～蘭子の自宅～

ﾋﾟｨｨﾝﾎﾟ～ﾝ……

蘭子「？」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

…ｶﾞﾁｬｯ

蘭子「は～い。」

？？「！　…失礼します、こちらお届け物です。」

蘭子「あっ、すみません。」

？？「いえ、こちらにサインお願いします。」ｽｯ

蘭子「分かりました～。」ｶｷｶｷ…

蘭子「どうぞ～。」ｻｯ

？？「はい、ではこれで…失礼しました。」

蘭子「ありがとうございました～。」

ﾊﾞﾀﾝｯ……

？？「私は……災厄を…」ﾎﾞｿ…

？？「…不幸を届けてしまいました。」

？？「ごめん、なさい…ごめん―…」ｽ―ｯ

～～

蘭子「何かな、何かな…」ﾜｸﾜｸ、ｶﾞｻｶﾞｻｯ…

蘭子「…黒縁の眼鏡？　…黒、かぁ…」ｽﾁｬ

蘭子「似合うかなぁ…？　えへへ…」ﾆｺﾆｺ

蘭子「…あっ、送ってくれた人にお礼言わなきゃ…」

蘭子「あれ…？　何も書いてない……でも」

蘭子「ん～、プロデューサーからかなぁ…」

蘭子「明日、事務所の皆さんに聞いてみよ。」

蘭子「……？　（眼鏡、外れないです…）」ｸﾞｯ…

蘭子「あっ（……寝る時どうしよ？）」

～事務所～

ｶﾞﾁｬｯ、ﾊﾞﾀﾝ

蘭子「フフ…煩わしい太陽ね。」

蘭子「（…結局付けて来ちゃいました）」ｸｲｯ

P「あぁ、おはよう…（はぁ、中二って面倒くせぇ…）」

蘭子「！？　あ…わ、我が友よ、その言葉に偽りはないか？」

P「は？　い、いや、急に…どうした？（っ、んだよ…）」

P「？　（…事務所の稼ぎ頭じゃなければなぁ…正直）」

P「俺でよければ、相談に乗るぞ？（相手にするのも億劫だ）」

蘭子「……っ！」ﾀﾞｯ

ｶﾞﾁｬｯ！

P「あ、おいっ！　（ったく、どこいくつもりだよ……）」

～～

～街中～

ﾄｺﾄｺ……

蘭子「っ（…な、なんで？　我が友……）」ｳﾙｳﾙ

？？「あれ、蘭子ちゃん？　どうしました？」

蘭子「！　ぁっ、グリーン…エンプレ…」ｸﾙｯ

ちひろ「何か悩みごとですか？　（金、金、金！）」

蘭子「？　？　お金？」ｷｮﾄﾝ

ちひろ「！？　…お金のことで、お悩みでした？」

蘭子「えっ、あ、あの……？」

ちひろ「…もしよろしければ、ここだけのお話ですけど…」

ちひろ「私個人の千川金融で、安全にご融資を…」ﾆﾏﾘ

蘭子「ひぇっ…あ、ぅ、大丈夫ですっ。」ﾀﾞｯ

ちひろ「そう……（敷金、礼金、借金、課金！）」ﾁﾋﾋ

以上です。続きは、また日を置いて書きます。