ノリと勢いとパスタだけで書いた。
キャラのイメージにそぐわなかったらほんとごめん。
今回は特に捏造捏造アンド捏造、微妙にレズ要素もぶち込んだので注意。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465376324
一応再度注意書きしておく。
だいぶオリジナリティぶっこんでる。
レズ要素微量混入注意。
【エキシビション当日・夜】
――サンダース学園艦女子寮:ナオミの部屋・寝室――
ppp...ppp...
ナオミ「…………」zzz...
ppp...ppp...
ナオミ「…………」zzz...
ppp...ppp...
ファイアフライ車長「………んにゅ、ナオミ……でんわ……」モソ...
ナオミ「……ん……あぁ………」くぁ...
ピ
ナオミ「Hi.……華、珍しいわね。アンタがこんな時間に」ギッシ
車長「あー、また誰かたらしこんだんですかー……うわきですかこのやろー……」ポスポス
ナオミ「ん? あぁ、大丈夫よ。愛猫がかまって欲しくて拗ねてんの」ナデナデ
車長「…………むぅ……///」
ナオミ「あぁ。それで――――……マジかよ……!」
車長「…………?」
ナオミ「えぇ、そう…………大変だったわね……」
ナオミ「ノンナには……そうね、わかった。えぇ、頼むわ」
ナオミ「……ふふ、華らしいわ。えぇ、それじゃまた」ピ
車長「ナオミ?」
ナオミ「大洗が廃校になったらしいわ」
車長「えっ……!?」
ナオミ「よっ、と。ん? アタシ下どこやったっけ」ギシ
車長「あっち。出掛けるんですか? というか廃校ってなんで……」
ナオミ「約束したのは検討だけだ、ってさ。ありえない程クソね。お、あった。出掛けるというか――――」
ピンポーン!!
ピンポピンポピンポーン!!!
ナオミ「ラチられるというか」
バターン!!!!
ケイ「ナオミ! いるわね!! お邪魔するわ!!!」
アリサ「ナオミさんすみません隊長止められません――――!!」
ナオミ「そら来た。そこのガム一枚取って」
車長「隊長……。はい、あーん。遅い?」アーン
ナオミ「これは相当かかるやつね。悪いけど……」パク
車長「了解しました。気を付けて」
ナオミ「ん」チュ
【〇ーガーキングサンダース学園艦店】
ケイ「全くもって理解できないわ!!! ミホたちの大洗を廃校にするなんて!!」モッグモッグ!
アリサ「隊長……あまりヤケ食いは、その、控えられたほうが……」
ケイ「私太らないからNo problem!! ワッパーでも食べなきゃやってらんないわ!!!」モッグモッグ!
ナオミ「あっちの会長さんから?」ズズー
アリサ「ええ、それで通信が終わってからというものずっとこの調子で……」
ケイ「だって二人だって許せないでしょ!! あの決勝戦、どれだけ素晴らしい試合だったか!!!」モグゥ!
アリサ「そりゃ、私だって思わないところがないわけでもないですけど……」ゴニョゴニョ...
ナオミ「落ち着きなよ、ケイ」
ケイ「あぁぁぁぁもうっ!! サンダースに艦対地ミサイル積んでたら学園艦教育局にぶっぱなしてやるのに!!」
アリサ「勘弁してください……」
ナオミ「クク……なんか昔のケイみたいね」ニヤ
アリサ「え"……昔の隊長ですか?」
ケイ「そ、そうかしら? あの時はもっとへそ曲がりだったと思うけど。ていうか恥ずかしいから!」
ナオミ「今はもう笑い話でしょ、アリサ、聞きたい?」
アリサ「隊長には申し訳ないですけど、気にならないといえば嘘になりますね……」
ケイ「も、もう! 二人とも!」
ナオミ「中学の頃のケイはそりゃあもう――――
【サンダース大学付属中学校:夕刻・校舎裏】
ケイ(15)「……ッッラァ!!!!」 ゴッ
サンダース中生徒A「ガ……ッ!!」ドシャ
ナオミ(15)「ケイ! 後ろ!!」ドゴ
ケイ「フッ!!」グルンッ バシ
生徒B「クッソ……!!」
ケイ「舐めてんじゃねえッッ!!」ガンッ...!
生徒B「ぎゃっ!!!」ドサッ
ナオミ「………フー…ッ」ドス
生徒C「…っぐぇ……!」ビク
ケイ「…………こんなもんか?」
ケイ「オイ!!」ギ...ッラ...!
生徒たち「ひ……っ!!!」
ケイ「……二度とオレらにツラ見せるんじゃねえぞ。消えろ」ペッ
生徒たち「う、うぁあぁぁ…っっ!!」ドタドタ...
ケイ「…………チッ」
ナオミ「ケイ、額の横。血」ヒュ
ケイ「……ん」パシ
生徒D「あ、あのっ……!!」
ナオミ「……」
生徒D「だ、助げでぐれで、ぁっ、ありがどうございましだっ!!!」グシュ
ケイ「別に。こっちが売られただけだ」
生徒D「で、でも……っ!!」
ナオミ「おら、いいから。さっさとアンタも家帰んな」シッシッ
生徒D「……!!」ペコ...!
ナオミ「そろそろクソどもが来そうだ、ケイ」
ケイ「あぁ……」
ナオミ「――――チ、間に合わなかった」
* * *
【職員室】
サンダース中学教師「まぁたあなたたちは!! 喧嘩以外、やることがないのですか!!!」
ケイ「…………さーせん」ソッポ
ナオミ「…………」ソッポ
教師「うんぬぬぬぬ……!! 生徒Dから話は聞いていますが、他に方法だってあったはずです!!」
ケイ「……」シラー
ナオミ「……」シララー
教師「はぁ、私はあなたたちのことが心配よ。5年後も10年後も喧嘩するつもりなの?」
ケイ「…………」
教師「はぁぁあぁ……。……今日はもう帰りなさい。次からは、喧嘩しちゃだめよ」
【学校の帰り道:公園・ベンチ】
ナオミ「今日この後どうする?」
ケイ「…………」
ナオミ「ケイ?」
ケイ「…………」
ナオミ「…………」
ケイ「つまんねぇ」ポツリ
ナオミ「あ?」
ケイ「最近、全然面白くねえ」
ナオミ「…………」
ケイ「小坊ん時はかかってくるやつギッタギタにして、気分良かった」
ケイ「中学上がって、学園艦乗った時は歯向かってくるやつ全員ぶっ飛ばしてやるって思ってた」
ケイ「でも最近は、……なんか、つまんねぇ。喧嘩買っても、喧嘩売っても」
ケイ「ガキん時より強くなってんのに。誰ブチのめしても全然嬉しくない」
ナオミ「…………」
ナオミ「…………なぁ、ケイ。気分転換にちょっと出掛けねえか」
ケイ「……は?」
ナオミ「明日、サボろうぜ」
ケイ「いいけど……、ナオミから誘ってくるなんて珍しいな」
ナオミ「たまにはいいだろ」
ケイ「…………あぁ」
ナオミ「決まりだな」ニヤ
【サンダース大学付属高校vs聖グロリアーナ女学院:戦車道練習試合会場】
ザワザワ...
ケイ「戦車道? どマイナーな競技じゃねーか。本当に気分転換になんのかよ」
ナオミ「まーまー、そろそろ始まるぜ」
審判『お互いに、礼!!』
両隊長『よろしくお願いします!!』
ケイ「…………」
キュラキュラキュラキュラ...!!
ケイ「………おー」
ギュラギュラギュラギュラ...!!!
ナオミ「あそこら辺がそろそろ戦闘し始めるんじゃねえか?」
ケイ「……」ジーッ
ド ン ッ !!!!!
ケイ「…っう、お…!」
ドンッ
ギャリギャリギャリ
ズガァンッ
シュポ!
ケイ「すげえ、当てた…」
ナオミ「サンダースが先に一つ潰したな」
ケイ「ウチの高校すげえんだな……あ、また!!」
ドガン!!
シュポ!
ケイ「おーっ!!」
ナオミ「っと、見ろよ。そろそろ敵さんも黙っちゃいないみてえだ!」
ドガン...!
ドッ!!
ッドパラッラ.タ.タ.タ.タ...!!
ドン!!
シュポ!!
ケイ「あっ!! やられやがった!!」
ナオミ「聖グロも腕いいな……!」
ケイ「そこだーっ!! 負けんじゃねえサンダースッ!!」ガタ!
ナオミ「……へへ」ニヤ
ケイ「ナオミ!!」
ナオミ「ん!? お、おうなんだよ」
ケイ「もっと近くで見るぞ!! 来い!!」バッ
ナオミ「はぁ!? 危ねえよちょ、待て、ケイ!!」
ケイ「大丈夫だって!! ほら、行くぞ!!」ニパッ!
ナオミ「……! あぁ、しゃあねえなぁ!!」ダッ
【森林エリア】
ザザ...
ケイ「んー、ここらへんに移動したと思うんだけど」
ナオミ「もうちょっとあっちじゃねえか?」
ケイ「あんなにデカいのに、みつからねえもんだな」ガサガサ
...
ナオミ「……! ケイ」
ケイ「あん? …お、ナオミ! あそこに聖グロの戦車がいるぞ!!」
..リ..リ
ナオミ「なんか音がする」
..ギャリ..ギャリ....
ケイ「マジかよ、じゃあ近いんじゃ――――」
ギャリギャリギャリギャリギャリ!!!!!!!!!
ドザザザザザ!!!!!
ケイ「っわ、ああぁあぁぁぁ!!!!!」
ナオミ「サンダースの戦車だ!! やべえ近すぎた!!!」
サンダース車長「なっ、子供!? ……っ、て、停車!!」
砲手「10時方向にチャーチル!! 隊長車!!」
車長「今は発砲するな!! 試合を一旦中止に……ええい、あなたたち!!」
ケイ「はっ、はい!」
ナオミ「はい!」
車長「こっち来なさい!! 乗って!! はりあっぷ!!」
ケイ「……っはい!!」ダッ
聖グロ隊長車「…………」
ナオミ「…………?」ダッ
ギャララララララララ!!!!
ケイ「わ、せめえ」
ナオミ「スンマセン……」
車長「その制服、ウチの中学生ね?」
ケイ・ナオミ「………っす」
操縦手「おいおい、よくここまで入ってこれたもんだわ」
砲手「ここは一旦試合を中止にして、彼女たちを客席に戻すべきかと」
ケイ「…………ぅ」
ナオミ「…………」
車長「……ふむ。……うん、よし。未来の後輩たちに、ちょっとサービスしちゃおうかしら」
ケイ「え、いいんすか!?」
操縦手「うっは、メグミ隊長の悪ノリ来たぁ~~!」ゲラゲラ
砲手「メグミさんの仰せのままに」フフ
サンダース車長:隊長:メグミ「さぁ、かっこ悪いとこ見せられないわ!! 全速前進!!!!」
サンダース隊員たち「「「 Yes.ma'am!!! 」」」ヒャッハー!!
ケイ「……わぁぁ……!!」
ナオミ「…………っはは!」
* * *
...シュポ!
審判『聖グロリアーナ女学院フラッグ車、走行不能!! よって、サンダース大学付属高校の勝利!!』
ケイ「おっしゃあああ勝ったああああ!!!!」バシ
砲手「ふー……」
操縦手「お疲れ様っした、た~いちょ」ニマー
メグミ「みんなお疲れさま。あなたたち、どうだった?」
ケイ「サイッコーでした!!」
ナオミ「スッゲーかっこよかったです!!」
メグミ「ふふ、先輩の面目躍如ね♪ 客席までこっそり送ってあげるわ。お願いね」
操縦手「Yap!」ガチャン!ギャララ..
ナオミ「あの、先輩」
メグミ「ん、どうしたの?」
ナオミ「今日は、ホントありがとうございました。あの、一個聞きたいんすけど」
メグミ「いいわよ、何?」
ケイ「…………?」
ナオミ「アタシら助けてくれてた時、本当はあそこで撃たれてたらもうそこで負けてたんじゃないっすか?」
ケイ「えっ」
メグミ「んー……、そうかもしれないわね」
ナオミ「やっぱり……ホント、すいませんでした」
ケイ「す、スイマセンっした!!」
メグミ「でも、たとえ状況が逆だったとしても、私たちもあの場面で撃つ事は絶対にありえなかったでしょうね」
ケイ「え………なんで…………」
メグミ「ざっつ戦車道! 道を外れたら、戦車が泣くでしょ?」ニコ
ケイ「戦車が………泣く………?」
メグミ「ふふ、意味がわからないかもね。わかりたかったら、高校にきて戦車道を履修なさい♪」
操縦手「おーら悪ガキども、そろそろ着くぞー」ガコンガコ
砲手「気をつけてな」
ナオミ「あ、も一個だけ。この戦車の名前って……」
操縦手「お、惚れたか嬢ちゃん。いいぜぇよく聞きな、こいつこそサンダースの誇る17ポンド砲―――――
* * *
キュラキュラ......
ザァ...
...
ケイ「…………ナオミ」
ナオミ「…………おう」ニヤ
ケイ「……今さ、オレの心臓……、すっげえバクバクうるせえんだ」ドックン..ドックン..!!
ナオミ「アタシもだよ」ドク.ドク.ドク...!
ケイ「しかも、すっげえワクワクしてんだ……!!」
ナオミ「ああ」
ケイ「オレ、高校いって戦車道やる!! お前もやろうぜ!!」ニパッ!
ナオミ「……………ッ!! しゃあねえなあ!!!!」ニヤ!
* * *
ナオミ「ま、こんな感じかしら。それで言葉遣いもあの人のマネしだして今に至る……と」
アリサ「いや、やんちゃにも程がありますね隊ちょ……あ」
ケイ「……うぅ~~~~~~っ!///////」ぷしゅぅぅぅぅ....
ケイ「恥ずかしいって言ったじゃない! ナオミのばかぁ!!」プンスカ
ナオミ「やーっと落ち着いた?」
ケイ「それどころじゃ…」
rrr♪ rrr♪
ケイ「……アンジーから!」ピ!
ナオミ「ッ!」
アリサ「……!」
ケイ「アンジー!」
会長『あ、ケイ? 今平気かい』
ケイ「勿論よ。それでどうしたの、何か進展が?」
会長『……私たちの戦車について、お願いしたいことがあるんだ』
会長『おそらくサンダースしか頼れない』
ケイ「聞かせて」
会長『……廃校に伴い、私たちの戦車は文科省預かりとなる。その事態は回避したい』
会長『だが、今私たちじゃ戦車を学園艦から直接降ろせないんだ』
会長『このままだと明日か明後日には文科省管轄の倉庫行きは免れない』
会長『退艦準備中に、どこかに《紛失》でもしない限り』
ナオミ「…………こりゃまた……」
アリサ「………まさか…!?」
ケイ「…………そういえばアンジー。私たちこれから、ちょっとした《夜遊び》しようと思ってたの」
ケイ「《戦車が8輌くらい隠れちゃう大きな飛行機》で、大洗の上を飛ぶかもしれないわ」
ケイ「もし手違いで、大洗の戦車を《収納》しちゃったら困っちゃうわね。気を付けて」
会長『…………恩に着るよ……!』
ケイ「また連絡するわ!」
ピ
ケイ「…………ッッ!!!」グッ
ケイ「ナオミ!!! アリサ!!!」ニパーッ!!
ナオミ・アリサ「「 Yes.ma'am!!! 」」ザッ
ナオミ(そうそう、やっぱケイはちっさい時から、この笑顔が最高にクールでしょ)
ナオミ(あの時試合を見に行ってよかった)
ナオミ(本当に感謝してますよ、メグミ隊長)
* * *
メグミ「ふぁ……へぷし!」
アズミ「ちょっ」
ルミ「風邪? 愛里寿隊長には絶対移さないでよね」
以上になります。
読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。
いつもコメントありがとうございます。すごく嬉しいです。
しかし、全校?マジで……??
アリサはナオミに対して呼び捨てため口な
>>19マジですか、しまった申し訳ない
うおお書きかけのデータ停電消滅ちっきしょおおお!
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