マホ「宮永先輩、みかん取ってください」 (24)

マホ咲、短いです
※咲意外のキャラは、全員咲の後輩という設定になっております

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咲「……」

マホ「宮永先輩?」

咲「マホちゃん」

マホ「はい!」

咲「私は先輩で、マホちゃんは後輩だよね」

マホ「……?はい、マホは宮永先輩だけの後輩ですよ?」

咲「……そういう含みのある返しは求めて無かったんだけど…」


咲「まあつまり、そういう事だよ」

マホ「???」クビカシゲ

咲「私は先輩だもん。先輩である私をコキ使おうなんて、ちょっと生意気なんじゃないかな」

マホ「……」

咲「何か言い返すことある?」

マホ「宮永先輩……」

咲「うん?」





マホ「それならマホの膝の上から頭をどけてくれないと取れないです」


咲「……」

マホ「この状況で私が取ろうとすると、宮永先輩の頭が床とごっつんこですよ」

咲「……膝枕のこの状態から動かなくても、なんとか取る方法があるんじゃないかな」

マホ「いえ……その…何ていうんでしょうか」

マホ「膝が塞がってるだけなら大丈夫かもですけど……」

咲「???」

マホ「右手は宮永先輩に繋がれてて、左手は宮永先輩の頭を撫でるのに使ってます」

咲「……それは由々しき事態だね」


咲「いや、そんなのはどっちかをどければ良いんじゃないかな?」

マホ「手は先輩が離してくれませんし、頭からどかそうとすると唸るじゃないですかー」

咲「……唸ってなんてないけどね」

マホ「もう…宮永先輩がこんなに甘えん坊さんだったなんて、マホ驚きです」

咲「うるさいよ」

咲「……まあ、仕方ないからミカン取ってあげるよ」ヨイショ

咲「って、わわっ」グイッ

マホ「……」

咲「マホちゃん?」


マホ「やっぱりみかんは我慢するです」

咲「えぇ……」

マホ「ミカンなんかより、宮永先輩をこうして感じる方がよっぽど価値がありますから」

咲「マホちゃん」

マホ「はい?」

咲「……昨日貸した恋愛小説、そんなに面白かったんだね」

マホ「べ、別に影響受けたわけじゃないですよ!?な、無いんですからねっ!」プイッ

咲(さすが、コピーが得意なだけあるなぁ)クスクス




ミカン「解せぬ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【チョンボで始まる……】


マホ「……ぁ」

マホ「やってしまいました、チョンボです」ズーン

咲「チョンボで犠牲にされちゃった点棒が、今にマホちゃんを襲いに来るねこれは」

マホ「や、やめください!!」

咲「お前の七対子をトイトイにしてやろーかー!!」クワッ

マホ「ひぃっ!!」

マホ「うぅ……怖いです、もう1人で寝られません……」グスッ

咲「それにしても、マホちゃんのチョンボそろそろ治してもらいたいかな」


マホ「大事な後輩の寝不足の心配よりチョンボの心配なんて……宮永先輩、崖から子を突き落とすライオンみたいな酷さです」

咲「それ意味分かってる?」

マホ「……えへへ」

咲「チョンボの心配をするっていう事は、そのままマホちゃんを心配するって事に繋がるんだよ?」

咲「私はマホちゃんを心配してるの」

マホ「それはマホ=チョンボという認識って事ですかぁ!?」

咲「まあ、そうなるよね」


マホ「宮永先輩ははくじょーものです」ウゥ

咲「ごめんごめん」

マホ「……今日は1人じゃ寝られないので、お泊まりに来てください」

マホ「それで許してあげるです」

咲「……マホちゃんがそう言うなら仕方ないね」

マホ「やりましたぁ!」ニパー






和「今のは自分からは照れ臭くて泊まりに行きたいなんてとても言えない宮永先輩が、マホに誘うよう仕向けただけなのでは」

優希「のどちゃん、静かにするじぇ」


【チョンボの治し方】

咲「それで、肝心のチョンボの方だけど」

マホ「何か良い治し方でもあるんですかー?」

咲「そうだなぁ……」

マホ「……!!!」

マホ「マホ閃きました!」

咲「へ、ほんと?」

マホ「はい!!」






マホ「ずばり、マホがチョンボする度に、宮永先輩がマホにちゅーするというのはどうでしょうか!」




咲「……ちゅーいする?」

咲「こらー!……って?」

マホ「チューするです」

咲「……」

マホ「……」

咲「~~~っっ!?!?/////」カァ

咲「ま、マホちゃん!?にゃ、にゃに言って/////」

マホ「マホのチョンボ癖はお母さんからの遺伝なのです」

マホ「そして、お母さんによると、お母さんが治した時はこのやり方で治したそうなのです」

マホ「なんでも、理屈は分からないけど必ず治るとか……」


咲「そ、そうなの……?/////」

マホ(宮永先輩、膝枕とか手繋ぎとかは良いのにちゅーは照れるんですね……)

マホ(……ちゅー?)

マホ「~~~ッッ/////」ボッ

マホ(ちゅ、チューって、落ち着いて考えてみたらキスって事ですか!?)

マホ(ま、マホってばなんてハレンチなお願いを……/////)

マホ(……宮永先輩と……キス……/////)

マホ(あぅ……やっぱり恥ずかしいです!)

マホ「み、宮永先輩!落ち着いて考えてみたらやっぱり恥ずk」



咲「うん、マホちゃんのお母さんが言うならやってみよっか……その……キス……」


マホ「えぇっ!?い、良いんですか!?」ガタッ


ガチャン


マホ「……ぁ」

咲「今ので山……崩しちゃったね」

マホ「い、今のは……その…は、始まる前ですしノーカンです!」

咲「ダメだよ、マホちゃん」ズイッ

マホ「ち、近っ/////」

咲「これはそう……お仕置き、なんだからね」コソッ

マホ「はぅっ!/////」

マホ(み、宮永先輩目がマジです!)


咲「それじゃあ、まずはほっぺから」スッ

咲「んっ……」チュッ

マホ「ぁ……」バッ

咲「……また、崩しちゃったね」


マホ「い、今のは……」ハァハァ

咲「次は、首ね」スッ

マホ「へっ、首……っん!/////」

咲「ちゅ……んっ……」チュッ

マホ「あぅ…っ…」ビクッ


咲「もう……何回チョンボするの?」

マホ「ごめんなさい……っ/////」

咲「お仕置き、だね」

マホ「……はい…////」スッ

咲「今度は……唇」

マホ「……はぃ////」コク

咲「んっ……ちゅ……」

マホ「ふぁ……んんっ……////」チュッ

マホ「みやながせんぱい……」トロン

咲「マホちゃん、可愛い」チュッ

マホ「あ…んっ……ふぁ……」チュッ

――――――
―――――――――――
――――――――――――――――――


マホ「み、宮永先輩やりすぎです!/////」ハァハァ

咲「わ、私だけの責任にするつもり!?/////」

マホ「マホは途中でやめようとしました!でも、宮永先輩が……その……舌を…/////」

咲「~~ッッ!!/////い、入れたのは私だけど……か、絡めてきまのはマホちゃんだもん!!////」

マホ「あうっ/////」

咲「うぅ~/////」

マホ「はっ!で、でもマホ最初意外はチョンボしなかった気がします!」

咲「!!!」


咲「思い出してみれば確かに……うん、してないよ!マホちゃん!」

マホ「やりましたぁー!」ダキッ

咲「わわっ!」ギュー

マホ「宮永先輩のおかげです!」

咲「うん、これで一安心だね」ナデナデ

マホ「……でも…」モジ

咲「??」

マホ「その……また…その、発症しちゃうといけないので……/////」

マホ「定期的に……お願い、したいのです……/////」カァ

咲「う、うんっ/////わかったっ///」

マホ「宮永先輩……」チラ

咲「マホちゃん…」スッ







和「ごっほん!えっほん!ごっほん!」

2人「!?!?」バッ





和「二人とも、自分たちの世界に入っている所悪いのですが、そういう事は対局が終わってからにしてください!」

咲「……へ?」

マホ「の、和ちゃん何を……」

優希「言いづらいんだが、まだ対局終わってないじょ……いや、まず始まってすらないじぇ」

和「山が出来たところでマホが山を崩して、そのまま……その……/////」

和「い、言わせないでくださいっ!!//」

咲「……」

マホ「……」




2人「えぇーーーーーっっ!!/////」






優希「チョンボが治るっていうか、チューに嵌って対局が始まらないから自ずとそうなるだけだじょこれは……」ハァ

和「ある意味1局かましてましたけどね」

優希「のどちゃんキレっキレだな」


カン!

という訳でカンです
予定ではもう少し長めにしようと思っていたので年齢改変をしましたが、あまり意味が無かったですね

見てくださった方ありがとうございました
マホ咲増えろ!

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