池袋晶葉「出来たぞ! アイドルの語尾に♥を付けるスイッチだ!」 (81)


――CGプロ


コンコン


響子「Pさーん?」


モバP「…………すぴー……」zzz

響子「あれ……お休み中みたい」クス

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458650629

P「……むにゃ…………ええ……?」zzz

響子(……寝言?)


P「……オヤジの再婚相手娘いんの? …………」zzz

P「そんな~……急に妹って言われても~…………すぴー……」zzz

響子「お兄ちゃん、起きて」ユサユサ

P「ンガッ……」

P「……」

P「響子……?」ムクリ

響子「あっはいっ、Pさんおはようございますっ♪」

P「なあ、今起こす時」

響子「何も言ってないですよ?」

P「……」

響子「……」ニコニコ

P「そうか」

響子「はいっ♪」ニコニコ

P「で、何か用か?」

響子「はい、晶葉ちゃんがPさんを呼びたいけど手が離せないらしいので、私が」

P「代わりにってワケか」

P「あいつから呼び出しってことは……また何か妙なもん作ったんだろうな」

響子「晶葉ちゃん凄いですよねっ! 家事に便利な道具も作ってくれたりするんですよ?」

P「へえ、そういうのもあるのか……」

P「まあいいや、起こしてくれてありがとな。行ってくる」

響子「はーい、いってらっしゃい♪」

――ラボ


晶葉「お、来たな助手よ」

P「おう。……ここは相変わらずか」

晶葉「これでも片付けたばかりなんだがな。まあいい」

P「で、今度は何のビックリドッキリメカを作ったんだ?」

晶葉「そんな珍兵器みたいな呼び方はやめてくれ。……そこにあるスイッチについて呼び出したんだ」

P「スイッチ? ……ああ、これか」

晶葉「うむ。ようやく先ほど完成したので、早速テストに付き合ってもらいたいんだよ」

P「スイッチねえ……ロクな予感がしないな」

晶葉「ふふ……これが何か解らない内はそうだろうな……」

P「……このスイッチは何なんだ?」

晶葉「聞いて驚くがいい……これはな」

晶葉「アイドルの語尾に♥を付けるスイッチだ!!」ババーン

P「……」

晶葉「アイドルの語尾に♥を付けるスイッチだ!」バーン

P「……は?」

晶葉「だから、このスイッチを押すとだな、アイドル――もとい任意の対象の語尾に♥を付けることが出来るんだよ」

P「……語尾?」

晶葉「うむ」

P「なんで?」

晶葉「だってアイドルたるものなるべくハートを振りまいた方がいいだろう?」

P「一理ある」

晶葉「そう言ってくれると思ったよ。というワケでテストは任したぞ」

P「今回は面白そうだからいいが、いい加減そういうことは自分でやれよ?」

晶葉「私はとにかく脳髄に溜まりに溜まったアイデアを消化することで精一杯なんだよ。次の研究に取りかからねば」

P「まあいいが……じゃあ行ってくるわ」

晶葉「くれぐれも悪用はするなよー」

P「悪用しようがねえよ」

P「~♪」

P「さて、これを誰に使ってやろうかねえ……っと」

響子「Pさんっ」ヒョコッ

P「ん、響子」

響子「晶葉ちゃんの用事は終わったみたいですね」

P「ああ。例によって発明品のテストを頼まれたよ」

響子「実験台? あの、お体は大事にしてくださいね……?」

P「大丈夫大丈夫。俺、頑丈だし。それに……」

響子「でも……」

P「俺が実験台ってワケでもない」ポチ

響子「ひゃっ!?」ビクッ

響子「へえ、そのスイッチが……♥」

P「ああ」

響子「どういう効果があるんでしょう?♥」

P「さあ?」

響子「もうっ♥ 話も聞かずに試すのはよくないですよ♥」

P「そうだなあ、気をつけた方がいいか。人前で押したりとか」

響子「もちろんですっ♥ 何が起こるかも分からないのに人前でなんて♥」

P「……」ポチ

P「まあこの後晶葉にまた話聞いてみるよ」

響子「そうしてください、危ないのはダメですっ」

P「……これからレッスンだろ? 頑張ってな」

響子「はいっ♪」

P「……」

P(押してはみたが、普段と大して変わってなかったような……)

P「……」

P「もう少し試してみるか」

P「うりゃ」ポチ

茄子「やんっ♥ 何ですかそのスイッチ♥」

P「晶葉に借りてる発明品だ」

茄子「へえ~♥ あ、さっき当たり過ぎちゃって余ってるんですけどアイスいりますか♥」


――――


P「ていっ」

夕美「あれっ♥ Pさんそれ何♥」

P「ただのスイッチだよ」

夕美「そうなんだ♥ そうだっ、見て見て♥ ここのお花なんだけどねっ♥」


――――


P「晶葉ァ!!」

晶葉『……なんだ大声で。電話だぞ』

P「このスイッチ効果あるのか? なんか普段と大して変わってないぞ?」

晶葉『何? 誰に使ったんだ?』

P「とりあえず……響子、茄子、夕美……」

晶葉『……』

晶葉『……まあ効果の実感には個人差があるものだ。3人程度ではまだモニターが足りていないからもっと試してみるといい』

P「む、そうか……。分かった、あと何人か試してから連絡する」

晶葉『ああ、任したぞ』

P「個人差があるって、一気に胡散臭くなりやがったな……」

P「まあ、♥とはあまり縁が無さそうな感じの子に試してみればいいのか……?」

P「ん……?」




拓海「ああ~だっりぃ……」コキコキ




P「……居たァ」

P「よう」

拓海「あん? Pか。なあ撮影何時からだっけ」

P「まだ時間は結構あるぞ。今のうちに休んどきな」

拓海「なんだ時間空いてんのか。なら丁度良い」

P「よし」ポチ

拓海「オイP♥ 腹減ったからメシ連れてけ♥」




拓海「!!!!?」

P「なるほどなるほど」

拓海「あァ!?♥ 何だこの気色悪ィ喋り方!!♥♥」

P「こりゃすげえや」

拓海「なっ♥ オメーの仕業かコラァ♥」

P「俺のせいじゃねえやい」

拓海「ふざけんなっ♥ 今ここにはオメーとアタシしかいねえだろ♥」

P「晶葉の発明品のせいだ」

拓海「道具使うテメエのせいじゃねえかっ♥」

拓海「Pコラぁっ♥ とっとと元に戻せ♥」

P「出来ない」

拓海「ンなワケあるかっ♥ ウソついてんだろテメエ♥」

P「知らん」

拓海「早くしろ♥ やめろ♥ やめろっつってんだろ♥」

P「逃げる」ダッ

拓海「あっ♥ 待ちやがれこの♥」ダッ

P「ふぃー……逃げ切った」

P「しかしなんだこりゃあ……とんでもないものを手に入れてしまったぞ……」

P「次の獲もn……実験d……ターゲットを探すとするか……」

P「シャッ」ダッ

P「オラァッ」ポチ

泰葉「えっ♥ 何ですか急に♥」

泰葉「あ、あれっ♥ なに、これっ♥」

P「オシッ」

泰葉「Pさん♥ 何か妙な事を♥」

P「晶葉のスイッチだ」

泰葉「ああ……♥ じゃなくてっ♥ 早く戻してください♥」

P「……」

泰葉「いや、あのっ♥ ちょっとっ♥」

P「……」ポチ

泰葉「はぁ……あれ、戻った?」

P「……」ポチ

泰葉「あれ♥ Pさんまた何かしましたね……っ♥」

P「……泰葉」スッ

泰葉「そ、そのスイッチ……っ♥」

P「これを……」

泰葉「早く治してっ♥」

P「こう」ポーイ

泰葉「えええええ!!?♥♥」

泰葉「はぁ……♥ はぁ……♥」

P「まあ泰葉の場合仕事に影響出すのはマジによくないから戻すが」ポチ

泰葉「それホント何なんですか……。一体何の目的で……」

P「そればっかりは誰にも分からんが」

泰葉「もうこんなことは私で最後にしてください……大変なことになりますから」

P「ウス」

泰葉「では……ああ、レッスン遅れる」テッテッテ



P「ウソついてごめんな泰葉」ポチ

マキノ「なあっ♥♥」

マキノ「いっ♥ 一体いつから気付いてたの……♥」

P「気配だけな。泰葉がお前との距離より離れるのを待った」

マキノ「そう……♥ 油断もスキもないのね♥♥」

P「改めて語尾だいぶ凄いことになってるな」

マキノ「何人も実験台にしておいて♥ 何を今更♥」

P「何人もってこたぁないだろ」ポチポチポチッ

マキノ「連打してっ、何にっ♥ なるとっ、いうのっ♥」

P「切り替え時に多少詰まるみたいだな」ポチポチポチ

マキノ「そうっ♥ 無益なっ、情報ぅっ♥ ねっ」

マキノ「遊ばない」ペシッ

P「痛い」

マキノ「とにかく、このスイッチは貴方に持たせておくには危険なのは確かなようね」パシッ

P「あっ、返せよスイッチ」

マキノ「嫌よ。しばらく様子を見ていたけれど、事務所に有益とは思えない」

P「大量の男性客を確保出来るだろう」

マキノ「……そんなに単純なものなの?」

P「そんなもんさ。実際俺がこうしてはしゃぎ倒してるだろう」

マキノ「度し難い……」

マキノ「しかし、スイッチで無理矢理させることに何の意味があるというの?」

P「そう思うだろ?」

マキノ「……何」

P「ひとまず晶葉に成果を報告し、調整をしてもらう」

P「その後に見せてやる。最も有益な使い方ってやつをな……」

マキノ「……そこまで言うのなら見せてもらおうじゃない」


数週間後


『ヒートアップチアーズ キャンペーンガール就任イベント』


智香「ひゃっほーう♥ 声出して行こーっ♥♥」

いつき「頑張れ頑張れぇ♥」

洋子「もーっといけるよねー♥♥」






P「大盛況だ」

マキノ「……頭痛がするわ」


おしまい

『♥を付けるだけでエロ漫画っぽくなる』という噂を聞いたもんで「ゲッヘッヘ……こいつは良いコト聞いたぜぇ……」なんて思いながら書き殴ったらごらんの有様です

どうせいくらでも被るネタなのでガンガン流行っちまえと思っています

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月25日 (金) 03:32:31   ID: 0fz8ZfW2

こういうくだらないのほんと好き

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom