照井竜「黄金のドライブの目撃情報…?」 (12)

今日も事務所には大きな依頼はない。ペット探しの依頼が数件溜まっているのみだ。
翔太郎「あぁ!もう!ペット探しばっかやってられっかよ!」
亜希子「もう!それも大事な依頼でしょ!ちゃんと仕事してきなさいよ!今月事務所厳しいんだから、早く働いて来なさい!」
翔太郎「ったくわかってねーな、なにをするにもな男にはタイミングってのが大事なんだよ。それがハァ~ドボイルドだぁ」
亜希子「な~にが、ハァ~ドボイルドよ。まだまだ半熟のくせに」
翔太郎「んだとぉ!亜希子ぉ!」
亜希子「本当のことじゃない。それより今日フィリップ君は?」
翔太郎「あぁ、あいつなら、昨日の夜からこっちの部屋でずっとこの調子だ。」


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翔太郎が事務所の奥へと続く隠し扉を開けると彼の相棒は、ホワイトボード一面に文字を埋めていた。
翔太郎「ま、なにを調べてるかまでは聞いてないけどな…」
亜希子「うわぁ〜、一体今度は何にハマったの、フィリップ君?」
フィリップ「あぁ、あきちゃん。実はこのあいだまで世間を騒がせていた『重加速現象』について検索していたんだ。」
翔太郎「どんよりってやつだろ?まぁ、警察からも完全にその事件は解決したって発表されたんだし問題ないだろ。どうして今更どんよりを調べてるんだよ?」
フィリップ「このあいだのグローバルフリーズを起こしたのは1人の天才科学者だ。彼は彼の体となっていたドライバーごと、仮面ライダーの1人である『詩島剛』が破壊したらしい。」
翔太郎「それで、その科学者の残した人類データ化装置、シグマサーキュラーとやらも『泊 進之介』が破壊。その事件は完全に片付いた…だろ?」

改行おしても、投稿した時に改行になってないからやり方わかる人教えください!

すみません。気をつけます。
初心者なので、見逃してください( ;・・・)

フィリップ「あぁ、だがあれほどまでの事件を人間がガイアメモリなしで引き起こすとは実に興味深い。」

翔太郎「なるほどなぁ…、ま、確かに同じような事件が起こらないとは限らないからな。」

亜希子「な〜に、所長の私を置き去りにして話を進めとるか!ちゃんと私にもわかるように説明しなさいよ!」

翔太郎「前、重加速に気をつけろ!って警告したときは興味無さそうだったじゃね〜かよ!『私は竜くんが守ってくれるから大丈夫・』とか言ってたくせに!」

亜希子「え?もしかして翔太郎君には春がこないから羨ましいのかなぁww」

フィリップ(まったく…もう少し静かにしてくれないと検索に集中できないじゃないか)

フィリップはそう思いながらも同時に今の平和な状況に安心感を覚えていた…

所変わって、風都の端っこにある廃工場

照井「ここが通報のあった廃工場か…、確かにここだけ極端に気温がひくいな。」

警察官①「もう5月なのにここだけ雪でもふりそうですね」

警察官②「でもほんとなんすかね?肝試ししてたら怪物を見かけたから走って逃げてきたって。
若者だったしイタズラかもしれませんよ?」

照井「もう少し緊張感をもて!仮にもドーパントの目撃情報があるんだぞ!」

???「グァァァァォァアアアア」

謎のうめき声とともに急に吹雪が工場内に吹き荒れる

照井「くっ!」バッ!!

警察官①②「う…うわぁぁ」カチカチ…バタッ

照井のみがとっさの判断で避けたが、ほかの警察官達は凍りついて倒れてしまった。

照井「不意討ちとはずいぶん卑怯じゃないか」

???「グゥウウウウウ」

物陰から現れたその姿はベースは白色で、水色の差し色がはいった、どこか悲しそうな顔の怪人だった。

照井「やはりドーパントか…、それにしても自我がないのか?まぁ、関係ないが」

アクセル!

照井「変……身!」

アクセル!

あたりにエンジン音のようなものが響きわたる!
その音が消えた時、照井の立っていた場所には燃えるように赤く輝く仮面ライダー、仮面ライダーアクセルが立っていた。

アクセル「さぁ!振り切るぜ!」

謎のドーパントはアクセルに向かって、吹雪を起こす

アクセル「くっ」カチカチ

アクセルの体が凍り始めたのを見て、勝利を確信したようにドーパントはゆっくりと近づいてくる。
近づくほど吹雪の勢いは増して、アクセルの体がさらに白く凍っていく…が
アクセルの手はしっかりと腰のドライバー『アクセルドライバー』のハンドルを握っていた。

ドーパントがアクセルにトドメをさそうと吹雪を止めて一気に距離を縮めてくる。ドーパントの最後の一撃が決まる寸前で、アクセルはハンドルを全力でまわす!

アクセルからの全身が一気に熱くなり、凍りついていた体が元に戻る!その勢いにドーパントは一瞬怯んだ。

その一瞬のスキを見逃さずアクセルは専用武器エンジンブレードで敵を連続で切りつける!

ドーパント「ナゼェダァ、ナゼ コオリツカナイ‥」

アクセル「それで攻撃してるつもりか?俺の心の炎はそんな簡単には凍らない!」

ドーパント「イイゾ!!イイゾ!!この感じだ!この屈辱の感情が私を強くする!私を究極な存在へと…!!」

ドーパントの体が黄金に輝く!

アクセル「ある一定の感情を学習して、強化していく…か……、泊が言ってたロイミュードに特徴が似てるな。」

ドーパント「素晴らしい!この神秘的な姿!」

ドーパントはエネルギーをため、アクセルにむかってそのエネルギー弾を発射する!
そのあまりのスピードにアクセルは反応するのがおくれ……

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