勇者「捕まった…」(43)
警備1「えー、午後5時50分。現行犯で逮捕ね。」
勇者「ちょ、まてや、俺勇者だぞ」
警備2「あー、はいはい。それじゃちょっと王城まで来てね。」
勇者「聞けやハゲ!」
━━━━in王城━━━━━
警備首長「なんでこんなことしたの?」
勇者「は?俺じゃねーし。俺やってねーし。あいつが勝手
警備首長「うるさい!お前がやったという証拠は揃ってるんだ!しかもやってないとは…お前現行犯だろが!」
勇者「…」
警備首長「…まぁいい。どうやらお前はモノホンの勇者らしいな。明日王女様が面会に来られるらしい…大人しくしてろよ?」
勇者「ちょそれだけは止めて!!お願いします!!」
警備首長「止めろって言われても…」
勇者「堪忍してください!ほんに堪忍してください!」ガンッガンッ
ガチャ「ドア」
警備1「何の音ですか!」
警備首長「コイツ連れ出せ!」
警備1「くっコイツ無駄に力強い…」
勇者「お許しを!!お許しを!!」ガンッガンッ
警備2「なんでコイツずっと床に頭突きしてんだ…」
━━━━牢屋(ハート)━━━
勇者「くそぅ…許してくれなかった…」
勇者「土下座頭突きの無駄だった…」
勇者「もういやだ…俺悪くないじゃん…」
勇者「そうだ!俺悪くないじゃん!」
勇者「抜け出そう」
女戦士「おい、勇者どこだ?」
女盗賊「うぇっw?」
女僧侶「あっ、そういえば…」
女遊び人「またどっかでふらついてるんじゃないかしら?」
女戦士「しょうがない、探すか…」
━━━━牢屋(地下)━━━
勇者「えっほ、えっほ、えっほ」
勇者「ほいさーっ!しゃあっ!完成!」
勇者「よし、やるか」
勇者「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
看守1「どうしたっ」
勇者「お腹があははははははひひひひひ」
看守1「毒か!」
勇者「」ニヤリ
牢屋の扉「オープンっ!」
看守1「おい、しっかり…
牢屋の扉「トラップカード発動!」
勇者「はあああああああん!」ボカッ
看守1「」
勇者「っしゃあっ!」
~~~~5分後~~~~~
看守2「おいっ変な奇声が聞こえたぞ!大丈夫か?」
看守1「いつつ…やられた…勇者だ…そこの穴から」
看守2「くっそうか!おい、応援求ム」ザッ
看守3456789「了解」ザザッ
看守2「こっちだ」
看守3456789「了解」
看守1「行ったか…」
看守1「木を見て森を見ずとはこのことだな」フッ
看守1「さて、出口は…」
━━━━穴の中━━━━━
勇者「」
勇者「はっ」
看守23456789「見つけたぜ!」
かんしゅたちのふいうち。ゆうしゃに354のダメージをあたえた
勇者「いたっ!なにすんだ!こら、やめ
看守たち「オラオラオラオラオラオラオラァァァァァァッ!」ボゴォッ
勇者「やめてくださいしんでしまいます」
看守たち「死ね勇者!北斗百烈拳!」
看守2「お前はもう
勇者「キャオラッ!」ドスゥ看守たち「うっ…さすが人類最強の男…」
勇者「ばっかもーん!」
看守たち「え?」
勇者「ワシはルパンじゃない看守1に化けたあいつがルパンじゃ~!!」
看守1(勇者)「さすが天才の俺様だ誰にもバレてない」
看しゅ(勇者)「よし、このまま…」
看(勇者)「あれ?あいつは…」
そう。刑務所の門前にはアイツがいた。
王女「」
勇者「あ、乙っすー…」
王女「あなた、idは?」
勇者「あっそういえば」
王女「そういえば…じゃないでしょ携行は必須よ」
勇者「いや、その、机の上に…」
王女「ハァ?まぁいいわ、じゃあ名前」
勇者「名前ですか?えっと」
勇者「(っべー、マジやっべーそういえばアイツ誰かに似てたな…せや!)」
勇者「チョン・テセ」
王女「は?」
勇者「チョン・テセです。ナムサルニダ」
王女「うちの国がチョンなんか雇うわけないじゃない!アホなの?」
勇者「ブッチーん」
王女「え?」
勇者「もっぺんいってみろや?糞アマ」
勇者「チョン・テセのなにが悪いねん」
勇者「チョン・テセなめんなよお前チョン・テセはな、あの恐ろしい国に居ながら政治とスポーツを混同させるなと公言した人だぞ!」
勇者「朝鮮バカにすんなよ!確かに姦国とか整形大国とかあるけど人格者たくさんいるんだぞ!」
勇者「俺にもな、在日の友達いるけど優しいやつなんだぞ!ちょっと頭アレだけど!」
女盗賊「ウェェェェイwwwwwww」
女戦士「おい、勇者!」
女僧侶「やっと見つけました…」ゼェゼェ…
女遊び人「あらーん?どちら様?」
王女「え?勇者?」チラッ
勇者「パチッパチパチッ(来んな!)」
女盗賊「ウェェェェイwwwww勇者ウェェェェイwwwwwwwwwww」
王女「勇者」
勇者「はい…」
━━━━━in王城━━━━
伝令「ボソボソ」
王様「そうか。」
勇者「」
女戦士女遊び人女僧侶「」
女盗賊「ウェイ」
王様「さて、お前は自分が何をやったか答えてみい。」
勇者「はい。」
勇者「私は勇者権限を行使して宝箱探しをしておりました…」
↓以下、スーパー空想モード
―二日前
勇者「じゃあここで一旦解散また後で」
女戦士女遊び人女僧侶「はーい」
女盗賊「ウェッウェッwwwwwww」
去っていく仲間たち…
勇者「…やるか」
勇者「宝箱は…っと、ん?アレは…」
勇者「パンツではないか、幼女の。交番へ届けよう」
母親「」
勇者「」
母親「きゃー変態ー!」
勇者「これが事の真相です。」
王様「嘘だな」
王様「おいっ」パンパン
※セックスじゃなくて手を叩く音です
兵士「はっ」
プロジェクター「うぃーん」ジー
勇者「これは…まさかっ」
王様「そうだ。監視カメラだ。」
勇者「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」ガンッガンッ
兵士ら「おいっ取り押さえろ!」
勇者「堪忍してくださいぃ!許してよぉぉぉぉぉ!」ゴスッゴスッ
兵士「くっ…コイツ無駄に力強い…」
オープニング「勇者は変態ロリコン!?世界の終末時計10分縮む!」テッテテーテーテー…
※情熱大陸のテーマソングでお願いします
勇者「いやあぁあああぁ」ズゴンズゴン
兵士「おい、城が揺れてるぞ!」
午前2時民家に忍び込む黒い影があった。男の名は勇者。世界で唯一魔王を倒せる人物だ。
取材班はかれの1日に密着した。
q貴方はなぜ民家に忍び込むんですか?
勇者「まぁ、勇者ですからね。キーアイテムをとりのがす事のないように一件一件丁寧に宝箱探しをしているんですよヘヘッ」
そう言う彼の口元には微かな微笑みが浮かぶ。
qそれではなぜ貴方はこんな深夜に忍び込むんですか?
勇者「ここだけのはなし、昼間に忍び込むと住人から白い目で見られるんですよ、はい。ゲーム画面からじゃわかりづらいかもしれませんが結構精神的にくるんですよ。はい。だからバレないように深夜に、ね。」
ヘヘッと笑う彼からはどこからか河川敷にいる浮浪者の雰囲気が漂う
qところでさっきからタンスばかりですが何か拘りが?
勇者「ヘヘッ、なんでかって?パンツですよ。パンツ」
パンツ?
勇者「ええ。日頃の自分へのご褒美ですね。特に幼女がね。」
そういって勇者は片っ端からパンツを集めていく…
qパンツを集めてどうするんですか?
勇者「当たり前じゃないですか。被って嗅ぐんですよ。あのほんのり漂うミルクの香りはまさにベホマ。癒されます。あ、使えなくなったらヤフオクですね。その手の人たちに高値で買い取りしてもらい、軍資金にすることもできますしおすし」
彼の一見非合理に見える行動のなかにも、知性が見え隠れするところからも、さすが勇者と言える。
勇者「…ん?これは…」
qどうしました?
勇者「熟女のエロパン…」
q幼女のじゃないから処分ですか?
勇者「バカ言ってんじゃないよ!」バンッ
そういって机を叩く勇者からは憤慨の気色が伺える。
勇者「全てのパンツに罪はないっ!これは今夜のオナネタです!」ハァハァ
勇者「取り乱してすみません。ですが、これだけは譲れなかったもので。」
そういって勇者はいそいそとパンツを道具入れにいれていく。
勇者「あっババアパンツ…うぇっ汚なっ」ポイ
さすが勇者。割りきるところは割りきるいさぎよさを感じる。
勇者「さてと、一段落したかな」
すっくと立ち上がる勇者の顔は満足感にみちあふれていた。
勇者「私は私であるかぎり、パンツ集めをやめません。あ、もちろん魔王退治も忘れてませんがね(笑)」
世界で唯一魔王を倒せる男勇者。彼はこれからも自らの欲望のために生きていく。
母親「」
勇者「」
母親「きゃー変態ー!」
~~~~~~fin~~~~~~
プロジェクター「fin」
兵士「以上です。」
王様「」
王女「」
女戦士「」
女遊び人「」
女僧侶「」
女盗賊「うわぁ(;´∀`)……」
勇者「だから…だからやめてって…」ビクンビクン
兵士「王様…」
王様「今忙しい後にしろ」
兵士「いえ、勇者の道具入れに…」
王様「見せてみろ」
兵士「はっ」
ばさっばさっ
中には大量のパンツが入っていた。
おうさまはおんなそうりょのパンツとおんなあそびにんのパンツとおんなとうぞくのパンツとおうじょのパンツをてにいれた。
女僧侶「私のまで…」
女遊び人「どうりでよくなくなるとおもったのよ」
女盗賊「変態うぇい」
王女「」ヒックヒック…
女戦士「(あたしのはないんだ)」
勇者「お前のは臭いが少しキツすぎたんだ」
女戦士「」ビクッ
王様「確かお前は先月勇者になったばかりであったな…」
勇者「はっ!そうであります!」ビシッ
女戦士「(なんでこんな元気に返事してんだコイツ)」
王様「確か先月から女性の下着を盗むやつが出始めたのもその時期じゃったの」
兵士長「そっすね。あ、鼻が…」ズビビー
王様「(コイツムカつく)」
勇者「まさか私を疑って…」
勇者「心外だ!!心外だ!!」ダンダン(床に剣の柄を刺す)
王様「やめい。床が抜ける」
兵士長「そんな柔な床はゆかん!なんつって」
女戦士「(うわぁ)」
勇者「ひひひひひぇっwwふひっwwwマジ笑えるwwwww」
女戦士「(百年の恋も冷めるとはこのことか)」
兵士長&勇者&女盗賊「ウェーイwwww」
王様「もうよい。」
王様「勇者権限は剥奪。軍資金の給与もやめじゃ。」
勇者「あぁ!?ナメんなよ?耄碌ジジイ!お前のケツの穴に手ェ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか!?あ、やっぱアカン!言ってて気分悪くなってきた」オエーッ
王様「王女、お前もこやつとの結婚は取り止めにしなくてはならんかもしれん。」
王女「私は最初から結婚はしたくないと!」
勇者「そ…そんな殺生な…お父様!」
女戦士「(切り返しはやっ)」
王様「とりあえず犯罪者は野ざらしにしておけん。牢屋に
兵士長「はっ」スタッ
兵士長「オラッ立てやゴラァ」
勇者「やめてくれよ、友達だろう!」
兵士長「残念だが私はブラジャー派だ。もとより貴様とは相容れぬ。」グッ
勇者「いやぁぁぁぁぁぁぁ!牢屋いやぁぁぁぁぁぁぁ!せめてパンツコレクショボカッおふんっ…」
勇者「」ズルズル
━━━━━3日後━━━━━
魔王「ぐっ…まさかこのわたしが…」
勇者「…」
魔王「貴様は何者…私が傷一つ負わせられぬとは…」
勇者「…」ザシュッ
魔王「」ドサッ
勇者「………」
勇者「騙された…」
~~~~2日前~~~~~~
勇者「いやぁぁぁぁぁぁぁ!暗いのいやぁぁぁぁぁぁぁ!パンツないのいやぁぁぁぁぁぁぁっ!」ヌパンヌパン
兵士「おい、勇者、出ろ(あの音どっからでてんだ?)」
勇者「ありがとうございますぅありがとうございますぅぅぅぅぅぅ!」
王様「勇者よ、魔王が現れた。」
勇者「はい、帰ります。暗いの大好き。」
王様「まてや。いい話もあるんだ。」ガッ
勇者「だって僕ちん犯罪者だもん。勇者ちゃうもん」パシン
王様「(手払われた…)あの魔王だがな、実は女なんだ」
勇者「それを早く言えよぉ!」ガバァッ
回想終わり
勇者「我、浅はかなり…」勇者「恨めしい…恨めしい…恨めしい恨めしい恨めしい恨めしい恨めしい恨めしい恨めしい恨めしい」
勇者「パンツを盗むことのできない世の中が恨めしい!」
女戦士「(えぇー…)」
こうして世の中にまた一つ悪が生まれた。その名は魔王。しかし、かつての魔王とはちがう。絶対的な悪である。近隣諸国を襲い、内政権を掌握。世界を己のものとした。
魔王「うぇいwwwww女児染みパンgets!」
側近「なんでコイツについてきたんだろう、私」
因みに女遊び人はどこぞの酒場に、王女はどこぞの野郎に嫁ぎ、女盗賊は保健所に連れていかれたという…
魔王「最近ブラにも興味がある今日この頃」
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