魔法世界の格闘家 (9)

魔法世界の格闘家

使い魔「君たちの国は我々に降伏した!速やかに剣を捨て投降しなさい!お心の広い魔王様はこれまでのことをすべて許すつもりです!!人間達よ安心して投降しなさい」

人間との最終決戦が終わった事に俺達は安堵した。

今頃、世界中で無数の使い魔達が同じ事を人間に言っているだろう。

そして、世界中の魔王の軍団は歓喜しているだろう。

だが、この辺境の地を攻めた俺の所属する軍団だけが唯一、勝利に喜ぶことなくただ安堵していた。

魔王は自分の娘の初の戦に花を持たせようと、既に寝返ると分かっている城を娘の軍団に攻めさせたのだ。

なのにこの城だけが落ちなかった。

格闘家「……」血まみれ

すべて、この男のせいだ。


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軍団が城の眼前にたどり着いた時、この男が現れたのだ。

男は城門の前で仁王立ちすると地平線の向こうまで届くような怒鳴り声で言ったのだ。

格闘家「この城には!!!だれ一人、入らせん!!!」

最初にこの男を見た時、俺たちは笑った。

いくら戦う予定がなかったとは言え、魔王の娘が指揮していたのは魔王軍でも優秀な精鋭部隊だ。

人間の男一人にどうにかできるものじゃないと思っていたのだ。

だが。

魔人「へへ、人間どもには恨みがたくさんある、この無謀な男!俺に殺らせてくれ!」

この軍団で一番の実力者が男に近づいた。

魔人「へへ、おい!お前名前は?」

格闘家「……格闘家だ!」

魔人「…まあ、随分と鍛えてるようだが、魔法の使えない人間が俺たちに敵うつもりなのか?」

魔人は余分なものなどない美しい逆三角の体を見ながら言った。

格闘家「……それはやってみないとわからないだろ?それと魔王軍の連中は人に名乗らせておいて、自分は名乗らない無礼な連中の集まりだったんだな!」ニヤ

魔人「何だと!!!へへ…名乗る必要ないぜ!どうせお前は今から死ぬんだからな!」

人間に生意気なことを言われ、苛立った魔人は両手に電撃を発生させるとバスケのダンクシュートの様に格闘家に振り下ろした。

魔人「……え?」

格闘家「…」

だが、魔人の攻撃は当たらなかった。それどころか魔人の両手は肘からその先が消失していた。

魔人「いてえ!!!いてぇよ!!!俺の腕が!!!このクソ人間俺の腕に何をしたんだ!!!!!」

格闘家「ただ、二回、蹴りを入れただけだ、それよりも上に気を付けろ」

魔人「上に気を付けろだと!!!ふざけやがって・み殺してや、がああああああああああああ!!!!」プスプス

突然、高圧の電撃が魔人の体を黒焦げにした。

格闘家「…だから言っただろう?上に気を付けろってよ」

格闘家は魔人の攻撃が当たる瞬間目にも留まらぬ速さの回し蹴りで腕を切断するとそのまま上空へ蹴り飛ばしたなので魔人は自分の腕に殺されたことになる。

まとめのssを読んで書いてみたいと思い。

初めてssVIP?に来ました。

駄作にならない様に頑張ります

話は書溜めができたら投下していきたいと思います

それではお休みなさい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月09日 (月) 02:45:24   ID: 6-GLm_D5

んー

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