小梅「ということで、監禁しました」
幸子「助けてください!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
幸子「鉄の檻に入れられてしまいました!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
※キャラ崩壊注意
※短めです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458404268
小梅「これは幸子ちゃんのためなんだよ」
小梅「お仕事には手を抜かない……それが幸子ちゃんの流儀」
小梅「でも仕事はどんどん来るから……休むときがない」
小梅「だから……こうして監禁されたら、お仕事も何もない……よね?」ニッコリ
幸子「騙されたボクがバカでした!」
幸子「『この檻に入るともっとカワイくなれるよ』って言われたから入りましたが……」
幸子「そんな檻あるわけないですよ!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
小梅「そうだね」
小梅「なのに、ノコノコ入った幸子ちゃん見て私、言葉を失ったよ……」
輝子「そこまでだ!!」バァン!!
幸子「輝子さん!!」
小梅「どうしてここが……?!」
輝子「幸子とキノコの匂いを嗅いでたら、ここにたどり着いた……」
小梅「ここまで、か……」ガクッ
幸子「ありがとうございます!!」
輝子「このくらいどうってことない……」
輝子「フヒ……」
後日――
輝子「全く……幸子は警戒心が、う、薄いんだから……」
輝子「誰かが見守っていないと、またあんな目にあってしまうよな……」
輝子「あ、分かった……」
輝子「ということで、監禁しました」
幸子「助けてください!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
幸子「首枷で両手ごと拘束されました!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
輝子「これは……さ、幸子のためなんだ……」
輝子「ふ、フレンドリーな幸子は、誰にでも優しい……」
輝子「でもそれでは、いつ、犯罪に巻き込まれるか……分からない……」
輝子「だから私が、せ、責任もって、幸子を囲い混む……フヒ」
幸子「騙されたボクがバカでした!!」
幸子「『この器具で首と両手首を矯正するとカワイさがアップする……フヒ……』って言われましたけど……」
幸子「そんな器具あるわけないですよ!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
輝子「そうだな」
輝子「だけど、自分から鍵をしめようとする幸子を見て私……頭を抱えた……」
美玲「そこまでだ!!」バァン!!
幸子「美玲さん!!」
輝子「どうしてここが……?!」
美玲「孤高という名のぼっちの匂いを嗅ぎ付けたんだ」
輝子「フヒィ……ここまでか……」ガクッ
幸子「ありがとうございます!!」
美玲「気を付けるんだぞー」
美玲「本当に……」
後日――
美玲「ホントに幸子は、自分のカワイさを把握できてないな」
美玲「ただでさえ目立つのに、あんな無防備でいたら、危ないだろ……」
美玲「……あ、思い付いた!」
美玲「ということで、監禁したぞ……」
幸子「助けてください!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
幸子「首輪をきつくしめられた上に鎖で繋がれました!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
美玲「これはな、幸子のためなんだぞ?」
美玲「カワイイ幸子は、すぐにそれを周りに振り撒くんだ」
美玲「でもいつか誰かが、そんな幸子をさらっちゃうかも知れないだろ?」
美玲「だからウチが、責任もって飼育するんだ!」
幸子「騙されたボクがバカでした!!」
幸子「『幸子は犬っぽいから首輪をつけるとカワイさが限界突破するぞ』って言われましたけど……」
幸子「そんな首輪あるわけないですよ!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
美玲「そうだぞ」
美玲「なのに嬉しそうに自分から首輪なんかつけちゃってさ……無防備過ぎるだろオマエッ!」
乃々「そこまでなんですけど……!」バァン!!
幸子「乃々さん!!」
輝子「どうしてここが……?!」
乃々「私の望郷戦士としての、家に帰りたがる精神の波長と同期(シンクロ)したんです……」
美玲「くぅ……ここまでか……」ガクッ
幸子「ありがとうございます!!」
乃々「ちゃんと警戒して欲しいんですけど……」
乃々「ちゃんと、ね……」
後日――
乃々「あーあー、また幸子さん油断してるじゃないですか……」
乃々「こんな姿を見せてたら、どこから変質者が現れるか……」
乃々「む……そういうことですか……!」
乃々「ということで、監禁したんですけど……」
幸子「助けてください!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
幸子「両手両足に手錠をかけられた上に、地下室に入れられました!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
乃々「これは幸子さんのためなんですよ……」
乃々「カワイイ幸子さんは、何をしてもカワイイです」
乃々「つまり、少しの工夫程度じゃもう、犯罪を防ぐことは不可能なんですよ」
乃々「だったら、もう日の目に見せないようにしましょう……」
幸子「騙されたボクがバカでした!!」
幸子「『なんかこうカワイイのでこの手錠とかその地下室とか色々あれですよ』って言われましたけど……」
幸子「そんな事あるわけないですよ!!」ガチャガチャガチャガチャ!!
乃々「そうですね」
乃々「あの説明で自分から閉じ込められに行った幸子さんの、その思考回路を知りたいんですけど……」
幸子「……」
幸子「あれ?」
乃々「どうしましたか?」
幸子「いや、だって……」
幸子「いつもならそろそろ『そこまでだ!』的なセリフとともに、助っ人が来る時間なんですけど……」
幸子「ボク的には、一周回って小梅さんあたりかなー、って思っていたんですが……」
小梅「私が、何か……?」
幸子「小梅さん!?」
輝子「私もいる、ぞ……」
幸子「輝子さん!?」
美玲「ウチを忘れるなよ?」
幸子「美玲さんまで!?」
美玲「ふっふっふ……悪いな幸子!」
小梅「私たちは、手を組んだの……」
輝子「ど、独占はできない、けど……」
乃々「私たち4人で、幸子さんを管理します」
幸子「えぇ!? そんなの聞いてないですよ!?」
輝子「今言ったからな、フヒヒ……」
小梅「この作戦……あの子から、教わったの……」
幸子「何ですって?!」
幸子「あの子めぇ……!」
乃々「さあ幸子さん……日の光とのお別れはしましたか?」
美玲「たまにはぎゅーってしに行くから、心配しなくて良いぞ!」
幸子「ま、まさか……これがあの『ヤンデレ』……!?」
幸子「ボクのカワイさが、4人ものヤンデレを産み出してしまったなんて……!」
幸子「あぁ……この世界には、神も仏も死んだのですか……?!」
「そこまでですよぉ?」
「「あ、あんたは――!?」」
「「佐久間まゆ!!!!!!!!」」
まゆ「皆さんのまゆですよぉ」ニコリ
美玲「敵は1人だ! いくぞー!」ダッ
3人「「おぉー!!」」ダダダッ
まゆ「まゆパイプ椅子!!」ガヅンッ!!
美玲「痛い!」
輝子「普通に痛い!」
乃々「や、やめてください~!」
小梅「こ、降参します……!」
幸子「弱っ」
まゆ「全員そこで正座で待機してくださいね」
まゆ「言いつけを守れない子は、コンクリートの中で正座することになりますよぉ?」
4人「「イエス、マム!!!!」」
まゆ「……ん?」
まゆ「違いますよねぇ?」
4人「「イエス、マユ!!!!!!!!」」
まゆ「幸子ちゃん……大丈夫ですか?」オロオロ
まゆ「すぐに外しますからね……!」ガチャガチャ...カチャリ!
幸子「ありがとうございます!!!!」
まゆ「4人の身柄は、法の4人衆(コートオブパッション)に引き渡しました」
まゆ「これで幸子ちゃんは自由ですよ」
※法の4人衆内訳
[法の巡回者]片桐早苗(←スゴい)
[法の監視者]冴島清美(←スゴい)
[法の執行者]浜口あやめ(←スゴい)
[時空の覇者]高森藍子(←どういうわけかスゴい)
幸子「ありがとうございます!!!!」
幸子「でも……どうしてこんなに良くしてくれるんですか?」
まゆ「あぁ、そのことですね」
まゆ「簡単な話ですよ」
まゆ「あの程度のお遊戯で、ヤンデレを語られたくないからですよぉ……?」
幸子(そう言い残すと、まゆさんは去っていきました)
幸子(その逞しくかつ寂しげな背中は、とても小さく見えて……)
幸子(ボクはただただ、敬礼することしか出来ませんでした――)
終わり
一度肩の力を抜いてSSを書いてみよう――
その結果がコレだよ!!!
以上です、ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません