鳴「家出してきた」恒一「え?」 (17)

鳴「泊めてくれないかしら」

恒一「急にどうしたの。霧果さんと喧嘩した?」

鳴「…」ピクッ

恒一(図星か…)

鳴「ダメならいいよ。別に公園で寝泊まりでも問題無いし」

恒一「あるって。まぁとりあえず上がりなよ」


そして二人の同居生活が始まったーー

恒一「でも何で僕の家に?」

鳴「他に行くところ、無いし。榊原君の家なら前に来たことあるしね」

恒一「…まぁいいけど」

鳴「それで、私どこで寝ればいいの?」キョロキョロ

恒一「本当に泊まる気?」

鳴「…ダメ?」

恒一「ダメ…ではないけど」

鳴「もうあそこには帰りたくないの。無理。気持ち悪い。霧果うざい」

恒一「何かあったの?」

鳴「…別に。ただ霧果が面倒だから、逃げてきた」

恒一「ふぅん…」

鳴「…だから、しばらくはよろしくね」

恒一「え?今日だけじゃないの?」

鳴「すぐに帰っちゃ意味無いでしょ?」

恒一「僕は良いけど…おばあちゃん達が何て言うか」

怜子・民江「話は聞かせてもらったわ!」バーン

恒一「!?」

怜子「見崎さん辛かったわね。ゆっくりして行きなさい」

民江「しばらくとは言わずずっと居てもいいんだよ」

鳴「決まりだね」

恒一「…」

恒一「…それで、これからどうするの?」

鳴「さぁ?」

恒一「さぁ、って」

鳴「なに?榊原君、私に出ていって欲しいの?」

恒一「そんなわけないよ」

鳴「…本当?」

恒一「霧果さんと仲直りはしてほしいけどね」

鳴「それは嫌」

恒一「じゃあずっとここにいるの?」

鳴「うん」

恒一「僕とずっと一緒になるよ?学校でも殆ど僕と一緒なのに」

鳴「そうだね。今度からはずっと一緒だね」

恒一「う…///」

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