博士「1+1=1 例えば2つのうんこを融合したら1つのうんこになるよな これってやばくね? 俺ノーベル賞
もらえるかもしんねえわww アッアッアッww」
博士「まあでもこれはうんこに魂を宿らせる実験で見つけたいわば副産物のようなものなのだけれどね 」
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博士「無生物に魂を宿らせる魔法は一級危険魔法に指定されている そう、下手に使えば最高で死刑よ まあ魔法自体限られたものしか学ぶことはできないのだけれど」
博士「俺はあるルートでその魔法を知ることになった これからうんこにこのまほうをかける」
無生物に生命を宿らせる魔法 厳密には魂を宿らせるものだ これは人間のものに相当する魂を人工的に作り石ころや水といった生物ではないものに宿らせる魔法である 必要な魔法陣は以外にも単純なものだ 小学生でも書ける また呪文もたいしたことはない 人間以下の鳥や魚などの魂を宿らせる魔法もあるがこれは人間のものから線を一本引いたり、足したりすることで簡単に作れる 魔法の完遂まで3分とかからない 危険な魔法とは思えない簡単さだよ全く
魔法をかけてもそれで終わりじゃあない 魂は外界からの刺激を受けないと感情や人格のようなものを形成することはないんだ そう何もしなければ物と同じ ここで科学の出番になる これは人間用に作られている義眼だ 特殊な化学物質と人間のDNAを合成して作られてる これは成人用のものだからうんこには大きすぎる 今回は私が10分の1にして特別に作ったものを用意したからこれを使う 口だけはちょっと特殊でね 少々手間がかかる 完成から体がなじむまでしばらくかかるだろう そうだな2,3日といったところか
はい、というわけでね あれから2,3体うんこに魂を宿らせたんですけどうまくいきませんでしたね・・・・ あ、でも今回のうんこはやばいです 小学校の教科書とか読ませたらすぐ覚えちゃって今は高校のやつ読んでますね そのうち並の人間より頭よくなりそうです ははは あとうんこには手足がないもんでね、 手足のない人間用のパソコンみたいな機械買いました 目線に反応して字を打ったり、なんやかんやするやつです 今は絵をかくのがお気に入りですね
博士「おい人糞 お前社会に出ろ」
うんこ「社会ですか 俺よくわかんないから不安だな」
博士「お前は紙の上でしか知識を知らない 経験で得られる知識を得るのも大事だと思う」
うんこ「それは博士の命令ですか」
博士「ああ」
うんこ「博士、ここは?」
博士「路上だ」
うんこ「路上・・・?」
博士「お前はここでずっと座ってるんだ いい子にしてるんだぞ」
うんこ「は・・・はあ」
博士(ひょーww こうしてみるとガチのうんこみたいでうけるww)
3か月たちました うんこにGPSをつけといたんですけど、あれからうんこはあの場所を動いていませんねえ まあ動けるはずもねえんだけど うんこのとこ行ってみます
うんこ「・・・・」(憔悴している)
博士「よお」
うんこ「博士・・・・・」
博士「どうだ 社会の味は」
うんこ「博士、なんで俺を作ったんですか」
うんこ「俺、やっとわかりましたよ・・・ 俺が異臭を放つだけの人糞だってことが」
うんこ「俺はうんこだ、うんこだ、と人間から馬鹿にされても小学生のおもちゃにされても路上に端座し、ただ甘んじて耐えるしかない て、て、手足がないからどこにもほかのところには行けない・・・ 俺に、俺に手足さえあれば」
うんこの顔が歪んだ 泣いているようだ ただ涙腺は取り付けていないので涙は出ない
うんこ「俺は・・・・」ヒグッ
うんこ「う・・・・」
うんこ「グスッ・・グスッ」
うんこ「うわああああああああああああああああああああああ」
うんこが絶叫した だが体力切れか寿命が来たのか、その声は近づかないと聞こえないくらい小さいものだった
うんこが必死になってかすれた小さな声で叫び続けているさまは滑稽でおかしくさえあった
博士「じゃあな」
博士はうんこを放置してその場を後にした
博士はうんこが絶叫している姿を思い出して少し暗い気持ちになった
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