モバP「日野茜という少女」 (28)
茜「朝です!!おはようございます!!!」
茜「今日もいい天気ですね!絶好の全力日和です!!!」
茜「それでは、ご飯を食べて!!」ドンブリ3バイ!!!!
茜「身だしなみを整えて!!」フクソウチェック!!!!
茜「行ってきます!!!!」ガッコウヘGO!!!!
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通学路 交差点
悩む生徒A「はぁ、どうしよう……」トボトボ…
茜「登校も全力ですよーっ!!!」ドドドドドドドド!!!!!!!!!
悩む生徒A「え? うわっ!」
ドンッ!!!
茜「ぶつかってしまいました!すみません、大丈夫ですか!!?」
悩む生徒A「ああいえ。こちらこそ、前をよく見てなかったので」
茜「むっ、その制服は私と同じ学校の先輩ですね!おはようございます!!!」
悩む生徒A「ああ、誰かと思ったら日野さんか。おはよう」
茜「それにしても先輩、顔色が良くありませんね!朝ごはんはちゃんと3杯食べましたか!!???」
悩む生徒A「えっ。い、いや朝はトースト1枚だけだけど」
茜「それはいけません、朝ごはんは全ての源ですよ!!もっとたくさん食べましょう!!」
悩む生徒A「ああ、うん。はい。…いや、そうじゃない。実は悩み事があってね、寝付けなかったんだ」ハァ…
茜「悩み事ですか!」
悩む生徒A「進学しようと思うんだけど、模試の判定が厳しいんだ」
悩む生徒A「先生からも親からもワンランク下げろと言われててさ。でも、第一志望の大学を諦め切れなくて」ハァ…
茜「勉強の悩みでしたか!私も勉強は得意ではないので、そのお気持ちはよくわかります!!」
茜「ですが、心配することは何もありません!!!!」ボンバー!!!!
悩む生徒A「え?」
茜「今はまだ5月です、これから頑張って勉強すればきっと合格しますとも!!」
悩む生徒A「で、でも。先生たちからはみんな反対されちゃっててさ」
茜「先輩、胸に手を当ててみてください!」
悩む生徒A「こう?」
茜「感じませんか、熱い血潮を!先輩の胸の鼓動は何を求めていますか?!!」
悩む生徒A「僕の胸の鼓動…」
茜「受験はまだ先の話です、だったら心の燃えるままに、全力で突っ走るしかありません!!」
茜「全力で臨んでゆけば、きっと道は開けますとも!!ボンバー!!!」
茜「おっと、のんびりしてると遅刻してしまいます!それでは、お先に失礼します!!」
ドドドドドドドドドドドド……
悩む生徒A「……」
悩む生徒A「そうだな、まだ時間はある。勉強法も見直して、頑張ってみよう!」
学校 昼休み 学食
茜「お昼です!!ご飯が美味しいですね!!!!」
クラスメイトA「茜ちゃんってほんとよく食べるよね」
クラスメイトK「うんうん、見てるこっちも気持ちいいわ」
茜「喜んでもらえたなら嬉しいです!」
クラスメイトA「でも太るほどには食べないでね。余計な心配かもだけどさ」
クラスメイトK「そうそう、茜ちゃんはちっちゃいのがカワイイんだから」
茜「かっ、カワイイだなんて!そそんなことは、その!!」///
クラスメイトK「あ、やば!ちょっと隠れさせて」
茜「どうしたんですか?」
クラスメイトA「ん?あ~なるほど。ったく…」
クラスメイトA「茜ちゃん、今学食に入ってきたの知ってる?」
茜「学食に入ってきた人ですか?あれは、クラスメイトのNくんですね!」
クラスメイトA「Kってさ、Nのこと好きなんよ」
茜「そうなんですか!?」
クラスメイトK「ちょっ!A!!」
クラスメイトA「意識すると顔も見れないんだって。これだから彼氏いたことないやつは」ヤレヤレ
クラスメイトK「あんただって彼氏いたことないでしょうが!」
クラスメイトA「あたしはアンタほどひどくありませんー。ていうかいい加減さっさと告れば?」
クラスメイトK「それはムリ!絶対ムリ!!」
クラスメイトA「こいつは…。ねぇ茜ちゃん、コレどうしたらいいと思う?」
茜「わっ私ですか!?!!???」
クラスメイトK「ちょっとA、こういうのは茜ちゃんに聞いても…」
クラスメイトA「芸能界でこういう話してるかもしんないじゃん?参考になるのあるかもよ」
クラスメイトK「あ、それはたしかに聞いときたいかも」
茜「いえ、そういうお話をしたことは…わ、私もその、得意分野ではないので!!」///
クラスメイトA(カワイイ)
クラスメイトK(カワイイ)
茜「ですが…」
クラスメイトK「ん?」
いったん寝ます
茜「じっとしているだけでは、何も解決しないのではないでしょうか?」
クラスメイトK「!」
茜「恋愛のことはよく分かりませんが、ラグビーでは走らなければ得点できません!」
茜「たとえ相手がどんな強豪チームだろうと、全力でぶつかっていってトライを決めることこそが勝利の鍵です!!」
茜「うおおお、青春ですね!!燃えてきました!!!!Kちゃん、一緒に走りましょう!!!!!」
クラスメイトK「いや、それは遠慮しておくわ」
茜「そんな!!?」ガビーン!!
クラスメイトK「でも、ありがとね茜ちゃん」
クラスメイトK「Aにも言われてたし、自分でもほんとは分かってた。それでも勇気がなくてさ」
クラスメイトK「けど、それじゃ一歩も進まないよね。あたしもそんなのは嫌だから、もうちょっと頑張ってみるよ」
クラスメイトA「K…」
茜「その意気です、Kちゃん!!私も全力で応援しますよ!!!それでも足りなければ智香ちゃんを呼んできます!!!」
クラスメイトK「うん、それはいらないかな」
茜「ごめんなさい!!!」
茜「おっと、そろそろ午後の授業が始まりますね!準備があるのでお先に失礼します!!」ダッシュ!!
クラスメイトK「また後でねー」
クラスメイトA「それにしても、覚悟決めるの遅すぎない?」ヤレヤレ
クラスメイトK「うるさいな、これでも頑張ってる方だって」
クラスメイトA「分かってるよ。ま、あたしも応援してるからさ。頑張んなさいな」
クラスメイトK「ん、ありがと。茜ちゃんみたいにはいかないけど、一歩ずつ進んでくよ」
クラスメイトN「お、Kじゃん。まだメシ食ってんのか?もうすぐ授業始まるぞー」
クラスメイトK「キャーーーーー!!??!」
クラスメイトN「うぉっ!?」
クラスメイトA「はぁ…」
放課後 公園
茜「お仕事の前に、身体を暖めておきましょう!!全力ウォームアップです!!!」
茜「声だしランニング、いきますよーっ!楽しくなくーちゃ、ダメよ!!」
ファンH「ヘイヘーイ!」
ファンN「ヘイヘーイ!!」
茜「グッタリはまーだ、早い!!」
ファンH・N「ヘイヘーイ!!」
茜「微熱じゃ、まだまーだイケる!!」
ファンH「ヘイヘーイ!」
ファンN「ヘイヘーイ!!」
公園 ベンチ
疲れた人「あぁ…もう無理だ。上司も取引先も無茶いいやがって。これ以上どうしろっつーんだ…」
<オテンバナノーガ、トリエ!!
ヘイヘーイ!ヘイヘーイ!!>
疲れた人「ッチ。なんだ、あの子。うるさいな」
疲れた人「学生か?いかにも悩みがなさそうで、羨ましいよ…」
<ゼンシン、ゼンレイ、ゼンゼンオッケー!!
<ゲンキガ、アレバナンデモーデーキルッ!!
デーキルッ!!>
疲れた人「元気があれば何でもできる、か。いかにも子供っぽい発言だな」
疲れた人「でも、そうだな。学生のころは俺だってそんな風に考えてた」
疲れた人「みんなとバカやって、なんでも挑戦して、怖いものなんてなかったな…」
<タイケン、チョーセン、ナンデモオッケー!!
<ホラマタ、ムネガタカナル、ドキドキシテルヨー!!
疲れた人「いつから俺はこんな風になったんだろう」
<ユーキャン、ドゥーイット!!ミンナモキット、ドーイッ!!
イェーア!!!>
<オモイキーッテ、アタラシイコトハジメヨーオー!!
疲れた人「毎日辛いだけ。俺の人生、これでいいのか?いや、良くないよな」
疲れた人「辛く苦しいことがあるのは仕方ない。でも、楽しいこと、格好いいことだってやりたい…!」
<ゼンリョク、ゼーンシン、ゼーンゼンオッケー!!
<キアイヲ、イレテナントカシーマショッ!!
シーマショウッ!!!>
疲れた人「そうだ、気合だ!もう一丁、頑張ってみるか!!」
ファンH「あなたも目覚めましたか」
ファンN「ようこそ」
疲れた人「な、なんだ君たちは!?」
ファンH「我々はこの公園に生息する日野茜ファンクラブです」
疲れた人「日野茜ファンクラブ?」
ファンH「あなたもあの少女から元気をもらったのでしょう?」
ファンN「毎日辛い、その気持ちよくわかります。でもそんなの嫌ですよね」
ファンH「彼女はそんな辛さ、苦しさを持ち前の元気で吹き飛ばしてくれます」
ファンN「あなたもファンクラブに入って、一緒に疲れを吹き飛ばしませんか?」
疲れた人「疲れを、吹き飛ばす…」
ファンH「さあ、まずは顔を上げて」
ファンN「背筋を伸ばして」
ファンH「恥ずかしがってはいけません」
ファンN「腹の底から、そして心の底から」
ファンH「力いっぱい、声を出しましょう!」
<ジャスト、ドゥーイット!!スークラムクンデ、ドゥーイット!!
ファンN「さぁ、タイミングを合わせますよ!!」
ファンH「さぁ!!!」
<キョウモアーツクイキテドンマイ!!
<アスモアーツクススメドンストップ!!
<イツモアーツキオトメドントコイーッ!!
疲れた人「れ、…」
ファンE「レッツゴー!!!!!!」
ファンH・N「YEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!」
茜「ふぅっ、いい汗をかきましたね!これでウォームアップ終了です!!!」
茜「さあ、事務所に向かいますよーっ、ボンバァァァァァァアアア!!!!」
ドドドドドドドドドドドド…
CGプロ 事務所
茜「おっはようございまーすっ!!日野茜、ただいま参りました!!!」
P「おはよう茜!喜べ、またファン数が増えてるぞ!」
茜「本当ですか!!やりましたね、プロデューサー!!!」
おわり
以上です。お目汚し失礼をば
疲れた人は茜のドラマや台詞を聞いてみてください、元気をもらえる事請合いますよ!
では、HTML化依頼出してきます
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