この物語は、『PHANTASY STAR ONLINE2(ファンタシースターオンライン2)THE ANIMATION』の最終回から2年後の物語です。
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時系列は、ヒロインの泉澄リナ達が卒業してから2年後。主人公の橘イツキは今じゃ3年生で卒業する予定ですが、どこの大学に入学するかは決めてないようです。
すると、イツキは誰か自分を呼ぶ声が聞こえてきた。そして、PSO2の世界では今大変なことが・・・。
そしてさらに、新たな敵との戦いで、イツキは伝説の力を召喚し、奇跡を起こす!!
それでは、『PHANTASY STAR ONLINE2(ファンタシースターオンライン2)THE ANIMATION EPISODE FINAL』、スタート!!
一方、PSO2の世界では・・・。
―PSO2の世界―
パティ
「はーい。何でも頼れる天才のパティちゃんでーす!」
ティア
「どうも、ティアです。」
パティ
「二人揃ってー・・・」
パティ&ティア
「「パティエンティア!」」
ティア
「アークスいちの情報屋です。」
パティ
「聞きたい情報を何でも言うこのパティちゃんがいるかぎり、この世に他の天才などいやしないのだ!悔しかったらこのパティちゃんを超えてみるがいい!」
ティア
「意味分かんなくなってるわよ、パティちゃん。」
パティ
「てへっ!(舌ペロ)」
ティア
「ごめんなさい、この人はただのバカ姉だから気にしないでね。」
パティ
「ひどいよ、その言い方!あたしはこう見えても頼れる天才のつもりです!」
ティア
「ふーん、ならその天才力でやり返せるのかな?」
パキッポキッ(手の指をポキポキッ)
パティ
「うおっ、何か今日のティア、すごく怖いんだけど!?」
ティア
「あっ、ごめんなさい!時々このバカ姉の態度に切れちゃうことがあるからね。取りあえずパティちゃん、情報を」
パティ
「おお、そうだった!最近ね、一般アークスがドラゴンのようなのが見たって噂が出てきちゃって、びっくりなんだ。しかも真っ白で光り輝いてるみたいなの。」
ティア
「その真っ白で光のドラゴンって私達もよく知らなくて、それで私達も探索してみようかなって、あっちこっち探したの。でもあんまり見つからなくて困ってたの。」
パティ
「ああー!よく聞いたらあたしもそのドラゴンのように光ってみたいなー!そしたらパティちゃん、人気絶好調かもしれない!」
ティア
「パティちゃん、もしかしてだけど『ケンカ』売ってるの・・・かな?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・。メキメキメキ・・・。(ティアの怒り)
パティ
「うわあっ、ティアがものすごく怒った!やばい、ここは取りあえず退散!」
ビューン(パティが走り去っていく)
ティア
「こら、バカ姉!待ちなさーい!」
ビューン!(ティアはパティを追いかける)
RINA
「あ、あれがパティエンティア・・・。情報屋であってすごいテンションのお姉さんが存在したのが理解できたわ・・・。」
ティア
「このバカ姉ー!」
パティ
「うわー、ごめんなさーい!」
RINA
「あ、あっははは・・・。」
―アークスシップの一室―
シュー(自動ドアが開く)
AIKA
「お呼びですか、司令?」
カスラ
「AIKA、あの伝説の事は、前に私がお伝えしたのをご存知ですね?」
AIKA
「はい、はっきりと覚えています。ですが、なぜ急にその話を?」
カスラ
「実は、あの伝説が、どうやら復活するのかもしれません。」
AIKA
「っ!?それは本当ですか?」
カスラ
「はい。ですが、それを復活、いや、覚醒させるには、彼の力、いや、彼自身でしかないようです。」
AIKA
「・・・?どういうことですか?」
カスラ
「これを。」
シュー。(データを出す。)
AIKA
「っ!?こ、これは・・・!?」
ー現実世界ー
ー清雅学園・生徒会室ー
橘イツキ
「・・・。」
?
『・・・私と、合体せよ。』
橘イツキ
「結局あれは何だったんだ?しかも俺と合体しろってどういう事なんだ?」
佐々木ユタカ
「橘君?」
橘イツキ
「! ああ、ユウちゃん。」
佐々木ユタカ
「どうしたの?何か考え事してない?」
橘イツキ
「うん、ちょっとね。昨日、大学選びをしてた時、夢を見ちゃってて。」
佐々木ユタカ
「どんな夢だった?」
橘イツキ
「何かこう、光のドラゴンが現れた夢だったな。」
佐々木ユタカ
「光のドラゴン?それって天使のような翼だった?」
橘イツキ
「そうだよ。どうしてそれを?」
佐々木ユタカ
「PSO2でパティエンティアが言ってたんだ。一般アークスが見たって噂があったらしくて・・・。」
橘イツキ
「何だって!?」
佐々木ユタカ
「彼女達も探してたんだけど、なかなか見つからないみたいで。」
橘イツキ
「まさか・・・。」
佐々木ユタカ
「あっ、ヤバい!もうこんな時間だ!」
橘イツキ
「えっ、ユウちゃん、どこか行くの?」
佐々木ユタカ
「うん、明日、PSO2で4対4の決勝戦を行われて、友達と組んだんだ。今日はその作戦会議だよ。」
橘イツキ
「あっ、そうなんだ。絶対に負けるなよー。」
佐々木ユタカ
「何言ってやがる。俺は誰にだって負けねえぜ。」
橘イツキ
「ムサシだろ、それ。(笑)」
佐々木ユタカ
「そう。(笑) それじゃ、お疲れ様ー。」
橘イツキ
「お疲れ様ー。」
パタン(ドアを閉める)
橘イツキ
「光のドラゴンがPSO2に・・・。もしも、今までもがすべて正夢だとしたら・・・アイカ達なら何か知ってるんじゃないかな。でも、あっちには行けないし、アイカにはまだ会えてない。今ごろどうしてるんだろうな。」
♪~(携帯の着信音)
橘イツキ
「ん?誰だろう?」
ピッ。(携帯のボタンを押す)
橘イツキ
「もしもし。あれ?リナ先輩!?ご無沙汰しています!どうしたんですか?はい。分かりました!すぐに向かいます!」
―アークスシップの一室―
AIKA
「・・・・・・。」
クーナ(アサシン)
「悩みがあるようですね。」
AIKA
「! 次席・・・。」
クーナ(アサシン)
「何かあったのですか?」
AIKA
「実は・・・。」
AIKAはカスラが出した情報を見て、不安を感じた事をクーナ(アサシン)に話した。
クーナ(アサシン)
「そのような事が・・・。」
AIKA
「はい。それで、地球に行ったらあいつにはどう伝えればいいのか考え事をしてました。」
クーナ(アサシン)
「・・・AIKAはどうするおつもりですか?」
AIKA
「・・・私は、伝えたくはありません。もしもあいつにこの事を伝えたら、あいつは地球からどこかに去ってしまうのじゃないかと・・・。折角、ダークファルスを一緒に倒した仲間に・・・。」
ポロリッ・・・。(AIKAの目に涙)
クーナ(アサシン)
「AIKA・・・。」
ムギュッ(クーナ(アサシン)がAIKAを抱きしめる)
AIKA
「・・・!」
クーナ(アサシン)
「AIKA、今、私に抱きしめられて、どう感じましたか?」
AIKA
「えっ・・・?」
クーナ(アサシン)
「暖かいですか?」
AIKA
「・・・はい。」
クーナ(アサシン)
「気持ちいいですか?」
AIKA
「・・・はい。」
ムギュッ(AIKAがクーナ(アサシン)を抱きしめる)
クーナ(アサシン)
「昔、私には地球である人に出会いました。その人はとても優しい方で、地球のあちこちを教えて下さいました。アイドルを目指したのをその人のおかげです。
ですが、地球にダークファルスが攻めて来てからは、彼は命がけでダークファルスと戦い、守って行きましたが、最後にはダークファルスと共に行方が分かりませんでした。
その前に彼は、『もし俺がいなくなっても、いつかは必ずクーナの所に帰ってくるから』と。私はその言葉を信じ、その人をずっと待ち続けおりました。
だから、AIKA、あなた方もきっと、あの方が必ず帰ってくるのを待ち続けてください。例え、10年後でも、100年後でも、彼はきっと帰ってくるはずです。」
AIKA
「やはり次席も地球に・・・。それに大切な人が・・・。」
クーナ(アサシン)
「ええ。これも機密ですから。」
AIKA
「・・・ありがとうございました。おかげで助かりました。」
クーナ(アサシン)
「ええ。」
AIKA
「それと私からもお願いがあります。」
クーナ(アサシン)
「何でしょう?」
AIKA
「私にも、アイドルというのを、やらせてもらえないでしょうか?もちろん、泉澄リナという地球での仲間と一緒にやりたいのです。」
クーナ(アサシン)
「・・・! はい、喜んで!」
ビ―ビ―(警報音)
AIKA&クーナ(アサシン)
「「!?」」
アナウンス
『地球上に謎の未確認生命体を確認!アークス部隊は直ちに出撃してください!』
クーナ(アサシン)
「地球上に・・・未確認生命体!?」
AIKA
「リナ・・・イツキ・・・!」
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