ルパン三世 木組みの街珍作戦 (108)


ごちうさ×ルパンのクロス作品です
長文になると思うのでゆっくりご堪能ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461038259

ココア「チノちゃん!これ見て」

チノ「なんですか…ってこれは怪盗ラパンの限定ビデオじゃないですか!」

ココア「そうだよ!今日皆で見ようよー」

チノ「そうですね そのままお泊まり会とかもいいですね明日学校はお休みですし
お父さんに確認してみます」

ココア「うぅー今から楽しみだよ」


チノ「今日お泊まり会大丈夫みたいです
マヤさんとメグさんも呼んでいいですか?」

ココア「もちろんだよ!千夜ちゃんとシャロちゃんにも連絡したしリゼちゃんもそろそろ来るからその時に聞いてみよう!」

チノ「こういう時だけ早いですね」

ココア「えへへー」

~リゼが来て~

リゼ「怪盗ラパンか分かったよ、またみんなで見よう」

ココア「やった!リゼちゃんとも一緒に見られる!」

チノ「このパッケージを見てるだけでワクワクしてきます」

~バイトが終わって~


千夜「お待たせ~」

シャロ「バイトが長くなっちゃってごめん」

ココア「いいよいいよ!それじゃ皆集まったから上映します!」

マヤ「いえーい待ってました!」

メグ「今回はどんなお宝を盗むのかな?」

~ラパン終盤~

ラパン「このサイフォンは頂くわ!」
刑事「まてぇー」

つ  づ  く


マヤ「えぇー続くの?」

リゼ「まぁ二時間近くやってたからなしかし結構面白かったなぁ」

ココア「でしょでしょ!」

チノ「しかしこの続きが気になります。コーヒーダイヤを盗んだあとにサイフォンまで盗むなんてなにか深い意味がありそうです」

千夜「そうねぇ次はいつでるのかしら?」

メグ「zzz」

シャロ「早く続きがみたいわ… てっメグちゃん寝ちゃってるし!!」

チノ「もう夜も遅いですし。また今度メグさんと一緒に見ます。メグさんも眠ってしまったところから見たいだろうし」 

マヤ「その時は私も呼んでね!」

チノ「はい、わかりました」
リゼ「そろそろ寝るか?」

ココア「そうだね!私も眠くなってきちゃった」

全員「お休みなさい」


ルパンアジト

ルパン「おい次元これ見て見ろよ」

次元「なんだぁ?怪盗ラパン?お子さま向けアニメじゃねぇかおかしくなっちまったかルパン」

ルパン「アニメだけどよぉ、よぉく内容を見てみろよ見覚えのあることばっかりだ」

次元「ん?なになにイタリアでコーヒーダイヤ?それにこの建物!俺達が盗みに入った所じゃねぇか」

ルパン「ご名答!さらにこのダイヤには何か秘密があると思ってたがサイフォンとはなぁ」

次元「そんなバカな話があるわけねぇじゃねぇか これはアニメだぞ!コーヒー入れるサイフォンで何ができるっていうんだルパン」

ルパン「それもそうなんだがよぉ もしかしたらがあるじゃねぇか」

次元「そうかぁ?俺はそうとは思えねぇが」

ルパン「何かあるかもしれねぇからちょっと調べてみるわ」

次元「それにしてもこんな色のダイヤに秘密なんかあるわけな・・・おいルパン!」

ルパン「ん?なんだぁ」

次元「光の当て具合でなにか見えるぞ」

ルパン「どれどれぇ~ 本当だ!お手柄だぜぇ次元」

次元「で、何が書いてある?」

ルパン「んーなになにぃ… なにか書いてあるのは確かだが見えない… まさか!」

次元「どうしたルパン?」

ルパン「サイフォンだよぉ」

次元「サイフォン?そんなバカな」

ルパン「なにか専用のがあるかも知れねぇ…探してみるか!」


OP Daydream caf・  Petit Rabbit's feat.沢城みゆき


ルパン三世とごちうさクロスとか珍しい期待

>>9 期待に添えるように物語を作っていきたい思います!

ルパン「わかったぜ 今このコーヒーダイヤの謎が解けるのはサイフォンに間違いねぇ そのサイフォンはラビットハウスという喫茶店の香風のじぃさんが持ってるらしい」

次元「その香風のじぃさんに頼み込めばいいってことか?」

ルパン「だが、じぃさんは数年前に死んじまったらしぃんだ」

次元「なんだって!もう捨てられてるかも知れねぇじゃねぇか」

ルパン「しかし今でもラビットハウスは営業している まだそのサイフォンも使ってるかもしれねぇよ」

次元「ん?ここは夜にバーになるのか一杯やってからでも遅くはねぇんじゃねぇか?」

ルパン「でも気を付けろよあんなアニメにもなるくらいだ誰かつけてるかもしれねぇじゃねぇか」

次元「そうかぁ? まぁとりあえず出発だ」

ラビットハウス

次元「おぉ…ここがラビットハウスか さて入ってみるとするか」ガチャ


タカヒロ「いらっしゃいませ」

タカヒロ「今日は何を差し上げましょうか」

次元「バーボンをストレートで頼む」

タカヒロ「かしこまりました I・W ・ハーパーでよろしいでしょうか」

次元「おっわかってるじゃねぇか」

タカヒロ「おそれいります」

次元「灰皿はねぇか?」

タカヒロ「すみませんおたばこは換気扇の下でお願いします」

次元「おいおいここはバーだろタバコが条件付きでしか吸えねぇのかよ タバコも世間の敵になったものだな」

タカヒロ「本当に申し訳ありません」

次元「しかし酒のセンスはいいな」

タカヒロ「ありがとうございます」

次元(ん?あれだなルパンの言っていたサイフォンは 言われてみれば普通のとは違う気がする)

タカヒロ「お客様この街は初めてですか?」

次元「あぁそうだな なんていうかフランスにそっくりだな」

タカヒロ「フランスですか 言われてみればそうかもしれませんね」

少し沈黙が続き



次元「おぅそうだ、そこのサイフォン譲ってくれないか?」

タカヒロ「このサイフォンを?どうしてです?」

次元「まぁなんだ一目見て気に入っちまった」

タカヒロ「そう言われましても…」

次元「金なら出す100万か?」

ティッピー「ひゃくまん?!」
次元「ん?なんだかこのうさぎ喋らなかったか?」

タカヒロ「き…気のせいですよ それにしても100万円とは…ただのサイフォンなのですが…」

次元「ダメか?なら1000万ならどうだ?」

ティッピー「いっせんまん?!」

次元「やっぱりうさぎ喋ってねぇか?
まぁそんなことはどうでもいいどうだ?ダメか?」

タカヒロ「私に聞かれても…これは私の娘の物でして…明日の昼間いらしてください」

次元「そうか なら仕方がねぇなまた明日来る、娘さんにもそう言っておいてもらえねえか」

タカヒロ「わかりました… しかしこのサイフォンは私の父の形見でして簡単にはてばなさいと思います」

次元「あぁ…」

次元「釣りは入らねぇとっておけ」

タカヒロ「あっお客様…」

ティッピー「チノに任せるしかないのぉ…」

タカヒロ「そうだな」


少し沈黙が続き



次元「おぅそうだ、そこのサイフォン譲ってくれないか?」

タカヒロ「このサイフォンを?どうしてです?」

次元「まぁなんだ一目見て気に入っちまった」

タカヒロ「そう言われましても…」

次元「金なら出す100万か?」

ティッピー「ひゃくまん?!」
次元「ん?なんだかこのうさぎ喋らなかったか?」

タカヒロ「き…気のせいですよ それにしても100万円とは…ただのサイフォンなのですが…」

次元「ダメか?なら1000万ならどうだ?」

ティッピー「いっせんまん?!」

次元「やっぱりうさぎ喋ってねぇか? まぁそんなことはどうでもいいどうだ?ダメか?」

タカヒロ「私に聞かれても…これは私の娘の物でして…明日の昼間いらしてください」

次元「そうか なら仕方がねぇなまた明日来る、娘さんにもそう言っておいてもらえねえか」

タカヒロ「わかりました… しかしこのサイフォンは私の父の形見でして簡単にはてばなさいと思います」

次元「あぁ…」

次元「釣りは入らねぇとっておけ」

タカヒロ「あっお客様…」

ティッピー「チノに任せるしかないのぉ…」

タカヒロ「そうだな」


~次の日~


シャロ「いらっしゃいませフルール・ド・ラパンへようこそ お席にご案内しますね」

次元「おいルパンなんだこの店は」

ルパン「まぁお昼まで時間はあるじゃねぇの ここのお紅茶を飲んでゆっくりと心を落ち着かせるのよ」

次元「けっ 気持ちわりぃこと言いやがって」

シャロ「ご注文がお決まりの頃お伺いますね」

ルパン「あっカモミール二つと紅茶のクッキーねぇ」

シャロ「はい!わかりましたすぐお持ちしますね」


ルパン「なにか嫌な予感がするんだ」

次元「なに!?」

ルパン「何者か分からねぇがつけられてる気がする」

次元「それは本当かルパン!」

ルパン「あぁ…今回は大変になりそうだぜぇ」


 

ラビットハウス


ココア「それにしてもどうしてこのサイフォンを欲しがるんだろうね?」

チノ「どうしてですかね
普通のサイフォンだとは思うんですけど 下がちょっとだけ凹んでる位ですよね」

リゼ「そうだよなぁ なにかお宝とかの秘密が隠されてるかも知れないな」

ココア「お宝!?そのお宝があればラビットハウスもチェーン店だね!」

チノ「チェーン店!」

リゼ「まぁそんなことは無いだろうけどな」

チノ「そうですね そんな簡単にはいきませんよね」

ココア「えーわからないよ この凹みになにか入れたら宝の地図になるかもしれないよ」

チノ「それなら素敵ですね」

カランカラン

チノ「いらっしゃいませ」

次元「よう嬢ちゃん」

ココア「お嬢ちゃんだってぇー」

次元「香風のじぃさんの孫というのはだれだ」

次元「おっとそっちの嬢ちゃんそんな物騒なもん人に向けちゃいけないよ」

リゼ「なぜわかった?いやそんなことより動くな!その懐の銃を捨てろ!」

次元「なんて賢い嬢ちゃんだ」

ココア「え?なに?なにが起きてるの?」

リゼ「お前があのサイフォンを狙ってるふとどきものだな」

次元「バレちゃしょうがない というか俺がここに来ることは分かっていただろう」

リゼ「普通の人かと思ったけど違うからだ!なにか企みでもあるな」

チノ「止めてくださいリゼさん早くしまってください」

リゼ「でも何かあったらどうする」

次元「俺はなにもしねぇよ そのサイフォンの交渉に来ただけだ」

チノ「わかりました、リゼさんもうしまってください この人を信じます」

リゼ「わ、わかった」

次元「あんたが香風の孫か」

チノ「そうです、私が香風智乃です」

次元「もう用件は聞いていると思うがそのサイフォンを俺に譲って欲しい 言い値でいいどうか譲ってくれないか」

チノ「お断りします、これはおじいちゃんが私に残してくれた大切なサイフォンなんです。いくらであろうとお譲りすることはできません」

ココア「ち…チノちゃん…」

次元「そうか…じゃあ俺から忠告しておく、赤いジャケットのおじさんには気を付けろよ。それよりもっとヤバイやつが来るかも知れねぇが」

チノ「え?」

リゼ「そんな脅しが通用すると思っているのか!」

次元「まぁ信じないならいいが… あと銃っていうのはこうやるんだよ!」カチャ

ティッピー「ぬぅわーワシに向けるんでない」

リゼ「は…はやい…」

次元「じゃあまたな…」

カランカラン


ココア「何だったんだろうね… それにしてもチノちゃんかっこよかったよ!本当におじいちゃんの事が大好きなんだね!」

チノ「おじいちゃんは私の尊敬するバリスタですからね」

リゼ「あの動き…ただ者ではないな」

チノ「それにしてもこのサイフォン… 私たち厄介なことに巻き込まれたのでは無いでしょうか」

ティッピー「チノ…ワシのせいで…」

ココア「なんだか怪盗ラパンの展開見たいになってきちゃった…」

リゼ「そ…そうだな なんだかこのサイフォン狙われてるみたいだし」

チノ「おじいちゃん…」

回想

ルパン「あぁ…今回は大変になりそうだぜぇ」

次元「俺が先にラビットハウスに行って香風の孫を説得しにいく」

ルパン「まぁ無理だと思うが頼むぜ」

次元「どうして無理なんだ?」

ルパン「香風の孫はとてもじいちゃん子らしいんだ それに幼いときに母親を亡くしている
形見とかを大切にしそうじゃねぇか」

次元「そんなものか?」

シャロ「お待たせしました カモミール二つと紅茶のクッキーです。ゆっくりしていってください」

ルパン「ありがとな嬢ちゃん はい」イチマン

シャロ「え?お金?なんですか?」

ルパン「チップだよチップ!受け取っておきな」

シャロ「わ、悪いですよ」

ルパン「いいのいいの可愛いらしいお嬢ちゃんなんだから」

シャロ「で…でも」

次元「さっさと受けとらんか外国では普通のことなんだからよ」

シャロ「普通の事…でもここは日本です!受け取れません」

ルパン「これで俺達の願いを聞いてくれねぇか
そのお駄賃だと思っていい」

シャロ「願いとは?」

ルパン「俺達の周りにあまり人を近づけないでくれお兄さん達は大事な話があるんだ」

シャロ「はい…わかりました…でもお金は結構です」

ルパン「そうかぁ…ならしまうか」

次元「でだルパン、もし俺が持ってこれなかったらどうする?」

ルパン「その時は俺がラビットハウスとやらに行くさ
そうだその時は五ェ門を呼んでおいてくれねぇか」

次元「あいよ」

ルパン「忙しくなるぜぇー」

次元「そうだな銭形のとっつぁんも動き始めるだろうしな」


シャロ(もらっておけばよかったかなぁ…
っていうか大切な話ならこんな所で話すなぁ!)


回想終了




ラビットハウス

チノ「そろそろ閉店の時間ですね」

ココア「結局赤いジャケットの人来なかったね」

リゼ「そうだな やっぱり脅しだったか」

カランカラン

ココア「いらっしゃ……あ…赤いジャケット…」

ルパン「あらら…あんまり歓迎されてないようだなぁ 次元のやつ余計なこと言いやがったな」

リゼ「動くな!」

ルパン「おっとなかなか筋がいいなぁ 安心しな俺は争う気はこれっぽっちもない」

リゼ「お前もチノのサイフォンを狙っているんだな!今引き返せば命は助けてやるぞ!」

ココア「ち…チノちゃんは私が守るんだからぁ!!」

チノ「ココアさんリゼさん…」


ルパン「おいおい待てって…俺の話を聞いてくれ…」

リゼ「ではその銃はなんだ!」

ルパン「ん?あぁこれか?」

リゼ「チノに向けるな!!」

ココア「チノちゃんあぶなぁい!」カバイッ

パァン!!

チノ、リゼ「ココア(さん)!!!」

ココア「うぅ…チ…チノちゃん…わ…私……ちゃ…ちゃんと…お姉ちゃんで…出来て…た…かな……」バタッ

チノ「ココアさん…ココアさん 嫌です起きてください…」

リゼ「おいココア…冗談だろ…」



ルパン「う…嘘だろ…いや…そんなはずはねぇ… だって花が…ほらっ…て聞いちゃいねぇ…」

チノ「ココアさん起きてください!!私…お姉ちゃんがいなくなったら…うぅ…ヒック」

ココア「チノちゃん!」オキッ  ゴチン

チノ、ココア「いたい!」

リゼ「おい!ココア撃たれた所大丈夫か!」

ココア「撃たれた所?あれ?そういえば痛くない…もしかして妹の愛の力で治ったの!」

チノ、リゼ「そんなことないだろ(ありません)」

ルパン「驚かせてごめんな 倒れるとは思っていなかったぜ…これはマジック用だ」

チノ「どうしてココアさんはいつもそう…」ゴニョゴニョ

リゼ「え…もしかして私のはやとちりか…」

ルパン「そうみてぇだな まぁ誤解がとけたか分からないが聞いてもらいたい事があるんだ」

チノ「な、なんですか?」

ルパン「今そのサイフォンを狙いに悪いやつが来ている 今もこの辺りにいるかも知れねぇ」

リゼ「な…なんだって…」
 
ルパン「そこでだ 俺にそのサイフォンを預からせて貰えねぇか」

ココア「悪い人ってどんな人なの?怪盗ラパン見たいな?」

ルパン「怪盗ラパン?あぁあのアニメだな… これを見たことあるだろう」

ココア「そ…それは!」

チノ「コーヒーダイヤ!どうしてそれを?本物ですか!?」

リゼ「なんだ?コーヒーダイヤって本物があったのか?アニメだけの話かと思っていた…」

ルパン「アニメの話なんかじゃねぇ これはイタリアにあったものだ 俺達が盗ってきたんだ」

リゼ「俺達?」

ルパン「今日ここに来た帽子をかぶってる髭の生やしたおじさんとだ」

リゼ「あいつもグルだったのか!」

ルパン「それはおいといてだ 俺がコーヒーダイヤについて調べたらここのサイフォンにも秘密があるってわかった訳だ」

ココア「そうだよね…普通のサイフォンでよかったらイタリアからわざわざ日本まで来るわけ無いもんね」


リゼ「たまにはココアも頭が回るんだな」

ココア「たまにはってどういうこと!?」

ルパン「まぁそういうことだ
譲ってくれとはいわない
少しの間貸してもらえねぇか?」

ココア「チノちゃんどうするの?」

ルパン「早く決めてくれ!
サイフォン狙ってるやつが来ちまうかもしれねぇ
俺に預けてくれれば壊さずにもって帰ってきてやる
他の奴に取られたらどうなるかわからねぇぞ!」

チノ「そうですね、わかりました。あなたたちを信用します、そのかわり絶対にk」

パリーン バンバン

ルパン、リゼ「伏せろ!」

ダダダダダ

ココア「きゃぁ!チノちゃん!リゼちゃん!大丈夫?!」

リゼ「私は大丈夫だ!チノは?」

ピキューン パリン

チノ「ラ…ラビットハウスがぁ…」

バンバン

ルパン「三人とも早くサイフォンをもって逃げるんだ!
外に髭のおじさんもいる!
そいつにサイフォンを渡してくれ!」

バンバン ピキューン

リゼ「いくぞ!チノ!ココア!」

ココア「チノちゃん早く急がないと!」

リゼ「チノ!早くこっちに!!」

チノ「ラビットハウスが…」

ティッピー「チノ!早くせんかい!」

チノ「おじいちゃん!だってラビットハウスが!」 

ティッピー「生きていればどうにかなる!そんなことより早く逃げんかい!」

チノ「はいおじいちゃん!おじいちゃんは?」

ティッピー「ワシはタカヒロが帰ってきたら事情を説明する 誰もうさぎなんて狙わんじゃろ」

チノ「そ…そうですね では気を付けてくださいね…」

ティッピー「チノの方こそ」



次元「おっ!来たないくぞ!」
パキューンパキューン

次元「やべぇな まだいやがる」バンバンバンバン

リゼ「やっぱりこの人、腕は最高だ…」




ココア「どこまで逃げればいいのぉ~?」

次元「そこを右に曲がれ!そしたら和菓子のある店に向かえ!そこに五ェ門っていう侍がいる!そいつが力になってくれる」

ココア「甘兎庵だね…」

次元「すぐに俺もいくがな」

チノ「あっこれをお願いします!」サイフォンワタシ
 
次元「おぉ任せときな お前らも気を付けろよ あとそこの嬢ちゃん」

リゼ「なんだ?」

次元「こいつは俺からの物資だ サイフォンは俺が持ってるからそっちに行くことは無いと思うが受け取っておきな 念のためだ」

リゼ「あ、ありがとうございます!でも人なんて…」

次元「それは眼鏡の小僧から拝借した超強力な麻酔針が入っているだけだ だから遠慮なく撃て モデルガンにしか見えなくしてるのも仕様だ」

リゼ「わかりました上官!」

次元「上官か… 五ェ門によろしく頼むな!」
バンバンバンバン
 




『続いて次のニュースです
木組みの街で謎の集団の銃撃戦が…』

銭形「日本も物騒な所になったなぁ… それにしてもルパンの情報も入ってもこないどういうことだ…
ってルパァン?」

銭形「なぜあんな街に…
とにかくあの街に出発だぁ!
待ってろよルパン!今度こそ絶対に逮捕してやるからなぁ!!!」

回想 ルパンがラビットハウスに行く前


ルパン木組みの街アジト

ルパン「よぉ次元どうだったぁ?」

次元「見ればわかるだろ」

ルパン「やっぱりな
と思ってもう五ェ門は呼んでおいたぜ」

五ェ門「今回の件、拙者が出るほどの事ではなかろう」

ルパン「そんな寂しい事言うなって」

次元「どうするんだ
あの娘絶対に渡してくれなそうだぞ」

ルパン「ちょっとばかし危険になるが考えがある
あの娘達にはわりぃが、今の状況を分かってもらう必要がある」

ルパン「あのまま放って置いても更に危険になるだけだ
今回の敵は結構ヤバイやつらだ…と思う
あの娘が嫌だと言えば殺してでも手にいれるはずだ」

次元「その前に俺達でなんとかしようって訳か」

五ェ門「さすがにあんな若い小娘を討ち取りはしないだろう」

ルパン「いや…あいつらは交渉とか面倒なことはしなさそうなんだ」

ルパン「[覇羽 イコナ]聞いたことねぇか?」

次元「聞いたことねぇな」

五ェ門「まさか、欲しいものは何をしてでも手にいれるという大金持ちか!」

ルパン「そう、大金持ちってのは仮の姿よ
あいつは金なんてたいしてもってねぇよ
バックにはもっと大きい組織が付いてやがる」

次元「金もないのにそんなバックがいるのか?」 

ルパン「なんかものすげぇー頭が良いらしいんだよ
そんなに情報がないのも裏で操作しているのか…」

次元「じゃあなにか?そいつをパッパラパーにすればいいのか?」

ルパン「それも悪くねぇが俺達の計画を邪魔しようとしてるんだもっと派手なのがいいじゃねぇか」

次元「それもそうだな はっはっは」

五ェ門「まぁよい
拙者はこの雑誌に載っている甘兎庵とやらに行って参る
何かあったらここに来るがよい」

次元「先生はのんきにお茶タイムかよ ちぇっ」

五ェ門「武士にも休息は必要だ」


甘兎庵


千夜「いらっしゃいませようこそ甘兎庵へ
お好きな席へどうぞ」



千夜「お茶とおしながきをどうぞ」

五ェ門「かたじけない」

五ェ門(ん?なんだこのメニューは…
さては拙者を試しているのか?
煌く三宝珠?
ま…全くわからん…
こっちにするか…)

五ェ門「すまぬ[黄金の鯱スペシャル]を貰えぬか?」

千夜「はい、黄金の鯱スペシャルですねしばらくお待ちください」

五ェ門(なんと不思議な店だ…
なんだあの置物は…
生きておるのか?
しかし微動だもしない…
やはり置物か…)

千夜「お待たせしました 黄金の鯱スペシャルです」

五ェ門「鯱というのはたい焼きのことであったか… ではいただく」ムグ

千夜「お味はいかがですか?」

五ェ門「なんと!この味は…うまい!」

千夜「お粗末様です。」

五ェ門「話は変わるのだが
そこの置物はなんだ?」

千夜「これはうちの看板うさぎのあんこよ」

五ェ門「い…生きておるのか?」

千夜「ちゃんと生きているわ」

五ェ門「な…なんと…お主やりおるな」



回想終了

甘兎庵

ココア「よ…ようやく着いたよぉ」

チノ「はぁはぁ 私、もう走れません…」

千夜「あら?ココアちゃん、チノちゃんどうしたの?そんなに息を切らして
それにリゼちゃんまで
ラビットハウスさんは今日お休み?」

リゼ「話は後だ!ここに五ェ門っていうのは来てないか?」

千夜「五ェ門さん?」

五ェ門「やっと拙者の出番でござるか」

千夜「あぁ、あなたでしたの」

五ェ門「サイフォンとやらはどうした?」

チノ「髭のおじさんに渡しました!
五ェ門さんこの後どうすればいいんですか?」

五ェ門「お主たちは覇羽イコナという輩に追われている
ひとまず拙者達のアジトで休むがよい
そこならまだ場所もばれてはいないしひとまず安心だ」

リゼ「でもどうやって… 外にはまだたくさん敵はいる…」

五ェ門「今だ てぃや」しゃきん

千夜「ゆ…床が…」

五ェ門「すまぬ…」

次元「おい早くしろ!」アナカラピョコ!

ココア「あ!髭のおじさん!」

千夜「何がなんだか…」

ココア「千夜ちゃん!今は急いでるの!後で説明するから!」

五ェ門「我々がいったらその床を戻しておいてくれ
そしてここには誰も来てないと言うんだ
わかったな」

次元「そうだ話でもしたらこいつらの命はやつらに取られちまうかもしれねぇからな
ほら急ぐぞ!」

リゼ「千夜頼んだぞ」

チノ「千夜さんお願いします」
 
ココア「千夜ちゃんも気を付けてね」

千夜「わ…わかったわ…
ココアちゃんたちも気を付けて……」





千夜「な…なんとか閉められたわ…」
バタバタバタ

ガチャ
黒ずくめ「おい!」

千夜「なんでしょうか?」

黒ずくめ「この辺で子供三人と赤いジャケット、髭親父、侍は見なかったか?」

千夜「んー…見てないけどその人達がどうかしたの?」

黒ずくめ「あいつらは凶悪犯なんだ写真もある
本当に見覚え無いんだろうな!!」

千夜「ないわ!冷やかしなら帰ってちょうだい!」

黒ずくめ「ちぇっ ここもはずれか」
バタバタバタ


千夜「これでいいのね…ココアちゃんリゼちゃんチノちゃん…
それにしてもあの雰囲気…ただ者ではないわ」ヘナヘナ

ルパンアジト


不二子「なんなのこの子供達は?」

チノ「子供じゃありません。」

ココア「はーいはーい私高校生で~す!」

不二子「やっぱり子供じゃない
私みたいになってから胸張りなさい」

チノ(なんですかこの人…リゼさんや青山さん、モカさんまで大人じゃないように見えてきちゃいます…
私もいつかこんなふうに…)

次元「ていうかなんで不二子までいるんだ 俺は聞いてねぇぞ」

ルパン「まぁまぁ固いことは言うなって」

次元「こいつがいるとろくなことにならねぇ」

五ェ門「拙者も同感でござる」

不二子「なによ二人揃って!帰るわよ!」

ルパン「まてって不二子ちゃん」

不二子「もう…しょうがないわね」

ルパン「さてと皆揃ったところで話を始めさせてくれ」

リゼ「作戦会議だな!」

次元「おう早くしろ」

ココア「ちょっとだけいいかな…」

ルパン「なんだ?」

ココア「おトイレ…」


ルパン「今度こそいいな」

ココア「もう大丈夫だよ!」

ルパン「じゃ始めるぜ
俺達の盗んだこのコーヒーダイヤ
一見、色が悪いダイヤにしか見えねぇ
しかしだ、次元が偶然見つけたダイヤの中の暗号…
そして調べぬいて見つけたこのサイフォン…」

ココア「私解っちゃったかも!」

次元「はぁ?何がだ?冗談は寝て言えよ」

チノ「そうですよココアさん」

ココア「チノちゃんまで酷いよ…
まぁまずこのコーヒーダイヤを下ボールの凹みにセットして」

不二子「ピッタリはまったわね!やるじゃない」 

チノ「下ボールって…よく名前わかりましたね」

リゼ(この展開…ラビットハウスで話していたことと同じではないか… もしかして本当に宝の地図か?)

ココア「街の国際バリスタ弁護士を目指しているんだから当然だよ」エッヘン

次元「それでどうするんだ?」


ココア「わかりません!」エッヘン

リゼ「わからないのかよ!」

ルパン「コーヒーでもいれてみるのはどうだ?」

チノ「この状態でですか?出来ないことはないですけど…」

ルパン「コーヒーをいれる道具は全部揃っているはずだ
作ってみてくれ
もちろん豆もいろんな種類を用意しておいた」

五ェ門「やけに準備がいいな」

不二子「ルパンに頼まれて私が準備したのよ」

ルパン「ありがとよぉふぅじこちゃん」


次元「ルパン知っていたな…」

ルパン「今言おうと思ったんだが先に言われちまっただけだ!」

回想

???「おい!まだ宝の位置を示すサイフォンは見つからんのか!」

黒ずくめ「申し訳ありませんイコナ様
只今探しているとこでございます」

イコナ「私ならすぐに見つられたが…
使えないやつらだ」

黒ずくめ「申し訳ありませんイコナ様」(そんなこと言うなら最初からてめぇで探せや
頭がいいだけで威張んな
こっちは命まで賭けてやっているんだよ
働いた分金よこせ)

イコナ「ふん、まぁいいだろう
ん?この写真の女私に似ているな…
いや似ているというより鏡を見ているようだ」

黒ずくめ「こいつは保登 心愛という者です」

イコナ「保登 心愛か…
良いこと思いついた!」

黒ずくめ「良いことなんて思い付かないで下さい、大変苦労する方がおります」

イコナ「いや!私はやる!
お姉ちゃんに任せなさい!
どうだ似ているか?
保登心愛の練習をせねば…ゴニョゴニョ」

黒ずくめ「はぁ…」(変なところは回りくどい…)

覇羽イコナ CV :佐倉綾音

回想終了


ルパンアジト

チノ「出来ました。コロンビアです」

ココア「いただきまぁす」

ココア「うゎーーま…まずい… どうしたのチノちゃん?」

ルパン「うげぇ飲めたもんじゃない」

チノ「え…普通に入れただけですけど…
う…なんですかこれは…」

不二子「コーヒー豆はいい物を買ってきたつもりよ」

ルパン「もしかしてこのダイヤか…」

ココア「豆の種類が合っていなかったのかな?」

ルパン「そうかもしれないな…他のも試してみてくれ…」

チノ「は…はい…」



ココア「これで二十杯目だよ…」

チノ「飲み過ぎるとココアさんみたいに中毒になるかもしれないので少なめに作ってますけど…
高級な豆をこんなに無駄にしてしまって…」

リゼ「チノ!あと一種類だ!」

五ェ門「これで決めてほしいものだ…」

チノ「最後はコピ・ルアク…
私も実際に見たのは初めてです…
おじいちゃんから話は聞いていましたが…」

ココア「こぴるあく?」

ルパン「簡単に言うと猫のうんちだな」

ココア「ヴェアアアアアアアアねねねねね猫の?」

チノ「はい、酸味とコクのバランスが良くて飲んだあともまろやかな感触がしばらく残ると言われてます」

チノ「あ、あの私のわがままでしょうけどダイヤを入れずにコーヒーをいれてみていいでしょうか?」

ルパン「ったく…しょうがねぇなぁ
いいぜ、何回もコーヒーをいれてくれたんだ」

チノ「ありがとうございます」

チノ「出来ました…
いい香り……」コクッ

チノ「……」

リゼ「どうしたチノ!」

ココア「おーいチーノーちゃーんー」

チノ「こ…ココアさん…」

ココア「なに?チノちゃん」

チノ「砂糖とミルクお願いします」  

ココア「わかったよ!」

ルパン、次元、五ェ門、不二子「どぅえー」コケ





チノ「で…結局コピ・アルクも違いましたか…」

不二子「どうするのよ!このままじゃお宝がてに入らないじゃない」

ルパン「困ったなぁ…どうすればいいんだぁ?」

ココア「そうだ!オリジナルブレンドにしてみれば!」

チノ「うちのですか?」

ココア「うん!」

チノ「わかりましたやってみます
材料もここにあるものでなんとか作れると思います
バリスタとしてこのコーヒーダイヤを唸らせるような味を作らないとダメですよね!」




ルパン「どうせ無理だっつーの……ん?なんだぁあれは?」

次元「どうしたルパン?」

ルパン「おい皆!上を見てくれ!
何か書かれているぞ!」

不二子「《美味しいオリジナルブレンドをありがとうここの日本に被るように地図をセットしろ》なんなのこれ?」

ルパン「おい次元!日本があの大きさになるように世界地図をコピーしてきてくれ!それともうひとつ…」

次元「おい来た!」


ココア「チノちゃん凄いよ!ラビットハウスのオリジナルブレンドがダイヤに認められたよ!」

チノ「そうですね
今度は私のコーヒーの味で勝負したいです…」



次元「用意できたぞ!」

ルパン「待ってましたぁ」


リゼ「なんだか・みたいのが何ヵ所かあるなぁ」

ココア「わかったぁ!この全部の・を線で繋いで中心のところにいけばいいんだぁ!」

ルパン「そんな簡単に解けたら苦労しないっつぅの!」

ココア「そうかなぁ?」

チノ「そうですよ。ココアさんでも解けるくらいの問題ならこんな問題作りませんよ」

ココア「リゼちゃーん、チノちゃんがいつもにも増してツンツンだよぉー」

リゼ「いつもの事だろ
それよりさっさとこんな問題解いてしまおう
いつあいつらが来るか分からない」

ルパン「そうだなぁ 早く解いちまおう」

ココア「やったぁ!私の正解だぁ」

チノ・ルパン「そ…そんな…」

次元「それもそうだなぁ
コーヒーであんなに手間取ったんだ
このくらい簡単じゃねぇとな はっはっは」

不二子「ここは…フランスのコルマールね」

ココア「フ…フランス!!」

ルパン「もちろんお前たちも来るんだ」

リゼ「私たちもか!でもパスポートなんて持ってきていないぞ」

ルパン「ほらよ」ポイッ

チノ「私達のパスポート……いつの間に……」

ルパン「さっき次元に地図を作りに行かせたろ
その時のついでに作ってきてもらったんだ」

リゼ「作ったって……どうやって?」

ルパン「細かいことはいいさ少し休んだらいくぜ」

ココア「私達が付いてきて迷惑にならないですか?」

不二子「どうせこのままここに居させても危険な目に会わされるから連れてくって訳でしょ」

ルパン「あぁそうだ
こんなことに巻き込んじまったからな守ってやらねぇとな…」

不二子「くりくりぼうずの時といい本当にルパンはお人好しね」

ルパン「あんときは仕方なかったろぉ」

五ェ門「ぶり……拙者は何てものを思い出してしまったのだ」

ラビットハウス


タカヒロ「こ…これはなんていうことだ…」

ティッピー「今帰ったか」

タカヒロ「親父これはどういうことなんだ」

ティッピー「実はかくかくしかじかなんじゃ」

タカヒロ「なんだって!チノとリゼくんとココアくんはどうした?」

ティッピー「何があったのか分からんが戻ってこないんじゃ
安心せいなんせあのルパン三世がついておるのじゃからな」

銭形「詳しく話を聞かせてください」

ティッピー「うゎぁーぁ
いきなり出てきおって心臓を止める気か」

銭形「すみません
ってうさぎが喋ってるだと!」

タカヒロ「そ…そんなことよりあなたは?」

銭形「おっとすみません
私はICPOの銭形という者です」

タカヒロ「ICPO!?国際刑事警察機構!
なぜあなたがここに」

銭形「私はルパン三世の専任捜査をしています
この近くにルパン三世が居たという情報がありまして
この場所に来たのです
少しお話を聞かせてもらえないでしょうか?」

タカヒロ「わかりましたちょっとお手洗いにいってからでもよいでしょうか?」

銭形「もちろんですとも
それにしてもうさぎと一緒にトイレに入るのですか?変わったご趣味で…」

タカヒロ「これには事情がありまして…」

銭形「まぁ、待っていますのでどうぞ行ってきてください」

タカヒロ「では失礼して…」ガチャ

???「んんんんーー!」

タカヒロ「コ、ココアくん?どうしてここに?」ベリ

ティッピー「なんじゃと!」

ココア「おじさん!大変です!チノちゃんとリゼちゃんが私にそっくりな人と!」

ティッピー「どうなっておるんじゃ…」

タカヒロ「とりあえずココアくんが無事で何よりだ
でもどうしてこんなところに?」

ココア「休憩時間に外を歩いてたら
私にそっくりな人がいたんです!
あまりにも似ているんで声をかけたらスプレーをかけられて……
気付いたら口も塞がれて手も縛られてトイレの中に……
私…何にもできなかった
チノちゃんもリゼちゃんも助けられなかった……
外で聞こえるのはチノちゃんが私と話している声……
リゼちゃんと男の人と話してる声…
私はここにいるのに……
そのあと銃の音…
皆大丈夫かな……」

タカヒロ「ココアくん分かったから!ちょっと休んでなさい」

ココア「はい…」

銭形「今の話からするとルパンはこの娘に変装していないようだな…その前に無理か…
さては他に何か絡んでいるのか…」

ココア「銭形さん!今からチノちゃん達がいる所に行きますよね?」

銭形「あぁ今の話からするとルパンと一緒にいるのは間違いないと思うからな」

ココア「私も連れていってください!お願いします!!」

銭形「そういわれてもなぁ…」

ココア「わ、私CQCできます!銃も使えます!リゼちゃんに教わりました!
お願いです!連れていってください!」

銭形「駄目だ!危険な目に逢うかもしれないし、もし何かあったとしても責任はとれない!」

ココア「お願いします!
チノちゃんとリゼちゃんに何かあったら…」

銭形「その二人だって君がそこで笑顔で迎えてくれるだけでも嬉しいのではないか?」

ココア「…」タッタッタッタッ

銭形「どこにいく!」

タカヒロ「…」




ココア「私も行きますからね!何があろうとついていきます車や飛行機にしがみついてでも!」ジュンビバンタン

タカヒロ「ココアくん…」

ココア「おじさん!偽物の私にチノちゃんとリゼちゃんが何かされたらどうすんですか!」

銭形「はぁ…わかったわかった…何があっても知らんぞ…
できる限りの事はするが…
それでもいいか?」

銭形「お父さんもいいんですか?」

タカヒロ「ココアくんにはいつもチノの事を見てもらってきた
少しくらいのわがままはいいだろう…
気を付けて行ってくるんだよ」

ココア「はい!おじさん!」

プルルプルルピッ
銭形「銭形だが
なにぃ!ルパンがコルマールに!?
分かったすぐに出発する!」

銭形「ほら行くぞ!モタモタしてたらおいていくぞ!」

ココア「はい!!」


タカヒロ「チノとリゼくんを頼んだよ…」

ティッピー「よいのか行かせて?」

タカヒロ「…」

飛行場

チノ「ひ…飛行機ですか…」

ルパン「なんだぁ?初めてかぁ?」

チノ「はい…」

ルパン「そうだそのサイフォンこのケースに入れておけ」

チノ「このケースに?落としたら割れちゃうんじゃ…」

ルパン「これは特殊素材でできていて万が一落としても平気なんだ」

チノ「そうですか…じゃあ入れておきます」

飛行機に乗って

チノ「zzz」

ココア「あ!チノちゃん寝ちゃったね」

リゼ「そうだなぁ 今日は色々あったし疲れてしまったのだろう」

ココア「そうだね。私たちも寝ようか」

リゼ「そうだな、おやすみココア」

ココア「おやすみリゼちゃん」



次元「のんきに寝ちまったか
時差があるって教えてやりゃよかったのに」

ルパン「仕方ないさ
ヌフフフこれでお宝まであと少しだぜ」

不二子「そういえば結局どういうお宝なの?」

ルパン「やっぱり気になるか?」

不二子「気になるわよ
ねぇ教えてぇル・パ・ン」

ルパン「それがなお宝の事はサァーッパリ分からなかったんよぉ」

次元「おいっどういう事だルパン!」

五ェ門「ここまで連れてきてそれはなかろう」

ルパン「何だか分からない宝も
たまにはいいじゃねぇか」

不二子「もし、くだらないものだったら怒るわよ」

…………


チノ「ん……そうだ…朝ごはん作らないと…」

ココア「あ!チノちゃんおはよう」

チノ「おはようございます今日は朝早いですね…」

ココア「あまり眠れなくてね…
あと三時間もかかるよぉ…」

チノ「三時間?ってここは?!」

ココア「飛行機の中だよチノちゃん」

チノ「夢じゃなかったんですね…」

チノ「ココアさん、私不安です」

ココア「大丈夫だよチノちゃん!」

チノ「え?」

ココア「お姉ちゃんがいるじゃない!」

チノ「お姉ちゃんじゃないです」

ココア「そんなぁ~」

チノ「ココアさん」

ココア「なにチノちゃん?」

チノ「やっぱり何でもありません」

ココア「えぇーチノちゃん気になるよぉー」

チノ「お姉ちゃん…頼りにしてます…」コソッ

ココア「え?なに?何て言ったの?」

チノ「教えません!」

フランス・パリ


リゼ「そうだぁ!時差があるのを忘れてた!」

ココア「時差!?」

ルパン「寝ちまってたから言えなかったんだ…
7時間時差がある…
今日本は朝の7時だ」

次元「こっちは今、日本の日にちに追い付いた所だな」



不二子「じゃあ私達は眠るからお休み」

ルパン「不二子ちゃんホテルは予約してあるから今晩どぉ~お~?
ほら子供三人の部屋も予約してあるからいったいった これ鍵だ」ポイッ

チノ「あ…ありがとうございます」

次元「8時にここに集合だ遅れるなよ」

リゼ「はい!上官!」



チノ「ココアさん!ココアさん!起きてください!」

リゼ「ココア、朝だぞ!起きろ!」

ココア「ん~あと三分で焼き上がるからぁ…」

チノ「もぅしょうがないですね…」

チノ「さ…最終手段です…」

リゼ「チノどうするきだ!」

チノ「お姉ちゃんのねぼすけ」コソッ&ヨケッ

ココア「うばぁ!」

リゼ「起きただと!チノ!なにしたんだ!」

チノ「秘密です」



次元「おせぇじゃねぇか3分遅刻だ」

リゼ「すみません上官!」

ルパン「じょ…上官許してやれよンフフ」

次元「けっ今回だけだぞ」

リゼ「本当に申し訳ありませんでした!
ほらチノとココアもっ」

チノ・ココア「すみませんでした!」

ルパン「いいっていいって んとまぁ全員揃った所で出発するかぁ」



銭形「ようやくフランスに着いたな」

ココア「うぅー長かった~」

銭形「ルパンはコルマールに向かっていったらしい
まだまだ移動するぞ」

ココア「えぇー…もう疲れちゃった…」

銭形「ならホテルでもとってやるからそこで休んでおけ
ワシは先に行く」

ココア「あ!まってぇーー」

コルマール

ココア「ようやく着いたよぉ」

不二子「これからが本番よ」

チノ「それにしてもこの街並み…」

リゼ「私達の住んでいるところにそっくりだ…」

チノ「ここは…」

ココア「ここにラビットハウスが!って似ているだけ?」

チノ「本当にそっくりです…」

ルパン「ほら早く行くぞっ」


ルパン「ん?ここだなぁ」

不二子「こんな裏路地に何があるっていうの?」

チノ「甘兎庵の辺りですね」

ルパン「あの和菓子の所の地下には隠し部屋があったんだ
お前らもコーヒーいれてたろ」

リゼ「それでここに何かあると思って来たわけか…」

ルパン「あったりー! お…ここだなぁ」カチッ

ココア「階段が出てきたよ!」

ルパン「ほら行くぞ!足元に気を付けろよ、どんな罠があるか分からないからな」

ラスト回想

イコナ「ルパン三世か…」

黒ずくめ「いかがなさいましょう?」

イコナ「ルパン一味は鋭いから気づかれぬようにあとを追え
まぁばれたら証拠隠滅として殺してしまえ」

黒ずくめ「はい!わかりました」

イコナ「そうだ!団体客に装っていけ!分かったな」

黒ずくめ「はい!」(ったくめんどくせぇ…やべぇじゃんルパン一味とか
撃ち合いになったらやられちまうじゃねぇか…
そうだ!腕のいい奴ら連れてって俺は隠れてよう!)

イコナ「では行ってこい!」

黒ずくめ「はっ!」

回想終了


次元「なんだぁここは?ジャングルみてぇじゃねぇか」

ルパン「これは驚きだぜぇ」

不二子「お宝は?お宝はどこなのぉ?」

五ェ門「何やら怪しい気配」

銭形「ルパァ~ン逮捕だぁーー」

ルパン「げっ?とっつぁん?今回は静かだと思っていたが今ごろ!おせぇじゃねぇか!」

銭形「いやぁそれは…」

ルパン「その後ろのか?」

銭形「そうだ!このココアって小娘に合わせてたら遅れてしまったのだ!」

銭形側ココア「えぇー?私のせい?」

チノ・リゼ「ココア(さん)!」

次元「おいお前!双子だったのか!」

ルパン側ココア「え?私、双子だったっけリゼちゃん?」

リゼ「私に振るなぁ!」

チノ「これじゃココアさんが二人いて名前呼ぶとき困ってしまいます」

リゼ「そこかよ!」

チノ「私たちとずっといた方がココアさん1号今出てきた方がココアさん2号としましょう」

1号・2号「チノちゃんがそういうなら私が1号(2号)でいいよ!」

リゼ「これは…ココアが分身したような感じだな…」(ん…片方がいつもとなにか違うような…)

銭形「感動の再開は終わったようだし逮捕だぁーールパァーン!」

ルパン「おぉっと待てよ!この回りの気配気づかないか?とっつぁんよぉ」

次元「俺らはずっとつけられてきてたみてぇだなぁ」

不二子「はぁこうなる運命なのね…」

五ェ門「つまらぬものを斬らねばならないのか…
ん…最初に切ったな…」

ルパン「おい出てこい!」

サササッ
黒ずくめ1「バレてしまっては仕方がない」

黒ずくめ2「覚悟はいいな!」

ルパン「おいそこの三人」

チノ「なんですか?」

ルパン「サイフォンを持って向こうに全力で走れ!」

リゼ「わ…私はどうすれば?」

ルパン「そうだなぁ…上官に聞いてくれ!」

銭形「おいこのコ…」

ルパン「わかぁってるっつーの」

銭形「ならなぜその三人で…」

ルパン「少し考えがあるんだ」

銭形「それにしても逮捕するのはこいつらを倒したあとだな…」

ルパン「助かるぜぇとっつぁん」

ルパン「そうだとっつぁんこれを受けとれ」

銭形「なんだ?」

ルパン「睡眠針入りの銃よ」

銭形「なぜだ?」

ルパン「あんな子供に血を見せるわけにはいかねぇだろ」

銭形「ルパン、お前以外にいいところあるんだな」

ルパン「以外ってなんだぁ
俺はいつも世のために行動しているんだぁ」

銭形「……まぁよい行くぞルパン!」

リゼ「上官!私は何を?」

次元「そうだな俺の後ろでも任せてみるか」

リゼ「了解ですサー!」

次元「来るぞ!」
カチャ

ルパン「走れぇ!」

バンババンバンババンババババババババ
ピキューン
ピキューン

次元「なかなかいい腕じゃねぇか!」

バキュン

リゼ「そんなことないです!」

バキュン

不二子「はぁめんどくさいわね」
ドドドドドド

銭形「何だ…数だけじゃないか…」

ピキューン

ルパン「そうだなぁ…お宝に期待できなくなっちまうぜ…」

銭形「おいルパン!先にあの娘達を追いかけろ」

ルパン「いいのかとっつぁん?」

銭形「どうせここからは逃げられなさそうだからな」

ルパン「それもそうだな先行くぜ!」

不二子「お宝、ちゃんと持ってきてよねぇ」

ルパン「わかってるよ不二子ちゃん」

五ェ門「時給はしっかり頂くぞ」



チノ「はぁはぁ…あ…遺跡みたいのが見えてきました…」

ココア1「本当だ!」

ココア2「ここに何があるの?」

チノ「どっちが1号さんですか?」

ココア1「私だよ!」

チノ「2号さんここにはお宝が眠っているかもしれないんですよ!」

ココア2「えっ?本当に?凄いよ!ラビットハウスもチェーン店になるね!」  

ココア1「さっすがぁ!私にそっくりなだけあるよ!」

ココア2「えへへ~それほどでも」

チノ「早くいきますよ」テクテク

ココア1・2「待ってよー!チノちゃーん」



チノ「行き止まりですね」

ココア1「灯りが変なところについてるね」

ココア2「そうだね…」

ココア1「上に世界地図がある!」

チノ「本当ですね…」

ココア2「どうすればいいのかなぁ?」

ココア1「チノちゃん!オリジナルブレンドだよ!」

チノ「そうですね!やってみましょう!」

ココア2「どうしてオリジナルブレンド?」

ココア1「話はあとあと!」

ココア1「なにもならない…
日本地図にも合わせているのに…」

ココア2「もっと考えてみようよ」

ココア1・2「んー…」

10分後

ココア1・2「んー…?んー…」

ルパン(隠れてる)「なにやっているんだあいつら?」

チノ「あ!よく見たら下にマークがついてますね。そこでやってみましょう」 

ルパン「だぁー!」ドテ

ココア1「うわぁ!ビックリした!」

ルパン「随分時間がかかったようだが謎は解けたようだなぁ」

チノ「はい、今からコーヒーをいれ始めます」

ルパン「ちーっとばかし待ってくれ」


リゼ「チノ!ココア!待たせて悪かった!」

次元「よし!ルパンやるか!」

ココア1「なになに?何が始まるの?」ワクワク



ルパン「この中に黒ずくめをここまで追いかけさせて宝物を独り占めしようとしている裏切り者がいる!」

不二子「独り占め?許せないわ!」

次元「けっ 人の事言えねぇだろ」

銭形「逮捕だぁーールパァーン…」カシャン カシャン カシャン カシャン イマダ!

ルパン「うわっ今はやめろ!」

次元「どうして俺たちまで…」

五ェ門「気を抜いてしまった…」

不二子「あーん、もぅやぁだぁ」

銭形「ついに逮捕だぁ!」

リゼ「……で誰が裏切り者なんだ!」

Wココア「裏切り者なんて許せないよ!」

チノ「あれ?どっちが1号さんですか?」

Wココア「私が1号のココアお姉ちゃんだよ!!」

チノ「…」

リゼ「…」

ルパン「しまった…とっつぁんのせいで目印外されちまった!
覇羽イコナもかなりわりぃ事してきたんだぞ」

銭形「す…すまん…」

Wココア「このままじゃ私が疑われるぅー」

チノ「ココアさん!私が何とかしてみせます!」

Wココア「ち…チノちゃん!」

チノ「ココアさんは私が銃を向けられて撃たれそうになっても庇ってくれます
そんなココアさんを…」

Wココア「私を?」

チノ「な…何でもありません!」

イコナ(たくっ…あんなバカに合わせないでさっさと床の印教えておけば良かった…)

ルパン「ここは俺たちの出番は無さそうだな…
二人に任せるか…」

チノ「どうしますか…」

リゼ「どっちかがいつもと違う雰囲気なのはわかるのだが…」

Wココア「うぇーんどうしよー」

リゼ「そうだ!」

……

チノ「第一回」

リゼ「ココアお…お姉ちゃん」

ココア「どっちが本物」

ココア「でしょう!」

ドンドンパフパフ

ルパン「俺達まで…」

次元「なぜ太鼓とラッパがあるんだ…」

チノ「さぁ始まってしまいました。どっちが本物のココアさんなのか調べます」

リゼ「思い付いたのは私だが…こんな大きくしなくても…」

ココア新1「えぇー!いいじゃん!楽しそうでしょ?」

ココア新2「そうだよ!楽しそうだよ!」

チノ「では第一回戦!」

リゼ「チノを三十秒間モフモフ!」



ココア1「私の番だね!」モフモフ



チノ「では次2号さん」

ココア2「いくよー!」モフモフ



チノ「…なんとも言えない感じです…
引き分けです」

リゼ「次の勝負!お友達クイズ!」

チノ「第一問
甘兎庵のマスコット兎の名前は?」

W ココア「はい!あんこ!」

リゼ「正解!」

不二子「って!いつまでやるの?早くお宝部屋開けてちょうだい!」

チノ「怒られちゃいました…」

リゼ「最後いくか…いくぞチノ!」

チノ「本当はやりたくなかったのですが…仕方ありません…
リゼさんお願いします」

リゼ「ココア!許してくれ」カチャ

Wココア「うわぁ!リゼちゃん冗談は止めてよ…」

バンバン

W ココア「Zzz.Zzz 」

チノ「刑事さんココアさんを私に挟む感じで寝かせてください」

銭形「お…おぅ…」


チノ「ありがとうございますではいきます…」

リゼ「いいぞ!」

チノ「ココアさん起きてください!!」

ココア?「チノちゃん!」

チノ「このココアさんが偽物です!」

ココア?「ふぇ?チノちゃん?嘘でしょ?」

チノ「嘘じゃないです!ココアさんはこのくらいじゃ起きません」

ココア?「そんなことないよ!私はチノちゃんがお姉ちゃんを起こす声を聞いたから起き…」

チノ「そんなことありません!ココアさんは私がいくら起こそうとしても起きないんです」

チノ「刑事さん!早くこの人を捕まえてください 悪い人なんですよね?」

銭形「お、おぅ…」カチャン


チノ「お姉ちゃん起きてください」コソッ

ココア「チノちゃん!」

チノ「ココアさん…よかった…」

ルパン「あいつは覇羽イコナだ!」

イコナ「チノちゃん…酷いよ…酷いよ酷いよ酷いよ酷いよ」

チノ「…」

イコナ「私がお姉ちゃんだよ!ん?あれ?チノちゃんチノチノちゃんチノちゃん」

ルパン「可哀想に…人の真似をしすぎて本当の自分が分からなくなってやがる」

次元「俺たちの出番がなくなっちまったな」

イコナ「あれ?私はココアだよね?」

チノ「違います」

ココア「イコナちゃん?だよね…」

イコナ「うるさい!偽者!私がココアなのよ!」

リゼ「ね…眠らせるか?」

チノ「駄目です。」

ルパン「どうしてだ?」

チノ「このままじゃこの人、可哀想です」

ルパン「こいつは今まで……」

バン

チノ「イコナさん!」

黒ずくめ「やった!これであいつに命令されないですむ!」ニゲニゲDASH

イコナ「カハッ…」

チノ「イコナさん…大丈夫です。今病院へ…」

銭形「ダメだ…急所にあたっている…」

ココア「…」 

リゼ「…」

イコナ「」

チノ「…」

ココア「チノちゃん…」


チノ「早くオリジナルブレンドいれてしまいましょう…」

ココア「そうだねチノちゃん…」

不二子「ようやくお宝に会えるのね」

ピカーーーー

ルパン「お!これは!」

リゼ「扉が開いた!」

イコナ「はっはっはーーー!宝は私のものだぁーーー!」

チノ「へっ?」

ルパン「あいつぅ…全部演技だったのか…」

パン!

リゼ「眠らせてしまったが良かっただろうか…」

ルパン「いい判断だぜぇ!」

リゼ「チノごめんな」 

チノ「いえ…大丈夫です。その前にイコナさん大丈夫だったみたいですね」

次元「そうだったみてぇだな」


ルパン「ヌフフフフ 奥に進むぜ!」

不二子「あら?なにこれ?コーヒー豆の形のオブジェ?」

ルパン「ん?これは…五ェ門斬れそうか?」

五ェ門「またつまらぬものを…」シャキン

バラバラバラバラ

不二子「コーヒー豆?」

ルパン「そうみてぇだな…」

次元「なにか?コーヒー豆のためにこんな所まで来たって訳か」

イコナ「わ…私のコーヒー豆…」バタリ

不二子「私、帰るわ」

ルパン「そりゃねぇよ不二子ちゃ~ん…」

チノ「え…終わりですか?」

ココア・リゼ「さぁ…」


銭形「って…まてぇ~ルパァーン」

チノ「あ…あの…私達は……」

銭形「くそぉ…ルパンめ…全部押し付けやがったなぁ…
来週こそ逮捕してやるぞー」

イコナ「zzz」





木組みの街

ココア「ようやく帰ってこれたよぉ」

チノ「本当ですね…疲れちゃいました…」

リゼ「しかしラビットハウスは当分休みだなぁ…」

チノ「そうですね…」

ココア「チノちゃん!見て!ラビットハウス!」

チノ「直ってます!」

ココア「早く行こう!」

チノ「はい!ココアさん リゼさんも早くいきましょう!」

リゼ「おう!」

チノ「ただいま帰りました
お父さん?ラビットハウスどうしたんですか?」

タカヒロ「おぉ、チノ、ココアくんリゼくんお帰り
話は銭形さんから聞いたよ
ラビットハウスは友人が手伝ってくれたから早く直ったよ」


タカヒロ「それよりも疲れているだろう
今日はゆっくり休みなさい
リゼくんもよかったら泊まっていきなさい
着替えも使用人の方が持ってきてくれたよ」

リゼ「はい、ありがとうございます!」

ココア「それにしても凄い大冒険だったよね!
私…街の国際バリスタ弁護士としてパンを焼きながら小説家でいて冒険家になろうかな?」

リゼ「あの人たち…冒険家というより怪盗ではないのか?
刑事にも追われていたし…」

チノ「そんなことよりも今までの事が事実だったなんて信じられません」

リゼ「そうだよなぁ」

チノ「あっ!」

ココア「どうしたのチノちゃん?」

チノ「コーヒー豆を少し持ち帰えってくればよかったです…」


ED フェアリー・ナイト 佐倉綾音、水瀬いのり ver
脳内再生お願いします



まだ続きます

甘兎庵

千夜「シャロちゃんがうちに来るなんて珍しいじゃない」

シャロ「まぁね、あいつがいるのは嫌だけど…たまには食べに来てもいいじゃない」

青山「二人の友情…なんて微笑ましいのでしょうか」

シャロ「って!青山さん!」

千夜「青山さん最近小説の進みがいいみたいですね」

青山「そうなんです~」

カランカラン

千夜「いらっしゃいませ
って五ェ門さん?」

五ェ門「この間はすまぬ…」

千夜「大丈夫よ、ココアちゃんには聞いたわ」

シャロ「ん?」

千夜「今日はどうしたの?」

五ェ門「…黄金の鯱スペシャル…貰えるか…」

千夜「はい!ただいまお持ちいたします!」


青山「あなたは…」

五ェ門「どこかで会ったか?」

青山「前も同じもの頼んでましたね?」

シャロ「そう言えば青山さん赤いジャケットと髭の人がフルールに居たときも居ましたね」

青山「あの時と同じ日でしたね、この辺じゃ見かけない顔だったからつい人間観察してしまいました
もしかしてあなた達怪盗さんだったりしてウフフ」

五ェ門「そ…それは…」

シャロ「怪盗なんてそうそういるわけないじゃないですか」

青山「そうですか…あなた達のお陰で小説が進んだのでこれお渡します。読んでください」

五ェ門「かたじけない」

千夜「うふふ」

ルパンアジト

ルパン「んだこらぁ!俺たちの事が全部書かれてるじゃねぇか!」

次元「んなバカな」

ルパン「なら読んでみろよ」

次元「俺は怖いから寝る」

ルパン「信じてねぇなぁ!」

『続いて次のニュースです。フランス・コルマールに突如現れた謎の階段
その奥には遺跡がありコーヒー豆形の金が……』

ココア「チノちゃん!リゼちゃん!これ見て!」

リゼ「なんだその金色の物は?」

チノ「コーヒー豆の形ですね」

ココア「もしかしたらあの時ポケットに入ったコーヒー豆だよ!
そうだ!ちょうど三粒あるから皆で一粒ずつにしよう!大冒険の記念になるよ!はい!」

チノ「ありがとうございます」

リゼ「ココア、ありがとう」

チノ「あの、ココアさん」

ココア「何かな?チノちゃん」

チノ「あの…」

ココア「ん?」

チノ「オネエチャン…コソッ ココアさん遅くなってしまいましたが、私を守ってくれてありがとうございます…」

ココア「チノちゃん!私、チノちゃんのお姉ちゃんになれて嬉しい!」

チノ「お…お姉ちゃんなんていってません」テレ

リゼ「ほら仕事始まるぞ」

ココア「リゼちゃん!」

リゼ「なんだぁ?」

ココア「チノちゃん!」

チノ「はい?」

ココア「これからもずぅーっとずぅーっと一緒だよ!何があってもラビットハウスで三人仲良くやっていこう!」フタリトモギュッ

リゼ「もう…ココアったら」グスッ

チノ「わかってます。ずっと一緒ですよ」

ティッピー「チノ…いい友達をもったな…」

タカヒロ「フフッ」

ヤツは私たちにとんでもないものを残していったよ


ルパン三世 木組みの街珍作戦

ココア ルパン
チノ 次元
リゼ 五ェ門
チヤ 不二子
シャロ 銭形

青山
マヤ
メグ
ティッピー
タカヒロ

イコナ

応援してくれた皆様



ルパン三世 木組みの街珍作戦 はここまでです。
長文でしたが最後まで読んでくれてありがとうございます!

機会があればごちうさのクロス作品を作りたいと思います。アイデアは少しでているのですが…



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom