桐生「皆来るよなーとか思ってたら全然こねーなー」

太田「…一つ訊くぞ?」

桐生「なんで他に行っちゃうかなー客こねーなー」

太田「…」

桐生「ゆるキャラいるんだけどなー可愛いと思うんだよなー」

太田「…」

桐生「なんでかなー」

太田「おい」

桐生「ん?」

太田「あのさ」

桐生「うん」

太田「『惡の華』自体さ」



太田「そんな推すべきもんじゃなくね?」


桐生「」

太田「お前さ、他のアニメ見てみ?」

太田「例えば『らき☆すた』だ」

桐生「うん」

太田「あれってさ、要は女子高生だろ?」

桐生「これもJKだぞ?」

太田「あれは日常を描いてるだろ?」

桐生「そうだな」

太田「お前さ、主人公がヒロインの体操着来てその娘とデート」

太田「そこに日常のかけらもないだろ?」

桐生「」

桐生「前代未聞だな…」

太田「そうだな」

桐生「あ!でも映画やってる!!映画!!」

太田「ああ、うん…やったね」

桐生「SFだぜ!主人公ワープだぜ?!」

桐生「しかもヒロイン平愛梨!」

太田「うん…まあ、その…先ずこれだけ言うわ」



太田「…全裸でトイレにワープっておかしくね?」

桐生「」

太田「しかも用具のロッカーから」

桐生「」

太田「もっと言うと、監督は桐生一高出身でそこにロケおねがいしたが

太田「最終的にロケ地は桐生工高」

桐生「」

太田「お前夏のあの時期って補習シーズンだろうが」

桐生「」

太田「受験生の邪魔してどうすんだ」

桐生「」

桐生「で、でも高校いっぱいあr」

太田「小中学校は統廃合してばっかじゃねえか」

桐生「」

太田「お前、隣のみどりとか見てみ?」

太田「1学年にMAX7クラスとか言うマンモス小学校あるじゃねえか」

桐生「」

太田「お前あそこ増えすぎて職員室プレハブ小屋だぞ?」

桐生「」

桐生「有名人いっぱいいるぜ!」

桐生「篠原涼子だったりサッカーの松田とか」

太田「松田に関しちゃメモリアルマッチ開かれたくらいだしな」

桐生「そうですよ?日本代表だったしね?」

太田「ただお前、当時からさ」

太田「お前のトコでサッカー関連のモノ見たことないんだが」

桐生「」

太田「もうちょっと推さねえ?普通」

桐生「」

太田「商店街にポスター貼るとか」

桐生「･･･まず人いないし」


太田「…あっ」

太田「…」

桐生「･･･」




太田「…何かすまん」


桐生「いや良いよ…うん」




おわれ。