【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】 (1000)

・安価で一部展開が決まるため投下ペースが非常に遅いです。
・ストーリー的に展開が分岐した場合はアナウンスします。
・予定としてエンディングまでの到達が確定した場合、事前に用意しているいくつかのエンディングの"種類"に分岐されます。
>>1はデレステをプレイしながら進行するので途中進行が止まる場合があります。モバマスもやります。
・稀に他作品のネタが入るかもしれません。
・このスレは一応R18になる予定です。ならないかもしれません。
・奈緒はエッチなことになりません。


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――夜、神谷家(奈緒の部屋)

奈緒「……親は2人とも寝たみたいだし、そろそろやるか」ガサガサッ

奈緒「う、うう……確かに興味はあったといえばあったけど、まさか比奈から借りることになるとは……」ガサッ

コトッ……

奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーデビューか……」ゴクリッ


……
…………

――同日昼、事務所


奈緒「……ん? あそこにいるのは……」


比奈「あー、それなら奈緒ちゃんがいいッスよ」

晶葉「そうか? それなら……おおっ、丁度いいところにいるじゃないか」

奈緒「いまあたしの話したか?」

比奈「いやー、噂をすればなんとやらっスねえ。丁度奈緒ちゃんにお願いしたいことがあったんすよ」

晶葉「うむ。私と比奈で共同開発したゲームのテストプレイヤーになってもらいたくてな」

奈緒「え、あたしが? っていうか比奈がゲームっていうのはわかるけど、晶葉がゲーム作るって……」

比奈「こっちも協力を依頼されたもんで……まあ、作ってる間は楽しかったっスよ」

奈緒「でもゲームならあたしよりも紗南がいいんじゃないか? あっちのほうがゲーマーだし、それかあんずか」

晶葉「いや、あんずはともかく紗南はダメだ」

比奈「そうなんすよー、なんってったって……」



比奈「プレイしてもらいたいゲームは18禁のエロゲーなんすから」



……
…………

――夜、奈緒の部屋

奈緒「あれから押し切られて結局プレイすることになってしまった……い、いや、決してやりたかったわけじゃないぞ!」ブンブン!!

奈緒「あ、で、でも興味はあったっちゃあったけど……って、1人で何言ってんだあたしは……」

奈緒「しかし……晶葉と比奈が作ったってことは……一応二次創作の同人ゲームってことだよな。まさか同人ゲーでエロゲーデビューすることになるとは」

奈緒「しかもタイトルが……何なに? 『生存本能ヴァルキュリア』……うわあ、パッケージのロゴが○クロスみたいだなぁ」

奈緒「……ま、いいか。とりあえずさっさと始めよう。えーっと、確か晶葉がメディアの中にマニュアルがあるって行ってたな。大したこと書いてないだろうけどちょっと読むか」カチカチッ

カチッ

奈緒「……PCの動作環境とか、それくらいしか書いてないな……ん? 『このゲームは22時から翌日5時までの間でプレイすること! 必ずこれは守ること!』へぇ」

奈緒「まあ、0時くらいまでなら何とか……5時までやってたら次の日あたしが仕事できないからな」

奈緒「……おっ、インストール終わったな。それじゃあ、イヤホンつけてと……よし、や、やるぞぉ……」


――――
――

【生存本能ヴァルキュリア】

星間航行技術が発達してから数十年、人類は外宇宙にて惑星探査中に宇宙生命体と遭遇、当時の調査隊が全滅する。
このときの記録映像に映された宇宙生命体は通称「キラー・ビー」と定められる。

宇宙生命体と遭遇から数年後、キラー・ビーが人類の住む宙域で目撃される。
巡航行船「エイル」の1機が攻撃され大破。記録上、乗員乗客は全員死亡とされている。

キラー・ビーによる攻撃から、国連本部はキラー・ビーを敵対因子と判断。軍事産業複合企業「オート・クレール社」に宇宙用戦闘機の開発を発注し
初の宇宙用戦闘機「グレイプニール」が完成。プロトタイプ1号機は発注を受けてから4ヶ月という短い期間で生産された。

人類はグレイプニールを用いて木星軌道を航行中の巡航行船「エイル」を再度襲撃したキラー・ビーに対して応戦、これを退けることに成功。
戦闘結果によりグレイプニールの実用性が認められ量産される。以降、人類と外宇宙からの侵略者であるキラー・ビーとの争いが始まった。

それから十数年後……


――――
――

――夜、奈緒の部屋


奈緒「うわぁ……エロゲーが始まったと思ったらいきなりスパ○ボみたいなプロローグが流れてきたぞ……」

奈緒「ちなみに今現在スマートフォン向けアプリ、アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージで」

奈緒「開催されているイベント『生存本能ヴァルキュリア』とは何も関係ないからな。いやホント、直前に名前だけ借りたというか」

奈緒「ゲームをプレイすればポイント報酬や、頑張れば上位報酬ももらえるからな。みんなもデレステをプレイして上位報酬を手に入れよう」

奈緒「……さて、続きだ続き」


――――
――

――地球、国際連合本部

コンコンコンコンッ!


「入りたまえ」


ガチャッ……

「失礼します。申し訳ありません大佐、シャトルの入港に時間が掛かってしまいまして」

大佐「なあに、気にすることはない。土星圏での戦闘も一時的に落ち着いたのだろう?」

「はい、とはいえあそこは常にスクランブルが鳴り響いている状況です。ここしばらくはこちらが優勢ではありますが……」

大佐「まあ、いいさ。キミには別の任務に就いてもらうことになるからね。その前に、こうして顔を合わせるのは久しぶりだが……」


1.大佐「男らしい面構えをしている」
2.大佐「どうにもキミは女性のようにも見えるね」
※どちらを選んでも男です。
↓1

1

>>9
1.大佐「男らしい面構えをしている」

※一部本編シナリオが分岐します。


大佐「男らしい面構えをしている」

「……そうでしょうか」

大佐「ああ、そうだな。それでいて……」


1.大佐「キミからは若者らしい、フレッシュな勢いが感じられる」
2.大佐「非常に落ち着きのある青年になったじゃないか。あの宙域を任せているだけのことはある」
3.大佐「ここにきてからも常に穏やかな様子じゃないか。器が大きいとでも言えばいいのか……」
↓1

2

>>13
2.大佐「非常に落ち着きのある青年になったじゃないか。あの宙域を任せているだけのことはある」

※一部本編シナリオが分岐します。



大佐「非常に落ち着きのある青年になったじゃないか。あの宙域を任せているだけのことはある」

「……自分が以前と比べて、あまり変わったとは思っていませんが」

大佐「ははっ、褒めているのだよ。さて、形式になってしまうが、一先ず所属と名前を教えてくれないか」

「わかりました」


――――
――

――夜、奈緒の部屋

奈緒「うわあ……これどう見ても社長とPさんじゃん……たまげたなぁ。というか社長、地味に大佐って格下げされてるよな」

奈緒「っていうか2人とも立ち絵あるし、顔もそっくりだし……あ、名前を決めるのか」

奈緒「……デフォルト名がない。し、仕方が無いか……そっくりだし、と、とりあえずPさんの名前にしよう……」カタカタッ

カチッ

奈緒「……嫌な予感がしてきた」


――――
――

――地球、国際連合本部

P「国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊のPです。階級は少佐です」

大佐「うむ。土星圏の防衛任務、ご苦労。少佐、キミには新しい任務を与える」

P「移動中に発令は確認しています。火星圏宙域防衛任務に当たっている新造艦の艦長……とのことですが」

大佐「表向きはな」

P「表向き……やはり、別の意図が?」

大佐「ああ、でなければ土星圏宙域での戦闘の中核になっているキミを異動させるわけがない。キラー・ビーに対抗する新型戦闘機……」

P「……新型戦闘機?」ピクッ

大佐「プロジェクト・ヴァルキュリア。現在は専用の運用艦共々テスト運用の真っ只中だ。だが、少々問題があってね」

P「それは、運用艦か、戦闘機のどちらかに問題があるということでしょうか?」

大佐「いや、そこは現時点では問題ない。ただ、パイロットたちが、な……」

P「医療班はどうしているんですか? メディカルチェックをしていれば……まさか、パイロットたち全員に別の問題が?」

大佐「……まあ、詳しくは現地で聞いてほしい。どちらかと言うと、私ではどうにも分からん問題なのでな」


P「現地……これからまた宇宙に上って、新造艦に向かえと?」

大佐「そうだ。キミが新造艦に着任次第、新造艦に木星圏の防衛任務が発令されることになっている。……頼むぞ」

P「……分かりました」

大佐「頼もしいな。ああ、それと1つ言い忘れていた。現地に行ったときの話なんだが……」

P「は……?」


……
…………

ここで少し本編始める前にキャラクターシートを作ります。
デレステをプレイしている方であれば既にメンバーは分かっていると思いますので、名前は伏せません。
以降の安価処理で使うことになるので、出来ればご協力をお願いします。連投も可です。

キャラクターシート作成

キャラ名:新田美波
戦闘適正    :↓1のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓2のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓3のレスのコンマ2桁
性欲      :
モバPへの親愛度:↓4のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:鷺沢文香
戦闘適正    :↓5のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓6のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓7のレスのコンマ2桁
性欲      :
モバPへの親愛度:↓8のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:橘ありす
戦闘適正    :↓9のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓10のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓11のレスのコンマ2桁
性欲      :
モバPへの親愛度:↓12のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:相葉夕美
戦闘適正    :↓13のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓14のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓15のレスのコンマ2桁
性欲      :
モバPへの親愛度:↓16のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:高森藍子
戦闘適正    :↓17のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓18のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓19のレスのコンマ2桁
性欲      :
モバPへの親愛度:↓20のレスのコンマ2桁/2の値

もう1つキャラクターシート投下します。

キャラクターシート作成2つ目

キャラ名:モバP
戦闘適正      :↓1のレスのコンマ2桁
オペレーター適正 :↓2のレスのコンマ2桁
指揮官適正    :↓3のレスのコンマ2桁

こうかな

ちなみに舞台設定としてある程度メンバーごとのポジションが決まっていますが、
出された数値や後々の上昇分とかと合わせて安価で随時ポジション変更等して頂ければ問題ないです。

================================================================================================================
キャラ名:新田美波
戦闘適正      :52(Dランク)
オペレーター適正 :83(Aランク)
指揮官適正    :74(Bランク)
性欲        .:
モバPへの親愛度.:10(並)

■新田美波
国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属の軍人。階級は少佐。フレイヤでは指揮官を担当。
両親は地球での生まれであり父は海洋学者の権威であるが、自身は木星圏コロニー「ハマヨコ」生まれである。
母と共にハマヨコに住んでいたが、幼少期にハマヨコ周辺でキラー・ビーとの中規模戦闘が起きて依頼
戦いが身近なものと認識をしており、数年前に軍に志願。父の伝手で士官学校に入学、卒業した後にパイロットとして
一時期土星圏宙域の防衛艦隊に配属される。
土星圏宙域でのキラー・ビーとの大規模戦闘において後期型グレイプニールMkⅤを駆り、キラー・ビー撃破数が17体という
驚異的な戦果を記録している。またキラー・ビーの大群により戦闘中に所属していた母艦が撃沈してしまったが、
前線出撃中にも関わらず周辺の戦艦共々艦隊の再編指示を出し、生存艦を全て旗艦との合流に成功させたことにより
指揮官適正を評価され、適正試験を受けた後少尉から少佐へと異例の特進をし、同時期にプロジェクト・ヴァルキュリアの
一員に抜擢される。
フレイヤに指揮官として配属されて以降、ハマヨコで面識のある文香を初めとする前線メンバー5人で国連所属のアイドルユニット
「アインフェリア」を結成しておりリーダーを務めている。
================================================================================================================

キャラ名:鷺沢文香
戦闘適正      :36(Fランク)
オペレーター適正 :84(Aランク)
指揮官適正    :99(Sランク)
性欲        .:
モバPへの親愛度.:3(並)

■鷺沢文香
国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属の軍人。階級は少尉。フレイヤでは通信管制オペレーターを主担当にしている。
元々は民間人だが、元軍人である祖父の伝手より国連の適正試験を受けた後、通信・指揮適正の高さから
ヴァルキュリア・プロジェクトに抜擢される。
美波以外のアインフェリアのメンバーについては、適正試験後に戦闘機搭乗シミュレーター、艦隊制御プログラム操作等
一通りの訓練は受けており、フレイヤのオートモジュール機能の補助を受けつつ戦艦運用をしている。
宇宙生まれであり美波とはハマヨコ在住のときに面識がある。
================================================================================================================

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :27(Gランク)
オペレーター適正 :21(Gランク)
指揮官適正    :7(Gランク)
性欲        .:
モバPへの親愛度.:3(並)

■橘ありす
国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属の軍人。階級は少尉。フレイヤでは火器管制オペレーターを主担当にしている。
両親が国防本部付けの軍人であり、自身も両親に倣って軍に志願したが年齢制限に引っ掛かっていたが
プロジェクト・ヴァルキュリアの適正が認められたため火星圏防衛のため配備されているフレイヤに配属される。
両親からは英才教育を受けており、火器管制担当でありながら戦闘中は美波の無茶振りや文香のバックアップも引き受けている。
戦闘中の艦体制御も行うため、フレイヤを振り回すことがあり整備班からは苦情を言われるときがあるがまったく気にしていない。
ただし、指揮官の美波、理想としている年上の文香には尊敬の念を抱いており、2人の言うことであれば素直に従っている。
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================================================================================================================
キャラ名:相葉夕美
戦闘適正      :23(Gランク)
オペレーター適正 :31(Fランク)
指揮官適正    :73(Bランク)
性欲        .:
モバPへの親愛度.:16(並)

■相葉夕美
国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属の軍人。階級は中尉。フレイヤではヴァルキュリアMkⅡのメインパイロットを担当している。
元々は巡航行船の護衛任務に就いていたが、プロジェクト・ヴァルキュリアの適正が認められフレイヤに配属される。
他のメンバーと違い完全に前線担当であるため、ブリッジでの仕事をすることはほとんどなく、基本運用として藍子、文香の
どちらかとのコンビネーションで前線での戦闘を行う。
宇宙生まれであり、1度地球に行ってみたいと思っておりフレイヤ艦内に擬似的に設置された花壇で地球産の花を育てている。
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キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :2(Gランク)
オペレーター適正 :50(Eランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:
モバPへの親愛度.:20(並)

■高森藍子
国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属の軍人。階級は少尉。フレイヤではヴァルキュリアMkⅡのサブパイロットを担当している。
通常戦闘時は夕美と共にヴァルキュアMkⅡに搭乗し前線へ、必要に応じて文香またはありすとポジションを交代する場合がある。
本人の性格から戦闘適正は決して高くはないが、自分よりも適正のある美波は指揮官、ありすは年齢的なハンデ、文香は自分よりも
前線での戦闘適正が低いため仕方が無く前線に出ているが、前線に出るたびにいつも不安を抱えてしまっている。
そのため、ヴァルキュリア搭乗後による精神疲労が著しいため前線任務が終わった直後はしばらくの間戦闘続行が不可能という
状態に陥ってしまう。
================================================================================================================

キャラ名:モバP
戦闘適正      :87(Aランク)
オペレーター適正 :68(Cランク)
指揮官適正    :4(Gランク)

■モバP
???
================================================================================================================

>>60-61で出てきた一部用語は後々出てくるのでとりあえず無視しておいてください

――数日後、火星圏宙域、フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤ』(ブリッジ)

ドガアアアアンッ!!

美波「ありすちゃん、主砲急いで! 文香さん、藍子ちゃんと夕美ちゃんの状況は?」

ありす「主砲フォトンメーザー砲ティルウィング、準備しています。蜂が数匹右舷方向より接近しています。対空近接機関砲ブリンガーで迎撃します」カタカタカタッ!

文香「お2人のバイタル値……イエローゾーンに達しています。レッドゾーンまであと29……」

美波「2人は射線上から退避させて!! あと整備班に連絡、試作型を準備させて!」

文香「……このタイミングで、美波さんが前線に出られると……ブリッジが手薄になってしまいます。私たちだけでは……」

ありす「イージスの再展開までまだ時間が掛かります。前線のお2人には頑張って頂くしかありません」

美波「くっ……」


……
…………

――火星圏宙域、戦闘区域

ピピピッ!!

夕美「藍子ちゃん通信来たよ、主砲飛んでくるみたい!」

藍子「そ、それじゃあ散開しないと……」ピーッ!

夕美「ああっ!? システム閉塞……擬似立体音響停止、ヴァルキュリアシステム停止……もう、こんなときにっ!」

藍子「私たちのバイタル値が異常範囲になったみたいですね……復旧までは何とか凌ぎませんと……」

ピピピッ!

藍子「通信……」


文香『お2人とも……主砲が発射されます。射線上より退避して……フレイヤまで戻ってください。キラー・ビーに取り付かれている状態です……」


夕美「ええっ、いつの間に……」

藍子「も、戻りましょう! 主砲の発射に合わせて旋回しないと……」ギュンッ!!

夕美「もう、MkⅡはこれだから……こういうときは美波ちゃんの試作型が羨ましいなぁ……」ハァ

……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「お2人とも……射線上から退避しました。ありすちゃん……主砲発射、お願いします」


夕美『ゴメンね! いま主砲に合わせて戻るから待ってて!』

藍子『フレイヤに取り付いているのは2機……これならいまの装備でも何とか……』


ありす「主砲、準備完了です。美波艦長」

美波「ティルウィング、撃て!」

ありす「はい。ティルウィング、発射します」カタカタカタッ!


……
…………

――数分後、戦闘宙域

藍子「ああ……ミサイルがもう……」

夕美「藍子ちゃん離れて! 高プラズマ粒子砲グラム……ええいっ!!」ズドンッ!!


ドガアアアアンッ!!!!


夕美「こ、これで最後……」ハァ、ハァ……

藍子「コンディショングリーン……戦闘終了……よ、よかったぁ……」ハァ……

夕美「フレイヤから帰艦信号が出てる……藍子ちゃん、戻ろっか……」

藍子「はい……」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「ヴァルキュリアMkⅡ……2機とも収容完了です……」

ありす「艦外装の破損箇所の修理については整備班を出させています。防火シャッター、開けます」カタカタッ

美波「はぁ……ひとまず、何とかなったわね」

ありす「キラービーが4匹ですからね。火星圏で4匹相手と同時に戦闘する機会は始めてでしたけれど……」

美波「土星圏にいたときよりは全然マシだけど……クルーの錬度もそこまで高くないし、この人手不足の状況だと……」

文香「美波さん……藍子さんと、夕美さんにはブリッジにあがってもらいますか……?」

ありす「お2人ともバイタルが異常値になりましたし、早めに自慰行為をさせたほうがいいのではないでしょうか?」

美波「そうね……報告は後ででいいわ。私たちも着替えないと……」

文香「そう、ですね……実は、私も少し、疼いてしまって……」

ありす「わ、私は大丈夫ですからね!? ぜ、前線に出たわけじゃないので……」

美波「それじゃあ艦はオートメーション機能で待機。交代でさっさと済ませちゃいましょう」

……
…………

――フレイヤ、浴場


「ん……あっ、あ……」ヴヴヴヴヴ!!

「あ……あ゛……イ、イクッ……あっ!」ビクンッ!ビクンッ!!

「あ゛ー……あ、藍子ちゃんも……これ、使う……?」ハァ、ハァ……

「わ、私は……その、だ、大丈夫、です……んっ!」ビクッ!

ヌプッ、ヌプッ……

「はぁ……あっ、ま、まだ身体が……戻る前に、もう1回……あっ……」

「んっ、んん……」クチュッ、クチュッ……


……
…………


――2時間後、フレイヤ(会議室)

美波「……随分、戻ってくるのが遅かったみたいだけど」チラッ

夕美「あ、あはは……ご、ゴメンなさい。ほら、今回くらい規模の大きい戦闘って初めてだったから、つい……」

藍子「わ、私はちゃんと途中で戻ってきましたからね?」

文香「……パイロットスーツは、洗浄に出されましたか?」

夕美「スーツ着たままやっちゃったけど、だ、出したからさ、ね?」

ありす「あまり無駄話をしていると、いつまで経っても本題に移れません。美波さん、お話しはまだですか?」

美波「っと、そうだったわ。みんな、今日国連本部から通達があったわ。私たちに異動命令がおりているわ」

文香「異動……ですか? 私たちは、ヴァルキュリアとフレイヤの……運用試験としてこちらに来ているはずですが……」

藍子「も、もしかして後方に戻るんですか?」

美波「それなら気楽だけど……残念だけど違うわ。木星圏宙域の防衛任務にあたることになったの」

藍子「そ、そんなぁ……火星圏はまだ安全だったのに……」クスンッ

夕美「でも、今日の戦闘はキラー・ビーが6匹だったよね? 私と藍子ちゃんで前線でやったのが4匹、後方からフレイヤを襲ったのが2匹で」

ありす「蜂の数が増えています。土星圏での戦闘、木星圏での防衛はそれなりに手厚だったはずですが……」

美波「ここ最近、キラー・ビーの活動がより活発になってきているわ。土星圏では大型が発見された報告もあるし」

美波「木星圏の防衛任務に合わせてヴァルキュリアの運用試験は継続して実施されるわ。せっかくの新型なんですもの、上層部も早く量産に踏み切りたいはずよ」

藍子「土星圏ではもまだ旧型のグレイプニールが使われているってお話しみたいですし、後期型の配備が十分行き届いていればよかったんですけど……」

文香「……美波さん、私たちの所属は……ノルンから移るのですか?」

美波「とりあえず私たちの旗艦はまだノルンみたい。たぶんだけど……木星圏での任務がある程度終われば、こっちに戻ってこれるんじゃないかしら」

文香「それなら……よいのですが……」

夕美「あ、ところで……この前聞いた話だけど、この艦に新しい艦長さんが来るってお話し」

美波「……」ピクッ

ありす「土星圏で任務に当たっていた方、ですよね? 確か、美波さんと同じく少佐だとお聞きしていますが……」

美波「ええ、私が土星圏に配属されていた頃は、艦隊も違っていたから直接顔を見たことはなかったけど……」

文香「……どのような、方なのでしょうか」

美波「……元々は凄腕のパイロット。第3世代型グレイプニールが配備されて間もない頃、土星圏で哨戒任務にあたっていた戦艦1隻がキラー・ビーの大隊と遭遇して大破したわ」

美波「そのとき、たった1機だけ、第2世代型グレイプニール1機だけでキラー・ビーの大隊を全滅させて、1人生き残ったパイロットがいるの」

藍子「そ、そんな状況で生き残った人なんですか?」

美波「ええ、そのパイロットは他の艦隊に回収された後、土星圏の旗艦に再配置されて指揮官になったみたい。私が配属されたときは、もう指揮官だったみたいだから」

夕美「へえ……そんな凄い人が来てくれるんだ」

ありす「ですけど、その人がこの艦の艦長に着任するということは、私たちの戦闘後の面倒を見てくれる人、ということになりますよね?」

美波「……」

藍子「……」

夕美「……」

文香「……」

藍子「ま、まあ……一応、上層部から適正を認められて、許可が下りた人のはずですから」

夕美「そっ、そうだよね。だ、大丈夫かな……私……」

文香「……手淫で、ある程度満足できているこの状況で……何とか、出来ないものでしょうか」

夕美「む、難しいかも……戦闘繰り返していくうちに、私もう道具使ってもあんまり満足できてないし……」

藍子「本当に、なんでこんなシステムが開発されたんでしょうか……」ハァ

ありす「システムの理屈としては、人間の身体のメカニズムに従って開発されたものと聞いています。使う側のことを考えていない、というのは間違ってないと思いますが」

美波「ま、まあいまはそのお話は忘れましょう? とりあえず、もう少しで新艦長さんが来るはずだから、私たちは受け入れの準備を――」


ビーッ!ビーッ!!


美波「!?」



『コンディションレッド、コンディションレッド。前方距離3000、キラー・ビー出現』


藍子「え、ええっ!?」

夕美「また蜂!? こんな短い間に……」

文香「そんな……いくらなんでも、早すぎます。これまで、こんなことはなかったはずなのに……」

ありす「ど、どうしましょう、美波さん!」

美波「全員パイロットスーツと制服に着替えてブリッジに! 待機中のフレイヤを戦闘状態に移行させます!」

藍子「は、はいっ!」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

美波「コンディションレッド、各搭乗員は戦闘配置についてください!」バサッ!

ありす「外装修理、完了しています。文香さん、整備班の収容を急がせてください」カタカタカタッ

美波「高エネルギー単装砲レーヴァテイン1番2番、装填準備。主砲の発射準備も急いで!」

ありす「は、はい。単装砲の準備の後になりますけど」

パシュンッ!

夕美「美波ちゃんゴメン、準備できたよ! だけど藍子ちゃんが……」

藍子「あ、あの、私……」カタカタ……

美波「藍子ちゃんは連続戦闘は無理……文香さんに前線に出てもらうしか……」

ピピーッ!

文香「……艦長、カタパルトから連絡が……MkⅡが1号機、2号機共に整備が完了していないようです」

夕美「ええっ!?」

ありす「先ほどの戦闘から間もない状況ですからね。仕方が無いかと」

美波「それなら試作型の準備を! 私が出ます!」

ありす「それでしたら配置換えになりますね。美波さんは前線、文香さんは艦長席へ。藍子さんは文香さんからオペレーターを引き継いでください」

藍子「は、はいっ」タタタッ

シュルッ……パサッ!

美波「夕美ちゃんはMkⅡが1機空き次第出撃して。それまでは私が何とか持ちこたえるわ」プルンッ

夕美「う、うんっ!」

文香「藍子さん……カタパルトからの連絡は……?」

藍子「はい……VIS-01先行試作型ヴァルキュリア、カタパルトデッキへの移動完了みたいです」カタカタッ

美波「了解っ、それじゃあシューターでカタパルトに向かいます!」バッ!


夕美「ううう~……こんなときに前線に出れないなんて……」

ありす「私たちの乗る機体がないので仕方が無いです。文香さん、ミサイル発射管の使用許可を。散開している蜂を打ち落とします」

文香「分かりました……複合ミサイル発射管、迎撃用ミサイル……アルヴァルディを装填してください」

ありす「はい。アルヴァルディ装填準備に入ります」

藍子「キラー・ビー、距離2500。美波さん、出撃お願いします」


……
…………

――カタパルトデッキ(ヴァルキュリア機体内)

カチッ、カチッ……ピピッ!

美波(どうしてこんな短いスパンで蜂が……木星圏と土星圏は本当に大丈夫なのかしら……)ピッ、ピッ

美波「……大丈夫、できるわ。あのときと同じように」

ピピピッ!

藍子『キラー・ビー、距離2500。美波さん、出撃お願いします」


美波「了解! 新田美波、いきます!」

ギュンッ!!


……
…………

――同時刻、火星圏戦闘宙域後方

ピーッ!

P「どうした?」

操舵士「フレイヤから自動発信されている信号を受信しました。キラー・ビーとの戦闘が開始されているようです」

P「なに? 先ほども戦闘信号を受信したはずだが……」

操舵士「はい。ですがコードが更新されています。恐らく、連続戦闘になっているかと思われますが……」

P(この宙域で蜂が連続戦闘を仕掛けてくるか……状況は分からんが、大佐から聞いている話だとマズイ状況だろうか)

P「このシャトル、戦闘機は積んでいないか?」

操舵士「いえ、出発前に安全航空圏とされていたので積んではいませんが……」

P「分かった。シャトルの速度を上げろ。フレイヤに通信、受け入れの準備をさせろ」

操舵士「はっ」


……
…………

――戦闘宙域

美波「蜂を確認! 数は……6匹……!?」

ピピピッ!


藍子『美波さん、無理しないでください! レーヴァテイン発射します!』

美波「単装砲……射線から離れないと!」ギュンッ!!


ズドオオオオンッ!!


ズガアアアアンッ!!


美波「落ちたのは1機だけ……ヴァルキュリアシステム起動!!」ピピピッ!

ピシィッ!!

美波「……んっ!」ビクッ

パシュウンッ!

美波「んあああっ!?」ビクンッ!!

『ヴァルキュリアシステム起動』

美波「い、いくわよ……!」カカッ!

ギュンッ!!


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

藍子「美波さん、キラー・ビーとの交戦を開始しました」

ありす「ティルウィングは待機状態にします。どうしましょうか、文香さん」

文香「左舷前方に散開したキラー・ビーにアルヴァルディを……発射と同時に艦は右に寄せます。射線を確保した後……主砲を発射させます」

ありす「了解です。ティルウィング、発射」カタカタッ!

シュバババババッ!!!!

ズガガガガガガガァンッ!!!!

夕美「あああっ!? 蜂がビームでミサイルを打ち落としてる……もう!」

ありす「仕方が無いです。ミサイルだけで倒せれば苦労はしません。イージス展開準備に移ります」

ピピピッ!!

藍子「文香さん、通信ですっ」

文香「通信……?」

藍子「これは……艦後方よりシャトルが接近、受け入れ準備を……!?」

ありす「こんなときにそのシャトルは何を言ってるんですか! 警報出しているのを受信していないんですか!?」

文香「いえ……このタイミングでシャトルならば、恐らくは……」

文香(……)

文香「藍子さん、受け入れ準備を……後方の搬入口を開けましょう。エアーネットの準備も、お願いします……」

藍子「は、はいっ!」カタカタカタッ


……
…………

――フレイヤ(搬入口)

整備長「お前らー! シャトル来るぞ、退避だー!!」

ダダダダダッ!!


ギュンッ!!

ズガガガガガガガガガガガッ!!!!!!


整備長「あ、あのシャトル……エアーネットあるからって構わず突っ込んできやがった……」

シュウウウウウウ……

パシュンッ!

バサッ!

P「ここか……!」タタタタッ!

整備長「お、おい兄ちゃん!!」


……
…………

――戦闘宙域

美波「グラム発射!」ズドンッ!!


ドガアアアアンッ!!!!


美波「1機……あと4機……1機は艦のほうに……」ハァ、ハァ……

ドギュウウウンッ!!

美波「くっ、回避……」ギュンッ!!

美波「この状況でミサイルや機関砲は使えない……何とかビームで落とさないと……!!」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

文香「……!」

P「……」ハァ、ハァ……

ありす「あ、あなたは……」

P「戦況はどうなっている?」

文香「え……」

P「戦況はどうなっていると聞いているんだ」

藍子「は、はい……キラー・ビー6体と交戦中、うち2機は撃破済です。1機は本艦の左舷前方にいます。あと3機は新田少佐のVIS-01と交戦中です」

P(随分少数のブリッジだな……前線も1機だけ? 他の機体はあるだろうが……)


1.P「分かった。俺が前線に出る」
2.P「艦長、席を交代してくれ。1人前線に出してくれ」
↓1

1

>>96
1.P「分かった。俺が前線に出る」

※特定のアイドルにおいてシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「分かった。俺が前線に出る」

夕美「ええっ!?」

ありす「ち、ちょっと待ってください、他の機体はまだ……」

P「艦は後方に下げろ。俺が出撃したタイミングでVIS-01とやらに援護射撃、左舷前方の敵はこっちでなんとかする」バッ!

夕美「あっ、ちょっと! シューターで勝手に行かないでよ!」

文香「……艦を後方に下げます。速度2、アルヴァルディの再装填を……待機中のティルウィング、準備してください……」

ありす「で、でも……」

文香「ありすちゃん、お願いします……」

ありす「は、はいっ」

……
…………

――カタパルトデッキ

ズザザザッ!!

P「おい、機体はないか!」タタタッ

整備長「お前っ! また突然出てきやがって、機体はまだ整備中だ!!」

P「新型はいらん。グレイプニールはないのか?」

整備長「そんなもんはない! それにお前、VILS-02に乗るにしてもパイロットスーツがないだろ!」

P「新型はパイロットスーツを着なければ乗れないのか?」

整備長「そうだよ。パイロットスーツと機体に搭載されたシステムが1対1になってようやく機能する戦闘機だからよ」

P「マニュアルでも何ともならないものか?」

整備長「何ともならねえよ! ……あ、待て、そういえば1機あるぞ」

P「ならそれを出してくれ。乗れるものなら何でもいい。というか予備機があるなら何故パイロットを出撃させていないんだ」

整備長「余ってる1機は嬢ちゃんたちじゃ乗れないんだよ。まあ、そう言われりゃ兄ちゃんなら乗れるとは思うが……」

P「分かった。時間が惜しい。そいつをデッキに移動させてくれ」

整備長「……分かった。あんたよく見たら――」

P「挨拶は後だ。機体マニュアルの準備も頼む」

整備長「了解!」

……
…………


――カタパルトデッキ(機体内)

P「VILS-01ヴァルキュリア……360度フルスクリーンモニター、擬似立体音響、運動制御補助プログラム用の脳波受信装置……なるほど」カタカタッ

P「整備長が使い物にならないといってたのはこのヴァルキュリアシステムか。よく分からん代物だがまあ、問題ない」パチッ、パチッ!

ピピピッ!

パシュウンッ!!


P「通信、聞こえるか? 出撃する、ハッチを開けてくれ」

藍子『は、はい! ハッチ開けます。出撃、ど、どうぞ……』


ギュッ……

P(……もう、戦闘機は乗らないと決めたんだがな)

P「……出撃する!」

ギュンッ!!

……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

ドガアアアアアンッ!!!!

藍子「さ、左舷前方のキラー・ビー、撃破……」

夕美「出撃した直後に一撃で……あ、あの人、誰なんだろう……」

ありす「それにあの機体、私たちが乗っているMk2ではありません。あんな機体、この艦にあったんですね」

文香「あの方は……やはり、P少佐なのですね……」

夕美「あ、あの人が? 道理で……あの機体の振り回し方、どうやってんだろう……」

藍子「VILS-01、美波さんの試作型と合流します」

文香「照準合わせ……ティルウィング、発射してください」

ありす「はい、ティルウィング発射します」カタカタカタッ!


……
…………

――戦闘宙域

ズドオオオオオオオッ!!!!

美波「主砲の援護……」ギュンッ!!

バッ!!

蜂「……」

美波「後ろ!? しまっ……」


ピピピッ!!


P『上昇しろ!』


美波「!?」ビクッ!

ギュンッ!!


ズガアアアアアアンッ!!

美波「1匹落ちた……い、いまの通信は……」ハァ、ハァ……

P『大丈夫か、新田少佐』

美波「あ、あなたは?」

P『国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊のP少佐だ。あとはこちらに任せろ』

美波「あ、あなた1人に任せるわけには……!」ハァ、ハァ

P『そんな息が上がっている奴に任せるほど俺は腐ってない。残り2匹ならすぐ終わる。フレイヤに戻れ。新艦長からの命令だ』

美波「新艦長……で、ですけどいまの艦長は私……」

P『聞こえなかったのか? 命令だ』

美波「……了解」

ギュンッ!!

P『そちらが戻っている間に俺も蜂を片付けて戻ってくる。問題ない』ピッ!

美波「え……?」


……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「……」

夕美「……」ポカーン

藍子「……み、美波さんのVIS-01の旋回後すぐにキラー・ビー2匹撃破……コンディション、グリーンです」

文香「……映像記録、残っていますか?」

藍子「の、ノイズが激しかったので……すみません、撮れてないです」

ありす「美波さんとP少佐、合わせて帰艦します。カタパルトでの受入、完了したとのことです」

文香「そうですか……よかった……ありすちゃん、被害状況のチェックと……艦隊制御をオートメーション機能に移行させてください……」

ありす「わかりました」カタカタカタッ


……
…………

――フレイヤ(カタパルト)

美波「……」フラフラ……


パシュンッ!

バサッ!

P「……これが新型か。確かに、後期型グレイプニールよりも遥かに上の性能だな」

コツ、コツ、コツ、コツ……

P(あとは……新田少佐の試作型と、整備中のVILS-02が2機か。確かに、これは早急に運用テストを完了させて実戦配備させる必要があるな)


整備長「おーい、兄ちゃーん!!」ドタドタッ!!

P「整備長……突然の無茶を言ってしまってすまない。だけど、助かったよ」

整備長「なーに、いってことよ! っと、すみません少佐……」

P「俺も現場から叩き上げられた身だから、堅苦しくしなくていいさ。それより、随分いい機体だなこれは」

整備長「そうなんですよ。ただこの機体、元々の機体コンセプトからすると欠陥機ってことでさぁ。ただ高性能機ってことで少数が配備されているらしくて」

P「欠陥……ヴァルキュリアシステムのことか。確かに非活性状態になっていたが」

整備長「まあ、MkⅡと試作型には積まれてるますし、嬢ちゃんたちはバッチリ使ってますからね」

P「まあ、俺としては無くても十分使えるからいいが……」


P「……そういえば、新田少佐の姿が見えないな。ほとんど同時に着艦したはずだが」キョロキョロ

整備長「あー……まあ、そうですね。すぐ上がっていきましたよ。少佐はこのあとも?」チラッ

P「ああ、ブリッジに向かう。被害状況の報告と運用テストの進捗状況を確認したいからな。あとは、木星圏移動の準備についても打ち合わせしたい」

整備長「へぇ?」

P「……ん、どうした?」

整備長「ああ、いや、でもこの後は……確かに大変だとは思いますけど」

P「ああ、だからブリッジに上がる。新田少佐は……まあ後で戻ってくるだろう。艦長席に座っていた彼女と少し会話してくる」

整備長「は、はあ……まあ、頑張れよ、少佐」ポンッ

P「……?」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「失礼する」

文香「あ……」

藍子「ず、随分お早いお戻り、ですね……」

夕美「美波ちゃ……に、新田少佐はどちらに?」

P「新田少佐ならカタパルトでも見かけなかったが……ブリッジに戻ってきていないのか」キョロキョロ

藍子「え、ええええ……?」

ありす「……あの、すみません」

P「なんだ?」

ありす「あなた……P少佐ですよね。フレイヤの新艦長として本日付で着任する予定の」

P「ああ……そうか、発令通知は回っているのか。挨拶が遅れたが改めて、国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊のP少佐だ」スッ

夕美「あ、相葉夕美中尉です」

文香「鷺沢文香……少尉、です」

ありす「橘ありす少尉です。私のことは橘と呼んでください」

藍子「高森藍子少尉です。少佐、よろしくお願いします」

P「よろしく頼む。あと、シャトルの移動中に広報を見させてもらった。なんでも国連所属のアイドルユニットを5人が組んでいると――」

夕美「あ、あのっ、少佐!」

P「なんだ?」

夕美「あ、あのー……新田少佐のところへ行かなくても、い、いいんですか?」

P「しばらくすれば戻ってくるだろう? 俺は制服のまま出撃したから特に着替えることもないが……ん、よく見たらみんなもパイロットスーツを着ているのか」

文香「戦闘中、このブリッジにいる場合は……私たちはパイロットスーツの着用を、義務付けられているので……」

P「そうか……フレイヤの運用マニュアルは後で目を通しておく。みんなもパイロットスーツから着替えてきて構わない。戻ってきたら打ち合わせをさせてくれ」

藍子「あの……そういうことじゃなくて、ですね……」

ありす「……この人、絶対知らずにこの艦に来たみたいですね」

P「さっきから何の話を――」

ピピピッ!!


ありす「通信です。美波さんからです……あの、P少佐」

P「どうした?」

ありす「美波さん……新田少佐が部屋に来てほしいとのことです」

P(部屋? 艦長室のことか……)

P「分かった。用件は?」

ありす「とりあえず行って下さい。部屋はガイドコンベアで自動で向かうことができますので」

P「分かった。すまないがみんな、着替えたら会議室で待っていてくれ。すぐ戻ってくる」ヒュッ

パシュンッ!


藍子「……ど、どれくらい、時間掛かるのかな?」

文香「さあ……私は、直接したことがないので、見当もつきませんが……」

ありす「とりあえず、1時間くらい時間を置いておきましょうか。着替えて食堂でご飯でも食べていましょう」

夕美「そうだね。美波ちゃん、どうなるのかなぁ……」

……
…………

――フレイヤ(美波の部屋前)

ピッ!

P「新田少佐、Pだ。用件は?」

美波『……開けているので、入ってください』

P「分かった、失礼する」


パシュンッ!


――――
――

――深夜、奈緒の部屋


奈緒「さ、さっきまで戦闘シーンが続いていたところだったのに……び、BGMが突然無くなって、なんか雰囲気が怪しくなってきたぞ……」ドキドキドキドキ……

奈緒「最初のほうで……あ、藍子と夕美に似たヒロインのオナニー描写があったってのに……」

奈緒「こ、この流れは……Pさん似の主人公と美波似のヒロインのセッ、セッ……」

奈緒「……つ、ついにあたしもこれで正真正銘のエロゲープレイヤーになるのか……!!」ドキドキ


奈緒「……!」キョロキョロ

奈緒(……か、母さんとか、起きて部屋に入ってきたり、し、しないよな……?)

カチッ、カチッ……


――――
――

――フレイヤ(美波の部屋)

パシュンッ!

美波「……」ハァ、ハァ……

P「新田少佐? パイロットスーツも着替えないで……」

美波「……」ハァ、ハァ……

P「どうした、息を荒げて……戦闘で被弾していたのか? 医療班からメディカルチェックを――」

ブンッ!

P「なっ……」

ドサッ!!

美波「……」ハァ、ハァ……

ギシッ……

P「ど、どうした、新田少佐……何故俺をベッドに……」グググッ……

ギュッ!!

P「ぐっ!? な、何を……!!」グイッ!

ズキッ!!

P「……っ!」ビクッ!


美波「……ふ、ふふふ……ようやく、来ましたね」ニヤァ……

ギシッ、ギシッ……

P「……押し倒されに来たわけじゃないんだが。用件は何だ?」

美波「ふ、ふふ……知らないんですか? あなたがこの艦に来た意味……」

P「新造艦と戦闘機の運用テストと聞いている、それ以外は――」

ピッ! ブゥン……

P「スクリーンモニター……」

美波「違いますよ? あなたの一番大事なお仕事は……私たちとセックスすることなんですよ?」ニヤァ

P「……は?」

美波「ほら……この発令通知。私からあなたに見せるように上から直接回ってきたものですよ……読んでみてください」ピッ!

P「……AS-7274フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦フレイヤの新艦長をP少佐とする。戦闘時の艦長権限はP少佐へと全面移行される」

P「……ただし、戦闘時にVIS-01またはVILS-02に搭乗したパイロットに対し、ゾーニング状態を解消させるため階級差を問わず、艦長はパイロットの命令に一定時間従うこと」

美波「はい、よく読めました♪」

P「この……ゾーニング状態というのはなんだ?」ググッ……

美波「……詳しいお話は私がスッキリした後に説明しますけど……早い話、P少佐が私たちの言われたとおりにセックスをしないとダメっていうお話です。分かりましたか?」

P「……マジ?」

美波「マジ、です」

ガバッ!!

ジジーッ

美波「ふふふ……これがおちんちん……男の人の、本物の……」ドキドキ……

スッ……

シュッ、シュッ、シュッ

P「くっ……う、やめろ……」ググッ

美波「やめろ……ですって? あなた、さっき私に、戻れと命令しましたよね? あの時、私は従いましたけど……」

シュッシュッシュッ!!

美波「いまは……あなたが私の命令に従う番なんですよ?」ニヤァ

ムクムクムク……

P「う……なんの冗談だか……」

美波「ふふっ♪ こんなに大きくなるんですね……普段使っているディルドーよりも太くて、熱い……」スリスリ

シュルッ……パサッ

P「……パイロットスーツは脱ぐのか」

美波「そうですよ? そうじゃないと、おちんちん挿れれないじゃないですか?」

美波「だけど、その前に……」グイッ!

P「むぐっ……」

美波「私のここ……舐めてください……早く……!」ハァ、ハァ、ハァ……

P「……」イラッ

美波「ほら……命令ですよ? 私はこれから、挿れるまえにあなたのおちんちん舐めてあげるんですから……」

P「どこを舐めればいいんだ? ほら、言ってみろ」

美波「……ど、どこをって」ビクッ!

P「命令なら具体的に言ってくれないとな……俺のがしゃぶるられる分には全然構わんが……」

美波「……」

P「ほら、どうすればいいんだ? 雰囲気が出るように言ってくれると嬉しいが……こうしてくるってことは、それなりに分かるだろう?」

美波「……わ、私の、お、おマンコ……舐めてください」プルプル

ピチャッ

美波「ひうっ!?」ビクッ!

P「んっ……よく、言えたな……言おうとしている間に、随分興奮してきたのか……勝手に濡れてきて、面白かったぞ……」ヂュッ!ズズッ!!

美波「んっ、んんっ! わ、わたしも……!」ジュプッ!

ジュプッ、ジュプッ!

P「ん……歯も立てないで……ち、ちゃんとやれているじゃないか……気持ちいいぞ……」ピチャッ、ピチャッ……

ヂュウウウッ! ズズッ!!

美波「ん゛ん゛っ!?」ビクッ、ビクンッ!!

プシャアアアアアア……

P(わざと音を立ててみたら……興奮しすぎて雰囲気でイッたのか……)

美波「あ、ああ……あ……」ビクッ、ビクッ……

P「……もう満足したか? 済んだなら、これ以上は――」

グイッ!

美波「ま、まだ……お、おちんちん……挿れないと……」クチュッ、クチュッ……

P「お、おい……本当にやるのか?」

美波「やりますよ……何の為にこうしていると思っているんですか? もしかして、初めてなんですか……?」ハァ、ハァ、ハァ……

ヌルッ、ヌチュッ……

美波「でも私も……道具ではたくさんしましたけど、男の人とするのは初めてなので……でも、私がずっと上ですからね♪」

ヌプププププッ!!

P「くっ……!」

美波「ひぎっ……! あ、ああ……」ピクッ、ビクッ……

ビクッ、ビクッ……

美波「は、入っちゃった……男の人の、おちんちん……すごく熱い……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「し、少佐……」ググッ!

ギュッ!

P「ぐっ!?」

美波「ふ、ふふ……暴れないでください……わ、私が動いて満足するまで……イったらダメですからね?」ズチュッ!ズチュッ!

パンッ!パンッ!パンッ!!

P(こ、こいつ……ほ、本当に初めてなのか……?)

美波「ん、んっ……あっ、ああ、本物のおちんちん……太くて、熱くて……あっ、気持ちイイ……」パンッ!パンッ!パンッ!!

P「くっ……腰の動きが……どれだけ動く気だ……うっ……」

美波「はっ、はっ……はあ……はっ……!」ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!!

P「こ、これ以上激しく動かれたら……ううっ……」

パンッ!パンッ!パンッ!!

美波「あっ、ああ、ダメ、まだ、もう……イきそう……あっ、あっ!!」ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!!

P(さ、先にイかせておかないと、これは……!!)グイッ!!

美波「へぇっ?」ビクッ!

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!!

美波「あぁっ!? あひっ! あっ、あっ、あんっ!! し、下から……!!」ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!!

P「ほ、ほら……早く、イってしまえ……!」

美波「あっ、あ゛あ゛っ!! イ、イグッ! あっ、あんっ! あ゛……」ビクンッ!ビクッ!ビクッ!ビクンッ!!

プシャッ……

P「お、俺も……もう……くっ……!」


1.中に出す
2.外に出す
↓1

2

>>133
2.外に出す

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「くっ……で、出る……!!」グイッ!

美波「んぁっ!?」ズルッ

ドビュッ!ドビュッ!!ビュルルルルルッ!!

P「うっ……ふっ、う……」ビクッ、ビクッ……

ビチャッ、ビチャッ……

美波「あ、ああ……」ハァ、ハァ、ハァ……

美波「お、おマンコに……精子、たくさん掛かって……あ、熱い……」ドロッ……

P「そ、そりゃあ、いくらなんでも中は……ど、どうだ……もう、満足したか……?」ハァ

美波「は、はい……ふふ、おちんちんだと……こんなに、気持ちよくなれるんですね……」ピクッ、ピクッ

P「そりゃあ、どうも……」

美波「これから、よろしくお願いしますね……新艦長さん……♪」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:新田美波
戦闘適正      :52(Dランク)→57(Dランク)
オペレーター適正 :83(Aランク)
指揮官適正    :74(Bランク)
性欲        .:30(初期値)→60(戦闘直後)→45(セックス後)
モバPへの親愛度.:10(並)→30(並)

――数時間後、フレイヤ(会議室)

P「……というわけだ。これより2時間の準備作業後、フレイヤは中継コロニーに立ち寄る。補給を済ませた後、木星圏への移動を開始する」

美波「文香さんとありすちゃんは、入港手続きと出発準備をお願いね。藍子ちゃんは2人のサポートで、夕美ちゃんは待機」

文香「了解……しました……」

ありす「それでは整備班の状況を確認しておきます。恐らく被害箇所の修復についてはあらかたの済んでいるとは思いますが」

整備長「ま、修復作業は大体終わってるよ。あとは機材を戻すだけだ」

P「わかった。それじゃあ俺は少し席を外す。整備長、済まないがこちらに格納されている新型、仕様の確認をしておきたい。見せてもらってもいいか?」

整備長「それは構いませんよ。丁度MkⅡの整備も終わる頃でさぁ」

文香「ヴァルキュリアでしたら……ブリッジに、ミーミルを搭載しているので……アルヴィスより仕様を閲覧できますが……」

P「いや、現物があるなら直接確認しておきたい。鷺沢少尉は作業のほうを」

文香「……了解です」

夕美「私は待機かー……それじゃあ、プロデューサーさんについていこうかな?」

P「……プロデューサー? いや、すぐ終わらせるつもりだ。相葉中尉はブリッジで待機だ。新田少佐、あとは頼む」

美波「分かりました」

P「それじゃ整備長」フワッ

整備長「あいよ、それじゃあお嬢ちゃんたち、少佐借りてくぜ」フワッ

パシュンッ!

美波「さてと、各班からの報告はっと……」カタカタカタッ

夕美「……」

文香「……」

藍子「……」

ありす「……あの、美波さん」

美波「どうしたのありすちゃん?」

ありす「P少佐とのセックスはどうでしたか?」

美波「ぶっ!!」

夕美「あっ、ありすちゃん!?」

藍子「そ、そのお話しは……」

文香「……」ドキドキ

ありす「いずれ私たちも、出撃した美波さんと同じように、P少佐にセックスしてもらうんですよね?」

夕美「そ、そうかもしれない、けど……う、うわぁ……そういえば、そうなんだよね……」

ありす「なので後学として、どうだったのかお話しを聞いておきたいと思ったので……それで美波さん、どうでしたか?」

美波「そうね……ヴァルキュリアに乗った後だったからかな? 私、今日のセックスが初めてだったけど……」

文香「……」ゴクリッ


美波「……すっごく気持ちよかったかな♪」ニコッ


……
…………

――フレイヤ(廊下)

P「そういえば整備長……知ってただろ?」

整備長「何の話ですかい?」

P「俺がこの艦に配属された理由」

整備長「いや……みんな知ってますぜ。たしかに嬢ちゃんたちとヤっちゃうのは外部に漏らすわけにはけないんで非公開でしたけど」

P「俺も聞いてなかったぞ……」

整備長「ま、いいんじゃないですか? あの嬢ちゃんたちみんな可愛いし、男なら嬉しいでしょうに!」

P「いやあ……時と場合と状況によるだろう……仕事でこれは正直しんどいぞ……男娼にされた気分だ」

整備長「そんなもんですかね。まあ、気楽にやりましょうや。俺もようやく気楽に話しできる上司が来てくれて助かりましたからね」

P「そうか、ブリッジクルーがほとんど女性だけだからな……俺も、整備長がいてくれてよかったよ」

整備長「がははっ! ま、これから頑張ってくだせえ!」

P「頑張るよ……」


――――
――

――早朝、奈緒の部屋

奈緒「……やべっ、もうそろそろで5時か。確かプレイは22時から5時までって書いてたな……キリがいいし、今日はこれでやめるか」カチカチッ

奈緒「……」

奈緒(Pさん似の主人公と美波似のヒロインが快楽セックスをする同人エロゲー……)ワナワナ

奈緒「あ、晶葉と比奈は……な、なんて物をあたしにやらせようとしたんだ……い、いや、もうやっちゃったけどさぁ……!!」フルフル

奈緒「こ、これ、今日事務所行くのに、プロデューサーたちに会うときどんな顔すればいいんだよ……!!」

奈緒「しかも、しかも! ありすってまだ18歳未満じゃん! あ、そ、そうか、エロゲーだから登場人物は全員18歳以上だから問題ないのか……じゃなくて!!」ブンブンッ!!

奈緒「こ、これ、返そうかな……いや、で、でもせっかくここまでやったんだし……」

奈緒「一周分くらいなら、や、やっても、いいよな……?」


奈緒「……あ、今日、仕事なのに……もう、5時……」

……
…………

というわけで、キリもいいので>>1はそろそろデレステで順位戻したいので本日はこれで終了します。
初っ端からこっちで勝手に作った用語をバンバン出していく内容になってるのでこれ大丈夫か?と思いながらやってましたが果たして
あと最初エッチなところは一人称でやろうと思ったんですが、サンプル作ってみたときに一人称に唐突に切り替わるがちょっと可笑しかったのでやめました。
ついでに奈緒がエロゲーをやっているという設定にしたのは18歳未満のアイドルも18歳以上のアイドルとして扱えるようにするための策です。

まあ、明日と明後日は>>1は仕事なのですが……2、3日後くらいにまた再開できたらいいなと思っています。

本日はお付き合い頂きありがとうございました。

マクロスみたいな戦闘シーン勝手に想像してるからエロパートとのギャップがやべぇ

>>160
>>1はエッチなマクロスみたいな話をモバマスでやりたいなーと思いつつ以前書いていたスレが打ち切りになった後に今回のシナリオをぼちぼち作っていました。
そんな中でなんかエッチになりそうなイベントが降ってきたので思い立った後に登場人物総入れ替え、一部設定を差し替えてスレを開始しました。

どなたかいらっしゃれば14時くらいに少し再開します。仕事が夜からになったので

――午前、事務所

奈緒(ね、眠い……)ズーン……

奈緒「おはようございまーす……」

P「……おはよう」カタカタカタッ

奈緒「……はっ!?」ビクッ!

奈緒(そ、そういえばPさん……昨日は美波とあんな激しく……)ワナワナ

奈緒「って違う違う!! ゲームの話だ、それは!!」ブンブンッ!!

P「なんだ奈緒、1人で暴れて……」ハァ

奈緒「な、なんでもないっ! なんでもないから!!」

P「元気なのはいいが……現場行くまでにガス欠するなよ……」

奈緒「べ、別に元気じゃ……ん? そう言われると、なんだかPさんも元気なさそうだな」

P「最近忙しいからな……昨日もそれなりに寝たはずだが全然疲れが取れん。むしろなんか疲れた……」ハァ

奈緒「まあ、なんか目まぐるしいときって、そんなもんだよなぁ……」

……
…………

――夜、奈緒の部屋

奈緒「もう22時・・・…さて、今日もやるか」フーッ

奈緒「確か、どこかのコロニーに寄るかって話のところで中断したんだよな」カチカチッ

奈緒「えっと、セーブデータを選んで、と」カチッ

奈緒「おっ、ロード中に謎の計器と通信中の文字が! そっか、SFだからメカニカルな画面演出になってるのか。比奈がいるからか晶葉も妙に凝ってるなぁ」

奈緒「さて……今日はどこまで進めれるかな……」


――――
――

――仮想戦闘空間

藍子『わっ、わわっ!』ギュンッ!

夕美『藍子ちゃん、機体制御もっとゆっくりやって! そこはスラスター噴かせないと!』

P「高森少尉、少し落ち着け。レバーを引いて、ある程度は姿勢制御プログラムに任せるんだ」

藍子『ああっ!?』ヒューン……

夕美『あ……』

P「……少し中断するか」


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

パシュンッ!!

藍子「はあ……」ガクッ

夕美「これでシミュレーター起動してから戦闘プログラム開始前に終了したの5回目……大丈夫?」

藍子「だ、ダメです……とっても難しくて……」

P「新田少佐と相葉中尉以外は基礎的な操縦技術が壊滅的だな……戦闘機搭乗シミュレーターでの訓練は受けたんだろう?」

文香「確かに、シミュレーターでの訓練は受けましたが……私たちの場合、初めからヴァルキュリア専用のシミュレーターでの訓練でしたから操縦の大部分は脳波制御を主としているので……」

P「それはそれで汎用性が無いな……」

ありす「そもそも、私たちにはヴァルキュリアがあるじゃないですか。どうして、今更グレイプニールの戦闘機搭乗シミュレーターで訓練する必要があるんですか?」

P「乗れないと困るだろう? 前回の戦闘では、VILS-02が2機とも整備中だったから新田少佐のVIS-01だけで出撃したじゃないか」

P「俺が乗ったVILS-01に他のメンバーが乗れていれば、少なくとも新田少佐1人で前線に出ることもなかっただろうに」

ありす「それは……そうですけど……」

P「まあ、新田少佐以外のメンバーでもVIS-01に乗れればいいんだが……現時点では無理か」

文香「そうですね……試作型に搭載されているヴァルキュリアシステムは、MkⅡとは仕様が異なりますから」

藍子「あ、あれ? そうでしたっけ……?」

ありす「そうですよ。ヴァルキュリアシステムは各機体共通仕様の360度フルスクリーンモニター、擬似立体音響、運動制御補助プログラム用の脳波受信装置の3つと……」

ありす「私たちが着用する専用パイロットスーツを合わせた上でシステムとして成立しています」

ありす「システム起動中はフルスクリーンモニターにより映される光景、擬似立体音響から伝わる音、そして脳への情報伝達率をより高度にすることによって」

ありす「搭乗者の恐怖心、闘争本能を活性化させて人間の生存本能を莫大に発現させることでゾーニング現象を発生させます」

ありす「ゾーニング現象とはスポーツ選手でいうゾーン状態と近しい状態を指していて、この状態になることで搭乗者の反応速度、状況判断力が向上し、より高次元の戦闘が行えるようになります」ドヤァ

P「よく言えたな、橘少尉」

ありす「これくらい、私も搭乗者の1人ですから当然です」フンスフンス

美波「ただし搭乗者がゾーニング現象に移行した後は、システムとダイレクトリンクしているパイロットスーツから、電気信号が随時身体全体に送られることでゾーニング現象を維持しているのよ」

美波「MkⅡのシステムでは、生存本能が活性化した搭乗者のバイタルが異常値に達したときに、セーフティが働いて一時的にシステムが閉塞するけど……」

美波「試作型はお構いなしにゾーニング状態を維持させようとシステムが頑張っちゃうから、戦闘経験の少ないみんなが使うには危ない代物なのよ」

文香「そして……強制的にゾーニング状態が維持されたため、戦闘終了後も私たちの身体には……後遺症として、ゾーニング現象が残ってしまいます……」

文香「生存本能が活性化されたことにより襲ってくる……激しい性衝動を発散させなければ、ゾーニング状態を解消することが……できないので」チラッ

美波「……」

夕美「……」

ありす「……」

藍子「……」

P「無言でこちらを見ないでくれ」

P「……まあ、高森少尉たちでもシステムが閉塞状態になってから変わらず機体の操縦が出来るのは、脳波受信装置だけが稼動するような仕掛けがあるからだ」コホンッ

美波「ま、まあ、つまりみんなが普通の戦闘機に乗れるようになれば、VILS-01にも乗れるようになるっていうことだから、ね?」

ありす「それは……わかりましたけど」

P「相葉中尉は戦闘機の操縦経験こそあれど、直接戦闘に参加したのはこの艦に来てからと聞いている。現時点では、高森少尉たちと差はあまりないからな」

夕美「うっ……プロデューサーさん、はっきり言うね……」

P「……前から気になっていたんだが、そのプロデューサーサンというのはなんだ?」

夕美「えっ?」

美波「えっ?」

ありす「えっ?」

藍子「えっ?」

文香「ご存知……ないのですか?」

P「ああ……」

美波「……私の部屋に別の発令通知があるので、お渡ししますから来てください」

P「いや……艦長室に持ってきて見せてくれ」

美波「どうしてですか?」

P「前のような目にはあまり遭いたくない」

美波「あっ、あれはヴァルキュリアに乗った後だからですっ! 平常時はそんなことしませんからっ!! せ、セクハラですよ!」

P「どっちがだ……ならいいけど、とりあえず今日の訓練はこれで終了にしよう。各自通常勤務に戻ってくれ」

……
…………

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

カチッ!カチッ!カチッ!

ピピピーッ!

ピピピーッ!

ピッ!

大佐『どうしたね。何度も通信回線を開いて……ん? なんだ、キミかね』

P「大佐、なんですかこの仕事は」

大佐『ああ~。どうだね、嬉し恥ずかしな仕事だろう? 私も直接言い難くてね、現地で彼女たちから伝えてもらおうと思っていたんだよ』

P「色々言いたいことはありますがそっちは最悪どうでもいいです。それよりも何ですかこの仕事は!」バンッ!!

大佐『ん? その資料は……あぁ~、思い出したよ。そういえば、発注書にはそんなことが書いてあったなぁ』

P「何なんですか、この国連所属アイドルユニットであるアインフェリアのプロデューサーというのは」バンッ!バンッ!

大佐『そう怒らないでくれよチミィ……正直プロジェクトヴァルキュリアのほうが優先だったからそっちの話はすっかり忘れてたよ』

P「発注書と契約書のコピーを転送してください。フレイヤに来てから事前に聞いていない仕事が多すぎます」

大佐『す、すまん、それは無理なんだ……ヴァルキュリアの機密事項部分が書かれたものだから複製できなくてだね……』

P「それなら後日で構いません、フレイヤ着任後の私の業務で他に抜けがないかご確認しておいてください」

大佐『う、うむ。わかった』

P「大体アイドルのプロデューサーとか……専属を寄越せばいいでしょうに」

大佐『ま、まあ普段の彼女たちなら専用の訓練プログラムでレッスンに励んでいるだろうから……ほ、ほら、詳しい資料なら後で転送させるよ』

※イベントフラグが成立しています。


大佐『ところでキミ……先日アルヴィスに転送された戦闘データ、アーカイブから見させてもらったよ。……乗ったようだね、戦闘機に』

P「……もう閲覧していましたか」

大佐『フレイヤにはミーミルを搭載している。艦の記録が自動転送されているから……それにしても、いつ以来だろうね』

P「まあ……久しぶりです」

大佐『乗れないことはないと分かって、良かったじゃないか。色々考慮して、指揮官として着任させたが……私もある意味安心したよ』

P「結果的に指揮官としての仕事は放り投げてしまいましたが……それにしてもこの艦はよく3ヶ月持ちましたね。まともな戦力が新田少佐だけで、沈んでいないのが奇跡と思いましたよ」

大佐『彼女もそれだけ、腕の立つパイロットということだよ。キミに比べたら可愛いものだろうがね』

P「現状、この艦の戦闘力は艦と機体性能に依存しすぎています。シミュレーターで最低限のことは叩き込むつもりです」

大佐『任せるよ。しかしあれだね、ボロクソに言われても艦も戦闘機も無事ということは、やっぱり今回の新型は優秀ということか……』

P「私が搭乗していた頃のグレイプニールと比べると随分変わりました。かなり機体性能が向上されているのが少し触っただけで分かりますし」

大佐『うむ、そうでなくては困るからな。あと良い話が1つ、本部ではキミの戦闘記録から新型機の開発に着手するか検討するらしい』

P「乗れると分かったらそれか……いえ、不要です。それよりもグレイプニールMkⅤを1機頂ければ。難しければ第2世代辺りでも構いません」

大佐『いや、それはそれでこっちにも事情があってだね……まあ、まだ検討前だから、ね?』

P「……了解です」

大佐『それじゃあ、私は会議があるのでこれで失礼する。とりあえず木星圏までは頼むよ』

P「はっ」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

美波「あら、大佐とのお話しは終わったんですか?」

P「一応な」

夕美「あっ、おかえりなさいプロデューサーさん」

P「ああ……資料は読んだが、それやめないか?」

夕美「なんでですか? 私たち、戦闘時以外はP少佐のことはプロデューサーって呼んで構わないって通達が来ていましたけど」

P「そうは言うが、アイドルの仕事なんて俺は知らないぞ。やってやれることがない」

ありす「基本的に、私たちも専用プログラムでレッスンを受けていますからね。素人のP少佐に具体的に何かをお願いすることはないかと思いますが」

藍子「でも、レッスンの結果で良かったところや、ダメだったところがあれば、そういうことを教えてもらえれば嬉しいなって思っていますよ」

P「まあ……仕事だしな。潰しておかなければならない仕事が多いからまだ様子は見れないが、何とかしておく」

文香「P少佐、美波さん……ギチトーの入港手続き、完了しました。コード……発行されています」

ありす「整備班と医療班から、優先補給物資のリストも提示されています。コロニー、ギチトーでの搬入作業は2日程度で見積もりしています」

P「分かった。予定している進路から外れるようであれば教えてくれ。艦の制御はオートメーション機能に移行して構わん。監視は鷺沢少尉と高森少尉で交代しつつ頼む」

文香「必要なときに……オートモジュールを、少し触るだけですから……大丈夫です」

藍子「それじゃあ、4時間交代でやりましょう。寝るときは8時間交代で」

文香「はい……」


……
…………

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

P「VILS-01のカタログスペックは十分だがな……乗れるのが現状俺だけというのは勿体無いが」

P「後は、艦の戦闘記録を見た限りだと、毎回酷い結果だ……撃墜は無いが弾も相当無駄にしている。長距離航行になると補給が追いつかなくなるぞ、これは」カタカタカタッ

P「そういえば整備長から聞いたな。拡張スロットの規格はグレイプニールと共通か……ふむ」カタカタッ

P「……もうこんな時間か」ハァ

P「……プロデューサーは、担当アイドルの状態管理をしておかなければならないんだったか」

P「はあ……」ギシッ


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.藍子
6.他のことをする
↓1

――フレイヤ(食堂)

藍子「あ、少佐……お疲れ様です」

P「高森少尉か……休憩中か?」

藍子「はい、今日の夜勤は私なので、いまのうちにご飯を食べちゃおうかなって。少佐もこれからご飯ですか?」

P「ああ」

藍子「それなら一緒に食べませんか? 私他のみんなとタイミングが合わなくて、私1人で食べようと思っていたんです」

P「大丈夫だ。いま食券を取ってくるから、待っていてくれ」

藍子「はいっ」


……
…………

――数分後

藍子「……」

P「……ん、どうした、食べないのか?」

藍子「あの……ご飯、それだけでいいんですか?」

P「ああ」

藍子「ご飯とお味噌汁と漬物とサプリメントって……」

P「十分だよ、美味い。少尉が頼んだのは天ぷら蕎麦か?」

藍子「ふ、普通食堂に来るならこういうものを頼みますよっ……少佐、もっと食べないと持ちませんよ?」

P「土星圏にいた頃と比べたら、普通の飯が食えるだけで贅沢だよ」

藍子「……土星圏、そんなに大変だったんですか?」

P「頻繁に戦闘が起きているせいで、休憩もままならない時が多かったからな。食堂で食べる飯も、こういうものはほとんど無かったからな」

藍子「そうだったんですか……」

P「それに前線に出ている者のことを考えると、俺だけ温かい飯を食うわけにはいかない」

藍子「……私たちって、贅沢なんでしょうか」

P「どうした、突然?」

藍子「確かに私たちも、キラー・ビーとの戦闘を行っていますけど、火星圏宙域は後方だし、土星圏みたいに激しい戦闘があるわけでもなくて」

藍子「木星圏のように、色んな宙域との中継地点にいるわけでもありませんから」

藍子「交代でもちゃんとお休みを取れて、レッスンする時間もあって、アイドルのお仕事もやって……」

P「……」



1.P「いいじゃないか、それで」
2.P「そのうち、この艦も似たような状況になる」
↓1

1

>>223
1.P「いいじゃないか、それで」


P「いいじゃないか、それで」

藍子「そう……ですか?」

P「ああ、しばらくぶりに土星圏から離れて思ったよ。戦闘こそあれど、ここは平和だって」

P「少尉とこういう時間が取れるということは、土星圏で皆が蜂を食い止めて……平和な時間を作ることが出来ているからだ」

P「俺も……土星圏にいたときは、他の誰かが1日でも長く平和に過ごせるようにと戦っていた」

P「だから、少尉とこうした時間が過ごせるということは、俺たちが戦っていた時間は無駄ではなかったと分かって、嬉しい」

藍子「そ、そうですか……なんだか、そう言われると、複雑です」

P「そうか?」

藍子「ずっと、誰かに守ってもらっているんだなって……頑張っているつもりでも、誰かがもっと頑張っているんだって思ってしまって」

P「少尉はこれからだろう? ヴァルキュリアの運用テストが終わったら実戦配備だ。それに、アイドルの仕事がある」

P「土星圏にいたときはそういった広報には見向きもしなかったが、人のことを考えれば、そういった仕事だって大事だし、誰にでも出来る仕事ではない」

藍子「そう、ですか……ふふっ、なんだかそういって頂けると、ちょっと嬉しくなりました」

P「そうか。なら早く飯を食べて、しっかり休憩をしておけ。あまり長く休憩していると、鷺沢少尉が不貞腐れるぞ」

藍子「わ、わかってますっ。あ、そうだ……どうぞ、少佐」ヒョイッ

P「……芋天か、食べないのか?」

藍子「私とご飯を食べるのが少佐の言う平和っていうことなら……平和のおすそ分けです」

P「……ありがとう」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :2(Gランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:30(初期値)
モバPへの親愛度.:20(並)→35(並)

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

藍子「お疲れ様です、少佐」

P「少尉だけか……他のみんなは寝ている時間か」

藍子「はい。私は先ほど文香さんと交代したばかりなので。少佐は寝なくてもいいんですか?」

P「新田少佐が起きるまでは艦長席に座らせてもらう。眠くなったらここで仮眠でも取らせてもらうさ」

藍子「大変ですね……お仕事が残っているんですか?」

P「大佐から渡されている分が少しな。あとはフレイヤの運用マニュアルを頭に入れておかなければならん」

藍子「無理しないでくださいね。あ、私1人でも大丈夫ですから、眠くなったら本当にお休みしてくださって大丈夫ですからね?」

P「そのつもりだ。あと少尉、ミーミルが使える端末はないか? 艦長室の端末には設置されていなくてな」

藍子「それでしたらブリッジにある端末ならどれでも使えますよ。アルヴィスの閲覧ですか?」

P「土星圏と木星圏の艦やコロニーから転送されてきている直近の記録を参照したくてな。部屋でやろうと思ったが見れなかったんだ」

P「補給が済んだらフレイヤも木星圏へと向かうし、いまのうちに状況を把握しておかないとならん」

藍子「私はアルヴィスへの参照権限は2層までしかないですけど、少佐はどこまで見れるんですか?」

P「新田少佐と同じくらいの権限があると思っておいてくれ」

藍子「はあ……」

藍子「……♪」カタカタッ

P「……そういえば少尉、直近の戦闘記録を見たが」カタカタッ

藍子「は、はいっ」ビクッ

P「……弾を無駄に使いすぎだ。いつもミサイルを使い切っているようじゃないか」

藍子「す、すみません……MkⅡに乗っているとき、システムが閉塞してからは特に焦っちゃって……」

P「まあ……追々慣れてくれればそれでいい。ただ……」

P「戦闘終了後、一定時間を置かないと再出撃できないというのは、どうにかならないのか?」

藍子「す、すみません……何とか、頑張ろうって思っているんですけど」

P「少尉が戦闘に参加できない場合、必然的に他のメンバーへの負荷が高くなる。実戦だけでなく訓練である程度慣らしておこう」

藍子「はい……」

P「……邪魔をしたな。仕事に戻ってくれ」

藍子「了解です」カタカタッ

P(ミーミルからアルヴィスへ接続。土星圏からきている最新の更新履歴は……ん、蜂の新種か? この間大型が確認されたばかりだというのに……)

P(……)



『非常に、ナンセンスだ……だが、貴様は……生き、ろ……』

『P……Pさん、逃げて……ああっ!!』



P(……まだ乗らなければならないのか、戦闘機に)

P(だが……この現状だと、そうも言ってられない。仕事であれば仕方が無い)

藍子「少佐、ところで――」

ビーッ!ビーッ!!


P「警報……高森少尉!」

藍子「はい! モニター……出ます。艦右舷前方距離3500、キラー・ビーです!」

P「アナウンスだ。コンディションレッド、待機中のフレイヤを戦闘態勢に移行させる」

P「少尉はアナウンス後、パイロットスーツに着替えてMk2へ搭乗。ブリッジにメンバーが集まるまでは俺が代わりに操作する」

藍子「で、でも……」

P「時間がない。少尉、急げよ」

藍子「は、はいっ」カタカタカタッ!


『コンディションレッド、コンディションレッド。艦右舷前方距離3500、キラー・ビー出現』


P

……
…………

>>240訂正

藍子「少佐、ところで――」

ビーッ!ビーッ!!


P「警報……高森少尉!」

藍子「はい! モニター……出ます。艦右舷前方距離3500、キラー・ビーです!」

P「アナウンスだ。コンディションレッド、待機中のフレイヤを戦闘態勢に移行させる」

P「少尉はアナウンス後、パイロットスーツに着替えてMk2へ搭乗。ブリッジにメンバーが集まるまでは俺が代わりに操作する」

藍子「で、でも……」

P「時間がない。少尉、急げよ」

藍子「は、はいっ」カタカタカタッ!


『コンディションレッド、コンディションレッド。艦右舷前方距離3500、キラー・ビー出現』


……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

美波「少佐!」

ありす「お、遅れました!」フワッ

文香「すみません……状況は……?」

P「蜂が2匹、距離3000だ。周辺宙域への警報は出している」カタカタカタッ

P「ティルウィング待機状態に移行、レーヴァテイン1番装填済み、アルヴァルディ装填準備中だ」カタカタカタッ

ありす「1人でやっちゃったんですか……」

P「つい先ほど、高森少尉がシューターからカタパルトに向かった。俺も出る」

美波「ええっ!? あなた指揮官なんですよ?」

パシュンッ!

夕美「遅くなりました! 出撃します!」

P「相葉中尉は待機だ」

夕美「ってえええっ!? い、いきなり……」

P「俺がVILS-01で高森少尉の援護をする。あの訓練を見ていたらどうにも安心できん……」

夕美「ま、まあそう言われちゃうと……」

ありす「でも、これまでの通常戦闘では蜂2匹なら夕美さんと藍子さんのコンビネーションで十分な戦闘が出来ていました」

ありす「この状況で、わざわざP少佐が前線に出る必要はないかと思います」

P「大人には大人の……いや、上司には上司の事情がある。橘少尉、アルヴァルディの装填準備中だ、頼むぞ」

ありす「こ、子供扱いしないでください!」

P「新田少佐、後は任せた。艦に取り付かれる前には落とせるだろうが、増援や伏兵には注意しろよ」バサッ!

シャッ!!

美波「あ……もうっ! 文香さん、VILS-01とMkⅡの準備は?」

文香「どちらも準備できているようです……藍子さんは搭乗済み、P少佐はまもなくカタパルトに到着します……」

美波「分かったわ。2機の出撃に合わせてレーヴァテイン1番を発射、艦は左に寄せます」

夕美「ううう~待機なんて……頑張って、藍子ちゃん……!」

……
…………

――カタパルト(ヴァルキュリアMkⅡ機内)

藍子「戦闘……キラー・ビーは2匹……」パチッ、パチッ!

ピピッ!

ブゥン……

藍子「撃墜されないように、慎重に、慎重に……」

ピピピッ!

P『高森少尉、落ち着け』

藍子「し、少佐!? あ、あれ、夕美ちゃんじゃないんですか?」

P『俺がフォローに回る。好き勝手やれとは言わんが、コンビネーションは合わせる。それに必要ならこちらから指示を出す』

藍子「わ、わかりました」

ピピピッ!

文香『キラー・ビー……距離2500です。藍子さん、P少佐……出撃お願いします』


藍子「は、はいっ! MkⅡで高森藍子、出ますっ!」

P『出撃する』

ギュンッ!!

……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「VILS-01、MkⅡ、出撃しました……MkⅡはヴァルキュリアシステムの起動を確認……藍子さんのバイタル、正常値です……」カタカタッ

ありす「レーヴァテイン1番、発射しましたが回避行動を取られました。美波さん、ティルウィングとアルヴァルディの発射タイミングの指示を」カタカタッ

美波「モニター拡大して、蜂の種別は?」

文香「羽がF型よりも大きい……照合取れました、2匹とも通常種F型よりも高機動のS型です」ピピピッ!

美波「2人にデータ転送、ありすちゃん、S型なら最悪突破される可能性があるわ、ブリンガーの準備を」

ありす「わかりました」

美波「アルヴァルディは解除、対空散弾ミサイルマグニに切り替えます」

ありす「はい、忙しいですね」

……
…………

――戦闘宙域

ピピピッ!

藍子「データ転送……どっちもS型、ミサイルじゃ当たらないかも……」


蜂「……」


P『少尉、相手の軌道予測データを送る。グラムで打ち抜いてしまえ』

藍子「は、はい……ターゲットロックします」カカッ!


ピピピピ……


ギュンッ!!

藍子「し、照準が定まらない……よ、予測データで照合しなおして……」


蜂「……!」ギュンッ!!


藍子「早いっ……ま、まず弾幕を張って……3連装ミサイルランチャー、ミョルニル!」ボシュボシュボシュンッ!!

ドガガガガガガガガッ!!

藍子「よ、避けられちゃった……」

ピピピッ!

P『落ち着け少尉、MkⅡはミサイルは4基しか積んでないんだぞ。ロックまでの猶予はある。接近された場合はドラウプニルを使え』

藍子「わ、わかりました……」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

夕美「……」

文香「……」

ありす「……なんだか、P少佐の初回戦闘のときと比べて、何だか機体の動きにキレがないですね」

美波「あ、あの人……もしかして実戦で戦技教導でもやっているのかしら……」

夕美「藍子ちゃん、大丈夫かなぁ……」

美波「文香さん、個別回線繋げて」

文香「はい……」カタカタカタッ

ピピピッ!!

P『どうした』

美波「どうした、じゃないです! 少佐、あなた蜂を落とせるなら早く落としてください!」

P『高森少尉では無理だと判断したら落とす。まだ問題ない』

美波「スクリーンモニターからみえますよ! 蜂2匹ともロックオンしているじゃないですか!」

P『少尉の回避運動については問題ない。鷺沢少尉、聞こえるか? 高森少尉のバイタル値はどうなっている』

文香「バイタル値、まもなくイエローゾーンに達します。通常戦闘ですと……藍子さんは出撃のたびにイエローゾーン、もしくはレッドゾーンまで達してしまいますが……」

P『了解』ピッ!

美波「あっ! ちょっと!!」


……
…………

――戦闘宙域

藍子『ターゲットロック……慎重に、慎重に……』ハァ、ハァ

P(少尉のバイタルはもう少しでイエローか……映像記録を見た限りでは機動についても徐々に良くなってはいるが……)

P(とはいえ、長時間の戦闘をするリスクをこれ以上負う意味もないか)

藍子『も、もう少し……』ハァ、ハァ……


1.藍子に任せる
2.蜂を撃破する

1

>>252
1.藍子に任せる

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P(まだだ、少尉……)

P(ここで俺が倒せば済む話かもしれんが……これからもずっと俺が前線で戦えるわけではない。少尉だけでなく、他のメンバーも……)

P(任せるぞ、少尉)


……
…………

>>255訂正

>>253
1.藍子に任せる

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P(まだだ、少尉……)

P(ここで俺が倒せば済む話かもしれんが……これからもずっと俺が前線で戦えるわけではない。少尉だけでなく、他のメンバーも……)

P(任せるぞ、少尉)


……
…………

――戦闘宙域

蜂「……」ギュンッ!


藍子「まだ……もう、あと少し……ターゲット……ロック!」カカッ!

ピピピピ……ピピッ!!

藍子「い、いまです! グラム発射!」ズドンッ!!


ドガアアアアンッ!!!!


藍子「あ、当たった……!」

ピピピッ!

P『良くやった少尉、後は任せろ』ギュンッ!!

藍子「は、はい!」

P『足の速いS型だろうがこちらが追いついてしまえば関係ない!』ギュオオオオオオ!!!!

ガションッ!!

P『ドラウプニル!』

ドガガガガガガガガガガッ!!


ドガアアアアアンッ!!


藍子「え、ええええ~……」

P『コンディショングリーンだ。高森少尉、帰艦するぞ』

藍子「は、はあ……」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

夕美「……」

ありす「蜂2匹撃破……あの人、藍子さんが蜂を落とした瞬間に残りのS型1匹に並走して、至近距離からの機関砲で蜂の巣にしたんですけど」

美波「え……えええええ……?」

夕美「足が速くて追いつくのが大変だからS型なのに……関係ないって……意味が分からないけど」

文香「……お2人とも、収容完了しました」

ありす「今回、フレイヤの被害はありません。待機中のティルウィングと複合ミサイル発射管を戻します」カタカタッ

文香「警報解除……今回のキラー・ビー出現ポイントから、オートメーション機能での艦の進行ルートを再設定します」


……
…………

――フレイヤ(カタパルト)

パシュンッ!!

バサッ!

P(まあ、こんなもんか……)コツ、コツ、コツ……

整備長「少佐ー! やるじゃないですか!」

P「整備長、済まないが機体を頼む」

整備長「大丈夫ですよ。しかし嬢ちゃんたちのMkⅡの整備も大変だけど、少佐が乗った後のVILS-01は毎回オーバーホールしないといけないから大変ですぜ」

P「乗り方が荒くてすまん。コレもいい機体なんだがな」

整備長「よくまあ、こんな無茶な操縦ばかりさせてるのに旧型のグレイプニールに乗れてましたよ。毎回乗り換えしてたんじゃねえかなあ?」

P「整備長ほどではないが、土星圏の整備士も中々優秀なメンバーがいたからな。それに、俺自身もここに来てから久しぶりに戦闘機に乗ったしな」

整備長「ま、機体は任せといてください。少佐はこの後の仕事、頑張ってくだせえ」

P「そういやそうだったな……はぁ」

……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「……」

美波「あら、少佐?」

文香「もう……お戻りになられたのですか?」

P「ああ」

ありす「藍子さんのところに行くんじゃないんですか? もしかして……『俺はこれから藍子とセックスをしに行くんだ』と事前報告に来たんですか? 変態ですね」

P「勝手に人を変態扱いするな。変態なのは新田少佐だけでいい」

美波「し、失礼なこと言わないでください!!」

文香「ではなぜブリッジに……」

P「いや……一応仕事だし、部屋には行ってみたんだが……いなくてな。部屋にいないなら仕方が無いとブリッジに戻ってきたんだが」

夕美「多分、藍子ちゃんなら浴場に行ってると思いますよ」

P「浴場?」

夕美「はい。私たち用のちょっと大きいお風呂があるんです。P少佐も、場所は知ってますよね?」

P「ああ、艦内地図で確認はしている。そうか、風呂場か」

夕美「ヴァルキュリアに乗るといつもたくさん汗掻いちゃうから……女の子だし、お風呂に入らないとダメですからねっ」

P「そうか……俺は戦闘機に乗ってもあまり汗は掻かないんだがな」

美波「少佐は場慣れしすぎなんです! 藍子ちゃんと夕美ちゃんはそこまで慣れているわけじゃないですから」

P「まあ、風呂場か……行ったほうがいいのか?」

ありす「仕事なんですよね? 早く行ってください」

P「そうか……はぁ」フワッ

パシュンッ!!

――フレイヤ(浴場)

P「ここか……誰かいるようだが、高森少尉か」ピピッ!

P「高森少尉、俺だ。入るぞ」

藍子『だ、ダメです……!』

P「む?」

藍子『あの……も、もう1人で済ませちゃったので……だから、もう大丈夫です。いまは、シャワーを浴びているだけで……』

P「そうか、それならいい。済んだらブリッジまで上がってきてくれ」

藍子『わ、わかりました……』

P「1匹撃破、よくやった」

藍子『ありがとう、ございます……』

P「それでは後でな」ピッ

P(さて……仕事がなくなったし、戻るか)フワッ……

……
…………

――浴場


シャアアアアアアア……


藍子「……生きてる」カタカタッ


シャアアアアアアア……


藍子「私……ちゃんと帰ってこれた……ちゃんと……だから、怖く、ない……」カタカタカタッ

スッ……

藍子「んっ……ん、んんぅ……」クチュッ、クチュッ……


P『1匹撃破、よくやった』


藍子「次も……んっ……ちゃんと、帰って、これるように……」クチュックチュッ……


シャアアアアアアア……


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :2(Gランク)→22(Gランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:30(初期値)→60(戦闘直後)→55(オナニー後)
モバPへの親愛度.:35(並)→40(並)

仕事行くので中断します。明日の夕方頃までに帰れれば
ちなみにエロゲーをプレイしている奈緒が朝日を迎えるまでがお話しの1セットになっています。

どなたかいらっしゃれば13時くらいに少し再開します。

――数日後、火星圏宙域コロニー『ギチトー』入港口、フレイヤ(ブリッジ)


文香「美波さん……ギチトーの守衛から、ガイドラインを……頂きました。フレイヤをガイドライン点灯線上に乗せて入港作業に入ります……」

美波「分かりました。藍子ちゃん、各班から提出されている停泊中のスケジュールは?」

藍子「フレイヤのローカルネットワークに登録済です。各自持ち出し端末への転送、完了しました」

夕美「美波ちゃん、私たちは準備しなくていいの?」

美波「私たちは2日目の出航前に仕事ね……夕美ちゃんとありすちゃんは、管理センターに持っていく衣装と道具の準備をお願い」

ありす「分かりました。今回の荷物は多くないのですぐ済みます」フワッ

美波「あと文香さん、悪いけど少しの間だけ席を離れるわ」フワッ

文香「どちらに……いかれるのでしょうか?」

美波「P少佐に連絡しておかないと。大体の作業は済んじゃったし」

藍子「入港までには戻ってきますか?」

美波「ええ、搬入口を開ける前までには戻ってくるわ」

パシュンッ!


……
…………

――フレイヤ(艦長室)

美波(艦長室にいるのかしら……ロックは開いているわね)

ピッ!

パシュンッ!


P「……」

美波「いた……P少佐」フワッ

P「……」

美波「少佐?」

P「……ああ、すまん。入港準備中か?」ピクッ

ピッ! フゥン……

美波「ギチトーからガイドラインを頂いたので間もなく。何をしていたんですか?」

P「ヴァルキュリアの仕様書を確認していただけだ」

美波「そうですか。ところで、各班のスケジュールを転送しているはずですけど」

P「待て、確認する」ピッ

ブゥン……

P「……外出、搬入作業、待機……ん、アインフェリアのこれはなんだ?」

美波「どれですか?」

P「2日目のこのスケジュール、出航直前までほとんど艦にいないじゃないか」

美波「それはそうですよ。コロニーに立ち寄ったんですから、お仕事しませんと」

P「仕事?」

美波「アイドルのほうですよ。入港手続きをしているときに、アインフェリアが来るって事前通知を出しているんですから」

P「おい、聞いていないぞ」

美波「I@LP、読んでないんですか?」

P「すまん、まだ目を通していない」

美波「私たちのレッスンやアイドルのお仕事のスケジュールとかは、そっちに転送されてきてますからね? 少佐、もしかして管理センターに行かないつもりですか?」

P「ああ、すまんがそっちは元々行くつもりはない。偉いさんとの挨拶は新田少佐に任せる。こっちはこっちでやることがあるんだ」

美波「プロデューサー業務は丸投げですか……やること?」

P「整備班から依頼がきているんだ。昨日本部から新しいパンフが届いたらしい」

美波「向こうから提示されている補給物資のリストですよね。追加発注するんですか?」

P「そこの相談だよ。フレイヤとヴァルキュリアの運用テストで部隊の費用が嵩んでるから、あまり贅沢できん状態だしな」

美波「はぁ……分かりました。それじゃあ今回は私のほうでアインフェリアの仕事は処理しておきますので」

P「頼む。手が空いたらなるべく様子を見に行くようにはする」

美波「まあ、期待しないでおきます」


……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

夕美「あ、お帰りなさい美波ちゃん」

美波「ただいま。入港は完了したのかしら?」

文香「はい……艦はアームに固定しました。整備班はすでに、本日の搬入作業に取り掛かっています……私たちは、どうしますか?」

美波「そっちは整備班に任せておきましょう。私たちもスケジュール入れているし、コロニーに行きましょうか」

夕美「やったー! お買い物!」

藍子「そういえば……P少佐はどうなされる予定なんでしょうか?」

ありす「スケジュール出していませんでしたよね。2日間ずっと艦で待機しているつもりでしょうか。私たちのお仕事もあるのに」

美波「今回はこっちでお仕事みたい。私たちのほうは任せるって言ってたわ」

夕美「あれ……意外と放任主義なのかな?」

美波「まだ慣れていないだけか、アイドルの仕事に興味無いだけかも。さて、私たちも行きましょう」

藍子「分かりました。文香さん、艦は待機状態に切り替えましたよね? 端末持ってお出かけしましょうか」

文香「はい……」

……
…………

――数時間後、フレイヤ(搬入口)


<トラック、コッチニモッテキテー!

<ケイキノヨビ、コウカンブンハコッチダゾー


整備長「ですけど買っておくなら今のうちですよ。嬢ちゃんたちが心配なら、オプション兵装の2つ3つくらい仕入れちまえば」

P「とはいえ高い。ただでさえヴァルキュリアには流用できない部品があるから金が掛かっているというのに……」ペラッ

整備長「なら領収書切っちまいましょうよ。適当に理由付けて請求書回しちまえば文句もありませんって」

P「領収書の宛先を大佐にでもしておくか……ううん……マルチパックは高すぎるがアサルトパック1セットくらいなら何とか……」

P「ただ買ったところで、いまのメンバーの練度では新田少佐くらいしか使えないだろうし……どうしたものか」ハァ……

整備長「いずれ使いこなせるようになりますよ。アサルトパックなら少佐だって使えるし、1機くらい仕入れておきましょうや」

P「そうするか……まったく、最近のオプション兵装は高くなったな……発注票出しておいてくれ」ブツブツ

整備長「了解……そういや、補給物資の話するのに新田少佐は呼ばなくて良かったんですかい?」

P「新田少佐はまだそこら辺は詳しくないだろう。戦闘はこなせるかもしれんが、極端な特進で階級が上がってるだけの状態だ。こういう話はいずれ勉強させる」

P「それに艦の外に出るタイミングがあるなら、外に出してやったほうがいいだろう。彼女たちも色々あるだろうから、リフレッシュさせてやらないとな」

整備長「少佐も大変だねまったく……嬢ちゃんたちの手間が掛かって」

P「これも仕事だ。問題ない」


……
…………

――ギチトー(ショッピングモール)

夕美「わあっ! ほらほら、ありすちゃん、この服どう?」

ありす「試着してみてはどうですか? 夕美さんには少し派手だとは思いますけど……」

藍子「……」

美波「このパンプス安い……! 安いわりに色もいいし、買っちゃおうかしら?」

文香「いまの任務中で……履く機会があればいいのですが……」

美波「そ、それ言っちゃうの……? ま、まあ安いからって買いすぎもダメね……」


藍子「……」


P『1匹撃破、よくやった』


藍子「……」

夕美「ねえ藍子ちゃん、これどう? 似合ってるかな?」

藍子「えっ?」ピクッ

ありす「夕美さんには少し派手ですよね。それに、腰のベルトもセンスがありませんし」

夕美「えぇ~、そうかなぁ?」

藍子「わ、私は良いと思いますけど……」

夕美「ホント? どうしようかな……買っちゃおうかなぁ」

藍子「……」


……
…………

――フレイヤ(食堂)

P「食券だ。頼む」スッ

おばちゃん「はいよ。……おや少佐、またライスセットだけかい?」

P「ああ、これだけでいい。サプリメントがあるからな」

おばちゃん「あんた若いんだから、たまには他のものも食べなさいよ。そうだ、丁度みんな外に出てここも暇だし、何か作ってあげるよ」

P「食券を買ってないぞ」

おばちゃん「いいのいいの。どうせ暇だし、アタシもご飯食べたかったからね。おばちゃんとでいいなら一緒に食べないかい?」

P「構わないが……すまない、おばちゃん」

おばちゃん「はいよ、ちょっと待っておくれ」

……
…………

――数分後

P「……トンカツなんて久しぶりに食べたな」モグモグ

おばちゃん「まかないだから金はいらないよ。それにしても少佐も大変だねえ、外にはいかないのかい?」ペラッ、ペラッ……

P「今日の作業がある程度済んだら少しくらいは出る予定だ。隊の皆が外泊予定だし、様子を見に行きたい」モグモグ

おばちゃん「車に気つけなさいよ……おやっ、これは……」

P「……どうしたおばちゃん、何を見ている?」

おばちゃん「今日届いた雑誌だよ。レディース用の、ギチトーのショッピングモールで安売りしてるって載っててね」

P「買いにいかないのか? 休憩時間は取ってるんだろう?」

おばちゃん「そうだねえ……値段のわりによさそうなものだし、時間があれば買いにいこうかねえ」

P「……随分嬉しそうだな」

おばちゃん「そりゃ嬉しいさ! 安くていいものが買えるなら買いたいだろう?」

P「まあ……使えれば何でもいいと思うが」モグモグ

おばちゃん「女はそういうものを買うのが好きなんだよ。節約とか、そういうのにもなるんだし」

P「ふうん……」

P「……」モグモグ

おばちゃん「はー、新しいホテル……いやあキレイな見た目だねえ……」

P「……そうだ」ガタッ

おばちゃん「ん、どうしたんだい少佐?」

P「いや、搬入口に戻ろうと思ってな。おばちゃん、ごちそうさま」

おばちゃん「ちゃんと残さず全部食べてるね。偉いえらい。仕事頑張りなさいよ」

P「ああ、助かったよ」

……
…………

――数時間後、ギチトー内

P「レンタカーが余ってて助かったな……さてと、用事は大体済んだことだし」

P「……そろそろ夕方頃の時間になるのか。外出したみんなはどうしているだろうか」

P「明日の作業もあるし、アイドルの仕事には立ち会えなさそうだが……その代わりにいまのうちに様子くらいは見ておくか」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.藍子
↓1

4

>>317
4.夕美

――夕方、ギチトー(ショッピングモール)


P(確か通信で聞いた場所だと、ここら辺だったか……)キョロキョロ

夕美「あ、プロデューサーさん、こっちこっち!」

P「相葉中尉、すまん待たせたな」タタタッ

夕美「いえ全然、私もホテルから出直してきたばかりでしたから」

P「そうか。個別行動を取っている最中だったか」

夕美「ちょっと前まではみんなでお買い物していたんですけどね。行きたい場所があるから分かれちゃいましたけど」

P「外出中にすまないな。明日も作業もあって、アイドルの仕事には立ち会えそうにないんだ」

夕美「美波ちゃんから聞いてます。まあ……そういうのってプロデューサーさんじゃないと分からない部分みたいですし、仕方が無いですよ」

P「そう言ってくれると助かる。中尉はどこか行きたい場所はあるのか?」

夕美「えへへ、ちょっと寄っておきたい場所があったんです。一緒に来ますか?」

P「俺も少しくらいは休憩しないとな……邪魔にならないのであれば同行させてもらうよ」

夕美「それじゃあこっちです。すぐそこですから」

……
…………

――花屋

夕美「……♪」

P(花屋か……初めて来たな)キョロキョロ

夕美「すみませーん、ちょっといいですかー?」

店員「はーい、ただいま行きます」

夕美「いまここに並べられているお花って――」

店員「いま時期の農業プラントでの栽培リストはこれで――」

夕美「それじゃあちょっと遅く来てれば次に入荷されていたのは――」


P(……ダメだ、さっぱり分からん。花なんて買ったこともないし)


1.P「中尉、まだか?」
2.P(とりあえず待つか……)
↓1

2

>>323
2.P(とりあえず待つか……)

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P(さっぱり分からん。だが分からんところでしゃしゃり出ても仕方が無いか)


夕美「それじゃあこれなんですけど――」


P(相葉中尉の用事に付いて来たのは俺のほうだし、中尉の用事が済むまで大人しく待っておくか……)


店員「それではこちらにしますか?」

夕美「どうしようかなぁ……でも、いまならー―」


……
…………

>>312
軍隊なんだから補給は申請するもので、前線の部隊が金を払うもんじゃないと思うが

SF要素入ってるとはいえ戦争モノなんだから、大和軍曹にでも監修頼めば良かったのにね

……
…………

――数十分後、ギチトー(ショッピングモール)

夕美「ふん、ふーん♪」

P「……嬉しそうだな、中尉。目的の花は買えたのか」

夕美「はい! あっ、すみません、プロデューサーさんのことすっかり放っておいちゃって……」

P「気にしなくていい。花屋に来たのははじめてだから、こちらも色々新鮮だったよ」

夕美「そうだったんですか? もったいないなぁ……」

P「中尉は花が好きなのか?」

夕美「まあ好きですけど……それに私の実家、花屋なんです」

P「そうか」

夕美「それに、お花を見てると嬉しくなってきませんか? フレイヤに設置している花壇に新しいお花を植えようかと思ってたところだったんです」

P「休憩所のスペースある花壇か」

P「……分からないなりに聞いてもいいか? その買った花はどういう花なんだ? 橙色の花のようだが」

>>326
>>1は軍人ではないのでホントのところは詳しく知りませんが、ここでPが言っている金の話は直接部隊で金を出す出さないという意味で悩んでいるのではなく
特殊装備が多いため、事前に振り分けられている部隊の運用費用がそれなりに掛かっている現状であり、懐が暖かくない状態なので悩んでいるということです。
あれも欲しいコレも欲しいと、必要だからと何でもその場で現場で判断して補給してしまっても、実際に金を出しているのは上なので「お前ら物買いすぎ」と
怒られる可能性があることを考えているということです。

現実の企業でいうと、部単位で「高価な」備品を購入する際に、財務に申請を出して許可が下りて初めて物が買えるところを
買うだけ買って後付で申請して怒られない範囲かというところを悩んでいる感じです。
請求先を大佐にしてしまおいうという発言は無茶振りされたPの当てつけです。

夕美「あれ? プロデューサーさん、お花に興味があるんですか?」

P「知らないなりに見て、少し気になった。中尉が詳しければ教えてもらいたいんだが」

夕美「それなら……あ、うーん、どうしようかなぁ……」

P「なんだ、教えてくれないのか?」

夕美「うーん、そういうわけじゃないんですけど……ただ教えるだけっていうのはつまらないかなって」

夕美「……そうだ、プロデューサーさんに問題です。このお花は何ていう名前のお花でしょうか?」スッ

P「分からんから聞いているんだが……」

夕美「ふふっ、私からの宿題です。いつもプロデューサーさんからはシミュレーターで課題を出されているのでお返しです」

夕美「名前のヒントは……地球のとある場所に住んでいる人たちの名前が入っています」

P「橙色の花で、そのヒントか……まあ、分かった。調べておく」

夕美「当たっててもハズレていても、プロデューサーさんから答えが返ってくることを期待していますっ」

P「そう言われると調べておきたくなるな……」

夕美「ふふっ、待ってまーす」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:相葉夕美
戦闘適正      :23(Gランク)
オペレーター適正 :31(Fランク)
指揮官適正    :73(Bランク)
性欲        .:30(初期値)
モバPへの親愛度.:16(並)→31(並)


――翌日午後、ギチトー(港前)


P「さてと……ようやく搬入作業も終わったか」

P「新田少佐たちは……スケジュールだと、そろそろアイドルの仕事が終わっててもいい時間だろうが……」

P「ん? こっちに向かってくる車が……あれは……」


藍子「あ、P少佐。お疲れ様です」

P「戻ってきたのは少尉1人だけか。他のメンバーはどうした?」

藍子「すみません、ちょっとスケジュールがずれ込んで、まだ握手会のイベントが終わってないんです」

藍子「そろそろフレイヤの待機状態を解除しないと出航予定時間に間に合わないので、私だけ先に戻ってきました」

P「そうか。スケジュールがずれるなら連絡の1つでも入れてほしいものだが……まあいい。ブリッジに戻るか」

藍子「はい。あ、その前に……ちょっとだけいいですか? レンタカーを置いたら寄りたいところがあるんです」

P「少し時間に余裕がある。構わんが……」

……
…………

――数十分後、ギチトー(緑地公園)

タタタタッ

藍子「わあ……ふふっ、綺麗な景色……」

P(公園に来たかっただけか……)ザッ、ザッ……

藍子「あ、猫さんっ、ほらほら、おいでー……あらら、いっちゃった」


P「……少尉は公園が好きなのか」

藍子「あ、すみません1人ではしゃいじゃって……公園というより、こういう自然な場所というか、落ち着いた場所が好きなんです」

P「そうか」

藍子「森の中をゆっくりのんびり歩いていると、いつの間にか時間が過ぎていって……だけど、穏やかな気持ちになれて」

P「ふむ」

藍子「……あ、あの、私、お喋りすぎですか?」

P「い、いや、そういうわけじゃないが……俺はあまりこういう場所にきたことがないんだ」

藍子「そ、そうですか……」

P「……高森少尉」

藍子「はい?」

P「ヴァルキュリアに乗るのは、辛いか?」

藍子「えっ……どうしたんですか、突然……」

P「少尉のこれまでの戦闘記録……戦闘終了後、一定時間を置かないと再出撃が出来ていない報告、以前話したことだが」

藍子「……」

P「悩みや、思っていることがあるなら話してくれ。少尉がやれば出来る人物だというのは、以前の戦闘で確認できている」

P「ただ俺も人間だ。少尉の心の中まで見ることはできない。どうせここには俺以外、聞いている人間はいないんだ。話せるなら話してほしい」

藍子「……」トコトコ……

P「……」

藍子「……私、怖いんです。いつか、自分が撃墜しちゃうんじゃないかって」

P「……死ぬということか」

藍子「はい。今日は無事でも、明日は分からない……適正があるからってヴァルキュリアに乗っていますけど」

藍子「敵を倒して、喜んで……でも、もしかしたら次は私が倒される番なのかもしれない。そう考えると、やっぱり喜べなくて、むしろ怖くなっちゃって……」

藍子「少佐、私に言ってくれましたよね。1匹撃破、よくやったって」

藍子「でも……1匹倒して終わりじゃない。また次、また次と……ヴァルキュリアに乗って戦わなきゃならない。だから、いつか私が撃墜するかもしれない」

P「……」

藍子「こういうこと、出撃するたびに考えてるから、ダメなんですよね。他のみんなはそんなこと考えていないと思うと、余計に――」

P「すまない。俺は勘違いをしていた」

藍子「えっ……?」

ザッ、ザッ、ザッ……

P「俺は、少尉はヴァルキュリアに乗ることで、システムによって増幅された恐怖心が、闘争本能や生存本能を上回ってしまっているのかと思っていた」

P「だから、戦闘のたびに恐怖心が残ってしまい、次の出撃に繋がらないのだと」

P「だが……聞いてよかった」

藍子「で、でも、私はやっぱり怖がりだし、ヴァルキュリアシステムで恐怖心が大きくなったから……」フルフル

P「恐怖心は誰しもが持っている。俺も……少尉と同じことを考えたことがある」

藍子「そう……なんですか?」

P「ああ、いつか自分は死ぬんじゃないか、いつまで生きていられるのか……だけどある日、気付かされた」

P「俺が以前所属していた艦は全滅して、俺1人だけが生き残った。そのときに俺を襲ってきたのは……孤独だった」

藍子「孤独……」

P「いままでいた場所が無くなって、共に戦っていた仲間が死んで……俺は初めて怖いと感じた。だから……所属を移った後も、戦闘機には乗れなかった」

P「また、あの時と同じ思いをするんじゃないかと思って……な」

藍子「……だから、指揮官をやっていたんですか?」

P「柄じゃないんだがな、適正も低いし。いつの間にか時間が過ぎて、戦闘機には乗れるようになってたが、なるべくは乗らないようにしていた」

P「だけどフレイヤに来て、なし崩し的にだがヴァルキュリアに乗って……思ったよ」

P「俺がいまでもまだ戦えるのは、相手を倒すためじゃない……一緒に戦う仲間を守るという意思があるからだって」

藍子「一緒に戦う仲間……」

P「俺が戦って、生き残って、皆を守れたなら……孤独じゃない、温かい……帰る場所がある。だからまた戦えるんだ」

P「だから少尉、ヴァルキュリアに乗る前に1度考えてみてくれ。敵を倒すためだけではなく……皆を、帰る場所を守るために自分は戦えるのかを」

藍子「……」

藍子(みんなのため……帰る場所の、ために……)

ピーッ、ピーッ!

P「端末に通信……俺だ」ピッ

整備長『おい少佐、管理センターから通信が来てますぜ!! コロニー外に蜂が出たみたいだ!!』

P「何? 火星圏のコロニー周辺に蜂だと……少尉、他のメンバーへの連絡は」

藍子「みんな応答ありません。まだ仕事が終わっていないのかも……ステージ衣装に着替えていますから……」

P「分かった、コロニーの迎撃隊が出ているだろうが、俺と少尉も出撃する。急いでフレイヤに戻る。整備長、通信で新田少佐たちに連絡を取り続けてくれ」

整備長『あいよ!』

ピッ!

P「よし、急ぐぞ」

藍子「はいっ!」

……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

藍子「少佐、出撃準備できました!」フワッ

P「フレイヤの待機状態は解除済みだ。オートメーション機能に移行させてハッチは開放している」カタカタカタッ

P「VILS-01とMkⅡ1機はカタパルトデッキに移動完了。後のことは新田少佐たちに任せる」バサッ!

P「港の中だ、俺たちは機体に搭乗後、カタパルトデッキからマニュアルモードで直接宇宙に出る。やれるな、少尉」

藍子「は、はい!」

P「よし、行くぞ」バッ!


……
…………

――カタパルト(ヴァルキュリアMkⅡ機内)

藍子「戦闘……少佐と一緒に出撃……でも……」パチッ、パチッ!

ピピッ!

ブゥン……

藍子(敵を倒すためじゃなくて……この艦を、みんなを……少佐を守るため……)ギュッ……

ピピピッ!

P『少尉、聞こえるか。管理センターから通信があった。確認できた蜂は12匹、すべてF型だ』

藍子「じ、12匹……!?」

P『身構えなくていい。ギチトーの迎撃隊が9匹まで減らしたらしい。残り3小隊分、俺たちは1小隊分を受け持つ』

藍子「わ、わかりました――」

P『それと……』

藍子「へ?」


1.P『先ほどの長話、あまり気にしなくていい』
2.P『前回と同様にやれば大丈夫だ』
↓1

1

>>341
1.P『先ほどの長話、あまり気にしなくていい』

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P『先ほどの長話、あまり気にするな。経験者は語るといった程度で受け止めてもらえればいい』

P『少なくとも俺が出撃しているうちは、少尉は落とさせん』

藍子「……」ポカーン……

P『さて無駄話は終わりだ。行くぞ少尉』

藍子「はっ、はいっ! MkⅡで高森藍子、出ますっ!」

P『出撃する』

ギュンッ!!

……
…………

――戦闘宙域

P「少尉、蜂と戦闘する際はコロニーに流れ弾を当てないように気をつけるんだ」

P「あとはコロニーに衝突しないようにしろ。コロニーに接近している奴がいたら優先して引き離す」

ピピピッ!

藍子『了解です!』

P「交戦区域に入った。距離1600、手前に見える蜂3匹をミサイルで誘導してコロニーから引き離すぞ」

藍子『はい、ヴァルキュリアシステム起動します!』

P「了解。システム起動後、ミョルニル発射だ」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

美波「もうっ! 出航前のこんなときに……文香さん、通信回線開いて! 乗員が全員乗り込んでいることを確認次第、本艦は緊急発進します!」

文香「はい……」カタカタカタッ

美波「ありすちゃんは文香さんの代わりに艦を戦闘態勢に移行させて、警報発令!」

ありす「分かりました。すでに待機状態は解除されている状態なので戦闘態勢に移行します。コンディションレッド、警報出します」カタカタカタッ

夕美「私もMkⅡで出撃します!」

ピピピッ!!

美波「通信……こちらブリッジです」ピッ

整備長『すまん、MkⅡ1機、まだ格納庫だ! 補給物資をどかさないとカタパルトに持っていけん! 出すまで時間が掛かる!!』

夕美「ええええ……」

美波「分かりました。MkⅡの移動を急がせてください」

文香「美波さん……乗員が全員搭乗したことを確認しました。管理センターへの出航通知も……出しました……アームの接続も解除されています」

美波「分かりました。フレイヤ、微速前進! 出撃後、本艦はギチトーの防衛にあたります。多目的粒子減衰ミサイルの装填準備を」

ありす「はい。複合ミサイル発射管1番から10番に多目的粒子減衰ミサイルを装填します」

文香「出撃済のP少佐と藍子さんは……キラー・ビー3匹と交戦、ギチトーの迎撃隊と……二手に分かれています。フレイヤより距離2100です」

美波「分かりました。残りのミサイル発射管11番から20番にはアルヴァルディを装填します」

……
…………

――戦闘宙域

藍子「グラム、撃ちます!」ズドンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

藍子「回避された……ど、どうしよう……」

P『少尉、俺が前に出る』

藍子「えっ!? し、少佐……」

P『引き付け役になる。蜂が俺に夢中になっているところを撃ち落とすんだ』

藍子「りょ、了解です」

P『任せたぞ』ギュンッ!!

藍子(いまは……少佐を、守るために……)ギュッ!


……
…………

――戦闘宙域、フレイヤ(ブリッジ)

ドシュシュシュシュシュッ!!

ドドドドド……

ありす「多目的粒子減衰ミサイル、発射しました」カタカタッ!

ピピッ!

ありす「ミサイル炸裂範囲からの散布率63%、コロニー前面、粒子減衰区域になります」カタカタカタッ!

ありす「有効範囲であればコロニーに蜂の粒子砲が直撃しても損傷無い範囲です」

美波「分かりました。フレイヤは粒子減衰区域に待機させます。文香さん、2人の状況は?」

文香「藍子さんのバイタル値、イエローゾーンに達しています。レッドゾーンまではまだ……」

美波「2人を援護します。11番から20番のアルヴァルディ発射。着弾確認後に再装填します」

ありす「この状況だとビーム撃てませんからね、了解です。アルヴァルディ発射します!」

夕美「藍子ちゃん、頑張って……!」

……
…………

――戦闘宙域

ドシュシュシュシュシュシュッ!!!!

P「ミサイル……フレイヤからの援護か!」ギュンッ!!


ドガガガガガガァンッ!!


蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!


P「白いのでもない、お前たち程度の速度では俺を捕まえることはできん……頼むぞ、少尉……!」


……
…………

――戦闘宙域

藍子「フレイヤからのミサイル……だ、弾道からキラー・ビーの回避ルートを予測……」カカッ!

藍子「予測結果に合わせてターゲット……」ハァ、ハァ……

ピピピピ……

藍子「私が……生きて帰るために、そして、少佐を……守るために……!」ハァ、ハァ、ハァ……

ピピッ!!

藍子「ターゲット……ロック!」グッ!


ドガガガガガガァンッ!!


藍子「ミサイル着弾確認、キラー・ビー回避行動……そこ、グラム発射!」ズドンッ!!

ドガアアアアアンッ!!

藍子「当たった……! も、もう1匹!!」ズドンッ!!

ドガアアアアンッ!!

藍子「2匹目……!」


蜂「!!」ギュンッ!!


藍子「蜂がこっちに気付いて……!? か、回避……」

ピピピッ!!

P『少尉!!』ズドンッ!!


ドガアアアアアンッ!!


藍子「あ……P、少佐……」ハァ、ハァ、ハァ

P『無事か、少尉』

藍子「は、はい、大丈夫です。被弾、ありません……少佐、わ、私、やれました……!」ハァ、ハァ……

P『そうか、何よりだ。よく頑張ったな。ただ、こちらは片付いたが、まだ迎撃隊のほうは手こずっているようだ。いけるか?』

藍子「……」

藍子(守るために……)

藍子「……はいっ」

P『よし、では行くぞ!』ギュンッ!

……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「MkⅡ……キラー・ビーを2匹撃破、残りの1匹も……P少佐が撃破したようです……」

夕美「うわぁ……凄いすごい、藍子ちゃん! いつの間にかP少佐とコンビネーションできてるよ!」

美波「どちらかというと、P少佐が藍子ちゃんに合わせてあげているだけね……でも、藍子ちゃんの動きがよくなっているわ」

ありす「P少佐、ああいうこと実戦で教えるの好きですね。自分が落とされるかもしれないって思わないんでしょうか」

美波「……」

文香「それほど……パイロットとしての腕に自信があるのでしょうか……」

夕美「P少佐なら慢心とかしないと思うけど……実績もあるし、やっぱり場慣れしてると違うのかなぁ」

美波「再装填したアルヴァルディ、迎撃隊と交戦している蜂に向けて発射します」

ありす「あ、はい。識別コードありますので迎撃隊には当たりません。アルヴァルディ発射します」カタカタッ

美波「まだ戦闘は終わっていないし、気を抜かないようにしましょう」

……
…………

――数分後、フレイヤ(カタパルト)

パシュンッ!!

バサッ!

P「ふう……終わったか」コツ、コツ、コツ……

P(動きは良くなったが、スーパーマニューバモードへの移行制限はまだ外せないか。他のメンバーのこともあるし……もうしばらく様子見だな)


整備長「おーい、少佐ー!」ドタドタ!

P「整備長か……すまないな。補給が済んだばかりだっていうのに、またコイツの整備を頼む」

整備長「任せてくだせえ。あ、少尉なら先に引き上げていっちまいましたよ」

P「むう……まあ、とりあえず行くか。そうだ、整備長」

整備長「へい?」

P「後で格納庫に行く。端末の用意だけしておいてくれ」

整備長「ああ……分かりやした」

P「それじゃあ、後でな」フワッ

……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「お2人とも……収容完了しました。オートメーション機能で……艦は待機させます」

美波「それにしても、補給早々にミサイルを使っちゃうなんて……はぁ」

ありす「ギチトーに補給依頼出しますか? シャトルでの補給ならやってくれると思いますけど」

美波「そうね……それじゃあ文香さん、通信出してもらえるかしら?」

文香「分かりました……」

夕美「それにしても……この前と違って、少佐中々戻ってこないね」

ありす「そうですね」

文香「……」

美波「……」

……
…………

――フレイヤ(浴場)

P「誰かいるな……高森少尉だろうが」ピッ

P「高森少尉、俺だ。一応今回も来たが、特に問題なければ戻――」

藍子『あ、あのっ……!』

P「ん?」ピクッ

藍子『えっと……は、入ってきて、だ、大丈夫、です……』

P(あ、あれ……)

P「……分かった、入るぞ」

パシュンッ!

藍子「少佐……って、なんで服着たままなんですかっ!」ザブンッ!

P「うん……? 俺はパイロットスーツ着ないでVILS-01に乗っているからな」

藍子「そ、そいうことじゃなくて……お、お風呂にはいるなら服、ぬ、脱いでください……」

P「……」

藍子「……」

P「そう言われると当たり前だよな……すまん、いま脱ぐ」

……
…………

――浴場

P「待たせた」

藍子「……」ポケー……

P「どうした?」

藍子「あ、い、いえ! その……なんでもないです」ザブッ!

P「そうか……すまん、俺も湯船に使っていいか? 搬入作業してからの戦闘だからさすがに汗がな……」

藍子「あ、ど……どうぞ。あ、は、恥ずかしいから、あまり見ないでくださいね?」

P「すまんな、失礼するぞ」チャプッ

藍子「……」

P「……ここ、広いな」

藍子「そ、そうですよね……私も、初めて入ったとき、広いなって思いましたから……」

P「……」

藍子「……」

P(しまったな……ある意味、新田少佐くらいぶっ飛んでくれていたほうがやりやすかったが……)

藍子「あ、あの、少佐!」

P「……なんだ?」

藍子「……公園で話して頂いた、みんなを守るために、温かい帰る場所を守るために戦うってこと……」

藍子「戦闘中に、あの言葉を思い出して……でも、やっぱりまだ怖いんです。だけど……この前と、ちょっとだけ違って」

P「……」

藍子「ここにいるときは、いつも震えていて……だけど、今日は違ったんです。私、ほっとして……」

藍子「帰ってこれてよかった……また、私がここを守れたらいいなって……気の持ちようで、結構変わっちゃうものなんですね」

P「そうか、それならよかった――」

ピトッ


藍子「……少佐って、すごいんですね。私、自分でも……あっ、昨日の私からほんの少しだけど変われた……って思えましたから」

P「そうか」

藍子「……あの、少佐、ヴァルキュリアに乗った後は、少しの間、少佐は私たちの命令を聞かなきゃならないんですよね?」

P「……そういう仕事らしい」

藍子「なら……ぎゅって、してくれませんか?」

P「それくらいならいいぞ」ギュッ……

藍子「……こうして、少佐にぎゅってしてもらうの……温かいですね。私は、この温かさを守ることができたんですよね」

P「ああ、よくやった。俺も助かったぞ」

藍子「……少佐」ハァ、ハァ……

P「なんだ?」

藍子「私、まだ……お風呂に入ってから、していないんです。お願い……できますか?」ハァ、ハァ……

P「……わかった。それなら、湯船から出るか」ザバッ……

……
…………

――浴場

藍子「あ、あの……私、は、はじめてなんです」ドキドキ……

P「そうか……それなら好きにやってくれ、とは言えないな」

藍子「は、はい……だから、お任せしますけど……優しくしてほしいのと……」

藍子「その……き、気持ちよく、してください……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「わかった。触るぞ」スッ

サワッ……

藍子「んっ……! ふ、太もも、触るんですか……?」ビクッ!

P「ゆっくりやるよ。風呂場で誰も来ないんだ。声出してもいいぞ」サワサワ

藍子「あ……んっ、んん……な、なんだか……手つきが、エッチです……あ、あそこも、触られていないのに……」ピクッ、ピクッ……

P「そうか……まあ、わざとそこは触ってないからな。それじゃあ、もっと触るぞ」ムニュッ

チュッ、チュウッ……

藍子「あっ!? あっ、うっ……む、胸、触……す、吸っちゃ……んっ」

P「……そろそろ、下、触るぞ」スッ……

藍子「は、はい……」ハァ、ハァ、ハァ……

クチュッ……

藍子「んんぅっ……!?」ビクッ!!

P「少尉、大丈夫か?」

クチュッ……クチュッ……

藍子「は、はぃ……あっ、じ、自分の、指で、するより……なんだか、気持ちよくて……」ハァ……ハァ……

クチュッ……

藍子「あぅっ……!」ビクッ!

P「いまのところが気持ちいいのか? それじゃあ……」

チュウウウウウッ……

藍子「んっ、胸……」

クチュックチュックチュックチュックチュッ!

藍子「あっ!? あっ、あ……んぁっ! そ、そこ、あっ、イ、イイッ……あっ!」ビクッ!ビクッ!

P「そうか……少尉、気持ちよさそうにしているな」

クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ!ギュウウウッ!

藍子「あっあっ、あんっ! ああ゛っ!?」ビクンッ!ビクンッ!!

プシャアアアアッ!!

チョロロロロロロロ……

藍子「あ……ああ……あ……」ハァッ、ハァッ……

P「気持ちよかったか? こんなに漏らして……」

チョロロロロ……

藍子「あ……み、みない、で……」ハァ、ハァ、ハァ

P「風呂場だし大丈夫だ……どうだ? 満足できたか?」

藍子「は、はい……でも……まだ、あの……少佐、の……それ、を……」

P「……挿入して大丈夫か?」

藍子「ど、道具でなら、やったこと……だから、も、もっと……少佐の、お、おちんちんで……」

P「わかった。それじゃあ……」グイッ

藍子「あっ……」ビクッ!

P「挿れるぞ……」ヌルッ、ヌルッ……

ヌププププ……

藍子「あっ!? はっ……あ……あっ!」ビクッ!ビクッ!

P「くっ……少尉、入ったぞ」ヌプッ、ヌプッ……

藍子「あ……ふ、太い……熱くて、お、お腹に……きそう……」ハァ、ハァ、ハァ……

ヌプッ……ヌプッ……

P「大丈夫そうか……なら、もう少し動くぞ」ヌプッ……

パンッ、パンッ、パンッ

藍子「あっ! あっ! あんっ!!」パンッ、パンッ、パンッ

P「苦しかったり、痛かったら言ってくれよ……」

藍子「あんっ! あっ、い、痛く、ないです……お、おちんちん、熱くて……気持ちいい……あっ」ハァ、ハァ、ハァ……

P「ああ、少尉、俺も気持ちいいぞ……くっ……」

藍子「ふっ……あっ、ん……あっ、ま、また、イ、イっちゃう……あ……!」パンッ、パンッ、パンッ

P「それじゃあ……もっと、動くぞ……!」

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

藍子「あんっ! あ、ぁあっ!? あっ、あんっ! イッ……ぁ……」ビクンッ!!ビクンッ!!ビクンッ!!

プシャアアアアア……

P「くっ、少尉……お、俺も……!」パンッ!パンッ!パンッ!


1.中に出す
2.外に出す
↓1

1

>>363
1.中に出す

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「くっ、少尉……だ、出すぞ……!!」パンッ!パンッ!パンッ!

藍子「あっ、あああっ!?」ビクンッ!ビクンッ!!

ビュルルルルルッ!!ビュクッ!ドプッ、ドプッ!

藍子「あ……熱……中、に……あ、ああ……」ビクッ、ビクッ!

ドクッ!ドクッ……

P「くっ……うっ……ふっ……」ビクッ、ビクッ……

藍子「あ……中に、出され……あぁ……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「少尉……うっ……はぁ……」ズチュッ……ズチュッ……ズチュッ……

ズルッ

藍子「ん……」

ゴポッ……

藍子「ぁ……せ、精子……垂れて……」ビ゚クッ、ピクッ、ピクッ……

P「少尉……いま、綺麗にする」キュッ

シャアアアアア!!

藍子「あ、シャワー……そこに、当てて……」ハァ、ハァ……

P「どうだ……気持ちよかったか?」

シャアアアア……

藍子「は、はい……き、気持ちいぃ……エッチ、気持ちよかった……」ハァ……ハァ……

P「そうか、よかった……」ハァ

藍子「はい……あ、ありがとう、ございました……」

……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。
キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :22(Gランク)→37(Fランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:55→85(戦闘直後)→45(セックス後)
モバPへの親愛度.:20(並)→35(並)→40(並)→60(良好)

――数時間後、フレイヤ(会議室)

P「今回の補給でヴァルキュリアに装備させるオプション兵装を用意した。スクリーンモニターに表示させる」

ピピッ!

ブゥン……

文香「これは……」

ありす「APGO-18Nアサルトパックですね。最新のパンフで見ました。3次元戦闘用の多目的火器兵装オプションの最新版ですね」

P「そうだ。ヴァルキュリアの拡張スロットはグレイプニールと規格が共通している。装備の流用は可能だ」

P「機体両翼背面に展開する防御用サイドバインダー2機を設置、バインダーには追加装備用のウェポンラッチがついている」

夕美「小さいリニアカノン1つに、9連装複合ミサイルコンテナ、あとは単装ビーム砲塔が1つかぁ……」

P「装備が増えるので重量は当然増す。ただし増加装甲がほぼないため機体最高速はさして変わらない」

P「装備の増設により機体バランス、運動性が損なわれないよう、機体両側面には姿勢制御用バーニアが1機ずつ増設される」

P「アサルトパックは新田少佐のVIS-01に装備させる。通常運用時は標準装備のみだが、状況を見て出撃時に装備を変更する」

美波「分かりました。この後シミュレーターで戦闘時の武装選択リストの確認をしておきます」

藍子「こんなにたくさん装備が増えるなんて……使いこなすのは大変そうですね」

夕美「私たちじゃまだ無理かも……」

P「新田少佐は訓練を忘れずに。それともう1つある。これだ」ピッ

ブゥン……

文香「これは……?」

ありす「……なんですかこれ?」

美波「ずいぶん旧型のコンボウェポンポッドに旋回砲塔機銃が1つ……こんなオプション兵装あったかしら……?」

P「標準提案されているオプション兵装ではない。俺が作った」

藍子「えっ、プロデューサーさんがですか?」

美波(あら……?)ピクッ

P「そうだ。新田少佐以外のメンバーの操縦技術を確認したうえで用意した。最低限の武装拡張に抑えたパックにしてる。パック名称は……」


P「VPVO-01FM……バリューパックで登録している」


美波「……は?」

文香「……」

夕美「……」

藍子「……」

ありす「……すみません、よく聞き取れませんでした。もう一度お願いします」

P「VPVO-01FMバリューパックだ」

文香「バリュー……パック……?」

ありす「ダサい……」

美波「……んふっ」

夕美「お、お値打ちパック……ぷぷっ!」

藍子「……」プルプル……

P「うむ、そうだ。コロニーの工場に第3世代グレイプニール実装時期に作られた旧型のコンボウェポンポッドがあってな」

P「旧型だから現行運用されているものより多少大型だが……搭載できるミサイルに差は無い。積むのは新型のマイクロミサイル4発だ」

P「弾は最新のミサイルだが、ポッドは旧型だから安く仕入れることができた。旋回砲塔機銃はそれほど費用は掛からなかったからな」

P「安い旧型装備で最新のミサイルが使える。だからバリューパックだ」

ありす「すみません、少佐」

P「なんだ、橘少尉」

ありす「旧型を購入して組んだパックであれば、それはバリューパックではなく、むしろアウトレットパックという名称にしたほうが正しいかと思います」

夕美「……ぷっ!! あっ、あっはっははははははは!!!!」

美波「あっ、あ、ありすちゃ……だ、ダメ、やめて……あははははははっ!!」

P「なんだ、何がおかしいんだ?」

美波「こ、この人、真面目だから……ひっ、あはははっ、あははははは!!」

夕美「バ、バリューパック……だ、ダサい……ひ、酷い名前……んふふふふ!」

藍子「……ん、んふっ、ふ、ふふふっ、ふふふふ……」プルプルプル……

P「お、お前たち……おい、笑うな、失礼だぞ」

ありす「これ私たち、ヴァルキュリアが出撃するたびに言わなきゃダメなんですか? バリューパック装備で出撃どうぞって」

ありす「これじゃスーパーで特売品を大声で宣伝するおばちゃん状態ですよ」

文香「……」

夕美「あっ、あ! ありすちゃん! お、追い討ちやめて……あはっ! あははははははっ!!!!」

美波「こっ、この人、ま、真顔……バリューパッ……あはははははは!!」

P「おいやめろ、おい、お前たち! おい!!」


……
…………

――フレイヤ(食堂)


整備長「あのよう、おばちゃん」モグモグ

おばちゃん「なんだい?」


整備長「新しく来た少佐よ、ひっでーネーミングセンスでさぁ、旧型装備に新型ミサイル積んだオプションにバリューパックって名前付けたんだぜ」

おばちゃん「あの人かい? あっはっはっは! おかしいねぇ! あたしもギチトーのデパート寄れたら特売品ほしかったよ!」

整備長「誰の入れ知恵なんだか……うちの大将、そんな変なセンス持ってるふうには見えなかったんだけどなぁ……しかももう機体にコード登録しちまったし」

おばちゃん「まあまあ、みんな色々あるからね。少佐が一生懸命考えたものなら、ちゃんと使ってあげなさいよ」

整備長「まあなあ……おばちゃん、おかわり」

おばちゃん「あいよ」


……
…………

――地球、国際連合本部

カタカタカタッ

大佐「……ふむ、最近の木星、火星圏における蜂の頻出……」

大佐「なるほど……まだ土星圏の防衛は成り立っているが……」

大佐「少佐……そのうち、キミにはまた戻ってもらうことになるな」


大佐「どうするべきか、蜂の巣……果たして……」


――――
――

――早朝、奈緒の部屋

奈緒「……やべっ、もうそろそろで5時か。確かプレイは22時から5時までって書いてたな……キリがいいし、今日はこれでやめるか」カチカチッ

奈緒「……」

奈緒(今回はPさん似の主人公と藍子似のヒロインが普通にセックスして終わったな……最初は未遂で終わるのかと思ったけど)

奈緒「なんかようやく、あたしが想像していたエロゲーのセックスシーンだったなぁ」

奈緒「うん、うん……やっぱりエロゲーのセックスっていうのはああいうもんだよな……て、手マンのあと、ほ、放尿してたけど……」プルプル……

奈緒(ふ……普段はゆるふわな表情を見せている藍子が……P、Pさんとセックスしているときに、ほ、ほう、にょ……)プルプル……

奈緒「だ、ダメだダメだ!! 想像するなあたし!! あれはゲームの中の藍子なんだ! 藍子似のヒロインがちょっと羞恥を晒しただけで……!!」

奈緒「って、何言ってんだ、あたしは……」


奈緒「……あ、今日、仕事なのに……もう、5時……」

……
…………

というわけで、キリもいいので>>1はそろそろデレステで順位戻したいのでこれで終了します。
何となく間に合いそうであれば夜辺りに再開するかもしれませんが、明日かもしれません

それではお付き合い頂きありがとうございました。

どなたかいらっしゃれば20時くらいに少し再開します。

――午前、事務所

奈緒(ね、眠い……)ズーン……

奈緒「おはようございまーす……」

P「……おはよう」ボケー

奈緒「……はっ!?」ビクッ!

奈緒(そ、そういえばPさん……昨日は藍子と風呂場で放尿プレイをした挙句生中出しをキメて……)ワナワナ

奈緒「くっ、くっそー!! すました顔してムッツリだったのかよおおおお!!!!」

奈緒「はっ!?」ビクッ!!

奈緒「って違う違う!! 前者はともかく後者はあたしが選択肢で選んだだけだああああああ」ブンブンッ!!

P「な、なんだ奈緒、事務所に来るなりなに叫んでるんだ……」

奈緒「な、なんでもないっ! なんでもないから!!」

P「俺疲れてるんだ……仕事まで少し静かにしてくれ……」

奈緒「あ、ああ……ゴメン……」


ガチャッ


藍子「おはようございまーす」

奈緒「!?」ビクッ!

P「藍子か……おはよう」

藍子「あっ♪」タタタタッ

藍子「おはようございます、プロデューサーさん♪」

奈緒「あ……あ……」ガクガクブルブル

奈緒(あ、藍子……昨日夜にPさんからあんなに手マンでイかされた上に中出しされてアヘ顔になってた藍子が……まるで何事も無かったかのように……)ワナワナ

P「そうか、今日はレッスンだったか……午後からか?

藍子「はい、ちょっと時間まで事務所でお休みしてようかと思って、早く来ちゃいました」

P「まあ構わんよ。静かにしてくれればいいや」

藍子「はーい」ピッ

奈緒「!?」ビクッ!!

P「ん、なんだそれ……敬礼か?」

奈緒「あ……ああ……」ガクガクブルブル

藍子「えへへ、今度の新曲で踊るダンスの振り付けにあったんです。ピシッって、カッコイイですか?」

P「顔がニコニコしてたからまだ可愛いかな。もうちょっとキリッとして――」

奈緒(け、敬礼といえば軍隊……軍隊といえばSF……SFといえばいまあたしがやっているエロゲーのジャンル……)カタカタカタ

奈緒(エロゲーといえば昨日羞恥を晒した藍子……藍子といえば昨日Pさんに孕ませられる勢いで中出しされて……あ……あ……)カタカタカタ

奈緒「ぁぁああああぁうわああああああああ!!!!」ダダダダッ!!

P「お、おい奈緒、どこ行くんだおい!」

奈緒「ゴメン藍子おおおおおお責任は取るからああああああ!!!!」ガチャッ!!

バタンッ!!

P「あいつ叫びながらどこ行ったんだ……」

藍子「奈緒ちゃん、今日も元気ですねえ……?」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「フレイヤ……木星圏中継コロニーまでの予定航路……誤差3で進行しています……」

藍子「周辺、レーダーによる反応無しです。オートメーション機能を継続させます」

P「……」ピッ、ピッ……

美波「それじゃあ少しの間休憩しましょうか。I@LPのスケジュールだと、もうそろそろでレッスンの時間だし」

P「……」ピッ……

ありす「そうですね。ギチトーでのミニライブも握手会も上手くいきましたし、次のイベントも成功させませんと」

夕美「まあ、蜂が来ちゃったけどね……」

P「……」ピッ、ピッ……

美波「少佐、私たちはこれから……少佐?」

P「……」ピッ、ピッ……

美波「少佐、聞いていますか?」

P「なんだ」ピクッ

美波「私たち、もう少しでレッスンもありますし少し休憩に入ります。少佐はどうなされますか?」

P「作業がある。先に休憩してきて構わんぞ」

藍子「大丈夫ですか?」

P「これも仕事だ、問題ない」

藍子「それじゃあプロデューサーさん、休憩入らせてもらいますね」フワッ

ありす「レッスン前には1度後連絡しておきますので」フワッ

P「分かった」

夕美「それじゃあいってきまーす」

パシュンッ!

文香「……」カタカタカタ……

P「ん……鷺沢少尉、皆と出ないのか?」

文香「いえ……私ももう……休憩に入らせてもらいます……」

P「しっかり休めよ。レッスンの様子は……時間があれば見に行く」

文香「はい……」フワッ

P「……」

文香「……」チラッ

P「ん、どうした?」

文香「いえ……それでは、失礼します……」

パシュンッ!

P「……」スッ

カタカタカタッ

ピピピーッ!

ピッ!

大佐『こちら本部……キミか。早いね、そのうち連絡が来るとは思っていたよ。いまはブリッジかね?』

P「大佐、アルヴィスの更新されたアーカイブを見ました。蜂の巣の件です」

大佐『うむ……非常によろしくない。これまで、軍は土星圏でキラー・ビーの進行を防いでいたのに、なぜ木星圏や火星圏で奴らが出現していたのか』

P「木星圏のD7で蜂の巣が発見された……」

大佐『ああ、土星圏で観測されていた奴らの住処……蜂の巣よりも小規模な物だがね』

P「巣の規模の問題ではありません。他宙域で巣が発見されたとなると、土星圏だけではなく全ての宙域が安全とは言えなくなります」

大佐『そうだな……恐らく、土星圏の戦闘区域を抜け出した蜂の一部が、小惑星やデブリに巣を作っていたのだろう』

大佐『元々、レーダーに映りにくい奴らだ。木星圏では蜂を見つけ次第叩くという後手に回っていたが……』

P「土星圏同様……いや、コロニー群が多い宙域こそ哨戒任務を厳重に行う必要があるかと」

大佐『私もそうは思うがね……ただ……』

P「ただ……どうしたのですか?」

大佐『……白塗りの存在だ』

P「……」

大佐『赤い奴らまでなら出現しても問題はないだろう。新種として更に大型も発見されているが……キミ、どう思う?』

P「……あれ以来、私は白いのを見ていませんので」

大佐『だが、奴は存在する。回収できた第2世代グレイプニールに残った映像記録の限りでは……な。キミが一番よく分かっているだろう?』

P「はい」

大佐『何はともあれ、これからは土星圏のみに戦力を集中することが出来なくなる。各宙域での防衛体制の見直しが必要だ』

P「私たちは木星圏中継コロニーまで移動している最中です。途中、デブリと小惑星群を横切ります。戦闘の可能性が出てきますが……」

大佐『航路変更しかあるまい……と言いたいが、キミたちには至急、中継コロニーに向かってもらいたい。状況が状況だからな』

P「分かっています。蜂の巣についての発表はどうなりますか?」

大佐『今回の情報はアルヴィスの6層にあるものだ。一部の佐官以上しか閲覧することはできん。こちらで情報を纏めるまでは警戒態勢を強めろとしか言えん』

P「他宙域で巣が発見されたことも、ですか?」

大佐『ああそうだ。現状では混乱を招く恐れがある。こちらもなるべく急がせる。そっちは頼むよ』

P「……了解です。では、失礼します」ピッ


P「……」


……
…………

――フレイヤ(食堂)

文香「……」モグモグ

藍子「それで、プロデューサーさんと公園をちょっとだけ歩いて……」ニコニコ

夕美「へー、藍子ちゃんいつの間に……」

美波「……」モグモグ

ありす「それで……どうだったんですか? どれくらい満足できたんですか?」

藍子「えっ?」

ありす「帰艦したあと、P少佐にして頂いたんですよね?」

藍子「あ、そ、それは……あううう……」シュウウウ……

夕美「あ、ありすちゃん、ご飯中だから……」

文香「……あれは」ピクッ

夕美「ん?」

おばちゃん「はいよ、ライスセット。残すんじゃないよ」

P「ありがとう、おばちゃん」

P「さて……」



文香「……」

美波「少佐も食事に来たのね。空いてる席を探しているみたいだけど……」

藍子「わ、私たちのテーブル、席が1つ空いているから――」



整備長「おーい少佐! こっちのテーブル空いてますぜー!」

P「ああ、整備長。整備長も食事だったか」

整備長「一緒に食いませんかね。俺もさっき食券切ったばかりなんですよ」

P「そうだな。相席させてもらう」ガタッ



美波「あら……」

藍子「あ……」

ありす「男同士、仲良くご飯食べ始めましたね」

夕美「ま、まあプロデューサーさんにも付き合いあるしね」

備長「それでですね、うちのヤツらがギチトーでソープに行ったみたいでさぁ。俺も行きたかったですよ、ホント」

P「整備長は結婚しているんだろう? あまりそういう場所に行くのはよくないんじゃないか?」

整備長「いいんですよ! こんな任務やってるし、俺だってたまにはスッキリしたいですからね!」

整備長「どうですかい少佐、今度コロニーに寄ったとき一緒に行きませんかね?」

P「いや、俺は……ん?」ピクッ

整備長「ん?」クルッ



美波「……」

ありす「……」

夕美「……」

藍子「……」

>>441訂正

整備長「それでですね、うちのヤツらがギチトーでソープに行ったみたいでさぁ。俺も行きたかったですよ、ホント」

P「整備長は結婚しているんだろう? あまりそういう場所に行くのはよくないんじゃないか?」

整備長「いいんですよ! こんな任務やってるし、俺だってたまにはスッキリしたいですからね!」

整備長「どうですかい少佐、今度コロニーに寄ったとき一緒に行きませんかね?」

P「いや、俺は……ん?」ピクッ

整備長「ん?」クルッ


美波「……」

ありす「……」

夕美「……」

藍子「……」


整備長「げっ、嬢ちゃんたち……」

美波「……まあ、特に言うことはないですけど」

夕美「男の人だしね……まあ、そういうの行きたくなるって聞いたことありますから」

ありす「少佐、フレイヤに着任中はそういうお店に行かないようにしてください。不潔です。主に私たちが困ります」

藍子「……」

整備長「い、いやあ、俺が少佐を誘ってるだけで……」

P「皆も食事中だったか。この後はレッスンがあると聞いていたが、どれくらいで戻ってくるんだ?」

美波「2時間程度です。しばらくブリッジを離れてしまいますが」


文香「……」トコトコ

ありす「あれ、文香さん、どこにいくんですか?」

文香「いえ、少し……レッスン場には向かいますので……」


P「分かった。俺が待機しておく。艦長室の端末にアクセスして仕事すればいいからな。皆は身体を動かすらしいが、怪我はしないように」

夕美「あ、はい。了解です」

P「それと、今日中にどこかで打ち合わせをさせてくれ。少し時間が掛かるから、都合がつく時間帯を後で連絡してくれ」

美波「わかりました。それでは、失礼します」フワッ



整備長「いやー……すまねえ少佐、嬢ちゃんたちがいるときに……」

P「気にしなくていい。これも仕事だ。というか、ここにいると俺の常識が一部崩れそうだ」

整備長「あ、そうっすか……大変ですね少佐も……」

P「まあ……」


……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「さて……ん?」


文香「……」フワフワ

P「……」

文香「……」キョロキョロ

P「……」

文香「……」フワフワ

P「鷺沢少尉、何をしている?」

文香「……! P少佐……いえ……」

P「なんだ、何かを探しているようだが……」

文香「……なんでも、ありません」

P「レッスンがあるのだろう? 食堂を離れてしばらく経っているはずだ。何もない言うには苦しいぞ」

文香「……を」ボソッ

P「ん、なんだ」

文香「……書を、探していたのです」

P「本か? ……本?」

文香「はい……私の、私物です……ギチトーに滞在した際、数冊……新しい書を購入したのですが……」

P「どこかに置いたまま忘れてしまったということか」

文香「……はい」コクリ

P「というか、ここで読んでいたのか……艦は現状、オートメーション機能で制御しているから細かいことは言わんが……」

文香「……」


1.P「俺が探しておこう」
2.P「時間も過ぎている。レッスンが終わってから探しなさい」
↓1

1

>>447
1.P「俺が探しておこう」

※一部シナリオが変化します。


P「俺が探しておこう」

文香「えっ……」ピタッ

P「少尉はレッスンの時間のはずだ。アイドルの仕事を疎かにしてはいけないぞ。皆を待たせるのもよくない」

P「本の特徴を教えてもらえれば、俺のほうで探しておこう。見つけたら持っておく」

文香「い、いえ……その……」フルフル

P「ん、どうした?」

文香「あ、あの……いえ、あ……あ……」フルフル

P「なんだ、自分で探したいのか? ……とはいえ時間がないだろう? 他の誰かが見つけてくれていればそれでもいいが」

文香「……!!」

P「まあ、清掃が来たときに聞いてみるのも――」

文香「あ、あの……」

P「なんだ?」

文香「そ、その……お、お願い……します……」

P「分かった。探しておく」

文香「す、すみませんが……」

P「それで、どんな本なんだ? 特徴を教えてくれ」

文香「……1冊は、朱色の……上製本で……もう1冊は……その、布の、カバーが掛けられているもので……」

P「2冊あるということだな、分かった。レッスンにこれ以上遅れると困るだろう? 早く行きなさい」

文香「……お、お願いします。見つからなくとも……問題、ありませんので……」フワッ

パシュンッ!


P「行ったか……さて、見つからなくていいとは言われたものの、こちらが言ってしまった手前もある。探しておくか」


――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

P「……」キョロキョロ

P「……」キョロキョロ

P「……あった。別の端末台の下に紛れていたのか」スッ

P「朱色の……これか」

P「もう1冊が……」

P「……これか」


P「まあ、見つかったならいい。少尉が戻ってきたら渡すか……」


……
…………

――数時間後、フレイヤ(会議室)


夕美「蜂の巣……ですか?」

P「そうだ」

ありす「私たちが火星圏宙域にいるにも関わらず最近妙に蜂との戦闘が多くなったのは、小規模な巣を作られていたからということですか……」

藍子「あの……フレイヤの予定航路……小惑星群か、デブリ帯の真横を通過する予定でしたよね? 大丈夫なんでしょうか……」

P「大丈夫ではない可能性もある」

美波「ポイントを通過するときは警戒態勢に移行しますか?」

P「ああ、ヴァルキュリアで艦を護衛する。そして蜂と遭遇した場合、宙域を抜けることを優先する」

文香「戦闘は……しないということですか?」

P「そうだ。今回は戦闘が発生した場合、こちらが圧倒的に不利だからだ」

夕美「でも、F型が出るくらいなら私たちでもこれまで……」

美波「通常宙域であれば問題ないのよ。だけど、小惑星群やデブリ帯の中では戦闘機の航行ルートが制限されてしまう……」

美波「小惑星群の間を縫いながら飛行することにおいては、蜂のほうが圧倒的に有利なの」

夕美「そ、そっか、直線勝負なら何とでもなるけど、蜂のほうが小回りが利くもんね……」

P「ああ、なのでポイントを通過するまで戦闘はしない」

美波「予定航路の変更はないんですか?」

P「上からの指示がある。予定通り中継コロニーに到着してほしいそうだ」

文香「であれば……蜂が出現した場合に備えておかねばなりませんね……」

P「ああ、防衛プランを立てる。最初の小惑星群に差し掛かるのはこれより5時間後、それまでにプランを立てて警戒態勢を取る」

美波「分かりました。艦内放送で各班に通知します」

P「頼むぞ。30分後にプランの打ち合わせをする」

夕美「はい。少佐、いまのうちにMkⅡはカタパルトに移動させておいたほうがいいですよね?」

P「そうだな。最初のポイントまでの距離を考えると、ここで戦闘になってもおかしくない。相葉中尉と高森少尉は1度格納庫へ」

藍子「はい、立体機動戦闘用に機体を調整しておきます」フワッ

美波「私も通知を出したら試作型の調整を……ありすちゃん、文香さん、ブリッジでの待機お願いね」フワッ

ありす「分かりました」フワッ

パシュンッ!

文香「……」フワッ

P「鷺沢少尉」

文香「……はい?」ピタッ

P「打ち合わせの前に渡しておく。ブリッジで話していた物だ。見つけておいた」スッ

文香「……」

P「あまりとやかく言うつもりは無いが、それは無くすなよ……うん」

文香「は、はい……」

P「30分後に打ち合わせだ。次は遅れるなよ」フワッ

パシュンッ!


文香「……」


……
…………

すみません、腹が減ったので30~40分程度中断します。
予定している分がまだ残っているので戻ってきた後もう少し進めます。

――5時間後、フレイヤ(ブリッジ)

ピピピッ!

P「こちらブリッジ」ピッ!

美波『P少佐、こちらカタパルトです。ヴァルキュリア3機、全員搭乗しました』

文香「整備班も配置についたようです……ポイント突入準備、完了しました」

P「了解。プランの再確認だ」

ありす「小惑星帯突入時のファーストプランはAS-01です。突入時、フレイヤは多目的防御兵装イージスを艦正面以外に展開します」カタカタカタッ!

ありす「イージス展開後、ティルウィングの発射準備に移行し、複合ミサイル発射管にマグニを装填します」

ありす「その後短距離索敵用レドームを用いて小惑星群をスキャンします。蜂の巣を発見した後、ティルウィングによる先制攻撃で巣を破壊します」

ありす「もし蜂が残っている場合はマグニ、ブリンガーで牽制、小惑星群を抜けた時点でヴァルキュリアを発進させてこれを撃破します」カタカタカタッ

ありす「もしも小惑星帯での戦闘を余儀なくされた場合、プランAS-02に移行します。ヴァルキュアはマニュアルにて緊急発進です」

ありす「レドームでスキャンした小惑星の配置は機体に素早く登録しておいてください」

P「よし、もう1つ、小惑星群に突入する際、プラン遂行を迅速に行うためにブリッジのヴァルキュリアシステムを起動させる」

P「パイロットとブリッジ、全員がゾーニング現象に移行した場合、連続戦闘での負荷が上がる。今回はブリッジでのパイロットスーツ着用は鷺沢少尉のみとする」

P「ポイントは全部で2箇所、最初の小惑星帯と2時間後に突入予定のデブリ帯だ。橘少尉以外の4名はポイントを抜けるまでパイロットスーツを脱ぐなよ」

文香「了解です……」

藍子『了解です』

夕美『了解』

美波『了解です』

P「よし、ではフレイヤを前進させる。警戒態勢、コンディションイエローだ」

……
…………

――小惑星帯

ありす「フレイヤ、イージスを展開しました。ティルウィング発射準備、複合ミサイル発射管にマグニを装填します」カタカタッ

文香「現在……通常レーダーには反応がありません……」

ありす「文香さん、こちらの準備は完了しました」

文香「はい……索敵用レドーム、機動させます……」

P「了解。これよりブリッジのヴァルキュリアシステムを起動する。起動後、新田少佐に代わり鷺沢少尉を第2指揮官とする」

ピピピッ!

美波『お願いね、文香さん!』

文香「はい……善処します。ヴァルキュリアシステム……起動します」カタカタカタッ

ピシィッ!!

文香「……んっ」ピクッ

パシュウンッ!!

文香「……っ、はぁ……!」ビクッ!

ありす「大丈夫ですか、文香さん?」

文香「だ、大丈夫です……ヴァルキュリアシステムの起動により、ホロスクリーン……展開されます」

フォン……

P「レドームでの索敵結果をスクリーンに」

文香「はい……レドームより索敵範囲2500、表示させます」カタカタカタッ

ピピッ!!

ありす「……まだ反応がないですね」

P「……」

文香「B36ポイントの小惑星帯、密集しています……だだし、過去の蜂の飛行データから、この密集地帯を移動することはできないかと……」

P「了解、警戒態勢を維持し、フレイヤはこのまま航行ルートを進行する」

P(相葉中尉も高森少尉も小惑星帯での飛行経験はない……シミュレーターでの訓練が間に合わなかったのが痛いな)

P(なるべくなら逃げ切りたいが……)

……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「……レドームでの検索結果、表示します。蜂の巣……該当ありません」ピピッ!!

文香「小惑星帯の密集区域を通過します……距離1200……」

P「そうか……」

ありす「……P少佐、作戦中ですが聞いてもいいですか?」

P「なんだ?」

ありす「P少佐は、土星圏で長い間蜂と戦闘していたんですよね? そのときはどうやって蜂の巣を発見して攻略しているんですか?」

P「土星圏の蜂の巣は非常に大きい。遭遇することは滅多にないが、ノルン級戦艦3、4機分……あるいはそれ以上の大きさだ」

ありす「そんなに大きいんですか? ノルン級って、フレイヤくらいの大きさの艦であれば搭載できるほどの大型艦じゃないですか」

文香「それよりも巨大な巣なんて……」

P「ああ、出現した場合は全部装を用いて一気に叩く。土星圏では蜂の巣が発見された場合、大規模戦闘になる」

P「今回の小惑星帯にもし蜂の巣があったとしても、1つで蜂2、3匹程度だろうが……」

ありす「土星圏の蜂の巣は見たくないですね……どれだけの蜂がいるのか、想像したくないです」

P「そうだな……」

文香「……」

ポーン……ポーン……

文香「少佐……!」

P「レドームの反応か!」ガタッ!

文香「はい。現在の距離より2400……ポイントF06の小惑星です。いまスクリーンに表示を――」

ビーッ!ビーッ!!

ありす「警報!?」

文香「通常レーダーに反応……該当の小惑星よりキラー・ビーが1匹出てきました……!」

P「何!? 蜂の行動が早い……橘少尉、ティルウィング発射だ!」

ありす「はい! 射線確保、ティルウィング発射準備完了!」

P「ティルウィング発射!!」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「……ティルウィング着弾確認。蜂の巣、破壊しました」カタカタカタッ!

ピピピッ!!

美波『少佐! 砲撃の音が……戦闘ですか!?』

P「蜂の巣は破壊した。ヴァルキュリアはまだ待機だ!」

文香「少佐……蜂がこちらに接近してきます」

P「よし、残った1匹はマグニで牽制――」

文香「っ……いえ、少佐、艦後方より飛来してくる小惑星……いや、蜂の巣です。距離1700……!」

ありす「ち、近いです!」

P「しまった……マグニは艦後方の蜂の巣に発射! 艦の速度上げろ!!」

文香「はい。艦速度上昇……キラー・ビーの接近に備えて艦前面にイージスを展開します」カタカタカタッ!!

ありす「艦後方に向けてマグニ発射します!」

バシュシュシュシュシュッ!!!!

P「鷺沢少尉、戦闘記録は!」

文香「収集しています。リアルタイムでミーミルよりアルヴィスへ転送しています」

P「了解、ブリンガー1番から4番をポイントF06より接近する蜂に向ける」

ありす「ブリンガー1番から4番、オートメーション機能によるターゲット、自動掃射します!」カタカタカタッ!


ドガガガガガガガガガッ!!!!!

ドガガガガガガガガガッ!!!!!


蜂「……」ビュンッ!


文香「前方のキラー・ビー、小惑星帯に隠れました……艦後方の蜂の巣にマグニが着弾します」

ドガアアアアアンッ!!!!

P「やったか!?」

ポーン……ポーン……

文香「い、いえ……蜂の巣の後ろにもう1つ巣が……!」

蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

文香「後方蜂の巣より、キラー・ビー……3匹です」カタカタカタッ!!

P「レーヴァテイン砲身を艦後方に回転! アルヴァルディを装填次第左舷に弾幕! ティルウィング2番を左舷に向けろ! 橘少尉、急げ!!」

ありす「は、はい!」カタカタッ!

ピピピッ!!

藍子『少佐!』

夕美『このままだと小惑星帯と挟まれちゃうよ!』

美波『少佐、ヴァルキュリアの出撃を!!』

P「まだだ!!」

文香「後方のキラー・ビー、艦左舷に移動……前方のキラー・ビーと合流します……!」


蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……


文香「文香「キラー・ビー……あれは、粒子砲の発射体勢です……!」

>>468訂正

P「やったか!?」

ポーン……ポーン……

文香「い、いえ……蜂の巣の後ろにもう1つ巣が……!」

蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

蜂「……!」ギュンッ!

文香「後方蜂の巣より、キラー・ビー……3匹です」カタカタカタッ!!

P「レーヴァテイン砲身を艦後方に回転! アルヴァルディを装填次第左舷に弾幕! ティルウィング2番を左舷に向けろ! 橘少尉、急げ!!」

ありす「は、はい!」カタカタッ!

ピピピッ!!

藍子『少佐!』

夕美『このままだと小惑星帯と挟まれちゃうよ!』

美波『少佐、ヴァルキュリアの出撃を!!』

P「まだだ!!」

文香「後方のキラー・ビー、艦左舷に移動……前方のキラー・ビーと合流します……!」


蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……

蜂「……!」ギュオオオオオ……


文香「キラー・ビー……あれは、粒子砲の発射体勢です……!」

P「右舷、左舷のイージスを最大出力! 前面と後方の分は切れ! ティルウィング、アルヴァルディ発射!!」

ありす「は、はい!」カタカタカタッ!!

ドシュシュシュシュシュシュッ!!!!

ドシュウウウウウンッ!!!!


蜂「……!!」ズドォンッ!

蜂「……!!」ズドォンッ!

蜂「……!!」ズドォンッ!

蜂「……!!」ズドォンッ!


ズガガガガガガガガァンッ!!!!!!

ズドオオオオオンッ!!!!


文香「主砲、ミサイル、キラー・ビーの群れに着弾……砲撃きます……回避しきれません……!」

ドガアアアアアアンッ!!!!!!!!

P「くっ……!」

ありす「あああっ!?」

文香「ううう……う、右舷の小惑星帯に激突します……!」

カタカタカタッ!! ピピピッ!!

P「乗員衝撃に備えろ!!!!」


ズガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!


ありす「きゃああああっ!!」

文香「ああっ!?」

P「ぐううう!」


……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)


P「少尉……鷺沢少尉!」

文香「……」ピクッ

P「少尉……気がついたか……」

文香「少佐……私たちは……」ハッ!

ありす「……」

文香「ありすちゃん……!」

P「大丈夫、気を失っているだけだ。医療班がもうじき来る」スッ

文香「よかった……」

P「幸い、レドームの索敵はまだ生きている。いまのところ巣は見当たらない」

P「通常レーダーに蜂も引っ掛かっていないから、どうやら先ほどの攻撃で倒せたようだ」カタカタカタッ

文香「そうですか……」

P「とはいえ、少しマズイことになった。まずは艦の被害状況を確認したい。動けるか?」

文香「はい……大丈夫です」

……
…………

――更に数分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「イージスの展開が間に合っていたため……艦の機能の大部分は使用出来る状態です……」カタカタカタッ

文香「しかし……前方と後方のイージスの展開を解除したため……小惑星帯への衝突に伴い、複合ミサイル発射管に砕けた小惑星の破片が紛れてしまっています」カタカタカタッ!

文香「また、衝突による衝撃の影響からかエンジントラブルが起きているようです……整備班の報告によると、恐らく出力が下がっているとのこと」

文香「そしてなにより……」カタカタカタ……


美波『……どうするんですか、この現状』

P「……すまない」

夕美『文香ちゃん、何とかならないの?』

文香「カタパルトデッキの……ハッチが衝突の際に開かなくなったようです……デッキに移動させているヴァルキュリア3機、出撃できない状態です……」

藍子『そんな……』

美波『少佐! どうして私たちを出撃させなかったんですか! 蜂の砲撃さえ阻止できたらこんな事態にならなかったはずです!!』

P「……」

文香「……美波さん」

文香「イージスの展開を左右に集中させた結果……艦が潰されるという最悪の事態は、免れることができました……」

文香「それに、P少佐が事前にキラー・ビーの機動を予測して、艦左舷に砲撃を集中させた結果、4匹全てを撃破することができました」

文香「丁度……小惑星帯の密集地帯に差し掛かっていました。あの場で、ヴァルキュリアを出撃させた場合……」

文香「……立体機動訓練が不足している、夕美さん、藍子さんでは……出撃後、小惑星に衝突する確率が……極めて高かったと、思います……」

文香「なので……結果論ですが、P少佐の判断は……正しかったと……私は、思います」

文香「ヴァルキュリアシステムを起動していましたが……私は……ここまでの判断を、あのとき、することができませんでした……」

文香「ですから、このような結果になってしまったのは……作戦遂行に貢献できなかった、私のせいです……」ポロポロ……

美波『文香さん……』

P「……鷺沢少尉に責任はない。あの場での指揮は全て俺が執っていた。俺の判断ミスが招いた結果だ」

文香「ですが……」

ピピピッ!!

P「こちらブリッジ」

整備長『こちら整備班だ! ダメだ、格納庫からカタパルトデッキへの移動路がイカれちまってる! いま直してるが、しばらくは3機とも戻せそうにない!』

P「了解した。整備長、すまないがそちらの復旧を最優先で頼む。何かあったらまたこちらから指示する」

整備長『あいよ、了解!』

文香「……」

P「……新田少佐、1度通信を切る。通常レーダーとレドームの索敵結果を確認したい」

美波『……了解です』ピッ!

P「……」

文香「……少佐、す――」

P「すまない、少尉」

文香「……」

P「庇ってもらってしまったな。俺は情けない上官だな……」

文香「いえ……私も、何も出来ませんでした……ただ、少佐の指示に従っているだけで、自分で判断することもほとんどできなくて……」

P「……気を遣わせてしまったのは事実だ。今後のこともある、この話はこれで終了だ」

文香「はい……」

P「少し整理しよう。先ほど戦闘した蜂4匹は撃破した。これまで発見した巣も3つ破壊済みだ。現状、通常レーダーとレドームより敵影は無い」

文香「はい……ですが、艦は小惑星帯に激突。武装としては……各ミサイルが発射不能状態となりました」

文香「エンジントラブルによる出力低下、そして、衝撃によりカタパルトデッキのハッチが開かない状態で、ヴァルキュリアの出撃が不可能。格納庫に戻すことも……できなくなっています」

P「そうだ。そして……一番厄介なのは艦が小惑星に挟まれてしまい、身動きが取れない状態になってしまったということだ」

文香「整備班によるハッチ、カタパルトデッキの復旧が間に合えばいいのですが……いつキラー・ビーが出現するか分からない状況」

P「ああ、せめてフレイヤを動かさなければ話にならんな……」

文香「はい……何とかして、ここを抜け出しませんと……」

P「そうだな、しかしどうするか……」

文香「ここから応援を要請……いえ、ノルンに繋いだところで……ギチトーも距離があります……」

P「……」

文香「先にエンジントラブルを解消……しかし、そうなれば、敵が来た場合の……迎撃手段がない状態になってしまって……」

P(ヴァルキュリアシステムはまだ起動している。鷺沢少尉のバイタルはイエローゾーンか……艦の被害状況、残りの武装……小惑星の位置……)フォン……

ピッ、ピッ……ピッ……

文香「やはり、カタパルトデッキの復旧を――」

P「少尉……」ピッ、ピッ、ピッ……

文香「は、はい……」ピクッ


1.P「1つ提案がある。分析できるか?」
2.P「あまり1人で悩むな。一緒に考えよう」
↓1

2

>>483
了解です。場面的にキリが良くなったのと時間が遅くなってしまったので本日はこれで終了します。
安価の結果と残りの分については明日の夜か明後日の日中くらいに消化します。

それでは、本日もお付き合い頂きありがとうございました。

こんな時間ですがどなたかいらっしゃれば1時くらいに残りの分を投下します。そんなに長くはならない程度です。
安価は1回くらいあったような気がします。

>>483
2.P「あまり1人で悩むな。一緒に考えよう」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「あまり1人で悩むな。一緒に考えよう」

文香「少佐……」

P「現状を作ってしまったのは俺だから、頼りなく思えるかもしれないが……少尉1人に任せたままにする気はない」

文香「……はい、私は、大丈夫です」スッ……

文香「1人ではないのなら……私も、まだ……」

ピッ、ピッ、ピッ……

文香「……1つ、小惑星に挟まれた状態から……脱出する方法があります」ピッ、ピッ、ピッ

文香「現状……艦後方ブロックが小惑星に引っ掛かっている状態です。現在のメインエンジンの出力では……抜け出すことができませんが……」ピッ

ブゥンッ……

文香「複合ミサイル発射管、8番から17番が使用可能……それと、少佐がありすちゃんに指示を出したため……レーヴァテイン2機の砲身が艦後方に向けられています」

P「……小惑星を近距離で破壊し、衝撃に合わせて艦を押し出すつもりか」

文香「はい……」

P「……近距離砲撃の衝撃によるフレイヤへのダメージが気になるが、イージスを後方に展開することである程度防げるか」

文香「艦後方の損傷は免れませんが……小惑星帯から抜け出すことを優先した上での行動となります」

P「分かった。それでいこう。ただしイージス展開については艦後方、特にサブカタパルトを兼任している搬入口に集中させるんだ」

文香「搬入口を……ですか……?」

P「ああ……少尉、レドームの索敵結果を時系列ごとに映し出してくれ」

文香「……小惑星帯突入後の、周辺に漂う小惑星の変化を表示させます」ピピピッ!

フォォォンッ……

P「ポイントF06の蜂の巣の発見から戦闘が始まったが……ここだ、F06で発見、破壊するまでの軌道と……」

文香「後方からきた2つの巣の軌道……わかりました」

P「ああ、恐らくだが小惑星を破壊したタイミングで気付かれるだろう」

文香「了解しました……急ぎ、行動しなければなりませんね……」

……
…………

>>450の結果によりシナリオが分岐します。


文香「現時点では……ヴァルキュリアに搭乗中のパイロットは、カタパルトデッキに閉じ込められたままと……なっています」ハァ、ハァ……

P「橘少尉も医務室にいる。俺と鷺沢少尉の2人での作業となるが……ん?」ピクッ

文香「……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「鷺沢少尉、大丈夫か?」ピッ、ピッ、ピッ……

文香「は……はい……」ハァ……ハァ……

P(しまった……ゾーニング現象か。確かにこの状況では少尉への負荷が高い状態になってしまうか……)

P「少尉、艦の脱出だけであればヴァルキュリアシステムを起動する必要はない。1度システムを閉塞させて――」

文香「い、いえ……これは、私が……やらなければ、ならないことです……」ハァ……ハァ……

文香「少佐に……頼ってばかりでは……私も、いまは……第2指揮官、ですから……」ググッ……

P「しかし、その状態では身体が持たないぞ。バイタル値はイエローゾーンのままだが、ブリッジのシステム仕様は新田少佐の乗る試作型のと同じだ」

P「手動でシステムを遮断、閉塞させないとこのままではレッドゾーンに入ってしまうぞ」

文香「だ、大丈夫……です、やらせて……ください……」ハァ、ハァ……

文香「ここで……やらなければ……きっと、私はこれから先も、ずっと……ですから、やり遂げたいのです」ハァ、ハァ

P「……分かった。しかし、システムによる負荷を無視することはできん。何が出来るかはわからんが、応急対応として医療班を呼――」

ガシッ!

文香「い、いえ……そ、それでしたら……」ハァ、ハァ……

P「少尉……?」

文香「いま、ここで……私に……ど、どうか、お願いします……」ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……

P「……それはゾーニング現象移行の際の命令か?」

文香「……は、はい」ハァ、ハァ……

P「了解した。長い時間は取れない、どちらかの部屋に急いで……」

文香「い、いえ……! こ、ここで……」

P「……は?」

文香「ここで……お願い、します」ハァ、ハァ、ハァ……

P「おい、ブリッジだぞ」

文香「重力制御機能を調整して……各人の個室と、同じ状態にします……それで、問題ありません。それに……急ぎなら、なおのこと……」カタカタカタッ……

ピッ! ガクンッ……!

P「とはいうが、こんなところで満足できるのか?」

文香「それは……大丈夫かと……その、あの雑誌に……書かれていました……普段と違う場所であれば……より、興奮できる機会が、あると……」ハァ、ハァ……

P(今日少尉に渡したエロ本か……)

文香「お、お願いします、早く……そ、それに、私も……もう……」ハッ、ハッ、ハッ……

P「……分かった。ただし先ほども言ったが時間がない。パイロットスーツは脱がなくていい」

文香「……ど、どうして――」

グイッ!

文香「んっ……!」ビクッ!

P「あまりこういうことはしたくないが……」ムニュッ、ムニュッ

P「そのパイロットスーツがヴァルキュリアシステムに合わせるために伸縮性のある新素材で作られていて助かった」サワサワ

文香「ぁ……ど、どこを、触って……」ハッ、ハッ……

P「尻だ。少尉は思ったよりも扇情的……エロい体つきをしているな」ムニュッ、ムニュッ

文香「あっ……あ、んっ……え、えろ……」ゾクゾクゾクッ!

P「雰囲気を出さないとな……濡れているんだろう? ここも……スーツ越しだが、柔らかくて触り心地がいい」スリスリ……

文香「あ……ぁ……」ビクッ、ビクッ……

P「スーツ越しで少尉に感触が伝わっているか分からないが……少尉の濡れてそうな場所はここか? ほら、擦ってやろうか……」シュッ、シュッ、シュッ!!

文香「あっ、あっ! ダ、ダメ……ぁあっ!!」ビクンッ!!ビクンッ!!

P「ん……?」

文香「あ……あ……はぁ……」ガクッ、ガクッ、ガクッ……

フラッ……

P「お、おいっ!」ガシッ!

文香「……」ハァ……ハァ……ハァ……

P「ず、随分早かったな……よほど我慢していたのか……もう大丈夫か?」

文香「……こ、このスーツは……システムを経由して受ける、ゾーニング状態を維持するための、電気信号を……より身体に伝達しやすくするため……」ハァ、ハァ……

文香「通常の……スーツよりも、感触が……その……」ハァ……ハァ……

P「……すまん。通常スーツより軟質素材が使われている程度かと思っていた」

文香「い、いえ……ですが、少し……落ち着きました。これなら、大丈夫です……」ハァ……

P「了解した。それならば5分後、行動に移る。整備班に通信を入れておく」ピッ!

文香「はい……」

文香「……」ムラムラ


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:鷺沢文香
戦闘適正      :36(Fランク)
オペレーター適正 :84(Aランク)
指揮官適正    :99(Sランク)
性欲        .:30(初期値)→60(戦闘直後)→55(手淫後)
モバPへの親愛度.:3(並)→28(並)

――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピッ!

P『鷺沢少尉、VILS-01に搭乗……配置についたぞ』

文香「了解しました……これより、小惑星の破砕作業を行います……」

美波『始まるまで時間が掛かりましたね……方針決め、難しかったんですか?』

P『いや……まあ、そんなもんかな』

文香「……」モゾモゾ

藍子『?』

夕美『それで文香ちゃん、私たちは現状維持なんだよね?』

文香「はい……ヴァルキュリアは格納庫にも戻せず、カタパルトデッキから出撃できないので……待機になります」

文香「なので……その代わりに、P少佐がサブカタパルトから出撃します」スッ……

フォン……

文香「複合ミサイル発射管、8番から17番に……アルヴァルディを装填……」ピッ、ピッ

文香「レーヴァテイン発射準備……艦後方、指定範囲にイージスを展開……」

美波『それにしても、小惑星にミサイルと砲撃を打ち込んだときの衝撃で艦を動かそうとするなんて……』

夕美『少佐も破砕作業に出るんですか?』

藍子『が、頑張ってください、少佐っ!』

P『いや、俺は別の仕事がある。鷺沢少尉、準備はいいか?』

文香「はい……レドーム索敵、通常レーダー正常確認……整備班、聞こえますか?」ピピピッ!

整備長『聞こえてるぜ! サブカタパルトにする搬入口を開ける準備は出来てるから、指示してくれ!』

文香「分かりました……では……乗員、衝撃に備えてください……」

文香「メインエンジンを最大出力に……ミサイル、レーヴァテイン、発射します……!」


……
…………

――小惑星帯


ドガガガガガガガガァンッ!!!!!!!!

ズドオオオオオオンッ!!!!!!


赤蜂「……!!」ブブブブブブ……


ギュンッ!!


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

ゴゴゴゴゴゴ……

文香「小惑星の破壊を確認……艦前進……周囲の小惑星もあわせて飛散しました……」

夕美『成功? 大丈夫?』

文香「はい……あとは――」


ビーッ!ビーッ!!


藍子『け、警報!?』

P『来たか……少尉!』

文香「はい……整備班、サブカタパルトを開けてください……」

整備長『はいよ!!』

美波『蜂との戦闘から時間が経過したこのタイミング……少佐、もしかして!』

文香「レーダーを確認……艦右舷、距離4800、キラー・ビー出現、高速接近中……識別該当、赤い大型……ホーネットです』

藍子『ええっ!?』

P『やはり来たか!』

美波『群れの統率者……巣の大小は関係ないということなのね!』

文香「敵はホーネット1匹です……」

P『了解した、奴を叩く。親玉1匹だけということなら、雑魚は先ほどの戦闘で全部だったんだろう……こいつで最後だ。フレイヤは小惑星帯を抜けることに専念しろ』

文香「了解です……少佐、お気をつけて……」

P『問題ない。VILS-01の映像記録をリアルタイムで転送する。艦で取得している映像記録と合わせて全員で敵の動きを確認しておけ。出撃できない分、勉強の時間だ』

夕美『べ、勉強って?』

P『木星圏に着いた後、蜂の巣を叩く機会があるかもしれない。赤いのは群れのボスとして数匹存在する。動きを見ておけ』

美波『少佐、ここは小惑星の密集地帯です! ホーネット相手では!』

P『グレイプニールよりまともな機体に乗っているんだ、問題ない。出撃するぞ』ピッ!

美波『あっ! ちょっと少佐!』


……
…………

――戦闘宙域

赤蜂「……」ブブブブ……

P「久しぶりだな赤いの……いや、フレイヤに来る前の戦闘でも見たか」ギュンッ!!

ピピッ!

ズドォンッ!!!!

赤蜂「……!」ギュンッ!!

P「残念だが、今回は第2世代より随分まともな物に乗っているんだ。お前自体を蜂の巣にしてやる!!」ギュオオオオオッ!!!!


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「VILS-01、ホーネットと交戦開始……小惑星帯を飛行しています……」

藍子『……』ポカーン……

夕美『小惑星の密集地帯で……蜂と同じような機動で飛行してる……』

美波『ヴァルキュリアに乗っているから……違うわね、少佐はグレイプニールでもこんな立体機動で飛行をしていたなんて……』

文香「イージスを右舷に展開します。少佐から救援依頼があった場合に備え、アルヴァルディを再装填しておきます」ピッ、ピッ、ピッ

夕美『いや……あれ、いらないんじゃないかなぁ……』

美波『っ! みんな、モニターを見て頂戴! ホーネットの動きをよく見て、赤いのは本体下部から針を飛ばしてくるわ!』


……
…………

――戦闘宙域

ギュンッ!! ギュンッ!! ギュオオオオオ……!!

赤蜂「!!」ブゥンッ!!

P「逃げられると思っているのか!!」ギュオオオオオオ!!

赤蜂「……!」クルッ!

P「そんなオモチャには当たらん!」ガションッ!!

赤蜂「!!」ドシュドシュドシュッ!!

P「ドラウプニル!」カカッ!

ドガガガガガガガガガッ!!!!

ドガガガアアアアアンッ!!


赤蜂「……!」ブゥンッ!

P「逃がさん、これで落ちろ!!」ズドンッ!!

赤蜂「!?」

ドガアアアアンッ!!!!


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

文香「……VILS-01、ホーネットを撃破……コンディション、グリーンです……」

夕美『……あのさ、美波ちゃん』

藍子『……』

夕美『ホーネット、いつ針出したの?』

美波『……1度、飛行中に体勢を変えてVILS-01胴体を向けたときに……』

夕美『あのさ、いま映像巻き戻して見てるけど、針っぽいのがいくつか発射された瞬間に全部打ち落としたよね、機関砲で』

藍子『あ、あんなことできません……立体機動もまだちゃんとできないのに……』

美波『さ……参考にならない……普通回避するのに……』

文香「少佐がフレイヤに接近……小惑星帯、間もなく抜けます」

夕美『……とりあえず終わったっぽいけど、私たち完全に何もしてないよね』

藍子『カ、カタパルトに閉じ込められたままですから……』

美波『はぁ……』

文香「次ポイントのデブリ帯との距離、2200です。恐らく、距離から見て……先ほどのホーネットが2ポイントに巣を作っている統率者でしょう……」

文香「艦はこのままデブリ帯に突入します。少佐が出撃中のため……プランAS-02に移行して進行します」

夕美『あーあ、整備班、早く出してくれないかなぁ……』

……
…………

――数時間後、フレイヤ(搬入口)

パシュンッ!

バサッ!

P「VILS-01もギリギリ持ったか。赤いのも潰せたし、デブリ帯も無事通過できてよかった」

P「戦闘が発生した場合のことを考えて、デブリ帯通過用に稼働時間延長のためのブースターを増設して正解だったな」

整備長「いやあ、にしても今回は散々でしたね」

P「そうだな……カタパルトデッキはどうなっている?」

整備長「もうそろそろで嬢ちゃんたちの救助はじまりますよ。艦の応急修理のほうが優先でしたし、こればっかりは我慢してもらわねえと」

P「毎回面倒をかけるな……今度何か奢るぞ」

整備長「おっ! さすが少佐、太っ腹……んじゃ高い食券でも頼んじまおうかなぁ」

P「どうせ給料使わないからな……好きな物で構わん」

整備長「了解! 嬢ちゃんたちはちゃんと掘り出しておきやすぜ!」

P「ああ、俺はブリッジに戻る」フワッ


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「っと……」ガクンッ!

P「そうか、ブリッジの重力制御をそのままにしておいたか……鷺沢少尉、戻ったぞ」

文香「……」

P「少尉……どうした、艦長席に座ったままで……おい、少尉!」タタタッ!

文香「……」

P「少尉、大丈夫か、少――」

ガシッ!

P「っ!」ドサッ!

文香「……」ハッ、ハッ、ハッ……!

P「少尉……とりあえず意識はあったか」

P(しまった……デブリ帯を抜けるまでの間、少尉にはシステムの負荷が掛かり続けていたのか……)

文香「……少佐」ハッ、ハッ、ハッ……

P「……なんだ、今回は俺のミスでこんな事態になったからな……大人しく言うことは聞く」

文香「服を……脱いでください……」

P「席に押さえつけられたままでは難しいが……分かった」モゾモゾ……

文香「……」ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……

P「脱いだぞ。これでいいか?」バサッ

文香「……」グイッ……グイッ……

ボスッ……

P「少尉もパイロットスーツは脱ぐのか……まあ、そりゃそうか……」

文香「はい……それを……少佐の、ぉ……ぉちん、ぽ……を、大きく、させます……んぁ」スッ

ジュポッ、ジュポッ!

P「おちんぽて……なんというか、少尉の口からあまり聞きたくない言葉だな……どこで覚えたんだ……」

文香「んむ……雑誌の、付録……用語集に、書かれていました……エッチな、言葉と……あむっ」

ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ

P「少尉はそういうものに興味のある年頃か……うっ……」ハァ……

ムクムク……

文香「いえ……いずれ、少佐とこうして、セ、セックスをする……そのときに、恥ずかしい……思いを、しないようにと……」

P「ここでセックスすること自体がよほど恥ずかしいぞ……というか、勉強するならもっと他のことを――」

文香「静かに、してください……」

ジュポッ、ジュポッ! ズゾゾゾゾゾッ!!

P「うううっ! くっ……」

P(こういうことはどこで覚えたんだよ……!)

文香「はぁ……少佐の、おちんぽから、とても臭いが……はぁ……」ハッ、ハッ、ハッ……

P「少尉……勃起させるのは構わんが……あまりやりすぎると、俺のほうが先に出してしまう……」

文香「そ、それは、いけません……我慢してください……」バッ!

P「それなら、早く済ませてくれ……少尉のほうも、何かしてほしいことはあるか?」

文香「いえ……そのまま、席に座ったままでいてください……私が、上に乗ります……」モゾモゾ

ヌルッ、ヌルッ……ヌルッ、ヌチュッ……

文香「わ、私が……倒れないように、支えてください……い、いまから、挿入、しますから……」ハッ!ハッ!ハッ!

P「ああ、いいぞ……」

文香「ん……んっ、ふっ……」ググググッ……

ヌプッ……ヌプププププ……

文香「んっ……あ……は、入りました……」ヒクッ、ヒクッ……

P「ああ……少尉、気持ちいいぞ……少尉の気持ちいように、動いてくれ……」ハァ、ハァ……

文香「そうさせて……もらいます……んっ!」ズチュッ、ズチュッ!

パンッ、パンッ、パンッ!

P「っ……ふっ……それにしても……体勢的に、間近で見ると……少尉の胸は、凄い迫力だな……」ズチュッ、ズチュッ!

プルンッ!プルンッ!

文香「あっ、はっ……あっ……!」パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!

P「柔らかい……せっかくだ、少尉、吸うぞ……」ムニュッ、ムニュッ

チュウウウ……チュウッ、チュウウウ……

文香「んんぅ……あっ、お、ぉ……」ビクッ!!

パンッ、パンッ、パンッ

P「ん……」チュッ、チュウ……

文香「お……っぱい……あっ……ぅんっ……」ズチュッ、ズチュッ!

P「ん……吸われるのが好きなのか……俺も、少尉のおっぱいに夢中になってしまいそうだ……」チュッ、チュウ、チュウウウ……

文香「あっ、あ……あっ!」ギュッ!

ギュウウウウウッ!!!!

P「んぐっ!?」ビクッ!

P(は、ハグで、い、息が……)モゴッ……

文香「はっ、はっ……はぁっ!」ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ!

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!

P「んっ、ん……」チュッ、チュウウウウ!

パシュンッ!


文香「んっ! あっ……あっ! ああっ、あっ、あっ!」ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!!

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

P(少尉、い、イクのか……は、早くしてくれ……気持ちよくて、俺も限界だ……)モゴッ……

チュウウウウウッ!!

文香「あっ! あっ! 少佐……イク……い、イク……あっ、あっ……!!」ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!!

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

文香「ああっ、イク、イク、あっ! あっ、あああああああっ!!」

P(だ、ダメだ……も、もう、出る……!!)

1.中に出す
2.外に出す
↓1

2

>>536
2.外に出す

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

文香「ああっ! イク! あ"っ、あっ! あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」ビクンッ!!ビクンッ!!ビクンッ!!ビクンッ!!

プシャッ!プシャアアアアアッ!

P(ぐっ……うううう!!)ビクンッ!!

ビュクッ!ビュクッ!ビュクッ!ビュルルルルルルルッ!!

ビチャッ!ビチャビチャッ!!

文香「あっ、あ……あ……」ピクッ、ピクッ、ピクッ……

P「ぷはっ……う……あああ……」ビュクッ、ビュクッ……

P(き、気持ち良すぎる……ああ……)

文香「あ、あっ……お、おちんぽ……あ……そんな……ぁ……」ドロッ……

P「あ……危なかった……ギリギリ抜けたか……ああ、気持ちよかった、か……?」ハァ、ハァ……

文香「はぁ……い……んっ……」ズチュッ!

ズチュッ……ズチュッ……

P「おっ、おい! 萎えてないからってまた挿れるな……うっ、動かないでくれ……まだ……」ハァ、ハァ

文香「あ……も、もっと……あぁ……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「少尉は……エッチだな……エロ本読んで、普段から……興奮しているのか……?」ハァ、ハァ、ハァ……

文香「んっ……そ、そんな……あ……」ピタッ!

文香「……」

P「ん、どうした……少尉……」クルッ……

P「……」ピタッ

美波「……」プルプル……

夕美「……」ドキドキ……

藍子「……」ドキドキ……

ありす「……」ドキドキドキドキ……


文香「あ……え……」サーッ……

P(あ、戻った……)

藍子「お……お2人とも……」

P「……いつから見ていた」

夕美「……文香ちゃんのスパートが掛かったあたり、かな」

ありす「ふ、文香さん……そんな……ブリッジで、そんな、いやらしい体勢で……」

文香「あ……あ……」カタカタ……

美波「……ふ」

P「先に謝っておく。すまん、少佐」



美波「2人とも、艦長席で何やってるんですか!!!!!!」



……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:鷺沢文香
戦闘適正      :36(Fランク)
オペレーター適正 :84(Aランク)
指揮官適正    :99(Sランク)
性欲        .:55→85(戦闘直後)→70(セックス後)
モバPへの親愛度.:28(並)→58(良好)

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

P「すまない」

文香「も、申し訳ありません……」

美波「ブリッジの重力制御設定が変更されているから何かと思って入ってみれば……!」

P「仕方が無いんだ。鷺沢少尉が長時間のシステム使用によってゾーニング現象の後遺症がだな……急いで何とかせねばならんと……」

美波「言い訳無用! あの席、誰が座ると思ってるんですか!!」

P「俺か新田少佐だ。必要であれば今回のように鷺沢少尉も座る場合がある」

美波「真面目に答えないでください!!」

藍子「私たちがカタパルトデッキに閉じ込められている間に……」ムスッ

夕美「あーあ、結局私たちはシステム使わなかったからゾーニング状態にならなかったし……」

ありす「文香さん……まさか、そんな人だったなんて……見損ないました……」

文香「あっ、ありすちゃん……そ、その……」

ありす「……ですが、いずれ私も文香さんのように、頭の中が煩悩で一杯になってしまうんですね」

ありす「システムを使い続けることで、煩悩に塗れて、セックスのことしか考えられなくなって……場所を問わずP少佐を無理やり……」

文香「あ……あ……あ……」

文香「……」

夕美「……あれ、文香ちゃん、文香ちゃん?」

藍子「あのぅ……気絶、しているみたいですけど……」

ありす「あのっ、文香さん、すみません……文香さーん!」ユサッ、ユサッ!

文香「……」


P「正直ここ来てからのこの仕事の中で一番キツかった……」

美波「やっぱりブリッジのヴァルキュリアシステムは使うべきじゃないですね……後始末が大変……」ハァ……

P「……」


P(やはり大きさは関係なく、巣があるなら必ず赤いのもいるか……)

P(ならば、白いのはどこにいる……アイツは……)



美波「少佐……P少佐?」

P「……どうした、新田少佐」

美波「いえ、なにやら考え事をしていたように見えて」

P「いや……なんでもない。鷺沢少尉が思いのほか新田少佐と同類だったから疲れただけだ」

美波「ど、同類って……何の話ですか……」

P「多分、少佐より変態かもしれん」

美波「私は変態じゃありません!!」


……
…………

――数時間後、フレイヤ(艦長室)


大佐『いやあ、それにしても大変だったようだね。やはり小惑星帯に蜂の巣があったか』

P「随分と小さいものでしたが……ホーネットとも交戦しました」

大佐『アルヴィスに転送されたアーカイブを見させてもらったよ。リアルタイムで情報をもらえるのは有難い。気が利くねぇ』

P「新しいネタなので使ってください。大佐も、今後については早めに上と話して方針を決めてください。木星圏に着いたら私たちはノルンから所属が移るのでしょうか?」

大佐『それなんだがね、火星圏宙域のノルンを1隻、木星圏中継コロニーに移動させることになった。移動させるノルンはキミ達の旗艦になっているノルンだ』

P「となると……やはり木星圏の蜂の巣を叩くということですか」

大佐『そうだ。発見報告がいくつか上がっている。そのうちの1つに、ノルン級と同程度の大きさの蜂の巣もある』

P「なるほど、とはいえその程度の大きさならまだマシか……ただ大佐、アインフェリアは新田少佐以外、操縦技術が機体に追いついていません」

P「正直な話になりますが、木星圏での戦闘に参加させるには……」

大佐『やはり間に合わないかね?』

P「出来るだけシミュレーターで訓練はさせます。小惑星帯での戦闘でなければ何とかなる範囲まで叩き上げたいとは思いますが……」

大佐『うむ、また近いうちに連絡する。そのときの報告を受けて判断するよ』

P「了解しました」

大佐「あと……チミィ、請求見たよ。アサルトパックの追加購入なんて事前に聞いてないぞ?」

P「必要だと判断し、ギチトーで補給した際に追加発注しました。保険だと思っておいてください」

大佐「ただねえ……部隊予算、結構厳しいんだよねぇ。他の費用回してるけど、やっぱり新型の運用テスト費が高くて……」

P「仕方が無いです。上にも必要経費だと思ってもらわないとこちらも困ります」

大佐「ううん……実はだね、フレイヤの姉妹艦に配備させたVILS-01の数機をちょっと弄ってね……」

大佐「使い物にならなくなったヴァルキュリアシステムを何とか出来んだろうかと、戦艦共々改修を加えてしまってだね……予算が……」

P「話を逸らさないでください。本来なら防御兵装用のオプション兵装も購入したかったのですが……」

大佐「おいおいおいおい、そこまでやられたら私も困るよ! ただでさえアサルトパックは高いんだから……」

P「……費用でバイブやらローターやらを買われるよりは断然いいと思います。申請するほうの身にもなってください」

大佐「……ちょっと、経理と相談しておくよ」

P「はい……」

……
…………

>>574訂正

大佐「あと……チミィ、請求見たよ。アサルトパックの追加購入なんて事前に聞いてないぞ?」

P「必要だと判断し、ギチトーで補給した際に追加発注しました。保険だと思っておいてください」

大佐「ただねえ……部隊予算、結構厳しいんだよねぇ。他の費用回してるけど、やっぱり新型の運用テスト費が高くて……」

P「仕方が無いです。上にも必要経費だと思ってもらわないとこちらも困ります」

大佐「ううん……実はだね、フレイヤの姉妹艦に配備させたVILS-01の数機をちょっと弄ってね……」

大佐「使い物にならなくなったヴァルキュリアシステムを何とか出来んだろうかと、戦艦共々改修を加えてしまってだね……予算が……」

P「話を逸らさないでください。本来なら防御兵装用のオプション兵装も購入したかったのですが……」

大佐「おいおいおいおい、そこまでやられたら私も困るよ! ただでさえアサルトパックは高いんだから……」

P「……費用でバイブやらローターやらを買われるよりは断然いいと思います。申請するほうの身にもなってください」

大佐「……ちょっと、経理と相談しておくよ」

P「はい……」


――――
――

――早朝、奈緒の部屋

奈緒「……やべっ、もうそろそろで5時か。確かプレイは22時から5時までって書いてたな……キリがいいし、今日はこれでやめるか」カチカチッ

奈緒「……」

奈緒(今回はPさん似の主人公と文香似のヒロインが……ブリッジで激しい騎乗位セックスをしていた……)

奈緒「み、みんなが普段仕事をしている職場で……ひ、人が誰もいないのをいいことに……」プルプル……

奈緒「誰もいないのを見計らって……Pさんが文香の身体を弄って……興奮した文香の性欲が抑えきれずに快楽を求めて……」プルプル……

奈緒(そ、それにセックスが終わった後……みんなはその空間で仕事をしているなんて……も、もし事務所でそんなことがあったら……)プルプル……

奈緒「だ、ダメだダメだ!! 想像するなあたし!! あれはゲームの中の文香なんだ!」ブンブン!!

奈緒「ただ文香似のヒロインが職場や野外でセックスしながら授乳プレイもどきをするのが好きなだけなんだ!!」ブンブンッ!!

奈緒「って、何言ってんだ、あたしは……」


奈緒「……あ、今日、仕事なのに……もう、5時……」

……
…………

というわけでキリがいいので本日はこれで終了します。
>>1がデレステの順位を戻さなければならないので明日明後日再開できるかはわかりませんが
ちょっと次回あたりの内容が登場人物入れ替えの影響でテキスト差し替えに時間が掛かって投下速度が下がるかもしれません。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

投下のコピーが漏れていた……


ついでに一部投下内容についてこっちで勝手に作った用語とかがちらほらちらほら出ていると思いますが
読んでくださっている方がいましたら何となくフィーリングで頭の中で処理してください。
どうしても何ぞこれ分からんという内容があれば後々回収しておきます。

――午前、事務所

奈緒(ね、眠い……)ズーン……

奈緒「おはようございまーす……」

シーン……

奈緒(あ、あれ? 誰も事務所にいないのか? Pさんも机に座っていないみた……)ピシッ!


P「……」

文香「……」グイッ、グイッ……


奈緒「あ……あれ……は……」ワナワナ

奈緒(ふ、文香がソファの上でPさんを膝枕して……む、胸を顔に押し付けてる……!?)ワナワナ

文香(そ……そんな……まさかうちの事務所でエッチな行為が……い、いや、むしろ文香が本当に授乳プレイが好きだったなんて……!!)

奈緒「あ……あぅ……ああ……!!」

文香「……奈緒、さん? おはようございます……」ピクッ

奈緒「ひっ!?」ビクッ!!

奈緒「あっ……あ、ああ……ご、ゴメン、邪魔するつもりじゃあ……そ、そのまま、服を脱いで……どう、ぞ……」ガクガクブルブル

文香「なんの……お話しでしょうか? あの……プロデューサーさんが、まだ、ソファで眠っていたようですので……」

奈緒「へっ!?」

文香「他の方に聞いたお話しですと……昨日も、とてもお忙しかったようで……疲労が、溜まっているのでしょう」

文香「お仕事の時間ですし、起こしたほうがいいかと思ったのですが……どうしていいか……」

奈緒「あ……ああ……」

奈緒(そ、そうだよ……何考えていたんだあたしは。Pさんが毎日頑張っているのだって、文香がそういうエロスの塊のような人じゃなって知ってたのに!!)

文香「それで、奈緒さん……プロデューサーさんは、どうすれば――」

奈緒「う、うわああああああ!!!! 文香ごめん!!!! あたしが外出しを選択したばかりに満足させてやれなくてええええええ!!!!」ダダダダダッ!!!!

ガチャッ!! バタンッ!!!!

文香「……?」


……
…………

-------------------------------------------ここから関係ない話-------------------------------------------

美波「ここで全国のプロデューサーのみなさんにお知らせです」

夕美「ただいまスマートフォン向けアプリ、アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージで……」

ありす「私たちのユニット、アインフェリアが登場するイベントが開催されています」

藍子「イベント曲は私たちが歌う『生存本能ヴァルキュリア』ですっ」

文香「今回も……イベントをたくさん、プレイしてくださった……プロデューサーさんには……」

美波「イベント限定のカード……この私、新田美波のSRカードが貰えます」


http://i.imgur.com/AGKych9.jpg


夕美「わあっ! ありすちゃんと文香さんも映ってる……3人ともすっごくカッコイイね!」

ありす「当然です」ドヤッ

文香「私だけ……見切れていますね……」

ありす「ふっ、文香さんのカッコイイ姿なら見切れててもちゃんと分かりますから問題ないです!!」

夕美「い、一応分かりやすいように矢印で3人のいる場所をっと……」カキカキ

藍子「ちなみに、私と夕美さんは、イベントを遊べば手に入れることができるSRに映っていますからね」

美波「そっち2人も、すごく凛々しく映ってるものね」

奈緒「一応言っておくけど、このスレとは何も関係ない健全なイベントだからな! ほ、本当だぞ!!」ヌッ!

ありす「な、奈緒さん……どうしたんですか突然?」

奈緒「あ、い、いや……何となく……」

夕美「ま、まあそんなわけで、プロデューサーのみなさん、スターライトステージで私たちをプロデュースしてね♪ 待ってるよ!」

奈緒「さーて、宣伝も終わったしあたしもゲームに戻るか……」


――宣伝するとSSR引けるって聞いたのでガチャ更新前に宣伝します。

-------------------------------------------ここまで関係ない話-------------------------------------------

そんなわけで22時くらいから少しだけ進めます。どなたかいらっしゃれば安価分も消化します。

――夜、奈緒の部屋

奈緒「もう22時・・・…さて、今日もやるか」フーッ

奈緒「確か、文香似のヒロインと職場プレイした後だったよな」カチカチッ

奈緒「えっと、セーブデータを選んで、と」カチッ

奈緒「だけど最後の社長……大佐との会話だと、木星圏に着いたら戦闘がありそうな感じだったな……」

奈緒「さて……今日はどこまで進めれるかな……」


――――
――

――地球、国際連合本部

『で? アンタ、結局こっちに来るわけ?』

大佐「まあねぇ……作業の進捗はもらっているが、実際に様子も見ておきたい。それに……そろそろあの日だからね」

『……そう、もうそんな時期だものね』

『何を下らない話で盛り上がっているのかしら? これだから……』

大佐「おいおい、いいじゃないか……キミだって、ナシヤマに来るんだろう?」

『フン……』

『ま、アタシたちのほうはそれなりに落ち着いてるわ。こっちだとしばらく蜂の巣の報告はないし、行くだけ行ってアゲル』

『それに……見ておきたいものもあるし』

大佐「そうかそうか。それじゃ、私もシャトルで向かうよ。追々連絡する」

『せいぜい、道中で蜂に刺されないように気をつけなさい』

大佐「はは……気をつけておくよ。それじゃあ、また」ピッ


大佐「……」

大佐「もう、そんな時期か……」

……
…………

――仮想戦闘空間

蜂「……」ギュンッ!

ピピピッ!

ありす「文香さん、蜂1匹、距離を取っています」

文香『はい……ターゲットロック……』

ありす「私が接近してミサイルを撃ちます。ミサイルに追いかけられているうちに撃ち抜いてください」ギュンッ!!

蜂「……!」ギュンッ!!

ありす「6連装ミサイルランチャー、グリンブルス……発射!」

ドシュシュシュシュシュッ!!

ズガガガガガガガッ!!!!

文香『軌道予測……ロック……完了、撃ちます』


ドガアアアアアンッ!!!!


ありす「キラー・ビー、1匹撃破完了……終わりですね。文香さん」

文香『はい……』


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

パシュンッ!

文香「はぁ……」

ありす「ふぅ……P少佐、シミュレーター訓練、完了しました」

P「うむ。モニターで確認していた。最初は通常飛行すらままならなかったが、武装を選択するまで動けるようになったな」

ありす「これでも木星圏までの航路中はずっと、グレイプニールでのシミュレーター訓練をしていますからね。いい加減これくらいはできるようになります」ドヤッ

P「そうか。橘少尉は飲み込みが早いな。これならヴァルキュリアじゃなくても戦闘には参加できるな」

ありす「でっ、でも、実際の戦闘ではヴァルキュリアのほうが……そ、それに、私は通常戦闘時は火器管制担当です、出撃する機会はほとんどないので……」

P「少しからかってみただけだ。分かっているさ」


パシュンッ!


文香「どうやら……あちらのシミュレーターも、終わったようですね……」

夕美「はぁ……疲れた」

藍子「でも、ようやくグレイプニールでも飛行できるようになってほっとしました。今度ヴァルキュリアに乗ったときは、いままでよりもちゃんと飛べるかな?」

美波「少佐、私たちの訓練も終わりました」

P「了解。これで全員だな」

文香「プロデューサーさん……この後の、私たちの行動は……」

美波「……」ピクッ

P「予定航路を進行しながらということもあって、前回の戦闘で受けたフレイヤの被害の修理がまだ完了していない。整備班は頑張ってくれているがな」

P「速度を落として進行しているが、まだしばらくは訓練続きになる。幸い、いま進行中の宙域では蜂の反応はないからな」

夕美「出ないなら出ないで、コロニーまで出なくていいんですけど」

P「そりゃあな。で、これから30分後くらいにブリッジの清掃とメンテナンスがが行われる。しばらく休憩だ」

P「各自パイロットスーツは洗浄に出して、風呂にでも入って休んでおけ。ブリッジの作業が完了したらアナウンスされるから、そのときに集合だ」

美波「分かりました」

文香「……あの、プロデューサーさん」

P「なんだ、鷺沢少尉」

文香「プロデューサーさんは……お風呂に、入らないのでしょうか?」

ありす「えっ……」

P「俺はシミュレーターは動かしていないし、汗も掻いてない。この後は整備班の様子を見に行くからな」

文香「そう……ですか……」

ありす「……」

夕美「ふ、文香さん、それはどういう……」

文香「あ、い、いえ……特に、深い意味はありませんので……」

美波「はいはい。みんな、時間も勿体無いし休憩に入りましょう? 少佐、何かあったら端末からご連絡しますので」

P「わかった。各自しっかり休んでおけよ」

藍子「プロデューサーさんも、あとでしっかりお休みしてくださいね?」

P「わかってる。ではまた後でな」


……
…………

――フレイヤ(通路)

藍子「もう汗でベトベトです……」

夕美「でもヴァルキュリアのシミュレーターじゃなくてまだ楽だよね。シミュレーターでもシステム起動するから、終わったらプロデューサーさんのお世話になるし」

藍子「あっ、そ、そうですよね……」

美波「P少佐としては、みんなに通常飛行の操縦技術を身につけてもらいたいみたいだけど……コロニーに着くまでにシステムでの訓練も再開したいわね」


文香「……」トコトコ

ありす「あ、あの、文香さん……」

文香「はい……? どうしましたか、ありすちゃん……」

ありす「い、いえ……その、さっきP少佐に、お風呂に入らないかって聞いたのは……」

文香「……! い、いえ……その、他意はなくて……」


夕美「ありすちゃーん、文香さーん、お風呂いこうー」

文香「は、はい……いま、行きます」フワッ

ありす「文香さん……」

ありす(いまの文香さんの表情……聞いたことがあります。恐らく、一般的には雌の顔と言われている表情……)

ありす(私の知ってる……憧れていた文香さんは、もう……)


……
…………

――数十分後、フレイヤ(格納庫)

P「難しいか、整備長」

整備長「どうにもこうにも……移動しながらの外装修理って時点で手間掛かってますからね」

P「武装はどうだ? 戦闘のことを考えるとそちらも急いでもらいたいが……」

整備長「小惑星と衝突したときに破損した右舷のブリンガーは全機交換でなんとか。ただミサイル発射管はちょっと時間掛かりますぜ」

P「頼む。木星圏の中継コロニーまでの応急処置でいい。苦労かける」

整備長「ま、俺たちの仕事ですから気にしなさんなって。少佐も色々やることあるでしょうに」

P「まあな。後でまた様子を見に来る。何か作業中に問題があったら言ってくれ」

整備長「あいよっ! お、そうだ少佐」

P「なんだ?」

整備長「ほら、あれだよ、プロデューサーの仕事? でしたっけ?」

P「ああ、それがどうかしたか?」

整備長「嬢ちゃんたち、ぼやいてましたよ。少佐がそっちの仕事はてんで何もしてくれないって」

P「仕事だから何かしておかねばと思うんだが、どうにも時間が合わないんだ。いまのところ、彼女たちのレッスン時間は俺の業務消化時間にしている」

P「ある程度落ち着いたら、それなりに動いておこうとは思うが……」

整備長「ま、そんなこったろうと思ってましたよ。それでですね、実はうちの若いのでアイドルオタクが1人いるんですよ」

整備長「色んなアイドルの映像記録持ってるって聞いたんで、あとで少佐にコピー送っておきますよ」

P「気が利くじゃないか整備長。あまりそういう事情は詳しくなくてな、何かしらの参考にさせてもらう」

整備長「んじゃ、少佐のローカルに転送しときますよ」

……
…………

――フレイヤ(艦長室)

P「大佐から連絡……そうか、木星圏に来るのか」カタカタカタッ

P「この時期……ということは、あいつらも……はぁ。まあ、それはいいか……」

P「……新田少佐と相葉中尉以外のメンバーも、何とかグレイプニールでの通常飛行は出来るようになったが……戦闘となると厳しいか」カタカタカタッ

ピッ、ピッ、ピッ……

P「戦闘に関してはヴァルキュリアに搭乗したときで……いや、MkⅡはセーフティがあるから、やはりそちらでの操縦技術を基準にしてはダメだな」カタカタッ

P「……もうこんな時間か」ハァ

P「……プロデューサーは、担当アイドルの状態管理をしておかなければならないんだったか」

P「はあ……」ギシッ


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.藍子
6.他のことをする
↓1

5

>>648
5.藍子

――フレイヤ(通路)

P(さて、整備長は……)フワフワ

P「ん、あそこにいるのは……」フワフワ


藍子「♪」トコトコ


P「少尉」フワッ

藍子「あっ、プロデューサーさん、お疲れさまです♪」

P「どうした? どこに行こうとしているのかは知らんが、ガイドコンベアがあるのにわざわざ歩いているなんて」

藍子「特に用事は無いんですけど、ちょっとお散歩しようかなって思って」

P「散歩……だと……」

藍子「はい♪」

P(艦の重力制御が利いてるから通路は歩くほうが難しいと思うが……)

藍子「あ、プロデューサーさんもどうですか? 急ぎの用事がなければ、一緒に歩きませんか?」


1.P「すまん、行く場所があるんだ」
2.P「それじゃあ歩くか」
3.P「ついでに飯を食いに行かないか?」
↓1

3

>>657
3.P「ついでに飯を食いに行かないか?」


P(まあ、整備長とはさきほど通信で会話も済ませているし、いいか)

P「分かった。それならついでというわけではないが、少尉のほうは時間があるか?」

藍子「私ですか? 大丈夫ですけど……」

P「それなら歩くついでに飯を食いにいかないか? まだ食事を済ませていなかったんだ。少尉が大丈夫なら……」

藍子「大丈夫ですよ。私もお散歩の途中で食堂には寄ろうと思っていたので、一緒にいきましょうか」

P「すまんな。食券は俺のほうで出す」

藍子「そ、そんな悪いですよ……」

P「問題ない。それじゃあ行こうか」

……
…………

――フレイヤ(食堂)

おばちゃん「あいよ、残すんじゃないよ」

藍子「ありがとうございます」

藍子(えへへ……プロデューサーさんからご馳走してもらっちゃった♪)

P「おばちゃん、食券だ。頼む」スッ

おばちゃん「はいよ……おや? 珍しいね」

藍子「?」

P「たまにはいいかと思ってな」

おばちゃん「いつもそうしなさいよ。ほら、いま用意するからね」


……
…………

――数分後

藍子「……あのぅ、プロデューサーさん」

P「どうした?」ズズーッ

藍子「あ、いえ……その、きつねうどん……なんだなぁって」モグモグ

P「……この前、少尉と食事をしたときに変に心配されたようだからな。ここにいる間は、少しくらいは食べておこうかと思ってな」ズズーッ

藍子「あっ、そ、その、私……そんなつもりじゃあ……」

P「少尉と食事しているときくらいは、少しくらい……こういう気分になってもいいかと思ってな」

藍子「こういう気分……?」

P「前も話したと思うが、少尉といると何となく平和な気持ちになる。だから飯くらい、少しはゆっくり食ってもいいかと思うようになった」

藍子「そうなんですか? ……少佐、私と一緒にいると、平和な気持ちになるんですか?」

P「ああ」ズズーッ

藍子「そ、そうですか……えへへっ、何だか嬉しいです」

P「タダ飯は美味いっていうからな」モグモグ

藍子「そっ、そういう意味で嬉しいって言ったわけじゃないですっ! わ、私も……少佐と一緒にご飯食べれるのは、嬉しいなぁって」

P「そうか」

藍子「は、はい……」

P「……」ズズーッ

藍子「……」モグモグ

P「……む、そうだ少尉」ヒョイッ

藍子「はい? あの……これは?」

P「油揚げだ。前に、芋天を分けてもらったからな。そのお返しだ」

藍子「……あの、いいんですか?」

P「構わん。油揚げは嫌いだったか?」

藍子「いえ、そういうわけじゃないんですけど……少佐、油揚げ私に渡したら、うどんの麺しかなくなりますよ?」

P「……構わん」ズズーッ

藍子(あ、いま引くに引けなくなった顔した)

藍子「……ふふっ」

P「なんだ」

藍子「いいえ、なんでもないです♪」モグモグ


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :37(Fランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:45→50
モバPへの親愛度.:60(良好)→75(良好)

――数十分後、フレイヤ(通路)

ピピピッ!

P「なんだ?」ピッ!

『少佐、ブリッジの清掃完了しました。これからメンテナンス班と交代します』

P「分かった。メンテナンスが終わったら連絡を入れるように言っておいてくれ」

『了解しました』ピッ!

P「ブリッジのヴァルキュリアシステムを起動したからな。メンテも時間が掛かるか……?」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.ありす
2.夕美
3.美波
4.文香
5.他のことをする
↓3

1

>>679
1.ありす

――フレイヤ(休憩所)

P(そういえばリフレッシュルームの模様替えが行われたと聞いたな……どう変わったんだろうか)フワフワ

P「……ん?」スタッ


美波「それで、私ならこのタイミングでグラムを撃つんだけど……」

ありす「試作型に積んでいる小型ポジトロンレーザーは使わないんですか? せっかくの武装なのに……」

美波「F型程度ならグラムで十分よ。D型や蜂の巣の攻略なら使うけど……」


P「休憩時間中なのに、勉強熱心だな」

美波「あ、少佐」

ありす「お疲れ様です」

P「なんだ、戦闘時の武装選択の話か?」

ありす「はい。美波さんから気になっていたことを教わっていました」

美波「ありすちゃん、シミュレーターの訓練が終わったらいつも質問に来るんですよ。お勉強熱心なんです」

P「そうか、いい心がけだな。だけど、休めるときにはしっかり休んでおけよ」

ありす「平気です。それに、私もヴァルキュリアシステムの適正が認められていますから、いつ機体に乗ってもいいようにしておかなければなりません」

P「まあ、少尉は火器管制担当だからな。ブリッジでのヴァルキュリアシステムを使う機会はあるかもしれんが」

ありす「それは……そうですけど」

P「それに、フレイヤにはアインフェリアが搭乗できるヴァルキュリアは3機しかないからな。相葉中尉たちもいるし……」

ありす「……」


1.P「前線に出たいのか?」
2.P「まあ、適正とは言うが色々あるからな」
↓1

1

>>686
1.P「前線に出たいのか?」

P「前線に出たいのか? グレイプニールでのシミュレーター訓練も熱心にやっているようだが」

ありす「そ、それは……その……」

P「ある程度の訓練プログラムが進んで全員の練度が均されれば、配置換えも検討できる」

P「必要に応じて少尉にも全然に出てもらうことも――」


『――のよ』

『――さないと!』


ありす「だ、大丈夫です。美波さん、今回教えてくださったこと納得できました」

美波「えっ? あ、もういいの?」

ありす「はい。参考になりました。私はこれで失礼させてもらいます」

P「そうか」

ありす「それでは美波さん、P少佐、またあとで」フワッ

P「……熱心だな」

美波「……そうですね」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :27(Gランク)
オペレーター適正 :21(Gランク)
指揮官適正    :7(Gランク)
性欲        .:30(初期値)
モバPへの親愛度.:3(並)→8(並)

>>689訂正

>>686
1.P「前線に出たいのか?」

P「前線に出たいのか? グレイプニールでのシミュレーター訓練も熱心にやっているようだが」

ありす「そ、それは……その……」

P「ある程度の訓練プログラムが進んで全員の練度が均されれば、配置換えも検討できる」

P「必要に応じて少尉にも前線に出てもらうことも――」


『――のよ』

『――さないと!』


ありす「だ、大丈夫です。美波さん、今回教えてくださったこと納得できました」

美波「えっ? あ、もういいの?」

ありす「はい。参考になりました。私はこれで失礼させてもらいます」

P「そうか」

ありす「それでは美波さん、P少佐、またあとで」フワッ

P「……熱心だな」

美波「……そうですね」


……
…………

――数十分後、フレイヤ(通路)

P(さて、ブリッジのメンテナンスはもうそろそろで終わると聞いているが……)フワフワ

P(そういえば、格納庫では橘少尉にはああ言ったものの、確かに予定していた訓練プログラムの消化が早かったな)

P(丁度休憩中だし、部屋にいるだろう。次の訓練前に新しいプログラムを渡して確認させておくか……)

P「橘少尉の部屋は……ここか」スタッ……

P「橘少尉、Pだ。部屋にいるか?」ピッ!

ありす『なんですか?』

P「次の訓練が始まる前に少し話があってな。入っても大丈夫か?」

ありす『どうぞ』

P「では入るぞ」


パシュンッ!

……
…………

――フレイヤ(ありすの部屋)

P「すまんな、休憩中に」

ありす「なんの用ですか?」

P「シミュレーター訓練での話だ。少尉のプログラム消化率が思っていた以上に良くてな。次回以降の新しいプログラムがあるから渡しておく」

ありす「そうですか。それでは予習用に端末にデータをコピーしておきます」

P「ああ、新しい番号の物を持っていってくれ」スッ

ありす「わかりました」カタカタカタッ……

P「……」

ありす「……あまり女性の部屋の中をじろじろ見ないでください」

P「大丈夫だ。モニターの転送画面しか見ていない」

ありす「い、いまのは予防のために言っただけです!」

P「そうか。しかしそう言われたら逆に気になるな」キョロキョロ

ありす「あっ、ちょっと……」

P「部屋の内装は他と変わらんだろう」

ありす「そういう問題ではなくて、気分の問題です!」

P(……ベッドの脇に色々な物を置いているな。モニターの前には……ゲーム機か)


1.P「ベッドに色々飾っているな」
2.P「ゲーム機か……」
↓1

1

>>694
1.P「ベッドに色々飾っているな」

P「ベッドに色々飾っているな」

ありす「……枕元のスペースが空いているので、利用しているだけです」

P「そうか……ん」ピクッ

P(写真立てが2つ……1つは鷺沢少尉との写真か……もう1つは……)

カタッ

ありす「あまりみないでください。プライバシーの侵害ですよ」

P「少尉、いまの写真はご両親か?」

ありす「人の話全然聞かないですね……そうです」

P「顔に見覚えがある。確か大佐の付き添いで本部に行ったときに1度……」

ありす「はい、両親は2人とも本部勤務です。いまも地球にいると思います」

P「そうか。となれば橘……名前も聞いたことがあるな……」

ありす「両親は2人ともパイロットでした。第2世代グレイプニールが配備されてすぐの頃まで、前線で任務をしていたと聞いています」

P「そうか。となると、俺としてもパイロットとしては先輩にあたるというわけか」

ありす「そうですね」

P「なるほど……少尉の訓練プログラムの消化率が良い理由がわかった」

ありす「両親に色々教えられてきましたので」

ピーッ

P「……お、どうやら転送が終わったようだな」

ありす「はい。予習させてもらいます」

P「うむ。この調子なら、新田少佐……は難しいだろうが、相葉中尉に追いつくかもしれんな」

ありす「お、お世辞はやめてください……」

P「俺はあまり相手を煽てるのが得意じゃなくてな。思ったことを言っただけだ」

ありす「まあ……少佐がそういうことするの、苦手そうなのは分かります」

P「そうか」

ありす「はい、見た目の印象で何となくわかります」

P「失礼な……まあいい、期待しているぞ。頑張れ、橘少尉」ポンポン

ありす「あ、頭をぽんぽんしないでくださいっ! 子供扱いですか!」ババッ!

P「おっと、そういうわけじゃないんだが……すまんな。では、失礼するぞ」フワッ

ありす「もう……」

P「もうそろそろでブリッジのメンテナンスが終わる。アナウンスが流れたら集合だ、遅れるなよ」

パシュンッ!

ありす「……」グシグシ……


P『頑張れ、橘少尉』


ありす「……」


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :27(Gランク)
オペレーター適正 :21(Gランク)
指揮官適正    :7(Gランク)
性欲        .:30(初期値)
モバPへの親愛度.:8(並)→28(並)

というわけで、キリがいいのと時間が遅くなってしまったのと>>1はこれからガチャ回さなきゃならないので本日はこれで終了します。
残りの分については明日の夜か明後日の夜くらいに消化します。
あと投下作業中ちらっと見えたのですがこのスレは本編でいうところの1周分が終わったら終わりにする予定です。繰り返すの面倒なので。

それでは、本日もお付き合い頂きありがとうございました。


大魔王スレとどちらが長くなるのやら……とりあえず終わるまでは誰かを孕ませ懐妊エンドにしたい

>>704
久しい単語が出てきたのでたまにはレスします。
書き出し済のシナリオ分でいうと大魔王スレ全編8部分(モバマス分3部)と比較して大体30分の1ほどで済んでいます。短いです。
ただ舞台設定分のテキスト量がほどほどありますので安価による追記書き分でもう少しは増えるかと。
見積もりでは長くて3スレ以上は絶対掛かりません。

あまりにも予定より長くなりそうであればセックスした事実だけを残して描写を排除する方向で詰めていきます。
まあそうなるとスレの趣旨から外れていってしまうのでなるべくならやりませんが(>>1もエッチなスレを立ててみたかったから始めたのでスレの意味が無くなる)

さようならありす……

あとたまのレスついでに話しておきます。
色々やれ孕ませだの中出しだのぶっかけだのでのエンディングを気にしていらっしゃる方々がいるかと思われますが
ハーレムっぽいものやそういうルートに入る条件だけは凄く温く設定しています。入るだけなら割と簡単になっているはずです。

完走が厳しいのか…

>>714
システムというか、分岐後の手法だけでいうと
某根の世界が舞台のゲームの分岐手法を参考にしています。だから1周が短めに済んでいるというか
ただ全ルートの突入に際して前提条件がない感じです。

安価分1つか2つ辺りまで消化しておきたいのでどなたかいらっしゃいましたら22時30分頃から少し再開します

――数十分後、フレイヤ(食堂)


P「……」


整備長「夢が明日を呼んでいる~っとくらぁ……ん?」

おばちゃん「魂の叫びさレッツゴー……おや少佐、食堂に来て何やってんだい?」

P「整備長、おばちゃん……いや、少し考え事をしていた」

おばちゃん「そんなの見りゃ分かるよ。何考えてんだい? いつもより眉間にしわ寄せちゃって」

整備長「少佐が悩むことなんて大佐からの無茶振りとか艦の運用費のこととか……」

整備長「あとは嬢ちゃんたちのことくらいじゃねえですか」

P「察しがいいな整備長。うちの隊のことで悩んでいるんだが……」

おばちゃん「あれま、喧嘩でもしたのかい?」

P「いや、そういうわけじゃないんだが……なんていうか、まだメンバーと上手く付き合うことができなくてな、特に――」

整備長「んなもん、適当にハメてけば勝手に仲良くなれますって」

おばちゃん「あんたはちょっと黙っときな! まったく、ハメたヤッたのデリカシーがないんだから……」

P「……まあ、仕事上での会話は特に問題ないんだがな」

おばちゃん「でもアレだよ、少佐あんたちょっと固いからね。ありすちゃんとかちょっと気難しいからね」

P「うむ……まさに橘少尉となんだがな……正直、最近の若者のことはまったく分からんから色々と難しいんだ……」

P「たまたま機会があって、ご両親の話も持ちかけてみたが……どうも会話が続かん」

整備長「まあそんなもんですって。それより少佐、こっちの準備も終わってますぜ」

P「む、そうか。忙しいところすまんな」

整備長「格納庫の脇に避けてるから、使い終わったら言ってくだせえ」

P「恐らくそれほど時間は掛からん。そろそろそっちのほうもやっておかないとな……それじゃあブリッジに戻るか」

おばちゃん「頑張りなさいよ。あっ、そうそう少佐……」

P「ん、なんだ?」

……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

P「とりあえずだ、いまのところ木星圏中継コロニーのナシヤマへ向かう途中、はっきり言ってすることがない」

夕美「まあ、そうだよね……」

P「とはいえ、ただ黙っているだけでは時間の無駄だ。フレイヤは現在、予定航路を進行しつつ修理作業を行っているから足が遅くなっている」

P「時間があるうちにシミュレーターでの戦闘訓練を行う」

藍子「またシミュレーターですか……」

P「そうだ、ただ次はヴァルキュリア用の専用シミュレーターでの訓練を行う。グレイプニール用のシミュレーターでの訓練は一休みだ」

ありす「ヴァルキュリアのシミュレーターですか? 私たちは構いませんけど……」

夕美「プロデューサーさん、ヴァルキュリアのシミュレーターってシステム起動しちゃうんだよ? 終わった後5人相手にしなきゃダメなんですよ?」

文香「私たち5人同時にセックスは……どうなのでしょうか……」ムラムラ

P「うむ。その話だが、今回はシミュレーターでのヴァルキュリアシステム起動なので終了後の行為は無しだ」

夕美「ええっ!?」

文香「そ、そんな……」

藍子「ヴァルキュリアのシミュレーターなのに……」

美波「少佐……私たち、シミュレーターでもシステム起動したあとは結構辛いんですけど……」

ありす「……」ハァ

P「各自自慰行為で済ませろ。ただし、その代わりだが、訓練が終わった後に俺からいいものをやろう」

藍子「!」ハッ

文香「!」ハッ

夕美「!」ハッ

美波「!」ハッ

P「シミュレーター成績が一番良かった者1人だけだ。それ以外のメンバーについては無しだ」

藍子(いいもの……)

文香(1人だけ……)

夕美(となると……)

ポワポワポワポワ……

『ほら、どうした? もっと気持ちよくなりたいのか……?』

『くっ……そろそろ限界だ……たくさん出してやるぞ……うっ……!』

『はぁ、はぁ……どうだ、いいものだっただろう? ん、もっと欲しい? 欲張りだな……俺の身体が持たないぞ……』

ポワポワポワポワ……


藍子「……」

文香「……」

夕美「……」

ありす(何を考えているのか手に取るように分かる……)

美波「あ……で、ですけど少佐、セッ……金銭類の譲渡とかは……一体何をお渡しになるんですか?」

P「ん? なんだ少佐、そんなに俺が渡すものが気になるのか?」

美波「そっ、そういうわけじゃないです! べ、別に私は……その、ほしいわけじゃ……」

P「そうか……残念だ……」シュン

美波(こっ、この人、残念って……そんなに私とセックスしたかったのかしら……で、でも確かに気持ちよかったし、たまには……)

P「まあいい。何であれ訓練は実施する予定だったからな。全員パイロットスーツに着替えて格納庫に集合だ」

「「「「はい!」」」」

ありす「はい」

……
…………

――数十分後、フレイヤ(格納庫)

P「全員揃ったな。ではこれより訓練内容の説明をする」

P「内容は簡単だ。新田少佐、蜂役になれ」

美波「えっ? わ、私がですか?」

P「そうだ。このメンバーの中では少佐が一番立体機動を行えるからな。蜂役だ」

P「他のメンバーはシミュレーター上で新田少佐を全力で落としに行け」

藍子「え、ええええ……」

文香「難易度が……高すぎます……」

夕美「いくらこっちが4人でも、美波ちゃんを落とすなんて……」

美波「まあ、私もまだ負けるわけにはいかないものね」

P「そう言うな。頑張れば頑張った分だけ、後でいいことがあるぞ」

美波(イイこと……)

藍子(……)

文香(……)

夕美(……)

ポワポワポワポワ……

ありす「あの、それもういいですから」

ありす「少佐、どちらかが全滅した時点でのマーカー弾のヒット数で成績を決めるということですよね?」

P「そうだ。正確に言うと、新田少佐は4人を全滅させたら勝利、他のメンバーについては新田少佐を撃破した時点でのマーカー弾のヒット数で勝敗をつける」

藍子「そういえば、プロデューサーさんはシミュレーターを使わないんですか?」

P「俺はパイロットスーツがない。モニターで全員の動きを確認しておく」

文香「そうですか……」

P「まあ俺のことはいい。4人はコンビネーションマニューバーを駆使して上手い具合に蜂を撃破しろよ。それでは開始する」

ありす(シミュレーターでも、ヴァルキュリアでの飛行……)

ありす(……頑張らないと)


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

P「さて、全員シミュレーターに搭乗したか」

P「とりあえず……橘少尉の訓練プログラムの消化率が良いからな少し重点的に見ておくか……」

P「他に重点的に確認しておいたほうがいいメンバーはいるだろうか」


訓練を詳しく観察するアイドルを選択してください
1.美波
2.文香
3.藍子
4.夕美
↓1

>>743
3.藍子


P「まあ、一番不安な高森少尉にしておくか」

P「グレイプニールの通常飛行は出来るようになったが、MkⅡの第2パイロットなのにまだ鷺沢少尉や橘少尉と差がないからな……」

カタカタカタッ

ピピッ!

ありす『頑張らないと……』

藍子『美波さん……蜂と距離1800、みんなで散開して……』


P「さて……状況はどうなっているか……」

……
…………

――仮想戦闘空間

ギュンッ!!

夕美「藍子ちゃん、文香さん、いま送ったルートで先行して!!」

藍子「はい!」

文香「ミサイル……ターゲット……うっ、やはり速い……」ギリッ

ありす「みなさん、美波さん……じゃなかった、蜂から粒子砲がきますよ」

藍子「ここで落とされたら……回避しないと……!」ギュオオオッ!!

ズドオオンッ!

美波「くっ……回避された……蜂役だからミサイルも使えないし……このっ!」ギュンッ!!

夕美(勝てばセックス、セックス……)

藍子(セックス、セックス……)

文香(セックス、セックス、セックス、セックス……)

美波(システムを起動した後だから仕方が無いけど、セックス……!)


ありす「蜂の飛行ルート取得、この後の飛行ルートを予測して、と……」ピッ、ピッ、ピッ


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

P「……あいつら、ここ最近の実戦よりも動きがいいな」

P「グレイプニールの訓練シミュレーターでの成果が出てきているということか……全員熱心だな」

P「ん? なんだこれは……橘少尉以外のメンバーの、システムによるバイタル値の上昇速度が……」

整備長「どうでえ少佐、嬢ちゃんたちの訓練は」

P「整備長か。何、最初に比べれば中々動けるようになってるよ」

整備長「ま、これくらいじゃまだまだひよっこだわな。これで木星圏に着いたら蜂の巣攻略か……どうなることやら」

P「戦闘であれば俺も出撃できる。ノルンが来るからそれなりの規模になるし、アルヴィスに更新されている木星圏の戦闘データもあるからな」

P「赤いのを単独撃破しろとはいわんが、コンビネーションで戦えるようになれればいい」

整備長「気の長い話でまあ……そういや、フレイのほうは来るんですかね? あっちから送られてるVILS-01での戦闘記録、中々いいじゃないですか」

P「向こうはどうやら、システムよりは高性能試作機のテストがメインらしいからな」

P「ただ大佐に聞いた話だと、最近システム入れるために艦共々改修を加えたそうだ。運用もフレイヤと同じようになるらしいな」

整備長「へえ……まあそっちはアテにしないでおいたほうがいいかねぇ」

P「俺たちは俺たちで、やれるだけやっておくしかないさ。そういえば整備長、外装修理のほうは大丈夫なのか?」

整備長「いまは作業アームの交換中だよ。ついでにミサイル発射管も修理中ですぜ」

P「苦労掛けるな」

整備長「まあまあ、少佐も頑張ってくだせえ」

P「さて……どうなるかね」

……
…………

――仮想戦闘空間

美波「そこっ!!」カカッ!

ビビビッ!

夕美「ああっ!? 被弾した……でもまだ撃墜判定は出ていないから……」


ありす「美波さんのヴァルキュリアの武装は、と……」ピッ、ピッ、ピッ……


藍子「うう……照準が定まらない……ミサイルで弾幕を張って……」

ドシュシュシュッ!!

美波「藍子ちゃんの悪い癖……! もらったわよ!」ギュンッ!!

ドガガガガガガッ!!

ビビビッ!!

藍子「そっ、そんな……私のほうが被弾して……撃墜したら少佐とのセックスが……」

文香「このままでは……少佐とのセックスが……!」

美波「このまま全員落とす!!」ギュンッ!!


ありす「これくらいで大丈夫ですかね。とりあえず事前にP少佐に……」ピピッ!


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

ありす『……というわけで、美波さんの飛行ルートはほぼ予測できています』

ありす『機動予測ルートに合わせてコンビネーションマニューバで包囲、一斉射撃で撃破という作戦です』

P「ふむ……というかあいつら、こっちのモニターで全部聞こえてるの分かってんのか……」

ありす『あの人たちは既にダメです。あの調子だとそのうちシステムが閉塞してしまうと思います』

P「うむ、少尉以外のメンバーのバイタル値はとっくにイエローゾーンに入ってる……これやはりシステム的にダメだろ」

ありす『そういうものです。一応このシステムがあるから私たちでも戦闘できていますので』

P「オート・クレールもとんだ変態技術集団だな……」

ありす『それで、どうですか? このままやってもこちらが負けるのは確実なので、少佐に判断してもらいたいです』

ありす『このタイミングで少佐に通信するのは……少し、気が引けてしまいますが』

P「……」


1.P「構わん、いいぞ」
2.P「訓練中に俺の判断を仰ぐのか」
↓1


>>764
1.P「構わん、いいぞ」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「構わん、いいぞ」

ありす『いいんですか? 通信して言うのもどうかと思いますけど、対蜂としての訓練なのに美波さんの機体情報からコンビネーションマニューバを行うのは……』

P「別に俺は相談するなとは一言も言ってないぞ。それに飛行中にコンソールで分析していたんだろう?」

ありす『そうですけど……なんだか1人だけズルをしている気分になって』

P「戦闘中にフォーメーションプランを組み立てるのも立派な仕事だ。少尉は俺が言うでもなく、蜂を撃破するために自ら判断して解析していたんだろう?」

ありす『は、はい……』

P「それならやってみろ。操縦技術なんて後でいくらでも追いつく。システムを用いて戦闘中に的確な判断が出来るか否かのほうが重要だ」

P「結果は見ているぞ。頑張れよ少尉」

ありす『……』

……
…………

――仮想戦闘空間

ピピピッ!

夕美「通信……!」ハァ、ハァ

藍子「ありすちゃん……」ハァ……ハァ……

ありす「みなさん、もうバイタル値がイエローですよ。そんなに発情してどうするんですか」

文香「そ、そんな、私たちは発情してなんて……」ハァ、ハァ、ハァ、ハァ

ありす「そんな言い訳はいいです。見苦しいので」

文香「……」

ピッ!

夕美「これは……」

ありす「これまでの美波さんの飛行データから軌道予測をしました」

ありす「コンビネーションマニューバを組みなおしましょう。夕美さんと私でミサイルによる弾幕、タイミングについても転送したデータで確認してください」

ありす「追い詰めた後、文香さんと藍子さんのグラムで撃破を狙います。いいですね?」

夕美「で、でも大丈夫かな……」

藍子「美波さん、やっぱり私たちより全然動きもよくて……」

ありす「勝って少佐とセックスしたいんですよね? このまま全員撃墜されると自動的に美波さんがセックスすることになるんですよ? いいんですか?」

夕美「フォーメーション組むよ、みんな、データ見て!」

藍子「はい!」

文香「後方から回ります……夕美さん、ありすちゃん、お願いします」ギュンッ!!

ありす「……」

ギュンッ!!


……
…………

――仮想戦闘空間

美波「いままで見たことないフォーメーション……一体何を……!」ギュンッ!

ドシュシュシュシュッ!!

美波「2機のミサイル弾幕……弾道から回避ルートを出して……!」カカッ!!

ギュンッ!

美波「っ!? いつの間にか2機が回り込んで――」


ビビビッ!!


……
…………

――数分後、フレイヤ(格納庫)

P「ではシミュレーターの結果を発表する。新田少佐、相葉中尉、高森少尉、鷺沢少尉、4人にはいいものの代わりに艦内清掃という仕事を渡そう」

藍子「ええっ……」ハァ、ハァ

文香「そ、そんな……」ハァ、ハァ

美波「わ、私少佐ですよ!?」ハァ、ハァ

夕美「プロデューサーさん、撃破したときのスコア私が一番高いと思うんですけど!」ハァ、ハァ

P「お前ら通信で全部聞こえてたからな。集中して訓練しなかった罰だ。清掃班には既に連絡済だ」

P「というわけで、今回一番成績が良かったのは橘少尉だ。頑張ったな」

ありす「その講評だと素直に喜べません……」

P「全員少尉を見習えよ……システムによる影響を一番受けてなかったんだぞ。早々にバイタル値がイエローゾーンになりおって……」

美波「そ、それは……システムが……」

P「言い訳無用。各自自慰行為を済ませた後、4人は清掃班のところに行け。他ブロックの清掃がまだ終わっていないようだぞ」

P「橘少尉はブリッジに来てくれ。以上だ」

「「「「はい……」」」」

ありす「はい」


……
…………

――数十分後、浴場

藍子「んっ……あっ……」クチュッ、クチュッ……

美波「うぅん……あっ、あっ……」ヴヴヴヴヴ……

文香「ん……ん……」ジュプッ、ジュプッ

夕美「あ゛あ"……あっ、あ"っ……」ビクッ、ビクッ!


シャー……

ありす(まったくみなさん……お風呂に入るなりオナニーをはじめて……私まで変な気分になっちゃうじゃないですか)ムラッ……

ゴシゴシ

ありす(まあ、私は皆さんと違ってクールですから、システムの耐性だってあります)ザバッ!

シャー……

ありす(とはいえ……P少佐、本当に何をしてくれるんでしょうか……)キュッ

ありす「それじゃあ私は先に出ます。みなさんも程々にしておかないと後でまた起こられますよ」

文香「あああ……あっ、あっ……」ビクッ、ビクッ

美波「あっ、イクッ、イキそう……あ……」ビクッ、ビクッ


ありす「……まあいいです」ハァ


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

ありす「少佐、お待たせしました」

ピッ

P「うむ。早かったな」

ありす「私は特に、シャワーを浴びただけなので……何を見ていたんですか?」

P「ミーミルからアルヴィスに接続していただけだ。最新の更新履歴を見ていた」

ありす「蜂の巣の情報ですか? 木星圏の更新はありましたか?」

P「1件だけだ。俺たちがこの前戦闘したときと同サイズの巣が見つかったらしい」

ありす「本当に多いですね。どうしていままで気付かなかったんでしょうか」

P「巣に隠れられたらレドームでの索敵じゃないと特定できないからな。とはいえ、もう少し何とかならないものか……っと」

P「さて、それじゃあ移動するぞ」フワッ

ありす「あ、はい」フワッ

P「そういえば、他の皆はもう清掃班のところに行ったのか?」

ありす「いえ、まだ盛っています」

P「あっ、そう……」


……
…………

――フレイヤ(食堂)

ありす「ここですか?」

P「うむ、少し待っておけ」

おばちゃん「おや少佐、終わったのかい? おやありすちゃん、ありすちゃんが頑張ったのかい?」

ありす「あ、おばちゃん、お疲れ様です。訓練の話しですか?」

おばちゃん「みんなで訓練するって聞いてね。誰が来るのかなーってアタシも待ってたんだよ」

P「ああ……おばちゃん、食券だ。頼むぞ」

おばちゃん「はいよ。いま持ってくるからね」

ありす「?」

……
…………

――数分後、フレイヤ(食堂)

おばちゃん「はいよ、お待たせ」

P「はじめて頼んだな……」

ありす「……あの少佐、これは?」

P「ケーキだ」

ありす「見れば分かります」

P「もしかして少尉はケーキが嫌いか?」

ありす「いえ、そういうわけではないのですが……もしかして、これがいい物ですか?」

ありす「訓練のご褒美がケーキですか……」

P「バカ言うなお前、ケーキ無茶苦茶高いだろ……俺だって任務中にケーキで食券切ったことないぞ……」

ありす「そりゃあ、私も艦に乗っているときに甘いものは頼みませんけど……」

おばちゃん「そりゃあコロニーにいればいつでも食べれるけどねぇ」

P「艦登場中は持込できる嗜好品も限られる。食堂で提供される甘味はそもそも数も少なくて高いからな……」

おばちゃん「まあねえ……」

P「ま、そういう話はおいておこう。少尉、食べようか」

ありす「いいんですか?」

P「ケーキ1つでこの前整備長に切った食券分より金掛かってるからな……遠慮しなくていい。おばちゃんも食べるか?」

おばちゃん「あら、いいのかい?」

P「構わん。俺と2人で食べるだけだと少尉もつまらんだろう。おばちゃんも一緒に食べよう」

おばちゃん「それじゃ遠慮なく……アタシも滅多に食べたことないからねぇ」

ありす「それじゃあ……いただきます」スッ

ありす「……うん、普通の……ケーキですね、はい」モグモグ

P「俺には甘いな……どうだ少尉、美味いか?」モグモグ

ありす「一応冷凍されたちゃんとしたケーキですからね。美味しいですよ」モグモグ

おばちゃん「冷凍保存してこれなら十分美味しいよ。ありすちゃん、イチゴ食べるかい?」

ありす「食べていいんですか?」

おばちゃん「アタシは年だからね。あんまり甘い物食べ過ぎるのもよくないんだよ。ほら」ヒョイッ

ありす「えへへ……」モグモグ

P「少尉はイチゴが好きか。なら俺のもやろう」ヒョイッ

ありす「あ、ありがとうございます……」モグモグ

P「構わん。たまにこういう物を食べるのもいいが、やはり俺には甘すぎるな……」モグモグ

整備長「取り戻せこの手にレッツゴー……おーい少佐、いるかい?」ドタドタ

P「整備長か。いるぞ」

ありす「お疲れ様です」

整備長「おおっ!? なんでえ少佐、みんなしてケーキ食ってんのか!」

おばちゃん「ありすちゃん、頑張ったんだってさ!」

P「ああ、訓練を頑張った橘少尉へのご褒美だ」

ありす「他のメンバーがどうしようもなかっただけですけどね……」

整備長「いいないいなー……少佐ぁ、俺にもケーキ分けてくれよぉ」

P「おいおい、この前食券切ってやっただろう……まあいい、俺だと1切れでも多くてな……食いかけでいいならやるぞ」

整備長「おおっ! さすが少佐、うんめー♪」モグモグ

おばちゃん「ちょっとアンタ、意地汚いよ! 座って食いなさいよ!」

整備長「へいへいっと」

ありす「……」モグモグ

ありす「……」……モグモグ

整備長「少佐ー、まだケーキ残ってないのか?」モグモグ

P「お前人の金だと思って……そもそも橘少尉に食わせるために食券切ったんだぞ」

おばちゃん「アンタ給料もらってるんだから自分で食券切りなさいよ」

ありす「……」モグモグ

P「そうだ、少尉はもういいのか? まだ1切れなら食べれるぞ」

ありす「……はい、いただきます」

P「というわけでおばちゃん、もう1切れ頼む」

おばちゃん「はいよ、ちょっと待ってなさいね」

P「少尉、美味しいか?」

ありす「さっきも言いました。美味しいですよ」

P「そういえばそうだったな」

ありす「……えへへ」

……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:新田美波
戦闘適正      :57(Dランク)
オペレーター適正 :83(Aランク)
指揮官適正    :74(Bランク)
性欲        .:45→65(訓練後)→60(オナニー後)
モバPへの親愛度.:10(並)→30(並)→35(並)


キャラ名:鷺沢文香
戦闘適正      :36(Fランク)
オペレーター適正 :84(Aランク)
指揮官適正    :99(Sランク)
性欲        .:70→90(訓練後)→85(オナニー後)
モバPへの親愛度.:58(良好)→63(良好)


キャラ名:相葉夕美
戦闘適正      :23(Gランク)
オペレーター適正 :31(Fランク)
指揮官適正    :73(Bランク)
性欲        .:30(初期値)→50(訓練後)→45(オナニー後)
モバPへの親愛度.:16(並)→31(並)→36(並)


キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :37(Fランク)→47(Eランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:50→70(訓練後)→65(オナニー後)
モバPへの親愛度.:75(良好)→80(良好)


キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :27(Gランク)→42(Eランク)
オペレーター適正 :21(Gランク)
指揮官適正    :7(Gランク)
性欲        .:30(初期値)→50(訓練後)
モバPへの親愛度.:28(並)→53(良好)

――数十分後、フレイヤ(通路)

P「さて……そろそろあの4人は終わった頃か?」ピピピッ!

P「俺だ。新田少佐、そっちはどうだ?」

美波『全然終わりません……はぁ、少佐、私たちどこまでやればいいんですか?』

P「清掃班がもういいと言うまでだ。しっかりやれよ」ピッ!

ありす「正直勝ってよかったです。艦の清掃は本当に大変そうなので」フワフワ

P「まあ、気が緩んでいたみたいだし丁度いい」フワフワ

ありす「私は文香さんや美波さんのあんな卑しい姿、見たくなかったです……」

P「訓練のときのか……まあ、仕方が無い。そういえば少尉は大丈夫なのか?」

ありす「システムを起動しましたし、少しは……でも私はシステムそのものにある程度耐性があるので適性が認められていますから」

P「そうか……まあ、俺が言うのもどうかと思うが、あまり我慢しすぎるなよ」

ありす「それは私に我慢せずに少佐とセックスしろということですか?」

P「そうは言わん……」

ありす「我慢できなくなったらお願いします。いまのところはまだ……大丈夫ですので」ムラッ

P「まあ、ゾーニング現象の解消も俺の仕事だしな」

ありす「そのうちお願いします」

ありす「それでは、私は4人が戻るまでブリッジで待機しています」

P「俺は艦長室にいる。何かあったら連絡してくれ」

ありす「はい。まあ艦はオートメーション機能に移行していますし、監視だけですから」

P「そうだな。それでは少尉、後でな」フワフワ

ありす「はい……あ、少佐」

P「ん、なんだ?」ピタッ

ありす「……また、今回のような訓練を実施する予定はありますか?」

P「そうだな……」

ありす「……」

P「……ま、たまにはやるか。ご褒美があるほうが、少尉もやる気も出るみたいだしな」

ありす「そっ、そういうわけじゃありません! 物で釣られる子供じゃないんですから!」

P「ははは、そうだったな」

ありす「もう……それではプロデューサーさん、またあとで」フワフワ

P「ああ」


P「……まあ、いいか」


――――
――

――早朝、奈緒の部屋

奈緒「……よかった、本当によかった。晶葉にも比奈にも、最後の良心が残っていたんだな」

奈緒「そうだよな、いくらエロゲーの登場人物がみんな18歳以上とはいえ、ありすにセックスさせるわけないよな、うん」ウンウン

奈緒「てっきりあたしは、ありすにはPさんたちとのほほんとした平和な空気を感じさせた後に、快楽セックスが待っているものとばかり……」ハッ!

奈緒「な、何を言ってるんだあたしは……そんな、当然のようにありすもPさんとセックスをするもんだと考えていたなんて……」フルフル

奈緒「い、いや待て! でもエロゲーだぞ? ありすだってそのうちPさんとセックスをするはずだ……」

奈緒「あ……あんな小さい身体に、Pさんのモノが……あ、あああ……!!」フルフル

奈緒「だ、ダメだダメだ! 変なことを考えるなあたし! まだそうと決まったわけじゃ……で、でもエロゲーだし……!」ブンブン!


奈緒「……と、とりあえず、3時だ……今日は少し早く眠れる……よかった」


……
…………

というわけで、だいぶ遅くなってしまいましたがキリがいいので本日はこれで終わります。
ありすもセックスします。だけど元々登場予定だったアイドルと同様にありすの枠は少しセックスとは離れた位置にいたのでこうなってます。
ようやっと5人の通常パート半分終わったか……

それでは本日もお付き合い頂きありがとうございました。

>>801訂正

ありす「……」モグ……


『ありす……お母さん、また次のコロニーに行ってくるから。そうね……戻ってくるのは……』

『ごはん、お手伝いさんが来てくれるから。ちゃんといい子にしてなさい』

『戻ってくる間に、渡しておいたプログラムは済ませておきなさい。お家に帰ったら確認するから』

『……はい』


ありす「……」……モグモグ

整備長「少佐ー、まだケーキ残ってないのか?」モグモグ

P「お前人の金だと思って……そもそも橘少尉に食わせるために食券切ったんだぞ」

おばちゃん「アンタ給料もらってるんだから自分で食券切りなさいよ」

ありす「……」モグモグ

P「そうだ、少尉はもういいのか? まだ1切れなら食べれるぞ」

ありす「……はい、いただきます」

P「というわけでおばちゃん、もう1切れ頼む」

おばちゃん「はいよ、ちょっと待ってなさいね」

P「少尉、美味しいか?」

ありす「さっきも言いました。美味しいですよ」

P「そういえばそうだったな」

ありす「……えへへ」

……
…………

安価分を少し消化しておきたいのでどなたかいらっしゃいましたら23時頃から少し再開します
ただスレも850近くになったので今回の投下量は多分少なめになります

――午前、事務所

奈緒(ちょっと眠い……)ショボショボ

奈緒「おはようございまーす」

P「おはよう」カタカタカタッ

ありす「おはようございます」

奈緒「お、ありすもいたのか。昨日はよかったな」

ありす「何の話ですか?」

奈緒「えっ? あ、ああいや、何でもない……なんでも……」アハハ

P「お、そうだ、奈緒もケーキ食べるか?冷蔵庫にあるんだが、2つしかないんだ」

ありす「私も1つ頂いているので、奈緒さんもどうですか?」

奈緒「ケーキ……!」

P「ああ、俺は甘いのはそんなに食べないからな。2人で食べてくれ」

奈緒「そ、そうだな……そこまで言われちゃあ、食べるよ、うん」

ありす「こちらに1つあります。イチゴのショートケーキですよ」

奈緒「イチゴか……」

P「たまに食べる分にはいいと思うんだけどな」

奈緒「まあ、あたしもケーキはそこまで食べないけど」

ありす「プロデューサーさん、1口くらい食べますか?」

P「いやいいよ、2人で仲良く食べなさい」

奈緒(イチゴをPさんの目の前に差し出しているありす……何だか、昨日のエロゲーを思い出しちゃうな)

ありす「そんなこと言わずに、最近はお疲れのようですからイチゴを1つ分けてあげます。どうぞ」

P「むう、そうか……そこまで言われたら断りにくいな」

奈緒(うん……平和だな)



奈緒「……」ウン、ウン

P「なんだ奈緒、何1人で頷いてるんだ?」

奈緒「あっ!? な、何でもないから!」ブンブン

ありす「変な奈緒さんですね」

奈緒「あはは……」


……
…………

――夜、奈緒の部屋

奈緒「もう22時・・・…さて、今日もやるか」フーッ

奈緒「今日は穏やかな1日だったな……昨日はありす似のロリ枠と仲良くケーキ食べたところで終わったよな」カチカチッ

奈緒「えっと、セーブデータを選んで、と」カチッ

奈緒「でもなぁ、他のメンバーはだいぶ頭がやられてきた感じになってきたし……煩悩まみれだったよな」

奈緒「さて……今日はどこまで進めれるかな……」


――――
――

――フレイヤ(ブリッジ)

ドオオオオオンッ!!

美波「レーヴァテイン、撃て!」

ありす「レーヴァテイン発射します。ミサイル発射管にアルヴァルディの再装填、完了しました」カタカタカタッ

文香「夕美さんと、藍子さんのバイタル値……イエローゾーン突入まであと37……P少佐のVILS-01、出撃しました」

美波「MkⅡ2機が遠い……艦の速度3、正面にイージスを展開し前進します」

文香「分かりました……VILS-01が先行したMkⅡと合流……キラー・ビーを1匹撃破しました」

ありす「残り3匹ですね。少佐が出撃しましたし、大丈夫そうですね」

美波「そうね……」

……
…………

――戦闘宙域

ピピピッ!!

P『2人とも、待たせたな』

夕美「少佐! もう、遅いですよ!」

藍子『MkⅡは2機とも損傷ありません。このまま戦闘を続行します』

P『了解だ。相葉中尉、コンビネーションマニューバプランはY03だ。俺と少尉がミサイルの弾幕で中尉の正面に蜂を誘導させる』

夕美「了解です」

藍子『夕美さん、ミサイル発射に合わせて予測データ転送します』

夕美「お願いね藍子ちゃん……いきます!」ギュンッ!


……
…………

――数分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「VILS-01とMkⅡ……収容完了しました。艦の制御を、オートメーション機能に移行します」

ありす「レドームでの索敵も行っていましたが、蜂の巣は見つかりません。コンディショングリーンです」

美波「ふう……もうそろそろで中継コロニーに着くっていうタイミングで……」

ありす「早くコロニーでフレイヤも修理したいですね」カタカタカタッ

ピピピッ!

文香「……美波さん、ナシヤマから入港手続きが完了したと、通知がきました。コード……発行されています」

美波「とりあえず入港はよさそうね。ありすちゃん、優先補給物資のリストはどうなっているかしら?」

ありす「医療班からは提出されいますね。整備班からも提出はされていますけど、戦闘の後ですし、もしかしたら再提出があるかもしれません」

美波「フレイヤの修理と補給が終わったら、ノルンが来るまで待機ね。1日遅れで到着するみたいよ」

ありす「M-01も久しぶりですね。木星圏の中継コロニーで見ることになるとは思いませんでしたけど」

文香「プロデューサーさんのお話しでは……恐らくフレイヤは、1度ノルンに収容されるようですね」

美波「ええ、蜂の巣攻略に合わせてノルンから直接出撃する形になると思うけど……まあ、作戦前の打ち合わせ次第かしら」

ありす「いま考えても仕方が無いですからね。私もパイロットスーツ、脱ぎましょうか」

文香「……プロデューサーさんたちは、いつ頃戻ってくるのでしょうか」ムラムラ

美波「3人で出撃したし、私たちは適当にしていましょう。いまのうちに食事でも済ませておきましょうか」

ありす「そうですね。休憩しますか」

……
…………

――1時間後、フレイヤ(通路)

夕美「はー、スッキリしたぁ。やっぱり戦闘後にプロデューサーさんにセックスしてもらうと気持ちイイよね♪」ツヤツヤ

藍子「はい。私も今回はちょっと頑張っちゃいました♪」テカテカ

P「お前ら通路でする話じゃないだろ……」フワフワ

夕美「でもプロデューサーさんだって役得で、気持ち良くしてたじゃないですか。私たちだって頑張ってるのになー」フワフワ

P「そうは言うが外でそんな話するのはやめてくれ……」

藍子「あの、プロデューサーさん……次はお風呂場じゃなくて、たまにはお部屋でエッチしませんか?」ニコニコ

P「わざわざ部屋に戻ると手間が増えるじゃないか……後始末も楽だし、風呂場でいい」

夕美「えー、でもたまには……ムード重視でもいいと思うなっ」

P「連続戦闘になった場合どうすんだ……ほら、もうこの話は終わりだ。ブリッジに戻って――」ピピピッ!

P「通信か、俺だ」ピッ!

美波『あ、少佐ですか? もう終わりました?』

P「ああ、そっちはブリッジか?」

美波『いえ、食堂で休憩しています。艦はオートメーション機能に移行させていますし、もうそろそろでナシヤマに着きますからね』

P「分かった。ではこちらも相葉中尉と高森少尉は休憩させる。俺は少し作業があるから、ブリッジにいる」

美波『了解です』

ピッ

P「というわけだ。2人とも、休憩してきていいぞ」

夕美「いいんですか? プロデューサーさんはどうするんですか?」

P「俺は少し作業があるからブリッジにいる。高森少尉は休憩後、鷺沢少尉と交代して監視作業を行ってくれ」

藍子「分かりました。スケジュールは文香さんとお話しして決めておきますね」

夕美「それじゃあ私も休もうっと」フワフワ

P「ではまた後でな」フワフワ

……
…………

――数時間後、フレイヤ(ブリッジ)

カタカタカタ……

P「……アルヴィスの更新履歴に、白いやつはいないか」

P「あとは……そうか、大佐がナシヤマに来るのか。あの2人も……」

P「……」


『非常に、ナンセンスだ……だが、貴様は……生き、ろ……』

『P……Pさん、逃げて……ああっ!!』


P「……もうそんな時期か。フレイヤに来てからしばらく経つが、早いもんだ」カタカタカタッ

P「M-01にはあの人もいるし、久しぶりに顔を見ることになるな」

P「……もうこんな時間か」ハァ

P「……プロデューサーは、担当アイドルの状態管理をしておかなければならないんだったか」

P「はあ……」ギシッ


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.藍子
6.他のことをする
↓1

5

>>858
5.藍子

――フレイヤ(格納庫)

パシュンッ!

藍子「はぁ……」

美波「だいぶ良くなってきてるわよ」



整備長「それでよぉ、ボインのほうが……」フワフワ

P「ははは……む、あそこにいるのは……2人とも、何をしている」フワフワ

藍子「あ、プロデューサーさん」

P「訓練時間外にシミュレーターを起動させて、休憩時間中だぞ」

美波「私が許可しました。藍子ちゃん、この前のシミュレーターの内容をもう一度やっておきたかったみたいで」

藍子「ご、ごめんなさい、ちゃんと休んでいなくて……」

P「まあ……新田少佐が許可を出したなら構わん。いつまでやるつもりだ?」

藍子「一応、もうそろそろで終わろうと思っていましたけど……」

美波「そうだわ、どうですか少佐、藍子ちゃんとグレイプニール用のシミュレーターで訓練してみませんか?」

P「俺がか?」

美波「シミュレーターの蜂や私が相手するだけだと、代わり映えしませんし……どうですか?」

P「高森少尉と訓練か……」


1.P「たまにはやるか」
2.P「区切りがいいなら休憩しておけ」
↓1

>>864
2.P「区切りがいいなら休憩しておけ」


P「区切りがいいなら休憩しておけ」

藍子「そんなぁ……」

P「少佐も、許可を出すのは構わんが無理させないようにしっかり見ておけよ」

美波「分かっています。でも、これでも藍子ちゃん、かなり乗れるようになったんですよ? そろそろMkⅤにも搭乗できそうです」

藍子「そろそろプロデューサーさんと2人で、ちゃんとコンビネーション組めるかなって思っていたのになぁ……」ハァ

P「次の訓練のときに時間があったらな。まずは相葉中尉とのコンビネーションマニューバの練度を上げておけ」

藍子「はぁい……ところで、プロデューサーさん」

P「なんだ」

藍子「さっき、整備長さんと何のお話をしてたんですか?」

P「整備長と? いや――」

整備長「少佐と来るときか? それなら、胸がデカイほうがいいか小さいほうがいいかって話だよ」

P「おい整備長」

美波「ふうん……やっぱり男の人ってそういうお話が好きなんですね」

藍子「……」

P「なんだその目は。お前たち、普段の自分たちの素行を振り返ってみろ」

美波「私たちはシステムを使っていますから」

藍子「はい、私たちは仕方がないんです」

P「……」

整備長「俺はもちろんボインのほうがいいって話をしてたんだよ。そんときに嬢ちゃんたちを見かけてな」

藍子「へえ……それじゃあ、プロデューサーさんはどうなんですか?」

P「なぜ答えなければならない」

美波「整備長が正直に話しているんですから、少佐もお話するべきじゃないんですか?」

P「どうしてそうなる……」

藍子「ちょっと気になっただけです。大きいほうがいいのか、小さいほうがいいのか、どっちですか? 正直に答えてください」

P「……」

藍子「正直に答えてくださいね。正直にですよ」

美波「これまでのことを考えると……どうだったかしら? 少佐の好みは……」

P「……」

美波「そういえば……前に文香さんとブリッジでセックスしてたとき……どうしていましたっけ?」

P「おい整備長、どうするんだこれ」

整備長「すまん少佐……」

藍子「それで、どうなんですか?」

P「俺は……」

1.P「大きいほうが好きだな」
2.P「小さいほうが好きだな」
3.P「どっちでも構わん」
↓1

2

>>874
2.P「小さいほうが好きだな」


P「小さいほうが好きだな」

藍子「へえ……」

美波「本当なんですか、少佐?」

P「ああ……」

藍子「……」

美波「……ここに」スッ

P「なんだ? 端末なんて取り出して」

美波「ここにローカルに艦内の映像記録が残っています。とある日のブリッジの記録を参照すると……」ピッ、ピッ



P『っ……ふっ……それにしても……体勢的に、間近で見ると……少尉の胸は、凄い迫力だな……』

文香『お……っぱい……あっ……ぅんっ……』

P『ん……吸われるのが好きなのか……俺も、少尉のおっぱいに夢中になってしまいそうだ……』



P「」

整備長(うわぁ……)

藍子「私、正直にって言いましたよね……?」ゴゴゴゴゴゴゴ

美波「少佐、嘘を付くような人だったんですね」

P「……すまん、場の空気を察したつもりだったんだが」

藍子「少佐、最低です」ジトッ

美波「最低ですね」ジトッ

P「……整備長、どうすんだこれ」

整備長「いや、えっと……」


藍子「ふんっ」

美波「……」

P「……ではな、しっかり休めよ」フワフワ

整備長(逃げた……)


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:高森藍子
戦闘適正      :47(Eランク)
オペレーター適正 :50(Dランク)
指揮官適正    :30(Gランク)
性欲        .:65
モバPへの親愛度.:80(良好)→75(良好)


キャラ名:新田美波
戦闘適正      :57(Dランク)
オペレーター適正 :83(Aランク)
指揮官適正    :74(Bランク)
性欲        .:60→65
モバPへの親愛度.:35(並)

――数十分後、フレイヤ(艦長室)

P「……」ピッ、ピッ

ピッ! ブゥン……

P「出してた申請が承認されたか。まあ、木星圏についたら蜂の巣が待っているからな」ピッ、ピッ……

P「さすがに、オプション兵装の追加申請くらい通してもらわんと困る」カタカタカタッ

ピッ!

P「さて……」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.ありす
2.夕美
3.美波
4.文香
5.他のことをする
↓3

3

>>894
3.美波

※イベントフラグが成立しています。

――フレイヤ(艦長室)

P「ふむ……」ピッ、ピッ

パシュンッ!

美波「あら少佐、ここにいたんですか?」フワッ

P「ああ」ピッ、ピッ……

美波「まだお仕事ですか? 私たちに休憩時間中は休めって言っているのに、自分は休んでいないじゃないですか」ピッ、ピッ、ピッ

P「整備班から来てる修理作業の報告書があるからな。ナシヤマに到着するまでに読んでおかねばならん」ピッ

美波「あ、私もそれ読んでおかないと……ちょっといいですか」フワッ

P「自分の端末があるだろう」

美波「開いているならいいじゃないですか、丁度いいですし……あら?」ピッ、ピッ!

P「おい、勝手に弄るな」

美波「これ……私たちの戦闘中のバイタル値の推移表じゃないですか」

P「過去の戦闘記録も漁って、戦闘時間に対してバイタル値の上昇量をな」カタカタッ

P「俺が来るまでは大して変わりはなかったが、最近だとバイタル値の上昇が緩やかになってきている」

P「蜂の対処に徐々に慣れてきたか、システムに順応しつつあるんだろう」

美波「バイタル値が上がれば上がるほど、ゾーニング状態の解消も大変になりますからね」

P「ああ、正直しんどい」

美波「イエローゾーンに到達しなくてもセックスしたくなっちゃいますし、そういうシステムだから仕方が無いけど、どうにかならないのかしら……」

P「搭乗者泣かせのシステムだよ。正式実装はどうする気なんだか……」

P「……そういえば、少佐も何度か出撃はしているが、ゾーニング状態はちゃんと解消できているのか?」

美波「私ですか?」

P「ああ、相葉中尉や高森少尉の出撃回数のほうが多いが、少佐もヴァルキュリアに乗っていないわけじゃないからな」ピッ、ピッ……

美波「……」ムラムラ



コンマ2桁が65以上で……セックス
コンマ2桁が65未満で……何も無し
↓1

ほい

>>899
判定:38

美波「それは……確かに少佐にはイかされてますけど、システムによる負荷が高いから……」ムラムラ

P「満足できていないのか……すまんな」

美波「い、いえ、セックスしているときは満足できているんですよ? ただ、その後もムラムラしてくるときがあって……」ムラムラ

P「ふむ……となると、他のメンバーにもそういった可能性はあるな。どうしたものか」


美波「……そういうときもセックスしてくださればいいのになぁー」ボソッ

美波「……」チラッ


P「ふむ……一応医療班とゾーニング現象を抑えるための……」カタカタッ

美波(聞いてないし……)

P「一応あとでメディカルルームに行っておくか。少佐、すまんな」

美波「えっ? あ、ええ……」

P「アイドルの状態管理をしておくのもプロデューサーの仕事らしいからな。少し医療班と相談してくる」

美波「普通のアイドルの仕事もちゃんと見てください……」

P「次の機会にな。それではあとでな」フワッ

パシュンッ!

美波「……はぁ」

美波(セックスできると思ったんだけどなぁ……)ムラムラ


……
…………

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:新田美波
戦闘適正      :57(Dランク)
オペレーター適正 :83(Aランク)
指揮官適正    :74(Bランク)
性欲        .:65→70
モバPへの親愛度.:35(並)

――フレイヤ(通路)

整備長「それで、申請通ったんですかい?」

P「ああ、防御兵装のリフレクトパック1つだけだがな。これでヴァルキュリア3機分のオプション兵装は用意できた」

整備長「少佐の分が無いじゃないですか」

P「俺はいらんよ。特殊任務以外でオプション兵装は使ったことがない」

整備長「随分財布に優しいことで……っと、それじゃ俺は格納庫戻りますんで」

P「ああ、補給物資のリスト、見直しておけよ」

整備長「へい、早めに出さないと嬢ちゃんに文句言われちまいますからね」フワフワ

P「さて、艦長室に戻るか……その前に飲み物が欲しいな」フワフワ


……
…………

――フレイヤ(休憩所)

P「ふう……ん?」


夕美「よいしょっ……うんしょ……」ゴソゴソ

P「中尉」

夕美「へ? あ、プロデューサーさん、お疲れ様です」

P「何をやっている……花壇か」

夕美「はいっ、休憩中にちょっと手入れしておこうと思って」

P「そういえば、中尉は花が好きだったな。花壇の手入れは大変じゃないのか?」

夕美「ゲージの環境数値見直すだけですから大変じゃないですよ。お水も栄養剤も、ゲージで管理してあげてますからね」

P「そういうものか。俺は花を見てもよく分からんな……」

夕美「色々ありますよ? デージー、カキツバタ、カンパニュラとか……」

夕美「同じ花壇でも、ここのゲージならライン立ててあげれば育てることできますからね」

P「ふうん……色々育てられるんだな」

夕美「そうだ、プロデューサーさんも何かお花育ててみませんか? キレイに咲いているところを見ると嬉しくなっちゃいますよ」

P「せっかくだが……ここで育てるにしても、それなりに手間が掛かりそうだし俺には難しそうだ。仕事もあるしな」

夕美「あっ、それもしかして私のこと暇人って言ってませんか?」

P「そういうわけではない。中尉より仕事の量が多いだけだ」

夕美「そりゃあ……私はMkⅡのメインパイロットですから、ブリッジでのお仕事はありませんけど」ムスッ

P「むくれるなよ、悪かった。ところで中尉、色々育てているみたいだが、気に入ってる花はあるのか?」

夕美「うーん……どれも気に入っていますよ。ここにあるお花、全部私が選んで植えたんですから」

P「ほう……」

夕美「戦闘が終わったらここに来て、花壇の手入れをして、今日もキレイに咲いてるなーって眺めちゃいますからね」

P「戦闘が終わったらか。それも忙しいな」

夕美「えへへ、しっかり育ててあげないと枯れちゃいますからね。そういえばプロデューサーさん、ナシヤマに着いたら休憩時間、あるんですよね?」

P「ああ、補給物資の搬入作業に時間が掛かるし、ノルンが来るのを待たねばならん」

夕美「それじゃあ新しいお花でも買っておこうかなぁ」

P「構わんが、花に構ってばかりで任務を忘れないようにな」

夕美「はーい。大丈夫ですっ」

P「それならいい。では俺は艦長室に戻る」フワッ

夕美「はい」



夕美「……今日もお世話できてよかった。明日ちゃんとお世話してあげるから、元気でね♪」


……
…………

というわけでキリのいいところまで進めれたので今日はこれで終わります
今回分は次スレ跨いでしまうんだろうか……まあいいか

次は明日か明後日の夜頃かな。キャラバン中にはさくっと全員分だけは終わらせたいけれども
入れ替え元の都合上夕美とありすのテキストは結構変わったから時間が掛かるという

それでは本日もお付き合い頂きありがとうございました。

ここら辺終わらせておきたいので21時頃から少し再開します

――数日後、木星圏宙域中継コロニー『ナシヤマ』入港口、フレイヤ(ブリッジ)

P「M-01が来てるのか……」

美波「予定だと私たちの到着から1日遅れって聞いていましたけど、間に合ったんですね」

P「そうだな。出航時にフレイヤは格納されるのか?」

文香「ガイドライン点線上にフレイヤを乗せて……入港作業、開始します」

美波「分かりました」

ありす「停泊中のスケジュール、各班から提出されています。ローカルネットに登録、各自端末への転送も完了しています」

夕美「あ、そうだプロデューサーさん、私たちのスケジュール見てくれました?」

P「I@LPのスケジュールか? 確認してある。着いて早々イベントやるらしいな」

藍子「もうノルンが来ていますから、そんなに長くナシヤマにいないですからね。私たちはフレイヤを降りたら真っ直ぐ管理センターに行ってからお仕事です」

P「任務前だ。気をつけておけよ」

ピピピッ!

美波「外部通信? はい、こちらフレイヤです」ピッ

『こんにちは。こちら火星圏宙域滞在艦、CG-346ノルン級大型宇宙戦艦ノルンM-01です』

ありす「私たちの旗艦からの通信ですね」

美波「お疲れ様です、副艦長の新田美波です。フレイヤはただいま入港作業中です」

『そうですか。それなら丁度良かったです。入港作業が終わったら、1度こちらに来ていただけますか?』

藍子「ええっ、お仕事の予定がズレ込んじゃいますね……」

P「少佐、代わってくれ……こちらP、了解した。艦の今後の話か?」

『まあ、そうですね。少佐たちはそのまま軍本部に行くんでしょう? その前にご挨拶しておきましょうか』

P「ああ、俺と新田少佐の2人で行く。どこのブリッジに向かえばいい?」

『メインブリッジに来てください。うちの艦長、別件があって先に艦から降りているので私しかいないんですよね』

P「了解、では後で」ピッ

P「皆、予定変更だ。俺と新田少佐は先にノルンに行く。戻ってくるまで待機だ」

ありす「仕方が無いですね。プロデューサーさん、各班に通知出しておきますか?」

P「そうだな。整備班には予定通り搬入作業は実施するよう、あとは管理センターにも連絡を入れておいてくれ。軍本部にはこちらから連絡しておく」

文香「了解しました……」カタカタッ

……
…………

――数十分後、ノルン級大型宇宙戦艦『ノルン』(メインブリッジ)

パシュンッ!

「あ、ようこそいらしゃいませ♪」

美波「お疲れ様です」ピシッ

「火星圏宙域から別行動でお疲れ様です。あと、お久しぶりですねPさん」

P「久しぶりだな、ちひろさん。元気そうで何よりだ」

ちひろ「はい♪ 千川ちひろ、土星圏から後方に戻されたので全然平気です」ブイッ

美波(知り合いなんだ……)

ちひろ「あ、ちゃんと挨拶しないといけませんね。宇宙軌道防衛軍所属、第12防衛隊、火星圏宙域ノルン『M-01』副艦長の千川ちひろ少佐です」ピシッ

P「第6防衛隊のP少佐だ。フレイヤの艦長をしている」

美波「同じく副艦長の新田美波少佐です」

ちひろ「はい、それじゃあ挨拶はおしまいにして……」ピッ、ピッ、ピッ

ブゥン……

美波「これは……」

ちひろ「今朝方、J-02から直接送られてきました。攻略対象の蜂の巣が確認されている宙域を光学スキャンした映像です」

P「……驚いたな、まさか土星圏で見る大型の巣と同程度の規模か」

ちひろ「若干小ぶりですけどね。巣が1つだけなのでまだマシです」

美波「アルヴィスの記録で見たときよりも出現ポイントが……」

ちひろ「はい。一応、ここからは引き離すことに成功しています。J-01とJ-02総出ですけどね」

P「J-01とJ-02の陽電子砲は打ち込めていないのか。巣は丸々残っている感じか……」

ちひろ「はい、やはり火力が足りないみたいです。M-01とフレイヤが合流してようやく……でしょうね」

美波「この規模の巣を攻略するのに大型艦2隻しかないのは辛いですね。巣1つで艦3隻以上は用意しないと……」

P「蜂はどうなっている、押しているなら数は減らせているだろう?」

ちひろ「スキャン時に確認できた総数から3割は減らしています。J-03以降のノルンも援軍に来れれば問題はなかったんですけど」

P「このタイミングだ。後方の火星圏のノルンを寄越さないと、木星圏のどこで巣が出てくるから分からないからな」

ちひろ「はい、ただ悪いお話ですけど、戦闘中に撃破できず一部ロストした蜂もいるとのことで……」

P「であれば、どこかの宙域をさ迷っている可能性があるな」

ちひろ「はい。なのでナシヤマの巡航行船は全部運航停止、私たちもコンディションイエローでの待機になっています」

美波「そうですか……まあ、あとの細かいことは軍本部での作戦会議で体制が決まる感じでしょうね」

ちひろ「というわけで、お2人の端末にこのデータを転送しておきます。軍本部に向かう移動中に読んでおいてください」

美波「ありがとうございます」

ちひろ「ところで……」スススッ

P「ん?」

ちひろ「どうなんですかぁ? 毎日彼女たちとハメハメしてるんですかぁ?」ニヤニヤ

美波「ぶっ!?」

P「毎日はしとらん。火星圏で毎日戦闘なんてあってたまるか」

ちひろ「あら残念。美波ちゃん、どうなんですか? ちゃんとこの人に気持ちよくしてもらえてますか?」

美波「え? ええ、はい……」

ちひろ「ちゃんとこの人もイっちゃってます? そりゃイっちゃってますよね。中出しとかされちゃいました? それともぶっかけ?」

美波「あ、あの……う、うううう……」モジモジ

P「おいよせ、完全にセクハラだぞ」

ちひろ「えーっ! いいじゃないですかこれくらい。女同士の会話ですよ? Pさんだっていつでも好きなときにセックスできて嬉しいんじゃないですか?」

P「いつでも好きなときにやれるわけじゃない。これも仕事だ……軍言われている仕事だ、悲しいが」

ちひろ「またまたぁ! あの艦、軍公認のソープみたいなものじゃないですか。もうっ、むっつりなんですから、このこのぅ♪」グリグリ

美波「う、ううう……そ、そんな、私たち、水商売みたいなことは……」

P「おいやめろ、それは誤解だ」スッ

ちひろ「あら、そうなんですか?」

美波(少佐……私たちを庇って……)トゥンク……

P「逆だぞ逆……俺が男娼扱いされてるんだぞ……1対1ならまだ何とかなるが複数人でやるときは辛いんだぞ、本当に……」

ちひろ「あら……確かに大変そうですね……」

美波(少しでも少佐に期待した私がバカだった……)

ちひろ「まあいいです。話が逸れちゃいましたけど」

美波「逸らしたのあなたじゃないですか!」

ちひろ「細かいことは気にしちゃダメですよ? とりあえず、会議で使うデータはお渡ししたので私の用事は終わりました」

P「助かる。向こうに着いてから貰って確認してでは、話についていけないだろうからな」

美波「千川少佐は会議に出席しないんですか?」

ちひろ「私はお留守番なんですよー。艦長がいないうちにやらなきゃならないことが多くて……」

ちひろ「あと、一応フレイヤをM-01に収容することは決まっているので、作業準備だけお願いします」

P「分かった。となると1名待機させる必要があるな……まあ、収容作業の準備なら誰でも出来るか」

ちひろ「出航時にやると時間掛かりますからね。こちらとしてもさっさと済ませちゃいたいです」

P「分かった。こちらで1名待機させておく。それじゃあ、俺たちはそろそろ出るぞ」

ちひろ「はーい。それじゃあお気をつけて」

美波「失礼します」

パシュンッ!

……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

P「というわけだ、相葉中尉は搬入作業と緊急出撃要員として艦に待機。他のメンバーは予定通り行動してくれ」

夕美「えぇー! 私だけ居残りなんですか!?」

P「俺と新田少佐は軍本部に行かねばならん、少尉たちもここに来るまで交代での監視当番続きだったんだ。我慢してくれ」

夕美「そんなぁ……」

美波「明日は外出できるから、悪いけど今日1日だけ我慢して頂戴」

文香「では……夕美さんの、I@LPのスケジュールは……」

ありす「キャンセルですね。美波さんも軍本部に行きますし、美波さんと合流するまでは私たち3人でお仕事になりますね」

藍子「3人でお仕事かぁ……大丈夫かな」

P「そっちの仕事は頑張ってくれ。では俺と新田少佐は軍本部へ向かう。何かあれば通信を寄越せ。以上だ」


……
…………

――数十分後、ナシヤマ(軍管区)

美波「こういうときって、男性が車を運転するんじゃないんですか?」ムスッ

P「レンタカー借りたときに、真っ先にじゃんけんで運転手決めようって言い出したのは少佐のほうだろう」

美波「それはそうですけど……私が負けたときに、やっぱり俺が運転しようっ! って言ってくれてもいいんじゃないですか?」

P「……じゃんけん負けた途端に3回勝負って言ったのは誰だったかな」

美波「うっ……」

ピピピッ!

P「ん、通信……」ピッ

美波「どうかしましたか?」

P「……」

美波「少佐?」

P「俺の予定が変わった。会議が終わったら俺は別行動する。新田少佐は会議が終わったら予定通り鷺沢少尉たちと合流してくれ」

美波「そうですか。分かりました」


……
…………

――フレイヤ(格納庫)

夕美「えっ、リフレクトパック、私のMkⅡに装備するんですか?」

整備長「一応少佐とはそういう話で進めてるよ。森ガールの嬢ちゃんだとまだ十分にオプション兵装の選択はできねーだろうし、バリューパックもあるからな」

夕美「えへへ、何だか強くなった気分になれるかも」

整備長「おいおい、ちゃんと使ってもらわないと困るぜ? 少佐も熱心に補給依頼出してたしな」

夕美「そっか、プロデューサーさんが……よーしっ、ちょっとシミュレーターで……あ、M-01から指示が来るかもしれないんだった」

整備長「こっちはとりあえず大丈夫だよ。嬢ちゃんはブリッジで待機してな」

夕美「はーい」


……
…………

――ナシヤマ、軍本部(会議室)

J-01艦長「いや良く来てくれた。土星圏での戦闘で活躍した2人が増援とは」

P「木星圏宙域ノルンの艦長ですか。少し遅くなってしまいました。申し訳ありません」

J-01艦長「何、M-01同様に火星圏から来てくれたんだ。有難い。生還の女神も一緒ならなおのことだよ」

美波「……」

P「……話はこれくらいで。本題に移りましょう」

M-01艦長「うむ、席に……千川少佐から資料は?」

P「頂いてます。移動中に目は通しておきましたが……」

M-01艦長「そうか、それなら話は早い。では――」


……
…………

――数時間後、ナシヤマ(シティホール)

ガチャッ!

美波「みんな、お待たせ!」タタタッ

藍子「美波さん! よかった、丁度休憩の時間だったんですよ」

ありす「トークが終わった後の休憩時間ですね。あと15分でライブパートに戻ります」

文香「美波さんの衣装を……持ってきませんと」トテトテ

美波「ええ、急いで準備しないといけないわね」

藍子「あら……そういえば、プロデューサーさんは一緒じゃないんですか?」

美波「別件があるみたいで、本部から出るときに分かれたわ。夕方には戻るって言ってたけど……」

ありす「そうですか……残念です」

藍子「戦闘前ですし、プロデューサーさんにも、私たちのライブ見てもらいたかったですね……」

美波「……」

文香「美波さん、衣装を……美波さん?」タタタッ

美波「えっ? あ、ありがとう文香さん。いま準備するから待ってて」


……
…………

――ナシヤマ、オート・クレール社工場(入場口)

コツ、コツ、コツ……

守衛「失礼、入場であれば所属と名前と、入場理由をお願いします」

P「国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊のP少佐です。池袋主幹技師長に面会に来ました」

守衛「ああ、博士の……こちらに通知が回ってきています。所属の確認が取れましたのでどうぞ」ピッ、ピッ

P「ありがとうございます。出るときは?」

守衛「またこちらで受付して頂ければ大丈夫です」

P「分かりました」


……
…………

――オート・クレール社工場(施設内)

「おお! その顔、レイナから貰ってるプロフィール画像とそっくりだな。お前がPか」

P「はい。国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊のP少佐です。はじめまして、池袋主幹技師長」

晶葉「ああ、そんな堅苦しい挨拶はいらんよ。私は池袋晶葉だ。池袋博士、博士、晶葉、天才、美少女、好きに呼んでくれ。言葉も適当でいい。とりあえず移動するぞ」

コツ、コツ、コツ、コツ……

P「了解です。それで博士、私は大佐から通信を受けてこちらに来たのですが……」

晶葉「うむ、レイナも大佐もまだ到着していないみたいだ。まあレイナのほうは土星圏から来るから仕方が無いだろうが」

晶葉「大佐から話は聞いていないのか? まあ、それなら現物を見てもらったほうがいいだろう」

P「大佐が俺をここに寄越したということは……」

晶葉「ま、想像している通りだ」

……
…………

――オート・クレール社工場(オフィス)

晶葉「ほれ、ここの窓から現場が見れるぞ」

P「……あれは」

晶葉「うむ、ヴァルキュリアの新型だ。とはいえ、いま見えているブツに関してはちょっと違うがな」

晶葉「いま組んでいるのはメインフレームから新造している次世代評価試験機だ」

晶葉「プロジェクト・ヴァルキュリアの運用試験データと、コイツの運用実績を元に最終的な新型ヴァルキュリアが完成する。まあ新型の踏み台ってところだ」

P「確かに、機体形状がVILS系統やVIS系統とも違うな」

晶葉「メインフレームから新造したのは主に少佐のせいだ」

P「俺のせい?」

晶葉「軍から送られてくるVILS-01の戦闘記録を見て目玉が飛び出たよ。出撃の度にオーバーホールしているようじゃないか」

P「操縦が荒いだけだ」

晶葉「いや、現行のヴァルキュリアは搭載しているスーパーマニューバモードでの立体機動に耐えうる剛性を備えている」

晶葉「少佐の記録こそスーパーマニューバモードを起動した実績は無いが、恐らく機体が持たないだろう」

晶葉「わたしも、新型の正式実装に踏み切っていない時点でそこまでやられるとは思わなかった」

P「そうか」

晶葉「そんなわけだ。悔しいのでメインフレームから新造し直した。まだ製造段階での試験中だが……何せ私は天才だ」

晶葉「恐らくは通常飛行の時点でスーパーマニューバモードと同等の立体機動を実現できる。更に上位のマニューバの搭載も視野に入れている」

P「至れり尽くせりだな。そんなに詰め込んでいつ頃完成するんだ?」

晶葉「メインフレームの変更に合わせて標準兵装の見直しもしている。次世代評価試験機だからな、新装備の検討も考慮している」

晶葉「ただ木星圏の蜂の巣攻略までにはどう頑張っても間に合わん。なるべく急ぐつもりではいるがな」

P「まあ、現行のVILS-01で問題はない。別部隊も、改良してVILS-01でシステムを使えるようにしたんだろう?」

晶葉「あれは無理やり実装したまでだ。艦のシステムを使って戦闘機のシステムと一体型にしたから起動するたびに全員が発情する」

P「おいマジかよ……」

晶葉「マジだ。その話はおいといて、あとはシステムだな。ヴァルキュリアシステムも更に改良型を導入する。ベースはVIS-01に積んでいるもので指揮官用として構築し直す」

晶葉「そこでだ、今回の新型のメインフレームは少佐の戦闘記録を元に作っているが、ウチで置いてるシミュレーターで記録を取ってもらいたくてな」

P「俺が呼ばれた理由はそれか」

晶葉「そうだ。作ったはいいが、いざ運用となったときにバラバラにされては敵わん」

晶葉「特に私の知っている限りだと軍の中でも飛び抜けた操縦技術を持っているのは少佐やレイナくらいだ。まず2人が振り回しても問題ない機体になれば大丈夫だろう」

P「ならさっさと済ませよう。こちらも仕事が残っているんでな」

晶葉「話しが早くて私も助かるぞ。ではこっちだ、ついてきてくれ」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

ちひろ『相葉中尉、コード転送します。艦の認証お願いしますね』

夕美「分かりました。えっと……これかな」カタカタッ

ピピッ!

ちひろ『そうそう、それです。あとは、フレイヤがあるからいらないと思いますけど、一応M-01の住居ブロックも用意しておきますので』

夕美「ノルンのほうで部屋を用意してくれるんですか?」

ちひろ『はい。フレイヤをノルンに搭載している間は住居ブロックを使用しても構いませんので』

夕美「大きい部屋ですか? それとも小さい部屋かな?」

ちひろ『ふふっ、ノルンは大型ですけど、その分常勤のクルーが多いですからね。部屋の大きさはフレイヤよりも少し大きいくらいだと思います』

夕美「わー、楽しみかも」

ちひろ『それじゃあ、作業はこれくらいで大丈夫です。あとは待機していてください。必要であればこちらから指示を出しますので』

夕美「了解です」

ちひろ『ではではー♪』ピッ!

夕美「……はあ、疲れた」

夕美「みんな、早く戻ってこないかなー……」


……
…………

――数時間後、ナシヤマ(ショッピングモール)

P「さて……シティホールまで行くか」

P「それにしても、博士も変な人間だったな。類は友を呼ぶというか……」

P「……ん」


夕美『えへへ、しっかり育ててあげないと枯れちゃいますからね。そういえばプロデューサーさん、ナシヤマに着いたら休憩時間、あるんですよね?』

夕美『それじゃあ新しいお花でも買っておこうかなぁ』


P「……」キキーッ……


……
…………

――花屋

店員「いらっしゃいませ」

P「失礼する。花を買いにきたんだが……」

店員「はい、お求めの花はどちらでしょうか?」

P「……すまない、あまりこういう場所には来ないんだ。良く分からない」

店員「贈り物であれば見繕いますが、どうしましょうか?」

P「いや、花壇に植え替えて育てる……と思う。花束が欲しいわけじゃないんだ」

店員「それでしたらお客様、こちらのほうに並べているものは如何でしょうか?」

店員「いま時期の農業プラントの栽培リストに書かれているものは全てありますので、お好みのものをどうぞ」

P「ふむ……」


1.P「パンジー……これでいいかな」
2.P「赤いフリージア……これでいいかな」
3.P「すずらん……これでいいかな」
↓2

ちょっと腹が減ったので飯を食べるので23時くらいまで間を置きます

2
ヴァルキュリアだし

>>963
2.P「赤いフリージア……これでいいかな」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります


P「悩んでも仕方が無いな。こういうのは気持ちが大事だと言うし」

P「すみません、これください」

店員「はい。いまお会計しますから。少々お待ちください」

P(明日もあるとはいえ、戦闘前に艦で留守番というのも寂しいだろうからな)

P(これで機嫌でもよくなってくれればいいんだがな)


……
…………

――フレイヤ(休憩所)

ピッ、ピッ、ピッ……

夕美「今日も元気に咲いてるねー。よかったよかった」シュッ、シュッ

夕美「……」

夕美「……次の戦闘、大丈夫かな」

夕美「ねえ、お花はどうして、キラー・ビーが私たちを襲うと思う?」

夕美「確か……地球だと、蜂は蜜が欲しくてお花に飛んでくるんだよね」

夕美「……それなら、私たちが戦っているキラー・ビーは――」


ビーッ!ビーッ!!


夕美「警報!?」ビクッ

夕美「……」


夕美『……今日もお世話できてよかった。明日もちゃんとお世話してあげるから、元気でね♪』


夕美「……」フワッ


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピッ!

夕美「千川少佐!」

ちひろ『はい、蜂が出現しました。F型が12匹、S型が3匹です。コンディションレッド、警報はこちらで出しています』

ちひろ『ナシヤマの迎撃隊も出撃しますが、こちらでも待機部隊を出撃させます。相葉中尉』

夕美「はい、私もMkⅡで出撃します」カタカタッ!

ピピピッ!

夕美「整備長さん! MkⅡ、今回は出せますよね!?」

整備長『おう! リフレクトパックの調整用に格納庫から1機出してるぜ!』

ちひろ『ヴァルキュリアMkⅡは出撃後、M-01部隊に加わってください。編成に合わせて仮コードを振り分けておきます』

夕美「了解です。出撃準備します!」


……
…………

――ナシヤマ(ショッピングモール)

ピピピッ!

P「俺だ」

ちひろ『Pさん、コロニー外に蜂が出ました。恐らく先ほど話したロストした分です。数も一致しています』

P「となると15匹か。分かったすぐに戻る。相葉中尉は?」

ちひろ『先に出撃してもらっています。臨時としてこちらの部隊に編成しています』

P「了解した。他のメンバーには整備長から通信を入れさせる」

ちひろ『Pさんはどうしますか? M-01は出撃に時間が掛かりますが、フレイヤはどうですか?』

P「……」


1.P「フレイヤを出す」
2.P「俺も出撃する」
↓1

1

>>975
1.P「フレイヤを出す」


P「フレイヤを出す。フレイヤをコロニー外に出すまでの相葉中尉の指揮は任せる」

ちひろ『分かりました。編成リストを転送します。フレイヤ発進時に連絡をください』

P「了解」ピッ

P「中尉……!」


……
…………

――戦闘宙域

ピピピッ!

夕美「こちらGN-010です」

『こちらGNS-003だ。ウチの部隊と行動してもらう。高性能試作機とやらの新型の性能、見せてもらうぞ』

夕美「は、はい!」

『よし、では散開! 蜂の距離は2200だ、GN-009とGN-010は指定ポイントからミサイルを発射!

『俺とGN-007、GN-008は切り込むぞ! S型には気をつけろよ、あとコロニーには当てるな!』

夕美「了解!」

夕美(少佐、みんな……!)


……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「ちひろさん、整備長、俺だ。状況はどうなっている」ピピピッ!

ちひろ『現在交戦中です。残数8匹です。ただこちらの部隊が2機損傷しています。レーダー記録転送します』

ブゥン……

P「整備長、相葉中尉は無事か」

整備長『こっちのモニターで見てるがまだ無事だ! でもリフレクトパックの装備が1個潰れちまってる!』

ピピッ!

P「反射装甲板が損傷しているか……分かった。搬入作業は中断しているな?」カタカタカタッ!

整備長『おう、搬入口も閉めてますぜ!』

P「了解。フレイヤを戦闘態勢に移行させる」カタカタカタッ!

P「ティルウィング1番から2番を発射準備、複合ミサイル発射管にはアルヴァルディを装填する」カタカタッ!

ちひろ『ヴァルキュリアMkⅡの仮コードはGN-010です。P少佐、お願いします』

P「了解した。フレイヤ、微速前進」

……
…………

――戦闘宙域

蜂「……!!」ズドォンッ!


夕美「うううううっ!?」ズガガガガガガッ!!

バシュウウウンッ!!

蜂「!?」ギュンッ!

『GN-010! 大丈夫か!』

夕美「だ、大丈夫です……」ハァ、ハァ……

『リフレクトパックの装甲板が1つ潰れているぞ! 蜂の粒子砲は回避するんだ!』

夕美「了解、です!」ハァ!ハァ!

ピピピッ!

夕美「フレイヤから通信……!」ハァ、ハァ……

P『中尉、無事か!?』

夕美「プロデューサーさん……!」

P『戦闘中は少佐と呼べ。遅れてすまない、こちらはフレイヤを発進させた。これより援護射撃を行う』

夕美「は、はい!」

P『中尉のバイタルがイエローゾーンに達している。レッドゾーンまであと17だ。システム閉塞に備えろ』

夕美「も、もうそんなに……わかりました」グッ……

P『何、いまブリッジは俺しかいない。デカイ戦闘機に乗った気にでもなれば十分蜂を落とせる』

夕美「あの、無茶苦茶すぎませんかそれ……」

P『問題ない。これでも艦砲射撃は出来るほうだ』

夕美「あ、そうですか……」

P『相葉中尉、システムが閉塞したら下がれ。部隊には千川少佐を経由して通知させる』

夕美「ですけど……」

P『これは命令だ。中尉に死なれては俺が困る。中尉は落とさせんよ』

夕美「……りょ、了解」


……
…………

――フレイヤ(ブリッジ)

おばちゃん「P少佐、千川少佐に通信入れといたよ」ピッ、ピッ

P「すまんなおばちゃん。フレイヤ、速度上げる。相葉中尉の近くにいるF型2匹との距離1700の時点でティルウィングを発射させる」

ピピピッ!

整備長『おい少佐! そりゃあ近すぎだろ!』

P「小惑星帯でもないんだ。この戦闘区域なら問題なくやれる」

整備長『おい勘弁してくれよ! 自分から突っ込んでどうすんだ!』

P「近付きつつ落とせばいいだろう? 速度維持しつつアルヴァルディ発射。イージスを艦正面、右舷に展開する」

おばちゃん「おっ、相葉中尉のバイタル値、レッドゾーンだよ」

ピピピッ!

夕美『少佐、システム閉塞しちゃいました……って何でおばちゃんいるんですか!?』

おばちゃん「ブリッジの通信オペレーターいないからね、臨時だよ」

P「相葉中尉は後退。フレイヤを前進させているから護衛に回ってくれ」

夕美『は、はーい……』

……
…………

――ノルンM-01(メインブリッジ)


ちひろ「……」

「キラー・ビーS型、3匹撃破確認しました!」

「フレイヤが前進を続けています。主砲による攻撃で更にF型を1匹撃破!」

ちひろ「……」

ちひろ(混戦状態でもないのに戦艦が戦闘機に混じって蜂と乱戦している……)

ちひろ「やっぱりPさんに艦隊指揮やらせるのは怖いわね……」


……
…………

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

おばちゃん「相葉中尉帰ってきたよ。ハッチ閉めとくからね」カタカタッ

P「これで全部か」

ピピピッ!

ちひろ『お疲れ様です。相変わらず副官でもいないと意味分からないことやりますね』

P「こっちは保有機体数が少ないんだ。これくらいやってもいいだろう」

整備長『肝が冷えるぜ……』

ちひろ『とりあえずコンディショングリーンです。後の作業はこちらでやっておきます』

P「頼む」

おばちゃん「フレイヤ、戻しとけばいいんだろう? アタシやっておくから、少佐は夕美ちゃんの面倒見てあげなさいよ」

P「すまんなおばちゃん、担当外だというのに」

おばちゃん「現役の頃思い出すよ。ほらほら、早く行ってあげなさいよ」

P「分かった。ではまた後でな」フワッ

パシュンッ!

……
…………

次スレ立てたので以降はそっちでやります

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