マルフォイ「フォイが最強フォイ」上条「その幻想をぶち殺す!」 (8)

しかし、マルフォイにとって上条など敵ではなかった。
純血にして高貴、最強にして最美であるドラコ=マルフォイが最強の魔法使いだということは幻想などではないのだから当然だ。

上条の敗因はただ1つ。マルフォイという戦士の前に立ったことだ。
世界の基準はマルフォイなのだ。反逆者はマルフォイの前に改心するしか道はない。

上条はマルフォイの魔法を無効にしようと手を伸ばしたが無意味だった。
上条の幻想殺しなど所詮は異能殺し。しかし、マルフォイの魔法は異能などではない。なぜならマルフォイは混血の魔法使いではないのだ。マルフォイは純血の魔法使いなのだ。純血の魔法使いにとって魔法はもはや肉体の一部であり、一種の体術と言っても過言ではない。
上条の幻想殺しが他の種族にとって異能と呼べる人間の高い知能を無効にできないのと同様、純血の魔法使いであるマルフォイの魔法も無効にできないのだ。

マグルと混血の魔法使いばかりと戦ってきた上条はそのことを知らなかった。

全ての幻想を打ち砕いてきた上条は自らの幻想を打ち砕かれ、そのショックで自殺した。マルフォイは無意味な死に涙した。
優しいマルフォイはたとえマグルであろうとその命が尊いことを知っているのだ。マグルにも待つべき人が……愛している人がいる。上条に先に逝かれたマグルの孤独な気持ちを考えたマルフォイは、その悲しみから解放させるべく肉便器にすることにした。

マルフォイはソードアートオンラインを肉便器にした。

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