【艦これ】金剛型が警察に捕まりました (13)

「もしもし こちら警察ですが 『ていとく』 さんのお宅でよろしいですか?」

「確かに戦時中は海軍で提督をしていましたが…」

「お宅の艦娘さんが暴力事件を起こしましてね~ 身元引受に来てくれますか」

「は、はい 至急伺います」

ハンコと身分証明書 あとお詫びのお菓子を用意して…

深海戦艦との戦争が終わって1年
ぶっちゃけ負けました 大敗です。奴らいくら倒しても無限に出てくるんだもん
勝ち目ねーっすわ
戦は数だよ兄貴

まぁ負けたからと言って戦死したわけでもあるまいしその後も人生は続くわけで
僕は今、1k安アパートで暮らす普通のサラリーマンとなりました
当時部下だった艦娘はそれぞれが故郷に帰ったりお店を開いたり…
一部の者は僕と一緒に生活しています
ジュウコンカッコカリですね。はい
プチハーレムです
最初はちょっといやらしい気持もありました
今となっては養うのが大変です
あと彼女ら腕力とか半端ないのでたまに警察ざたになります。
ランボーレベルに社会に適応できてないぞ がんばれ艦娘 負けるな艦娘

「ってわけでちょっと警察署に行ってくるわ」

「はわわわわ またなのですか?」
「まったくレディー というか人間としてダメね!」

「んじゃ夕飯よろしくな~」

「そうそう もっと妻に家事を頼ってもいいのよ」
Понятно 身元引受人は夫婦のほうが好印象 付いて行かなくて大丈夫かい?」

駆逐艦を妻と記載したら僕まで逮捕されてしまいます。

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~警察署~
「この度はうちのバカが誠にご迷惑をおかけいたしまして~」フカブカーオジギー

「きちっと管理しろよ」

「ほら 迎えが来たぞ 3番独房出ろ」

「元お偉いさんかもしんねーけど調子乗るんじゃねーぞコラ」

警官s当たりきっつー
「ははは すいませーん あのこれつまらないものですが」
と、笑顔を作りお菓子を差し出す。
警官たちに囲まれて待つ時間 スッゲ気まずい

「HI 提督ぅー お迎え御苦労さまデース」
「申し訳ありません 榛名の力が及ばないばかりに提督にご迷惑をかけて」

「本当に迷惑だよ!! 今度はなにやったの!!」

「お姉様を侮辱したものはこの比叡が許しません!」プンプン
「少しヤキ入れただけなのですが…」

「戦艦(元)の力でヤキ入れないで~」

ほんとにもう申し訳ありません。こいつには僕がよく言っておきますので…
と、容疑者?の頭を右手で掴み頭を下げさせる

「だから最初に私たちを侮辱したのは相手なんですってば~」
「うー。。。提督が私たちを信用してくれないネー」
「ところで調書チェック大丈夫? 言ってないことがあったらサインしてはダメよ」
「あ、榛名ここ大丈夫じゃないです」

「うるさい黙れ」

腕に力をこめて頭を地面に擦りつけさせる
警官に反抗するな リアルに家帰れなくなるぞ

「というわけで…連れ帰ってもよろしいでしょうか?」
こちらを見つつ舌打ちする警官sにお伺い

「そんな奴どーせ起訴しても罪に問えん とっとと連れて帰れ!!」

やったーOK出たよ~
まだ警官に毒づこうとする金剛の口を手で押さえながら心の中でガッツポーズ
比叡が噛みついてきやがったのでチョップを入れる

またこいつが誰かを殴らないうちに帰ろう
昔はこんな暴力的じゃなかったのになぁー

「提督ー 留置所に居たからティータイム逃したねー ドトール寄ってこ?」
「お姉さま 私の分析によると司令はタリーズ派です」

「うん 先になにか言うことはないの?」

「榛名 お迎えに来ていただき感激でした! 王子さまみたいでした!」
「次は気合入れて逃げ切ります!」

だめだこりゃ

「それより司令 ドトールにいたしますか? タリーズにいたしますか?」
「私小腹も空いたねー ゴーゴーカレーにレッツゴー」

「寄らない 謝罪高級菓子買ったからもうお金ありません」

「oh shit 旦那様は甲斐性がないねー」
「榛名は…榛名は旦那さまが月給16万円でも大丈夫です」

「養ってもらってる分際で…」
戦犯につける仕事が高給なわけはありましぇーん
鳳翔さん(居酒屋)とか青葉(フリーライター)みたいに自営業しろとは言わない
あの他人に頭下げなそうな長門とか北上でさえ仕事(派遣)してんだぞ 
君もパートくらいしてください

「だいたい 『今日は特製第六カレーなのです』 と言われてるんだ」
「「「「カレー!」」」」

「さあさあ早く私たちのマイホームにカエリマショー」
「お姉さま トッピング買っていきませんか」
「比叡姉さまのトッピングは大丈夫です!」
「司令 デザートくらいは用意しましょう お姉さまは何がよろしいですか?」 








「ねー なんであの二人居ない人にも喋ってるのー?」

「しっ 見てはいけません」

子供が疑問の声を上げた
大声で喜んだため周囲の注目を集めてしまったようだ
疑問の声が聞こえないよう 榛名の手を攫むと急いでその場を立ち去ることにする

戦後 艦娘の一部に戦没した姉妹に話しかけるという現象が発生した
そのうちその姉妹達は自我を持ち出した
詳細は知らないが艦娘と成る際には投薬・手術等様々なことがあったらしいので…
元々精神情緒面には不安があったのかもしれない

「提督 急に走りだしてどうしました?」

「…ケーキでも買ってくか」

「「「「わーい」」」」

なあにこれくらい問題じゃない問題じゃない
ちょっと周囲からからかわれるくらいで実害は…まぁ警察ざたはちょっとアレだけど

「おばちゃーん ショートケーキ3つちょうだい」 

~おしまい~
ぶっちゃけ着底して終戦だと生き残り艦なのか微妙だと思うんだけどね
そこらへんはまぁ気にしない方向で

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