このSSに出てくるアイドルのPの皆さん、本当に申し訳ございません。
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あい「美嘉くん。 今度うちで集まりがあるのだが、来るかい?」
美嘉「えっ、集まりですか?」
美嘉(急に声かけられちゃったけど、集まりってなんだろう……)
あい「モバPくんに聞いたよ、次の土曜日はオフなんだって?」
美嘉「そ、そうです」
美嘉(うっ、あいさんかっこよすぎて緊張する……)
あい「……もしかして先約があったかい?」
美嘉「い、いえ! ありません! 行きます!」
あい「よかった。 それじゃぁまた連絡するよ」
美嘉「はっ、はい!」
美嘉(あっ……結局なんの会合か聞いてなかった……!)
―――――当日
美嘉(12時に駅前って聞いたけど結局どこ行くんだろ)
美嘉(あっ、あの車カッコイイ! アタシもデートするならああいう車乗ってる人がいいなぁ~)
美嘉(ってなんかこっちに近づいてくるし!)
あい「やぁ、おまたせ」
美嘉「あいさん!?」
あい「おや、車で来るのは意外だったかい?」
美嘉「もちろん!」
あい「ふふっ、そこまで驚いてくれると乗ってきた甲斐があるよ」
あい「さぁお嬢さん、ご同情願おう」
美嘉「は、はい!」
美嘉(どうしよ~。あいさんかっこ良すぎてヤバいよ~)
あい「~♪」
美嘉(なんだかあいさん、機嫌がよさそう)
美嘉「あ、あの今日はどちらに……」
あい「私の家だよ」
美嘉「い、家!?」
あい「意外だったかい?」
美嘉「いや、なんか集まりっていうからてっきりどこかのパーティー会場かと」
あい「ははは、シンデレラを舞踏会に連れて行くのは私じゃなくてモバPくんの役目だよ」
あい「って流石にくさすぎたかな」
美嘉「そ、そんなことないと思います!」
あい「えっ?」
美嘉「他の人が言ってたらそうかもしれないですけど、あいさんなら似合ってますよ!」
あい「ふふっ、そうかい。 ありがとう」
美嘉(ってアタシなにいってんのよー!)
あい「美嘉くんはとても礼儀正しい子なんだね」
美嘉「えっ?」
あい「これは私の勝手な偏見なのだけれど、ギャルと呼ばれる子は人との距離が近いイメージがあるんだ」
あい「もちろん、人懐こくて良いと思うのだけれどね」
美嘉「莉嘉なんかは結構誰に対してでも馴れ馴れしいですよ」
あい「ふふっ、莉嘉くんらしいね」
あい「そういえばこの前唯くんにデートしようと迫られてね」
あい「どうもカップルしか入れないカフェに行きたかったようだ」
美嘉「あぁ、そういえば言ってましたね」
あい「そこで私を彼氏役にするのもどうかと思うけど……まぁ結構迫られてしまってね」
美嘉「あぁ、それで……」
あい「美嘉くんは普段は華やかなのに今は落ち着いていて、色んな顔を持っているね」
美嘉「そ、そうですか?」
あい「それとも緊張しているのかい¥」
美嘉「えぇ、少し」
あい「大丈夫、これから会う人とはきっと仲良くなれるから」
美嘉「他にも誰かくるんですか?」
あい「あぁ。 でもみんな事務所のアイドルだから安心していいよ」
美嘉(大人アイドルの会合、一体どんなオシャレなパーティーなんだろ?)
あい「着いたよ、ここで降りてくれたまえ」
美嘉「はい」
美優「こんにちは」
あい「美優さん、美嘉くんをお願いします」
美優「はい、わかりました」
美嘉「よ、よろしくお願いします」
美嘉(クールな大人ばっかり? 本当にオシャレなパーティーだ!)
美嘉(どうしよ~、一応控えめなコーデで来たけど浮いたりしないかな?)
美優「美嘉ちゃん、大丈夫よ。 そんなかしこまった集まりじゃないから」
美嘉「そ、そうですか」
美優「一緒にお菓子を食べたりテレビを見たりして楽しくお話する会だから」
美嘉(まさに大人の女性のホームパーティーってカンジ!)
ガチャッ
千夏「あら、新入りって美嘉ちゃんだったのね」
千秋「こんにちは、城ヶ崎さん」
美嘉「こ、こんにちは」
美嘉(すごい、レッドバラードの二人だ)
アヤ「おっ、美嘉じゃんうっす!」
美嘉「ちわ~☆」
美嘉「あれ? 礼子さんは来ないの?」
アヤ「あぁ…礼子さんはこの会には来ないんだ……」
美嘉(えっ、これ今の聞いたらまずかった?)
文香「…レッドバラードとは…関係のない集まりなのです…」
涼「ま、たまたま礼子さん意外いるからアタシも最初は勘違いしたけどな」
あい「さぁ、みんな集まったところで…始めようか」
あい「みんなグラスをもってくれ」
文香「…美嘉さんは…何にしますか?」
美嘉「えっ、アタシは……」
アヤ「アタイ達は未成年だからお酒はダメだぞ」
美嘉「何があるの?」
文香「…たくさんありますよ…烏龍茶にオレンジジュースに…コーラに紅茶…」
美嘉「じゃぁコーラで」
文香「………はい、どうぞ」
あい「よし、みんなグラスはもったね」
あい「それでは、このキッズアイドル愛好会に素敵な新入りが加わったことを祝して、乾杯!」
一同「乾杯!!」
美嘉(えぇっ!!??)
あい「早速上映会をやろうか」
千秋「前々回は佐城さんと龍崎さんのおにぎりを作る話だったわよね」
あい「そうだね、私もとても楽しみだ」
美嘉(えっ? 何? 佐城? 龍崎?)
美嘉(それにおにぎりを作ってもしかしてとときら学園の話?)
美嘉(どういうこと!?)
千夏「もちろん特番も録画してあるわよね?」
あい「とときらvsKroneだろう? もちろん最高画質で録画しているよ」
文香「…楽しみです…とっても……」
美嘉(あーーー!!アタシが見逃したやつー!!!)
美嘉(見れるの? この大きいテレビで?)
美嘉(みりあちゃんを? 大画面で?)
美嘉「あいさん……」
あい「なんだい?」
美嘉「ありがとう…ございます……」
あい「おいおいよしてくれよ、私が好きで無理やり誘ったんだから」
あい「むしろ礼をいうのは私の方だ。 ありがとう」
あい「今日はたくさん楽しんでくれ」
美嘉「はい!」
あい「それじゃぁ前々回のとときらから行こうか」
千秋「待ってたわ」
美優「私この日見忘れちゃったので…助かります」
美嘉(前々回ということは雪美ちゃんと薫ちゃんと仁奈ちゃんが出てる奴かな★)
美嘉(みんなそれぞれ誰が好きななんとなくわかるけど……)
美嘉「ちなったんは誰が好きなの?」
千夏「正直私はあんまり子どもには興味ないわよ」
美嘉「えっ?」
千夏「とときら学園ってたまに唯ちゃんが出てくるでしょ?」
千夏「見てないと怒るのよ」
千夏「だからここでお酒を飲むついでに見てるの」
美嘉「へぇ」
千夏「……他意はないわよ?」
美嘉「じゃぁ強いてあげるなら誰が好き?」
千夏「あなたの前で言うのははばかられるけど……あの中なら莉嘉ちゃんかしら」
美嘉「……金髪フェチ?」
千夏「怒るわよ?」
『とときら学園の~』
『わくわく調理実習~』
『みんな今日は何を作るのかなぁ~?』
『今日はかおるたちがさいこーのおにぎりをつくるよ!』
『作るって…どこから……?』
『もちろんおこめからー!』
『お米の気持ちになるですよ~』
『お、お米は農家の人が作ってくれたものを有りがたくいただくにぃ☆』
あい「どうしてお米から作らせてあげないんだ……」
美優「でも仁奈ちゃんに炎天下できぐるみを来て農作業をさせたくないですから……よかったかもしれませんよ」
千秋「私も、佐城さんは熱さに弱いから心配だわ」
美嘉(すごいっ! ほとんど会話が噛み合ってない!)
アヤ「美嘉、雑誌読むか?」
美嘉「えっ?」
アヤ「ほらここ、莉嘉が出てるぞ」
美嘉「あぁこれね、莉嘉に散々見せられたわ」
美嘉(アタシはそれよりアヤのもってるその! そのみりあちゃんのページが!)
アヤ「ん? こっちが見たかったのか?」
美嘉「えっ? いやいや、何読んでんのかな~って思っただけ」
アヤ「遠慮すんなよ。 いいぜ」
美嘉「あ、ありがとう」
アヤ「ここではそういうの隠すのは禁止だから」
アヤ「のびのびとやろうぜ」
美嘉(楽園じゃん!!!)
アヤ「でもまぁみりあちゃんも可愛いよな」
美嘉「そう! まさに正統派ちっちゃい子って感じがするよね★」
アヤ「いいよな、元気があって」
美嘉「元気いっぱいお姉ちゃんファイトなみりあちゃんかわいいぞ★」
アヤ「後何気に面倒見もいいよな」
美嘉「わかる★」
アヤ「この前も楽屋にこずえを迎えに行ったら一緒に遊んでくれてたみたいでさ」
アヤ「こずえもすっかりみりあになついててびっくりしたよ」
美嘉「みりあちゃんはカリスマママだからね★」
アヤ(強いなこいつ。 流石あいさんが見込んだだけはあるぜ……)
―――――
あい「やっぱりとときら学園はいいもんだね」
千秋「セッションの時間で佐城さんと白坂さんと二宮さんで歌ってたのはまた違った佐城さんのゆきみが出ていてよかったわ」
千秋「パンクも似合うなんて流石佐城さんね」
涼「小梅……お前やっぱ最高だぜ……」
美優「次はいよいよ特番ですか?」
文香「…とても…楽しみです」
あい「でも文香くんは実際に出演していたんだろう?」
文香「…本番では…よく顔が見えませんので…」
あい「ふふっ、その気持ちわかるよ」
千秋「わかるわ」
千夏「わかるわ」
瑞樹「わかるわ」
美優「わかります」
アヤ「わかる」
―――――数時間後
あい「宴も酣だけど、未成年も居ることだしそろそろお開きにしようか」
涼「いやぁ、今日も語ったね」
アヤ「最高にアツい会合だった」
千秋「なんだか佐城さんに会いたくなっちゃったわ」
千夏「私も唯ちゃんにLINEしようかしら」
美優(仁奈ちゃんはもう寝てるかしら)
文香(…ありすちゃんは…まだ起きてそうですね)
アヤ「あいさん、最後にアレお願いします」
あい「そうだね。 やろうか」
美嘉(えっ? 何するの?)
あい「キッズアイドル~~~」
一同「「「さいこう!」」」
美嘉(うわっ、なんだかアタシたちのLIVEにくるファンみたい……)
美嘉(でもなんだか楽しそう!)
あい「美嘉くん、今日はありがとう」
美嘉「こちらこそありがとうございます!」
あい「楽しんでくれたかな?」
美嘉「はい! とっても楽しめました!」
あい「もし美嘉くんがこの人はこの会に参加するにふさわしいと思う人がいたら誘ってみてくれ」
あい「私たちはいつでも歓迎するよ」
美嘉「わかりました!」
あい「それじゃぁ送っていくよ」
美嘉「ありがとうございます」
―――――数日後
美嘉(この前はとっても楽しかったな~)
美嘉(次の会合まで待ち遠しいなー!)
美嘉(結構ああいう人って居るんだなぁ)
美嘉(探せば案外居たりして)
美嘉(あっ、凛と雪美ちゃんじゃん、何してるんだろ)
雪美「凛、何見てるの……?」
凛「ハナコの写真だよ」
雪美「犬……飼ってる……?」
凛「うん、ヨーキーとミニチュアダックスのミックスなんだ」
雪美「…………かわいい……」
凛「ありがとう。 でも雪美は猫派だよね?」
雪美「…猫……好き………」
雪美「……でも………犬も好き………」
凛「そうなんだ」
雪美「でも………犬の話…してる……凛………もっと……好き………」
凛「……」ムラッ
雪美「レッスン……言ってくる……」スタスタ
美嘉「おはよ」
凛「おはよ」
美嘉「ちょっといい?」
凛「ん? 何?」
美嘉「今度あいさんの家で集まりがあるんだけどさ……」
終わり
以上です。
人数が多すぎて駆け足になってしまったので次は人数を絞って数回にわけて書きます。
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします。
前作です。
【デレマスSS】千秋「茶道雪美」
【デレマスSS】千秋「茶道雪美」 - SSまとめ速報
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