前川みく「魚肉ソーセージの乱」 (23)

アイドルマスターシンデレラガールズ、前川みくが一応メインです。

世界観は私が書いていた
佐藤心「プロデューサーとアイドル」
佐藤心「プロデューサーとアイドル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445176290/)
シリーズの物と一致していますが、読んでなくて問題ありません。

キャラ崩壊、文章崩壊などが深刻なレベルですが、暖かい目で見守っていただけると幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457169029

みく(ふっふっふ。お仕事うまくいったにゃ)

みく(CMで使った残りのチョコバットももらえたし、事務所の皆に分けてあげるにゃ)

みく「ただいまにゃー!」ガチャ

未央「みくにゃんおかえりー」

みく「……? その手に持ってるのはなんにゃ?」

卯月「これですか? 魚肉ソーセージです!」

みく「魚肉……ってお魚にゃ!」

凛「うん。そうだね。魚だよ」

みく「やめるにゃ! そんなもの持って近づかないで欲しいにゃ!」

未央「そんなものだとぅ? 美味しい美味しい魚肉ソーセージ様を侮辱するのかー!」プンプン

みく「うるさいにゃ! みくはお魚嫌いなの!」

みく「って! これだけ言ってるのになんで来るのにゃ!」

卯月「みくちゃん、ごめんなさい!」ジリジリ

凛「出口はふさがせてもらったよ。悪く思わないでね、みく」ジリジリ

未央「さぁ! みくにゃん、覚悟!」バッ

みく「やめて! 来ないで!」ダッ

卯月「待ってくださいー!」タタッ

未央「逃がすかー!」ダッ

凛「やるからには全力だよ」ダッ


みく「はぁ、はぁ……」

みく「な、なんだったにゃ……」ダラダラ

瑞樹「あら? どうしたの?」

楓「焦って汗だらけですね、ふふっ」

みく「あ! 瑞樹チャンに楓チャン!」

みく「ちょっと聞いてほしいにゃ!」

みく「……って、その手に持ってるものはなんにゃ!」ユビサシ

瑞樹「とある事情で、この魚肉ソーセージをみくちゃんの口に捻じ込まないといけないの」スタスタ

楓「ぎょっとするかもしれないけど、我慢して魚肉ソーセージを捻じ込ませてね」スタスタ

みく「とある事情ってなんにゃ……!」

瑞樹「とある事情よ。わかるわ」

みく「わからないわ!」

みく「くそっ! こんなところに居られるか! みくは逃げるにゃ!」ダッ

瑞樹「あ、こら! 待ちなさい!」

楓「ねころんでればすぐよ。ふふっ」


みく「はぁはぁっ……。くそっ……この事務所はもうダメにゃ……!」

茜「てぇい!」ブンッ

みく「って、のわああああ!」カイヒ

茜「惜しいです! あと少しでした!」

みく「茜チャン! 何するにゃ! ってその手に持ってるのは……!」

早苗「お酒のおつまみにも! 小腹がすいた時のおやつにも! サラダのアクセントみたいに料理にも! 万能食材、魚肉ソーセージよ!」

みく「くっ……! うちの事務所の武闘派筆頭まで敵かにゃ!」

茜「てやぁぁぁ!」ブンッ

みく「ちょぉー! 待つにゃ! 待てや!」

早苗「その意気よ、茜ちゃん! 今度はコンビネーションで仕留めるわよ!」

茜「わかりました! いきますよ……! ボンバー!!!」ズバッ

早苗「ボンバー!!!」ブンッ

みく「状況説明くらいさせるにゃ! 待っててば!」

みく「ぎ、ぎにゃー!!!」ダッ


みく「だ、だめにゃ……この事務所に安息の地はもうないにゃ……」

 ミクードコダー ミクチャーンドコー

みく「やばい……! とりあえず隠れてやりすごすにゃ……」ダラダラ

みく「どこか、いい隠れ場所は……」キョロキョロ

みく「更衣室……! ここなら鍵もかかるし……!」ガチャ

みく「よしっ! 誰も居ないにゃ!」バタンッ

みく「鍵をかけてっと……」カチャン

みく「た、助かったにゃぁ……」ヘロヘロ

みく「一体何がどうなってるのにゃ……」

??「良い質問ですね!」キャハッ

??「説明してやろう☆」スウィーティー

みく「その声……!」

菜々「ナナとはぁとちゃんの!」

心「しゅがしゅが☆み~んがな☆」

みく「やはりPチャンかにゃ!」ウニャー

菜々「これはお仕事の一環です!」ジャキンッ

心「そうだぞ☆ お仕事でみくの口に魚肉ソーセージを捻じ込まないといけないんだ☆」

みく「ふざけんなにゃ! そんな仕事あってたまるかにゃ!」

菜々「悲しいけどこれ、お仕事なのよね」ジリジリ

心「諦めて捻じ込まれろ☆」

みく「くっ……」ダラダラ

みく(このままじゃ……やられる!)

みく「何か、何か……武器は……」

心「無駄無駄無駄ぁ!」バッ

みく(あれなら……!)バキッ

心「!?」

菜々「ま、まさか! はぁとちゃんの魚肉ソーセージを防いだ!?」

心「みく……その手に持ってるのは……」

みく「そ、そうにゃ! 今日のCMのお仕事だった『三立製菓のチョコバット』にゃ!」ギュッ

みく「1964年発売のロングセラー商品、チョコバット……! パン生地にチョコをコーティングしたこのお菓子なら、魚肉ソーセージなんかに負けないにゃ!」カマエ

心「くっ……☆ はぁととしたことが☆ 前に入れたお仕事に目的を阻まれるなんて……」

菜々「大丈夫ですよ、はぁとちゃん! いくらみくちゃんがチョコバットを装備しようとも、こちらは二人です! 負けませんよ!」

心「菜々先輩……!」

菜々「さぁ! 行きますよ! ナナに! ウサミンに続けぇ!」トツゲキ

みく「甘いにゃ……」スッ

菜々「ふごぉっ!」ネジコマレ

心「そ、それは……!」

みく「ただのチョコバットだけなら二人には勝てないにゃ……」

みく「でも、この『大人のチョコバット』なら散りばめられたアーモンドのおかげで威力はマシマシにゃ!」スッ

心「や、やるな……!」

心「だけど! ナナ先輩に『大人のチョコバット』を捻じ込んだからには、もう手元にはないはず☆ 今のみくにはぁとは倒せない☆」バッ

みく「舐めるにゃあ! Pチャン如き、『チョコバットエース』で十分にゃ!」バッ

心「てぇぇいっ!」ブンッ

みく「にゃああ! 販売50年の味! とくと味わうがいいにゃあ!」ブンッ

心「……」

みく「……」

心「ふっ……」

みく「くっ……」カタヒザツキ

心「ス、スウィー……ティー……」ズシャア

みく「か、勝ったにゃ……! みくは……。みくはこの壮絶な戦いを生き残ったにゃ!」ガッツポ

ヘレン「ヘーイ!」ガチャ

みく「ふごぉっ!?」ネジコマレ

ヘレン「甘いわね、みく」

ヘレン「この更衣室、いつから心と菜々だけだと錯覚していたのかしら」ヤレヤレ

ヘレン「もっと周囲に気を配っていればロッカーの中に潜む私の気配にも気付けたはず……」

ヘレン「時にはロッカーの中で息を殺し、機会を伺うのも世界レベル……」

ヘレン「みく、早くあなたも私のレベルまで上がってきなさい!」スタスタ

みく「ば、ばか……にゃ……」ガクリ



幸子「……」

みく「VTR以上にゃ……」

幸子「ボクも結構無茶苦茶な仕事させられてますけど、みくさんも……」ホロリ

みく「そんな優しい言葉かけてくれたの幸子チャンだけにゃ……」ホロリ

幸子「みくさん……!」ヒシッ

みく「幸子チャン……!」ヒシッ

幸子「あ、こんな事している場合じゃありませんでした」ポイッ

みく「え、ひどくない?」

幸子「皆さん非常に残念だと思いますが、そろそろお別れの時間です」

幸子「今日の『カワイイボクの部屋』、ゲストは同じCGプロから前川みくさんでした」パチパチ

みく「あ、ありがとにゃ!」

幸子「最後に何か一言ありますか?」

みく「んーとね」カミワタサレ

みく「ん? これ、読むの?」

みく「『VTRで使用した、魚肉ソーセージは、大人組の宴会でおつまみとしてきちんとすべて美味しく頂きました』、らしいにゃ!」

幸子「証拠写真もありますね」ヒョイッ

幸子「あー、はぁとさんと菜々さんが良い感じに出来上がってますねぇ」ヤレヤレ

みく「普通そうに見えるけど、瑞樹チャンと早苗チャンの周りの酒瓶の数やばいにゃ……」

幸子「楓さんもニコニコしてますけど、これ相当飲んでますよね。座ってるの椅子じゃなくて酒樽ですし」

みく「なんてこったいにゃ……」

幸子「え? 菜々さんが写ってるけどいいのかって?」

みく「何言ってるにゃ、菜々チャンはピー歳ってはんめ……ふごぉ!?」バタッ

幸子「え、どこからともなく魚肉ソーセージがみくさんの口に……フギャァ!?」バタッ


テロップ『この番組は三立製菓、ブラックウェルカンパニー、たるき亭の提供でお届け致しました』


End

以上です。

ムシャクシャしてやった。みくなら誰でも良かった。


美味しいですよね、チョコバット。
未だに癒えない奈緒ガシャの傷を一瞬忘れさせてくれる気がします。

では、お読みいただけましたら幸いです。依頼出してきます。

つまらない

あ、あと「乱」と「変」の違いは失敗したか成功したかの違いらしいです。

今回みくにゃん視点だとヘレンさん以外失敗してるので、「乱」です。

>>15
つまらないですか……力不足ですね!
もっと精進できるように頑張ります!
つまらないのにお読みいただけたようですので、私はそれだけで満足です

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