友３「そう言うなよ。俺も友２も実家暮らしだし俺君は社員寮だから集まってワイワイ出来る家が一人暮らししてるお前の所しか無いんだ」

友２「それでも嫌に決まってるだろ」

俺「まあまあ、そう固いこと言わずに」

友「ほんの４８時間居座るだけですから」

友２「二泊三日かよふざけんな」

友３「そう言うなよー、俺達の仲だろ？」

友２「親しき仲にも礼儀ありって言葉知りませんかねぇ！？」

>>2誤字った
×俺も友２も→〇俺も友も

友「まあまあ、何もタダでとは言いませんから…」つ2000円

友２「お前は俺をバカにしてんのか…？」

俺「へっ、友２がそう出たなら俺も出すしか無いよなぁ？」つ1000円

友２「同額じゃねーのかよ！？」

友３「ふ、悪いが俺は出せないぜ」

友２「泊める気も無いから別に良いけどもうちょっとなんか無かったの！？」

友「ぬう、まさか2000円以上要求してくるつもりか？」

俺「俺達にはこれ以上びた一文出せんというのに！」

友３「あぁ！タダ飯食えると期待したのに！」

友２「お前ら社会人としてどうなのそれ」

～それからなんやかんやあって金曜日２１時～


俺「それからなんやかんやあってお泊まり会だぜぇ！」

友「ヒャッハー！お泊まり会だぁ！」

友３「テンション上がって何したら良いか分かんないぜぇー！」

友２（どうしてこうなった）

友「さて、と言った所で２１時。皆メシは食って来たのか？」

俺「いや全然」

友３「タダ飯にありつけると信じて…」

友２「友３なんなのお前？」

友「友２は？」

友２「まだ。お前らどうせウチで食うと思ったから」

俺「え、まさかお前…あんなに拒否ってたにも関わらず俺達と一緒に飯食うために食べなかったの？」

友「まさかお前…良い奴！？」

友３「それで友２さんのタダ飯手料理はまだですか！？」

友２「友３お前ほんとなんなの？」

友「で、友２の手料理って事になるのか？俺はピザでも頼む気でいたんだが」

俺「あ、俺は外食する気でいたわ」

友３「給料日前だからタダ飯食らうつもりでいました」

友２「なんか必死だし痩せたなと思ったらそういう事だったのかよお前」

俺「で、友２が手料理作ってくれるの？」

友２「俺が作るのは構わんが大したもんじゃないぞ」

友３「え、マジで？やったー！」

友２「その代わりお前ら手伝えよ」

俺「そりゃまあ勿論」

友「つーか食器とか足りんの？」

友２「一応紙の皿とかコップとかあるから。そこの棚」

俺「キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ピーマン、豚肉。そして米と味噌汁の素か……野菜炒めと米と味噌汁。うむ、なんかもう一品軽いの欲しいなぁ僕ぁ」

友２「勝手に冷蔵庫漁んなよ！」

友「あー、その野菜の切り方はダメだわ」

俺「おいおい、肉焼くの下手だろ」

友３「その味噌汁は少ししょっぱい」

友２「なんなんだよお前ら人の飯にケチつけやがって！！」



友２「で、お前らこれからどうする訳？」

友「うむ。このまま寝ようかと」

友２「は？」

俺「だいたい世間一般の常識ではお泊まり会当日の晩は夜更かしヒャッハー！が定番となっている。しかし二泊三日の今回のお泊まり会、初夜でいきなり全開ヒャッハー！してしまっては勿体ない」

友２「初夜とか言うなよ気色悪い」

友３「まぁそれでも何かして遊ぶつもりなんだが、それをどうしようかと悩んでいてな」

友２「タダ飯食う事以外も考えたのか」

俺「ＴＶゲームやらカードゲームやらＤＶＤやら漫画やら、色々持ってきてはいるんだ。この中から一つ選んで遊ぶ」