とある街の一軒家
その一室に女騎士とオークの姿があった
オーク「俺を縛りあげてどうするつもりだ!!」
女騎士「ブヒィィィィィィィィ!!」
オーク「くっ…俺はお前なんかに負けたり……」
女騎士「ブッヒィィィィィィィィィィィィ!!」
オーク「…………おぅ」
女騎士「あ?」
オーク「そのブヒィってのは何だ?」
女騎士「オークっぽいだろ?」
オーク「あ?」
女騎士「あ?」
オーク「……テメーがたまには配役変えたいって言ったんだよな?」
女騎士「だからオークっぽさ出してんじゃねーか……クソが」
オーク「んだ?」
女騎士「あ?やんのか?」
オーク「チッ……」
女騎士「んな事より、お前もちゃんとやれよ」
オーク「あ?……ちゃんとやってんだろーが」
女騎士「もっと女騎士感出せや」
オーク「うっせぇな……」
女騎士「……んだとコノヤロウ!!」
オーク「分かったからでけぇ声出すんじゃねぇよ!!」
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女騎士の手がオークの胸に伸びる
女騎士「クククッ…お楽しみの時間だぜぇ……」
オーク「んほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
女騎士「ず…ずいぶん敏感じゃねーか……こっちはどうだ?」
胸にあてられていた手がオークの股間に向かう
オーク「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
オーク「そこはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
女騎士「…………おぅ」
オーク「あ?」
女騎士「そりゃ何の真似だ?」
オーク「女騎士っぽいだろ?」
女騎士「ざけんじゃねぇ!!」
オーク「んだコラ!!」
女騎士「アタシが一回でも『んほぉ』なんて言った事あったか?」
オーク「あぁ、そうだったな……お前は毎晩ヒィヒィ言って……」
女騎士「おいぃぃぃぃぃぃ!!」
オーク「あ?」
女騎士「テメー何言ってんだ?殺すぞ?」
オーク「本当の事じゃねーか……毎晩俺の下でアンアン……」
女騎士「テメェェェェェェェェェェェ!!」
その時、不意に部屋の扉が開かれた
開けられた扉から少年オークと人間の少女が姿を見せる
少年オーク「お父さん…お母さん……」
少女「ケン…カ……?」
女騎士「チッ…お前が大声出すから子供が起きちゃったじゃねーか」
オーク「でけぇ声出したのはテメーだよ」
女騎士「あ?」
オーク「あ?」
女騎士「ブタみてーな顔してイキってんじゃねーぞ?」
少年オーク「えっ……」
女騎士「大丈夫、お前はカッコいいよ……アタシの自慢の息子だ」
少年オーク「お母さん……」
女騎士「あぁ、我が家にブタは一匹で十分だ」
オーク「はっはぁ♪」
女騎士「何笑ってんだ?……あ?」
オーク「確かに一匹で十分だな……メスブタ一匹でよぉ……」
女騎士「……オモシレー事言うじゃねーか」
オーク「何度も言わせんな…毎晩俺の下で……」
女騎士「子供の前で何言ってんだコラァ!!」
オーク「悪かったな!!口が滑ったんだよ!!」
女騎士とオークは正面から睨み合う
オーク「……」
女騎士「……」
少女「お兄ちゃん……」
少年オーク「まぁ…大丈夫だろ……」
少女「うん……」
少年オーク「お母さん、耳栓ってどこだっけ?」
女騎士はオークを睨みながら答える
女騎士「薬箱の中だ」
少年オーク「えっと…コレか……」
少年オーク「じゃあボク達は寝るからね?」
女騎士「あぁ、おやすみ」
オーク「暖かくして寝るんだぞ」
少年オーク「はーい」
少女「おやすみ~」
子供達が部屋に戻っても女騎士とオークは睨み合いを続けていた
オーク「……」
女騎士「……」
オーク「チッ……俺達も寝るか」
女騎士「……そうだな」
オークと女騎士は並んでベッドに入る
そして、しばらくすると女騎士がモゾモゾと体を動かし始めた
オーク「んだよ、早く寝ろや」
女騎士「うるせぇな…中途半端だったからムラムラしてんだよ……」
オーク「あ?」
女騎士「あ?」
オーク「ヤんのかテメー!!」
女騎士「上等だボケが!!」
オーク「ブヒィィィィィィィィィィィィ!!」
女騎士「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
その頃、子供達の部屋では
少年オーク(耳栓しても聞こえるのか……)
少女「……お兄ちゃん」
少年オーク「どうした?」
少女「私…妹が欲しいな……」
少年オーク「たぶん……弟もできると思うぞ」
少女「そっかぁ……じゃあ一人ずつ欲しいな……」
少年オーク(それくらいじゃ終わらないかもな……)
少女「お兄ちゃん?」
少年オーク「いや、何でもない……早く寝なさい」
少女「はーい」
少年オーク「……」
少女「……」
少年オーク(あっ…また始まったみたいだ……)
少女「お兄ちゃん……」
少年オーク「気にしないで寝るんだ」
少女「…………んほぉ」
少年オーク「……やめなさい」
終わり
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