「進め!訓練犬団!」(9)
崩壊あり。
主なキャラは全員犬です。
マジキチも多分。
それが許せる方のみどうぞ。
ウォーン、ウォーン・・・。
何処かから聞こえる犬の遠吠えに合わせて一匹の茶色い中型犬、オーストラリアン・ケルピーが目覚める。
ケルピー「ううあ・・・。朝か・・・。」
時計を見る。
ケルピー「まだ、4時半か・・・。もう少し寝るとするか。」
グーグー、スースー。
チュンチュン・・・。
ある一匹のオーストラリアン・ラブラドゥードルが彼を起こす。
「エレン!起きて!早くしないと遅れちゃうよ!」
彼の名はエレン。今日から訓練犬団に所属するオーストラリアン・ケルピーだ。
エレン「うああ!もう7時!?アルミンいつ起きたんだよ!?」
このエレンの側にいるラブラドゥードルの名前はアルミン。彼はエレンの幼馴染でもあり、彼の1番の親友いや、理解者と言ってもいい存在だ。
アルミン「エレン!ご飯だって!ほら早く行くよ!」
エレン「おう!」
2匹は駆け出す。
アルミン「ふう!間に合った!」
エレン「よし!アルミン!あっちの席行こうぜ!」
アルミン「ちょっと待ってよ!エレン!」
エレン「早くー!」
アルミン「だから待ってって!」
「おい!貴様らぁー!!!!」
ビクッ!
音と共に犬達は振り向く。
キース「朝飯前に悪いが、今から自己紹介をさせてもらう!私は訓練犬団団長のキース・シャーディスだ!!!」
エレン「(なんか色々と凄いなー。)」
アルミン「エレン?」
エレン「何だアルミン。こいつ、すげえな。」
アルミン「僕らの言葉がわかるんだよ。この人の指導は結構厳しい事で有名なんだって。」
エレン「へー。」
キース「これから、朝食の時間とする!なお、朝食終了後すぐに中庭集合だ!分かったか!」
ハッッッッッッ!!!!!
カラカラカラカラ・・・・。
エレン「飯だ!」
アルミン「いただきます。エレン。早く食べよ。」
エレン「いただきまーす。」
アルミン「いただきます。」
エレン「よし!行くか!」
アルミン「ええっー?!もう?!あ、そうだ。早めに行かないと間に合わないもんね。」
エレン「ああ。もしかしたら俺らが1番先じゃね?」
アルミン「その手もあるね。」
エレン「皿片付けるぞ。」
アルミン「そうだね。」
2匹は皿を片付ける。
エレン「よし!やっぱ俺らが1番乗りだ!」
アルミン「確かに。やっぱ人が居ないと違うもんだよねー。」
コッコッコッコッ・・・・。
エレン「キース教官だ!」
アルミン「挨拶した方がいいよ!」
エレアル「おはようございます!」
キース「貴様ら、早いな。もう食い終わったのか。」
エレン「はい!」
キース「そうか・・・。」
アルミン「あー。もう。びっくりしたよ。」
シュッ!ダダッ!
エレン「誰?!」
アルミン「誰だろ?!」
ミカサ「何処にいたの?」
アルミン「ええっー!ってミカサ?!びっくりさせないでよ!」
エレン「(何でこいつが!しかも俺のビッグチャンスを台無しにする気かよ!俺はこいつの親でも子供でも弟でもねえかんなぁぁぁあ!!!)」
ミカサ「それは悪かった。」
アルミン「今度からはびっくりさせないでよ。もー。」
エレン「」チーン
ミカサ「早く行こう。そうでないと遅れてしまう。ほら!エレン!立って!」
エレン「」チーン
ズルズルズル・・・
キース「これから朝の集合を始める!」
一同「ウォーン、ウォーン!」
キース「まずは率直に問う!お前らは間抜けな腰抜けか?!それとも、人間と共に戦う兵士か?!」
キース「そこの所はまあ良しとして、これから適性検査を始める!準備が出来次第集合するように!」
一同「ハッッッッ・・・!!!」
エレン「よし!今日から俺は訓練犬団の一員だ!調査兵団に入れるように頑張るぞ!」
アルミン「エレーン!頑張ろーね!」
エレン「おう!」
ミカサ「だから私も!」グリグリ
エレン「分かってるって!だー!離せ!」
アルミン「ははあ・・・(ミカサに舐められないようにね・・・。)」
キース「犬は左側、人間は右側だ!」
ザワザワザワ・・・・。
ブラーン・・・。
教官1「今年は出来者が多いな・・・。」
教官2「見ろ!あいつなんか全然ブレが無いぞ!」
ミカサ「・・・。」ブラーン
エレン「なんだよ。期待したらこいつかよ。」
アルミン「エレン!しぃー!」
教官3「次の奴。早くしろ。」
エレン「(次は俺の番だ!犬、犬、犬・・・。)」
教官3「次の奴。入れ。」
エレン「はい!」
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