「・・・」
魔王「えっと・・・聞き間違いかもしれないからもう一度言ってくれるかな?」
勇者「君が好きだ!!」
魔王「ん~、そっか~・・・あの~、でも私ら敵同士だよね、どうだろうか、ちょっとそこらへん色々と問題があるんじゃないかな・・・?」
勇者「なんとかするよ」
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魔王「や~、即答かよ、かっちょいいなぁおい・・・いや~、でもまじか、これは想定外だぜ・・・」
勇者「安心してくれ、国民に反対されても君のことは一生俺が守る」
魔王「そっか、国民から反対されてもいいんだ、今あっさりすげえこといったなおい」
勇者「神の使いであれど俺も人間さ、この気持ちが揺るがない以上、やりたいことをやるだけさ」
魔王「随分と私を好きみたいだな」
勇者「あぁ、大好きだ」
魔王「・・・こう、面と向かって言われると恥ずかしいな」
勇者「・・・」
魔王「えっと、私がお前の事を大嫌いだと言ったらどうなるんだ?」
勇者「それはないな」
魔王「なんでやねん」
勇者「君はとても優しい、だからそんなこと言わないからさ」
魔王「いや、私お前の敵だぞ、悪の親玉だぞ」
勇者「そんなことない、王は君を世界征服すると危険視しているが大きな間違いだろう?現に攻め込んでるのは人間だけ、君たちは国を守ってるだけじゃないか」
魔王「うん、まぁそうすけど・・・ん~困ったなぁ・・・」
勇者「何を困ってるんだ?」
魔王「いや、この状況に決まってるだろ、私はどうすりゃいいんだ」
勇者「簡単なことだ、俺を振るか受け入れるか答えればいいだけさ」
魔王「・・・もし振ったとしたら?」
勇者「取り敢えずこの場から撤退するかな、そして王に掛け合って魔王は危険ではないと伝えるよ、その後はヤケ酒だろうね」
魔王「受け入れたら?」
勇者「君と同じ屋根の下に住む、誰がどんな反対をしようと君を守るよ」
魔王「戦いになったら面倒だなぁ、疲れる」
勇者「その時は愛の逃避行さ」
魔王「お前楽しんでるだろ」
勇者「そりゃあ大好きな君と話せるんだ、楽しくて仕方ないよ」
魔王「そーかい、そりゃよかったな・・・」
勇者「ふふっ、・・・それで、答えは?」
魔王「答える前に聞きたいことがまだある、いつ、私のどこを好きになったんだ」
勇者「君と会うためドアを開けて、一目見て好きになった、君の全てが好きだ」
魔王「一目惚れって奴か、てかドアを開けた時ってついさっきだよな」
勇者「運命的だよね」
魔王「この恋愛脳が」
「・・・」
魔王(こいつからは邪気を感じない、嘘偽りはない)
勇者「・・・」
魔王(こんなにまっすぐな目を持った人間がいるとはな)
魔王「ふふっ」
勇者「?」
魔王「のんきなやつだよ、私もお前も」
勇者「・・・」
魔王「まぁ、あれだ、面白そうだから付き合ってやるよ、裏切ったら灰にすっからな?」
勇者「」プルプル
魔王「?」
勇者「うっひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
魔王「・・・喜びすぎだろ」
勇者「じゃあ早速だが」
魔王「ん?」
勇者「S〇Xしよう」
魔王「え?」
勇者「好き同士だとするもんなんだろ」
魔王「ちょ、まて、押し倒すな、顔を近づけるな!」
スッ
魔王「おうふ、言うことは聞くんだな」
勇者「そりゃあ君のことを愛してるからね」
魔王「あのな、愛してるからと言ってもいきなりすぎるだろ、てめぇ実はとんだ変態だな?」
勇者「まて、僕は童貞だ、清らかだ!」
魔王「童貞こじらせたか・・・」
勇者「?」
魔王「お前がしようとしたことは、やるならずっと先だ、付き合ったばかりはダメだ」
勇者「そうか、非常に残念だ・・・」
魔王「羞恥心ナシ男だな」
勇者「じゃあ何ならOKだ?」
魔王「え~、お前いきなり色々求めて来るね」
勇者「大好きだからさ、それに合意してもらえたからなおさらだ」
魔王「・・・まぁ、手くらいつないでやるよ」
勇者「・・・」
魔王「なんだ、これだけじゃ満足できないか変態め」
勇者「やったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
魔王「耳いかれるわ!!、灰にすっぞ!?」
勇者「す、すまん、あまりにも嬉しくてつい」
魔王「いきなりS〇Xしようと言った奴がピュアっピュアじゃねえか」
勇者「じゃあひとまず、後のことは置いといて、手をつないでこの城をデートしよう」
魔王「置いとくものがでかすぎじゃ・・・」
勇者「気にするな、さぁ、案内してくれ」
魔王「彼女がエスコートするのかよ・・・」
こうして二人はデートに出かけた
勇者(魔王可愛いなぁ)
魔王(面白いやっちゃな)
その後、魔王と勇者の働きにより、魔物と勇者は和解し世界に平和が訪れたのであった
おしまい
よんでくれたひとありがとうございます
初投稿なので何か間違ってたらすんません、思い浮かんだのばーっと書き込みました
もしかしたら別スレで番外編とか書くかもしれません
乙
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