【艦これ】提督「瑞鶴とケッコンした」 (46)
※たぶん性的描写あり
瑞鶴「提督さん! 執務は!?」
提督「終わってます」
瑞鶴「あ、そう… なら私も入っていいかしら」
提督「どうぞ」
瑞鶴「失礼するわね」イソイソ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456915923
瑞鶴「こたつは人を殺す道具よ」ポヘー
提督「知ってる」
瑞鶴「何やってるの?」
提督「ちょっとヘブンズマザーを」
瑞鶴「PSP2i? ちょうど私もやってるのよ。誰が入ってるの?」
提督「くまりんことモガミン」
瑞鶴「入っても?」
提督「これ終わったらね… っと、ああ、モガミン… もうムーンアトマイザー持ってないぜ…」
瑞鶴「これは早く終わりそうね」
提督「負けるかよ」
瑞鶴「精々頑張って」クスッ
三隈「面倒なので来ましたわ」
最上「ごめんね、まだレベル足りてなくて」
提督「いいんだ。入れ入れ」
三隈「お言葉に甘えて」
最上「ありがとー」
瑞鶴「あ、最上とレベル同じくらいね」
提督「そうか。四人だし、も少し難しいとこでも行くか?」
三隈「そうですわね」
最上「勘弁してよ」
瑞鶴「大丈夫よ。復活できる回数は増えるわ」
最上「そういう問題じゃなくてさ」
提督「瑞鶴はレンジャーか」
瑞鶴「まぁね。提督と三隈二人共フォースなの? 提督に至ってはデューマンなのに」
提督「ストイックにね」
瑞鶴「分からないわ…」
――――
――
瑞鶴「―― あっ! もうメイトないよ!」
提督「じゃあ回復に徹する」
三隈「分かりましたわ」
最上「僕は?」
三隈「そのまま殴り続けてください」
――――
――
瑞鶴「終わったァ…」
提督「このゲームも久々にやると楽しいな」
三隈「熱くなれましたわ」
最上「疲れたぁ」ノビー
提督「飯行くか」
瑞鶴「そうね」
三隈「では私とモガミンも」
最上「うん!」
瑞鶴「なんだかさ」
提督「ん?」
瑞鶴「こういう平和って、すごく良い気がする」
提督「… そうだな」
瑞鶴「ね、提督さん! ずっとこのまま、一緒にいようね」クスッ
提督「ああ」クスッ
瑞鶴「提督さん、はい、あーん!」
提督「ははは」
翔鶴「……」
瑞鶴「提督さん、おはよ」
提督「ああ、瑞鶴… おはよ」
瑞鶴「今日はいい天気だよ! なんだか出かけたい気分になるなぁ」
提督「………」
瑞鶴「提督さんも出かけたいよね?」
提督「…… 何が望み?」
瑞鶴「… はぁ 最近一番近くの街にクレープ屋さんが出来たんだって」
提督「正直でよろしい。行くか」
瑞鶴「いいの!?」
提督「愛する妻がそんな顔してるんだ。行くに決まってる」
瑞鶴「や、やった! 提督さん大好き!」
提督「ああ、俺も好きだ」
瑞鶴「美味しい! 美味しいよこれ!」
提督「ああ本当だ… クレープなんて久々に食べたな」
瑞鶴「毎日でも食べたいくらいね… 本当に美味しい」
提督「毎日はキツイな… ちょっと作り方でも調べてみるか」
瑞鶴「え! 作ってくれるの?」
提督「努力はする」
瑞鶴「んー、じゃあ私も頑張るわ!」
提督「それなら安心できるな」ハハハ
瑞鶴「そうね! 大船に乗ったつもりでいいわ!」ギュッ
提督「…… 服可愛いな」
瑞鶴「え、ほんと? よかったぁ… これでも結構暖かいのよ?」
提督「そうなのか… 女性の服はどうなっているのかよくわからん」
瑞鶴「…… なんなら、確かめてみる?」クイッ
提督「… まだ街中だぞ?」
瑞鶴「プッ… 何を考えてるのよエッチ! 普通に着替えてから確かめてみる? ってつもりで言ったんだけど?」
提督「お前…」
瑞鶴「やーい!」クスクス
提督「はぁ…」クスッ
瑞鶴「えーっとね… あ、こういう感じで作るのね」
提督「生地できたぞ」
瑞鶴「はーい… えーっと… フライパンでもいいのね… うーん」
皐月「ねぇまだ~?」
瑞鶴「私達だって初めてなのよ… もう少し待ってて」
弥生「楽しみ」
望月「そだね~ あ、待ち時間にやる?」
弥生「そういうと思って、持ってきた」
望月「やったね。じゃあスタンドアップ!」
長月「どういう物なんだ? くれーぷっていうのは」
皐月「おいしいスイーツだよ!」
長月「甘いのか?」
皐月「モノによるけど」
提督「長月には長月が好きそうなやつ入れるからな」
長月「味を変えられるのか! 楽しみだ」
瑞鶴「お! 一つ目できたよ!」
提督「本当か! なかなか綺麗じゃないか」
瑞鶴「えっへへ! でしょ?」
皐月「ボクが貰ってもいい?」
提督「改二になったしな。いいぞ」
皐月「やった!」
皐月「おいひぃ~」キラキラ
長月「これは… おいしい!」
弥生「本当… すっごくおいしい」
望月「いいねぇ… また作ってよ」
提督「気が向いたらな」クスクス
瑞鶴「はい! これ提督さんの分!」
提督「え? あ、ありがとう」
皐月「おっハートだ! ヒューヒュー!」
瑞鶴「ちょ、騒ぎ立てないでよ!」///
提督「ありがとな、瑞鶴」
瑞鶴「…… うん」///
提督「さて…」
瑞鶴「ふわぁ… あれ、提督さん… 朝早いね」
提督「早く起きたんだ。ついでにさっさと執務を終わらせようかと」
瑞鶴「そう… 顔洗ってくるね」
提督「うん」
翔鶴「… 提督? 起きていらっしゃいますか?」
提督「翔鶴? 起きてるよ」
翔鶴「失礼します」
提督「うん」
翔鶴「瑞鶴は…?」
提督「顔洗いに行ってるよ」
翔鶴「今起きたんですね」クスクス
提督「ああ」クスクス
翔鶴「その… お話を聞いて頂けませんでしょうか」
提督「え? いいけど… ?」
今日はこの辺で…
信者の方に「新スレあったの気づかなかったけど荒らしてくれたから気がつけたわ」と感謝されたので今回も宣伝します!
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456676734/)
瑞鶴(ひゃ~ よく見たらすっごくみっともない顔だったぁ)
瑞鶴(提督さんに見られたの… 今思えば結構恥ずかしい…///)
瑞鶴「…… ?」
瑞鶴(私扉開けてったはずなのに… 閉まってる… ?)
<…… ナンデス … ソウカ… …… テイトク!
瑞鶴「翔鶴姉… ?」ボソッ
瑞鶴(なんの話をしてるんだろ… ?)キキミミ
翔鶴「―― もう、耐えられなくて!」
提督「落ち着け… 出来る範囲の事はしよう」
翔鶴「ほ、本当ですか!? あ、ありがとうござ―― あ、い、いえ… やっぱり… ダメ… です」
提督「…… ?」
翔鶴「瑞鶴が… 悲しみますよね… 私がこんなんじゃ… ダメだなぁ… ごめんなさい… 提督―― 忘れてください」
提督「翔鶴…」
瑞鶴「翔鶴姉…」
瑞鶴(肝心なところ聞きそびれたけど… なんだかすっごく悩んでる?)
瑞鶴(私が悲しむこと… なんだろう… ?)
瑞鶴(私が力になれることなのかな…)
提督「そんなことはない」
翔鶴「え… 提督?」
提督「たぶん」
翔鶴「……」
提督「瑞鶴は… 俺と同じか、それ以上に、お前のことが好きだと思う」
翔鶴「… でもそれは」
提督「ああ、少しニュアンスが違う『好き』だろう」
翔鶴「でしたら…」
提督「それでも… きっと瑞鶴は受け入れてくれる」
翔鶴「そうで… しょうか」
提督「ああ。ちゃんとはっきり、事情を話せば… きっと」
翔鶴「私には… 到底そうは思えません…」
提督「男としての偏見もあるとは思う。だが、これでも俺は夫だ」
翔鶴「……」
提督「俺も翔鶴に限らず、ここの鎮守府のみんなは特別な家族だと思っている。そんな大切な人が苦しむ姿は見たくない」
翔鶴「提督……」
瑞鶴(なんだ… やっぱり提督さんは格好良いや)クスクス
瑞鶴(それにしても… 何の話なんだろう)
瑞鶴(ここで私が入ってもいいのかな)
瑞鶴(…… 翔鶴姉が苦しむ姿なんて… 私も見たくない)
瑞鶴(私もみんなが好き。なら、答えは一つでしょ)
瑞鶴「―― 提督! 翔鶴姉!」バタン
提督「瑞鶴!?」
翔鶴「そんな… 聞いてたの!?」
瑞鶴「途中からね。翔鶴姉が苦しむとかなんとか」
提督「あ、ああ… それは」
翔鶴「―― 私から話します」
提督「翔鶴、いいのか?」
翔鶴「私の我が儘ですから」
提督「そうか」
瑞鶴「翔鶴姉?」
翔鶴「―― 瑞鶴」
翔鶴「私このままだと… 提督を寝取ってしまいそうなの」
瑞鶴「」
提督「もっと言い方あるだろ馬鹿」
翔鶴「ストレートに言った方がいいかと…」
提督「頭にストレートに行ったわ。瑞鶴止まってるぞ」
翔鶴「うぅ… すみません」
瑞鶴「……… ハッ」
提督「気がついた?」ナデナデ
瑞鶴「う、うん」///
瑞鶴「って、翔鶴姉は!?」
翔鶴「ここです」
瑞鶴「あ、居た」
瑞鶴「…… どういうことなの?」
翔鶴「…… 幸せオーラが強すぎて…」
瑞鶴「え?」
翔鶴「貴方達の出す幸せなオーラが強すぎるんです。ごめんなさい… 私が不幸だと言いたいわけじゃないの」
翔鶴「ただ… 少し耐えられなくなりそうだっただけなんです」
瑞鶴「…… それで」
提督「指輪はな、買い足すことができるんだ」
瑞鶴「ああ、うん。知ってる…… あ、そういうこと?」
翔鶴「… はい。恥ずかしいですが… 私は――」
翔鶴「提督さんのジュウコンを望んでいます」
瑞鶴「………」
提督「瑞鶴…」
瑞鶴「―― ごめん、翔鶴姉… こればっかりは―― すこし、考えさせて」
翔鶴「はい…」
提督「どんな人間でも、耐えるのには限界があるもんだよ。そう気に病むな」
翔鶴「…… はい…」
瑞鶴(………………)
瑞鶴(まさか… 翔鶴姉… あんなに祝ってくれてたのに)
瑞鶴(… いや、私達のことが恨めしくてそうなったわけじゃない)
瑞鶴(私達のせい? きっと… いや、それも違う… と思う)
瑞鶴(ジュウコンしたらどうなるんだろう?)
瑞鶴(今まで私が提督さんと居れた時間が半分になるのかな)チク
瑞鶴(それは… ちょっとヤダな)
瑞鶴(翔鶴姉が提督を奪うのはもっと嫌だけど)
瑞鶴(それにしたって翔鶴姉…)
瑞鶴(私が――)
瑞鶴(私が翔鶴姉の立場だったらどうだったかな)
瑞鶴(でも… きっと私はそんなこと言わない)
瑞鶴(一回決めたことだもん。心から祝福して、自分のやるべきことをやるの)
瑞鶴(まだ完璧に平和を築けたワケじゃないから)
瑞鶴(…… 翔鶴姉… 何を考えているの?)
瑞鶴(ここで私が断ったら?)
瑞鶴(きっと翔鶴姉は… ずっと苦しみ続ける… たぶん)
瑞鶴(そしたら… 翔鶴姉はいつか… 何かする)
瑞鶴(今まで見てきたけど… 翔鶴姉は… 愛が大きい… というか、重いから)
瑞鶴(なにか… 取り返しのつかないことが起きるかも知れない)
瑞鶴(でもそれは… 私達のせいじゃないはず)
瑞鶴(提督が選んだのは私。そうでしょ?)
瑞鶴(提督は… 私ならわかってくれるって言ってた… 何を?)
瑞鶴(翔鶴姉が苦しむのは嫌だ… でも… 提督はいくら翔鶴姉でも… 盗られたくはない…)
瑞鶴(………………………)
瑞鶴「………」ガチャ
翔鶴「瑞鶴……」
提督「瑞鶴…?」
瑞鶴「…… いいよ、翔鶴姉」ニコッ
翔鶴「…… いいの?」
瑞鶴「うん。私も翔鶴姉が苦しい思いをするのは嫌だから」
翔鶴「―― 瑞鶴」ブワッ
翔鶴「ごめん… ごめんね…… 瑞鶴、ありがとう… 本当に… ありがとう」
瑞鶴「いいのいいの。ね、提督さん?」
提督「… 瑞鶴」
瑞鶴「まぁ… 欲を言ってもいいなら、今まで以上に愛してほしいかな」ニヒッ
提督「ああ、約束しよう」
翔鶴「あの… 提督… その、指輪はいりません…」
提督「翔鶴?」
翔鶴「つくづく… 最低な女ですね… ごめんなさい… 嫁艦は、瑞鶴一人にしていてください」
瑞鶴「翔鶴姉…」
翔鶴「私にも、すこし目をかけてくれるだけでいいんです。それだけで、いいんです… ごめんなさい、話を大きくしてしまって」
提督「ああ、分かった」
瑞鶴「………」
瑞鶴「… びっくりした」
提督「ああ、俺もだ」
瑞鶴「…… まさか翔鶴姉があんなこと言い出すなんて」
提督「ああ、本当にな」
瑞鶴「満更でもない?」
提督「いや、そうじゃない」
瑞鶴「…… ?」
提督「なんか、胸騒ぎがして」
瑞鶴「やだ、やめてよ。悪いこと考えてもなんにもなんないよ」
提督「… それもそうだな」
瑞鶴「それに今は… 私だけを見て欲しいな」
提督「ああ… 俺も、今日はそんな気分だ」スッ
瑞鶴「んっ…」ピクッ
瑞鶴「提督さん、キス… しよ?」
提督「ああ――」
瑞鶴「んっ、んむ… プハッ 今日はどこまでいける?」
提督「結構いけると思う」
瑞鶴「じゃあ… 飛ばしすぎないようにね… ずっと―― 日が昇るまで」
提督「それはきつい」
瑞鶴「先に寝るなんて… 私が許さないから」ニコッ
提督「… 努力する」ガバッ
瑞鶴「きゃっ――」
若葉「―― それで?」
提督「動けなくなりました」
瑞鶴「右に同じ」
若葉「ひどい臭いだ。窓開けるぞ」
提督「あー風が気持ちいい」
瑞鶴「うあー」
若葉「安静にしていろ」
提督「あい」
瑞鶴「ごめんなさい」
若葉「全く…」フンス
瑞鶴「…… 提督さん?」
提督「どした」
瑞鶴「良い夜だったわ」
提督「… そうだな」
瑞鶴「……」クスッ
提督「ああ… 忘れることを許されたような、良い夜だった」
瑞鶴「… そうね」
瑞鶴(…… それから、すこし翔鶴姉と一緒に三人で過ごすことが増えること以外は、全く普通の日常)
瑞鶴(提督の悪い予感って結構当たるから、私も不安だったんだけど…)
瑞鶴(すこしホッとしてる)
提督「瑞鶴?」
瑞鶴「…… え? な、なに?」
提督「次瑞鶴の番だぞ?」
瑞鶴「あ、ああ、そっか。はい」パシン
提督「ん、ちゃんと引っかかったな。ほれ」パシッ
瑞鶴「ああ! 黒に染まっていく!」
提督「まだまだだな」
瑞鶴「ムキーッ もう一回!」
提督「はいはい」クスクス
瑞鶴「……」クスクス
瑞鶴「―― ていとk」
提督「―――」ハハハ
翔鶴「―――」クスクスッ
瑞鶴「………」チクッ
瑞鶴「……」サッ
瑞鶴「… やだ、なんで逃げてるの… 私」
瑞鶴(これくらい… いつもと同じじゃない)
『翔鶴「私このままだと… 提督を寝取ってしまいそうなの」』
瑞鶴「」ザワッ
瑞鶴「提督!」バッ
瑞鶴「…… あれ?」
初霜「提督なら、翔鶴さんと一緒にどこかへ行かれましたが… ?」
瑞鶴「どこかってどこ!!?」ガシッ
初霜「キャッ―― い、痛いです!」
瑞鶴「あ… ご、ごめん」
初霜「い、いえ… 場所はわかりませんが、あっちの方角に」
瑞鶴「うん、ありがとう」
初霜「…… 何かあったんですか?」
瑞鶴「う、ううん。何でもないの」
初霜「… そ、そうですか」
瑞鶴「そう… なんでもない… なんでもないことなの」タッタッタッタ
瑞鶴(これくらいは当たり前で… うん、なんでもないこと)
<コレイジョウハ―― テイトク―― ヤメロ―― モウ――
瑞鶴(なん…… でも… な… い)
提督「―― それは… 駄目だって――」
翔鶴「もう―― 止まらないんですよ――」ハァハァ
提督「落ち着け―― とりあえず、これを解け翔鶴!」
翔鶴「無理です―― これっきりにしますから―― お願いです――」
提督「翔鶴… っ!」
瑞鶴(……………………………………………………)
―― 嗚呼
瑞鶴(なんでもないこと―― じゃ、なかったの?)
―― 崩れていく
瑞鶴(提督―― 翔鶴姉―― 提督―― 翔鶴姉―― 提督―― 提督―― 提督―― 提督――)
―― 私が
瑞鶴(―― やめて)
―― ワタシが
瑞鶴「」バッ
―― 見たくない
瑞鶴(嫌! 嫌!)タッタッタッタ
―― 見たくないの
瑞鶴(嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!!!)タッタッタッタッタッタッタッタ
―― 嫌
瑞鶴「あああああああああああああああああっっ!!!!!」
瑞鶴(…………)
瑞鶴「…… ここは」
提督「瑞鶴!」
瑞鶴「」ビクッ
瑞鶴「て、提督さん?」
提督「倒れてたんだよ、瑞鶴… 波止場の前で」
瑞鶴「… そう、だったんだ」
提督「大丈夫か? 顔色が良くないが――」
瑞鶴(…………)
瑞鶴「すこし、体調は良くない… かな」
提督「そうか… ちょっと待ってろ、もう日も沈んでる。お粥か何か作ってくるから」
瑞鶴「… 待って」グイッ
提督「瑞鶴?」
瑞鶴「一緒に居て」
提督「… 分かった」
瑞鶴「ねぇ提督さん」
提督「ん?」
瑞鶴「…… 私ね、見ちゃったんだ」
提督「………」
瑞鶴「そんな怖い顔しないで。怒ってないし」
提督「… ごめん」
瑞鶴「だから、怒ってないよ」ナデナデ
提督「………」
瑞鶴「提督の髪、男の人の髪って感じで気持ちいい」
提督「そう… か」
瑞鶴「ね、もっと近くに。腕疲れちゃった」
提督「ああ」
瑞鶴「提督さん、ちゅー」
提督「…… ん」
瑞鶴「―― ん! 提督さんの味」ニヒヒ
提督「瑞鶴…」
瑞鶴「そんなに気に病んでるの?」
提督「… 病んでないと言えば嘘になる」
瑞鶴「はぁ… 男って変なときに面倒よねぇ… ベッド入って」
提督「瑞鶴… ?」モゾモゾ
瑞鶴「いい?」ギュッ
瑞鶴「私は貴方がいれば幸せなの。それがどんな貴方でも、貴方さえいれば私は幸せなの」
瑞鶴「こうして貴方を近くで感じていられる時間が一番幸せよ」
瑞鶴「いい匂い。大好き」
提督「…… ああ、俺も好きだ」
瑞鶴「提督さんは私のものだし、私は提督さんのものなの」
提督「瑞鶴… ?」
瑞鶴「違う?」
提督「…… いや、確かにそうかもな」
瑞鶴「でしょ?」ニコッ
瑞鶴「ね、私… ずっと貴方と一緒にいたい」
提督「… 当たり前だよ。俺はずっと傍にいる」
瑞鶴「―― でも… またいつ、あんな事が起きるかわからないじゃない」
提督「…… 瑞鶴?」
瑞鶴「……… 私のなのに… 提督は私のものなのに」ギュウ
提督「ず、ずいかく… くるしい」
瑞鶴「あっ… ごめん!」
提督「ふぅー… 本当、悪かったよ」
瑞鶴「提督さんが悪いわけじゃないでしょ? 手足縛られてたし」
提督「最初から誘いに乗らなかれば良かったんだ。あれはお菓子を食べようって目じゃなかった」
瑞鶴「わかってたの?」
提督「いや、その時はまったく分からなかった」
瑞鶴「…… ねえ提督さん」
提督「どうした?」
瑞鶴「私… いいこと考えたんだ」
提督「いいこと… ?」
瑞鶴「―― ごめんね、提督さん」チュッ
提督「んっ―― !?」ゴクン
提督「な、なにを―― ぐっ―― カハッ」
瑞鶴「……… ごめんね」ポロポロ
提督「ずい…… か… く?」
瑞鶴「ごめん―― 提督さん ごめんね… ごめん… ごめんなさい… ごめん」ポロポロ
提督「ず―― か……」キュ…
瑞鶴「…… っ!」ブワッ
瑞鶴「ごめんっ… 提督さん…… 私も―― すぐに行くから」ゴクンッ
瑞鶴「ああ―― これで一緒――」
瑞鶴「ね、提督さん」
瑞鶴「―― 大好き」
若葉「提督? 若葉だ。今日の演習だが―― 提督? て、提督っ!!!」
若葉「ず、瑞鶴―― !? これは―― 提督! 提督!!!!」
―― 検死の結果、薬物による中毒死と断定され、争った形跡も見当たらないため『心中』として扱われた。
当の鎮守府の艦娘には不慮の事故によるものだと告げられた。
二人一緒の墓に入れることを提案したのは当の鎮守府の全艦娘であり、その墓石には多くの涙が染み込んだ。
ただ、そう日も経たない内に小さな墓がまた一つ増えることは、その時点では誰も予想は出来なかっただろうけれど。
艦
いやいやどうしてこうなったしw
リアルで何かあったんかと思うレベルの唐突さだぜ…
どうしてこうなった。
瑞鶴は以上となります。
瑞鶴提督、並びに翔鶴提督の皆様、大変申し訳ありませんでした。
>>38
これも純愛のひとつだと私は思います(すっとぼけ)
砂糖砂糖で来ていたつもりなので、たまにはにがりでも、と思いまして
このSSまとめへのコメント
にがりどころかデナトヒウム塗ったな?!
苦すぎるけどね、でも嫌いじゃない