楓「てーてんてれててん、てーててーてて」瑞樹「あら、今日は良い感じ?」 (20)

アニメ準拠はほとんどありません
草が生えてますので、気分を害された方は申し訳ありません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463485645

楓「てん、てん、てん、てーてててーててーてー…」

瑞樹「何だか鼻歌交じりで良い感じじゃない。機嫌も良さげだし」

楓「ねえ、貴方がー…くーれーたー…」

瑞樹「随分ご機嫌ね。これ今日は結構良い感じで進みそうじゃない」

楓「…あ!…参りましたね…」

瑞樹「遅いわよ」

楓「参りました…」

瑞樹「良いわよそんなパターン作らなくて。この際鼻歌交じりでやりなさいよ。こっちもその方がやりやすいから」

楓「もう本当に参りました…」

瑞樹「3秒前とこの落差は何なのよ」

楓「…はぁぁぁ」

瑞樹「あれ?随分なテンションね。本気の溜息が出てるわよ」

楓「もうシャレになりませんね」

瑞樹「どうしたのよ。モスラみたいな顔して」

楓「w…参ってるからですよ。きっと」

瑞樹「うん。モスラね」

楓「…ww…」

瑞樹「w…で、何があったのよ」

楓「ほら、世間では今…6月になったんですか?」

瑞樹「いえ?」

楓「6月…入った辺りですか?」

瑞樹「大分早いわよ。どんな時差があってもそこまでいかないからね」

楓「伊勢志摩サミットも終わりましてね…」

瑞樹「始まってすらないわよ」

楓「伊勢志摩サミットなんですよ」

瑞樹「関係無いでしょ。私達」

楓「関係無い。ええ。私もそう思ってましたよ」

瑞樹「どうしたのよ」

楓「あの…それがですね?最近なんですけど…ニュースを、観てですね?」

瑞樹「うん……ん?」

楓「G7の顔ぶりって、もう相当じゃないですか」

瑞樹「それは…まあ、そうでしょうね」

楓「各国の代表が一同に会するわけですよ。もう凄いことですよ、これ」

瑞樹「ええ」

楓「…それで、ですね?…あのー…」

瑞樹「…あれー…このパターン…」

楓「日本の…代表ですかね?…そこにですね…」

瑞樹「…w…あー、はい…」

楓「まさか、川島さんの顔が…」

瑞樹「…」

楓「…あ!も、もし違うなら違うとはっきり言っていただいてOKですからね?」

瑞樹「…まあ、そうねぇ…まずね?一言だけ良いかしら?」

楓「はい」

瑞樹「あり得ないじゃない。そんなの」

楓「あー…」

瑞樹「おかしいじゃない。ただの…いやただのっておかしいけれど、アイドルがね?その国の代表で出るわけないでしょ?」

楓「そうですよね。私としたことが…」

瑞樹「本当にね。気をつけてね?」

楓「はい。すいません」

瑞樹「まだ公表してないんだから」

楓「え?」

楓「…あの…ちょっとすいません。私、ちょっと耳が遠くなったのかしら…」

瑞樹「いいえ?ちゃんと正常に聞こえてるみたいよ」

楓「…え、いやだってですよ?国を代表して、行くんですよね?」

瑞樹「ええ。だから私なの」

楓「でもンフフ…日本の代表者って言ったら、総理大臣じゃないですか。安部総理ですよ」

瑞樹「晋三さんもね、たまには休みたい日もあるのよ」

楓「晋三さんってなんですかwwwww」

瑞樹「いやもう、本当携帯の3番目くらいに登録されてるから」

楓「関係性ゼロじゃないですか!何処で連絡先交換してるんですか!」

瑞樹「それはもう会食よ。昭恵夫人もいたわね」

楓「それどういうことなんですかwww」

瑞樹「いやそこでね?「ちょっと伊勢志摩サミットに私の代わりに出るわけにはいかないか?」って言われちゃったのよ」

楓「サミットっていうのはちょっとで出れるもんなんですか!?」

瑞樹「勿論私だからこそよ。付き合いも長いし」

楓「いやいやいや…仮に川島さんが出たとしてですよ?…どんな事を話すんですか?各国の方々に…」

瑞樹「Angel Breeze大熱唱よ」

楓「何やろうとしてるんですかwww」

瑞樹「歌は万国共通なのよ。会話が出来なくてもきっと通じるわ」

楓「いや、会議しましょうってきてるのにいきなりマイク持って踊られても困るんじゃ…」

瑞樹「大丈夫よ。アイドルの力を舐めちゃいけないわ」

楓「w…え、えっと…そうですか。ありがとうございます…」

瑞樹「まあ、任せておきなさい」

楓「いやもう、本当良い話が聞けましたね」

瑞樹「それなら私も話した甲斐があるわ」

楓「まあ時間の無駄でしたけど」

瑞樹「ならやらせるんじゃないわよ」

楓「wwwwwww」

楓「留守電入ってますよ」

瑞樹「あら、また?」

楓「聞きましょっか…」ポチ

『おい川島に高ら…高垣』

瑞樹「噛んじゃったわよこの子」

楓「いいじゃないですか」

『俺は東京の会社員、ラジックだ』

楓「はい」

『俺は最近、近所のコンビニにある安物の栄養ドリンクにハマっている』

瑞樹「あー…90円とかのね?」

『値段は安いが、何とタウリンがリポDの3倍も含まれており、これだと思い買うことにしたんだ』

楓「ちなみに346グループが出してるスタミナドリンクにも含まれております…」

瑞樹「知らないわよ。あれ高いし」

楓「wwwww」

『そして今日もこの一本を飲み、仕事に向かった』

瑞樹「朝はね。確かにキツい時があるものね」

『しかし、今日はなんと健康診断の日。俺はすっかり忘れてしまっていた』

楓「あー…」

『食事も済ませてしまった上、栄養ドリンクまで飲んでいた俺。マズイと思ったが帰るわけにもいかず、黙って検尿カップを受け取った』

瑞樹「どうするのかしら」

『勿論出てきたのはこれ以上ない程に黄色いそれだった』

楓「なるんですか?」

瑞樹「書いてあるじゃない」

『俺はカップを係員に渡し、足早に去ろうとしたが、『あ…』という係員の言葉に思わず足を止めた』

楓「…まさか?」

『…瑞樹と楓の、オールナイトニッポン…』

瑞樹「せめて元気良くやりなさいよ」

楓「wwwwwww」

http://youtu.be/uhOMW_NOXDU

瑞樹「全国36局ネットでお送りしています瑞樹と楓のオールナイトニッポン!」

楓「○○、○○、○○…各社提供でお送りします」

瑞樹「ついこの間の話なんだけれど」

楓「はい」

瑞樹「ほら、まあ…季節の変わり目って体調崩しやすくなるでしょ?」

楓「そうですね…その上この時期、寒くなったり暑くなったりで…」

瑞樹「そうなのよ。だからかしらね?何だか寒気がしちゃってね」

楓「あ。大丈夫ですか?」

瑞樹「病院は行ったから。まあ大丈夫なんだけれどね?でもそこまでがね…」

楓「?」

瑞樹「あのー…メンチこと小橋マネージャーの話よ」

楓「あれ…」

瑞樹「まあ先の話をあの子にしたらね?「大丈夫ですか?迎えに行きますから…」って」

楓「あ…優しー」

瑞樹「そうなのよ。あーいいから、自分で行くからって言っても「いや、迎えにいきますから」って…それでまあ、病院行くじゃない?乗せてもらって」

楓「はい」

瑞樹「それでね?病院に着いたら何故かあの子が保険証先に出してるのよ」

楓「はい?」

瑞樹「保険証って代わりに出しとくからってもんじゃないでしょ?カラオケじゃないんだし」

楓「まあ、そうですね…」

瑞樹「で、まあその辺は割愛するわよ。特に面白くもなかったし」

楓「え?その後…?」

瑞樹「名前呼ばれて診察室に入るじゃない。そしたらあの子も一緒に入ってきたのよ」

楓「w…え?」

瑞樹「「あ、大丈夫ですから」って来るのよ。…何が大丈夫なのか分からないし」

楓「www」

瑞樹「で、まあ色々聞かれて答えて、ただの風邪ですね。お薬出しておきますねって、それで終わったのね」

楓「はい」

瑞樹「で、立ち上がった時に小橋マネージャーが私の肩に手をやってストンと座らせて」

楓「はい…え?」

瑞樹「え?何?って思ってたらね」

楓「…」

瑞樹「「先生、私便秘なんです」」

楓「wwwwwww」

瑞樹「流石に先生も若干引いてたわね」

楓「でしょうね」

瑞樹「で、まあその後は生々しい話を隣で延々話されてたわよ」

楓「www…メンチがこっち涙目で見てますよwwwww」

瑞樹「wwwwwww」

楓「涙目になるならどうして川島さんの前で言ったんですかね…」

瑞樹「貴方が悪いのよ。頭痛いってのに隣で腸内洗浄がとか言い出すから」

楓「wwwww」

瑞樹「そこからまあ、お礼も兼ねてご飯奢るわって、近くの洋食屋に行ってね」

楓「便秘なのに?」

瑞樹「まあそこは良いじゃない。で、パスタ頼むじゃない」

楓「…ああ…www」

瑞樹「そこでパスタくるくるしながら話す内容が「恋の話」なのよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「便秘の人間が駄目押しのパスタ食べながら話す内容とは思えないわよね」

楓「www…そもそも相手が…」

瑞樹「分からないわよ。私達の前のプロデューサー紹介しようかって言ったr」

楓「え?」

瑞樹「w………何でもないわ」

楓「え?」

瑞樹「東京有楽町から瑞樹と楓のオールナイトニッポン。この放送は○○、○○、○○。各社36局ネットでお送りしています」

楓「……え?」

瑞樹「ここで一曲、MONOBRIGHT、アナタMAGIC」
http://youtu.be/FUw0TZ3XJCk

瑞樹「瑞樹の、相談室」
http://youtu.be/Uxy9Keo_KVc

楓「このコーナーは、電池のはめ方から宇宙の真理まで理解している川島さんが老若男女の悩みを5秒で解決に導くコーナー、です」

瑞樹「そこまで優秀ならアイドル辞めて他の仕事やってるわよ」

楓「w…えー、早速来てますよ。メールが」

瑞樹「そもそもそこまで悩んでるのがウチのリスナーにいるとは思えないわよ」

楓「ww…えー…つめさき…つま…爪先ペンネ。『工藤忍さんに暗殺を依頼したのですが、頑なにスイス銀行の口座番号を教えてくれません。教えて下さい』」

瑞樹「あー…」

楓「困りましたね。こんな所で正体がバレるなんて…」

瑞樹「おかしいでしょ。だったら何でその写真が公式に掲載されてんのよ」

楓「どうします?スイスの口座番号…」

瑞樹「まあでもあの子青森だからね」

楓「あ。スイスじゃなくて青森銀行…」

瑞樹「青森銀行なら教えてくれるわよ。きっと」

楓「ちなみに青森銀行とは、青森で一番大きい地方銀行です…」

瑞樹「言わなくて良いわよ」

楓「えー…ハーマイオニーの元旦那。…『とある事情により只今入院中なのですが、病院食の味が薄くて美味しくありません』」

瑞樹「病院食だものね。塩分はほぼ無いわよ」

楓「『そこでコンビニでふりかけを買ってきたのですが、そのふりかけがこれまたまずくてむしろご飯にかけない方がマシなレベルです。ですが捨てるのも勿体ないので我慢してご飯にかけていますが、入院中の数少ない楽しみの食事が苦痛になりました』」

瑞樹「あら。本来はご飯が進むものなのに…」
        
楓「『川島さんならどうしますか?ちなみにそのふりかけは金魚のエサの味がします』」

瑞樹「それ金魚の餌じゃないの?」

楓「ふりかけだと思いますよ。多分」

瑞樹「テトラフィンじゃないの?フレークタイプの」

楓「w…知りませんよ金魚の餌の種類なんて…」

楓「この間ですね、美優さんと一緒に出掛けたんですよ。赤坂に」

瑞樹「最近仲良いみたいね」

楓「そうなんですよ。ショッピングなんて行っちゃったり」

瑞樹「貴方がショッピングに友達と出掛ける日が来るなんてね…」

楓「www…いやまあ、友達少ないですよ、確かに」

瑞樹「www」

楓「…それで、その帰りにですね、見覚えのある車が信号待ちしてたんですよね」

瑞樹「へぇ…」

楓「中の人、車の中にいるのにサングラスして帽子まで被ってるんですよ」

瑞樹「日よけじゃないかしらね。多分」

楓「何処かで見たことあるなぁって、美優さんと話してたらですね」

瑞樹「…」

楓「川島さんでした」

瑞樹「貴方本当あのこと一生忘れないからね」

楓「wwwwwww」

瑞樹「びっくりしたわよ。いきなり「川島さーん!!川島さーん!!川島瑞樹さーん!!」って」

楓「wwwwwww」

瑞樹「そしたら後ろの車が信号変わった瞬間並走してきて「ウェーイ」とかやり出すのよ。何てことしてくれたのよ」

楓「乗せてってくれても良いじゃないですか」

瑞樹「何で先輩が後輩のタクシー代わりにならなくちゃいけないのよ!!」

楓「wwwww」

瑞樹「そもそも貴方もバレる可能性あったでしょうに…」

楓「まあ、川島さんのおかげでバレませんでしたね」

瑞樹「ほんっっと忘れないからね!!」

楓「w……えー…ここで一曲いきましょう」

瑞樹「森久保祥太郎、THE ANSWER」

楓「…ん?」

瑞樹「ん?…あら、間違えたわね」

楓「ダメですよ。ちゃんとしないと」

瑞樹「ww……PENGIN 朝ANSWER」
http://youtu.be/ZggUFlZk1Wc

瑞樹「マネージャー列伝!」

楓「今日から私は」
http://youtu.be/moIdoCC5nHs

瑞樹「このコーナーは公の場で便秘を自白したメンチこと小橋マネージャーの目撃談を報告してもらうコーナーです」

楓「採用された方にはメンチ特製伊勢志摩絵葉書がプレゼントされます」

瑞樹「…伊勢志摩絵葉書って何なの?」

楓「多分、この海老の事だと思います」

瑞樹「あ、これ伊勢エビなの?ザリガニじゃなくて」

楓「酷い話ですよ。前の絵葉書だって在庫かなり余ってるんですからね」

瑞樹「それ使いなさいよ。ゴミが増えるだけじゃない」

楓「wwwww」

瑞樹「www…じゃあ早速…大阪、桜ノ宮タワーズホテル従業員」

楓「個人情報ダダ漏れしてません?」

瑞樹「ンフフッ…えー…『メンチがスーパーでカップ麺を棚買いしてました』」

楓「料理しないの?」

瑞樹「週1?あ、これ本当のやつかもしれないわよ」

楓「片桐さんと良い勝負しますね」

瑞樹「w…『「ここからここまで全部」と店員に誇らしげに宣言するメンチの表情は、普段お二人に付いている時の死んだ目ではなくてとても活き活きしていましたよ』」

楓「失敬ですね。ちゃんと可愛がってますよ」

瑞樹「貴方こんなので良く私に自分の恋愛観押し付けてきたわね」

『wwwwwww』

楓「しかも何故か私達二人のマネージャーってなってますよ」

瑞樹「いつから私達コンビになったのよ。聞いてないわよ」

『www…シラナイ…』

瑞樹「wwwwwww」

楓「wwwwwww」

楓「桜ノ宮タワーズホテル従業員…『この間、一人カラオケに向かうメンチを見ました』」

瑞樹「あら。半引きこもりの貴方がついにそこまで行ったのね」

楓「『しかしカードを持っておらず、手続きに四苦八苦して後ろの団体客を5分程待たせた結果、30分足らずで帰ってしまいました』」

瑞樹「どれだけメンタル弱いのよ」

楓「30分持ったんですよ。進歩しましたね」

瑞樹「貴方どうせ5、6曲しか歌えないんだから一人で行ってもほぼ意味ないじゃない」

楓「wwwww」

瑞樹「だってね?私と一緒に行く時とかその行きの車の中で歌覚えようとしてるのよ?」

楓「どれだけ必死なのwww」

瑞樹「無理にカラオケなんて誘うんじゃないわよ。っていうかせめて働いてる事務所のアイドルの歌くらい覚えときなさいよ!!」

楓「wwwwwww」

『wwwwwww』

楓「東京有楽町から全国36局ネットで生放送、瑞樹と楓のオールナイトニッポン…」

瑞樹「…エンディングだけれど……あのね?貴方」

楓「はい」

瑞樹「そろそろオープニングの「参りましたね」はやめて欲しいのよ」

楓「私だって言いたくはないんですよ」

瑞樹「嘘おっしゃい。流行語にする気満々でしょ」

楓「w…そんなことありませんよ。川島さんの「分かるわ」には及びませんから」

瑞樹「私それほとんど言ってないわよ。少なくともここでは」

楓「どうしてですか?」

瑞樹「分からないからよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「w…えーと、まだまだね、瑞樹の相談室、ぶっこみ事案 IFも、マネージャー列伝、今日から私は。それと普通のメールも募集してるから」

楓「宛先の方は私から…あ」

瑞樹「どうしたの?」

楓「菜々ちゃんの誕生日プレゼント、何にしました?」

瑞樹「秘密よ。今週末まで」

楓「なるほど…えー、宛先は…あ、川島さん」

瑞樹「何よ」

楓「カレーで一番食べるのって何ですか?やっぱりナn」

瑞樹「○○@allnightnippon.com!!!」

楓「wwwwwww」

瑞樹「流行らせないわよ。この展開も」

楓「ラストはこの曲で…」

瑞樹「Swimy、あっちむいて」
http://youtu.be/vx6617KPbUI

楓「お相手は私、川島瑞樹と」

瑞樹「私よ。川島瑞樹」

楓「www」

瑞樹「お相手は私、川島瑞樹と」

楓「高垣楓でした」


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