晴「だからなんかアドバイスくれ」
ありす「そうですね、私のような理論派ではない、あれな晴さんに出来るアドバイスですか」
晴「色々言いたいことはあるがお願いしてる立場だから何も言わないでやる」
ありす「思ったことをすぐ口にしないのは、あれな晴さんにしては良い心がけです」
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晴「お前喧嘩売ってんのか?」
ありす「すぐ喧嘩と言う単語を出す時点で少々野蛮ですね。まあ、こういうときにもっと論理的な言葉で私に反論できない点でダメです」
晴(うぜえ)
晴(橘にお願いしたのが間違いだったな。雪美あたりにでも聞いた方が良いな)
晴「あー、橘? 聞いといて何だけどやっぱり別の奴に聞くわ」
ありす「私のアドバイスを聞く必要がないと?」
晴「いや、橘はオレと違って最初から論理的だからな、他の奴に聞いた方がオレの為になるだろ?」
ありす「だからこそ論理的な私が非論理的な晴さんに論理的思考と論破の仕方を教えた方が合理的では?」
晴「いや、そんな大層なことを聞くより、心掛けとか心構え的なものを聞きたいんだよ」
ありす「そうですか、なら私がそれも教えてあげますよ」
晴「いや、橘も忙しいだろ? オレに時間かける必要ないだろ」
ありす「この後仕事は無いので暇です」
晴「あー、だったら文香と買い物にでも行けよ。最近仲良いだろ?」
ありす「文香さんは忙しいと思うので難しいです」
晴「....」
ありす「....」
晴「えっと、他人にアドバイス貰うより自分の力だけで仕事をした方がオレの為になるだろ? だからやっぱり遠慮したいって思ったんだよ」
ありす「成る程、一理ありますね」
晴「だろ? だから聞いといてこうなって、ごめんな」
ありす「いえ、気にしないでください」
晴「じゃあちょっと他の奴のところに...」
ありす「そうですか」ガシッ
晴「あのー、橘? オレの上着の裾を掴むのやめてくれない? 動けないんだけど」
ありす「....」
晴「おーい、聞いてるのか?」
ありす「聞いてますけど?」
晴「聞こえててやめないのかよ」
ありす「はい」
晴「はいじゃねーよ。何でだよ」
ありす「このままでは、私が一方的に晴さんを論破したままになってしまって私が悪役になると思ったからですよ」
晴(論破ってなんだっけ、橘の言ってる事がワケわからん)
ありす「ですのでもう少しお話ししま「あー、論破とかオレは別に気にしないから良いぞ」
ありす「え?」
晴「だからオレのことは気にしないでいいから手を放せ」
ありす「むっ、そうですか」
ありす(しばらく話せてなかった私と、トークバトルショーについてをきっかけにして、雑談をしたかったのではなかったんですか...」
晴「いや、別に、雑談したいとかとは思ってないんだけど」
ありす「えっ!? もしかして声に出てましたか?」
晴「は? 普通に聞こえてたけど」
ありす「なっ、ななな」
晴「ふーん、何か今日の橘面倒だなって思ってたけどそんな風に思ってたのか」
ありす「ち、違います。別に嬉しくて舞い上がって勘違いしたとかではないですから!」
晴「そうか」ニヤニヤ
ありす「えっと、そ、その...そう言えば文香さんと買い物行くので失礼します!」スタスタ
晴「ふーん、またな」
晴(まあ、トークバトルについては、きっかけと言うか話しかける口実にしたのは否定してないけど、言う必要ねえか)
次の日
晴「おーい、橘ー」
ありす「な、何ですか。私に何か用事があるんですか?」
晴「いや、別にないけど暇だから雑談でもしようかと思って」
ありす「そ、そうですか。しょうがないですね、この後予定が何もないですし、いいですよ」
晴「そうだな昨日は文香と買い物に行くって捨て台詞残して行ったから、今日は本当に暇なんだよな」ニヤニヤ
ありす「昨日のことは忘れて下さい」
晴「ふーん、どうしようかな」
ありす「言っておきますけど、文香さんと晴さんとの用事、どちら優先するかって言われたら文香さんを優先しますからね」
晴「その比較する意味あるか? まあ良いや。あっちで話そうぜ」
ありす「し、仕方ないですね。付いていってあげます!」
ありす(本当は、比較することで、すこしは嫉妬して欲しかったんですけど...もっと素直になる必要があるんですかね)
ありす「あの、晴さん!」
晴「なんだ?」
ありす「ありすで良いです」ニコッ
終わり
書こうと思ったけど忙しくて短くなった。
はるあり増えろ
後でhtml申請だします
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