【ガルパン】愛里寿「ハンバーグ・ウォー!」 (26)

ルミ「ささ!こちらへどうぞ隊長!」

メグミ「散らかってて申し訳ありません隊長」

愛里寿「お邪魔します」

アズミ「お邪魔なんてとんでもないです!こちらからお呼びたてしたんですから!」

ルミ「そーです!今日は私達が隊長にハンバーグをご馳走するんですから!」

愛里寿「あの時の約束覚えててくれたんだ。うれしい」

ミミミ 「「「かわいい~!」」」

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メグミ「島田師範に直談判してよかった!」

愛里寿「ここが三人のお部屋?」

アズミ「そうですよ。三人で生活してます」

愛里寿「わぁ。なんか大人って感じがする」

ルミ「キョロキョロしてる隊長かわいい!」

愛里寿「ここは誰の部屋?」

メグミ「私です。開けてもいいですよ」

ルミ「まっ、たーーーー!」

アズミ「たたたたた隊長!早速ですがハンバーグ作りましょうか!」

メグミ「痛っ!なんでツネるのよ!」

アズミ「あんたの部屋に散らかったゴミ全部まとめたでしょう!」コソコソ

メグミ「あ・・・」

愛里寿「みんなどうしたの?」

アズミ「な、なんでもないですよー。ささ、エプロン付けましょうねー」

ルミ「・・・ふぅ。危なかった」

メグミ「ごめん。ついはしゃいじゃって」

アズミ「ちゃんとしてよね。あんなゴミ溜め、隊長に見られたら絶対に幻滅されるわ・・・」

愛里寿「ど、どうかな?」

ミミミ「「「かわいい~!!!」」」

ルミ「隊長!写真撮ってもよろしいですか!?」

メグミ「ずるい!私も!」

アズミ「隊長!すごく似合ってます!」

愛里寿「そ、そう?」

ルミ「(くぁー!照れた隊長ヤバすぎー!)」

アズミ「(お持ち帰りしたい!)」

メグミ「(娘にしたい!)」

アズミ「・・・コホン。それでは始めましょうか」

愛里寿「うん!」

メグミ「隊長、まずは手を洗ってきてください」

愛里寿「わかった」

ルミ「・・・さて」

メグミ「ここまでは順調ね」

アズミ「問題はここから」

ルミ「あれから特訓したんだけど結局ハンバーグは作れなかったんだよねー」

メグミ「あんな丸コゲの暗黒物質、隊長に食べさせられないわ!」

アズミ「目玉焼きで精一杯・・・」

ルミ「隊長には悪いけど今回ハンバーグはレトルトでごまかして目玉焼きに集中しよう!」

メグミ「そこで一人は隊長と目玉焼き作り、二人はハンバーグを作ってるフリ」

アズミ「頃合を見計らってハンバーグを完成させて目玉焼きを乗せる」

メグミ「隊長を騙して心苦しいけど・・・」

ルミ「私達本当に料理できなかったねー」

アズミ「でもいつかちゃんとしたハンバーグを食べてもらいましょう」

愛里寿「ただいま」

アズミ「では始めましょうか」

愛里寿「うん!」

アズミ「隊長、一緒に目玉焼きを作りましょうね」

ルミ「くっ、ずるい・・・」

メグミ「我慢よ。五分交代だから」

アズミ「火を使うので気をつけてくださいね」

愛里寿「大丈夫」

ルミ「はーあ。暇だね」

メグミ「隊長の後姿だけで暇にはならないわ」

ルミ「そういえばハンバーグってどれ買ってきたの?」

メグミ「コンビニで買ってきたわ。結構高かったからおいしいはずよ」

ルミ「ふーん」

アズミ「隊長、卵割るのお上手ですね!」

愛里寿「そう?ありがとう」

ルミ「今の見た?普通に私達より上手じゃない?」

メグミ「えぇ・・・。私がやったときは殻が入って大変だったわ・・・」

ルミ「さすが島田流・・・」

メグミ「というかもう五分経ったわよ!アズミ、交代!」

アズミ「そんな!これからなのに!」

メグミ「では隊長。これから一緒に焼いていきましょうね」

愛里寿「うん」

アズミ「隊長・・・」

ルミ「ほら、そろそろハンバーグあっためるよ」

アズミ「はぁい・・・」

愛里寿「そういえば、ハンバーグはルミ達が作ってるの?」

メグミ「そ、そうですよ。ですが時間がかかるので先に作り始めてました」

愛里寿「そうなんだ。ハンバーグこねるのちょっとやってみたかった」

メグミ「そ、そうでしたか!では次は一緒にやりましょう!」

愛里寿「うん」

メグミ「(あぁ、心が痛い・・・)」

ルミ「ところで隊長。隊長は目玉焼きは片側だけ焼く派ですか?両面焼く派ですか?」

愛里寿「片側だけ、かな」

アズミ「ですよねー。私も片側だけです!」

メグミ「半熟ですか!?しっかり焼いたのですか!?」

愛里寿「半熟がいいな」

ミミミ「「「ですよね~!」」」

アズミ「メグミ!ちゃんと半熟の目玉焼きを作るのよ!」

メグミ「りょ、了解!」

ルミ「あったまったよ。隊長があっちに夢中な内に盛り付けちゃおう」

アズミ「最後に隊長に目玉焼きを乗せてもらって完成ね」

ルミ「隊長、ハンバーグできました!」

愛里寿「わぁ。おいしそう」

メグミ「隊長。目玉焼きがいい焼き加減です」

アズミ「ぜひ隊長が盛り付けてください!」

愛里寿「・・・わかった」

愛里寿「ふぅ」

ルミ「完成ですね!隊長!」

メグミ「お見事です。隊長!」

アズミ「いただきましょう!隊長!」

愛里寿「うん!いただきます」

ミミミ「「「いただきます!」」」

愛里寿「・・・おいしい」

メグミ「まさか隊長の手料理が食べられる日が来るなんて」グスッ

ルミ「隊長の目玉焼き!おいしいです!」

愛里寿「ありがとう。ハンバーグもおいしい」

メグミ「本当。最近のコンビニってすご、あ痛たたたたた」

愛里寿「まるでお母様のハンバーグみたい」

ルミ「・・・えっ?」

愛里寿「お母様から作り方聞いたの?形とかソースの味とかお母様が作ったハンバーグにそっくり」

アズミ「え、えーっと・・・?」

メグミ「ちょっと、どういうこと?」コソコソ

ルミ「どうって言われても・・・」コソコソ

アズミ「これレトルトよね?つまり・・・」

メグミ「島田師範・・・」

ルミ「隊長にこんな事実話せない!」

アズミ「ここは話を合わせましょう!」

愛里寿「どうしたの?」

ルミ「な、なんでもないですよー!」

アズミ「そうなんですよ!実は島田師範に習いまして!」

メグミ「隊長に喜んでいただけてうれしいです!」

愛里寿「そうなんだ」

ルミ「心が、心が痛い!」

アズミ「嘘を嘘で塗り固める・・・」

メグミ「どうしてこんなことに・・・」

愛里寿「ごちそうさま。おいしかった」

アズミ「よかったです。また一緒に食事会しましょうね」

愛里寿「うん!」

ルミ「片付けは後でやりますので」

メグミ「隊長、お家までお送りましょうか?」

愛里寿「近くだし大丈夫」

アズミ「そうですか。ではお気をつけて」

愛里寿「今日は本当にありがとう。楽しかった」

ルミ「はい!こちらこそ楽しかったです!」

愛里寿「じゃあおやすみ」

メグミ「はい!おやすみなさい!」

パタン

アズミ「・・・はぁ」

ルミ「なんとか乗り切れたね」

メグミ「隊長かわいかった・・・」

アズミ「そこ?そりゃあかわいかったけど」

ルミ「けど今度こそちゃんとハンバーグ作らないと」

アズミ「そうね。このままじゃ隊長に申し訳が立たない・・・」

メグミ「特訓するわよ!」

アズミ「作戦名は!」

メグミ「いつも通りの!」

ルミ「バミューダアタック!」

おわり

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