お前ら「ほらほら、悔しかったら殴り返してみろよ!」
ドカッボコッ
俺「ふええ…」
お前ら「泣き出したwwwww本当女みたいだなお前wwwww」
イケメン「こら!何してるんだ!」
お前ら「げっイケメンだ!」
イケメン「大丈夫か?俺」
俺「ふええ…ありがとぉ…イケメンくん…」
お前ら「情けないと思わねえのか俺!毎度毎度イケメンに助けられやがって!デキてんじゃねえの!?」
イケメン「お前ら!…くそ、逃げ足だけは早い奴らめ」
イケメン「大丈夫か俺。ひどい怪我だな…保健室に行こう」
俺「う、ううん。いいの。イケメン君、いつも助けてくれてありがとう」
イケメン「礼なんか言うなよ。俺を助けるのは当たり前だろ?」
俺「えっ…?」
イケメン「困ってる人を見捨ててはおけないよ」
俺「…そ、そっか。そうだよね」
俺「ごめんイケメン君。俺先に帰るね!」ダッ
イケメン「お、おい待てよ俺!」
俺(馬鹿だな俺…何一人で勘違いしてるんだろ…イケメン君はただ優しいから助けてくれただけなのに…)
ピチャッ
イケメン「ん?何かが顔に…」
イケメン「これは…涙…?」
イケメン「俺…もしかして走りながら泣いているのか…?」
どんっ
俺「きゃっ」
お前ら「うおっななななんだよあぶね…なんだ俺かよ」
俺「あ、お前ら君…ご、ごめんね」
お前ら「ったく前見て歩け…」
お前ら「俺、泣いてるのか…?」
お前ら「おいどうしたんだよ!まさかイケメンに…」
俺「ち、違うよ!イケメン君は何にも関係ないから!」
お前ら「…なあ、イケメンなんかやめて俺にしろよ、俺」
俺「え…?」
お前ら「俺、素直になれなくて俺のこといじめたり殴ったりしてたけどさ」
お前ら「本当は…俺に笑ってほしいんだ」
お前ら「イケメンに向ける、花のような可愛らしい笑顔を俺に向けて欲しいんだ!」
俺「ふええ…」ダッ
お前ら「あ!お、おい待てよ俺!」
俺家
俺「はわわ!ど、どうしよう…まさかお前ら君が俺のことあんな風に思ってたなんて…」
俺「で、でも罰ゲームかもしれないよね!うん!きっとそうだよ!」
俺「……」
俺「…何でかな」
俺「お胸のどきどきがとまらないよぉ…」
お前ら「現実逃避した所で虚しさが残るだけだよ」
お前ら「きめぇ、死ね」
俺「!!」
俺「…なんだ夢か」
チュンチュン
(俺の着替えシーン)
俺「昨日あんなことがあったせいかな…変な夢見ちゃった」
俺「…イケメン君とお前ら君に顔合わせ難いな…」
J( 'ー`)し「俺ー!遅刻するわよー!」
俺「はーい!いってきまーす!」
イケメン「俺、おはよう!」
俺「い、イケメン君!おはよう」
俺「あの、ごめんね、昨日は…」
イケメン「いいって。俺にもなんか事情があったんだろ?無理には聞かないよ」
俺「イケメン君…(キュン」
お前ら「ちっ…朝っぱらからいちゃついてんじゃねーぞ」
俺「お、お前ら君…」
お前ら「…」
イケメン「どうしたお前ら、俺のことじっと見つめて。顔赤いぞ?」
お前ら「う、うるせー!何でもねえよ!///」
イケメン「俺…俺、俺のことが…好きなんだ!」
俺「えっ…?」
イケメン「俺と付き合ってくれ!」
お前ら「待てよ!」
俺「お前ら君!」
お前ら「俺だって…俺だって俺のことが好きなんだ!」
お前ら「俺!俺の恋人になってくれ!」
イケメン「さあ俺!」
お前ら「どっちを選ぶんだ!?」
俺「俺…俺は…」
俺「俺は二人とも好き!どっちか一人なんて選べないよぉ!」
という訳で俺とイケメンとお前らとでお付き合いを始めました
HappyEnd☆
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