響「新しくマングースを飼い始めたんだ! 女の子だから名前は」 (39)

響「マン子っていうんだぞ!」

貴音「響が家族に付ける名はいつも分かりやすいですね。
   マングースのマン子……真、良き名です」

やよい「私でも覚えやすくて助かっちゃいますー!」

響「えへへっ、そうでしょ!
  もう他のみんなとも慣れて、すっかりウチの家族の一員さー!」

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やよい「そう言えば私マングースって
    見たことないんですけど、どんな動物なんですか?」

響「えーっと、確か猫の仲間だったかな?
  見た目はあんまり猫っぽくないけど……。
  それから有名な話だと、ハブの天敵だって言うよね」

貴音「ハブ、ですか? た、確かヘビの一種だったと記憶していますが……」

やよい「はわっ! そうなんですか!?
    じゃあヘビ香とケンカしちゃったり……!」

響「ううん、平気だぞ! 自分も最初はちょっぴり心配だったけど
  マン子もヘビ香も仲良くしてるさー!」

貴音「それは良きことですね。未だ苦手意識の拭いきれない私より、
   響のマン子の方がずっと立派です……」

響「そんなことないぞ。貴音だって最近は随分慣れてきたでしょ?
  貴音もすぐにマン子みたいにヘビ香とも仲良くできるぞ!」

貴音「そう、でしょうか? ふふっ……ありがとうございます、響」

やよい「みんな仲良しで良かったですー。
    それで、他にはどんな感じなんですか?
    私、もっとマン子のこと知りたいかもです!」

響「じゃあ今度、ウチに来る? 実際に見てみるといいぞ!」

やよい「! 良いんですか?」

響「もちろん! 明日とかでも大丈夫だぞ!」

やよい「ほんとですか! 私明日はお仕事ないです!」

響「じゃあ明日おいでよ! 貴音も来るでしょ?」

貴音「マン子を見に、ですか? えぇ、是非。
   私も見たことはありませんので」

響「じゃあ決まりだね! 準備して待ってるさー!」

やよい「うっうー! 楽しみですー!」




P(と……とんでもない会話を聞いてしまった……!)

P(き、聞き間違いじゃない! あいつら確かに今、
 響のマンコを見に行くとかいう話をしていた!
 し、しかし一体何がどうなってそんな会話に……!)

響「あれっ、プロデューサー! そんなとこで何してるんだ?」

P「うわっ!? ひ、響!?」

響「? びっくりしすぎだぞプロデューサー。何かあったの?」

P「い、いや何かっていうか……って、あれ?
 貴音とやよいはどこに……」

響「二人ならレッスンだけど……貴音たちが一緒に居るの見てたのか?
  じゃあもしかしてさっきの話も聞いてた?」

P「うっ……あ、あぁ。聞かせてもらったよ……しっかりと……」

響「あ、やっぱりそうなんだ。
 でもそれじゃあ、なんでこっそり聞いてたんだ?
 普通に出てくれば良かったのに」

P「あ、あんな会話に混ざっていけるわけないだろ!
 そもそもあんなとこで堂々とあんな会話してることに
 びっくりしてそれどころじゃなかったというか……!」

響「あんな会話? 別に普通の会話でしょ?」

P「普通の会話にマンコは出てこねぇよ!」

響「それはまぁ、マン子の話題が出るのは自分達の会話だけだろうけど……」

P「っていうか聞いたのが俺だったから良かったものの、
 他の誰かに聞かれたらエラいことになるだろ!」

響(他の誰かに聞かれたら……? あ、そっか。
  普通はマングースって飼えないから、そこを心配してるんだな!)

響「あははっ、大丈夫だぞ。法律とかその辺のところはちゃんとしてるから」

P「いや、法律っていうか倫理的に……」

響「っていうか今更そんな心配しなくていいでしょ?
 今までだって問題なくちゃんとしてきたんだから」

P「は!? 『今まで』!?」

響「え、な、何? いきなり大声出して」

P「おまっ……そりゃ大声も出すわ! 常習犯かこの野郎!!」

響「なっ、なんだよ常習犯って! 
  ちゃんとしてるって言ったでしょ! 人聞きの悪いこと言わないでよね!」

P「ちゃんとしてるってお前……!
 ほ、法律的にはセーフなのかどうなのか知らないが、
 モラルというか常識というか……!」

響「そ、そりゃ普通はあんまりないだろうけど……。
  じゃあどうしろって言うんだよ! マン子のこと、捨てろって言うのか!?」

P「そこまで言ってない!! それは駄目!!」

P「マンコ捨てるとか滅多なことを言うもんじゃない!
 落ち着け響! 一旦落ち着くんだ!」

響「先に大声出してきたのはプロデューサーでしょ!」

P「あ、あぁそうだったなすまん……。
 とにかく俺が言いたいのはマンコは一生大切にしなきゃいけないってことで……」

響「言われなくたってそのつもりだぞ。
 自分にとってマン子はかけがえのない大切な存在なんだから!」

P「ああ、そうだよな、うん……。分かってればいいんだ」

響「ていうかさっきからなんか変だぞプロデューサー。
  熱でもあるんじゃないの? 大丈夫?」

P「えぇ……こっちのセリフなんですけど……」

響「あっ、プロデューサーもしかして……マン子のこと怖いの?
  大丈夫だぞ! マン子は別に噛み付いたりなんかしないさー!」

P「は、はぁ!? 馬鹿にすんなこの野郎! 怖くなんかねぇし!」

響「あははっ! 強がってるようにしか見えないぞ!
  その様子だと本物も多分見たことないでしょ?
  あ、それとも見たことあるから逆に怖いのかな」

P「怖くないって言ってんだろ! 見たこともあるし!」

響「何も怖がることなんかないさー。
 ハム蔵達もあっという間に慣れたし、今はみんなマン子のこと大好きだぞ!」

P「だから怖がってないって……え? ちょっと待て。
 何お前、動物達にもマンコ見せてんの……?」

響「? 当たり前でしょ? 一緒に生活するんだから。
 見ずに過ごすなんてできっこないぞ」

P「いやそりゃそうだけど、みんなマンコが大好きってのはまさか……」

響「そのまんまの意味だぞ。
  いぬ美なんか特に気に入っちゃったみたいでベロベロ舐めるから、
  もうベチョベチョに濡れちゃって……」

P「やっぱそういうことかよ!?」

P「ペットに何させてんだお前! バターか!? バター塗ってんのか!?」

響「バ、バター? そんなのなくたって普通に舐めるぞ。
 っていうか別に自分がさせてるわけじゃないし。
 いぬ美が勝手に舐め始めるんだ」

P「いや止めろよ! やめさせるだろ普通!」

響「自分だって最初は止めようとしたぞ?
  でもすぐに気付いたんだ。あ、マン子も喜んでるんだなって」

P「何言ってんの!?」

響「まぁそれはそれで結構大変なんだけどね。
 あんまりよだれまみれになっちゃうと洗わなきゃいけないし」

P「そりゃあな!
 そもそも衛生的にどうなんだって話でもあるだろ!」

響「洗った後も大変なんだぞ。
 ドライヤーでしっかり乾かしてあげないと風邪ひいちゃうし」

P「え……ド、ドライヤー? なんで?」

響「? なんでって、毛を乾かすために決まってるさー」

P「どんだけ毛深いんだよ!!」

響「け、毛深い? いや別に普通だと思うけど……」

P「ドライヤーで毛を乾かすとか聞いたことないぞ!
 少なくとも俺の知ってる範囲では!」

響「知ってる範囲ではって、プロデューサーより絶対自分の方が色々知ってるぞ!
 大体プロデューサー、体洗ってあげたりとか乾かしてあげたりとかしたことあるの?」

P「あるわ! 店の子だけど!!」

響「あ、そうなんだ。店の子って、預かって世話してあげたってこと?」

P「え? いや寧ろ金払ってこっちが世話してもらったというか……」

響「? 世話してもらう? どういうこと?」

P「い、言わなくても分かるだろ! お前がいぬ美にさせてるようなことだよ!」

響「いぬ美に、って……さっきプロデューサーが言ってた?
 舐めさせてるってこと? だからあれはいぬ美が勝手にやるんだってば」

P「あ、あぁそうだったな」

響「でも舐めさせるって何舐めさせるの?」

P「それを俺の口から言わせるのか……!」

響「だって自分、気になるぞ。
  プロデューサーの家ってプロデューサー一人しか居ないよね?
  あ、もしかして他にも店の子が居て、その子を舐めさせるとか?」

P「なんでだよ! ま、まぁやってみたいけど……」

響「えっ、違うの? じゃあ何を舐めさせるんだ?」

P「ふ、普通に俺だよ。俺を舐めてもらうんだよ」

響「えぇ……なにそれ変なの。 わざわざ舐めさせるの?
 普通あっちが勝手に舐めてくるものだよね?」

P「そりゃいぬ美の場合はな!」

響「まあでも、舐めてもらいたい気持ちも分からなくはないぞ。
 一生懸命ペロペロしてくるのって可愛いし、こっちも嬉しくなってくるよね!」

P「お、おう、まぁな……。お返しに俺も舐めなきゃって気にもなるしな」

響「そうそう、お返しに自分も……ん!?」

P「においとか結構きつかったりもするけど、
 こっちが気持ちよくしてもらったんだから相手にも……」

響「ちょ、ちょっと待って! え!? 舐めるの!? プロデューサーが!?」

P「な、なんだよ。そんなに意外か?」

響「いや意外っていうか……口とか毛だらけになるでしょそれ!」

P「毛だらけってほどでもないが、確かに舌に付いたりはするな」

響「えぇ……舐めるって……。
 お返しするにしても普通手で撫でるとかじゃないの……?」

P「そりゃ手でも色々するけど、
 やっぱり舐めた方がこっちも興奮するというか……」

響「……プロデューサー、なんか変態っぽいぞ」

P「お前に言われたくないわ!!!!」

響「なっ……!? なんで自分が変態なんだ! 自分、全然普通だぞ!」

P「他人を連れ込んでマンコ見せるような奴のどこが普通だ!」

響「何言って……あっ、分かったぞ!
 さてはプロデューサー、やよいと貴音が羨ましいんだな!
 プロデューサーもウチに来てマン子見たいんでしょ!」

P「っ!? お、お前何を……!」

響「そうならそうと早く言えばいいのに!
 だったらプロデューサーもウチに来るといいさー。
 せっかくだし、プロデューサーにもマン子のこと見て欲しいぞ!」

P「ウェッ!?」

P「ちょ、ちょちょちょちょっと待て!
 お、お前自分が何言ってるか分かってるのか!?」

響「? あれ、もしかして自分の勘違いだった?
 プロデューサー、マン子見たいんじゃないの?」

P「っ、く……! こ、この野郎……!」

P(どうする俺……! 正直めちゃくちゃ見たい!!
 だが俺はあくまでプロデューサー! 響はアイドル!
 ここはやはりプロデューサーとして、響のことを叱ってやらなくては……)

響「うーん……。やっぱりあんまり見たくないみたいだね。
 じゃあプロデューサーに見せるのはやめて、」

P「見たいです!!!!!!!(いいか響、簡単に人にマンコを見せちゃ駄目だ!)」

響「うわっ!? ちょ、ちょっと、いきなり大声出さないでよ!」

P「!? し、しまった、つい本音を……!」

響「あははっ、やっぱり見たかったんだね!
 いいぞ、じゃあ明日ウチにおいでよ!」

P「うっ……ほ、本当に? 本当にいいのか?」

響「もちろんだぞ! 楽しみに待ってくるから、絶対来てよね! 約束だぞ!」

P「はい!!」

もしかして殺し合いとかラブラドール書いた人か?違ったらすまん
取り敢えず期待期待

翌日

P「……」

やよい「わーっ! マン子すっごく可愛いですー!」

貴音「真、愛らしい姿ですね」

響「えへへっ、そうでしょー。……ってプロデューサー?
 どうしたんだ? さっきからボーッとして」

P「なっ……なんでもない! なんでもない! あはははは!
 よーし、俺もマン子のこと可愛がっちゃうぞー!」

響「うんっ! でもまだ小さいから優しくね!」




小鳥「あれれ、おかしいなぁ……。どこに行っちゃったのかしら」

律子「小鳥さん、どうかしましたか?」

小鳥「あ、律子さん。それが、昨日プロデューサーさんに
   お願いしてた書類がちょっと見当たらなくて……」

律子「だったら電話して聞いてみた方が早いですね。
   ちょっと待ってください、今かけてみますから」

小鳥「あぁ、すみません! ありがとうございます」

律子「……あっ、もしもしプロデューサー?」

P『よお、律子。どうかしたか?』

律子「オフのところ申し訳ないんですけど、実は聞きたいことが……」

  『うっうー! 貴音さんに撫でられて、マン子気持ちよさそうですー!』

小鳥&律子「!?」

  『貴音ってばちょっと撫ですぎだぞ!
  自分のマン子だってこと忘れないでよね!』

  『響? そうは言っておりますが、マン子は喜んでいるようですよ?』

絶対誰かやるとは思ってた
一応言うが「ワニ子」っているから「子」は付けない
同じのは付けることはないから

小鳥「な、ななな、何、えっ……!?」

P『あはは、なんかもう響のじゃなくて貴音のものって感じだな』

 『ふふっ……いっそ私のペットにするのもいいかもしれませんね。
 どうですか、響? あなたのマン子を私に委ねるというのは』

 『うぎゃーっ! それはダメだぞー!』

P『おいおいお前らあんまり騒いだら……っといかんいかん。
 悪い律子、それで何の』

 プツッ ツー ツー ツー

律子「……」

小鳥「……」

律子「……もしもし警察ですか? あの、こちらは765プロダクションと言いまして……」




 おしまい

GWに何書いてるんですかね
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした

>>27
こんなアホみたいなネタにマジレスしてはいけない(戒め)

>>22
私です

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