ベンヤミン「エジプトから脱出してやるぜ!」 (52)

過去作の焼き直し
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少年「キボンヌ」

少女「ワロタ」

少年「流れ壊すな」

少女「すまねぇすまねぇ!」

少年「いや、いいんだ」

少年「お前が改心してくれりゃ」

少年「それだけでバンバンジーなのさ」

少女「分かった! もう笑わない!」

少年「よしよし、良い子だね」

少年「ところで、僕の友達にならないかい?」

少女「は?」

少年「僕は、ラオスの吸血鬼というんだ」

少女「わ、私はラケル」

少年「ふーん、ラオスとラケルって名前似てるよね」

少年「二人で一緒に国を作ったら、上手くやっていけると思う」

少女「国を……作る!?」

少年「そう。君が僕の子供を産んで、子孫を繁栄させるんだ」

少女「やだよ! そんなの!」

少年「だめだ。君はもう僕の子を腹に宿している」

バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン
バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン
バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン
バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン
バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン
バンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボンバンボン

赤ちゃん「おぎゃおぎゃあ」

少女「うわ……男の子だ……」

少年「処女受胎。君は聖母ラケル。そしてこいつは神の子・ベンヤミンと名付けよう!」

少年「ベンヤミン、しっかり育つんだぞ!」

ベンヤミン「うん、父ちゃん!」

少年「成長スピード、パネェわ」

少年「もう僕と同じくらいの背丈なんだがwwwwねーラケルーwwww」

少年「あれ? ラケル? どこいったの?」

ベンヤミン「おかあさーん、おかあさーん!」

少年「あ……」

少年「死んでた」

ベンヤミン「父さんどうした……ハッ!!」

ベンヤミン「母さんが! ヤギに腹を! 貫かれているーーーーーッ!!!!!」

少女「ゴフッ……ベンヤミン……私の大切な子……」

ヤギ「ぶるふふふふふ」

ベンヤミン「このヤギめ! 全焼の生贄に捧げてやる!」

ヤギ「バヒーッwwww」

少年「ラケル……僕と君は出会った時から、こうなることを運命づけられていたのだね」

少女「何がなんだか分からないけど……私……死ぬのね……」

少女「あの子……よろしく……頼むわね……」

少年「さっきまで僕と喋っていたのに、彼女はすぐ遠い彼方へ飛び去ってしまった」

少年「ありがとう、ラケル。責任もってベンヤミンを育てるよ」

ベンヤミン「父さーん! 生贄を捧げてきたよー!」

少年「ベンヤミン、どんなことがあっても必ず生きて生きて生き抜いて、究極男子になると誓ってくれ」

ベンヤミン「え……」

少年「天国にいる母さんを喜ばせるため……そして、世の衆生を救うためだ。できるな?」

ベンヤミン「うん……分かった! 父さんと母さんのためなら僕、何だってやり遂げてみせるさ!」

少年「見よ、ベンヤミン」

少年「あの雲の向こう側に……母さんが、ラケルがいる」

少年「ラケル、どうかベンヤミンの行く苦難の道を照らし出してやってくれ」

第一章・完!

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