アパチャイ「やぁ!(物理的に)地獄先生、アパチャイだよ!」(29)


童守小
~五年二組~


郷子「ねぇ知ってる!?今日私たちの担任になる新任の先生のこと!」


美樹「え?なにか知ってるの?」


郷子「もっちろん!近所に住んでた巨漢なタイ人で、昔生徒を守るため鬼(のように強い空手家)と戦った事から『地獄先生』と呼ばれるようになったの!」


美樹「ごめんちょっと待って、ついていけない」


ひろし「ケッ!な~にが地獄先生だよ!くだらな(ry」
ガラガラッ!


アパチャイ「やぁ!アパチャイだよ!!」アパパパパパ



ひろし「」

美樹「」

生徒達「」


郷子「アパチャ~イ!久しぶり~!!」キャッキャッ


アパチャイ「あ!郷子かよ!?おっきくなったよー!」アパパパ


岬越寺先生(全く・・・隣の教室が授業中にも関わらず少々うるさいな・・・彼の教室か)

岬越寺先生「あー・・・オホン!ホパチャイ先生?」ガラガラッ


美樹「へぇー!先生ムエタイやってんだー!」ワイワイ

克也「ねぇねぇ!アパチャイ先生!俺にも今度教えてよ!」ワイワイ

勝「あんたホントに先生かよwwwwwwwww」


アパチャイ「アパパパ!!皆おちつくよー」アパ!



岬越寺先生「」イライラ


ーーーー・・・


アパチャイ「アパパパ!秋雨に怒られたからちゃんとお勉強するよ!まずはちゃんとジコショーカイするよ!」


ひろし(先生呼び捨てかよ)

アパチャイ「やぁ!(物理的に)地獄先生、アパチャイだよ!」アパパパ!


美樹(ホントに言ってるwww)


のり子「あ、私算数の教科書忘れちゃった・・・」グスン


アパチャイ「アパ?忘れ物かよ?大丈夫よ!今日は太陽さんがいるから外でタイ育よ!」アパパパ!


ひろし「おいwwwwwwwww」

~校庭~

ディエゴ先生「それ!イッチニ!サッンシ!いいかお前達!?身体を動かす前はよ~く身体をほぐすんだぞ~!!」

<シーマエストロ!


ディエゴ先生「イッチニ!サン・・・ん~?」

ゾロゾロゾロ

ひろし「アパチャイ先生いいやつだよなー!」ワイワイ


美樹「でも私体育やだなー」ワイワイ


ディエゴ先生「おや?君達は二組の?確かこの時間は算数のはずでは・・・」


アパチャイ「アパパパ!こんな天気のいい日に室内にいたらバチあたりよ!」


ディエゴ先生「うむ!確かにその通りだ!よし、今から合同でメキシカンプロレスだ!!」


岬越寺先生「はぁ・・・大丈夫なのだろうか彼等」ヤレヤレ

~放課後~

生徒a「ヘイパース!ひろしー!」


ひろし「へへっ!任せろー!」ダダダ!



風林寺校長「どうかね?この学園には慣れたかな?アパチャイ君」


アパチャイ「アパパパ!皆とってもいい子よ!アパチャイとっても楽しいよ!!・・・・・・ただ・・・」

ひろし「うっ・・・ぐぅ・・・」ガバッ


風林寺校長「ただ?」


アパチャイ「あの子・・・ひろしはなにか・・・アパチャイにはよくわからないけど嫌なモノの気配がしたよ!」グッ!


生徒b「大丈夫かーひろしー?!」

生徒c「早く保健室だ!」ダダダ

>>8


校長とアパチャイ先生は校長室内にいます

わかりづらくてスマソ

アパチャイ「ジジイ失礼しましたよ」ガチャ

郷子「あ、こんなとこにいた!アパチャイ大変よ!」
アパチャイ「どうしたよ?郷子、ロウカはゆっくりよー」

郷子「そんなことより大変よ!ひろしが・・・ひろしが倒れたの!」

アパチャイ「!?」


ーー保健室

櫛灘先生「ふむ・・・傷は見られないようじゃが・・・貧血かえ?」

ひろし「いえ・・・多分そういうのじゃ・・・」

ダダダダダダ!!!


ひろし「ん?」


アパチャイ「ぬぁあっパァアアアア!!!」ドゴオッ!

ひろし「ウワアアアアア!!!」


アパチャイ「ひろし!大丈夫かよ!?」


ひろし「い、今のでちょっとチビッた・・・」


アパチャイ「アパパパ!大丈夫見たいよ!ダイジナシよ!」アパパパ


櫛灘先生「心配していたからといって保健室の壁を破壊していい理由にはならんがの?」ゴゴゴゴ


アパチャイ「アパパパ・・・」アセアセ


ひろし(お、俺のためにこんなに・・・この先生は本物だ!!)



アパチャイ「ひろし・・・!ひろしには悪い悪い悪霊さんがついてるってジジイいってたよ!」クワッ!


ひろし「え?う、うん・・・」(ジジイってだれだ)


アパチャイ「でも大丈夫よ!」ガシッ

アパチャイ「必ずアパチャイがそいつぶっ殺してやるよ!」ニコッ

ひろし「!」(若干恐ろしいけど・・・)

ひろし「先生!お願いします!」

~夜の体育館~

岬越寺先生「と、言うわけで」ニコッ

ひろし「な、なんで岬越寺先生(通称チョビヒゲ)が・・・」

岬越寺先生「まぁまぁ・・・ささっ!ひろし君、この『オバケケルナグ~ル二号』に座りたまえ」キラキラ

ひろし(目が輝いている・・・!)

馬先生「大丈夫大丈夫ね!秋雨どんの発明は信頼できるね!」

ひろし(あ、隣のクラスのエロガッパ!)

ひろし「っていうか先生なんで二号なん(ry」

岬越寺先生「アパチャァァイ!!!手伝ってあげたまえ」ニコッ

アパチャイ「ラジャ、ラジャ」グワシッ!

ひろし「ちょ、まっ(ry」

ガシャ!ガシャン!
シャキーン!

ひろし「手足動かせねー!!!」

郷子「こ、校長・・・大丈夫なんですかこれ・・・」
風林寺校長「ホッホッ!まぁなんとかなるじゃろ」

郷子(・・・・・・頑張れひろし)


ひろし「はなせー!鬼ー悪魔ー!」ジタバタ

岬越寺先生「ハッハッハ、なんとでもいいたまえ。馬先生?アパチャイ君?準備はよろしいかね」

アパチャイ「ア~パ~・・・!」ギロリ

馬先生「バッチリね」

馬先生「おいちゃん家のこの特製線香を嗅げば・・・」ユラ~リ

ひろし「ぐあっ!?なんだこれくせぇ!」ジタバタジタバタ

馬先生「あ、くさいとはなんね!?」

ひろし「うぐ・・・あっ・・・」グッタリ

郷子「ひろし!!!」

馬先生「大丈夫ね」

岬越寺先生「むしろこれからが大変だがね・・・」

ヤモリ「うぐああ!なんだこの臭いは・・・!」ズズズズ

郷子「あ、あれは!?」

風林寺校長「あれがひろし君についていた悪霊じゃよ、もう少し下がりなさい」

ヤモリ『ぐっ・・・!強烈な刺激臭・・・!』

岬越寺先生「流石だね、おびき出すどころか確実にダメージを喰らっているようだ」

馬先生「・・・」(あれ?そんなおまけつきあったっけ)

岬越寺先生「彼もだけど」
ひろし「」ビクンビクン

馬先生「あいやー」


ヤモリ『ぐ・・・こうなったら貴様ら全員喰ってや(ry』

アパチャイ「ヌアアアアパアアアァ!!!」ドゴオッ!
ヤモリ『あがッ!?ちょまっ(ry』
アパチャイ「アパ!アパパパ!!ぬぅあ~!!!」バキッ!ベキッ!ゴシャァ!

郷子「きゃ、キャアアア!」

風林寺校長「ふむ、見るでない」(どちらが化け物かわからんなこれは・・・)

アパチャイ「 物 理 的 に 地 獄 へ 堕 ち る よ ぉおおお!!!!!!」ドガガガガガガ!!!!!

ヤモリ『・・・あ・・・・・・アァ』シュワワワワ・・・


アパチャイ「アパパ?もう終わりかよ?全然おはなしにならないよー・・・」アパパパ

アパチャイ「あ、ひろしは大丈夫かよ!?」バッ!

ひろし「う・・・うぅん・・・」

岬越寺先生「心配には及ばないよアパチャイ君」

馬先生「そうね、ちゃんと介抱したから心配いらないね」アブネー・・・

ひろし「っ!・・・せ、先生!アパチャイ先生!やったんですね!?」ガバッ

アパチャイ「アパパパ!もう大丈夫よ!アパチャイが悪いオバケぶっ殺しといたよ!」ニコッ

郷子「せ、先生・・・!」
ひろし「ありがとう先生!」
アパチャイ「バンザイよひろしー!」ワ~イ!ワ~イ

ひろし「ハハハ、先生高いって、ちょ・・・先生!?たかすぎっ・・・!?」
アパチャイ「ぬぅあパァァ!」クワッ!

ウワアアアアア~~


風林寺校長「あ」


アパチャイ「おお~~・・・」





<キャーヒロシー
<スグニショチヲ!イチッニッ!イチッニッ!
<マダアノヨニハイカセナイネー

<ゴメンヨ!アパチャイサッキタタカッタカラ・・・ゴニョゴニョ


~数日後~

岬越寺先生「オホン!おはようひろし君、体調はいかがかね?」

ひろし「あ、もうすっかり大丈夫です!・・・ただあの日の事が今だに思い出せなくて・・・そんなに衝撃的だったのかなって・・・」

岬越寺先生「ふむ・・・」アセタラー

ひろし「あとなんかアパチャイ先生が給食のオカズとかくれてました」

岬越寺先生「そうかね」(彼なりの反省の仕方か)

ひろし「それじゃあ、俺部活行ってきます!」

岬越寺先生「ああ、頑張りたまえ」

岬越寺先生「それとアパチャイ君、出て来たまえ」

アパチャイ「アパパパ・・・秋雨・・・」

岬越寺先生「フッ・・・やれやれ、その封筒・・・それはなにかね?概ね検討はつくが」

アパチャイつ『じひょー』
岬越寺先生「・・・それで君は本当にいいのかね?」
アパチャイ「アパパパ・・・アパチャイ悪いことしたよ、子供を怪我させるなんて今までしたことなかったけど・・・」

アパチャイ「死んだお師匠様言ってたよ。悪いことしたらセキニンとらないといけないって・・・」

岬越寺先生「あれは単に魔がさしただけさ」

岬越寺先生「人間間違いなどいくらでもある」


アパチャイ「アパ・・・」

岬越寺先生「それに君は生徒から絶大な支持を受けているだろう。そんなこと聞いたら彼らが悲しむのが目に浮かぶ、考え直しなさい」

岬越寺先生「確かに君は指導者としては・・・・・・まだ一流とは言えないが」
岬越寺先生「なぁに、これからいろいろな壁を乗り越えて行けばいいさ。彼等と共に」フッ・・・

アパチャイ「秋雨・・・」

克也「お~い先生!昨日の続き教えてよ~!」シュッシュッ!

まこと「僕も強くなりたいのら~!」


岬越寺先生「そら、呼んでいるよ」

アパチャイ「!・・・アパ!行ってくるよ!ありがとうよ秋雨!」アパパパ

岬越寺先生「やれやれ、どんな生徒より彼が一番手がかかる」


岬越寺先生「確かに彼は褒められた指導者ではないかもしれないが」


岬越寺先生「今はそれでよしとしよう」フッ


<ギャァ~!
<フキトンダノラ~!

岬越寺先生「・・・やれやれ」

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