清霜「あはは……可愛い服だからついつい見ちゃって」

リベッチオ「そう？　リベはキヨシーの服も可愛いと思うけど？」

清霜「えへへ、ありがとう……あ、そうだ！」

リベッチオ「？」

清霜「リベちゃんと清霜の服、交換してみない？」

リベッチオ「服の交換？」

清霜「うん！　リベちゃんも清霜も休みだし、一日だけ試しにしてみない？」

リベッチオ「うん！　やってみたい！」

清霜「じゃあ早速、リベちゃんの部屋で着替えよう！」

――――
――

―リベッチオの部屋―


リベッチオ「こう……かな？」

清霜「うんうん！　そしたらこれをこうして最後にリボンを結んだら……よし、出来た！」

リベッチオ「えへへ、どうかな？」ｸﾙｸﾙ

清霜「よく似合ってるよ！」

リベッチオ「grazie！　キヨシーもcarinoだよ！」

清霜「か、カリーノ？」

リベッチオ「可愛いって意味だよ！」

清霜「えへへ……ありがとう！」

リベッチオ「ねえキヨシー、着替えた姿をみんなに見せてみない？」

清霜「うん、いいよ！　夕雲姉さん達や戦艦のお姉様達の反応を見てみよう！」

――――
――

イタリア「今日は天気がいいわね」

ローマ「そうね。しばらく天気が悪かったから久しぶりだわ」

イタリア「ひなたぼっこして過ごすのもいいかもしれないわねー」

ローマ（姉さんがひなたぼっこしたらそのまま寝そうね）

リベッチオ「イタリアさん、ローマさん、Ciao！」

清霜「チャオー！」

イタリア「あらあら、今日は服を交換したのね。二人とも可愛いわね」ﾆｺｯ

清霜「えへへ、やったぁ」

ローマ「ふーん、変わった事をするのね」

リベッチオ「キヨシーが誘ってくれたんだ。これから他の人にも見せるつもり！」

ローマ「そう……」

清霜「ところで、ローマさんはどう思いますか？　似合う、似合う？」

ローマ「……まあ、似合ってるんじゃないかしら」

清霜「えへへ、えーっと……グラッチェ！」

リベッチオ「じゃ、リベ達は他の人に見せてくるね。Ciao！」

清霜「チャオー」

イタリア「Ciao～」

ﾀｯﾀｯﾀ

イタリア「うふふ、元気いっぱいね」

ローマ「そうね」

イタリア「私たちも、高速戦艦の会で服を交換してみようかしら？」

ローマ「私はお断りするわ」

――――
――

昼ここまで

参考画像？
そんなものは（探したけど見つから）ない

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長門「久々に休みを貰ったはいいが……急に言われても何も思い浮かばんな」

陸奥「長門はここ最近出撃が多かったんだし、休んだら？」

長門「ただ休むだけと言うのも勿体無い気がするのだが……ん？」

清霜「長門さん、陸奥さーん」ﾀｯﾀｯﾀ

リベッチオ「Ciao～」

長門「戦艦好きコンビか。二人とも服が違うがどうしたんだ？」

リベッチオ「キヨシーとリベは今日一日、服を交換してるんです！」

清霜「清霜の提案だよ！」

長門「なるほど……」

陸奥「ふふふ、服が変わっても、二人ともよく似合ってるわ。長門もそう思うでしょ？」

長門「ああ。二人とも可愛いと思うぞ」

リベッチオ・清霜「「やったー！」」

陸奥「他の子たちにも見てもらってるのかしら？」

清霜「はい！」

長門「そうか……ふふっ、喜んで貰えるといいな」ﾆｺｯ

リベッチオ「あっ、長門さんが笑った！」

長門「そ、そんな驚くことか？」

リベッチオ「はい、初めて見ました！」

清霜「清霜もかなり久しぶりだよ！」

陸奥「私も久しぶりかもしれないわね。長門が笑うところ」

長門「そ、そうか……」ﾌﾟｲｯ

陸奥「ふふふ、長門が恥ずかしがっちゃったから二人はそろそろ他の人のところに行くといいわ」

リベッチオ「分かりました！　陸奥さん、長門さん、Ciao！」

清霜「清霜も失礼しましたー！」

陸奥「転ばないように気をつけなさいねー」

ﾀｯﾀｯﾀ

陸奥「彼女達を見ていると、元気を分け与えられた感じがするわ。ね、長門？」

長門「……そうだな」ﾌﾟｲｯ

陸奥「あらあら、笑ったところを見られたのがまだ恥ずかしいの？」

長門「う、うるさい！」

――――
――

武蔵「ほう、一部の駆逐艦の間で連装砲について語り合うのが流行ってるのか」

島風「うん！　今日はさっき初月と連装砲ちゃんと長10cmちゃんについて色々話したの！　どんな事に興味を示すかとか、チャームポイントとか色々ね」

武蔵「そうか……意思を持ってる艤装を持つ物同士、仲良く出来てるんだな」

島風「うん！」

武蔵「私の自慢の主砲も意思を持っていたら話に加わってみたいと思うが……ん？」

清霜「こんにちは、武蔵さん！　あと島風ちゃんも」

リベッチオ「リベも一緒だよ！　Ciao～」

島風「チャオー」

武蔵「清霜にリベか……今日は服がお互いに違うんだな」

清霜「はい！　どう？　似合いますか？」ｷﾗｷﾗ

島風（色々と輝いてる……）

武蔵「ああ、よく似合っているぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

清霜「でへへ～」ｷﾞﾗｷﾞﾗ

リベッチオ「リベはどうですか！？」

武蔵「ふふふ、お前もよく似合っているぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

リベッチオ「grazie！」ｷﾗｷﾗ

島風（うおっまぶしっ）

清霜「えへへ～」

リベッチオ「頭も撫でてもらっちゃった～」

武蔵「ははは、撫でたくらいで大げさだぞ」ｸｽｯ

島風（憧れの武蔵さんに撫でられたらこうもなるよ……）

島風「それにしても、服の交換って言うのも面白そうだね。今度清霜かリベのどっちかの服を着せてもらおうかなー」

清霜「えっ、うーん……」

リベッチオ「リベにはゼカマシーの服は着こなせないかなー……あはは」

島風「露骨に嫌そうにしないでよ！　あと私は島風だって！」

武蔵「ははは……」

島風「――ねえ、武蔵さん」

武蔵「なんだ、島風」

島風「私の服って、やっぱり変なのかな？」

武蔵「そうだな……こんな服装の私が言うのもどうかと思うが、とても寒そうだな」

島風「……確かに、武蔵さんが言える立場じゃないね」

武蔵「ははは……お互い、運がなかったと思って諦めようじゃないか」

島風「うん……」

――――
――

今日はここまで
今日中に終わらなかったのでこれでも貼っとく

長波『高波を助けた代わりに捕まった』 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460458353/)

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長波「やっと今日の遠征が終わったな。あー疲れた」

夕雲「今日は暖かかったから汗をかいたわね」

長波「そうだな。ベタついて気持ち悪い……」

夕雲「それなら、これから一緒にお風呂に行きませんか？」

長波「ああ、いいぞ……ん？」


清霜「あっ、夕雲姉さんと長波姉さんだ」ﾀｯﾀｯﾀ

リベッチオ「あっ、待ってよキヨシー！」ﾀｯﾀｯﾀ

清霜「おかえりなさい！　夕雲姉さん、長波姉さん」

リベッチオ「Ciao！」

夕雲「ええ、ただいま戻りました」ﾆｺｯ

長波「おう。ところで……何で服が逆なんだ」

リベッチオ「今日一日だけ、キヨシーとリベで服を交換してみたの！　どう？」

長波「……似合ってるんじゃないか？」

夕雲「そうですね。新しい妹でも増えたかと思ったわね」ｷﾞｭｯ

リベッチオ「えへへ、そうかなー？」

夕雲「はい。もうこのまま妹になってもいいんですよ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

リベッチオ「妹になってもいいかも～」ｽﾘｽﾘ

長波（自然な流れで抱きしめハグをして勧誘までしやがった……さすが夕雲姉）

清霜「じゃあ、リベちゃんの服を着てる清霜はどうなるの？」ｵﾛｵﾛ

夕雲「心配ないわ。どんな服を着ていても清霜は自慢の妹よ」

清霜「よ、良かったー」ﾎｯ

夕雲「うふふ……ほら、清霜もこちらへ」ﾃﾏﾈｷ

清霜「はーい！」ﾀｯﾀｯﾀ　ｷﾞｭｯ

夕雲「うふふふふ……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

長波（そして清霜まで即落ち……ここまでナチュラルに出来る人はそうそう居ないだろうな）

夕雲「ところで清霜、ちょっと話したいことがあるのだけど」

清霜「なになに！？」

夕雲「その前に……リベさんは長波と一緒に居てください。内緒の話なので」

リベッチオ「うん、分かった！」ﾀｯﾀｯﾀ

夕雲「うふふ、では早速ですが――」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

清霜「うんうん」

夕雲「――」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

清霜「ほうほう」

夕雲「――と言うのはどうかしら？」ｺﾞﾆｮﾆｮ

清霜「いいと思います！　でも、上手くいくかな？」

夕雲「きっと大丈夫よ。清霜はいい子ですから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

清霜「えへへ、頑張ってみるね！」

リベッチオ「ナガ・ナミー、二人は何を話してるの？」

長波「あたしも知らないよ。後、あたしの名前は長波であってナガ・ナミーじゃない」

リベッチオ「でもナガ・ナミーのほうが言いやすいよ？」

長波「いや、そうじゃなくてな……」

残りは飯食べてから

夕雲「ふふふ、楽しそうですね」

長波「いや、これのどこがだ」

清霜「ねえリベちゃん、夕雲姉さんが四人でお風呂入るか誘ってくれたんだけどどうする？」

リベッチオ「リベも行きたい！」

清霜「じゃあ清霜も！」

夕雲「……と言うことで、人数が増えたけどいいわね？」

長波「ああ、あたしは構わないぞ」

夕雲「それじゃあ、行きましょう」

清霜・リベッチオ「「おー！」」

――――――

―大浴場―


リベッチオ「あたたか～い」

清霜「そうだね～」

リベッチオ「ところで、さっき夕雲と何を話してたの？」

清霜「えっとね……自分の服とリベちゃんの服を一着だけ交換してもらったらって言われたんだ」

リベッチオ「へー。キヨシーはリベの服、欲しいの？」

清霜「うん！　でも清霜だけがもらうのは良くないし、代わりに清霜の服を一着あげる！」

リベッチオ「本当！？　じゃあリベも服をあげちゃうよ！」

清霜「ありがとうリベちゃん！ 大事にするね」

リベッチオ「リベもキヨシーの服、大事にするよ！」

清霜「うん！」

清霜（……よしっ！）

――――
――

昼ここまで
夜には多分終わる

まあとりあえず、リベの時報聞けばいいと思う

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―提督の部屋―


清霜「司令官、起きてるー？」ｶﾞﾁｬ

提督「……ああ、清霜か」

清霜「良かったー起きてて」ﾊﾞﾀﾝ　ｶﾞﾁｬﾘ

提督「で、今日来たのはそういう事だよな？」

清霜「うん。そういう事だよ」

提督「今日は疲れてるから明日にしてくれると嬉しいんだが……」

清霜「えーっ、せっかくいいモノ持ってきたのになー」

提督「いいもの？」ﾋﾟｸｯ

清霜「じゃーん」ﾊﾞｯ

提督「な、なんでリベッチオの服を清霜が？」

清霜「一着だけ清霜の服と交換したんだー。いいでしょう？」

提督「なるほどな。と言うことはもしかして……」

清霜「うん。今日はこの服を着て検証しようと思ったけど、明日にしてくれって司令官が言うなら仕方ないよね。帰ろうかなー」

提督「ま、待て。清霜」

清霜「どうしたの？　司令官」

提督「明日にしてくれとは言ったが、今日は検証しないとは言ってないだろ」ｷﾘｯ

清霜「心変わり早いねー。じゃあ、リベちゃんの服来た清霜と、検証しちゃう？」

提督「ああ」

清霜「了解！　じゃあちょっと待っててね」

清霜（……ごめんね、リベちゃん）


その夜は罪悪感と背徳感で燃え上がった

――――
――

次の日


リベッチオ「キヨシー、Ciao！」

清霜「あ、リベちゃん。チャオー……」

リベッチオ「これからマミーヤに行くんだよね？」

清霜「う、うん」

リベッチオ「じゃあ一緒に行こう！」

清霜「うん……」

清霜「……」

リベッチオ「……ねえ、キヨシー」

清霜「な、何かな？」

リベッチオ「……あげた服はもうキヨシーの物だから、どう使ってもリベは怒らないよ。だから安心してね」ﾎﾞｿｯ

清霜「……へ？」

リベッチオ「あ、夕雲が手を降ってるよ。早く行こう！」ﾀｯﾀｯﾀ


清霜「……」

清霜（ば、バレてたああああああ！？）


終われ

――――――

色々と言いたいことはあるけど一言に集約すると清リベはいいぞ

後半の部分はよく分からなかったら前作をどうぞ

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