【モバマス・デレステSS】P「ヴァルキュリア美波を堕としてみたい」 (45)

※直接的なエロ描写・あらゆるグロ描写はありません


~会議室~

美波「どういうことですか?」

P「いや、この前の企画あったじゃん?ヴァルキュリアのやつ」

P「なんかあの時相当カッコいいセリフとか言ってたし、ちょっと堕としてみたいなーって」

美波「意味が分かりません」

P「ということでヴァルキュリア衣装の美波をご用意しました。もちろん椅子に縛り付けてある状態です」

美波「クッ、好きなだけ引き裂きなさい・・・でも戦意までは引き裂けないわ」

P「そうそうそういうセリフ、なんかノリノリじゃないか?」

美波「いえ、正直な話、相手がプロデューサーさんですからそこまで酷いことはされないかなあと」

P「信頼してもらえてるのは嬉しいが、いつまで余裕でいられるかな・・・?」

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P「まずルールの確認からだ。これから美波にさまざまな拷問・・・という名のちょっかいを出す」

P「美波はそれら全てを受け入れなければならない」

P「この過程で俺は美波の身体を傷つけてはならない」

P「俺は1個の拷問につき1人のアイドルの協力を得ることができる」

P「制限時間の2時間以内に美波に『やめて』と言わせれば俺の勝ち」

P「2時間『やめて』と言わずに耐え切れれば美波の勝ちだ」

美波「何で2時間なんですか?」

P「ほら、座りっぱなしだとエコノミークラス症候群とか怖いじゃん?あとお花を摘みに行きたくなるかもしれないし」

美波「さっきの条件もですけど、なんで拷問する側が相手の体を気遣ってるんですか」

P「わかっていない!!」

美波「!?」

P「拷問で相手の体を傷つけるなど愚の骨頂!精神的に追い詰めて相手の心をバキバキに折ってこそだろう!」

美波「うわぁ・・・」

P「うむ、まるでゴミを見るようないい目だが、あいにく俺はドSで微Mだからな、少ししか興奮しないぞ」

美波「少しは興奮するんですか・・・」

P「さて、何か質問は?」

美波「・・・勝っても負けても私にメリットがありません」

P「まあまずそこだよな」

美波「勝者が敗者に何かを要求できる条件がないと」

P「美波・・・俺に勝つ気でいるのか?」

美波「もちろんですけど?」

P「わかった、勝者は敗者に一つ命令できる、まあ常識の範囲内でって感じで」

美波「・・・えっちなことをするのは」

P「なに!?美波は俺に卑猥な指示をするつもりなのか!?」

美波「違います!!」

P「まさかまたムチで・・・」

美波「『また』って何ですか!?それに、私がされることを懸念してるんです!」

P「まあ俺からは要求しないと思うけど、逆に美波に要求されたら断れるほどの自信は俺にはない」

美波「要求しませんって!」

P「さて、前置きが長くなったが始めよう、時間はこのストップウォッチで計測する」

P「公平を期すために画面は常に見えるようにしておく、どうだ、見えるか?」

美波「はい、大丈夫です」

P「よろしい、では時間計測をスタート、まずトップバッター、凛!」

凛「よ、よろしく」

美波「凛ちゃん?それに、ハナコちゃん!?」

P「だけじゃないぞ」

凛「みんなー、おいでー!」

みりあ・千枝「はーい!」

ワンワン!キャンキャン!

美波「みりあちゃん、千枝ちゃんに、ありすちゃんとこずえちゃん・・・それに」

美波「たくさんの仔犬・・・!?」

ありす「どうも、美波さん」

こずえ「ふわぁ・・・」

P「ふふふ・・・柴やポメラニアン、チワワ、ミニチュアダックスなど、ちょっと成長して遊びたい盛りの子たちを連れてきた」

凛「よし、みんな!遊んでいいよー!」

みりあ・千枝「はーい!」

千枝「こっちおいでー!」

みりあ「きゃはっ!くすぐったーい!」

凛「だっこするときはこう、優しく抱えてあげるようにね」

こずえ「ふわぁ・・・あったかい・・・」

ありす「可愛いですね」モフモフ

みりあ「この子みりあの指ずっとぺろぺろしてるー!」

千枝「かわいいー!」

こずえ「ぽかぽかー・・・」

ありす「ね、寝ちゃダメです!」

みりあ「この子、こずえちゃんと一緒に寝ちゃいそうだね」

美波「ま、まさか・・・」

P「そうだ、『やめて』と一言言ってもらえれば拘束を解いてみんなと一緒に遊ばせてあげよう」

P「あのちっちゃいポメラニアンも、美波のことをずっと見てる柴犬も、こずえと一緒に寝ちゃったチワワもモフり放題なで放題」

P「この後凛がドッグランに連れてくんだけど、そこに一緒に行ってもいい」

P「しかし、降参しないならドッグランに行くまでこの状態でおあずけ、その後ももちろん合流できない」

美波「くっ・・・こ、こんな・・・」ウズウズ

P「ほらどうした?言えば楽になるぞ?」

美波(あ、遊びたい・・・あの柴犬に駆け寄って抱っこしてなでなでしたい・・・!)

美波(で、でもダメ、た、耐えないと・・・!)

~10分後~

凛「じゃあみんな、行くよー!」

一同「はーい!」

P「ふふ、よく耐えたな」

美波「うう、これが終わったら絶対ペットショップに行きます」

P「おう、思う存分モフってこい、無事に終われたらな」

P「しかし相当精神力を消耗しているようだが、初手でここまで削られて果たして耐えきれるかな・・・?」

美波(た、確かに・・・!最初にこれってことは挨拶代わりのジャブくらいのもののはずなのに・・・!)

P「まだ1時間50分もあるぞ、こんな調子で大丈夫か?」

P「さて、次の仕掛け人の準備が整うまでこれを見てもらおうか」ピッ

美波「えっ?・・・こ、これは!?」

P「そう、いわゆるBLのイメージビデオという感じの映像だ」

P「女性向けのAVから18禁の部分を抜いて編集したものだ、もちろん製作元に許可は取ってるぞ」

美波「こ、こんな・・・!」

P「もちろん目をそらすことは許さんぞ?しっかり凝視してもらう・・・どうだ、いい筋肉だろ?」

美波(・・・・・・!)ゴクリ

P(俺が言うまでもないか)

美波(あ、あの筋肉質でカッコいい男の人と・・・いえ、こ、こっちの人も細いようでしっかり筋肉が・・・!)

美波(背中、すごくキレイ・・・ふともも、太くてがっしりしてて・・・)

P「ところで美波、ちょっと右後ろを見てみ?」

美波「え・・・?あ、ああっ!」

P「そうだ、生唾飲んで男の半裸に釘づけになってる美波の姿、撮影済みだ」

美波「え、う、うそ」

P「じゃあこのモニターで美波の恥ずかしい姿を収めた映像をリピート再生で流しっぱなしで続けるとしようか」

美波「・・・そ、それだけは・・・!」

P「やめて欲しいか?」

美波「っ!」

P「まあさすがにやらないけどな、後々尾を引きそうだし」

美波「よ、よかった・・・」

P「でも『映像を流しながら続ける』って言った時の美波、顔真っ赤でめっちゃ可愛かったぞ?」

美波「かっ、かわ・・・!?」

P「では次の仕掛け人、かな子ー!」

かな子「待ちわびましたー!」

美波「か、かな子ちゃん!?」

かな子「どうしたんですか美波さん?顔赤いですよ?」

美波「なっなんでもないから!」

P「ではかな子、頼む」

かな子「はーい、じゃあ美波さん、私が作ったこのケーキを食べてもらいますっ」

美波「ケ、ケーキを食べるのが・・・拷問?」

P「もちろんマズいとか変なものが入っているということはない、そんなものをかな子に作らせてたまるか」

かな子「美波さん、はい、あーん」

美波「え、ええっ?」パクッ、モグモグ

美波「・・・すっごく甘くておいしいです」

かな子「はい、もうひとくち」

美波「あ、ありがとう・・・」パクッ

P「美波、紅茶淹れるけど砂糖、ミルク、レモンとかは?」

美波「あ、ありがとうございます、そうですね・・・ケーキが甘いのでストレートでお願いします」

P「オッケー、じゃあこちらに4分蒸らしたポットがあるので、お湯で温めたカップに・・・」コポポポ

P「もう一つのカップと交互に注いで・・・」コポポポ

美波「うわあ、いい香り・・・ダージリンですか?」

P「よくわかるな、100g2万円オーバーの最高級茶葉だ」

美波「に、2万・・・!?」

かな子「はい、もうひとくち」

美波「う、うん」パクッ

美波(く、口の中が甘い・・・ちょっと砂糖が多いような・・・?)

P「じゃあこの紅茶を」

美波「・・・・・・」ゴクリ

P「素直に飲ませると思うか?」

美波「ええっ!?・・・はっ!」

P「そうだ、ここで『やめて』と言ってくれればこの最高級のダージリンで淹れた紅茶をすぐに飲ませよう」

P「だが言わなければ・・・美波の目の前で二人でケーキを食べながらティーブレイクだ」

美波「そ、そんな・・・!」

P「じゃあかな子、何か入れるか?」

かな子「あ、じゃあレモンをお願いします!」

美波「そ、そんな高級茶葉で淹れた紅茶にレモンを!?」

P「ほーら」ポチャン

美波「きゃあっ!」

P「じゃあ俺はミルクだなー」ツー

美波「ううっ、そんな・・・」

P「じゃあまずケーキから・・・甘っ!」

かな子「このために作ったのでけっこう甘めです!」

P「じゃあここで紅茶を・・・美味っ!そこらで飲むのとはわけがちがうわ、すっげえ風味が」

かな子「こっちのレモンティーも美味しいですっ!」

P「茶葉が1人前3gだから・・・この1杯の原価だけで600円くらいか?」

かな子「そう考えると怖いですね・・・」

美波(く、口の中がこんなに甘い状況でこれは・・・!)

P「かな子、紅茶のおかわりいるかー?準備しとくぞ」

かな子「はい、お願いしますっ」

P「紅茶の二番煎じなんて茹ですぎたパスタほどの価値しかないから使った茶葉はぽーい」

美波「な、なんて贅沢な使い方を・・・!」

P「じゃあまた4分蒸らして・・・別のカップも温めといて」

P「その間にまたケーキを・・・うっわ、紅茶飲んだ後だと美味さが引き立つな」

かな子「ありがとうございますっ」

P「そしてまた紅茶を・・・やべえこれ無限ループいけるわ」

かな子「ですね!」

P「よし、じゃあそろそろかな、またカップに・・・」コポポポ

かな子「うーん、いい香りですね」

美波「ううっ・・・!」

P「じゃあ次はストレートで頂くか」

かな子「はいっ!」

P「・・・」チラッ

美波「・・・?」

P「・・・」ニヤッ

美波「っ!」

P「飲みたかったらいつでも『やめて』って言えよ?」

美波「・・・っ」ゴクリ

P「ほらかな子。温かいうちに」カチャ

かな子「はいっ、いただきますっ!」

~数分後~

P「ごちそうさま、ケーキ美味かったぞ」

かな子「ありがとうございますっ!紅茶もすっごく美味しかったですっ!」

P「じゃあまたなー」

かな子「はいっ、お疲れさまでした!」

P「・・・ふふふ、口の中が甘いままティータイムを見せつけられる気持ちはどうだった?」

美波「・・・絶対帰りにたっかい紅茶を・・・!」

P「これ以上の紅茶が飲めるところは近くにあるかな?」

美波「・・・後でその紅茶飲ませてください!お金払いますから!」

P「おう、ずいぶん必死だな・・・いや別に金はいいけど」

~残り1時間30分~

P「では次の仕掛け人が来るまでこの映像を見てもらおう」

美波「っ!け、警戒しないと・・・!」

P「大丈夫だ、次は撮影しないから」

美波「こ、これは・・・高校インターハイのバスケの試合・・・?」

美波(残り24秒、赤い方が77-76で勝ってる)

美波(白い方が攻めて・・・うわっ、すごいドリブル!からの流れるようなシュート・・・!)

美波(2人も止めに来てたのに・・・残り9秒で77-78・・・!)

美波(でも赤い方も諦めてない、赤い頭の子が走って、黒い子もキレのあるドリブル、でもシュートコースが完全にふさがれてる!)

美波(! あの体勢から赤い子にパスして!最後のシュー)プツッ

P「よし、準備できたぞー!」

美波「ちょっとプロデューサーさん!最後のあのシュートはどうなったんですか!」

P「続きが気になるなら『やめて』って言ってくれれば」

美波「わ、わかりました、後で調べますからいいです!」

P「じゃあ次の仕掛け人だ、仁奈ー!」

仁奈「はーい!」ガチャ

美波「仁奈ちゃん!?」

仁奈「美波おねーさん、おはようごぜーます!」

仁奈「今日は、仁奈がトランプタワーを作るので見ててほしいでごぜーます!」

美波「トランプタワー・・・?」

P「おお、俺も見てみたいな、じゃあ仁奈、ここのテーブルの上で作ってくれ」

仁奈「わかったでごぜーます!まじしゃんの気持ちになるですよ!」

仁奈「えーっと、こうやって、こうやって・・・」

美波(かわいい)

P(かわいい)

仁奈「やったー!2段目ができたでごぜーます!あと一番てっぺんを作って完成でごぜーますよ!」フンス

仁奈「そーっと、そーっと・・・」ドキドキ

美波(・・・・・・)ドキドキ

仁奈「あっ!」パタパタ

美波「ああっ・・・!」

P「惜しかったな仁奈、まあまだ時間はあるぞ」

仁奈「は、はい!もう1回挑戦するでごぜーます!」

仁奈「あっ!」パタパタ

仁奈「ああっ!」パタパタ

仁奈「ううっ、何回やっても成功しねーでやがります・・・」シュン

美波「仁奈ちゃん・・・」

仁奈「美波おねーさんに、手伝ってほしいでごぜーますよ・・・」ジッ

美波「っ!プ、プロデューサーさんっ!」

P「ああ、仁奈のトランプタワーを手伝ってあげたければすぐに『やめて』と言えばいい」

P「そして仁奈といっしょにタワーを完成させて、二人で喜べばいい」

美波「くっ・・・」

P「仁奈、美波は今大事なお仕事の最中でな、手伝ってはあげられないんだ」

仁奈「美波おねーさん・・・」ウルッ

美波(そ、そんな目で見ないで!)

仁奈「・・・わかったでごぜーます!仁奈、ひとりで頑張るですよ!」

美波「仁奈ちゃん・・・」

仁奈「ああっ!」パタパタ

仁奈「ま、まだ!」

仁奈「ううっ」パタパタ

美波「に、仁奈ちゃん、がんばって!」

P「・・・仁奈、がんばれ!」

仁奈「ふ、二人とも・・・に、仁奈に任せやがってくだせー!」

仁奈「さ、さいご・・・」プルプル

仁奈「やっ、やったでごぜーます!」

美波「仁奈ちゃん・・・!」

P「よくやったな、仁奈」ナデナデ

仁奈「え、えへへー、仁奈、頑張ったでごぜーますよ」

仁奈「・・・美波おねーさんにも、なでなでしてほしいでごぜーます」

美波「っ!」

P「仁奈の頭をなでてあげたければ・・・わかってるな?」

美波「・・・ご、ごめんね、仁奈ちゃん・・・」

仁奈「・・・・・・」

美波(ごめんなさい!ごめんなさい仁奈ちゃん!そんな目で見ないで!)

仁奈「美波おねーさんは大事なお仕事で忙しいってプロデューサーが言ってやがりました!」

仁奈「だから今度、なでなでしてもらうですよ!」

美波「う、うん!いっぱいなでてあげるからね!」

仁奈「じゃあプロデューサー、美波おねーさん、みんなと遊んでくるですよ!」

P「ああ、またな」

美波「またね、仁奈ちゃん」

仁奈(これでよかったでごぜーますか?)ボソボソ

P(素晴らしかったぞ仁奈)ボソボソ

~残り1時間15分~

美波「プロデューサーさん・・・鬼畜ですか」

P「今更気づいたか、だが俺には褒め言葉だ」

P「じゃあ次の仕掛け人の準備ができるまでこれを見てもらおうか」

美波「これは・・・」

美波(ま、まずい!)

P「知ってるようだな、『ダウ○タウンのガキの使いやあらへんで』の『笑ってはいけないシリーズ』DVDから」

P「爆笑シーンを選りすぐった映像集だ、もちろんこれも許可は取ってるぞ」


~十数分後~

美波「ふ、腹筋が、し、しぬ」

P「ショウヘイヘーイ!」

美波「ぶふっ!」

美波(め、目をつむることもそらすことも、手を口やお腹に当てることもできない状況で笑うのって・・・!)

P「ところで美波、右後ろ、さっきカメラがあったところ見てみ?」

美波「えっ!?ま、まさかまた撮」

(ジュウシマツ住職の写真)

美波「えひんっ、ゲホッ、ゲホッ!」

P「ついにむせたか・・・」

美波「ゲホッ、はーっ、はーっ」

P「ところで美波、ちょっと見てほしいものがあるんだが」

美波「や、やめ」

(クワマンの免許証)

美波「ぷっはははは!ひーっ、ひーっ、お、おなか、おなかいた」

P(笑いすぎて涙目になってる美波もいいなあ・・・)

P「ショウヘイ・・・」

美波「んふっ」

ヘレン「ヘーイ!!」ガチャ

美波「     」

P「あっ、笑いすぎて呼吸困難で気絶しかけてるわこれ」

P「おーい美波ー、大丈夫かー?」ペチペチ

美波「・・・はっ、プロデューサーさん?わ、私いったい」

ヘレン「気分はどうかしら?」

美波「ぶふっ!ゲホッゲホッ」

P「ヘレン、外に出てもらった方がいいかもしれん。このままじゃ先に進まん」

ヘレン「ショウヘイヘーイ!」ビシッ

美波「     」

P「おいヘレン、楽しくなってきてるだろ」

P「おーい美波ー、生きてるかー?」ペチペチ

~残り1時間~

P「さていい感じに壊れてきたところで次の仕掛け人、晶葉ー!」

晶葉「待たせたな」

美波「待ってないから!」

晶葉「では美波には、この装置をつけてもらう」

美波「これは・・・指にはめるの?」

晶葉「そうだ、まあ一言でいえば嘘発見器だな」

美波「・・・晶葉ちゃんにしてはまともなものを」

晶葉「いやまったくだ、助手の頼みでなければ作ろうとは思わなかったな」

晶葉「心拍数や発汗などの情報から嘘かどうかを見抜くよくあるやつだ」

P「もちろん晶葉が作ったものだから市販のものと比べて精度は段違いだ」

晶葉「ちなみに嘘をついているとブザーが鳴るタイプだ」

美波「でも私、後ろ手に縛られてるんだけど・・・」

晶葉「大丈夫だ、その状態でもちゃんと使えるようにしてある・・・これでよし」

P「よし、じゃあ晶葉、始めてくれ」

晶葉「では今からする質問に全て『いいえ』で答えてくれ」

美波「わ、わかりました」

晶葉「実はもうアイドルをやめたい」

美波「いいえ」

P「ブザーが鳴ったらどうしようかと思ったぞ」

晶葉「イケメン同士がまぐわってるのを見ると興奮する」

美波「い、いいえ」ブー

P「お?どうした?」

美波(白々しい・・・!)

晶葉「事務所のアイドルの中で、実は嫌いな人がいる」

美波「いいえ」

P「さすがだな」

晶葉「この事務所以外のアイドルで、実は嫌いな人がいる」

美波「いいえ」ブー

P「誰だ!?教えてくれればそいつとの仕事全部断るぞ!?」

美波「い、言うわけないじゃ・・・じゃなくて!いません!いませんから!」

晶葉「この事務所に、好きな人がいる」

美波「い、いいえ」ブー

P「ほう?」

美波「ち、違っ、そ、そんなんじゃ」

P「あ、ちなみに質問やめて欲しかったらいつでも言えよ?」

晶葉「その好きな人とはよく一緒に仕事をする」

美波「い、いいえ」ブー

P「マジで!?」

美波「うう・・・」

晶葉「その人は実はけっこう近くにいる」

美波「いいえ!」ブー

P「うっわ」

美波「違います!違いますから!」

晶葉「ホウセイ マイ フレンド」

美波「んふっ!い、いいえ・・・」ブー

晶葉「よかったな、友達らしいぞ」

P「まさかの不意打ち」


晶葉「ホウセイのせいで美波の心拍が乱れすぎて装置が使えなくなった、おのれホウセイ」

P「なんという理不尽」

~残り55分~

P「さて、そろそろ腹が減ってきたな」

美波「さっきケーキ食べてたはずじゃ・・・」

P「いくら美味くてもケーキじゃ腹にたまりにくいんだよなあ、ということで」

P「さきほど出前を取ったラーメンを持ってきた」

美波「い、いい匂い・・・」

P「近くにある俺の大好きな家系ラーメンの店だ。常連だってことで普段してない出前を、かなり固めで持ってきてもらった」

P「とんこつ醤油ベースのスープに太麺、具はチャーシュー、海苔、メンマ、ネギ、ほうれん草、あじたまとシンプルなもの」

P「そしてもちろんライスも付属・・・ここに持ってきた意味がわかるな?」

美波「うっ・・・」

P「じゃあいただきまーす」ズズズ

P「やっぱこのスープ最高だわ、じゃあ麺も」ズズズ

P「あー、うっまー・・・」

美波(食レポみたいなコメントはないのに、すごく美味しそうに・・・!)

P「そして何よりライスと合うんだよなあ、うわうっま」

美波(うぅ、さっきのケーキもあまり量はなかったし、私もお腹が)

クゥー・・・

P「・・・・・・」

美波「ち、ちがっ、今のは」

P「いやあ可愛い音だったなあ、食べたいか?『やめて』と言ってくれればすぐに追加で出前とるぞ?」

美波「くうっ・・・!」

P「いやー美味かった、ごちそうさまでした」

美波(ほ、ほんとに美味しそうだった・・・後でお店教えてもらおう)

P「さて、残り45分、では次の仕掛け人は・・・小梅ー!」

小梅「お、おまたせ・・・」

美波「小梅ちゃんってことは、まさか・・・」

P「もちろん、ここで一発怖い話を」

美波「うわ・・・」


小梅「・・・それで、その部屋にあった掛け軸の裏を見るとそこにはお札がびっしり・・・!」

小梅「怖くなった2人は、部屋にいたくないから、朝までロビーで過ごすことにしたんだ・・・」

小梅「そう・・・真夜中、暗ーいロビーで、じぃっとただ朝がくるのを待って・・・」

小梅「じわじわと寒くなってきて、Aさんは、だんだんトイレに行きたくなってきたの・・・」

小梅「非常灯のあかりを頼りに、暗い廊下を歩いて・・・トイレまでたどり着いて、用を足したんだ・・・」

小梅「ひと息ついて、手を洗おうと、洗面所に立つと、そこには・・・」

小梅「鏡越しに、血まみれの女性がーーー!!」

美波「ひっ」

ポンッ

美波「ひぁっ!?プ、プロデューサーさん、脅かさないで・・・えっ」

P「俺はここだぞ?」

美波「えっ、で、でも、今誰か肩を」

P「なあに、気のせい、気のせいだよ・・・じゃあ小梅、次の話を・・・」

美波「で、でも今のは、そんな」

P「もちろんやめてほしければいつでもいいぞ?」

小梅「じゃあ次は・・・恐怖のシュウマイの話・・・」


小梅「こ、これで、今回はおしまい・・・」

P「いやあよく耐えきったなあ、あの子にも協力してもらったのに」

美波「や、やっぱり!は、話の途中で、誰かに触られたり、何か見ちゃいけないものが見えたりで・・・」ガクガク

P「さて、残り30分、さすがにそろそろ本気でいくかな、準備が整うまでこれを聞いててくれ」

美波「ヘ、ヘッドホン・・・?うっ、こ、これは」

P「お察しの通り、顔の近くで蚊が飛ぶ音(立体音響)だ」

P「ちなみにそのヘッドホン、定価10万オーバーだ。最高音質をあなたに」

美波「い、意味がないとわかってても手で振り払いたい・・・!」

P「もちろん『やめて』と言えばいつでもやめてやるぞ?」

美波「ううっ・・・」

P「さて次の仕掛け人は・・・俺だ!」

美波「プ、プロデューサーさんが?」

P「そして使うのは・・・こいつだ!」

美波「は、歯ブラシ・・・?」

P「美波、さっきケーキを食べてから歯を磨いてないよな?」

美波「それはもちろん、縛られてますから」

P「ということで、俺が磨いてやろう!」

美波「えっ!?」

P「じゃあ衣装が汚れないように前掛けと、タオルと、あとはそうだな、トレイみたいなものがあったほうがいいな」

美波「プ、プロデューサーさん」

P「なあに大丈夫だ、歯を磨くだけだ、何も恐れることはない」

P(『偽○語』を読んで、観て学んだ技術、今こそ活かすとき!)

~残り20分~

美波「ふ、ふろりゅーひゃーひゃん・・・」トロン

P(『やめて』とは言ってないものの、よだれを垂らしながら恍惚の表情を浮かべて)コシュコシュ

P(口の中を蹂躙する快楽と戦ってる姿、最っ高にエロいです)コシュコシュ

美波「はぁ・・・はぁ・・・」

P(実際、他の人に歯磨きしてもらうのってめちゃくちゃ気持ちいいんだよなあ・・・)

P「さて上あごと前歯の境目を重点的に・・・気持ちいいだろ?」コシュコシュ

美波「ふぁ・・・く、くひのなか、お、おかひく、なっひゃう」

P(やべえ今すぐ拘束解いて押し倒したい)ゴクリ

P「じゃあ次は舌の裏をやさしく・・・どうだ?」コシュコシュ

美波「ひ、ひぁ・・・」

P「さっさと音を上げた方が楽になれるぞ?いや、楽じゃ『なく』なれるぞ?」コシュコシュ

美波「はぁ・・・はぁ・・・あんっ」

P「お?今の反応、もしかしてここが弱いのか?」コシュコシュ

美波「ひぁんっ!?はぁー、はぁー」

P「舌の側面も丁寧に・・・」コシュコシュ

P(・・・もしかして、美波って世界で一番可愛いんじゃね・・・?)ゴクリ

P(ってしまった、美波の顔に見とれて手がとまってた)

美波「ふ、ふろりゅーひゃーひゃ、も、もっと・・・」トローン

P「   」プツン

~残り5分~

P「しまった、夢中になってたらもう残り時間がない」コシュコシュ

P「残りの5分を全部使って歯磨きを続けたいところだが・・・仕方ない、ここでいったん中止だ」

P「よし美波、このコップの水を口に含んでうがいをしてくれ」

美波「はぁ・・・はぁ・・・」グテーン

P「やばい、完全に体に力が入ってない、とにかく水を・・・よしよし、そうだ」

P「よし、このトレイに・・・もう1回水を含んで・・・よし、少しは回復したか?」

美波「ぷ、ぷろりゅーさーさん・・・」ハァハァ

P「どうした?」

美波「い、いまのは、あぶなかったれすけろ、あ、あと、5ふんしか、ないれすよ?」ハァハァ

P「微妙にろれつが回ってないぞ?しかしここまでよく耐えた、さすがはヴァルキュリアだ」

P「じゃあこれで最後、最強のサプライズを用意した。仕掛け人は・・・アーニャ!」

アーニャ「ミナミ・・・」

美波「あ、あーにゃちゃん・・・」

アーニャ「ミナミ、大事な話があります」

美波「だいしな、はなし・・・?」

アーニャ「実は私、プロデューサーと、付き合っています」

美波「・・・え?」

アーニャ「誰にも言ってないです、でも、ミナミには、知っておいてほしかったです」

美波「・・・・・・」

アーニャ「付き合って、2か月に、なります・・・ミナミに黙ってるのは、辛かったです」

美波「・・・うそ・・・」

アーニャ「嘘じゃ、ありません」

P「これを」スッ

美波「これは・・・写真?プロデューサーさんと、アーニャちゃん、2人で・・・」

美波「テーマパークと、喫茶店と・・・まるでデートみた・・・デ、デート?」

アーニャ「プロデューサー、普段もですけど、2人の時も、もっと優しいです。ただ、その、えっちなことは、してません」

アーニャ「私が、16歳になるまで、そういうことはしないって、約束しま」

美波「やめて・・・」

アーニャ「えっ?」

美波「やめて・・・お願い・・・とらないで・・・」

美波「アーニャちゃんを・・・とらないで・・・!」ポロポロ

P&アーニャ「えっ」

美波「ううん、もう二人が付き合ってるなら・・・勇気を出せなかった私が今更とらないでなんて言うのもおかしいけど・・・」グスッ

美波「でも、嫌なの!私も・・・アーニャちゃんが・・・」

美波「だから・・・だから・・・」グスッ

アーニャ「ミナミ・・・落ち着いてください」

美波「アーニャちゃん・・・」

アーニャ「プロデューサーと付き合ってるというのは、嘘です」

美波「えっ・・・で、でも、あの写真」

アーニャ「この勝負に使うために、前のお休みの時にプロデューサーに誘われて遊びに行って、写真を撮りました」

アーニャ「でも、私たちは付き合っていません、それに・・・」

アーニャ「さっきのミナミの言葉・・・嬉しかったです」

美波「ア、アーニャちゃん」

アーニャ「私も、ミナミのこと、大好きですよ?」ニコッ

美波「う・・・うぅっ・・・アーニャちゃん・・・」グスッ

P「・・・美波、今拘束を解いてやる」ゴソゴソ

美波「プ、プロデューサーさん」

P「しかし惜しかったな、あと2分耐えれば美波の勝ちだったのに」

美波「あっ!・・・わ、私の、負け?」

P「ということで、俺は美波になんでも一つ命令できるんだが・・・」

美波「くっ・・・」

P「・・・アーニャを、これからもずっと支えてやってくれ」

美波「プロデューサーさん・・・」

P「女性同士、特にラブライカとしてユニットを組んでいるんだ、その二人が付き合うとなったら・・・」

P「プラスの面もあるだろうが、これからたくさんの困難があるだろう」

P「もちろん俺も二人を支える気でいるけど、美波にも、改めて頼む」

美波「は、はい!」

P「そしてアーニャも、美波の助けになってあげてくれ、いつもいろいろと一人で抱え込む子だ」

アーニャ「ダー・・・わかりました、一緒に頑張ります」

P「さて、これ以上俺がここにいてもお邪魔なだけだな」

P「美波も疲れてるだろうから、しばらくこの会議室は使えるようにしておく、ゆっくり休んでくれ」

美波「あ、ありがとうございます、プロデューサーさん」

P「ごゆっくりー」ニヤニヤ

美波「ちょ、ちょっと!」

美波「・・・ふう、でも、本当に疲れた・・・」

アーニャ「ミナミ、私もあれ、やってみたいです」

美波「あれって?」

アーニャ「歯磨き・・・」

美波「えっ!?ま、まさか・・・」

アーニャ「さっきの、全部見てました。ミナミ、色っぽくて、綺麗でした」

美波「ア、アーニャちゃん!でも、それは」

アーニャ「そして、私にも、してほしいです」

美波(そ、それは確かに、してみたい、けど)

アーニャ「嫌・・・ですか?」

美波「う、ううん!そうじゃなくて、その」

美波(まださっきの歯磨きで足腰立たないのに、追加でそんなことされたら・・・されたら・・・///)ゾクッ

アーニャ「ああ、そういうことですか、わかりました」

美波「えっ?」

アーニャ「歯ブラシに頼らず、唇と舌で、ですね?」

美波「えっ!?ちょっとアーニャちゃん!その、嬉しいけど、そんな、こんなとこrんむっ!?」

P「・・・あーあ」

P「美波は絶対俺の事好きだと思ってたんだけどなー、まさか百合だったとは」

P「ん?でもBLの時にも興奮して・・・ま、まさかガチ両刀だったのか!?」

P「うーん、でもそれなら俺にもチャンスはあったはずなんだけど、間接的にフラれたなー」

P「好きな人が近くにいるって言ってたのも、ユニット組んでるからってことか」

P「でもあの2時間、楽しかったなー、また誰か誘って勝負を」

P「・・・今はする気になれねえなー、はぁ・・・」

P「・・・泣いてねえよ、泣いてねえし」

~翌日~

アーニャ「プロデューサー、おはようございます」

美波「おはようございます、プロデューサーさん・・・」

P「おう、おはよう二人とも、ゆうべはおたのしみでしたね」

美波「えっ!?な、なんでそれを」

P「あの流れでおたのしみにならないわけがないだろ」

P「それに美波の微妙にやつれた表情と、アーニャのツヤツヤした顔も見るとなあ」

美波「・・・正直、アーニャちゃんがあそこまで興味津々で旺盛だとは思いませんでした」

P「美波をやつれさせるほどか・・・アーニャ、一応まだ15歳なんだしほどほどにしとけよ?」

アーニャ「ダー、わかりました」ツヤツヤ

アーニャ「ミナミ、今日はあれを試しましょう、通販で見ていた・・・」

美波「え!?き、昨日のあれのこと!?あ、あんなの」

P「ほんとにわかってんのかおい・・・仕事に支障が出ない程度になー」

P(結果として堕ちた美波は見れたけど、俺の手で堕としたわけじゃないのがなあ)

P(まあいいか、美波は幸せそうだし・・・いやだから泣いてねえし)

【おまけ >>28からの分岐】

美波「プロデューサーさんを・・・とらないで・・・!」ポロポロ

アーニャ「ミナミ・・・」

美波「ううん、もう二人が付き合ってるなら・・・勇気を出せなかった私が今更とらないでなんて言うのもおかしいけど・・・」グスッ

美波「でも、嫌なの!私も・・・プロデューサーさんが・・・」

美波「だから・・・だから・・・」グスッ

アーニャ「ミナミ・・・落ち着いてください」

美波「アーニャちゃん・・・」

アーニャ「プロデューサーと付き合ってるというのは、嘘です」

美波「えっ・・・で、でも、あの写真」

P「この勝負に使うために、前の休みの時にアーニャに頼んで一緒に遊びに行ってもらって、写真を撮ってきた」

アーニャ「でも、私たちは付き合っていません」

P「・・・美波、今拘束を解いてやる」ゴソゴソ

美波「プ、プロデューサーさん」

P「しかし惜しかったな、あと2分耐えれば美波の勝ちだったのに」

美波「あっ!・・・わ、私の、負け?」

P「ということで、俺は美波になんでも一つ命令できるんだが・・・」

美波「うぅっ・・・」

アーニャ「ここから先は、お邪魔虫、ですね?」

P「ありがとなアーニャ、アーニャがいなきゃ勝てなかったかもな」

アーニャ「ふふっ、じゃあ今度、本当にデートしてください」

P「それは美波の許可がいるなあ」

美波「えっ、それって」

アーニャ「期待せずに、待ってますね?」バタン

P「さて、まずは・・・正直に答えてほしい。今の2時間、どうだった?」

美波「え、ええと・・・その・・・」

美波「・・・少しつらいところもありましたけど、ドキドキしたり、ゾクゾクしたり、ビクビクしたりで」

美波「普段体験できないような感覚ばかりで・・・正直、悪くなかった、です///」

P「・・・よかったぁ~!!」

美波「えっ?」

P「いやだって、自分に想いを寄せているであろう子を椅子に縛り付けていじめて楽しむドSだぞ?」

P「それを相手が不快に思ってたらどうやっても上手くいくわけないからな」

P「今までの言動から素質はあると思ってたけど、ちゃんと美波の口から聞くまで本当に不安で不安で」

P「ということで俺も美波が大好きだ!俺と付き合ってください!これからよろしくな!」

美波「え、ええっ!?そ、それはいいですけど、て、展開が急で」

P「そして命令だが・・・すぐにとは言わないがこの勝負もう1回やるぞ!」

美波「えっ?」

P「そして晴れて恋人同士になったということで・・・えっちな責めも解禁する」

美波「えっちな・・・責め・・・?」

P「ああ、さっきの歯磨きが比較にならないほどのことをする予定だ」

美波(さっきの・・・歯磨き以上・・・!?)ゾクッ

P「・・・美波、口角が上がってるぞ?」

美波「っ!?」

P「同意とみてよさそうだな、まあ準備なんかもあるし、まだ先の話だけど」

P「それまでは飯食いに行ったり買い物したり、恋人らしいこといっぱいしような!」

P「そして、たまーに、本当にたまーに、さっきみたいに・・・さっき以上に、お互い愉しもうな?」

美波(ど、どうしよう・・・これ、一度知ったら、もう抜け出せないかも・・・)

以上で完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
途中まではさっと書きあがったのに、オチが決まらず4日悩んだのでいっそのこと2パターン用意することにしました。
デレステのイベントのありふみが可愛すぎたのでちょっと走ってきます。

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