?プピッ!/ 凛(えっ……放屁……?!)みく(あ、今だれかこいたにゃ……) (64)

凛「……」

杏「……」

未央「……」

凛(えっいまのみんな気づいてるよね、さすがに気づいてるよね?)

みく(ミーティング中のしずかな雰囲気で……やっちゃったにゃ)

美波「……」

凛(えっ、これってスルーしたほうがいいよね)

みく(あーもう完全に場の空気凍っちゃってる。どうしよこれ)

凛(ここは暗黙の了解ということでなんとか話題を……)チラッ

みく「えっと、ところでさー」


李衣菜「ねぇいま誰かオナラしなかった?」


みく(あああぁああああ! 李衣菜ちゃんそういうとこおおおおお!!!)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458489939

みく(そういうとこおおおお! 李衣菜ちゃんのそういうとこほんとなんなのおおおお!)

李衣菜「えっちょみく何でそんな顔芸してるの」

杏「あーもうこれでスルーできなくなったねー」

きらり「にぃ……」

美波「……」

美波「その、えっと、仕方ないよね。生理現象だものね」

未央「あ、あははーそーだよねーさっすがみなみんCPのリーダー!」

杏「……」

卯月「……」

凛「白状しなよ、未央」

未央「えっ?! ちょっと待ってなんで犯人私になってるの?!」

凛「いや未央だったら仮に放屁してもダメージ少ないかなって……」

未央「まってまってまって。しぶりん私どういうキャラとして見られてるの」

凛「しちゃってもあーお尻からミツボシ☆☆★でちゃったーとか言って笑ってそう」

卯月「パッと弾けちゃうんですね……」

未央「そんなヨゴレ芸人みたいなこと言わないじゃん!? ていうか人の持ち歌をなんてネタに使ってくれるじゃん!」

美波「ま、まぁまぁ、そんな誰がしたかなんていいじゃない」

みく「う、うん……そうだにゃ……」

美波「それじゃ気を取り直してミーティングを進めましょう」

未央「う、うん……」

美波「それじゃ美嘉ちゃんはみりあちゃんに対して半径何メートルまで近づけていいかについてなんだけど」

李衣菜「……」

未央「……」

未央「……」

未央「まってまってまって! やっぱこの空気で流されると私がしたみたいになっててやだ!」ガタッ

未央「はいはーい納得いきません! 犯人探しを提案しまーす!」

凛「往生際が悪いよ未央」

未央「だって私じゃないもん!」

凛「でも未央が罪を被れば一番この場は丸く収まるよ」

未央「そもそも私は放屁しても許されるみたいな風潮がおかしいよね?!」

杏「いやーでも未央ちゃんの主張もごもっともだよー。このままだと全員がオナラをしたという可能性を捨てきれずに日々を過ごすことになるよ」

杏「例えばいざ顔を合わせてもあっこの子あんなオナラするんだなってお互い思われるのってやだよねー」

蘭子「禁忌の魔笛……!」

李衣菜「たしかにさ、プピッ!だよプピッ!」

李衣菜「ぷぅ~とかならまだ可愛いなーって思うけどプピッ!ってロックだよねー」

みく「あ、李衣菜ちゃん的にそれロックなんだ……」

李衣菜「自分が信じたものがロックなんだよ!」

みく「うん、そのセリフ全然この状況じゃかっこよくないからね?」

美波「そ、そうはいっても誰がしたかなんて特定できないよね」

凛「まぁたしかに……ここはやっぱり未央が……」

未央「しぶりんなんかわたし気に障るようなことした?」

かな子「……」

智絵里「……」

みく「……あっ」

杏「あっくっさ。今ごろ匂いが充満してきた」

李衣菜「ほんとだ……なにこの時間差攻撃……」

蘭子「時を超えて到達せし魔物……ごほごほっ、うぇっほうぇっほ!」

美波「蘭子ちゃんがあまりのにおいに蒸せてるわ! 早く窓をあけて換気してあげて!」

蘭子「ヒューヒュー……!」

美波「過呼吸まで?! オナラの匂いだけでそんなに?!」

蘭子「しみる……目にしみる……!」

美波「蘭子ちゃん! 気をたしかに持って!」

アーニャ「rrrrrルァンコ! ここで倒れてはいけません! あの日のステージを思い出すんです!」

蘭子「あの日の……」プルプル

蘭子「メ……」

蘭子「Memories……」ガクッ

アーニャ「rrrrrrrrrrrrルァンコー!!!!」

未央「Memoriesがらんらんとの別れの歌になっちゃったじゃん……」

凛「星になった蘭子のために絶対に犯人を見つけるよ」

卯月「が、がんばります!」

杏「……かな子ちゃん」

かな子「えっ、なにかな」

杏「もしかしてかな子ちゃんが犯人なんじゃない」

李衣菜「な……」

一同「「「なんだってー!」」」

かな子「えっどうして私が……」

かな子「お、おかしいよ~証拠をあげてみてよ~」

杏「いやだっていまマカロン食べてるし。ミーティング中に何か食べてるのはかな子ちゃんしかいないよね」

かな子「えっ」

杏「食べたら出すのは人として当然の理……かな子ちゃん自首すれば罪は軽いよ」

かな子「で、でも……これ……」オロオロ

かな子「美味しいから大丈夫だよ!」

杏「……」

凛「……」

李衣菜「いや美味しいとか関係な」

かな子「美味しいから大丈夫だよ」

杏「いやかな子ちゃんよく聞いてよマカロンの味とオナラが出るかについては関係」

かな子「美 味 し い か ら 大 丈 夫 だ よ 」

未央「これ一本でゴリ押しする気だこの子!」

かな子「そもそもこんないいにおいのするマカロンからあんなにおいのガスが精製されるわけがないよー」

未央「えぇ~なにその理論……」

智絵里「で、でもたしかにかな子ちゃんって甘いものばかり食べてるからいつもいいにおいするよ」

杏「桃を食べ続けた女の子の体臭は桃のにおいするっていうアレだねー」

智絵里「そ、そうだよ」

杏「だよねー……」

杏「だってかな子ちゃんっておしっこのにおいだって甘」

かな子「うっちゃり」ブンッ

杏「ぐえー! ゴリ押しどころか力技で発言を封じてきたこの子!」

杏「じょ、冗談だよ……なんでやねんってツッコんで欲しかったけどまさか決まり手されるとは思わなかったよ……」

美波「と、とりあえずかな子ちゃんはしてないってこういうことにしましょう」

きらり「にぃ……」

凛「案外きらりとかかもしれないよ」

きらり「にょわ?! きらりそんなお尻からハピハピ☆しないからぁ!」

杏「そうだよ、きらりはしないよ」

きらり「……杏ちゃーーーーー!」

杏「だって仮にきらりだとしたら体の体積から考えてあんなささやかな放屁音じゃないよ」

未央「えっ」

杏「仮にきらりがするんだったらプピッ!じゃなくてボフフッ!……スゥー……って感じだよ」

みく「かばってる……かばってるのはわかるんだけど……」

杏「だからきらりは犯人じゃない。だよねきらり?」

きらり「……」

きらり「……」

きらり「……」

きらり「そうですね。わたしもそう思います」

卯月「どうしたんですかきらりちゃん?!」

美波「えっと、じゃあきらりちゃんの線ということもとりあえず置いておこうね」

未央「他にあやしいのは……」

李衣菜「うーん……」

みく「案外李衣菜ちゃんかもしれないにゃ」

李衣菜「は、はぁあああ?! なんで?!」

未央「あっいつものはじまった」

みく「だって一番最初に指摘したのは李衣菜ちゃんにゃ。それが逆に文字通りクサいにゃ」

李衣菜「うまいこといわなくていいから! してないしてない!」

みく「*(アスタリスク)から渾身のギターソロ出ちゃったって白状するにゃ」プークスクス

李衣菜「わーわーわー! そんなこというならみくだってどうなのさ!」

みく「え゛っ゛」

李衣菜「だってあのにおいだよ! みく魚食べられないで肉ばっかり食べてるからオナラクサイでしょ!」

みく「にゃ、にゃああああ?! みくのはめちゃめちゃフローラルにゃ! 李衣菜ちゃん嗅いだことあるの?!」

李衣菜「いやないけど! 一週間寮に泊まり込みしたときすっごいお互い気使ってたけど!」

未央「あーそれあるね……。うっかり出ちゃったらなんかわざと椅子鳴らして誤魔化したりするよね……」

美波「と、とにかくこのままだと*(アスタリスク)があんまりにもひどい理由で解散しそうだから置いておきましょう」

莉嘉「それにしてもあのオナラってカブトムシのにおいしたよねー」

凛「じゃあ次は」

みりあ「みりあも……」

美波「えっ」

みりあ「みりあもやーるー!」

莉嘉「みりあちゃんどうしたの?!」

みりあ「みりあもお尻から面白いにおいだーしたーいー!」

美波「ちょっと待って! みりあちゃんは危ないからだめ! 色々と危ないわ!」

みりあ「んー」プルプル

みく「止めてー! だれかみりあちゃんを止めてー!」

ガチャ!

美嘉「みりあちゃんダメだよ!」

莉嘉「お姉ちゃん!?」

美嘉「みりあちゃんはおならなんてしないよ」

凛「そこからっ?!」

みりあ「えっでもみりあだって」

美嘉「みりあちゃんはしないよ」

みりあ「……」

美嘉「みりあちゃんはしないよ、ね?」

みりあ「……」

みりあ「……」

みりあ「みりあやんないよ」

凛(折れた……)


美嘉「もしみりあちゃんがするくらいだったらアタシがするから!」

未央「おいカリスマギャル」

美嘉「もしみりあちゃんがするんだったらアタシがサイダーみたいにはじけるような」

莉嘉「お姉ちゃーん! これ家帰ったあと絶対気まずくなるパターンだからやめてー!」

美嘉「それじゃライブの途中だからまたね」

ガチャ

未央「えぇ~普通に帰ってった……なんだったのあのひと……」

美波「また振り出しに戻っちゃったわね」

凛「もう未央でいいんじゃない?」

未央「やだよ!」

杏「振り出しに戻る……そうだっ」

きらり「杏ちゃーなにか閃いたにぃ?」

杏「美波ちゃん……かもよ?」

美波「えっ」

杏「推理物だといちばん怪しくないやつが犯人っていうじゃん。美波ちゃんが取り仕切ってるようで実は……」

美波「っ……!」

美波「わ、わたしは」

アーニャ「ニェーーーーーーーット!!!!!!!!!」

未央「うわでた興奮するロシアじん」

アーニャ「ンミナミィはカワイイです! キレイです!」

美波「ア、アーニャちゃん?!」

アーニャ「だからオナラもカワイイです!!! キレイです!!!」

李衣菜「キレイなオナラってなに……?」

アーニャ「あーニェットニェット。おかしなこと言うの困ります、ね」

アーニャ「rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrルァンコもきっと違うっていいます」

凛「わ、わかったわかったから」

アーニャ「ちなみにロシア語でオナラはпердеть(ペード)です」

未央「うん、ありがとう。多分一生使うことない知識だね」

かな子「えっと、それじゃもしかして智絵里ちゃんが……」

智絵里「ひっ!」

李衣菜「実は智絵里ちゃんがやったんでしょーもーうりうり」ガスガスッ

智絵里「や、やめて……肩パンしないで……重点的に肩だけ狙わないで……」

智絵里「あっもう……」

智絵里「……」

智絵里「な、なんでやねん!」ガスッ

李衣菜「ろっく!」

未央「あっみぞおちに」

ガクッ

李衣菜「」

凛「……」

未央「……」

卯月「……」

美波「えっと、つぎいこっか」

未央「うん」

みく「この短時間で犠牲者が2人も出たんだけど……」

凛「ていうか李衣菜って断末魔が『ろっく!』なんだね」

未央「うん、なんかちょっと面白かったよね」

卯月「笑っちゃだめですよ!」

凛「……」

かな子「……」

未央「……」

未央「ろっく」ボソッ

凛「……んふっww」

美波「じゃあもう卯月ちゃんしか……」

卯月「えっ」

卯月「あっあのっ」

凛「卯月はしないよ」

未央「この私との差!」

凛「だって卯月の放屁はきっともっと普通のやつだよ」

卯月「……」

凛「においも多分、もっと普通のにおいしてるよ」

卯月「……」

卯月「あ、あの、わたしがんばります!」

みく「はっ?」

卯月「がんばってもっといい音のやつします!」

未央「いや、わざわざしなくていいんだよ?」

杏「なんか変なモード入っちゃった」

卯月「……」

卯月「……」

卯月「おならなんて……放屁なんてだれでもできるもん……!」

卯月「なんにもだせない……わたしにはなんにもない……」

未央「しまむー?」

凛「だれにもできるなんて言わないでよ!」ガタッ

未央「えっなんか始まった」

凛「私は……私はあのときのきらきらの笑顔の裏でこの子はどんなのするのかなって思ったから……」

未央「なに言ってんのしぶりん」

凛「だからアイドルになったんだよ!」

未央「そうだったの?! それは知りたくなかった! 今すぐ記憶から消したい!」

凛「うんごめんうそ」

未央「……」

卯月「……」

卯月「……」

卯月「愛を込めてずっと」

未央「ストーップ! 今とんでもない替え歌しようとしたでしょ! お願いそろそろ怒られそうだからやめて! 」

卯月「S(mell)ING!です」

未央「もういいよ! 私NGやめる!」

みく「そこいい加減コントはやめるにゃ」

武内P「みなさんどうしたのですか。なにやらミーティングが長引いているようですが」

みく「あっPちゃん実はかくかくしかじかで」

武内P「……」

武内P「……」

武内P「……」スッ

未央「あっ首に手をあてた。めっちゃ戸惑ってる」

武内P「その、ではこういうことにしてください」

武内P「ここは忘れて、私が別室でしたことということで一旦場を収めませんか」

武内P「私も人間ですので、はい」

凛「えっ」

未央「あー……」

李衣菜「」

蘭子「」

杏「それなら……」

一同「……」

一同「「「なんかそれが一番やだ!!!!」」」



……そして結局。



すべては江戸切子おじさんのせいということになりました。

切子おじさん「なんで?」


-筆者は江戸切子を応援しています!-


おまけ

美城「と、いうことでクローネのイメージ維持のために今後宮本の発言権をどこまで許すかについてだが」

 \バフッ!/

美城「……」

周子「えっなんか爆発したん」

フレデリカ「あーフレちゃんがしちゃったー」

唯「認めるのはやいねっ?!」

フレデリカ「あはは、うそうそーほんとは奏ちゃんがしたんだよー」

奏「なんでよ。してないわよ」

周子「まぁそれが一番面白いからそれでいいんちゃう」

奏「よくないわよ」

文香「うっ……」バタッ

ありす「文香さん?!」

奈緒「大変だ文香さんがライブの時のように倒れた! なんか全然深刻度が違うけど!」

加蓮「あーあー奈緒がついに人をあーやめーたー。奈緒、ごめんなさいしなよ」

奈緒「そもそもしんでないし、してないから! 加蓮こそどうなんだよ」

加蓮「いや私じゃないけど、でもさ私ってポテト好きだから」

奈緒「アーイードールー!!!」

周子「じゃ中間をとってありすちゃんがしたということで。ちびっこがうっかりしちゃったことということで」

ありす「橘です。なにが中間なんですか。してません。あと子供扱いしないでください」

フレデリカ「今後は私の監視下で放屁は行ってもらう。換気はこちらで保障する。ぞんぶんにこきたまえ」

美城「……」

結論


_人人人人人人人人人人人人人人人人人
> やっぱりアイドルはオナラしない! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


おわってくださいお願いしますなんでもしますから

そもそもスレタイからミスってるしひどいですねなんか適当に変換してください
おねがいしますころさないでください

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom