男「なんだこれ」 トッペマ・マペット(以下、童女)「触らないでください」 (10)

※クレしんは関係なし。童女のテーマと顔と名前がたまたま同じなだけ


男「人形を拾った」

童女「拉致されました」

男「なんと説明書付き」

童女「博士め……」

男「どうやら、ネジを巻くと歌うらしい」

童女「歌いません帰してください」

男「ではさっそく」

童女「やめてくださいやめてくだs あっ」


キリ……キリ……


男「む、錆びてて硬い」

童女「ん、あう、やめt 「よいしょう!!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457341503

※YouTubeより 【初音ミクカバー】トッペマ・マペットのテーマ
http://m.youtube.com/watch?v=UWsL9KG6fdc&itct=CCkQpDAYACITCPLjpOSOrssCFVgSWAodKWAOwVIb44OI44OD44Oa44Oe44O744Oe44Oa44OD44OI&client=mv-google&gl=JP&hl=jaYouTube


トュ ティ トュン トュ ティ トュン


童女「わたしはトッペマ♪」

童女「あなたのしもべ♪」

童女「だけど何の役にも立たない♪」

童女「だってわたしは♪」

童女「ただのマペット♪」


トュ ティ トュ トュリン……

童女「…………」

男「トッペマって?」

童女「名前ですよいけませんか」

男「俺のしもべなの?」

童女「違いますあり得ません」

男「最後の、マペットじゃなくパペットじゃない?」

童女「いろいろあるんですよ放っといてください」

男「ほーん……」

童女「な、なんですかなんなんですか!」

男「よし、もいっちょいくか」

童女「やめてくださいやめてくだs ふぁ」


キリキリキリキリ


男「お、今度は楽に回る」

童女「やっ、そんな、激しk

……2時間後


童女「……はぁはぁ」

男「ふぅ」

童女「うぅ……汚れました汚されてしまいました」

男「めちゃくちゃエロかったよ」

童女「……最低ですねアナタ」

男「トッペマはエロエロだなぁ」

童女「ぶち殺されたいんですか?」

男「……よっこいせっと」スク

童女「な、なんですかやる気ですか!? の、望むところです、かかかかかってきなさい!」

男「さて飯でも食うか」

童女「……へ?」キョトン

男「なにを作ろうかなー」

童女「……信じられないマイペースっぷりですね」

男「トッペマも食う?」

童女「食べれませんし食べたくありません」

男「えーおいしいのにー」

童女「だから食べられないんですってば。人形ですし」

男「うわ、人生つまんなそー」

童女「あの、それ言っちゃダメなやつですからね」

男「すまん。つい本音が……」

童女「余計ダメじゃないですか……ほんともう人間とは思えませんねアナタ」

男「あっはっは、人形が人間を語るってシュールだなー」

童女「それも言っちゃダメなやつですよ! もしもーし!」

男「よし炒飯にしよう」

童女「……ダメだこいつ早くなんとかしないと」

……


男「ふぅ、ごっそさん、と」

童女「料理お上手なんですね意外です」

男「ああ、だってモテたいじゃん」

童女「クズですね」

男「おいおい、愛する人ために甲斐甲斐しく料理の練習をすることの何が悪いんだい」

童女「う、いや、それは……」

男「今は女性が社会進出する時代だし、男も料理の一つくらいできないと」

童女「まぁ、確かにそれはそうですね」

男「昼休憩にさ、ちょっと無愛想な感じで、『ほら、やるよ』と手作り弁当を渡すんだ」

童女「それはヤバいですねキュンキュンします」

男「もちろん、ちゃんと指には絆創膏を貼ってるし、妙薬も準備してるし」

童女「クズ以下ですね」

童女「ところで、そろそろ本当に帰してくれませんか?」

男「イヤ」

童女「即答しないでください呪いますよ」

男「イヤなもんはイヤ」

童女「子どもですかアナタは……言っときますけど犯罪ですからね」

男「…………」

童女「あのですね、黙ってもダメなものはダm ひゃっ!?」


ギュ


童女「な、なに急に抱きしめt 「黙れッ!!!」 ひぅ」ビク

男「もう良いんだ。無理をしなくても。あとは、俺が何とかしてやるから……」

童女「ごめんなさい意味が分からないです放してくださいキモいです」

男「あーそっちかー」

童女「そっちってなんですか良いから放してくださいクサいです」

男「いや何かこう、組織的なアレにアレされてるのかな、と」

童女「そんな背景はありません超クリーンです。しいて言うなら今この瞬間が汚点です」

男「まぁまぁ」ナデナデ

童女「な、なに撫でてくれちゃってるんですか! ていうか全然めげませんねアナタ」

男「トッペマ」キリ

童女「な、なんですか?」ドキ

男「一つだけ言わせてほしい」

童女「…………」ドキドキ

男「人形の分際で指図するな」

童女「……なんかもう逆に尊敬します。凄いですねアナタ」

男「そういうわけだから……」

童女「はい、さようなら」

男「ああ、またな」

童女「もう会いませんよ。ていうか引き止めないんですね」

男「……何も思いつかないんだよ。お前は受け身だし」

童女「そ、そうですかそうですよね……」

男「つーか、お前を拾ったのもネジ穴にちんこ突っ込みたかっただけだから」

童女「それ、言っちゃダメなやつですよ……」

男「でも、ネジ巻きが太すぎてガバガバじゃん」

童女「本当に最低ですね……」

男「やっぱお前、何の役に立たねえな」

童女「……だってわたし、ただのマペットだもの」


fih

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