【艦これ】初霜「十八駆 vs 坊ノ岬沖組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」 (61)


遅くなりましたが霞ちゃん実装三周年記念
そして今回のイベントにおける霞ちゃんの大活躍を祈願して


※前回の(朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」)
   朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」 - SSまとめ速報
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【鎮守府 中会議室】


大淀「…さあ、本日もやってまいりました」

大淀「第2回『霞ちゃんかわいい自慢対決』」

大淀「2回目となる今回は、『第十八駆逐隊』対『坊ノ岬沖組』での勝負となります」

大淀「司会はわたくし大淀と」

初霜「解説の初霜です。よろしくお願いしますね」


大淀「さらに今回は、第1回でご活躍いただいた礼号組と北号組の皆さまをゲストとしてお迎えしております」

足柄「霞ちゃんママに飢えた狼こと足柄よ!良いちゃんママに期待しているわ!」

日向「ああ。瑞雲12型にも負けない霞を期待しているぞ」

清霜「朝霜姉さんにも負けない話を聞きたいです!」

伊勢「どうなのさ~朝霜ちゃん!」

朝霜「あたいに勝負ふっかける流れを無理矢理継承すんな!」

初霜「人数が増えたので、今回は前回よりも広い会議室になりました」


(補足)
ちなみに前回、「坊ノ岬沖組は、礼号組と北号組にならって天一号組と表記すべきでは」とのご指摘をいただきましたが
今回は二次創作等でよく用いられる坊ノ岬沖組のままで書きたいと思います、申し訳ないですがよろしくお願いします


大淀「それでは、まずは今回の出場者を御紹介しましょう」

大淀「駆逐艦娘の絆と実姉を擁する、霞さんのソウルメイツ!『第十八駆逐隊』!」

陽炎「いよいよ、私の出番ね!」

不知火「期待に応えてみせます」

霰「砲戦より…霞自慢ですよ…?」


足柄「実の姉というアドバンテージ…いいわね。ちゃんママもいいけど、私も『足柄お姉ちゃん』って呼ばれたいわ!」

霰「残念ですが……霞は私に『お姉ちゃん』とかは言いません……私が『んちゃ』とか言わないのと同様に…」

伊勢「その残念な気持ち、私も分かるわ。ね、日向?」

日向「ん?」



大淀「対するは、最後の主力艦隊として激闘を共にした絆を持つ『坊ノ岬沖組』!」

大淀「今回は坊ノ岬沖組を代表して、大和さんと矢矧さんに参戦していただきます」

大和「非理法権霞(ヒリホウケンカス)!すべてを超越する霞ちゃんのかわいさを、ここに!」

矢矧「私の本領発揮よ!朝霜、頑張っていきましょう!」

朝霜「ああそうだな!あくまであたいはゲストだけどな!なんだこれ!」


大淀「なお、今回参戦する皆さまには、事前に前回の議事録(※)を読んでいただいております」


 ※ 前スレ(再掲) 朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」
   朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」 - SSまとめ速報
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不知火「読ませていただきました。この不知火をここまで追い詰めるとは…!」

大和「大和ホテルのディナーにも負けず劣らずの霞ちゃんでした…!」

陽炎「でも、私たちだって負けないわよ!」

矢矧「もちろん私たちだって!」

初霜「まるで青春スポ根漫画のような熱い雰囲気ですね、楽しみです」




≪陽炎・不知火の話≫


大淀「それでは最初に第十八駆逐隊から、陽炎さん・不知火さん、お願いいたします」

陽炎「一番槍、もらったわ!」

不知火「退屈はさせません」

陽炎「今回は、私たち十八駆が結成された日のことをお話するわね」


~~~(回想)~~~


【鎮守府 艦娘寮 駆逐艦談話室】


陽炎「えーっと…」キョロキョロ

不知火「陽炎、あの二人ではないでしょうか」

陽炎「え?どこどこ?…あっ、きっとそうね。さすが不知火!」


陽炎「おーい!おーーーい!」ブンブン

霰「あ…どうも…」テクテク

霞「ふん。そんな大きな声出さなくても聞こえてるわよ」テクテク

陽炎「あなたたちが霰と霞なのね、やっと会えた!陽炎よ、よろしくね!」

不知火「不知火です。私たちは昨日着任したばかりですので、ご指導ご鞭撻、よろしくです」

霞「…霞よ」

霰「霰…です。今日から私たち4人で、第十八駆逐隊を………」


霞「…気に入らないわね」

陽炎「へ?」

不知火「…」ピクッ

霞「私たちは戦いに身を置く駆逐艦娘。常在戦場、そんなヘラヘラした態度でいられると困るのよ」

不知火「…聞き捨てなりませんね」

霞「なによ。間違ったことを言ったつもりはないわ」


不知火「この不知火のことはともかく、陽炎のことを悪く言うのはやめていただきたい」

陽炎「しらぬい…!」ジーン

不知火「間違えました。陽炎のことはともかく、不知火のことを悪く言うのはやめていただきたい」

陽炎「ちょっとぉ!?」

霰「ふふ…」

霞「…」ジトー

陽炎「(ダメか…)」

不知火「(ダメですね…)」


陽炎「あー、確かに私たちはこんなノリだけど、これまで別んとこでも出撃はしたことあるし」

不知火「見てくれだけでの判断はやめていただきたいものです」

霞「ふん。どうだか」

霞「戦場で背中を預けるからには、無様にゃ姿を見せないでほしいものにぇ!」ガリッ

霞「…!?」

 霰「(噛んだ)」

 陽炎「(噛んだわ)」

 不知火「(噛んだのです)」

霞「~~~~~!!///」プルプル


陽炎「だ、大丈夫よ、何て言おうとしたのかはちゃんと分かったから!」

不知火「そ、そうです。この不知火も、よく『水雷戦隊って言えてない』とからかわれますし…」

霞「変にフォローしないで!」

霰「霞は…あんなこと言ってるけど…昨日から二人に会えるのを楽しみにしてた…」ボソッ

陽炎「あら、嬉しい!」

霞「ちょ、ちょっと霰!?何言いだしてんのよ!」

霰「当日に何て言おうとしてたのかも…考えてたけど…緊張して上手くできなかったみたい…」

霞「変なウソを吹きこまないでったら!」


~~~(回想 終了)~~~


陽炎「最初は『なんてこと言う子なのかしら』って思ったけど、すぐに『あ、違うこれかわいい子だ』って気づけたわ」

不知火「霞があの場で噛んだおかげで、我々第十八駆逐隊は霞を中心にすぐに一丸となれたと言って過言ではないです」

大淀「そして、当鎮守府屈指の練度を誇る駆逐隊となったわけですね」

初霜「霞ちゃんは厳しく律することで部隊を強くしようと考えているけど、どちらかというとかわいさで強くしているんですよね」


伊勢「その頃の霞ちゃんって、今よりももっと厳しい印象だったよね」

日向「確かに。当時は今よりも何かに焦っているようだった。第二次改装の頃には大分余裕ができた」

朝霜「いいなぁ。あたいらは着任が遅かったから、その頃の霞をあまり知らないんだよなぁ」

清霜「ねー」

足柄「そして霞ちゃん自身が変わったことに加え、霞ちゃんの厳しさの裏に隠れた真のかわいさ、すなわち『霞のイデア』に我々が近づいているうちに、我々の持つ霞ちゃんの『印象』も変わっていったのでしょうね…!」キリッ



大淀「ゲスト席も盛り上がっているようですが、次に進みたいと思います」


≪大和の話≫


大淀「それでは続いて坊ノ岬沖組、大和さん、お願いいたします」

大和「戦艦大和、推して参ります!」

大和「先日の出撃において、連合艦隊旗艦を務めた霞さんですが、その出撃の何日か前にですね…」


~~~(回想)~~~


【鎮守府 艦娘寮(大和の部屋)】


大和「今日は、何やら私に用があるとかで、霞ちゃんが私の部屋へ来るらしいのです!」

大和「霞ちゃんにみっともないところは見せられません。掃除等、準備バッチリです!」ムフー

 コンコン

大和「!! 噂をすれば霞ちゃんとやら!」


大和「はーい、ただいま参ります!」

 ガチャ

霞「おじゃまします」

大和「お越しいただきありがとうございます、お客様」

霞「そんなホテルのコンシエルジュじゃないんだから…」

霞「…ホテルじゃないのよね?」

大和「はい、大和はホテルじゃないですが、霞ちゃんに対してはホテルのようにおもてなしさせていただきます!」


霞「…まぁいいわ。それじゃ、あがらせてもら……って何この部屋ァ!?」ビビクッ!

霞「デカいシャンデリアに、天蓋つきのベッドに、やけに豪華なカーペットにetc…!」

大和「大和の部屋ですよ?」

霞「それは分かってるわよ!戦艦の部屋には入ったことないけど、まさかどこもこんなんじゃないわよね…!?」

大和「はい、今日霞ちゃんがいらっしゃるというので、一日限定で改造を、特注家具職人さんに依頼しました」

霞「しょ、職権濫用な気もするけど…今日は何も見なかったことにするわ」

大和「ささ、どうぞこちらへおかけください」スッ

霞「ありがと」フカッ

霞「(すごいフカフカのクッション…)」


大和「こちら、お茶になります」

霞「いただくわ。それで、今日はちょっと相談があって来たんだけど…聞いてもらえる?」

大和「イエス♪」バッ

霞「確か大和さんは、過去に連合艦隊の旗艦を務めたことがあったわね」

大和「Yes♪」バッ

霞「…さっきから何なのよそのマクラは」

大和「あれ、御存知ない?」

霞「何がよ」

大和「いえ、何でもないです、コッチの話です(このネタは封印ですね…)」


霞「そう。それで、今度の作戦で、輸送護衛部隊だけど私が旗艦を務めることになって…」

大和「ええ。伺っておりますよ」

霞「何分、連合艦隊という規模での旗艦は経験したことがないから、ちょっと話を聞こうかと…」

大和「なるほどなるほど」

大和「とりあえず、御飯を用意しましょう!」

霞「なんでそうなるのよ!」

大和「こういう話は神妙にやるよりも気楽にやった方が、より生の話ができると思いませんか?」

大和「というわけで、食事をしながらリラックスした状態でお話を伺いたいと思うのです」

霞「…なんか一理あるような、ないような…」


霞「まぁいいわ。ちょうどお昼をまだ食べてなかったし、折角だからいただくわ」

大和「はい!分かりました!というか実はもうできております!」パチン

妖精さん「ドモー」テコテコ

霞「えっ、妖精さん!?」

大和「はい!大和には特別に、一流割烹手妖精さんが配属されているのですよ」

霞「い、一流割烹手妖精さん!?」

大和「本日は金曜日ではありませんが、特別に大和カレーを作っていただきました!」

霞「なんだかさっきからよく分からないことばかりなんだけど…とりあえず、いただきます」

大和「はい、どうぞ!………あっ、大和としたことが、お飲み物を用意し忘れていました!今ラムネを取ってきます!」ダッ


霞「(………ふぅ。なんかすごいわね)」

霞「(とりあえず食べてみましょうか。すごい美味しそうだけど…)」

霞「…」パクッ

霞「…!?」

霞「(な、なんて美味しいカレーなの!?今まで食べたことがないわ、こんな美味しいの!)」

霞「(今まで食べたことがない味なのに…でも、どうして…)」

霞「(どうしてこんなに、懐かしい感じがするの…!?)」ジーン


霞「……」パクッパクッ

大和「お待たせしました、ラムネをお持ちしましたので、お受け取りを…」

大和「あら、とてもいい食べっぷり!おかわりもありますから、足りなければ大和まで仰ってくださいね」


霞「うんっ!!」カスミスマイルッ


大和「!?!?!?!?」

大和「(霞ちゃんが…!?屈託のない笑顔で…!?元気一杯の返事を…!?)」

大和「(しかも、ほっぺにご飯粒をつけながら………!?)」


霞「………ハッ!?///」カァァァ

霞「ち、違うの!今のは違うの!ちょっと油断してというか、なんというかその…」アタフタ

大和「 」

霞「と、とにかく聞いて!?今のは…」ガシッ

大和「 」

霞「…って、ええ!?や、大和さん!?息してない!?」

大和「 」(最高の笑顔・三重キラづけ状態)

霞「ちっとも動かないし…!だ、誰かー!!誰か助けてー!!」


~~~(回想 終了)~~~


大和「およそこの世のものとは思えぬ…天をも凌駕しかねないほどの輝きを放つカスミスマイルでした…!」シミジミ

初霜「ただでさえレアな笑顔に、『こどもっぽさ』が加わるとなると…それはもう我々にとって凶器レベルですね…」

大淀「霞さん、カレーもお好きですからね。嬉しさもMAXだったのでしょうか」


足柄「わ、私もスーパーレアカスミスマイルを見てみたい…!」

日向「しかしそれを不意打ちでやられると、私も無事でいられる自信はないな…!」

伊勢「ところで、霞ちゃんも『妖精さん』って呼ぶんだね。なんかかわいい」

朝霜「そこかよ」

清霜「でも言われてみればちょっと意外かも?」

ちょいと一旦離席させていただきます
多分2時間後くらいに再開します

期待が高まる

ただいま戻りましてございます
再開します、再開します

>>25
あざっす!


≪矢矧の話≫


陽炎「ところで、そんな高威力のカスミスマイルを受けて、大和さんはその後大丈夫だったんですか?」

大和「ええ、おかげさまで。まぁ余計に『こじらせた』という可能性は否めませんが」

矢矧「ちょうどその後の話をしようと思っていたところですが、大淀さん、もしよろしければ次も坊ノ岬沖組からでも…」

大淀「はい、構いませんよ。前回もそうでしたし。十八駆の皆さんもよろしいですか?」

不知火「そうですね、その後が気になりますし…」

矢矧「ありがとうございます。では大和の話の続きについて、お話をさせていただきます」


~~~(回想)~~~


【鎮守府 艦娘寮(大和の部屋)】


霞「誰かー!!」

矢矧「どうされましたか、霞さん」


霞「あっ、矢矧さん!大和さんが急に固まっちゃって…!」

矢矧「なるほど、大体察しはつきました。(部屋の近くで待機しておいてよかった…)」

霞「だ、大丈夫なの!?」

矢矧「はい、心配はいりません。いつものことですし、すぐに戻りますよ」ガラガラ

霞「そ、そうなの。よかった…」ホッ

矢矧「ではこの台車に大和を乗せて、武蔵さんの部屋へ運びます」ヨイショッ

矢矧「それから武蔵さんに戻してもらいますので、霞さんはここでしばらくお待ちください」ゴトッ

矢矧「それでは、また後程」ガラガラ

霞「りょ、了解…(台車って…)」


霞「(な、なんだったの一体)」

霞「………」ポツン

霞「(…手持ち無沙汰ね…)」

霞「(大和さんみたいな立派な旗艦になるにはどうしたらいいかを聞こうと思っただけなんだけど…)」

霞「(あそこの写真、きっと大和さんが旗艦のときの写真ね。やはりサマになっているわ)」

霞「(…あんまりこういう発想は好きじゃないけど、やはり見た目っていうのも大事な要素なのかしら)」


霞「あ、あれは大和さんがいつも持ってる傘…」

霞「ふーん…こうして手にしてみると結構大きいのね。大和さんが持っていると小さく見えるのかな」バッ

霞「………」

霞「駆逐艦・霞!推して参ります!」(大和ポーズ)

霞「(…うん。ちょっと恥ずかしいけど、こういうアイテムも、悪くないわね…)」

霞「(それにしても…)」

  大和(写真) バイーン!

  霞(現実)  ストーン…

霞「(この差は如何ともしがたいわね…)」ペタペタ


霞「(このタオルを胸に詰めて…)」ギュッギュッ

霞「駆逐艦・霞!推して参ります!」バイーン!

霞「……………」

霞「(い、一体何をやっているのよ私ったら!)///」タオルポイー

矢矧「その点については心配しなくても大丈夫ですよ、大和も徹甲PADで増量してますから」

霞「ひゃぁああああああああ!!!!」ガターン!


矢矧「そんな熊野みたいに驚かなくても」

霞「い、いつから見ていたの!?」

矢矧「1回目の『駆逐艦・霞!推して参ります!』からでしょうか」

霞「戻ってきてたんなら声かけなさいよ!!」

矢矧「何やら真剣にしておられたので、声をかけてはいけないかと思い…」

霞「変な気遣いしないでったら!一刻も早く忘れなさい!!」ポイッポイッ

矢矧「Yes/Noマクラを投げながら言われましても…」ポフッポフッ

矢矧「…よく見たら両面Yesのものしかないですねコレ」


~~~(回想 終了)~~~


大和「ちょ、ちょっと矢矧!?何てこと言いだすの!?」

初霜「えっと…おそらく皆さんそのことは既にご存知かと…」

大和「そうなの!?」

大淀「ええ。もともと十分に大きいのに、なんでPADを入れているのか気になってはおりましたが…」

大和「そ、それは…妹の武蔵に負けたくなくて………って、今日は私の話はどうでもよくないですか!?」


日向「こういう些細なところでも努力を怠らないのが、霞の魅力の一つだな」

伊勢「うーん、日向またちょっと本旨とズレちゃってる………けど、間違いではないからいいかな!」

足柄「霞ちゃんもそういうのを気にするお年頃なのね!」

清霜「じゃあ清霜と一緒に、戦艦になる特訓をしよう!」

朝霜「ほどほどにな…」


≪霰の話≫


大淀「それでは本日最後となりますお話を、第十八駆逐隊より、霰さんお願いします」

霰「んちゃ」

一同「(ナチュラルに言った………!?)」

霰「あれは2月の中頃の、何の変哲もない日のことでした…」


~~~(回想)~~~


 チュン チュン

【鎮守府 艦娘寮(霰・霞の部屋)】


霞「霰。朝よ。起きなさい」

霰「ん………」モソモソ


霞「今日は午前中に出撃も演習もないとはいえ、あんまりグータラしてたらダメよ」

霰「うん………」モソモソ

霞「…何だかいつにも増して寝起きが悪いわね」

霰「なんか…体が重くて………」ボー

霞「ちょっと、顔色も悪いわよ。風邪なんじゃないの?」

霰「かもしれない……昨日、セッツブーンではしゃぎすぎたかも………」

霞「確かに。霰にしてはテンションが高かった気がするわ」

霞「とりあえず医務室に行きましょ。貴方は着替えなくても、上着だけ羽織ればいいわ」

霞「ほら。私の手につかまって」

霰「うん…」ギュッ


 ―――――――――


【鎮守府 艦娘寮(霰・霞の部屋)】


霞「ただの風邪で良かったわね。時期的にインフルエンザだったらどうしようかと」

霰「艦娘も…インフルエンザになるのかな……?」

霞「さあ。ただ風邪をひくくらいだし、あってもおかしくはないと思う」

霞「とりあえず今日は一日安静にしてなさい。司令官には午後の予定も全て休ませてもらうようお願いしたわ」

霰「うん………霞は………?」

霞「私も午後はお休みにしてもらったから、安心なさい」

霰「ありがとう…心強い………」


 ―――――――――


霞「お粥を作ってきたわ。食べなさい」

霰「いただきます…」

霞「ほら。あーん」

霰「(自分で食べられるけど…)あーん」

霰「モグモグ」

霞「どう?味が濃すぎたりしない?」

霰「絶妙………霞はいいお嫁さんになる………なった」

霞「『なった』ってなによ。とりあえず、食べられるだけ食べるのよ。はい、あーん」


 ―――――――――


霞「食事が終わったら寝てなさい。寒かったら掛け布団を増やすか、暖房の温度あげるけど」

霰「温度も絶妙………霞はいい温度調節師になる………」

霞「『温度調節師』ってなによ。とりあえず、ゆっくり寝なさい」

霰「うん………」

霞「この後も私はこの部屋にいるから、何かあったらすぐに言うのよ」

霞「あっ、そうだ。ノド渇いてない?水分摂取は大事なんだから」

霰「………」

霞「霰?」

霰「zzz………」

霞「なんだ、もう寝ちゃったのね」


霞「ふぅ…」ストン

霞「安心したら、ちょっと疲れが出てきちゃったわ」コテン

霞「普段から無口で大人しい性格だけど、やっぱりあなたが元気じゃないと、私もなんだか落ち着かないわ」

霞「いつでも私がそばについてるから………だから、早く元気になってね、霰」


霰「治すよ……」

霞「………ん!?」

霰「たくさん治すよ……」ムクッ

霞「あ、あなた起きてたの…?聞いてたの……!?///」

霰「さて………?」

霞「忘れなさい!そう、今はまだ夢の中なのよきっと!夢の中での発言!」

霰「そうだね…きっとまだ私は夢の中………夢の中だったら、霞は『霰お姉ちゃん』って呼んでくれるはず…」

霞「夢の中でも呼ばないったら!」

霰「霞は夢の中でも意地っ張り…」ムー

霰「でも諦めない。さらなる良い夢の世界へ旅立つために、再び眠りにつくよ…」ストン

霞「もう………でも、そんな冗談も言えるくらいだから、きっと早く治りそうね」


 ―――――――――

霰「ん………」パチリ

霰「もう日が沈んでる………結構寝たのかな。体も軽くなった気がする………」

霰「あれ、霞は………?」

霞「スー…スー…」(霰のベッドにもたれかかってる)

霰「あの後、寝ちゃったのかな………」

霰「一枚、掛け布団をかけてあげよう…」ファサッ

霰「いつもありがとう、霞」ナデナデ


~~~(回想 終了)~~~


足柄「霞ちゃんママ………!ちゃんママぁーーー!!」ガタッ

初霜「案の定、ちゃんママ愛好家の足柄さんのテンションがカンストしました!」

大淀「実はこのとき、霞さんが私のところへお粥の作り方を聞きにきていた、ということがありました」

伊勢「ちゃんママの精神としては『誰かに作ってもらう』ではなく『自分で作る』という選択肢以外なかったのでしょうね。さすが!」

清霜「いいなぁ。私も霞ちゃんのお粥食べたい!」

朝霜「(今度風邪ひこう…)」

霰「ちなみに…この翌日に私は全快したけど………霞がちょっと風邪をひきました…」

日向「王道だな」ウム!


≪宴の終わり、そして始まり≫


 バァン!

一同「!?」

霞「帰投してアンタらの姿が見えなくて、何かおかしいなと思ったら………またこんなことやってるのアンタらは!」

初霜「ご、ごめんなさい!本当は霞ちゃんにも声をかけたかったんだけど、時期尚早かなって…」

霞「呼ばれなかったから怒ってるんじゃないわよ!ていうか呼ばれたくないわよ!」

霞「そうじゃなくて、こんなくだらないことを開催するなって言ってんの!」


??「それは困りますね」


 ガチャ

神通「失礼します」

陽炎・不知火・霰「神通さん!」ビシッ(起立&敬礼)

霞「へ…?神通、さん………?」オソルオソル フリカエリ…

霞「な、なんで神通さんがこんなところに…?」プルプル

神通「今回も残念ながら私は参加できませんでしたが…私も、霞さんの魅力を語りたいと常々思っております」

神通「いつも真面目で、自分にも他人にも厳しい立派な霞さん。戦場で頼りになる霞さん。仲間想いの霞さん」

神通「それでいて年相応の少女らしい可愛さも持つ霞さん…そのどれもが、魅力的な霞さんなのです」ニコッ

霞「ちょ、ちょっとやめてください!この流れで神通さんにそんなに褒められたら私どうしたら…!」オロオロ


清霜「あはは、霞ちゃん混乱してるー」

霞「うううるしゃい!!!!!」


  日向「(噛んだ)」

  足柄「(噛んだわ)」

  初霜「(噛んだのです)」


霞「~~~~~!!///」プルプル


大潮「どーん!」

 バァン!

霞「!?」

朝潮「遅くなり申し訳ありません!霞の姉4人、第八駆逐隊としてただいま推参いたしました!」

満潮「なんで私まで………」

荒潮「うふふ~。霰、大丈夫だった~?」フリフリ

霰「上々…!」グッ

霞「あ、朝潮姉さんたちまで…!?」

伊勢「(朝潮のことは『姉さん』って呼ぶんだ)」


朝潮「ところで、提案なのですが」

大淀「はい、なんでしょう?」

朝潮「霞の姉であるこの満潮もまた、霞同様に『自慢』できるところがたくさんあり、是非とも皆さんに紹介したいのです」

満潮「はあ!?ちょ、いきなり何言いだしてるのよ朝潮!!」

日向「確かに、扶桑からよく話を聞かされるが、近いものを感じることがあるな」

満潮「あの人は一体何を話してくれてんのよ…っ!」

足柄「あー。その手の話でいえば、那智がよく話す曙ちゃんの話にも通じるところがあるかもしれないわ」

大淀「なるほど。これは検討の余地があるかもしれませんね」

霞・満潮「そんな余地ないわよ!!!!!」

神通「(息もピッタリですね…驚きです)」


満潮「まったく、何で私まで…いい迷惑だわ…!」

霞「ちょっと、私のせいみたいに言わないでよ!」

初霜「当人同士も互いに対抗意識を燃やしているみたいですね」

霞・満潮「そういうことじゃない!!!!!」

大淀「仲良し姉妹の阿吽の呼吸とともに、第2回『霞ちゃんかわいい自慢対決』は終了です。皆さん、お疲れさまでした」

初霜「また次回、よろしくお願いいたします」

霞・満潮「次回なんてないから!!!!!」


   完

以上です
読んでいただきありがとうございました

皆さまコメントありがとうございます、とても励みになります!
そして突然のアブなんとか先輩の登場にワロタであります

現在のところ次作をどうするかは未定ですが、また次回以降もよろしくお願いいたします!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月05日 (木) 19:16:24   ID: J2wk_vbO

次作も期待

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