ちひろ「トランプラブレター」 (59)

P「おはようございまーす。」

ちひろ「あ、おはようございます。プロデューサーさん、ホワイトボード見てみて下さい。」

P「え?どうしたんですか?」

『プロデューサー、誕生日おめでとう!アイドル一同より』

P「おお、嬉しいですね。誰が書いたんですかこれ。」

ちひろ「書いてある通りですよ?」

P「全員ですか!?確かに何重にもなぞられてますけど……。」

ちひろ「さすがに全員は無理みたいでしたけどほとんど全員ですね。」


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P「それでも嬉しいですよ。でもどうしてこんなに来たんですか?」

ちひろ「プロデューサーさんの人望……もありますけど、これが原因ですね。」

P「ああ、見たことあります。トランプの箱ですよね?マジックとかでよく使われてるやつ。」

ちひろ「当たりです。」

P「なんでトランプでアイドルが釣られるんですか?」

ちひろ「トランプラブレターって知ってます?」

P「トランプラブレター?」

ちひろ「52枚のトランプそれぞれに相手の好きなところを書いて交換する遊びです。」

P「へー、可愛らしい遊びですね。」

ちひろ「そしてこのトランプ、見てください。」

P「空ですね……。」

ちひろ「52人に先着順に一枚ずつあげることにしてみたら最初に来た卯月ちゃんからどんどん噂が回って……。」

P「よくはけましたねそれ。」

ちひろ「もう!自己評価低すぎです!なくなって貰えなかった子もいたんですよ?」

P「おお、プロデューサー冥利につきますねそれは。」

ちひろ「ちょっとした誕生日プレゼントにってことで、みんなプロデューサーさんに渡すみたいなんでこの箱に一枚ずつ集めてあげて下さいね。」

P「なんか照れますね。信頼を得てるって自信がもてますよ。」

ちひろ(鈍感なのか天然なのか気づかないふりなのか。)

P「そういうことならいろいろ顔出しながら集めてみますよ。」

ちひろ「それでは今日も一日頑張って下さいね。」

P「ありがとうございます!行ってきます!」

ちひろ(みんなどんなメッセージを込めるのかしらね。勢いあまって、なんてことにならなければいいけど。)

???「プロデューサーさん!」

P「ん?」

卯月「おはようございます!」

凛「おはよう。」

未央「おはよー!」

P「おう、おはよう。今日は朝から撮影で大変だな。」

卯月「大丈夫ですよ!島村卯月、頑張ります!」

凛「あんまり張り切りすぎないようにね。」

未央「しまむーは空回りすることあるからね!」

卯月「未央ちゃん!」

未央「あはは、ごめんごめん!」

P「どうしたんだ?呼び止めて。」

凛「ほら、もう仕事なんだからさっさと渡して行くよ。」

未央「しまむー!」

卯月「はい!プロデューサーさん、お誕生日おめでとうございます!」

凛「おめでとう。」

未央「さらに年をとってしまいましたなー!」

P「お、これは。」

卯月「私達からの感謝の言葉です!ちひろさんから聞いてますよね?」

P「聞いてるよ。ありがとう。」

凛「あ、今読まないで。」

P「どうしてだ?」

未央「それを乙女に言わせちゃダメでしょ!」

P「ああ、そりゃ恥ずかしいよな。」

凛「っ……!行くよ、卯月!未央!」ムッ

未央「あー……今のはデリカシーなさすぎだよ?しぶりんのフォローはこっちでしとくから安心して仕事行ってきてよ!しーぶりーん!待ってー!」

卯月「あはは、じゃあ私も行きますね!頑張って下さい、プロデューサー!」

P「ああ、卯月もほどほどに頑張って。」

卯月「もう!わかりました!……あ、それと……。」

P「ん?なんだ?」

卯月「……いえ、なんでもないです!行ってきます!」ニコッ



P「ハート、ダイヤ、スペードのJか。」

ダイヤJ
『プロデューサーのいじったら面白いところが好きだよ!なんてね!いつもありがと!未央』

スペードJ
『プロデューサーの真っ直ぐなところ、いいと思う。感謝してるよ。凛』

P「はは、なんか照れるな。」

ハートJ
『影でいつも私達支えてくれているところ●●●●●●が好きです!本当にいつもありがとうございます!卯月』

P「ん?黒く塗りつぶされてるな……。書き間違えたのか?はは、卯月らしいな。」


P「こうして貰ってみると恥ずかしいもんだな。いや、嬉しいんだけど。とりあえず箱に閉まって大事にしよう。うん、そうだな。」

???「独り言?」ヒョコッ

???「えー独り言多いと禿げるよ?」

???「うきゃー☆そんなPちゃんもかわいいって思うにぃ☆」ハピハピ

P「莉嘉、きらり、髪の話はやめてくれ……。」

みりあ「みりあね、プロデューサーは髪がなくてもかっこいいと思うよ?」

P「みりあまで……。」

莉嘉「そうかも!もし禿げたら一緒にプリ撮ろうね☆」キャハ

P「なんの記念だよ……。」

きらり「落ち込まないで?Pちゃん。」

みりあ「そうそう!みりあ達プレゼント持ってきたんだよー!」

莉嘉「落ち込んでるP君にめっちゃいいものあげる!」

P「トランプか?」

きらり「んもーう!先に言うのはルール違反だにぃ?」

P「すまんすまん。」

みりあ「じゃあ……はい!これみりあの!誕生日おめでとう、プロデューサー!」


莉嘉「いっぱいデコったんだよ!誕生日おめでと、プロデューサー!」

きらり「これはきらりからにぃ!バッチシ書いといたからーゆっくり読んで欲しいにぃ!」

P「おう、ありがとう。」

莉嘉「じゃあ凸レーションズも仕事あるから行くね!」

みりあ「ばいばーい!」

きらり「……オッスオッス!ハピハピして行くよー☆Pちゃんもファイトだにぃ!」

P「おう、行ってらっしゃい!頑張って!」

P「ダイヤの3と6とKか。」

ダイヤ3
『えーっとね!プロデューサーの優しいところが大好きだよー!これからもみりあ達をよろしくね、プロデューサー!みりあ』

ダイヤ6
『P君のワガママ聞いてくれるところが好きだよ☆いつもありがと☆莉嘉』

P「はは、やっぱり凸レーションズは元気いっぱいだな。おや、これは……。」

ダイヤK
『いつもきらり達を見守っていてくれているところ。大好きです。ありがとうにぃ……きらり』

P「おお、これはまた……新たな一面、うん新たな一面だな。いつか直接こういう話し方で言われることはあるだろうか……。」




書き溜め尽きたのでこっからゆっくりいきます。

???「そなたーここにいたのでしてー。」

???「さすが芳乃ちゃん……本当に見つけたにゃ。」

???「カワイイボクでもこんなに早くには見つけられないのに……。」

P「今度は芳乃にみくか。」

幸子「ちょっと!!」

P「はは、すまんすまん。」

みく「幸子チャンがいると、みくがいじられない。連れてきて正解にゃ。」

P「あんまり幸子をいじめるんじゃないぞ、最上川。」

みく「前川にゃ!!」

芳乃「人を呪わば穴二つなのでしてー。」

P「そういうことだな。」

幸子「もう!そういうこと言ってるとこれあげませんよ!?」

P「なに!?申し訳ない!今までのことは水に流すから許してくれ!」

みく「Pチャンが流してどうするにゃ。」


芳乃「ではそなたにはこちらを進呈するのでしてー。」

P「この!トランプ!こそ!俺が!求めてた!」

みく「うっとうしいにゃ。はい、これみくの。」

P「お、ありがとう。よし、トランプも貰ったし俺行くわ。」

幸子「え。」ポツン

みく「んふっ。行ってらっしゃいにゃ。」

芳乃「そなたーよいのでしてー?」

P「なにがだ?」

幸子「ちょっと!それ以上はカワイイボクでもさすがに怒りますよ!」ナミダメ

P(上目遣いでぷんすか怒る幸子……)

みく(身長低いから見上げてるにゃ……)

芳乃(これはこれはー)

((カワイイ))



P「カワイイな……」ボソッ

幸子「なっ……!」

幸子「ふ、ふふーん。分かればいいんです、分かれば!じゃあこれ、あげます!」

みく「素直じゃないにゃ。」

芳乃「人の振り見て我が振り直せといいましてー。」

みく「……みくは素直にゃ。」

P「幸子からも貰えたことだし、俺も仕事に戻るとするよ。」

芳乃「そなたー大切なことを忘れていましてー」

P「ん?なんだ?」

芳乃「お誕生日」

幸子「おめでとうございます!」

みく「にゃ!……やっぱりみくの台詞おかしくないかにゃ。」

P「ありがとう。嬉しいよ。」ニコッ

芳乃「ではこれにてー。」

幸子「ボク達レッスンあるんで行きますね!」

タッタッタッ

みく「………。」

P「ん?みく、お前も一緒じゃないのか?」

みく「お、お誕生日おめでとうにゃ!」

P「お、おう。どうした?さっきも言ってくれただろ。」

みく「さっきのはにゃ!だけだったし三人でのおめでとうにゃ。」

みく「……今のはみくだけのみくからのおめでとうにゃ。」

P「……そうか。ありがとう」

みく「ううん、こっちこそ……いつもありがとうにゃ♪」ニコッ

みく「二人とも待つにゃー!!」

P「クローバーの2と5、それからハートの7か。」

クローバー5
『そなたの芯の強さを慕っておりましてー。文字ではありますが、感謝の気持ちを述べたいと思いますー。いつもありがとうございますー。芳乃』

ハートの7
『ボクをいじめるところ以外は大体悪くありませんよ!……いつもありがとうございます。幸子』

P「芳乃はなんだか堅苦しい感じもするが、そんなことはないんだろうな。幸子は隅に小さく書かれたありがとうがすごく可愛い。カワイイじゃなくて可愛い。」

P「さてみくのは……。ふふ、みくらしいなこれは。ありがとう。」

クローバーの2
『言いたいことは全部態度と言葉で伝えるにゃ。こんな気ままなところを受け止めてくれるPチャンが好きにゃ。みく』

一旦休憩

数時間後

ちひろ「んーっ!やっとお昼ですねー。」

P「もうそんな時間ですか。ご飯でも食べに行きますか。」

ちひろ「あー……その必要はなさそうですよ?」

P「え?」

???「Pさぁん?お弁当ならここにありますよぉ?」

???「デザートもありますよー?」

P「まゆ、かな子」

まゆ「はぁい♪あなたのまゆですよぉ。これ、お弁当です。」

かな子「これは愛梨ちゃんと作ったアップルパイです。」

P「おー悪いな。」

まゆ「いえ、気にしないで下さい。まゆはPさんが食べてくれればそれだけで幸せですからぁ。」

かな子「美味しいもの食べて午後も頑張って下さいね!」

P「ありがとな。これで午後も頑張れるよ。」

まゆ「それとこれ、まゆからのプレゼントです♪」

かな子「私からもどうぞ!」

P「お、まゆ達もトランプ組に入ってたのか。」

まゆ「うふふ、当たり前じゃないですかぁ。トランプ一枚に納めるのは大変でしたよぉ?」

かな子「あはは……。」

ちひろ(アカン)

P「おう、ありがとう。後で読ませてもらうよ。」

かな子「そ、それでは私達はこれで!」

まゆ「もう行くんですかぁ?まゆはまだ……。」

かな子「ま、まゆちゃん!私達もうすぐお仕事だよ!?」

まゆ「むぅ……仕方ないですね……。それではPさん、また♪」

P「ん、頑張ってな!」

まゆ「はい。」

かな子「行ってきます!」

P「ハートのAとクローバーのAか。」

クローバーA
「美味しいものを美味しそうに食べるところが好きです。これからもたくさん食べてくださいね!かな子」

P「ははは、かな子には負けるよ。まゆは……。」

ちひろ「ど、どうでした……?」

P「ふふ、見ますか?」

ちひろ「い、いえ。遠慮しておきます……。それに女の子の気持ちが詰まってるんですよ?人に見せちゃダメですよ!」

P「そうですね!今朝デリカシーのことで怒られたばかりなのに面目ない……。」

ハートA
『まゆはPさんの全てを好きです、とは言えません。まだPさんの全てを知っていませんから。だから今はまゆを見つけてくれたところが好き、と言っておきますねぇ。これからも末永くよろしくお願いします。まゆ』

P(あんなに輝いてる子を見つけられない方がどうかしてるってぐらいだよ。)

今日はこれにて就寝です。明日残ってれば続きを書きます。

最大二ヶ月大丈夫なのですね。
情報ありがとうございます。
では続きを書いていきます。

P「まゆ、また料理のレベルが上がったな……。」モグモグ

ちひろ「それお弁当のレベルじゃないと思いますよ。」

P「不思議なことに俺が食べたいと思ったものが入ってるんですよね。これとか。」

ちひろ「なんですかそれ。」

P「兎肉のタリアッテレ。」

ちひろ「なんですかそれ!」

P「先日テレビで見かけたんですよね。」

ちひろ「ジビエがお弁当にはいってるのも不思議ですが、臭みがないし色もいい。どんな調理法なんでしょうか。」

P「まあ、まゆのみぞ知るところってとこでしょうか。」

ちひろ「なにもうまくありません。」

ID加速中は論破されているwwwwwwホルホルしてるID加速中自演で顔真っ赤wwwwww
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   、_,,,, _,, -.'"           ` 、
 ミ三ミ三ミ三ミミ                ヽ_,
-==三ミ彡三ミミ     ,,=-==     ==、 iミ=-、_
_,,ンミミ三ミ三ミミ]  -彡-一 ー-、 r一 ーミ、|ミミ三ミ=-'

_, -==彡ミ彡ミミミ|  ン| ,=て)> (|ー| ,て)>、 ||三ミ彡==-'
_,彡彡三ミ三ミミレ'~ .|. '     |  ヽ   `  |ミ三彡三=-、
(_彡三ミ彡ミミミ'   ヽ、    ノ   \__ノiミ彡ミ三=ー  
ー-=二三ンーミミミ     `ー /(_r-、r-_)   .|彡ミ三=-、      ←カスジャップ
)(_ミ彡ミ| i' ヽヽミ       | : : : __ : :__: :i   .|彡ミ三=-、_
と彡ミ彡ミヽヽ<ヽミミ      |: ン=-ニ-ヽ、   .|彡ミ三==-
 彡ミ彡ミミヽ  ) `    、 .' <=ェェェェェン |    |彡ン=-=
 -==彡三ミ `ーヽ : : : : : :i: :  `ー--一''  : : ノミ三==''




???「煩わしい太陽ね!」

???「おはよープロデューサー!」

???「おはようございます。」

P「おーおはよう。蘭子、李衣菜、橘。」

ありす「橘です!……合ってます!」

蘭子「束の間の贄を欲する刻であったか!(お昼ご飯食べてる途中でしたか?)」

李衣菜「みたいだねー。出直そうか?」

P「大丈夫だ。どうした?」

ありす「私達も忙しいのですから早く渡して行きますよ!」

蘭子「闇に堕ちし日であろう……魔族の集結をもって審判を下そう!(誕生日ですよね!私達からおめでとうを伝えにきました!)」

李衣菜「そういうこと。これ、ちひろさんから聞いてるよね?私達からだよ。」

P「おお、ありす達もトランプを持ってたのか。」

ありす「はい。プロデューサーには感謝してま……ありすです!……橘です!」

李衣菜「もうどっちがどっちだかわかんなくなってるね。」アハハ

蘭子「悪魔の札に込められし情念をしかと味わうがいい……。(私の気持ちはそのトランプに込めておきましたよ♪)」

P「ありがとう。」

ありす「誕生日おめでとうございます。……本当に感謝してますよ。」

蘭子「我も……えっと……プロデューサー、いつもありがとう……。」

李衣菜「うんうん。よく言えたね。私からもありがと。」

P「なんだなんだ。改まって。」

ちひろ「それだけみんな普段から感謝してるんですよ。」

P「ありがたい話です本当。」

ありす「では私達はこれで。」ガチャッ

蘭子「闇に飲まれよ!」

李衣菜「じゃあねプロデューサー。やみのまー。」

P「おう、やみのま。」

ちひろ「……なんだかあっさりしてましたね。」

P「最近バラエティの出演が多かったので忘れがちかもしれませんけど、あいつらクールタイプですから。」

ちひろ「なるほど。」

P「あんまり騒がしくないんですよ。」

ちひろ「そうですね。騒がしいタイプは……」

バタン!!

???「せんせぇー!!いるー!?」

???「プロデューサー!!!元気ですか!?!?」

???「こらこら二人とも、事務所なんだから大きい声出さないの★」

ちひろ「噂をすれば……ってやつですね。」

P「薫、茜。美嘉の言うとおりだぞ。」

薫「はーい……。ごめんなさい。」

茜「すいません!!プロデューサー!!」

美嘉「まだ声大きいよ、茜。」

薫「せんせぇー!誕生日おめでとう!」

P「おお、直球&即行動!」

美嘉「あ!トランプもう渡しちゃった!焦らそうと思ったのになー★」

茜「直球勝負なら負けてられませんね!私からもこれです!」

P「ありがとな。……で?」

美嘉「はいはい、私からもあるよ。カリスマJKの直筆だよ★めんどくさいから適当に書いただけだけどね★」

茜「………?私達より書くの遅かったような?」

美嘉「ちょっ……!」

薫「……!つんでれだー!!」

P「くふっ……どこでそんな言葉覚えたんだ、薫。」

薫「比奈おねえちゃんから!」

ちひろ「ふふっ、比奈ちゃんGJですね!」

美嘉「もう!!」カオマッカ

茜「おお!顔がファイヤーしてます!!」

P「この三人組になると美嘉がいじられるのか。」

ちひろ「なんだか意外ですね。」

美嘉「……っ!もうレッスン行くよ!あ、誕生日おめでとプロデューサー★」

茜「あ、おめでとうございます!!」

薫「せんせぇ!だいすき!誕生日おめでと!!」

P「ああ、ありがとな!」

P「一気に集まったなあ。スペードの3と6と9。これがありす達だな。」

スペード3
『こんな私でも、いつも笑顔で接してくれるところが好きです!……うう、恥ずかしいですねこれ……。蘭子』

スペード6
『ロックなこところ、好きだよ。……あとは笑顔が可愛いところかな。いつもありがと。李衣菜』

スペード9
『厳しいことを言ったあと、優しく励ましてくれるところです。いつもありがとうございます。ありす』

P「李衣菜に可愛いと言われるとは。それにありすは自分で名前を書いたのか。少し意外だ。」

P「それからこっちは美嘉達の分。ダイヤの8と9。スペードの8か。」

ダイヤ8
『せんせぇのおっきい手がだいすきー!なでなでされると安心するー!薫』

ダイヤ9
『車を運転してる時の横顔、かっこいいよ。送り迎えありがとね★美嘉』

スペード8
『プロデューサーの熱血なところ、好きですよ!!これからも走り続けましょう!!茜』

P「……最近の美嘉はどうにもませてきた気がするな。」

ちひろ「乙女はいつまでも乙女じゃないってことですよ。」

P「……独り言、多いですかね俺。」

ちひろ「人並み以上には♪」

P(この子達といつまでも走り続けれるといいな。)

しばらく忙しくて書けてませんでした。
今更ですが頑張って書きあげたいと思います。

P「さてご飯も食べ終わったし……。」

???「デザートの飴でも食べてお昼寝の時間だね。」

P「おう!……ってそんなわけあるか!」

???「ノリツッコミ……?下手……。」

P「ほっといてくれ……。」ガクッ

???「大丈夫?どこか痛いの?」

P「大丈夫だよ。千佳は優しいなー……。それに引ひきかえお前は……。」

杏「雪美ちゃんになんてこと言うのさ。」

雪美「多分……違う……。」

P「で、なにしにきたんだ。」

杏「む、厄介払いされそう。」

千佳「えっとね、あれ?どこやったっけ?」

雪美「なくすといけないからって……預けた……。」

杏「千佳ちゃん、こっちだよー。」

千佳「忘れてたっ!」ガーン

P「杏が引率役かー。」

杏「この子達が頼むから仕方なく、ね。」ヤレヤレ

千佳「?……あれ?そうだっけ?」キョトン

雪美「書けたから……ついでに一緒に行こうって……言ってた……。」

P「なんだ少し見直したのに。」

杏「見直させて飴貰う作戦が!」



千佳「杏ちゃんずるーい!チカにもなにかちょーだい?」ウワメヅカイ

P「上目遣いっ……!」グッ

ちひろ「そういえば雑誌でやってましたねー。」

雪美「じゃあ私も……。」ウワメヅカイ

P「できてない!でも可愛い!」

杏「じゃあ杏もー。」

P「どこ見てんだお前。」

杏「ちひろさんの金庫。」

P「やめとけ。どうなっても知らんぞ。」

ちひろ「どういう意味ですか?」ゴゴゴ

杏「」

P「」

雪美「二人とも……気を失った……?」

千佳「えっ。」

ちひろ「あ、あらあら。三人のトランプはどこにあるの?」

雪美「あそこ。」

ちひろ「あー杏ちゃんのウサギの中ね。」

千佳「千佳いっぱい気持ち込めたよっ♪喜んでくれるかな?」

ちひろ「ふふっ。喜びますよ。プロデューサー馬鹿ですし。」

雪美「馬鹿……?」

ちひろ「親バカのプロデューサーバージョンってことですよ♪担当アイドルが可愛くて仕方ないんでしょうね。」

千佳「でもちひろさんも可愛いよ?」

ちひろ「あら♪ありがとう、千佳ちゃん。」

雪美「じゃあ……そろそろ…行く。」

ちひろ「頑張ってね。」

千佳「はーい!……ちひろさんも、ね♪」ニヤッ

ちひろ「……!なんのことかな?……行っちゃった。」

P「」

ちひろ「いつのまにか杏ちゃんもいませんし……。」

数時間後

P「はあ、やっと終わった!」

ちひろ「お疲れ様です♪トランプ、集まりました?」

P「半分程度ですね。やっぱり会えなかったアイドルもいましたよ。」

ちひろ「本当は一番最後の予定でしたけど……。」

P「なにがですか?」

ちひろ「誕生日おめでとうございます。」

P「ん?あ、トランプ。ちひろさんも持ってたんですね。」

ちひろ「はい♪一人で読んで下さいね、恥ずかしいので。」

P「え、あ、はい。」

ちひろ「もう終わったんですよね?帰ります?」

P「いえ、もう少しやってきますよ。」

ちひろ「そうですか、ではお茶でもいれましょうか。」

ちひろ「そういえば午後のお仕事では誰かトランプ渡しに来たんですか?」

P「はい。来ましたよー。」

ちひろ「ほうほう、して誰が来たんですか?」

P「えっとあれは確か書類整理をしてるとき……。」

ちひろ「あ、回想なら先にお茶持ってきても?」

???「プロデューサーさん…。」クイックイッ

P「ん?千枝か。どうした?」

千枝「これどうぞ…!」

P「お、千枝も貰ってたのか。ありがとう。」

???「プロデューサー!仁奈も持ってるでごぜーますよ!」

P「おお仁奈もいたのか。」

仁奈「ナナおねーさんの後ろに隠れてたでごぜーます!」

???「私も小柄な方ですけど、仁奈ちゃんも小柄ですからね!」

P「菜々さんはないんですか?」

菜々「ちゃーんとありますよ♪欲しいですか?」キャハッ

P「意地悪しないで下さいよ菜々さん。」

菜々「……あの菜々のが年下なんで敬語はちょっと。」

P「すいません!!菜々さん!!」

菜々「帰りましょう仁奈ちゃん、千枝ちゃん。」クルッ

仁奈「もう帰りやがるですか?」

P「ああ、ごめん菜々。」

菜々「もう最初からそうしてれば……ん?千枝ちゃん、どうしたの?固まって。」

千枝「ち、千枝っ今夜は帰りたくありませんっ!」

P「」

菜々「」

仁奈「なにかおうちであったでごぜーますか?」

千枝「ううん…、こう言うと好きな人がドキドキしてくれるんだって……。」

菜々「ちょちょ!それは誤解ですよ!」

P「た、確かに好きな人に言われると嬉しいが千枝はそんな事言う年ではなくてな!」

仁奈「じゃあ仁奈も言うでごぜーます!!」

ガチャッ

仁奈「プロデューサー!仁奈、今日は帰りたくねーでごぜーます!」

???「……。」

菜々「あ、あはは。おはようございます。早苗さん。」

P「」ダラダラ

早苗「えーと……逮捕?」

千枝「あ、好きな人って言っちゃった。…千枝、悪い子かな……。」



P「早苗さん!ギブギブ!!」

早苗「んー?いたいけな少女にとんでもないこと言わせてた人がなに言ってるの?」ギリギリ

P「そ、それは誤解で……!」

ガチャッ

???「プロデューサー……なんでもないッス。」

P「ひ、ひなああああ!!助けてくれえ!!」

比奈「自分、メルル見なきゃいけないんでこれで。」

P「ちょ、ほんと頼むから!」

比奈「あー…まあ早苗さん落ち着きましょう?」

早苗「落ち着いてるわよー?」

比奈「だそうッス。」

P「粘り!!!」

仁奈「菜々おねーさん!」

菜々「ど、どうしたの?」

仁奈「なんで仁奈が帰りたくねーって言ったらプロデューサーがしめられるですか?」キョトン

菜々「あ、あはは……なんででしょうねえ……。」
メソラシ

千枝「千枝……気になります……!」フンス

P「そんな感じでしたねー。」

ちひろ「え、回想終わりですか。」

P「はい?そうですけど。」

ちひろ「トランプは?」

P「あー後で普通に貰いましたよ?あまりに普通にはいって。早苗さんと比奈からも。」

ちひろ「誤解はどうなったんですか?」

P「それも普通に比奈と菜々さんが解きました。」

ちひろ「比奈ちゃん、意外と話上手…?」

P「まあ口下手ではありますけど器用なんで、あいつ。」

ちひろ「ちなみにその子達だけですか?」

P「あーそのあと来たのは……。」

ちひろ「あ、お茶おかわりしときますね。」

P「うーん!やっと書類も整理終わったぞー!」

???「あら、それはちょうどよかったですの。おつかれさまですわ、Pちゃま。」

P「おう、桃華か。ありがと。」

桃華「わたくし達の為に頑張って下さるのですからお礼くらい当然ですわ。」

P「んでちょうどよかったってのは?」

桃華「ああ、先ほどわたくしもティータイムに入ったのでご一緒にどうです?」

P「おお、じゃあご一緒しようかな。」

桃華「あちらのテーブルですわ。」

???「招かざられる客だね。天使達の止まり木に用でもあるのかい。」

桃華「Pちゃまも一段落したみたいなので少し談笑しにきただけですわ。」

P「飛鳥、邪魔だったか?」

飛鳥「君を邪魔だと感じたことは一度もないね。それは今もだよ。」

???「そうね。彼を邪魔と言うならそれは堕落の罪を知らないだけね。」

P「こりゃまたすごい組合せだな。」ヒソヒソ

桃華「え、ええ。わたくしも少しだけ困っていましたの……。」ヒソヒソ

???「どうしたの二人とも。私の顔になにかついているかしら。」

P「いや相変わらずの美しい顔ですよ、のあさん。」

のあ「ふふ、怖じ気つかないで言うのね。」

P「そう言えないのならプロデュースするはずがありませんから。」

飛鳥「いい瞳をするね。まるで方舟が大陸に降りた時みたいな神秘的な輝きをしているよ。」

桃華「は、はこぶね……。」

P「多分のあにかけた洒落だろう。」

のあ「さすがね、飛鳥。」

一旦中断です。また時間があるときに書きます。

言い訳にはなりますが忙しさのあまりここの存在を忘れていました。今となってはこの先の展開も覚えていないので完結とさせていただきます。
読んでいた方、続きを待っていた方、すいません。

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