憲兵

響「暁型二番艦、響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」

響「最近はこの鎮守府に所属する艦娘も増えて、にぎやかになってきた」

響「それに比例するかのようにこなす任務も増え、忙しくなった」

響「当然司令官も毎日執務に追われ、忙しい日々を送っている」

響「以前は出撃や遠征のたびに見送りや出迎え、ご褒美に頭を撫でてくれたりもした」

響「だが、今ではそれも少なくなり、司令官と言葉を交わす機会さえ減った」

響「司令官も忙しいのは分かる…でも」

響「司令官と触れあえないのは、やっぱり少し、寂しくもあるよ…」

響「というわけで、安価で司令官に構ってもらおう」

響「それには　↓３　をすればいいかな」

食堂

響「んくっんくっんくっ　ふぅ…」ｶﾗﾝ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ　ﾔｹｻﾞｹ？　ﾅﾆｶｱｯﾀﾉｶﾅ

響「うあー…」ｸﾞﾗｸﾞﾗ

雷「あー！　ちょっと響！」

響「んえ？」

雷「アンタなにやってんのよ！　食堂でお酒を浴びるように飲んでるって聞いたから飛んできたわよ！」

響「雷にはかんけーないらろー…」ﾌﾗﾌﾗ

雷「関係なくないわよ！　ああもうフラフラになって…何があったのよ！」

響「んーそれは…」

提督「響！」

響「あ…」

雷「あっ、司令官…これは…」

提督「お前がヤケ酒起こしたとか聞いて来たが、一体どうしたんだ！？」

響「しれ…」ﾌﾗｯ

ビターン

雷「響！？」

提督「響！」

響「ん…」

提督「起きたか、大丈夫か？」

響「司令官？　ここは…うっ」ｽﾞｷ

提督「お前の部屋だ。ほら、水」

響「うん…　んくっ、んくっ」

提督「どうしたんだ？　あれだけの酒を浴びるなんてただ事じゃないぞ。一体何があったんだ」

響「…」


提督「お前なぁ…何で構ってもらいたいから泥酔しようなんて発想が出てくるんだ」

響「うん、考えてみればおかしかったよ」

提督「まあ、方法はともかく寂しくさせてしまったのは俺のせいだ」

提督「ごめんな、構ってやれなくて」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

響「…もっと」

提督「お、そうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾜｼｬﾜｼｬ

響「もっと」

提督「はは、今日の響はよく甘えるな」ﾜｼｬﾜｼｬ　ｸﾞﾗｸﾞﾗ

響「…う゛っ」ｳﾌﾟ

提督「え？」

ｱﾞ-！

響　終わり

駆逐艦の名前　↓３