八幡「ぼっちと不良娘の」沙希「いちゃラブ学校生活?」 (34)



某所でやった、はちさきネタをゆっくり書き直していきます
二人はすでに付き合ってる設定で短編集




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(1)ふたりはカップル


@屋上


八幡「はぁー……あっちぃ……」


八幡(午後の授業面倒だな。サボるか)

八幡(……おっとダメだ、五限目国語だったわ。サボったら殺される)

八幡「鳥になりてーな」

八幡(そしたらこの暑さは……どうにもならないな。羽ばたく分疲れるし。うん、やっぱ鳥は無しで)

八幡「あー……」



ガチャッ






「やっぱり、ここにいたか」



八幡「ん?」


沙希「また寝てんの?」


八幡「沙希か……」

沙希「ほら。お弁当、持ってきたよ」

八幡「おう、さんくーす」

沙希「なんだその適当なお礼……」

八幡「いつも美味しいお弁当ありがとう。愛してる」

沙希「こ、今度は大げさ過ぎ」

沙希「……まぁ、あたしも愛してるよ。あんたのこと」

八幡「………」

沙希「き、急に黙るな」

八幡「……すまん。幸せを噛み締めてた」

沙希「……そう。ふふ」






沙希「さ、早く食べないと時間無くなるよ」

八幡「だな……よっこいせっと」

沙希「はい、こっちが八幡の分」

八幡「いつもすまないねぇ…」

沙希「それは言わない約束でしょ?」



八幡・沙希「「いただきます」」



八幡「うん。今日もめちゃくちゃ美味い」

沙希「良かった。昨日の残り物多めだから、ちょっと心配だったんだ」

八幡「残り物だって、沙希の手料理に違いはないだろ。なら美味くないわけがない」

沙希「あ、ありがとう」

八幡「そりゃこっちの台詞だよ」

沙希「………」

八幡「………」


ギュッ






八幡「……こんなに密着すると暑いな」

沙希「そうだね。そろそろ夏だし」

八幡「腕組んでるから食いにくいし」

沙希「食べさせてあげようか?」

八幡「頼む」アーン

沙希「はい」



八幡「やっぱ沙希の弁当は最高だわ」

沙希「そんなにおだてても何も出ないよ……はい、あーん」

八幡「ん」アーン






(2)職場訪問はどうするの?


沙希「そう言えば、職場見学の紙はもう提出した?」

八幡「いや、まだ持ってるぞ。ほれ」ピラッ

沙希「ふーん……」

沙希「…………」


沙希「……何これ」

八幡「だから、職場見学の希望調査票」

沙希「そんなこと分・かっ・て・る!」ギリリ

八幡「痛い痛い痛いごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」






沙希「そうじゃなくて――」



1.希望する職業:専業主夫

2.希望する職場:川崎宅



沙希「この内容のこと。あんたふざけてんの?」

八幡「俺は本気だ。大真面目だ」

沙希「真面目に書いてこれなの……」

八幡「将来は沙希と結婚するからな。ならこれ以上の場所は無いだろ」

沙希「け、結婚って……」カァァ






八幡「もうお袋さんには話通してあるから安心してくれ」

沙希「いつの間に……」

八幡「後は提出して許可貰うだけだな」

沙希「絶対貰えないと思うけど……ま、良いか」

沙希「あ、そろそろ予鈴鳴るよ。教室戻らないと」

八幡「えー……やる気が出ない。貝になりたい気分」

沙希「…………」

八幡「沙希の弁当で腹いっぱいだし。正直このまま寝てしまいたい」

沙希「…………」






八幡「なーんて。国語サボってわざわざ平塚先生の流星拳喰らうほどマゾヒストじゃないんで――」



チュッ



沙希「んっ……」

八幡「!?」

沙希「っはぁ……どう?やる気出た?」

八幡「バッチリです!」

沙希「ふふ」




八幡「出来ればもう一回お願いします」

沙希「……もう一回だけ、ね」




いつもの人か!?


>>11
誰の事か分からないけど、別人だと思います




(3)重役出勤



平塚「……覚悟は出来ているな?」

八幡「ちょっ、暴力反対!殴るのは――」

ガスッ

八幡「ぐふぅ……」バタリ


平塚「はぁ……おや?」

平塚「川崎沙希、君も重役出勤かね?」



沙希「………」ペコリ






平塚「まったく……君たちはい」


沙希「大丈夫?」

八幡「あんまり大丈夫じゃない……いてて」

沙希「男でしょ、我慢しな」

八幡「そこは優しく介抱してくれる流れだろ」

沙希「なに甘えたこと言ってんの」

八幡「俺が甘えるのは沙希だけだ!」

沙希「こ、声が大きい!」バシッ

八幡「おぶっ」



平塚「お、おい。二人とも私の話を……」






八幡「ひどい……」シクシク

沙希「はぁ……今朝ちゃんと起こしたのに」

八幡「それに関しては感謝してる」

沙希「だったら、いつまでも寝っ転がってんじゃないの」

八幡「お前の一撃が致命傷になった。もう立ち直れない」

沙希「…………」

八幡「…………」


沙希「……ほんと、あんたってバカだよね」チュッ

八幡「そう言いながらも付き合ってくれるとこ、嫌いじゃないぜ」

沙希「『嫌いじゃない』?」

八幡「すいません。好きです」

沙希「ん、あたしも」チュッ



平塚「」

平塚「……はは……もう嫌だこんな生活」







八幡「ってか、今日は黒のレースなのな」

沙希「そうだけど。八幡好きでしょ」

八幡「もち」







(4)カフェでの遭遇



結衣「えへへ、楽しみだね。勉強会!」

雪乃「……あの、由比ヶ浜さん。勉強会よ?きちんと主旨を理解しているのかしら」

結衣「わ、わかってるよっ。良いじゃん、ゆきのんと勉強会するの初めてだし!」

戸塚「あはは」


戸塚「でも残念だね、八幡誘えなくて…」

結衣「うん……なんか先生に呼ばれてどっか行っちゃったし」

雪乃「あら、彼の腐った目が周囲の皆様にご迷惑をおかけすることになるから、むしろいなくて正解じゃないかしら」

結衣「ゆ、ゆきのんってば」



このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月04日 (金) 13:37:52   ID: znIFK1Ga

最高です、続きまってます。
サキサキサイコー(≧∇≦)b

2 :  SS好きの774さん   2016年03月08日 (火) 12:19:28   ID: fxLLUhxk

かわいすぎわろた期待

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