夢魔「アンタの[ピー]寄越しなさい」男「は?」 (21)


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「も……無理だってぇ……!」

夢魔「どこが無理なの?ほーら、逃げない逃げない」ズンッ

「ッ~~~~!!」

夢魔「まーたイッちゃったね。これで何回目かなあ?まあ、どうでもいいか。僕まだ足りないから」

夢魔「気絶、しないでね?」ニッコリ

「うっ、嘘……」サアア

夢魔「さあて、再戦再戦~」


─────

─────

夢魔「はあー!すっきりすっきり」

夢魔男「お前、またメスとヤッてきたのか?」

夢魔「それが私の生き甲斐だもん。あの組み敷いた時のメスの顔……ほんとたまらない」ハァ

夢魔男「……悪趣味だな」

夢魔「アンタこそ、肉体的にはオスのくせに人間のオスに跨るのが好きなんて、どうかしてるわよ」

夢魔男「お前にはわからないかなあ。あの快楽を得るために必死に腰を振るオスの滑稽さが愉快なんだよ」

夢魔「アンタも大概ね」

夢魔男「まあ、悪魔である我々にとって、悪趣味は褒め言葉そのものなんだがね」

夢魔「それもそうね」

夢魔男「それはそうと、お前俺の服とりすぎ。インキュバスになるのは良いけどさ、そろそろ返せ」

夢魔「良いじゃない。インキュバスのくせにインキュバスらしいことをしないアンタに変わって着ているんだから、むしろ感謝して欲しいわ。それに、私の服もアンタに貸しているんだから、良いじゃない」

夢魔男「お前の服はパンツとスカートしか借りてねえよ。一式借りるお前と比較するな」

夢魔「なんで上は借りないのよ」

夢魔男「お前の服だとおっぱいが収まらないんだよ」ボイーン

夢魔「……」ストーン

夢魔男「」ボイーン

夢魔「……粗チンの癖に」チッ

夢魔男「平野乳に言われたくはない」

夢魔「……良いもーんだ。インキュバス化した時は夢魔男より大きいからアヘアヘさせられるもんね」ブツブツ

夢魔男「お前なに独り言言ってるんだ?」

夢魔「粗チンには関係ない」

夢魔男「粗チンを連呼するな。……そういやお前、最近メスへの種付けばかりだけど、種は採取しているのか?」

夢魔「……………」

夢魔男「その様子だと、採取してなさそうだな」ハァ

夢魔「だって、オスの種を摂取するのって、気持ち悪いことこの上ないじゃない!身体の中に一度取り込まないといけないのよ!」

夢魔男「取り込まなくても、適当な容器に出してもらえば良いだろうに」

夢魔「それだと目に触れちゃうでしょ!出すところが!!」

夢魔男「困ったちゃんだなあ」ハァ

夢魔「オスってほんと嫌い!気持ち悪いし気色悪いし第一に汚らしいもの!」ゾワゾワ

夢魔男(メスに種付けになる時のインキュバス化も同じなのに……)

夢魔「絶対嫌!採取なんてごめんよ!」

夢魔男「でもさ、俺たちの掟にあるだろ?」

夢魔・夢魔男「"自身が使用するものは、自身で調達し使用すること。他者に譲渡したり奪ったりしてはならない"」

夢魔男「……言えるじゃないか」

夢魔「言うなら簡単よ。でも、やるのは別」

夢魔男「同じさ。深く考えずに、作業をこなすだけ。俺はそうやってる」

夢魔「オスの体液採取を?」

夢魔男「俺の場合は……メスへの種付けだな」フム

夢魔「~~~~!!違うじゃない!」

夢魔男「まあまあ、俺のお気に入りのオスデータでから適当に良いのを見繕ってやるからさ」

夢魔「アンタの唾がついたのは嫌」

夢魔男「……これから手をつけるつもりだったのから選ぶよ」ハァ

夢魔男「──こいつは?」ペラッ

夢魔「キモデブくさそう」

夢魔男「じゃあこれ」ペラッ

夢魔「ガリとかキモい」

夢魔男「もう!誰ならOKなんだよ!」バンッ

夢魔「アンタが勧めるやつ全員ブスじゃない!もう少しマシなやつはいないの?!」

夢魔男「ブスが頑張ってるのが良いんだろ!」

夢魔「アンタの趣味なんてどうでも良いわよ!」

ヒラッ……

夢魔「ん?これは……?」

夢魔男「あ、それは俺のデータから削除する予定のやつだな」

夢魔「(さっきのに比べたら段違いに顔が整ってるし、性欲まみれにも見えない……よし)夢魔男!私こいつにするわ!」

夢魔男「そんなやつよりもこいつの方が──」ピラッ

夢魔「こいつよ、こいつで決定!ほら、どこに住んでるのよ言いなさいよ!」

夢魔男「グッ、ちょ、待って、首、首締まる……!」

────────

『ごめんなさい!ごめんなさいいいい』
『嬢ちゃんそんなんで許されるわけないだろ!』パンパンッ
『ひゃあああああ!!』

男「んぐ……ああ……」シコシコシコシコシコ

『イグ!イグイグウウ……!!』プシャアア
『う"っ"!』

男「ぐっ!」ドピュルルルル



男「うん、やっぱ陵辱モノは抜けるな」フイー

ピッ

男「オナニーも済んだし、さっさと寝るか」ゴロン

男「zzzz」

…………夢の中…………

「……と、ちょ……」

男「ん……なに……」

「あ……にようが………ど」

男「よく……聞き取れない……」

「アンタ、私に精液(スペルマ)を寄越しなさい」



男「はっ?!」ガバッ

男「……夢か。……変な夢」ゴロン



男「zzz」

短いけどここまで
エロも下ネタもあまりないSSですがお許しを
おやすみなさい

男「」グウグウ

…………………


夢魔「ちょっと 」ペチペチ

男「ん……あれ?お前さっきの──」

夢魔「アンタ、なに勝手に……」

男「変態女!」

夢魔「は?!」

男「いや、だってお前さっき俺の精液欲しいとか言ってただろ?確かスペルマって、精液のことだし。あー、それにしても、さっきの夢の続きとかやだなあ」

夢魔「確かに寄越せとは言ったけど……なにも、変態女っていうことないじゃない」

男「じゃあ、痴女」

夢魔「さっきよりもひどくなってるじゃない!」

男「変態発言+際どい服装のくせに痴女じゃないのか……」

夢魔「当たり前でしょ!それに、これがきちんとした服装なの!ユニフォーム!」

男「…………」マユシカメ

夢魔「……私はね、夢魔なの。夢魔。アンタ達人間が恐れる怖~い奴らなのよ」

男「全然怖そうじゃない」

夢魔「うるさい!」

男「……お前が夢魔で、んでもって夢魔は悪魔というのはわかったけど、なんで俺の精液がいるのさ?」

夢魔「それで別の人間を孕ませるため」

男「」

夢魔「だから精液寄越しなさい。精液の一発や二発簡単でしょ?彼女いなさそうだし」

男「なんか上から目線だなあ。しかも俺今出せないし」

夢魔「どうしてよ!」

男「さっき滅茶苦茶オナニーしたから」

夢魔「」

夢魔「嘘……」

男「レズもので一発、ディルドマシーンで一発、団地妻で──」

夢魔「もういい!気持ち悪い」

男「やっぱり?」

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