地獄
サキュバス「お腹空いたー」
弟「……」
サキュバス「ねえ、お腹空いたって言ってるんだけど?」
弟「なんでそれを僕に言うんだよ!」
弟「お腹が空いたなら現世にでも行って、愚かな土人形共から吸精すればいいじゃんか!」
サキュバス「いやぁ、人間の精子にも飽きたのよねぇ」
サキュバス「プリプリの美味な精子なんて一握りだったわぁ」
サキュバス「だからさ……たまには同じ悪魔の、しかも近親者のを吸いたいのぉ……!」ハァハァ
弟「ひぃぃ!」
弟「……あ、ああ! 待ってよお姉ちゃん!」
サキュバス「ん?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462330411
弟「人間の、どの世代の精子を吸ってきたの?」
サキュバス「それは一番脂の乗ってる20〜30台前半のに決まってるじゃない」
弟「ふふっ、お姉ちゃんは愛液の如く甘いなぁ!」
サキュバス「何よ童貞、愛液の味なんて知りもしないくせに……」
弟「う、うるさいやい!」
サキュバス「で? 甘いって、私の一体どこが甘いっていうのよ」
弟「あのねお姉ちゃん」
弟「―――男子高校生って知ってるかな?」
サキュバス「男子、高校生……?」
サキュバス「男子高校生ってあれでしょ、人間の餓鬼共のこと?」
弟「そう、その男子高校生の時期が一番……プリップリなんだよ!」
サキュバス「……はぁ? あんた何言ってんの?」
サキュバス「子供の精子なんておやつにもならないわよ…正気?」
弟「お姉ちゃんこそ正気なの?」
弟「男子高校生ってのは常にエロいことを考えてるんだよ……」
弟「勉強しててもエロい響きの単語を見つけてはムラムラし! 部活中も同じ部活の女子を見てムラムラしている!」
弟「普通の学校生活でもそうだよ……スカートの短すぎる女子を見て、ムラムラするんだよ! 夏場なんて特にヤバイよ!」
弟「……いい? お姉ちゃん」
弟「男子高校生の精子は、そんな良質な性環境で育まれてきたいわば特級精子さ」
サキュバス「特級……?」
弟「そう、もうプリップリだよ……!」
サキュバス「プリップリ……!?」
弟「うん、もう口に含んだ時とか分解しきれないくらいドロッドロで濃いよ!」
サキュバス「!!!」
サキュバス「―――よし決めた、ちょっと現世行ってくる」
弟(よし、僕の貞操は守られた!!)グッ
サキュバス「3年くらいは戻らないから! じゃっ!」
弟「うん! ……え?」
弟「ちょっ、3年も一体ナニを……!」
弟「ああ…行ってしまった」
弟「……」
弟「ま、いいか。僕も日〇屋にご飯食べにいこーっと」
現世
サキュバス「……さて、久々に人間の世界に来たわけだけど」
サキュバス「まずは高校というものについて詳しく知る必要がありそうね」
サキュバス「んー。なにか本がありそうな場所……あー、あそこでいいか」
ウィィン…
コンビニ
サキュバス「……」ペラッペラッ
店員(うわぁ、こんな時間に凄い綺麗な子がガッツリ立ち読みしてる……)
サキュバス「ふむふむ、この漫画とかいうので大体は掴めてきたわ……」
サキュバス「すっごくいいじゃない! 高校生活!!」
店員「!?」ビクッ
サキュバス「ただ男子高校生の精子を吸いまくるってのもつまらないし」
サキュバス「いっそのこと、私も高校に入学して…恋に部活に勉強に、人間共の青春とやらを謳歌しながら、男子高校生から吸ってやるとしましょう!」
サキュバス「よし決まり! さーて、色々と準備が……」ブツブツ
店員「ま、またどうぞー」
店員「……やっぱ深夜のコンビニってヤバイ人しか来ないな。シフト変えよ……」
昼寝しちゃった、夜からぼちぼち書きます
何でホモが沸いてるんですかねぇ
一年経っても残ってるとはたまげたなぁ
近々何食わぬ顔でまた書きます
リクエストなどありましたら是非
(例:フェラはひょっとこでヤれ…等)
サキュバス「さて、人間の高校に入るには人間の家族に取り入るしか無いわね」
サキュバス「ん? あそこを歩いてる変な服の人間は、ほほう、これはこれは……僥倖!!」
サキュバス「ちょうどいいタイミングで女子高生が通りかかったじゃないのぉ」ペロ
サキュバス「黒髪ショートってちょっと地味だけど、まあいいわ」
サキュバス「作戦その1:まず女子高生を拉致します」
サキュバス「……おお、割と重い」お姫様だっこ
地味子「うひゃあ!? な、何? 急に宙に浮い、た……?」チラッ
サキュバス「あらこんばんわ」ニコッ
地味子「きゃーっ!! ば、化け物ぉ!!?」
サキュバス「作戦その2:その辺のインキュバスに引き渡します」
サキュバス「おーす、この子いらない?」
警官に化けたインキュバス「いる!!」
サキュバス「取引成功! ……強く生きなさいね」
地味子「へ? へ? なに、なんなのぉ!?」
インキュバス「やっぱ処女の匂いはたまんねぇな……!!
地味子「!?」
サキュバス「そして―――作戦その3:あの女子高生に変身する」ドロンッ
サキュバス(地味子)「……ふふふ、我ながら完璧な作戦ね! あっという間に女子高生とやらになれたわ!!」
サキュバス「さて、鞄に住所が載ってるものはーっと……ふむふむ、学生手帳? に書いてある住所にこいつの……いや、私の家があるわけねぇ」
サキュバス「では帰宅しましょうか? 私の家に―――」ニヤァ
先っちょだけ投下
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません