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【人称】私
【名前】無し
【性別】男性
【能力】同化『ありとあらゆる物質、能力と同化し操作する能力』

【世界】サイバーパンク
【現在】最後の【不死】である【炎鳥】を探している道中。


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2575/4/1
機械工街から離れ、【炎鳥】を探す。クリシュナとの別れは寂しかったが、これが私の宿命であるとあきらめよう。
思えば、【炎鳥】の能力はカルマと似ている。あれは切断面から炎を生み出し癒着させる能力であったが、【炎鳥】は噂通り、【不死鳥】の様な能力である。
死に燃え、灰となり、灰から生命を誕生させる。私の【転生】と少し似通った部分がある。
今日は機械の残骸付近にて就寝する。


……2575/4/1の内容はここで途切れている………


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【人称】俺
【名前】大久保春光
【性別】男性
【能力】爆破『コインを爆破物に変える能力』

【世界】現代
【現在】ハーレム王になっていた。

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2080/2/14
いよいよこれが最終決戦だ。デウス・エクス・マキナとサン・ジェルマン、その両方が争いに入る為に手に入れた力。
言わばハーレム―――禁域の王となりて、其処に俺は立っていた。
「では、これよりラグナロクの始まりを始めようか」
そう口にした、偽りの神は世界より展開された歯車を回し出す。
その力、神威はまさに時空間を操る、存在全てを崩壊させ、時間の加速により世界の終焉を与える。
「ああ、しかし、いきなり終わりとは芸が無い。しかし待てよ、我が戦友」
しかし、其処に立つのは最強の錬金術師。
【不老】を完成させた者。疑惑に思う事があるが、もしやこの男は、【不死】では無いのだろうか？
「その疑惑は今は抱かぬ事だ。私は、今を全力で楽しみたい。感情など要らぬ、今は楽しめよ少年」
――その言葉で、俺は疑念を振り切る。
ああそうだ、今はこの戦いに感情はいらない。
だから、全力で立ち向かおう。
「直にクリスマスも終わる頃だ、その瞬間を邪魔してはならない、ああ、もう十秒も持たないか、仕方ない、少し私の余興に付き合って頂こう」
そうして、サン・ジェルマンが言葉を吐いた。
加速する時間が停滞していく、時間が分刻みへと変わって行く。
「では、余興が過ぎる前に一言」
これが、最終決戦。俺の神威を発動させる。
「メリー・クリスマス」
そして、時刻は零時を過ぎた。

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