋の端末に移しますね」

奈緒「ああ、わざわざすまない」

加蓮「これくらい気にしないでください。戦闘で助けてもらいましたから」カタカタッ

奈緒(そうだな……あたしがいる間は、加蓮のことは守ってやらないと)

加蓮「……♪」

奈緒(いつか……こっちの世界のあたしが戻ってきたとき、また加蓮と会えるように……)

ピピッ!

加蓮「あっ、終わりました」

奈緒「そうか……ありがとう。それじゃあ――」

加蓮「それじゃあ見ましょうか」ピピッ!

奈緒「えっ」

加蓮「私もデータ持ってるだけで全然見たことなかったから、丁度いいかなって」

奈緒(ま、マジかよ……どうする? 追い出すか? いや、でもここで無理やり追い出したら……)

加蓮「モニター付けますね……どうしたんですか、セカンドドライバー? あ、ソファ座ってもいいですか?」

奈緒「……構わん」

加蓮「それじゃあ失礼します。っと、このデータでいいかな……」ピッ!

奈緒(バレないように気をつけないと……)

加蓮「へー……ちょっと古いアニメなんだ。私が子供の頃に放送してたのより古そう」

奈緒(……古いアニメみたいだけど、全然映像がキレイだな)

奈緒(まあ、こっちの世界のほうが時代も進んでるしそんなもんか……)

加蓮「セカンドドライバーも座らないんですか?」ボフボフッ

奈緒「……失礼する」スッ……


……
…………

――数十分後、奈緒の部屋

<ゲキガンフレアー!!

奈緒(おおう、あたしが見たことあるアニメのロボと同じ名前の必殺技が……)

加蓮「ロボットアニメってこんな感じなんだ……」

奈緒「こういうものは見ないと……言っていたな」

加蓮「はい。このデータ持ってた友人から、よく一緒に見ようって誘われてたんですけど……」


『なーなー、このアニメ面白いからさ、一緒に見ようよー』

『えー、やだ。訓練で疲れたし、明日も任務あるじゃん』

『ちぇっ……いいよいいよ、あたし1人で見るから……』


加蓮「普段一緒に仕事するときは、頼りになる人だったんだけど……あたしはこういうのは興味なかったから、一緒に見なかったなぁ」

奈緒「……そうか」

奈緒(そりゃそうだよな……あたしの世界の加蓮もアニメはあんまり興味無かったし)

加蓮「……」


……
…………

――数時間後、奈緒の部屋

加蓮「……」スー、スー……

奈緒「……寝たか?」

奈緒(もう5、6話くらい見たからな……戦闘の後だし、加蓮も疲れてただろうな……)

加蓮「……」スー、スー……

<グラビティブラスト!!

奈緒(ここで寝かせておくのもな……どうしようか……)



加蓮「……ね、奈緒……」

奈緒「ん……?」ピクッ

加蓮「ゴメンね……奈緒、一緒に……アニメ、見てあげなくて……」

奈緒「……」

加蓮「ゴメンね……ゴメン……」

奈緒(加蓮……)スッ……

奈緒(……そんなことで、泣かなくていいんだ。いつか……必ず、元通りに……)

ピピピッ!

ありす『はい……どうしました、セカンドドライバー?』

奈緒「……北条少尉が部屋で眠ってしまった。すまないが、部屋まで送ってあげてもらえないか?」

ありす『……まあ、そちらの事情もありますし、構いませんけど。いま向かいます』

ピッ!

加蓮「奈緒……奈緒……」

奈緒「……必ず、会わせてやるからな」


……
…………

と、寝てなかったらもう1安価くらいまで進めておきたかったのですがこんな時間になってしまったので本日はこれで終了します。
明日辺りにでも再開してぼちぼち進めておこうかなと

本日もお付き合い頂きありがとうございました。


>>653
気になるんですかね

こんな時間ですけど0時30分ごろから適当につらつらノルマ消化していきます。

見れなかったルートもネタばらしするとそれはそれで面白くなくなるかなと思っていたり
各個人の個別パートの話しの延長が個別ルートって感じなので

――フレイヤⅡ(休憩所)

フレデリカ「フフーン、アタシがプロデューサーを助けてあげたから、今回の戦闘も助かったんだよねー」

P「まあ、そういうことになるな」

フレデリカ「フレちゃんの命を掛けた行動が、後によりたくさんの命を救うことになったのでした。めでたしめでたし♪」

未央「いやぁ……まだ終わってないと思うんですけど」

フレデリカ「あれ、そうだっけ?」

卯月「まだ木星圏と土星圏に干渉装置を設置する任務が残ってますよー……」

P「フレデリカは、次の作戦も参加するのか?」

フレデリカ「うん。ビーたちの中でどうしよっかって話ししてね、人間に助けてもらってばっかりじゃダメだよねって」

フレデリカ「だからアタシ、みんなのこと助けるんだーって決めたんだ」

フレデリカ「あとね、メッセンジャーたちみたいになりたいって話もしたら、アイドルやればいいんだって教えてもらったんだよ」

卯月「フレデリカさんも、アイドルやるんですか?」

フレデリカ「うん、登録してもらったんだ。メッセンジャーにもなって、みんな助けるんだよ。スゴイよね?」

凛「ビーがアイドルか……」

P「誰でも出来ることではないが……色々大変だぞ? レッスンプログラムもあるし」

フレデリカ「それ知ってるー。ここに来る前にちょっとやらせてもらったんだ。みんなの前で楽しくやるのに必要なんでしょ?」

凛「私たちも、この前I@LPを使い始めたばかりだから……うん、本番で失敗しないように練習しないとね」

フレデリカ「ねーねープロデューサー、アタシが歌を歌うときは聞いてくれる?」

P「ああ、聞かせてもらうよ」

フレデリカ「やったー! 約束だからね? 約束破ったら蜂の巣にしちゃうんだからっ」

P「それは洒落にならんから勘弁してくれ……」

ピピピッ!

P「俺だ」

ありす『Pさん、M-01が強襲艦の受け入れ準備できたそうです。フレイヤの収容作業に入ってもいいですか?』

P「そうか、頼む。と……艦長はそちらだろう? 俺に判断を仰ぐ必要はないぞ」

ありす『昔からの癖ですね。私としては、やはり艦長はPさんにお願いしたいのですが……』

P「いつまでも俺がいないと不安か?」

ありす『……いえ、そうですね。失礼しました、これより収容作業を行います。渋谷少尉、島村少尉、ブリッジのほうに戻ってきてください』

卯月「了解です」

ありす『フレデリカさんも、フレイヤの収容が終わったら1度M-01に戻ってください。あまり長い時間こちらにいると、千川中佐も心配しますよ』

フレデリカ「うーん……もっと色んなことお話ししたかったんだけどなー」

ありす『コロニーに戻るまでならいつでもお話しは出来ます。NGFも戻しておかなければなりませんし、また後でお願いします』

フレデリカ「仕方が無いなー。それじゃあ戻るかな? あ、そうだプロデューサー、まだ聞きたいことがあるんだけどさ」

P「なんだ?」

フレデリカ「他のメッセンジャーたちってどこにいるの? 一緒じゃないの?」

P「……」

ありす『……』

フレデリカ「ねーどこにいるの? アタシ、アイドルのこととか、あのときの歌のこととか、色々聞きたいんだよね」

P「……皆は、ナシヤマにいてな。機会があれば会わせてやろう」

フレデリカ「ホント!? 嘘じゃないよね、フレちゃんここ数ヶ月で一番の楽しみができちゃったかも」

P「ああ、ちゃんと会わせてやる」

フレデリカ「約束だよー。ふふっ、楽しみー♪」

P「……」

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(艦長室)

P「また艦長室は2席になるのか……まあ、構わんが」カタカタカタッ

P「愛梨からメール……そうか、蘭子とナシヤマに向けて移動しているのか……」ピッ、ピッ……

P「アルヴィスの更新にはスティングとの戦闘履歴もなかったから、大丈夫だとは思うが……」

P「あとは……残りの作戦か」

P(次元振動のレベルが高い場所での作戦になる……奈緒の目的が果たせればいいが)

P「……もうこんな時間か。フレイヤもM-01に収容したし」

P「さて……」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
5.セカンドドライバー
6.ありす
7.フレデリカ
8.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

5

加蓮:1
セカンドドライバーさん:1

ほーん……

>>709
4.加蓮

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「……」カタカタカタッ

パシュンッ!

P「……」フワッ

加蓮「あ、少佐……お疲れ様です」スッ

P「うむ。ミーミルを使いに来ただけだ。作業はしてくれて構わん」

加蓮「わかりました」

P「……ああ、手は止めなくてもいいが……こっちに来てからはどうだ?」

加蓮「特に変わりはないです。NGFにも乗れますし……いまは、新人の代わりに管制業務をやることが多いですけど」

P「そこら辺は徐々に覚えてもらうしかないだろう。少尉は土星圏での任務に当たっていたらしいな」

加蓮「はい。S-02に配属していました。安部中尉の部隊でパイロットで……」カタカタカタッ

P「菜々さんの部隊か……元気にしているか?」カタカタカタッ

加蓮「少し前に通信でお話ししました。私も久しぶりに話しましたけど、元気そうでした」ピッ、ピッ

P「そうか……」

加蓮「……」カタカタカタッ

P「……1つ、聞いてもいいか?」

加蓮「なんですか?」

P「来る前に資料を見た。少尉の所属していたラピッドストライカー隊はポイントX27宙域での戦闘前には……」

加蓮「はい。大規模の蜂の巣攻略で、ほとんどが……」

P「……すまない、あまり話したくないことだというのは分かるが、聞いておきたいことがあるんだ。北条少尉は、その後はどうしていた?」

加蓮「……」

P「答えたくないなら、無理にとは言わん」

加蓮「……私も、その戦闘で撃墜しました。偶然助かって、医務室送りになりましたけど」

P「ということは、X27宙域での戦闘には参加していなかったということか」

加蓮「はい。その戦闘には、安部中尉と……」

P「どうした?」

加蓮「……」


1.何も言わない
2.P「神谷少尉……か?」
↓1

1

>>716
1.何も言わない

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「そうか、参加していなかったのか」

加蓮「……すみません」

P「謝ることではない。無理に話さなくていいと言ったのは俺のほうだ」

加蓮「どうせ、アルヴィスに戦闘機録が残っているから、私が話さなくても……分かっちゃうんですよね」

P「……本人に聞かなければ、分からないこともある」

加蓮「……」

P「すまなかった。わざわざこんな話をしてしまって」

加蓮「いいんです。もう……3年も前のことだから……」

P「……今度、時間があるときでいい」

加蓮「はい?」

P「聞きたくないかもしれんが、俺の話をしてやろう。上官の小言……ではないがな」

P「いまの少尉にとって、どう気持ちの整理をつけるべきなのか、どうしていくのがいいか……自分で決めることだが、参考程度に昔のことを話してやろう」

加蓮「……気を遣ってくれているんですか?」

P「上官だからな。押し付けではないが、そう割り切って話したほうがある意味、気も楽だろう?」

加蓮「そう……ですね。ありがとうございます」

ピピッ!

P「さて、データの確認も終わったし俺は艦長室に戻る。何かあれば俺か橘大尉に連絡をくれ」フワッ

加蓮「はい」

P(奈緒のことは、やはり話すべきではないか……俺のときとは違って、まだまだ時間が必要だろう)

P(それまでに、奈緒のほうで解決できるか……それか、全てを話してしまうか……俺が決めることではないか)

パシュンッ!

……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :38(Fランク)
オペレーター適正:23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:12(並)→32(並)

――数時間後、フレイヤⅡ(レッスン場前)

奈緒「……ん?」フワッ

奈緒「あれは……」

奈緒(凛たちか……あれか、I@LPだかでレッスンしているのか……)

奈緒(懐かしいな。アイドルのレッスン……こっちに来てからやらなくなって、ずいぶん経つけど……)

奈緒(あ、卯月が転んだ……未央も、いまの足の運びちょっとおかしかったぞ……)

奈緒(そっか、こっちの凛たちはアイドルになったばかりだったか)

奈緒(あたしも、こんなところに来てなかったら、まだアイドルやってたのかな……)


……
…………

――フレイヤⅡ(レッスン場)

卯月「いたたた……」

未央「ちょ、ちょっと大丈夫しまむー?」

ピピッ!

『モニタリング完了。評価結果出力までお待ちください』

凛「評価結果も何も、途中で転んじゃったんだし……」

卯月「ううう、ごめんなさぁい……」スリスリ

未央「お尻大丈夫?」

卯月「はい……ひっ!?」ビクッ!

凛「えっ、何、どう……ひっ!」ビクッ!

未央「え?」

凛「あ、あそこ……ガラス越しにKNがこっち見てる……」

未央「え……うおっ!?」ビクッ!

卯月「ただでさえお面付けて表情が分からないのに、黙ってこっち見てるなんて……物凄く不気味なんですけど」

凛「あ、あれはちょっと怖いかも……」

未央「何だろ、私たちのこと見て……」

……
…………

――フレイヤⅡ(レッスン場)

凛「お、お疲れ様です」

奈緒「……」

卯月「あのー……さっき、外で私たちのこと……」

奈緒「……何をやっていたのか、気になってな」

未央「あっ、いまはI@LPのレッスンプログラムやってました。アイドルのレッスンです」

奈緒「そうか、アイドルの……」

凛「私たちも申請が降りたから、少しずつレッスンだけは消化しておこうかと思いまして……」

奈緒「邪魔をしてしまったか。すまない」

卯月「い、いえ、私たちもいま上手く出来ていなかったので……」


『LP-03、1番、2番、3番のモニタリング開始。3、2、1』

未央「わわっ、勝手に始まっちゃった……!」キュッ、キュッ!

凛「あ、ちょっと……」キュッ、キュッ!

卯月「えっ、ええ……あうっ!?」キュキュッ!

ドサッ!

卯月「いったぁい……」

凛「またダメだったね……」

未央「うーん、何だか動きもしっくりこないし、しまむーはお尻腫らしちゃうし……」

卯月「まだ腫れてませんよー……」


奈緒「……」

未央「いまのとこ、もう1回サンプル見る?」

凛「もう何回も見たけど……」

卯月「うーん……」


奈緒(なんだかなー……あたしの知ってる凛たちならこれくらいサクッと通して次やってると思うと……)

奈緒「……島村少尉」

卯月「は、はいっ!?」

奈緒「身体の動きは……左足を下げるときに、腕ももう少し大きく振るのと、重心を右足から左足に移していけばいい」

卯月「……?」

奈緒「分からなかったか? ……こうだ」キュッキュッ!

未央「えっ」

奈緒「……違ったか? 皆の動きを見たところ、恐らくこう動くものかと思ったが」

凛「いえ……サンプルも、そう動いていますけど……」

奈緒「ならいい。今のように動けば、上手く行くだろう」

卯月「は……はぁ……」

奈緒(凛たちならここまで分かれば、あとは自分たちでやるだろ……)

奈緒「……邪魔をしたな。失礼する」

パシュンッ!

未央「あ、行っちゃった……」

凛「……こうだっけ? あ、できた」キュキュッ!

卯月「サンプル通り……ですね」

未央「え、えええ……まさかKNからあんなアドバイスが飛んでくるなんて……」

卯月「というか、仮面のせいで無表情のまま動いてて怖かったですね」

凛「でも、教えてくれた通りに動いたらできたけど……」

未央「……ま、まさか!?」

卯月「どうしたんですか未央ちゃん?」

未央「まさかKN……実はアイドルだったり!」

凛「え? そんなまさか……アイドルなら普段もレッスンしてるでしょ?」

凛「それに仕事があれば、ここで撮影とか収録もしなきゃダメだし……」

未央「そ、そうだよねー……」

卯月「アイドルのこと、凄く詳しい人なんでしょうか……」

凛「あの仮面で?」

未央「仮面でアイドル通……ううん、KNに変な属性が1つ増えたね」

凛「いや、ホントにアイドルのこと詳しいかは分からないけど……」

……
……………

――2日後、ギチトー(入港口)、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「M-01、入港作業完了しました。フレイヤの搬入口開きます」カタカタカタッ

翠「各班からの補給申請はどうなっていますか?」

凛「全部承認済みです。補給リストの一覧も転送されてきています」

ありす「整備班にM-01の整備班と共同して作業をするよう指示を出してください。NGFは出して工場のほうへ持っていくんですよね?」

P「博士がギチトーの工場に持っていってメンテしたいそうだ。ついでに皆の機体も見てもらうよう話しておいた」

未央「港のほうにトラックがきてるみたいです。こっちに通信来ています」カタカタッ

ありす「ではNGFの準備もしましょう。後はフレイヤの修理、補給が終わった後の確認作業になりますね」

卯月「はー……やっと落ち着けますね……」

P「作業は残っているが、作戦規模もそれなりに大きいものだったし少しは休むか」

未央「いいんですか!?」

P「元気だな……全員は無理だが、交代で休むことだ。ブリッジは2名残して、順番は自分たちで決めてくれ」

凛「はぁ……さすがに疲れた……」

加蓮「シフト決めよっか。1日交代のほうがいい?」

ありす「作業終了の見込みは?」

翠「M-01側の被害が想定以上に大きかったので、3、4日ほど掛かるそうです。フレイヤもそれまでには終わるかと思います」

P「蜂の巣2つを相手にした後だ、仕方がない。ではシフトを組んだら連絡を寄越してくれ」

加蓮「了解です」

ありす「では私と翠さんは搬入作業のチェックをしてきます。Pさんは艦長室ですか?」

P「ああ、後で俺も工場のほうに行くがな」

ありす「わかりました。行くときには教えてください」

P「了解した」

……
…………

こんな時間に消化するもんだから短い分だけで済ませて終わります。
どの道次辺りに安価があって1人では処理できないので

明日辺りにでも消化しておきます。

21時頃から再開するやもしれません

――数時間後、ギチトー、オート・クレール社工場(入場口)

P「IDカードだ」

守衛「……確認できました。お疲れ様です」ピピッ!

フレデリカ「疲れてます!」ビシッ!

ありす「Pさんと一緒に工場に入ったの、初めてですね」

P「そうかもしれないな」

ありす「もうすっかり社員って感じですね」

整備長「ま、こっち戻ってきたけどな」

翠「戻らないほうが、一番良いのですが……」

P「仕方が無いさ。俺も元々は退役するつもりは無かったからな」

奈緒「……」

P「どうした?」

奈緒「いや……」

P「セカンドドライバーが気にすることではない。結果的にそうなっただけで、俺は現状で満足している」

奈緒「……」


……
…………

――オート・クレール社工場(オフィス)

晶葉「おお、皆来たか」

整備長「よう博士!」

晶葉「整備長も来たか。どうだったVPSPは? 良く出来たものだろう?」

整備長「カッコよかったぜ! やっぱ人型が作れるようになったんだから、合体システムは欲しいよなぁ?」

翠「……そういうものなのですか?」

P「俺に聞くな……で、NGFの調子はどうだ?」

晶葉「うむ、新人共に乗せてるVS02Sは特に問題ない。被弾した1号機と3号機の修理も交換で済ませる。だがなぁ……」

ありす「なんですか?」

晶葉「思ったより運用テストデータがイマイチなんだよ。アインフェリア隊の初期の頃よりはマシなんだが……」

翠「現状、スティングに対してある程度優位に立てているのは、機体性能があるからこそ……一般機には乗せられないレベルですから」

晶葉「仕方が無いか……まあ、長い目でやるしかないな」

P「プロジェクトのほうはどうなっている?」

晶葉「ああ、ようやく承認されたよ。黒川重工とウチでテストしていた光波推進システムも、お蔵入りしてからずいぶんと経ったが」

ありす「では超長距離航行のプランも再検討されるということですね」

晶葉「まあな。ビーたちのクイーンと会わないことには、空間転移してくるスティングを迎撃するだけのいたちごっこも終わらない」

晶葉「とはいえ、こちらもビーたちから提供されている空間転移の原理を実装したとしても、次元断層の発生を増やすだけだ」

晶葉「互いに影響を与えている奈緒の元いた世界と、これ以上大きな干渉を起すわけにはいかないからな」

P「次元崩壊、だったか。次元断層の影響で奈緒のいた世界との境界が歪んでいき、いずれはこちらの次元と共に消滅してしまう……」

晶葉「消滅部分に関しては、現状から見ての推測だがな。とはいえ、現に奈緒はここにいる」

晶葉「それに、このまま次元断層が起こり続ければ、スティングたちが向こうの世界に迷い込む可能性もある」

奈緒「あたしのいた世界でスティングなんかが出たら……」

P「まあ、そのための推進システムだ。実装されれば従来を遥かに上回る航行速度で各宙域を移動できる」

フレデリカ「なんだか難しいからよくわかんないけど、クイーンのところにいけるってことだよね?」

晶葉「そうだ。統率者であるクイーンにビーたちを率いてこちらに来てもらう」

晶葉「クイーンから各宙域に散り散りになっているビーたちに呼びかけてもらい、空間転移ではなく巣の移動でこちらの宙域に来てもらうことで次元振動の発生を減らす」

フレデリカ「近くにいないと、アタシたちもみんなのことわかんないからね。あっちこっちでココの場所が分かったらみんな転移してきちゃうし」

翠「ビーたちをこちらの宙域に呼び寄せることが出来れば、空間転移の発生も抑えられますね。現在でも転移してきたビーたちの受入がありますから」

晶葉「あとは、スティングたちがこちらに空間転移してきている間に、大規模な次元断層が1回でも起きればいいがな……もちろん、不安もあるが」

奈緒「あたしが元の世界に帰るために、必要なことか……」

晶葉「対話の日より前の、コロニー級の蜂の巣が空間転移してきた影響で奈緒が転移したのであれば、間違いなく空間転移における次元断層のせいだろう」

晶葉「あちらの世界と干渉し合う可能性も高くなるし、次元断層が起きないに越したことはないが……」

奈緒「……」

整備長「でもよ、スティングたちも空間転移でこっちに来てるんだろう? そればっかりはどうすることもできないぜ」

P「それはもう潰していくしかない。ビーたちが正しく生活できる環境であれば、共食いも発生せずスティングになることはない」

フレデリカ「仲間食べるなんてアンビリーバボー、人間の言葉でいうと外道だもんね。フレちゃんはみんなのこと食べたらお腹壊しちゃうよ」

晶葉「まあ、そこら辺の話しは軍もアルヴィスの秘匿階層に突っ込んでいるからな。偉いさんや開発を進めている私たち以外では、お前たちくらいしか知らないことだよ」

フレデリカ「ねー、コレ何?」

晶葉「それか? ああ、旧フレイヤのモデルだよ」

P「お前たちの言うメッセンジャーが、あの日歌った場所だ」

フレデリカ「へー……」

晶葉「大佐から依頼があってな、専用ステージをそのままにしていたフレイヤの装備を元に戻して欲しいとさ」

ありす「まだステージ設置したままだったんですね」

晶葉「助手や整備長たちはフレイに行ったし、フレイヤはプロジェクト・ヴァルキュリアの艦だから他の者に使わせることができないからな」

晶葉「最後に動かしたのはフレイヤⅡに使うデータを吸い出したときだったし、まあ装備戻して予備艦にしておかないと無駄になって勿体無いからな」

P「忙しいな……俺も微妙なタイミングで軍に戻ってしまったか」

晶葉「楓がナシヤマにいるから、手作業に入るまではそっちに任せるよ。助手はいまの仕事を頑張ってくれ」


……
…………

――数十分後、ギチトー、オート・クレール社工場(入場口)

フレデリカ「アタシもプロデューサーと一緒に遊びたーい!」バタバタッ!

翠「あまり我侭を言わないで、またの機会にしましょう。ね?」

フレデリカ「むー……」

ありす「すみません翠さん、奈緒さん。フレデリカさんのことを任せてきりにしてしまって」

翠「私は次の機会を楽しみにしておきます。着替え、お2人の部屋に置いておきますね」

奈緒「たまにはゆっくりしてくればいいよ。あたしと翠が艦にいればとりあえず大丈夫だろ」

ありす「私より、奈緒さんのほうが戦闘続きですし……」

奈緒「あたしはいいんだよ。それに、加蓮とNGのみんなも心配だしな」

ありす「……それでは、今回はお言葉に甘えます。フレデリカさん、すみませんが奈緒さんのことは……」

フレデリカ「うん、ナイショでしょ? アタシ口が堅いから大丈夫。いざとなれば神経接続切っちゃえばいいんだから」

奈緒「そういう話でもないだろうけど……まあ、頼むよ」

P「すまんな、整備長」

整備長「いいですって、少佐もどうせずっと休んでないんでしょう? 嬢ちゃんたちは俺が送っていくから気にしないでくだせぇ」

P「土産でも買って帰るよ」

翠「おや、レンタカーの準備が出来たみたいですね。では、私たちは先に戻りますね」

P「夜には戻る。何かあれば連絡をくれ」

奈緒「おー、分かってるよ」

……
…………

――数十分後、ギチトー(ショッピングモール)

ありす「……やっぱり、みなさんには申し訳ないですね」

P「まあな。でも、ありすもしばらく休んでいないだろう? たまには休みを取らないとな」

ありす「フレイヤの初回航行の前にはお休みを取っています。Pさんに連絡をした日です」

P「しばらく前の話じゃないか。俺も2、3ヶ月ぶりに休みを取ったよ……半休だけどな」

ありす「Pさんこそしばらくお休みするべきです……美波さんたち、様子はどうでしたか?」

P「フィードバックもほとんど起きなくなって、セックスする回数も大分減ったよ。俺がこっちにきている間は、楓さんがいれば大丈夫だ」

ありす「あの人も災難ですね。まあ、昔ほどじゃないですけど」

P「何だかんだ楓さんが来てくれてよかったよ。俺1人じゃそのうち死んでただろうし……まあ、この話はやめよう」

ありす「そうですね。どこに行きますか?」

P「特に決めてはいないが……適当に歩き回ろうか」

ありす「はい」スッ

P「ん?」

ありす「……」モゾモゾ

P「……手を繋ぐか」

ありす「はい」ギュッ

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

凛「少佐と大尉、別行動なんですか?」

翠「ええ、夜には戻ってくるそうなので、それまでに艦下部の点検だけでも終わらせておきましょう」

加蓮「まだオート・クレールのほうにいるんですか?」

翠「いえ、別件です。何かあれば私のほうからお2人にはお伝えしますので」

凛「了解です。そういえば、卯月も未央も夜に帰ってくるんだよね」

加蓮「そういえばシティに行くって言ってたもんね。どこ行ってるか知らないけど」

翠「まあ……」

翠(たまたま鉢合わせることも……ないですよね。シティも広いですし)

ピピピッ!

加蓮「はい、こちらフレイヤ」ピッ!

ちひろ『いま誰か手空いてますか? すみませんけど、M-01のシステムチェックしたいのでフレイヤの艦制御を1度返却しておきたいんですけど……』

加蓮「分かりました。こちらで処理しますから解除お願いします」

ちひろ『ありがとうございます。データ飛んできたら処理しておいてください』ピッ!

凛「向こうも大変そうだね……」

翠「あちらはそれなりに被害もありましたから……さて、こちらも作業を続けましょうか」

凛「了解です」


……
…………

――ギチトー(ショッピングモール)


卯月「……」


未央「しまむー! アイス買ってき……何見てるの?」タタタタッ


卯月「……あれ」

未央「あれ?」キョロキョロ



ありす「これ、似合いますか?」

P「少し帽子のサイズが合ってないな……これも、いいんじゃないか?」

ありす「それは子供っぽいです。選択肢に入りません」

P「そうか? 似合っているとは思うが……」

ありす「それは私に、子供っぽいって言っているんですか」

P「そうは言っていない。この帽子を被ったほうが、ありすも可愛く見えると思っただけだ」

ありす「……ちょっとそれ貸してください」



未央「あれは……デート……!」コソッ

卯月「お2人はそういう関係だったんですね……」コソッ

未央「でも、なんだか組み合わせが父と娘に見えるような、見えないような……」

卯月「見方によっては、なんだか危ない組み合わせにも見えますね……」

ありす「やっぱり子供っぽいです。こっちにします」

P「そうか。なら清算するか」

ありす「買ってくれるんですか?」

P「これくらい構わん。それに、ありすは普段から頑張っているからな」

ありす「……ありがとうございます」



卯月「でも、お2人とも楽しそうですね」

未央「うん……ていうかあの2人、普段はあんなに笑うような感じじゃないよね」



P「次はどこに行こうか」

ありす「新製品の端末をチェックしておきたいんですけど……」

P「新しい端末でも欲しいのか?」

ありす「いまの私の端末、文香さんが入れたデータがたくさんあるので新しいのが欲しいんですよね……」

P「確か、病院暮らしのときに貸していたな……それじゃあ電気屋にでも行くか」



卯月「……私も、昔はパパとママと一緒にお出かけしてましたね。行きたいところに連れてってもらって、欲しいものも買ってもらって」

未央「もう軍に入っちゃったからね。家に帰る機会も滅多になくなっちゃったし……」

卯月「あっ、お2人が移動しますよ」

未央「よし! 面白そうだし2人の後をつけてみよっか!」

卯月「えええっ!? お、お2人に悪いですよー……」

未央「バレなきゃ大丈夫! ほらしまむー、行こう!」タタタッ!

卯月「あ、待ってくださいー!」タタタッ!


……
…………

ありす「この端末のスペックでこの値段は高すぎます。店員と交渉して値切ってもらいます」

P「おいやめろ、そんな安い給料貰ってるわけじゃないだろ」

ありす「いえ、適正価格で購入するべきです。この値段であればもう1ランク上の機種を購入したほうがいいです」

P「ならそっちを買えばいいだろう」

ありす「……それもそうですね」

P「いまは俺より給料貰ってるだろ……」

ありす「手当ても含めればPさんのほうが貰っていますから」



未央(電気屋で店員相手に値切り交渉をしようとする大尉……)

卯月(せこい……)


……
…………

ありす「Pさん、口を開けてください」スッ

P「なぜだ」

ありす「私の揚げいちごを1つ分けてあげます。口を開けてください」

P「それ美味いのか?」

ありす「美味しいですよ。ナウなヤングにバカウケで甘さも控えめです」

P「……なら、もらおうか」

ありす「……あ、あ、あーん」プルプル……

P「恥ずかしいならやめればいいだろ……」モグモグ

ありす「いいんです。私がやりたかったんですから」

P「なら次は俺が……」

ありす「あなたコーヒーしか頼んでないですよね?」

P「そうだな……」



未央「甘い……甘いぞあの2人!!」

卯月「何だか普段とイメージ違いすぎますね……」


……
…………

――ギチトー(ショッピングモール)

未央「うう、人通りが多くて見失ってしまいそう……」

卯月「もうちょっと近付かないと見失っちゃいそうですよー……」

未央「でも……これ以上近付いたら気付かれるかも」

卯月「どうしますか? お2人の邪魔になるのも悪いですし」

未央「うーん、でも面白そうだしなぁ……」


1.近付く
2.距離を維持する
3.そっとしておく
↓1

2

>>756
2.距離を維持する

※イベントフラグが成立しました。


未央「とりあえず見つかるのが一番マズそうだし、この距離を維持して……」

卯月「あっ、2人ともそこの角を曲がっちゃいましたよ!」

未央「おおっ!? み、見失っちゃう!」タタタタッ!

卯月「あれ、でもここ……」タタタッ……



未央「……こ、ここは」ピタッ

卯月「ホテル街……ですね」


パシュンッ!


未央「2人が個室ルームに入って……」

卯月「あれは……少佐も大尉の中に入っちゃいそうですね……」

未央「……帰ろうか、しまむー」

卯月「そうですね……ここで見たこと、忘れておきましょうか」

未央「うん……」

……
…………

――数十分後、個室ルーム


ありす「ん……ちゅっ……」

P「半日歩いて、少し疲れたな」

ありす「はい。でもシャワーも浴びましたし、サッパリしました」

P「遅くならないうちに艦に戻らないとな」

ありす「はい。でももう少しだけ……んっ」チュッ

P「そうだな……」

ありす「ここのベッド、大きくて気持ちいいですね」

P「少し高いところだからな。まあ、たまにはいいだろう」

ありす「はい。私も……艦でセックスするより、こういう場所のほうがムードがあって嬉しいですから」ギュッ

P「随分嬉しそうだな」

ありす「久しぶりですから……Pさんは、嬉しくないですか?」

P「そんなことはない。嬉しいよ」チュッ

ありす「んっ……はぁ……」

ありす「それじゃあ、Pさんのおちんちん……大きくしますね」スッ

ジュボッ……

P「ん……」ピクッ

ありす「ん……んっ……」ジュプッ、ジュプッ……

P「ありす……足をこっちに向けていいぞ」

ありす「ふぁい……」モゾモゾ

P「ありすにしてもらうだけじゃあ、申し訳ないからな……」クチュッ、クチュッ……

ありす「んぁっ……ゆ、指で、おまた……グリグリしないでくださぃ……あっ……」ビクッ!

P「嬉しそうだぞ? まあ、やめろと言うならやめるが……」ピチャッ、ピチャッ……

ありす「んっ……わ、私がPさんを気持ちよくしているんですから……ぁむっ……」ジュプッ、ジュプッ!

P「ああ、気持ちいいぞ……ありすも、腰が少し浮いているぞ?」ピチャッ、ピチャッ

ありす「舐められてると……んっ! Pさんのおちんちん……上手く、咥えれなくて……あっ……」ピクッ、ピクッ

P「ほら、もう少し頑張ってくれ」

ありす「んっ、んんっ……んっ!」ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ!

P「くっ……いきなり動かしてきたな……ふっ……」ズズズッ! ジュルッ! ジュルッ!

ありす「んんんっ!? んっ、んふっ……」ビクッ!

P「気持ちよくてこのまま出してしまいそうだな……その前に、ありすのほうを……」チュウウウッ! ズズズズッッ! ジュルッ!

ありす「んっ!? んんんんぅっ!!!!」ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ!

ビクンッ! ビクンッ!

P「くっ……ああ、出る……!」ビクンッ!

ありす「んふぅっ!?」ビュクッ! ビュルッ! ビュルルルルルルッ!!

ちょっと今日のフェスの残り時間が迫ってきたので少し走ってくるので中断します。23時30分頃辺りから再開します

ありす「んぷぁ……! はっ、はぁ……はぁ……」ドロッ……

P「はぁ……大丈夫か……?」ハァ、ハァ……

ありす「けほっ……大丈夫です。たくさん、出てます……」ピクッ……ピクッ……

P「すまんな……もう疲れたか?」

ありす「いえ、まだ……んっ……」ゴクッ

ありす「はぁ……挿れてもらいたいので……いいですか?」シュッ、シュッ!

P「聞いておきながら俺のを扱くなよ……いいぞ。場所替わるか」

ありす「はい……」ボスッ……

P「ほら、脚を広げろ……」ヌチャッ、ヌチャッ……

ありす「んっ……挿れてください……」グイッ

P「ああ、挿れてやるぞ……!」ヌプッ……ヌプッ、ヌプッ……

ありす「んっ! はぁっ……ああああ……」ビクッ、ビクンッ!

P「全部入ったぞ……動いても大丈夫か?」ハァ……

ありす「はいっ……動いて、くださいっ……」ピクッ、ピクッ……

P「それじゃあ動くからな……」グイッ

ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ……

ありす「あ……あああ……あっ、んぁぁあああ……」ビクッ! ビクッ!!

P「どうだ……ありす、気持ちいいか……?」パンッ、パンッ、パンッ!

ありす「あっ、あっ! 気持ちいいっ……あっ! あああっ!」ビクッ! ビクッ!

P「ああ……キツくて、凄く欲しがっているぞ……!」パンッ、パンッ!

ありす「はっ、はいっ……Pさんのおちんちん……んぁっ! ほしくて……あっ、あっ!」パンッ、パンッ!

ありす「もっと、もっと突いてくださぃ……あっ、ああああっ……!」

P「それじゃあ遠慮なくやるぞ……!」グイッ!

ありす「んっ!」ビクンッ!

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

ありす「あっあっ! ああああっ!? あっ、イクッ! またっ……イクッ、イッ……あ……!」パンッ! パンッ! パンッ!

P「俺もまたイきそうだ……ありすも、好きなときにイってくれ……!」パンッ! パンッ! パンッ!

ありす「ダメッ! あっ、あああっ!! イクッ、イクッ! あっ、あ……あああああっ!!」ビクンッ! ビクンッ! ビクンッ!

P「そろそろ限界だ……ありす……!」


1.中に出す
1.中に出す
1.中に出す

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あ、すみません抽出がおかしくなってました。
訂正入れます。

>>771訂正

P「どうだ……ありす、気持ちいいか……?」パンッ、パンッ、パンッ!

ありす「あっ、あっ! 気持ちいいっ……あっ! あああっ!」ビクッ! ビクッ!

P「ああ……キツくて、凄く欲しがっているぞ……!」パンッ、パンッ!

ありす「はっ、はいっ……Pさんのおちんちん……んぁっ! ほしくて……あっ、あっ!」パンッ、パンッ!

ありす「もっと、もっと突いてくださぃ……あっ、ああああっ……!」

P「それじゃあ遠慮なくやるぞ……!」グイッ!

ありす「んっ!」ビクンッ!

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

ありす「あっあっ! ああああっ!? あっ、イクッ! またっ……イクッ、イッ……あ……!」パンッ! パンッ! パンッ!

P「俺もまたイきそうだ……ありすも、好きなときにイってくれ……!」パンッ! パンッ! パンッ!

ありす「ダメッ! あっ、あああっ!! イクッ、イクッ! あっ、あ……あああああっ!!」ビクンッ! ビクンッ! ビクンッ!

P「そろそろ限界だ……ありす……!」


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2.外に出す
3.(孕ませる勢いで)中に出す

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取り急ぎ手修正で

2

>>781
2.外に出す

P「出る……うううっ!」ズルッ!

ありす「あっ……」ビクンッ!

ビュルルルルルルッ! ビュクッ! ビュクッ!

ありす「あ……ああ……」ベチャッ、ベチャッ!

P「うっ……はっ、はぁ……はぁ……」ピクッ、ピクッ……

ありす「はぁ……はぁ……中で、出してくれなかったんですね……」ピクッ、ピクッ……

P「そっちのほうがよかったか?」ハァ、ハァ……

ありす「当然です……全部、欲しかったんですから……」ピクッ……

P「すまんな。まあ、次の機会だな……」

ありす「そう、ですね……疲れました……」ハァ、ハァ、ハァ……

ギュッ……

ありす「Pさん……大好き……」チュッ

P「そうか。ありがとうな」

ありす「んっ……そろそろ、戻りましょうか」ハァ……

P「そうだな。もう1度シャワー浴びて艦に戻るか。あまり遅くなるのも皆に悪い」

ありす「はい……」

……
…………

※親愛度上限のためステータス変更はありません。

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :71(Bランク)
オペレーター適正 :71(Bランク)
指揮官適正    :71(Bランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度.:200(情愛)

――数時間後、夜、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「遅くなったな」

ありす「外出してすみません。特に変わりはないですか?」

未央「あ……」

凛「お、お疲れ様です……」

卯月「どうも……」

加蓮「……」

P「4人ともブリッジにいたのか。シフトを組んでいるならしっかりと休めよ」

卯月「は、はい……もう、休みます」

未央「じ、じゃあ2人とも、残りの作業頑張ってね! 明日は私たちでやるから」

加蓮「う、うん……よろしく……」

パシュンッ!

翠「あら、お2人とも戻っていらしたのですね」

P「中尉か。留守中任せてしまってすまないな」

翠「いえ、次は私のお相手をして頂ければ……あ、そうです」チラッ

翠「どうやら、未央さんと卯月さんに、お2人が個室ルームに入るところを見られてしまったらしいですよ」

未央「うっひぃっ!?」ビクッ!

卯月「あっ!? え、ええと……その、いえ、あの、たまたま見かけたわけじゃなくて、後をつけてたっていうか……」

P「そういえば2人は、今日は休みだったな」

ありす「しっかりとリフレッシュできましたか? 補給が終わったら木星圏に戻るんですから、体調管理も整えてくださいね」

未央「え? あ、はぁ……」

P「俺は少し格納庫のほうにいる。整備長に土産を渡さないとな……」

ありす「私は艦長室で作業していますので、就寝時間までには作業を終わらせておいてください」

凛「……了解です」

パシュンッ!

卯月「……怒られなかった」

翠「あのですね……みなさん、この艦にいるのですから、皆はお2人も愛し合っている関係だと分かっていますので」

加蓮「あ、そっか……中尉ともセックスしてたし……」

翠「そういうことです。みなさんもしばらくすれば、セックスすることが当たり前になると思いますよ」

未央「うーん……できれば、当たり前とは思いたくないけど」

卯月「気持ちよかったのかなぁ、大尉……何か嬉しそうでしたし」

凛「あの大尉もセックスか……なんていうか、複雑な気分……」


……
…………

――フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「おっ、火星饅頭かぁ! おーいお前ら、少佐から土産だぞー!」

<アザーッス!

P「分けて食ってくれよ」

奈緒「……なあ」

P「ん、どうした?」

奈緒「ありすとセックスしたのか……」

P「ああ」

奈緒「何度も言ったけど、あたしの世界では違法なんだからな……!」

P「そうか。こっちの世界では合法なんだ、すまんな」

奈緒「ちくしょう……!!」

……
…………

――フレイヤⅡ(艦長室)

ありす「……システムデータ更新、4番ブロックのメンテ終了……補給済リストも提出されてますね」カタカタカタッ!

ありす「おや……発令通知が来てますね」ピッ、ピッ

ありす「なるほど、木星圏に戻るついでに、観測されている低レベルの次元振動の対処ですか」カタカタカタッ

ありす「まあ、干渉装置起動後の経過観察中ですし、その間はこれくらいしかすることはありませんね……」

ありす「新人たちを実戦で慣れさせるには丁度いいですし……明日、千川中佐ともお話ししておきますか」カタカタッ

ピピピッ!

P『俺だ。どうした?』

ありす「本部から通知がきていました。フレイヤは木星圏での干渉装置の設置作戦までの間、各宙域で観測されている次元振動を対処しろとのことです」

P『大佐辺りが振ってきた仕事だろう。了解した。明日ちひろさんと話して、フレイヤを先行させる準備をするか』

ありす「そうですね。新人も鍛えておきましょう」

P『そうだな……俺も訓練に付き合うか。ある程度叩いて伸ばしておかないとな』

ありす「ほどほどにしてくださいね。私にやらせたような訓練だと新人たちを潰しかねませんので」

P『そこまではやらん。まあ、艦長室に戻ったら水野中尉も混ぜて話すか』

ありす「了解です。ではまたあとで」ピッ!


ありす「はぁ……文香さんたちも、戻ってこないかな……」

……
…………

というわけで、本日はこれで終了します。このスレも変態っぽいのが多いですね。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。

実は普通の?セックスなんですが前5スレ目の>>209で実は普通の6Pセックスのシナリオが入るはずだったのですが
抽出処理がミスってて蘭子との会話イベントが抽出されるという不具合があったのですが修正面倒だったので無視してお蔵入りさせてました。
なので実は普通の?セックスは前スレであったりしてました。

フェスとアタポンとバハでキャパが足りない状態
特にバハ

――翌日、フレイヤⅡ(艦長室)

P「指示されている次元振動のポイントでもっとも近いのはここか……レベルも低いし恐らくは問題ないだろうが……」

P「あとはメンバーか……まだ全員分のシミュレーター訓練は直接見てはいないが……」

P「本田少尉と渋谷少尉はまあ、何とかなるが……」ピピッ!

『島村卯月 NGF-3Nシミュレーター評価 F』

P「……どうしたものか。最初の頃の藍子といい勝負だな」カタカタカタッ

P「システムがあるから戦闘に耐えているが……コンビネーションマニューバの訓練前にやはり通常飛行を叩き込むか……」

P「前に藍子たちに使った訓練用プログラムでも流用するか……」カタカタカタッ!

ピピピッ!

P「俺だ」ピッ!

ちひろ『お疲れ様です。いま大丈夫ですか?』

P「問題ない。どうした?」

ちひろ『ここで待機している間、迎撃隊の編成に加わっていますから昨日の観測データ資料送っておきますね』

P「フレイヤの番だったか。後で入れておく」

ちひろ『フレデリカさん、そっちにいます?』

P「ああ、レッスン場でI@LPをやってるよ。水野中尉が相手している」

ちひろ『すみませんね。そういえば、そちらの新人たちのレッスンはどうです? プロデューサーさん』

P「戻ってきたばかりの俺に通知回ってくるとは思わなかったぞ……今日は渋谷少尉も北条少尉も非番だ」

P「島村少尉と本田少尉がブリッジ作業がまだ終わっていないし、特に何もやってはいないな」

ちひろ『あらあら、また職務怠慢ですか?』

P「今回は少しくらい真面目に付き合うさ。艦仕事のメインはありすだし、俺は前より手が空いているからな」カタカタカタッ

ちひろ『晶葉ちゃんから回されているデータ解析の仕事しながらよく言いますね……』

P「向こうに勤めて2年経つんだ。ある程度は覚えるし要領も良くなっているさ」

ちひろ『どこに行っても仕事熱心ですねぇ……まあ、今日の当番お願いしますね』

P「了解した」ピッ!

P「……ありすが話していればいいが、一応新人たちには伝えておくか」

パシュンッ!


……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

卯月「えっ、私たち今日は迎撃隊の編成に入っているんですか?」

P「空間転移周りの解析が済んでから、昔と違って火星圏もあまり安全ではないと判断されたからな。近くでスティングが出てくる可能性があるらしい」

未央「うーん……昔たまに木星圏や火星圏でビーが来ていたときもあったからなぁ……突然やってくる仕組みが分かってもそれはそれで大変というか」

ありす「こちらの編成はどうしますか? 新人2人を出しましょうか」

P「俺も出る。極小規模なら艦を戦闘に参加させる必要はないだろうし、3人で組んで出撃すればいい」

ありす「翠さんとセカンドドライバーはどうしますか?」

P「VPSPの稼動データも取っておきたいし今回はブリッジ作業をしてもらう。それに、前線に出れば2人は結構過保護だしな」

ありす「実戦で教導するPさんがおかしいだけです」

卯月「あう……翠中尉、一緒に出撃しないんですね……」

P「俺では不安か?」

卯月「あ、いえ、そういうわけじゃないんですけど……」

P「まあ、いままでは中尉が訓練させてたわけだからな。少しくらいは不安にもなるだろう」

未央「でも少佐、戦闘機であれだけ動けちゃんですからすごいですよね。私が戦闘機乗ったら撃墜されちゃうんだろうなぁ……」

P「もう戦闘機の新配備はされていない。皆はNGFで成果を出せばいい」

P「あとVPSPはあくまでオプション兵装であって支援機扱いだ。戦闘のメインはNGFだということを忘れるなよ」

ありす「前回の戦闘でNGFに支援機のを支援させていた人が何言ってるんですか」

P「そう言うなよ……まあ、2人はいまやっている作業が終わったら格納庫に来い。時間もあるしシミュレーターでの訓練を見てやる」

卯月「あ、ありがとうございますっ」

P「少し慣らしておいてから出撃する。次元断層発生前には待機する」

未央「了解ですっ!」


……
…………

――フレイヤⅡ(休憩所)

奈緒「あたしは待機か……」

P「対処予定の次元振動も大きなものではない。新人たちも鍛えておかねばならんし、少し休んでおけ」

奈緒「でも、もしレベルが大きくなったら……」

P「そのときは勝手に出撃して構わん。特殊任務遂行権限を持っている奈緒を、立場上俺が止めることはできないからな」

奈緒「まあ……でも、Pさんの言うことなら従うよ」

P「すまないな。それに北条少尉はシティにいるし、今日は気楽なものだろう?」

奈緒「……いや」

P「ん?」

奈緒「やっぱり、あたしがみんなの分まで戦わないと……美波たちの分まで、元の世界に戻るまでは……」

P「お前のせいではない。皆も不自由な思いをしただろうが、いまは元気にやっている。俺がここに来る直前も、昔のように明るくなっていたし」

P「それに、むしろ奈緒の判断があったからこそ、俺たちは皆助かったということになるんだろう?」

奈緒「それは……そうかも、しれないけど……」

P「なら俺たちは奈緒を助けなければならん。俺たちが助かったなら、今度は俺たちがお前を助ける番だ」

奈緒「……ありがと」

P「礼もいらん。奈緒が自ら戦うことを選んだとはいえ、軍人として俺は民間人に戦闘をさせてしまっているという負い目もある」

奈緒「いいんだ。あたしは元の世界に戻るためにやってるんだし……それに、こっちの加蓮に、神谷奈緒と会わせてやりたい」

P「そうか」

奈緒「……ま、まあ? ロボットに乗るのも、アニメ見て憧れてたし? 武器持って必殺技とか言っちゃうのもやってみたかったし?」

奈緒「べ、別にあたしのほうこそ、そこまで言われることやってないっていうか……」

P「……まあ、いいさ。さて、そろそろ新人たちにシミュレーター訓練させるか」ガタッ

奈緒「マジかよ……あまり本気でやるなよ……」

P「藍子たちの頃と同じレベルの訓練をさせるつもりだ」

奈緒「あたしにやってたような、何度も吐くような訓練とかさせると潰れるぞ……卯月たち、NGFの操縦はまだ全然なんだし」

P「そこまでやるほど俺も鬼ではない。奈緒とありすのときは時間も無かったし、俺と麗奈で可能な限りの仕込みをした結果なだけだ」

奈緒「あたしは2度と2人の訓練なんて受けたくないよ……」

P「とはいえ、せっかくいるんだ。シミュレーターで立体機動訓練くらいは俺と一緒にやるか」

奈緒「ありすと2体1ならいいぞ」

P「構わん。水野中尉も混ぜて3対1でやってもいい」

奈緒「くそー……あたしも相当動かせるようになったはずなのにこの余裕……」

P「俺の後ろには麗奈というラスボスもいるからな。精進しろよ」


……
…………

――仮想戦闘空間

P「各機、配置に付いたなら3NをCG形態に移行させろ。スティングとはCG形態での立体機動戦闘を行う」

ピピピッ!

未央『了解です。変形……!』ガションッ!

卯月『変形……』ガションッ!

P「よし、では距離を仮想敵のスティングから距離を取りつつ射撃訓練を行う。仮想敵のレベルは落としている。姿勢制御を行い速射ライフルによる牽制だ」

バシュンッ!

白蜂「……」ブブゥゥゥンッ……

未央『スラスター調整……姿勢維持、構えて射撃開始……!』

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

白蜂「……!」ドガァンッ! ドガァンッ!

卯月『ライフル発射……!』

ドシュゥンッ! ドシュゥンッドシュゥンッ!

白蜂「……」ブブゥゥゥンッ……

P「本田少尉、そのまま距離を維持しろ。島村少尉、射撃が当たっていないぞ、照準補正を行え」

卯月『は、はいっ!』カタカタカタッ!

ガクンッ!

卯月『あうわぁっ!?』

P「姿勢制御を維持だ。高度を保て」

卯月『えっと……射撃の前にスラスターを調整して……』

白蜂「……!」ドシュシュシュッ!

卯月『あ――』

……
…………

――数十分後、フレイヤⅡ(格納庫)

パシュンッ!!

卯月「はぁ……」ズーン……

未央「まあまあ、何度かやれば新型と同じように操作できるって」

卯月「結局1匹も撃破できませんでした……」ハァ、ハァ、ハァ……

翠「やはりもう少し基礎訓練を続けなければなりませんね……」

P「まあ、鍛え甲斐があると思っておけばいい」

卯月「学校での訓練……ううん、中尉の訓練より厳しい……」

未央「延々と姿勢制御維持したままの射撃訓練だったからねぇ」

P「システムに頼ってばかりでは技術が中々身に付かないからな。まだしばらくは一般機のシミュレーターで基礎訓練を続ける」

卯月「はぁ、い……」ハァ……

未央「っていうか少佐、もうちょっとで出撃の時間だと思うんですけど……」

P「分かっている。2人とも1度パイロットスーツを洗浄に出して着替えてこい。フレイヤ出撃後、次元振動の観測ポイントに移動後出撃する」

未央「了解……はぁ、しぶりんたちは休暇かぁ……」

P「交代での休みだろう? 我慢しろ」

卯月「はぁ……」

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

P「では中佐、フレイヤを出撃させる」

ちひろ『了解です。艦制御は返却しています。ハッチ開けてますからどうぞ』

ありす「フレイヤを発進させます。M-01ドックとの固定解除、微速前進」

卯月「り、了解です。フレイヤ、発進させます」

翠「みなさんが出撃した後、私とセカンドドライバーは管制に回りますので」

P「セカンドドライバーは待機だ。水野中尉、すまんがありすと2人で頼む」

翠「え?」

P「……そこまでは手が回らなくて仕込んでないんだ」ヒソヒソ

翠「なるほど……了解です」

ありす「指定ポイントまでは艦制御をオートメーション機能に移行して航行します。ポイント到着後、こちらでマニュアル操作を行います」

P「さて、2人は出撃前にNGFの調整をしておけ。博士のところから返ってきて、まだ触っていないだろう」

未央「あ、そっか。設定見直しておかなきゃ」

卯月「分かりました。急いでやらないと……」

P「早めに済ませておきたいし、整備長にも声掛けておくか」

ピピピッ!

整備長『へい、こちら格納庫』

P「整備長、すまんがフレイヤが宙域に出た後、新人たちにNGFの調整をさせに行かせるから見てやってくれ」

整備長『了解……にしても俺たちも暇じゃあねえなぁ』

P「仕方が無いさ。運用テストもやらねばならんし、極小規模の蜂の巣であれば丁度いい」

整備長『ま、これで食ってんだから文句言えねぇか』

P「そういうことだ、頼むぞ」

整備長『少佐も戦闘のときは頼みますよ』ピッ!

P「では本田少尉、島村少尉、格納庫に行って作業をしてこい。出撃前には俺も向かう」

未央「了解です。いこっ、しまむー」フワッ

卯月「あ、はいっ!」フワッ

パシュンッ!

ありす「それにしても、新人教育も大変ですね。いまになってPさんの苦労が分かります」

P「ま、そういうものだ」

ありす「さて、私たちも今のうちに艦チェック済ませておきますか。修理直後ですし」

翠「分かりました。Pさんは出撃準備を行ってくださって構いませんので」

P「すまんな。頼むぞ」

パシュンッ!

……
…………

とりあえず安価処理が入る頃合までは>>1のタイミングで黙々と投下しておきます。
今日はもう寝ますが。
あと100で次スレ行きそうだけど前回と同じ3スレ分くらいで終われば……

エロシーンに関係するんだから退場キャラ出そうとするのは別にルーザーでも何でもないからなぁ
一応R18スレだし

作者ってニコ生の企画で何か投稿してる?

――フレイヤⅡ(格納庫)

未央「えっと、バランサーの設定値……あぁ、戻ってるなぁー……」カタカタカタッ

卯月「操作したときのレスポンスは大丈夫、センサー……大丈夫」ピッ、ピッ

未央「はぁ……ねえしまむー、次の作戦大丈夫かなぁ」

卯月「えっ? 凛ちゃんも加蓮ちゃんもお休みですけど、少佐がいるから大丈夫だと思ってますけど……」

未央「んー、そうなんだけどさ……ほら、少佐って意味分かんないくらい強いじゃん。教官よりずっとスゴイし」

卯月「そうですよね。私、この前の戦闘記録見ても少佐が何やっているか全然分かりませんでしたし……」

未央「水野中尉は私たちに合わせて動いてくれてるけど、少佐ってそういうのなさそうだし付いていけるかなって」

未央「いつものみんなでマニューバやるなら、上手くできるかなーって思ってるけど」

卯月「うーん……でも、大丈夫だと思いますよ」

未央「そう?」

卯月「少佐、最初はちょっと怖い人かなって思ってましたけど、優しいところもありますし」

未央「そうなの? どうして?」

卯月「私、食堂で少佐にご馳走してもらっちゃいました」

未央「ってそれだけかい……」

卯月「あっ、え、ええと……やっぱりどっちかっていうと、少佐は苦労しそうだなぁって……」

未央「ふぅん……ま、少佐と一緒の戦闘でも頑張らないとね」

卯月「はいっ!」

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

ピピピッ!

未央『はい、こちら4号機!』

P『俺だ、2人とも準備はいいな?』

卯月「大丈夫です!」

P『ならば出撃する。NGFには搭乗したままガイドラインにてカタパルトに移動する』

P『置いてきた2人にはあとで戦闘記録を見させるから、しっかりやれよ』

卯月「は、はいっ!」

P『あと出撃前にこれを読んでおけ』

ピピッ!

未央『マニュアル? し、少佐、これは……!!』

卯月「少佐の機体との合体手順……わ、私たちもやれってことですか?」

P『元々新型は新設されたオプション兵装を装備することを考慮した設計となっている。VPSPとのドッキングも行うことが出来る』

P『水野中尉とセカンドドライバーのNGFは、背面パーツを換装することで対応させたまでだ』

ピピピッ!

ありす『こちらブリッジです。みなさん、出撃の用意はいいですか?』

未央『だ、大丈夫です!』

ありす『指定宙域ポイントに入りました。出撃後、次元振動発生ポイントでの待機をお願いします』

P『了解した。カタパルトに移動後、順次出撃する』

卯月「戦闘……!」

翠『そちらで何かあれば援護します。みなさん、頑張ってください』

卯月「わかりました……頑張りますっ!」

整備長『少佐ー、カタパルトに機体移動完了。発進してくだせぇ!』

P『了解した。出撃する』


……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

翠「フィールドジェネレーターを起動します。次元振動、発生しています。断層発生まであと50です」カタカタカタッ!

ありす「レーヴァテイン1番、2番を装填します。複合ミサイル発射管1番から10番にアルヴァルディ、11番から20番にはマグニを装填します」カタカタカタッ

ありす「イージスを艦左右に展開。出現したキラー・ビーががスティングの場合、アルヴァルディで迎撃を行います」

奈緒「……」

P『了解した。各機、ポイントからもう少し離れるぞ。2人はCG形態に移行して立体機動体制を取れ』

卯月『了解です。変形します』

未央『よーし……準備オッケー……!』

翠「断層発生まで20、10……次元断層です。断層レベル2、空間転移が発生しています」

ありす「対象は!」

翠「対象確認……スティングです! 極小規模の蜂の巣、スティングは3匹来ています!」

ありす「アルヴァルディ発射! レーヴァテイン照準!」

……
…………

――戦闘宙域

白蜂「!」ブブゥゥンッ!

白蜂「!」ブブゥゥンッ!

白蜂「!」ブブゥゥンッ!

P『白蜂だ。各機距離を維持、フレイヤからのミサイル着弾後に射撃だ』

未央『了解です! スラスター調整……!』

卯月「システムがあるから、新型なら……!」

P『ミサイルの軌道からスティングの機動予測データを転送する』

ドガガガガガガガガガァンッ!!!!

卯月「少佐からのデータ……そこと、そこ!」

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!!!

卯月「やった……!」

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥゥンッ!!

未央『2匹抜けられたっ! し、少佐!』

P『後退しつつ更にミサイルを撒く。スティングとの距離は気にしなくていい』

未央『は、はい!』

卯月「ニフルヘイム発射っ!」カカカッ!

ボシュシュシュ!!!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

P『誘導ミサイルと遊んでもらっている間にこちらでビフロストを発射する。2人は再度予測データから射撃行動を取れ』

ボシュシュシュシュシュシュシュシュッ!!!!

ドガガガガガガガガガァンッ!!!!

未央『照準合わせて!!』ドシュゥンッ!

卯月「ええいっ!」ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

白蜂「!」

白蜂「!」

ドガアアアアアンッ!!

卯月「や、やりました! 3匹撃破ですっ!」

卯月(凄い……少佐が教えてくれる通りに動けば、今までより上手く戦えて……)

ピピピピピッ!

未央『でも巣から残りのスティングが来てるよ!』

P『距離1400、残り2匹か。よし島村少尉、ドッキングを行う』

卯月「ええええええっ!?」

P『どうした? マニュアルを読んでいないのか』

卯月「え、えええ……そ、そういうわけじゃ……た、大尉っ」ピッ!

ピピピッ!

ありす『なんですか』

卯月「あ、あの、少佐がドッキングするって……」

ありす『ブリッジで聞いてますよ。迅速に行動してください』

卯月「で、でも大尉……」

ありす『でもも何でも、戦闘中です! 島村少尉、P少佐の指示に従いなさい!』

卯月「い、いいんですかぁ?」

P『さっきから何を言ってるんだ少尉は……』

ありす『マニュアル通りにやれば後は少佐のほうで移行作業を行いますよ』

翠『あ……卯月さん、ありすさんも私も、ドッキング後のことは特に気にしていませんので』

未央『なるほど……そういえばそんな話をしてもらったような……』

卯月「大丈夫ならいいんですけど……」

P『なら急げ。コンビネーションマニューバVだ』

卯月「は、はいっ! えっと、飛行速度維持、背面ユニット展開……」カタカタカタッ!!

未央『2匹はミサイルで牽制します!』ギュンッ!!

P「VPSPをバックパックモードに移行。高度調整……」カタカタカタッ!!

ギュオオオオオオオッ!!!!


整備長『いけー! 少佐ー!!!!』

ありす『突然出てこないでください!』


P『少尉行くぞ、ドッキングだ!』ギュオオオオオオッ!!

卯月「は、はいっ!」

プッピガン!!

P「フレイヤ、少尉の機体コードを更新する。更新後の機体コードはNGF-VS02S-VPOだ」

ガションッ!!


未央『おー……』

P『ドッキング成功か……よし、ヴァルキュリアシステムを起動する』

卯月「は、はいっ……大丈夫です!」

未央『しまむー、私たちは中尉がドッキングしたのを見て予習済だよ! 頑張ってね!』

卯月「頑張ります!」グッ!

P『システム起動、システムリンク状態正常』

ピシィッ!

卯月「あ――」ビクンッ!

パシュウンッ!!

卯月「んああああああっ!?」ビクンッ! ビクンッ!

P『おい待て』

未央『し、しまむー!?』

卯月「だ……大丈夫です……」ハァ、ハァ……

卯月(か、身体が……あ、あそこが熱くなって……)

P『……まあいい、スティングとの距離は800だ。立体機動戦闘を行う』

……
…………

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

奈緒「……」

整備長『カッコイイ……やっぱ合体だな……!!』

ありす「……あ、分かりました。翠さん」

翠「はい?」

ありす「島村少尉のバイタルデータのログを出してください」

翠「了解です。出撃後、システム起動後からのバイタルデータの推移履歴を表示します」カタカタッ!

フォン……

ありす「……やっぱり、このドッキングのタイミングだけバイタル値のデータが途切れてますね」

翠「ドッキングにより一時的にデータ転送がされていないのでしょうか?」

ありす「いえ、恐らくVPSP側のヴァルキュリアシステムを適用させるために、NGF側で起動中のシステムを落としているんだと思います」

ありす「翠さんや島村少尉がドッキング時に何故かイきそうになっていたのは、NGF側のシステム停止時に一時的にゾーニング現象後の後遺症が出たからかと」

ありす「ドッキング後はVPSP側のシステムリンク完了に伴い、再びゾーニング現象を維持して戦闘を続行しているので戦闘可能といえば可能ですが……」

翠「1度後遺症が起きてから再度のシステム起動で強制的に、ですか……特に気に留めていませんでしたが、身体への負担が大きいかもしれませんね」

ありす「ええ、バイタルデータはこちらで保管しているので、あとで晶葉さんに転送して話をしてみたほうがいいかもしれませんね」


……
…………

――戦闘宙域

P『ダインスレイヴ改を展開する。島村少尉、射撃のための位置取りは任せたぞ』

卯月「了解です!」ギュンッ!

卯月(スティングが正面に2匹、蜂の巣からはもう出てきていない……回り込んで……!)カカカッ!

ギュオオオオオオオッ!!!!

P『その位置取りか、了解した。ビームランチャーを展開、ジェネレーター接続……まずはダインスレイヴ発射!』

ズドォンッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

卯月「機体反転、ビームランチャーで蜂の巣を狙撃します!」

ドギュアアアアアアンッ!!!!

ドギュアアアアアアンッ!!!!

P『よし、蜂の巣の破壊を確認した』

白蜂「!!」ギュンッ!!

未央『残りの1匹が……しまむー!』

P『後方頭上だ、少尉!』

卯月「見えます、サーベル!!」ブォンッ!

シュパアアアンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!

P『撃破完了、コンディショングリーンだな』

卯月「は……はいっ!」ハァ、ハァ、ハァ……

未央『お、おおう……振り向きざまにサーベルで……』

P『フレイヤ聞こえるか。これより帰艦する』

ありす『了解です。みなさん、よく頑張りましたね。お疲れ様です』

卯月「あ、ありがとうございます!」

……
…………

――フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!

P「ふむ……しかしシステム起動時の不具合か。すぐ解消できればいいが……」バサッ!

整備長「少佐ー!!」ドタドタドタッ!

P「整備長か、すまんが機体の整備を頼む」

整備長「了解っと……ドッキングも上手くやれてるじゃねえですか!」

P「とはいえ、前も話したがコイツのマニューバはシミュレーターでも相当苦労させられた。前回の実戦で1発で成功できたが、直前まで成功率は7割程だったからな」

整備長「ははぁ……少佐でも難しいってなるとなぁ……」

P「まあ、戦力として底上げさせるし、何よりシステムを介してこちらからパイロットに直接サポートできるのは大きい」

P「俺も実戦を繰り返して早めにドッキング作業の安定、速度を向上させなければならん。いまになって覚えることが増えて大変だよ」

整備長「まっ、少佐なら大丈夫でしょうよ」

P「まあ、麗奈辺りとドッキングできれば、向こう側でも合わせてくるだろうから楽だとは思うが、現状ではな」

整備長「うーん……それか、ドッキングしてから出撃するってのも手じゃないっすかね」

P「それもいいかもしれんな……まあ、後は頼む。俺はそろそろ行くよ」

整備長「へい、頑張ってくだせえ」

……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

P(しかしドッキングでむしろバイタル値が上がるとはな……戦力は向上するかもしれんが俺がフェイルセーフになっている意味がない……)

未央「……」

P「少尉、こんなところで何をやっている」フワッ

未央「あっ、少佐……えっと……」

P「どうした?」

未央「わ、私……まだ余裕あるから後でお風呂に行こうかなーって……さ、先にしまむー入ってるし……」

P「……ああ、そういうことか。わざわざ気を遣わせてしまってすまんな」

未央「い、いえっ! 少佐も、お勤めお疲れ様です!」

P「そんな硬くならなくていい。さすがに俺も慣れたよ」

未央「そのー……しまむーには優しくしてあげてください……」

P「……まあ、俺は命令通りにやるだけだ。いまの言葉も、システム起動後の命令権を行使した上での一言と思っておくよ」

P「とはいえ、別に乱暴する気はない」

未央「ありがとうございます……!」

P「ではまた後でな」

……
…………

――数分後、フレイヤⅡ(浴場)

ピッ!

P「島村少尉、俺だ。入っても大丈夫か」

卯月『え……えええっ!?』

P「なんだ、大丈夫なのか? 特に問題なければそれで構わんし、俺は戻るが……自分のためにもゾーニング状態の解消はしっかりとやっておいたほうがいいぞ」

卯月『……お、お願いします』

P「では入るぞ」


P(ゾーニング状態の解消はしっかりとやったほうがいい、か……昔の自分に言えるものなら、言ってやりたいな……)


パシュンッ!

……
…………

――フレイヤⅡ(浴場)

卯月「あわわわ……!」ザブンッ!

P「……風呂の中に潜るなよ」

卯月「す、すみません……でも……」

P「聞いていいか?」

シャー……

卯月「は、はい……」

P「いまの気分はどうだ? これまでのシステム起動時の戦闘と比べて、特に変わったことはあるか?」

卯月「変わったこと……や、やっぱり、いつもより……す、凄くムラムラしているっていうか……」ムラムラムラ

P「他にはあるか?」

卯月「……と、特には……エッチな気分になっていること以外は、ないと思います」

P「……そうか、ならいい」

卯月「あの、どうしてそんなこと聞くんですか? 少佐、私たちがこうなっちゃうの、知ってるんですよね?」

P「……」



P『皆、すまない。俺が上官でありながら……皆がこうなってしまったのは、俺の責任だ』

美波『いえ……いいんです……』

藍子『私たちが……そうしたいって、納得してたから……』

P『……すまない』


P「……いや、確認しておきたかっただけだ。新型がどれくらいシステムの負荷軽減に成功しているのか、俺も気になっていたからな」

卯月「そ、そうですか……」

P「まあ、早めに終わらせてブリッジに戻ろう。さて、俺はどうすればいい?」

卯月「えっ、ええと……」

P「命令権の行使については通知を読んでいるだろう? 俺は言われた通りにするから心配しなくていい」

卯月「え、えっと……その、私……セックス、したことなくて……」

卯月「だから少佐……えっと、や、優しくで……お願い、します……」

P「……了解した。いきなりというのも困るだろうから、少し風呂の中で落ち着くか」チャプッ

卯月「えっ?」

P「ほら、俺のところに寄り掛かってくれ。背中を向けて構わん」

卯月「は、はい……」チャプッ……

ギュッ……

卯月「あ……」ピクッ

P「しかし……風呂場も広くて気持ちが良いな。4、5人が入れる浴槽が艦にあるのも、おかしな話だ」

卯月「そう、ですね……」

P「まあ、数人で入るからそれなりに広く無いとダメだな。少尉たちも、ここにいる間は気楽なものだろう?」

卯月「はい。みんな、ディルドーで、お、オナニーしたり……」

P「そうか……」サワッ

ムニュッ、ムニュッ

卯月「ぁん……!」ピクッ!

P「大丈夫か?」

卯月「だ、大丈夫です……そ、その、いきなりおっぱい触られて、ちょっとビックリしただけで……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「そうか。もう少し触るぞ」ムニュッ、ムニュッ

卯月「はぁ……ん……」ハァ……ハァ……

P「少尉の胸は、柔らかくて気持ちがいいな」ムニュッ、ムニュッ……キュッ!

卯月「んんっ!」ビクッ!

P「乳首も、こんなになって……いやらしいな」クリッ、クリッ

卯月「ぁ……だって……少佐、が……触るから……」ハァ、ハァ……

P「そうか。なら、もう少し触るぞ……」サワサワ

卯月「あっ……太もも……あっ、あっ……」ピクッ、ピクッ!

P「どうだ?」ツツ……

卯月「あっ、あっ……やぁ……あっ」ピクンッ!

P「そろそろ、風呂から上がってするか?」

卯月「は、はい……私、もう……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「それじゃあ上がるぞ。シャワーは出したままでいいか……床でするか」ザバッ!

卯月「はい……」ザバッ!

卯月「その……も、もうおちんちん、挿れるんですか……?」ハァ、ハァ……

P「いや、もう少しこのまま気持ちよくなってもらおうかと思ってな」ムニュッ、ムニュッ

卯月「んっ……!」ピクッ!

P「下も……そろそろ触るぞ」スッ……

クチュッ……

卯月「んんぁっ!」ビクッ!

クチュッ、クチュッ……

卯月「あっ、あああ……はっ、あっ……」ピクッ、ピクッ!

P「気持ちいいか?」

卯月「は、はい……あっ、気持ちいい……あ……も、もっと……」ハァ……ハァ……

P「そうか。なら、気持ちよくさせてやるからな……」

クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!

卯月「んぁっ!? あっ、あっ!! あああっ!! あっ、イクッ!!」ビクンッ! ビクンッ!!

プシャアアアアアッ!!

卯月「あっ、あっ……はぁっ……あ……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「凄い勢いで潮吹いたな……どうだ、満足できたか?」

卯月「は、はぃ……でも、少佐……その、まだ……」ハァ、ハァ……

P「挿れても大丈夫か?」

卯月「お、お願いします……セックス……はじめてですけど……」

P「分かった。それじゃあ脚を広げてくれ」スッ……

卯月「こ、こうですか?」グイッ

P「ああ、それでいいぞ……」ヌルッ、ヌルッ……

卯月「あ……おちんちん、あったかい……」ピクッ!

P「最初なら無理はさせるつもりはないから、苦しくなったら言ってくれよ」

卯月「は、はい……頑張ります……!」

P「それじゃあ、挿れるぞ……!」グッ……

ヌププププ……

卯月「あっ、あっ!? くぅっ……はっ……あ……」ビクッ! ビクッ!

P「くっ……全部、入ったぞ……!」ヌプッ、ヌプッ……

卯月「あ……お、おちんちん……大きい……はっ、あああ……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「動いて大丈夫か?」

卯月「は、はいっ、ディ、ディルドー使ってて、よかったです……動いても、大丈夫です……」

P「それなら、動くぞ……」

ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ……

卯月「あっ、あああっ! んっ、んんんんっ!!」ビクッ! ビクッ!

P「くっ……キツイな……」ズチュッ、ズチュッ……

卯月「あんっ! あっ、あああっ! お、おちんちん、気持ちイイ……あっ、ああっ! んっ、あっ、あっ!」ビクッ! ビクッ!

P「ああ、俺も気持ちいいぞ……すぐイってしまいそうだ……!」グイッ!

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

卯月「あっ!? あっ! ダメッ! イイッ! あんっ!! イク、イクッ! イッ……あ……」ビクンッ! ビクンッ! ビクンッ!

プシャアアアアアッ!!!!

P「イッたか……少尉、それなら俺も出すぞ……!」


1.中に出す
2.外に出す

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1

2

>>899
2.外に出す

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「出る……!」ズルッ!

卯月「あっ!?」ビクンッ!

ビュルッ、ビュルルルルルルルッ!!!!

卯月「はぁっ……あ……」ビチャッ、ビチャッ……

ビュルッ……

P「うっ……ふう……」ハァ、ハァ、ハァ……

卯月「あああ……少佐の、おちんちんから、たくさん出て……」ピクッ……ピクッ……

P「ああ、気持ちよかったぞ……少尉も、気持ちよかったか?」

卯月「は、はい……すっごく、イっちゃって……」ハァ……ハァ……

P「そうか……なら、よかった」ハァ……

卯月「はい……その、優しくて、気持ちよくしてくれて……ありがとうございました……」ハァ、ハァ……

P「ああ、少尉が満足できたなら、よかったよ」

卯月「あ、あの……」

P「なんだ?」

卯月「その、あの……ち、中尉としてたみたいに……キ、キス……」

P「……ああ、いいぞ」スッ

卯月「んっ……はぁ……ありがとうございます」

……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :33(Fランク)→48(Eランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :45→75(戦闘直後)→60(セックス後)
モバPへの親愛度:1(並)→21(並)

開始が遅かったので投下量のわりに遅い時間まで掛かってしまっているので本日はこれで終了します。
次の投下で次スレいくか……本日も遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。

たまにはレス

>>869
まあそういう仕組みもあるのでやる分には>>1は構いません。どうなるかはまぁ

>>870
そういうの参加する時間があるならデレステやる時間が取れるんじゃないですかね。

どなたかいらっしゃいましたら夜のどこかで再開するかもしれません

SideMの1stライブBDが発売されていますよ。皆さんも是非見ましょう(Mマス勢感)

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「戻ったぞ」フワッ

ありす「お疲れ様です。データ、晶葉さんに送っておきましたよ」

P「すまんな。まあシステムを落とさないように作り変えればいいとは思うが」

翠「そうなると、システムの積み替えが必要になりますね。またギチトーで博士にNGFを引き渡しませんと……」

P「いや、整備するだけならギチトーでも構わんが、システムの積み替えとなると基幹部分の改修作業になる。設備を置いてるナシヤマに戻ることになるな」

ありす「少々面倒ですね。M-01はハマヨコに向かう予定ですし、私たちだけ先行してナシヤマに向かいますか?」

P「まあ、戻ったら博士と相談だな。とりあえず艦チェック作業が終わっているのであればギチトーに戻るぞ」

ありす「了解です」

未央「……あのー」

P「どうした本田少尉?」

未央「えっと、しまむーは……?」

P「1度部屋に戻っている。風呂は一緒に出たから、少し経てば戻ってくるとは思うが」

未央「そ、そうですか……ほっ……」

P「……なんだ?」

未央「えっ!? あ、い、いやーなんでも……き、今日はお赤飯がいいかなーとか、あははは……」

翠「大丈夫ですか?」

未央「いやもう全然大丈夫です。しまむーどんなことになったのかなーとか、これっぽっちも気にしてませんから」

ありす「滅茶苦茶気にしてますね。まあいずれ自分の身に降りかかることですけど」

P「今回の新人たちはアインフェリア隊と違って随分とまともだな……」

ありす「……」ゲシッ、ゲシッ、ゲシッ!

P「いって、いって……痛いっての、蹴るな……すまん……」

……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

奈緒「……む?」フワフワ


卯月「……♪」フワフワ


奈緒(卯月か……ずいぶんと機嫌が良さそ――)

卯月「あっ、K……セカンドドライバー、お疲れ様ですっ」

奈緒「……ああ」スッ

卯月「……♪」フワフワ


卯月「少佐、セックスのとき優しかったなぁ……気持ちよかったし……えへへ♪」


奈緒「……!」

奈緒(そうだった……セックスか! 中出しされたのか、外出しされたのか……くそおおおおお……!!)


卯月「もう少佐はブリッジに戻ってるのかなー?」フワフワ


……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(艦長室)

ちひろ『お疲れ様です。入港したらそのまま艦を固定させていいので、明日晶葉ちゃんのところで相談してきてください』

P「すまんな、こちらの都合になってしまうが……」

ちひろ『構いませんよ。秘匿階層のプロジェクトなんですから、旗艦とはいえ戦闘外ではこちらも行動制限できませんし』

P「まあ、ナシヤマに向かうことになると思うが……早めにハマヨコには向かう」

ちひろ『頼みますよ。まあ、次は木星圏での作戦ですし、通知が来たら合流でもいいんですけどね』

フレデリカ『あーっ!』

ちひろ『ちょ、ちょっとフレデリカさん、いまお話中で……』

フレデリカ『ねえねえプロデューサー、戻ってきたの? スティング全部倒した?』

P「ああ、問題なく終わった」

フレデリカ『さすがだねぇ、あの頭おかしくなったヤツに1人で戦ってただけのことはあるねー』

P「白塗りのことか……まあ、お前が助けてくれなかったら俺も死んでいただろうから、何とも言えんな」

フレデリカ『フッフーン、褒めてもいいんだよ? 明日遊びにいってもいい?』

P「すまんな、明日は別件で博士のところに行かねばならん。もしかしたら俺たちはM-01より先に木星圏に戻ることになるかもしれん」

フレデリカ『えっー! アタシ聞いてないよー、ぶーっ! アタシも一緒にいきたーい』

P「そう言わないでくれ。木星圏での作戦開始時にはまた一緒になるさ」

フレデリカ『それっていつ?』

P「いつと言われてもな……干渉装置の経過観察結果から上が判断するとしか……」

フレデリカ『それじゃあアタシもそっちいきたーい! ちひろさんダメー?』

ちひろ『ダメです。うちの所属ですけど部隊が違うんですから』

P「木星圏で会ったらまたフレイヤに来ればいい。それまで我慢してくれ」

フレデリカ『あーあ、プロデューサーと一緒にいればメッセンジャーにも会えると思ったんだけどなー』

P「それなら、木星圏での作戦が終わった後に皆に会わせてやる。それで我慢してくれるか?」

フレデリカ『ホント!? ありすちゃん以外のメッセンジャー?』

P「ああ、いまは皆木星圏にいる。俺の家にいるから、連れて行ってやる」

フレデリカ『それなら仕方が無いなー。フレちゃんは心が広いからそれで手を打ってあげようかな? ウソついたらアタシの針飲ませるからね?』

P「お前が言うと洒落にならないから勘弁してくれ……」

ちひろ『ま、明日のお話次第ですね』

P「そう言うことだな。では切るぞ」

智絵里『あっ、いま通信しているのこの前の戦闘でわ――』

ピッ!

P「さて……」

ピピピッ!

P「俺だ」ピッ!

ちひろ『すみませーん、入港作業入る前にいいですか? 作業終わる頃には就寝時間になると思いますし』

P「どうした?」

ちひろ『智絵里ちゃんがPさんとお話ししたいみたいなんで、ちょっとだけいいですか?』

P「智絵里? 誰だ……まあ、構わんが」

智絵里『あ、あのっ! コ、コンコルディア隊の、緒方智絵里少尉です! 土星圏で、時子さんの部隊に入ってて……』

P「お前は……コンコルディア隊の者か。前回の作戦時にフレデリカと一緒に戦闘を行っていたパイロットだな」

智絵里『はひっ! あ、あのっ、えっと……そ、その戦闘で、た、助けてもらって……私、あの……』

P「そうか。あのときは厳しい戦闘だったと思うが、よく戦ったな」

智絵里『で、でも私、また撃墜しそうになってて……そのとき少佐が来て……』

P「俺が来たのは偶然だ。それまでは少尉自ら戦闘を行い、スティングを倒していたのだろう? ならば問題ない」

智絵里『そ、その……』

P「時子の部隊に所属しているだけのことはあるな。今後の戦闘も頼りにさせてもらうぞ」

智絵里『……は、はい! 頑張りますっ!』

P「では俺は作業があるからそろそろ切るぞ。ちひろさん、明日また通信を送る」

ちひろ『はーい』

ピッ!

P「さて……ブリッジに戻るか」

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「迎撃任務、お疲れ様です」

ありす「お2人は休暇中でしたから気にしなくていいですよ。元々、P少佐とも合流できたので戦力的には問題ない範囲でしたから」

凛「残りの作業、こっちで引継ぎますか?」

未央「んー、大体終わらせたから大丈夫かな?」

翠「作業漏れはありませんか? 整備班からの完了連絡は来ていますか?」

未央「完了連絡は……来てます。戦闘記録もアルヴィスに転送されたのは確認したし……ねえしまむー、あとやっておかなきならないことって――」クルッ


未央「……あれ、しまむーは?」キョロキョロ

加蓮「え? 私たち来たときから見てないけど?」

ありす「いつの間にブリッジから離れたんでしょうか? まあ、作業は大体終わってそうですけど……」

翠「Pさんは食事に行かれましたし……卯月さんも休憩でしょうか?」

凛「なんだ。それなら未央も休憩してきなよ」

未央「うーん、そうしよっかな? 私もお腹空いちゃったし」

翠「そろそろ就寝時間ですからね。みなさんも、今日はもう上がって構いませんので、明日の監視作業よろしくお願いします」

加蓮「了解です。それじゃあ、私たちも食堂行こっか。寝るまでまだ時間あるし」

凛「そうだね」

……
…………

――十数分後、フレイヤⅡ(食堂)

P「おばちゃん、食券だ。カツ丼を頼む」

おばちゃん「あいよ、残すんじゃないよ」

P「さて……」


卯月「少佐!」タタタッ!


P「ん、島村少尉か。ブリッジの作業はどうした?」

卯月「終わりました! あの、いまからご飯ですよね? 一緒に食べてもいいですか?」

P「……まあ、終わっているなら構わん。適当に座って食べるか」

卯月「はい! えへへ……」


おばちゃん「あらまぁ、少佐も新人の子たちとすっかり仲良くなって……」


……
…………

――数分後

卯月「少佐は嫌いな食べ物とかはないんですか?」

P「特に無い」

卯月「私も無いんですよ」

P「そうか」

卯月「あ、私の頼んだ定食のお肉、美味しいですよ? 一口食べますか?」

P「いや……カツ丼食ってるからいらん」

卯月「あっ、丼からお汁がちょっと垂れてますよ。私、拭きますねっ!」

P「いや、食器下げるときに拭くから気にしなくていい」

卯月「大丈夫です! 拭くのも頑張ります!」フキフキ

P(……こんな喋ってくる奴だったか?)モグモグ

卯月「えへへ、しょうがないですね」フキフキ




凛「なにあれ」

加蓮「えー……」

未央「あ、あのしまむーの様子は一体……」

凛「ちょっと未央、あれどうしたの?」

加蓮「卯月って、結構少佐のこと警戒してたよね」

未央「う、うん……この前も『少佐って任務を言い訳にして私たちとたくさんセックスしてきそうですよね!』とか」

未央「『少佐ってちょっと怖い感じですよね。それに睨まれるだけで妊娠させられそう』とか言ってたのに……」

凛「それはさすがに言いすぎでしょ……」

未央「はっ!? も、もしやしまむー、今日の戦闘後に少佐とセックスしたから……」

凛「えっ、セックスしたの?」

未央「後で戦闘記録見せるけどさ、戦闘中に少佐の機体と合体して、その後お風呂でも合体してさ……」

加蓮「それじゃいまの卯月は、ホストにハマッた馬鹿な女そのものってことじゃん」

未央「いやそれはちょっと言いすぎ……」



ありす「何やってるんですかみなさん、食堂の入口でこそこそと」



凛「たっ、大尉!?」

翠「お食事はもう済ませたのですか?」

未央「中尉も……い、いえっ、そうしようかなーって思ってたんですけど……」

ありす「なら早く食事を済ませてください。就寝時間までには部屋に戻ってくださいよ」スタスタスタ

加蓮「行っちゃった……」

ありす「おばちゃん、タコライスください」

翠「私は週替わり定食でお願いします」

おばちゃん「はいよ、2人とも残すんじゃないよ」


P「ん、2人も食事か」

卯月「あっ、お疲れ様です」

ありす「はい。私たちの作業も終わりましたので」ガタッ

翠「卯月さん、隣失礼しますね」ガタッ

P「醤油いるか?」スッ

翠「すみません、ありがとうございます」

卯月「少佐、明日池袋博士のところから戻ってきたら、今日の戦闘でやった立体機動のおさらいしたいんですけどいいですか?」

P「俺と思考共有して状況判断力が上がって、通常以上の立体機動を経験できたからか。俺は構わんが」

卯月「それじゃあ、明日少佐が戻ってくるの待ってますね!」

P「ああ」モグモグ

卯月「明日は少佐と今日の戦闘の復習をやって……えへへ……」

ありす「……」モグモグ

P「……」モグモグ

ありす「Pさん」スッ

P「ん?」

ありす「口を開けてください。タコライスです」

P「……部下が見ている前だぞ」

ありす「いいじゃないですか、いつもやっていることですし。どうぞ」ズイッ

P「まあ、そう言われるとな……ん」モグモグ

卯月「……」

翠「ありすさん、あまり新人をいじめてはいけませんよ。Pさんも気付いてあげてください」

P「何をだ?」

翠「こういう事柄であまり鈍感ではない方だとは思っていますけど、たまに察して頂けないときもありますよね……」

ありす「……ふふっ、すみません、卯月さんが私たちのときと違う反応をしているので少し面白くなって」

卯月「えっ?」

ありす「いえ、卯月さんがPさんとセックスした後……いまの様子が、私たちがはじめてシステムを使ったときとはまた違う様子だったので」

卯月「……違う、ですか?」

ありす「まあ……そうですね、あえて言うなら、美波さんのときと似たような感じというか……セックスをしたことでPさんとの距離が近付いた気になっているというか」

翠「身体を委ねたということを思えば、私も少なからずそう思うところもありますね。Pさん自身は、あまりお変わりないようですけど」

卯月「えっ……」

P「まあ、俺はこの仕事やって長いからな。というか、最初から特に思うことがないというか……むしろ腰が痛くなるようになって辛くなったというか……」

卯月「えええええ……わ、私……もしかして、1人で勝手に舞い上がっちゃってたってことですか……?」

ありす「まあ、そう言うことです。悪いこととは言いませんけどね」

翠「それで次の戦闘に繋がるのであれば私も構いませんが……」

翠「とはいえ、セックスをしたことも考えると、心情的にはデリケートなことですからお話ししておいたほうがよいかと思いまして」

卯月「う、ううう……私、少佐とセックスして、何だかふわふわした気分になって……少佐も優しくしてくれて……」

P「お前ら飯食ってるときにセックスセックスって……」

ありす「女性の会話なんてこういうものです」


未央「いやいやいやいや! 場所くらいはある程度わきまえますから!」バッ!

卯月「みっ、未央ちゃん!?」ビクッ!

P「本田少尉か。皆も来ていたのか」

凛「いや、うーん……」

加蓮「来てたっていうか、様子を伺っていたっていうか……」

未央「まあまあしまむー、そう落ち込まなくてもよいではないか? 私たちもある意味お仕事で少佐とセックスしてるってことなんだからさ?」

卯月「うう……」

加蓮「まあ傍から見ると卯月の姿は滑稽だったけどね」

凛「ちょっと加蓮、少し静かにしようか」

卯月「滑稽……」ガーン……

未央「そんなダメージ受けなくていいって。少佐も、大尉や中尉とセックスしてたじゃん。しまむーもそれに加わっただけってことで、ね?」

翠「そうです。Pさんのお仕事としては、私たちのお相手が一番大変なことですから……私は、せめてPさんも満足して頂けるようにと、思って抱いてもらっていますが」

ありす「私はプライベートでセックスしていますけどね」モグモグ

卯月「少佐が満足……しっ、少佐! 私とセックスして、満足できましたか!?」ガタッ!

P「おい待て」

卯月「わっ、私はとっても気持ちよかったですけど! 少佐、私とセックスしてどうでしたか!?」ズイッ!

P「お前たち2人がこの話をすると部下に悪影響だな……」

翠「そうでしょうか?」

ありす「何もしなくとも、耐性持ちでもない限りはいつかはそうなります」モグモグ

卯月「少佐!」



1.P「俺も満足できた。無理やり言わせないでくれ」
2.P「うん……まあ……とりあえず出したし……」

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↓1

2

>>957
2.P「うん……まあ……とりあえず出したし……」

※イベントフラグが成立しました。今後特定のタイミングでイベントが発生する可能性があります。


P「うん……まあ……とりあえず出したし……」

卯月「」ガーン……

ありす「もう少し言い方はないんですか……」

凛「凄く苦しそうな顔してるけど」

翠「まあ……何度も私たちのお相手をして頂いておりますし……」

P「いや、俺でも……初めてセックスする相手には気を遣う」

未央「私が優しくしてあげてってお願いしておいたし……」

加蓮「少佐って風俗とかそっち側で働いてる人みたいに見える」

凛「間違ってないかも」

卯月「……そっ、それじゃあ」

P「ん?」

卯月「それじゃあ、次に少佐とセックスするときはちゃんと満足できるようにセックスします!」

P「そう……」

卯月「はいっ、たくさん勉強して頑張ります!」

ありす「その前にあなたは訓練を頑張ってください」



未央「うひー……1回のセックスでしまむーが変わってしまうなんて……」

加蓮「……まあ、私たちは卯月みたいにならないから大丈夫でしょ」

凛「そうだね……さてと、戦闘記録見てから寝ようかな」

……
…………

――翌日、ギチトー、オート・クレール社工場(オフィス)

晶葉「すまん、昨日もらったNGFのシステムログを見たが対応が難しそうだ」

P「マジかよ……」

晶葉「データ上で試してみたが、起動中のシステムに対してVPSPのシステムをそのまま上書きしてしまうと厄介なことになってな」

晶葉「脳波受信制御装置が処理対象とするシステムを判別できなくなってそのままシステムダウンしてしまった」

P「テストのときに気付かなかったのかよ……」

晶葉「シミュレーターでは助手に対して相方がいない状態でのテストだったし、データ処理もチェック用に一部弄っていたところもあってな、後で開発には説教しておくが」

ありす「機体としてはドッキングせず運用するといった形を取ったほうがいいですか?」

晶葉「VPSPは支援機をオプション兵装として運用するためのテスト機でもあるんだ。できればドッキングをした上での戦闘もやってもらいたいのだが……」

P「となれば、火器管制を扱うためにシステムの起動は必須ということか」

翠「困りましたね。ドッキングせず戦闘するのが一番良いのですが……」

ありす「私が出撃してPさんとドッキングしましょうか? 私であれば耐性もありますし」

翠「艦長が不用意に前線に出てはいけません。ありすさんの代わりに私が来ているのですから」

P「アインフェリア隊のときとは部隊の運用体系も変わっている。各個人の技量を考慮しても、人員がそこまで不足しているわけでもないんだ。ありすは艦長席に座っているべきだ」

ありす「ですけど……」

晶葉「まあ、とりあえずはナシヤマに戻って開発のほうと調整してみるよ。どの道ここではどうにもならん」

P「そうだな……なら、ナシヤマに帰るか」

翠「では、千川中佐にご連絡しておきますか? M-01はハマヨコに向かう予定ですし、それに修理もまだ終わっていませんが」

P「昨日話しておいた。後で俺のほうから伝えておく」

ありす「ナシヤマに戻るのは久しぶりですね……」

P「ありすはしばらく戻ってきてなかったからな。1度家に寄っておこうか」

ありす「そうですね。みなさんの様子も気になりますし」

晶葉「ならナシヤマに引き上げるとするか。NGFは全部返したし、持ってきた物のほとんどはモリアンに置きっぱなしだ。こっちはいつでも出発できるぞ」

P「なら博士はスタッフと一緒にモリアンに戻って出航準備をしていてくれ。フレイヤも準備させる」

ありす「では私たちも戻りましょうか」

……
…………

――フレイヤⅡ(通路)

加蓮「すみませんセカンドドライバー、倉庫の荷物、運ぶの手伝ってくださって……」ヨロヨロ

奈緒「……構わん」


凛「……」チラッ


加蓮「あっ、今度またお渡ししたデータ見ませんか? 私この前は途中で寝ちゃって……」

奈緒「……」



凛(加蓮、いつのまにかKNと仲良くなってる……倉庫の荷物の運び出しも、KNに手伝ってってお願いしに行ったし……)

凛(KN……加蓮の様子だと、悪い人じゃないんだろうけど……どんな人なんだろう)

凛(めちゃくちゃボリュームある髪の毛に、仮面なんて付けてるからバランス悪くて見た目はちょっとダサいし……でもNGFの操縦は凄くて……)

凛「……」

加蓮「凛、どしたの?」

凛「……いや、なんでもないよ」

奈緒「……早く行くぞ。整備班が待っている」

加蓮「あ、はいっ」

凛「……」

……
…………

――数時間後、フレイヤⅡ(艦長室)

ちひろ『ではフレイヤはモリアンを随伴させてナシヤマに向かうということで』

P「ああ、作戦の通知が回ってきたらハマヨコに向かう。合流したらまた頼む」

ちひろ『ええ。楓さんにはよろしく言っておいてください』

P「言っておく。あと、たまには楓さんに会って飲みに付き合ってやってくれ」

ちひろ『それはちょっと……』

P「ああそうかい……」

ちひろ『ま、こっちは修理が終わるまで暇ですし、2隻分の入港コード発行しておきますよ』

P「助かる。コードが来たら転送しておいてくれ」

ちひろ『はーい。ではまた』ピッ!

P「あとは大佐に通信入れておくか……」カタカタカタッ!


ピッ!

奈緒『……少佐、いるか?』


P「ん……セカンドドライバーか。入っていいぞ」ピッ!

パシュンッ!

奈緒「……」

P「どうした?」

奈緒「……ナシヤマに戻るって聞いた」

P「ああ」

奈緒「あたしは……」

P「いい機会だ。一緒に来い」

奈緒「えっ……で、でも……」

P「俺がナシヤマを出る直前まで、皆はお前のことを心配していた。それに、最初から誰も奈緒のことを責めてはいない」

奈緒「でも、あたしのせいで……!」グッ……

P「前にも話したが、お前のせいではない……むしろ感謝している」

P「一緒に来て、皆に顔を見せて安心させてやってくれ。ありすも、奈緒に来て欲しいと思っているさ」

奈緒「……」

P「それに、どうせ皆が復帰したら一緒に戦うことになる。いまからそんな調子でどうするんだ」

P「色々と奈緒の気が重くなっていることは俺にも分かる。だが、そろそろ戻ってやってもいい頃だろう?」

奈緒「……そうだな」

P「決まりだな。まあ、ナシヤマまでの道中は頼むぞ。移動に数日は掛かるし、その間の戦闘は頼らせてもらう」

奈緒「ああ、任せてくれ」

……
…………

というわけで、>>1的に凄くキリがいい場所になったので本日はここで終わります。
次スレ跨ぐかと思ったけど跨がなかったか。

明日か明後日頃に再開するとは思いますが、次回もしかしたらお見苦しい何かが出てくるかもしれません(そこまで進めば)

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

-------------------------------------------ここから関係ない話-------------------------------------------

美波「ここで全国のプロデューサーのみなさんにお知らせです」

ありす「今日は藍子さんの誕生日です」

夕美「藍子ちゃん、おめでとう!!」

藍子「あ、ありがとうございます……ここ宣伝枠なんですけど」

文香「……」パチパチパチ……

ありす「ちなみに私と美波さんも7月中に誕生日を迎えます。忘れないでおきましょう」

夕美「そうだ藍子ちゃん、何かほしいものとかある?」

藍子「えっ?」

美波「誕生日プレゼント、私たちで何か藍子ちゃんにプレゼントできたらなって思ったんだけど……」

藍子「い、いいんですか? それじゃあ、プロデューサーさんのおち――」

ありす「ただいまスマートフォン向けアプリ、アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージで……」ササッ!

ありす「夕美さんの所属しているユニット、サンフラワーのメンバーが登場するイベントが開催されています」」

ありす「イベント曲は『きみにいっぱい☆』です」

ありす「ちなみに夕美さんはイベント上位報酬、ポイント報酬両方に登場しています。文香さん、サンプルを」

文香「……」イソイソ……

ゴトッ

http://i.imgur.com/uehOQE4.jpg



ありす「まあ夕美さんが上位報酬、というわけではないので当然見切れています」

文香「……」ウンウン


藍子「――とうわけで、私やっぱりこういう日は特別なセックスがいいなって思ってるんです」

美波「うーん……それなら今日は、私たちは我慢しておいたほうがいいのかしら?」

夕美「私、もう誕生日過ぎちゃったからなぁ……でも誕生日だし、仕方ないかな」

ありす「……あの人たちは放っておいて、プロデューサーのみなさん、急いでスターライトステージをプレイして上位報酬を目指しましょう」

ありす「では、失礼します」

文香「……」フリフリ


――夕美ちゃんがちょっとエッチな衣装で可愛いので頑張りましょう。

-------------------------------------------ここまで関係ない話-------------------------------------------

なんか結構スレ埋まってたので次スレ立てました。以降は次スレで再開します。
【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです 2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1469459103/l50)

こんな糞みたいなスレでアイドルを変態扱いしてしまって大変申し訳ありません(ここ最近の変態に対する感想を見て)

埋めついでにもうみんな出たのでアインフェリアメンバーの差し替え前の人選を

美波→千秋
文香→翠
ありす→桃華
夕美→琴歌
藍子→かな子

なので、ツール叩いてぶっこ抜かれるテキストも>>770の一文

>ありす「はぁ……挿れてもらいたいので……いいですか?」シュッ、シュッ!



桃華「はぁ……今回はまだ、わたくしがPちゃまを受け入れておりませんもの……よろしくて?」シュッ、シュッ!


となっています(だから変換作業が面倒くさい)

もう1つ下らない話

このスレは元々エッチなマクロスがやりたいと思い立って作って、一応現時点で全部のシナリオが出来上がっているのですが
更に大元として黒川さんが宇宙野球リーグに出場してスターダムの道を駆け上がるという没シナリオが元になっています(宇宙周りの設定をそこから引っ張ってきた)

いまはこっちに路線を変えてよかったかなとも思っています。

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